就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
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こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
企業の売り上げを担い、「企業の花形」と呼ばれる営業職。
成果が明確に分かるため、成長ややりがいを実感できる魅力ある業種です。
就活では他の業種よりも求人数が多いのが特徴で、内定をもらいやすいという理由で営業職を狙う学生もいるはず。
ただ、いざ求人を探すと選択肢が多すぎて、どの業界に絞ればいいか迷ってしまいますよね。
中には厳しいノルマを課せられたり、勤務体制が不規則だったりする業界も少なくありません。
そこで今回は、営業職におすすめのホワイト業界を7選共有します!
ホワイトな理由や企業例、営業職が働きやすいホワイト業界に入社するメリットなどもわかるので、ぜひチェックしてくださいね。
目次
営業職におすすめのホワイト業界【7選】
一口に営業職と言っても、営業の種類や扱う製品・サービスは業界によって大きく異なります。
営業体制によって心身的ストレスや待遇面にも影響が及ぶため、「営業職はどれも同じ」と一括りで考えてはいけません。
やりがいを求めて志望したのに、いざ入社したら数字に追われてばかりで仕事が苦痛になる人も少なくないんです!
そうならないためにも、営業職が働きやすいホワイトな業界を7選を紹介しますね。
【営業職におすすめのホワイト業界】
- 化学業界
- 食品業界
- インフラ業界(電気・ガス・鉄道)
- 医薬品業界
- 種苗業界
- 自動車業界
- 鉱業業界
業界① 化学業界
化学業界とは、化学技術を駆使して製品を開発する業界です。
基礎原料を生み出して他産業に供給する「上流・中流(基礎化学品)」と、消費者が使用する身の回り品を作る「下流(最終製品)」の2種類に分けられます。
新規参入が難しいため、業界全体が安定しているのが特徴ですね。
景気の影響を受けにくく、市場規模も約29.8兆円と大きめ(2020〜2021年)*。
中でも、リチウムイオン電池や液晶パネルなどに用いられる電子材料の分野では、海外メーカーを突き放して、日本メーカーが圧倒的シェアを占めているんです。
*参考: 業界動向サーチ|『化学業界』
化学業界の営業職がホワイトな理由
化学業界の営業職がホワイトな理由は下記の3つ。
- 業界自体が安定しているから
- 化学業界はルート営業だから
- 取引先が法人だから
化学業界は競合が少ないうえに将来性のある業界なので、職種問わず待遇面や労働環境が充実しています。
なお、営業形態は固定された取引先へ製品を販売するルート営業で、新規開拓の必要がなくノルマもありません。
営業の取引先がメーカーや商社という点もホワイトな理由です。
商社やメーカーはカレンダー通りの勤務体制なので、プライベートも充実させられますね。
化学業界の企業例
上流・中流(総合化学/誘導品)と下流(電子材料)を総合して、化学業界の企業の一例を紹介します。
企業名 | 分野 | 売上高(億円) |
三菱ケミカルグループ | 総合化学メーカー | 32,575 |
住友化学 | 総合化学メーカー | 22,869 |
信越化学工業 | 電子材料メーカー | 14,969 |
三井化学 | 総合化学メーカー | 12,117 |
旭化成 | 総合化学メーカー | 9,912 |
上記以外にも、営業職におすすめの化学業界のホワイト企業はたくさんあります。
もっと知りたい方は、「【化学業界のホワイト企業30選】企業の探し方や受かるポイントも解説!」でチェックしてみてくださいね!
業界② 食品業界
食品業界は多大な設備投資が必要なので参入障壁が高く、ライバルが少ない業界です。
さらに、「食」は必要不可欠なので常に需要があるうえ、不況の影響を受けることがなく安定しています。
中でも、高齢化や生活スタイルの変化による健康ブームで需要が伸びている健康食品ジャンルは、2030年までに4%以上の成長率で成長すると注目されているんです*。
また、海外市場の参入に積極的なのも特徴の1つ。
アジア圏や豪州などの人口が増加している国への進出が加速しているので、グローバルに活躍したい学生におすすめの業界ですよ。
*参考: PR TIMES|『栄養補助食品市場は2030年まで年平均成長率4%で成長する見込み』
食品業界の営業職がホワイトな理由
食品業界の営業職がホワイトな理由は下記の3つです。
- 飛び込み営業がないから
- 在庫調整をする必要がないから
- きついノルマがないから
食品卸問屋や量販店のバイヤー、飲食店の担当者などへのBtoB営業が基本なので、飛び込み営業がありません。
また、流通経路が「メーカー→卸問屋→量販店」というように、中間の卸問屋が在庫調整や納品を請け負ってくれるのも働きやすい特徴と言えますね。
さらに、食品メーカーの営業は長期戦。
取引先と信頼関係を築くことが優先なので、入社後に「短期間で〇〇万売ってこい!」といった根性論で営業目標を課せられる心配がないんです。
ただ、入れ替わりが激しい飲食店相手の営業だと新規営業の割合が多かったり、営業が物流や兼任する場合もあったりするので注意が必要です。
食品業界の企業例
食品業界の中でも安定しているホワイトな企業の一例を紹介します。
食品業界のホワイト企業をもっと知り合い方は、「【食品業界のホワイト企業30選】企業の探し方や給料ランキングを共有!」を参考にしてみてくださいね!
業界③ インフラ業界(電気・ガス・鉄道)
鉄道、交通、通信網、各種エネルギーなど、社会基盤を構築するインフラ業界は私たちの生活に欠かせないため需要がなくなりません。
また、エネルギー事業は国から認可を得る必要があるのと、大規模な投資も必要という点から参入が難しく競合が少ないのが特徴です。
そのうえ需要に供給が追いつかず、インフラ老朽化対策によるメンテナンスの需要も増える見込みですね。
世界のインフラメンテナンスに目を向けると、需要は日本の約40倍も広がっているため、今後は海外を視野に入れてビジネスの拡大を見込む企業も増えそうです。
*参考:リコー経済社会研究所|『急拡大するインフラメンテナンス市場』
インフラ業界の営業職がホワイトな理由
インフラ業界の営業職がホワイトな理由は下記の3つです。
- 固定給が安定しているから
- 営業は外注や子会社に任せることが多いから
- 残業や休日出勤がないから
インフラ業界はスケールが大きくて、提案から設計まで長い時間を要するので、他業界の営業職とは違って固定給重視の給与体系が多く見受けられます。
営業形態はBtoBですが、本社の営業は訪問販売などを外部や子会社に発注するケースが多く、雑用を行う手間が省けるのが特徴です。
それに、競合他社が少ないので商品が差別化できるから、提案がしやすいと言われているんです。
勤務時間帯は事業者に合わせたカレンダー通りの出勤が一般的で、残業や休日出勤がほとんどないのも嬉しいですね。
インフラ業界の企業例
電気・ガス・鉄道のインフラ業界の中で売上が高い企業の一例を紹介します。
*参考: 業界動向サーチ|『ジャンル別 業界一覧』
食品やインフラなど生活に密着している業界は、需要がなくならないから安定していて、社員への還元も大きいですね。
業界④ 医薬品業界
医薬品業界は新薬の開発を行う新薬メーカーと、特許切れの新薬と同じ効果の薬を作るジェネリック医薬品メーカーの2分野に分けられます。
どちらの分野も世界全体がマーケットで、数千億のお金が動くだけでなく利益率も高いため給与が高いのが特徴です。
また、薬の研究に莫大な費用と時間がかかるので、競合が少なく安定性がある業界です。
国がジェネリック医薬品の使用を促進している影響で、ジェネリックに参入する企業が増えていますが、新規企業の品質不正が相次ぐことからも参入障壁の高さがわかりますね。
医薬品業界の営業職がホワイトな理由
医薬品業界の営業職は「Medical Representative(=医薬情報担当者)」を略して「MR」と呼ばれています。
自社製品の営業だけでなく、医師に薬の有効性を伝えて正しい使用環境を整える役割も担っているんですよ。
MRがホワイトな理由は下記の3つ。
- 業界が安定しているから
- 平均年収が高いから
- フレキシブルに動けるから
医薬品は時代に関係なくニーズがあるので、仕事がなくなる心配がありません。
そして何より、年収が高いのがホワイトと言われる大きな理由でしょう。
MRは高度な専門知識が必要なので、優秀な人材を確保するために年収が高いんです。
営業職の平均年収は435万円のところMRは最も高い713万*で、医薬品メーカーの大手では平均年収1,000万円以上も夢ではありません。
また、営業先が医療機関なので土日勤務や医師のスケジュールに合わせた勤務体制となりますが、フレキシブルに動ける点に魅力を感じる人もいるようですね。
*参考:doda|『平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】』
医薬品業界の企業例
新薬メーカーとジェネリック医薬品メーカーを合わせて、製薬業界の企業の一例を紹介します。
企業名 | 分野 | 売上高(億円) |
武田薬品工業 | 新薬メーカー | 31,978 |
アステラス製薬 | 新薬メーカー | 12,495 |
富士フイルムHD | ジェネリック医薬品メーカー | 23,154 |
日医工 | ジェネリック医薬品メーカー | 1,882 |
沢井製薬 | ジェネリック医薬品メーカー | 1,872 |
*参考: 業界動向サーチ|『 医薬品卸業界 売上高ランキング』
その他細かく分けると、注射剤と市販薬(OTC医薬品)の分野もあります。
注射剤分野ではアストラゼネカやノボノルディスクファーマ、市販薬分野ではジョンソン・エンド・ジョンソンやシオノギヘルスケアなども有名です。
医薬品業界のホワイト企業をもっと知り合い方は、 「【製薬業界のホワイト企業30選】企業の探し方や受かるポイントも解説!」を参考にしてみてくださいね!
業界⑤ 種苗業界
種苗業界は、交配技術やバイオテクノロジーを駆使して植物の種子や苗を生産・販売する業界です。
日本の種苗メーカーは約50社しかない超ニッチ産業で、競合が少なく安定的なのが特徴。
さらに、気候変動や自然災害などの影響で今後世界的に食糧不足が問題になると予想されているため、社会的な役割が大きくなる将来性がある業界として注目されているんです。
国内だけでなく海外にも拠点を持って100以上の国で販売するなど、国内よりも海外を主軸にする企業もありますね。
また、海外には農業組合を親会社にして、固い経営基盤を作っている企業もあるんです。
種苗業界の営業職がホワイトな理由
種苗業界がホワイトな理由は下記の3つです。
- 取引先が店舗の法人営業だから
- 業界全体に伸びしろがあるから
- 大手企業は年収が高いから
種苗業界の営業は、種苗専門店や園芸店、ホームセンターが商談相手のBtoB営業なのでノルマがきつくありません。
また、競合が少ないうえ伸びしろがあるので、安定しているのもホワイトな理由として挙げられますね。
華やかな業界の陰に隠れがちですが、平均年収は400〜500万円とやや高め。
海外営業総合職がある「サカタのタネ」の平均年収は、約650万円にもなるので見逃せませんね。
*参考:業界動向サーチ|『サカタのタネ』
種苗業界の企業例
種苗業界の企業の一例を売上順に紹介します。
※ベルグアースは野菜苗生産販売事業、ホーブは種苗事業の売上高
種苗業界は食と深い関係があるから安定性が高いんですね。伸びしろがある業界なのでチェックしておきます!
業界⑥ 自動車業界
自動車業界とは自動車の製造・販売を行う業界ですが、自動車本体だけでなく自動車部品を扱う業種もあって多岐にわたるのが特徴です。
自動車部品業種はエンジン、内装系部品、外装系部品などに細分化されて、さらにメーカー傘下の系列系企業と独立系企業に分かれます。
大きなシェアを占めるのがトヨタ系部品メーカーで、有名企業の平均年収は800万円台で高収入を得られますよ。
自動車の国内保有率が高いため、国内市場は飽和状態になりつつあります。
そのため、人口が増加している東南アジアなどの新興国を中心に、海外に生産・販売拠点を持つのがトレンドになると予想されているんですよ。
自動車業界の営業職がホワイトな理由
自動車業界の営業職がホワイトな理由は下記3つです。
- 競合他社が少ないから
- 商談相手が官公庁や法人だから
- ノルマも基本的にはないから
自動車の評価に直結するエンジンの製造に時間と手間がかかるため、自動車業界は参入障壁が高くて安定しているんですね。
自動車業界の営業には、メーカー営業とカーディーラーの2種類があります。
メーカー営業は、官公庁や大口顧客などの一般消費者以外に向けた営業を行う営業です。
他にも、各ディーラーが販売しやすいように、営業の教育指導を行うのが仕事なので営業目的などはありません。
一方、道路沿いに建つガラス張りの店舗にいるのがカーディーラーの営業で、自動車の購入を検討している一般顧客向けに営業を行います。
カーディーラーの営業は例外ですが、その他自動車部品の営業も法人相手なので、自動車業界の営業職はノルマがなくて働きやすい環境と言えますね。
自動車業界の企業例
自動車メーカーと系列部品メーカーの有名企業の一例を紹介します。
企業名 | 分野 | 売上高(億円) |
トヨタ自動車 | 自動車メーカー | 313,795 |
ホンダ | 自動車メーカー | 91,474 |
日産自動車 | 自動車メーカー | 84,245 |
デンソー | 系列部品メーカー | 55,155 |
アイシン | 系列部品メーカー | 39,174 |
*参考: 業界動向サーチ|『 自動車業界 売上高ランキング』
業界⑦ 鉱業業界
鉱業業界は自動車や産業機械、建築などに必要な地下資源を採掘・開発を行って、社会インフラの基盤を作る業界です。
大きくは、鉄・銅・亜鉛などの非金属「ベースメタル」と、希少価値の高い金・銀・チタンなどの「レアメタル」の2種類に分けられます。
鉱業業界も生産設備のスケールが大きくて高額なので、参入障壁が高く安定しているのが特徴ですね。
世界情勢の左右される業界なのでコロナの影響で不透明とも言われていますが、今後は燃料電池自動車の普及で自動車関連の需要が伸びると予想されています。
鉱業業界の営業職がホワイトな理由
鉱業業界の営業がホワイトな理由は下記の3つです。
- 参入障壁が高くて安定している
- BtoB営業だから
- スキルアップに役立つ福利厚生があるから
鉱業業界の営業は、自動車や建築などさまざまな業界の企業に商材を提案するBtoB営業です。
開発には多額の費用がかかり、契約期間も10年以上と長いので、信頼関係を築きながら長期的に営業しなければいけません。
逆を言えば、月ごとにきついノルマを強いられたり、不規則な勤務体制になったりする心配がないということ。
他にも、海外を拠点とした事業展開が盛んな業界なので、英語研修や資格費用補助などのスキルアップをサポートする福利厚生が充実しているのがホワイトな理由です。
鉱業業界の企業例
鉱業業界の中でも有名な企業の一例を紹介します。
企業名 | 分野 | 売上高(億円) |
ENEOS HD | 石油、銅 | 76,580 |
INPEX | 石油 | 12,443 |
住友金属鉱山 | ニッケル | 9,261 |
石油資源開発 | 石油 | 2,491 |
K&Oエナジーグループ | ガス | 660 |
*参考: 業界動向サーチ|『ジャンル別 業界一覧』
トレンドに左右されない業界が多いですね。海外進出で事業の幅を広げているから経営が安定しているという印象もあります。
そうですね。営業職がホワイトな業界は、常にニーズがあって基盤が安定していますね。
ホワイト企業に就職する方法
ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。
内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。
要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。
就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。
(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)
では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?
おすすめの手段を3つ共有しますね。
①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す
ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。
ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。
このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。
ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!
求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。
②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう
次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。
就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。
また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。
この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。
実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。
【担当者に伝えた内容】
- 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」
就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。
利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。
「ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。
③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする
最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。
逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。
逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。
スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。
利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。
以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。
またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。
そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。
ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。
企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。
営業職が働きやすいホワイト業界の特徴
営業職が働きやすいホワイトな業界を見て勘づいた人もいるかもしれませんが、どの業界にも共通した特徴があるんです。
企業規模や知名度で選ぶのも悪くないですが、ホワイト業界の特徴を知ると営業職が働きやすい企業が見つかりやすくなりますよ!
では、営業職が働きやすい業界に共通する3つの特徴を紹介しますね。
【営業職が働きやすいホワイト業界の特徴】
- BtoBの営業である
- ルート営業である
- 参入障壁が高いので事業が安定している
特徴① BtoBの営業である
BtoB営業とは、法人に自社製品を販売・提案する営業方法です。
扱う商材のスケールや単価が大きいため、商材を売るだけでなく信頼関係の構築などの長期的な営業活動が求められます。
つまり、営業の難易度が高くて売上利益が大きい分高給で、月ごとのノルマに追われる心配がありません。
一方のBtoC営業は単発的で薄利多売なため、ノルマを課せられたり給与が低かったりする傾向が強いんですよ。
ちなみに、toBとtoCの両方を経験した知り合いは、「BtoCは多くの人にその分トラブルも多い。それに、商材単価が低くなると難しい客層が増える」と言っていました。
もちろん法人相手でもいろんな人がいるので一概には言えませんが、BtoB営業のほうが客との無駄なトラブルがなく精神的な負担が軽いと考えられますね。
特徴② ルート営業である
ルート営業とは、すでに取引がある顧客相手に商談を行う営業です。
新商品の紹介や使用中の商品に対するヒアリングなどを行って、次回の契約につなげます。
そのため、新規営業の必要がないのはもちろん、たとえノルマがあっても自社商品を知っているから商談がスムーズに進むんです。
一方、保険や不動産などの新規営業がメインの営業職はノルマがあるため、飛び込み営業や顧客に合わせて残業や休日出勤をしなければいけません。
信頼を築くことができれば、計画的に営業できるルート営業の方が働きやすいですね。
特徴③ 参入障壁が高いので事業が安定している
営業職が働きやすいホワイト業界の多くは、参入障壁が高く事業が安定しています。
参入障壁が高くなる事例には下記があります。
- 法的規制で独占が禁止されている業界:インフラ業界、携帯キャリア など
- 国の公共事業:鉄鋼業界、建設業界 など
- 難易度の高い国家資格が必須な業界:医療業界
参入障壁が高い業界は競合他社が少ないので、営業職の場合は商品の差別化が図りやすいというメリットがありますよ。
さらに、基盤が安定しているから利益が高く高収入な企業が多く、倒産の心配もなく長く働けます。
ホワイト企業について詳しく知りたい方は、「【ホワイト企業の見分け方】求人票や面接におけるチェックポイントを共有!」をチェックしてみてくださいね!
営業職はノルマに追われて残業が多いイメージがあったけど、ルーティン化されている営業なら精神的負担が軽いですね。
新規営業は基本的に断られると聞くから、モチベーションが保てなくなって離職する人が多そうなイメージです。
ホワイト業界の営業職に入社する方法
大手求人サイトには膨大な営業職の求人が載っていますが、中には労働条件が良いとは言えない企業も混ざっていますよね。
それに企業目線で良いことばかり書いているから、すべて鵜呑みにすると入社後に後悔する恐れもあるんです。
そこで、ホワイト業界の営業職に入社する方法を3つ紹介します!
【ホワイト業界の営業職に入社する方法】
- ホワイト企業ナビで求人を探す
- 就活エージェントに条件を満たす求人を紹介してもらう
- 逆求人サイトでホワイト業界の企業からオファーをもらう
方法① ホワイト企業ナビで求人を探す
『ホワイト企業ナビ』は優良企業しか掲載していません。
しかも、優良企業に当てはまる3つの条件をクリアしている企業だけを厳選してるんです。
- 月の残業時間が25時間未満
- 3年離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
営業職は求人数が多いからこそ、厳選した企業情報だけを扱っている『ホワイト企業ナビ』を使うべきですね!
ホワイト企業・業界情報の他、就活の基礎知識や選考のコツなども発信してるのでチェックしてみてください。
方法② 就活エージェントに条件を満たす求人を紹介してもらう
僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。
その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!
僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」です!
僕が今就活生なら、まずはミーツカンパニー就活サポートの初回面談を受けて、他に2つほど可能であれば就活エージェントを利用して担当者を厳選するようにします。
就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!
(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)
ミーツカンパニー就活サポート
「ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。
保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)
またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!
その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!
ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!
(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)
方法③ 逆求人サイトでホワイト業界の企業からオファーをもらう
マイナビやリクナビ以上に登録が必須のサイトになってきた逆求人サイト。
プロフィールを登録しておくだけで、自分と適性の高い企業からのスカウトが届くので、圧倒的に就活を効率化することができます。
ですが、どれでも登録すれば良いという話ではなく、利用企業数が多く、かつ利用しやすい逆求人サイトを厳選して利用すべきなんですよね。
そこでこれまで全ての逆求人サイトを見てきた僕が考えるに、現状以下の2サイトを併用するのがベストだと考えています。
キミスカ
「キミスカ」も利用企業数が多く、非常に使いやすい逆求人サイトです。
現状、逆求人サイトの中で僕が最もおすすめするサイトですね!
隠れ優良企業や業界シェアの高い中小企業も利用しており、「キミスカ経由で知れてよかった企業」との出会いが生まれる場所です。
オファーボックス
「オファーボックス」は、就活専門の逆求人サイトとしてNo.1の利用企業数を誇ります。
東証一部上場や、知名度は低いけど働きやすい大企業からのスカウトも届くので、まず最初に登録しておくべきサイトですね。
登録後はとにかくプロフィールの質にこだわってください。
正直、逆求人サイトのプロフィール作成には1日使い切っても全然問題ない。むしろそうすべきだと僕は思っています。
キミスカとオファーボックスの2サイトは同時に登録し、プロフィールはどちらか一方のものをコピペするのが効率的です!
ちなみに逆求人サイトは1つでも多くのサイトに登録しておいて、1つでも多くスカウトを獲得するのが効率的だと僕は考えています。理想としては3サイト以上登録しておきたい。
そこでこの2つ以外のおすすめサイトをまとめたので、参考にしてくださいね。
» 【最新】新卒向け逆求人サイトおすすめ15選|スカウトサイトの選び方を解説!
営業職は求人数が多いからこそ、第三者やプロの目線が必要ですね。
直接オファーを受けたりエージェントから紹介してもらえば、相性が良いホワイト企業が効率よく見つかりそう。
営業職が働きやすいホワイト業界に入社するメリット
営業職は数字に追われて精神的にツラそうというイメージを持つ学生は多いはず。
でも、すべての営業職がそうではなく、むしろホワイト業界の営業職ならメリットの方が大きいことだってあります。
営業職が働きやすいホワイト業界に入社するメリットを3つ紹介しますね。
【営業職が働きやすいホワイト業界に入社するメリット】
- 過度なストレスがかからない
- 待遇面などが安定している
- 段階的に営業として成長できる
メリット① 過度なストレスがかからない
ホワイト業界の営業職はBtoBのルート営業なので、過度なストレスがかかりません。
営業職が感じるストレスの原因には下記があります。
- 営業ノルマがクリアできない
- 休みが取れない
- お客様とのトラブルが多い
これって全部BtoC営業だから起こることなんです。
とくに、過度なストレスの一番の原因と言っても過言ではない、お客様とのトラブルがないのが大きなメリット。
個人相手の営業と違って、見当違いの要求をされたり理不尽に怒鳴られたりすることがないため、余計なストレスや不満を抱えることなく営業に集中できます。
メリット② 待遇面などが安定している
ホワイト企業は事業が安定しているので、待遇面が充実しているのがメリットです。
下記にホワイト業界の待遇面の一例を挙げてみましょう。
- 営業職の平均収入が600万円以上
- 取引先に合わせたカレンダー通りの勤務で、休日がしっかりとれる
- 時短勤務に柔軟に対応している
- スキルアップ制度・サポートがある
年収が高いだけでも魅力的ですが、休日が125日以上あったり時短勤務にも柔軟だったりするので、女性も働きやすい環境です。
さらに、資格取得補助やセミナー開催など、多方面からサポートを行っていて、ライフスタイルやキャリアプランに合った働き方が叶いますよ。
メリット③ 段階的に営業として成長できる
ホワイト業界は資本金が豊富な企業が多く、人材育成にかけるコストを惜しみません。
ビジネスマナー研修や役職ごとのキャリア研修の他、社員の健康を守るメンタルヘルス研修などの研修制度が整備されています。
また、その人の特徴から「マネジメント向き」か「専門スキルを伸ばすべきか」など、方向性を見極めてくれるため、適性を活かしたフィールドで仕事ができるのもメリットですね。
「営業職はいくらでも代わりがいる」と考えるブラック企業とは違って、ホワイト企業は人材育成を今後の投資と考えて、キャリアプランの実現をサポートしてくれます。
営業職は離職率が高いからつらそうなイメージがあったけど、ホワイト業界ならストレスなく働けそうです。
私は営業に対して孤独なイメージがあったけど、教育制度が整っていると周囲と一緒に成長している実感が持てそうですね。
【補足】営業職がブラックになりがちな理由
営業職が他の業種と比べてブラックになりやすいのは、3つの理由があるからなんです。
理由を知ると企業選定の判断材料になるので、ぜひ押さえておきましょう。
【営業職がブラックになりがちな理由】
- 企業によっては厳しいノルマが課されるから
- 成果が見えやすいので同僚と比較されやすい
- 新規開拓などは断られることの方が多いから
理由① 企業によっては厳しいノルマが課されるから
営業職はインセンティブがやりがいの1つでもあるため、ノルマや目標があることはブラックではありません。
ただ、多くの企業は実績や営業エリアを考慮してノルマ・目標を設定しますが、本人の力量に合わないノルマを課せる企業もあるのでブラックになりがちなんです。
「ノルマがある企業=ブラック」ではないですが、企業を選ぶ際は注意が必要です。
ちなみに、下記の特徴があればブラック企業なので覚えておきましょう。
- ノルマを達成しても正当な評価(昇格・昇給)が得られない
- 評価基準が不明瞭
- 売上が達成するまで帰社できない
- 商品が売れない場合は自腹を切らせる
理由② 成果が見えやすいので同僚と比較されやすい
営業職は成果が見えるため達成感を味わえるのが魅力ですが、一方で同僚と比較されやすいというデメリットがあります。
ミスや売上が伸びないときに、すぐ上司から「〇〇(同僚)は昇格した」「〇〇の方が進捗状況が良い」などと比較されるため、営業職はブラックになりがちなんです。
「自分には〇〇にはない能力がある」「〇〇営業のコツを聞いてみよう」というビジネスマインドを持つ人なら問題ないですが、数字に追われていると難しいものです。
そのため、プライドが傷つき、仕事に対するモチベーションがなくなって離職してしまう人も少なくありません。
理由③ 新規開拓などは断られることの方が多いから
新規開拓は断られることの方が多く、精神的ストレスを抱えやすいため営業職はブラックになりがちです。
テレアポや飛び込みなど、ニーズがない人への営業は高確率で断られるのは当然のこと。
そう分かっていても、断られ続けると「コミュニケーション力がない」「自分に営業職が向いていない」など、自分が否定されている感覚に陥ってしまい、最終的には営業に行くのが苦痛になってしまうんですね。
ただ、営業には断られる可能性が少ないルート営業もあるので、営業職全体がブラックになりがちとは言えません。
ブラック企業の営業職を選ばないように、「【ブラック企業の見分け方30選】新卒向けに見るべきポイントを解説!」もチェックしてみてくださいね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
営業職が働きやすいホワイト業界は、社会の基盤を支える業界が多いですね。
ただ、扱う製品・サービスの規模が大きいので、専門知識の習得や長期的に良い信頼関係を維持しなければいけません。
「自分の力で新規開拓したい!」という熱意がある学生には物足りないかもしれませんが、安定した環境で営業したい学生にはおすすめな業界です。
得られるメリットが多いホワイト業界の営業職に、ぜひ挑戦してみてくださいね!
- 営業職でホワイトな業界は7つ!「① 化学」「② 食品業界」「③ インフラ業界(電気・ガス・鉄道)」「④ 医薬品業界」「⑤ 種苗業界」「⑥ 自動車業界」「⑦ 鉱業業界」
- 営業職が働きやすいホワイト業界の特徴は BtoBのルート営業。 また、参入障壁が高くて事業が安定している企業は待遇面が良い。
- 営業職が働きやすいホワイト業界に入社するメリットは3つ!「① 過度なストレスがかからない」「② 待遇面が安定している」「③ 段階的に成長できる」
- 営業職がブラックになりがちな理由は、厳しいノルマがあり同僚と比較されやすいため。 また、新規開拓は断られる確率が高いため意欲が損なわれる。
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