【ホワイト企業の平均勤続年数は?】何年以上からホワイト?

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求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

就活や転職をする上で、「ホワイト企業の平均勤続年数ってどのぐらいなの?」と思うことがありますよね。

僕が就活生の時も、世の中の企業の平均勤続年数がどのぐらいなのか、気になって調べていました。

特に大手は年功序列なので、勤続年数が長そうな印象がありますよね。

そこで、この記事では、日本企業の平均勤続年数を示しながら、「じゃあホワイト企業の勤続年数としてはどのぐらいあるとベストか」という考えを共有していきます。

これまでホワイト企業に関連した記事を100以上書いているので、どこよりも簡潔に、わかりやすく解説していきます!

たしかに平均勤続年数ってどのぐらいなのか気になります!詳しく教えてください!

ホワイト企業の平均勤続年数

ホワイト企業の平均勤続年数

前提として、そもそも「ホワイト企業の平均勤続年数は○年!」といったハッキリした定義はありません。

しかし、日本企業全体の平均をふまえると、ホワイト企業の平均勤続年数としては15年が目安ですね。

働きやすい環境であるほど、平均の勤続年数も長くなります。

平均勤続年数の計算方法

平均勤続年数をチェックするにあたって、計算方法も知っておくと便利ですよ。

平均勤続年数は、「従業員の勤続年数の合計÷従業員数」で計算できます!

たとえば、従業員数が50名の会社の場合。

それぞれの勤続年数が以下だったとしますね。

勤続年数従業員数
5年10人
10年20人
15年20人

すると、式は(50+200+300)÷50で11年

つまり、平均勤続年数は11年となります。

日本企業の平均勤続年数の目安

国税庁が公表している「民間給与実態統計調査」によると、日本企業の平均勤続年数は12.7年。

細かく見ていくと、男性は14.3年、女性は10.4年が平均でした。

これは女性のライフイベントの変化が影響していると考えられますね。

また、厚生労働省が公表している「男女別・産業別平均勤続年数の推移」も見てみましょう。

引用:厚生労働省「男女別・産業別平均勤続年数の推移

上記のグラフによると、製造業の男性のみ15年を上回っている年があります。

ただ性別・産業別に見ても、ほとんどの平均勤続年数が15年以下であることがわかりますよね。

よって、ホワイト企業の基準としては、平均を上回る「15年」を目安にするとよいでしょう。

設立年数もチェックする

平均勤続年数を調べるときに注意すべきなのが、企業の設立年数。

設立からまだ年数が浅い企業だと、平均勤続年数もおのずと短くなってしまうからです。

ホワイト企業の平均勤続年数の目安は15年とお伝えしましたが、設立からまだ15年経っていない企業も少なくありません。

設立してまもないベンチャー企業や中小企業のなかにも、当然ですがホワイト企業はあります。

よって、平均勤続年数だけでホワイト企業かどうかを判断しすぎないことが大事ですね。

ホワイト企業の勤続年数は15年を目安として、あわせて「設立年数」もチェックするといいんですね!

そのとおり!平均勤続年数はあくまでもホワイト企業を判断する基準のひとつ。他の項目とあわせて見ることでホワイトかどうか判断しやすくなるよ。

平均勤続年数とあわせて見るべきポイント

平均勤続年数とあわせて見るべきポイント

ホワイト企業かどうかを判断するには、平均勤続年数だけでなく他の項目もチェックしましょう。

とくに以下の2点を確認すると、企業がホワイトか判断する精度が高まります。

【平均勤続年数とあわせて見るべき項目】

  • 残業時間
  • 年間休日数

残業時間

まず見ておきたいのが、企業の「残業時間」です。

残業時間が短いことは、ホワイト企業の特徴として必須だと僕は考えています。

残業が長いとプライベートや睡眠時間を削ることになり、最終的に心身に影響が出ることもあります。

よって、企業の残業時間を見るのはめちゃくちゃ重要!

ホワイト企業かを判断するには、残業時間25時間以内が目安ですね。

理由としては、日本企業の平均残業時間がおおよそ月25時間以内だから。

以下は、大手口コミサイトOpenworkの残業時間についての調査レポートです。

累計1600万件もの口コミ件数を誇るOpenworkの調査だからこそ、信ぴょう性も高いですよ。

日本の平均残業時間
引用:Openwork 働きがい研究所「日本の残業時間 定点観測

2014年からほぼ毎年、平均残業時間がどんどん短くなっていることがわかりますね。

とくにコロナウイルスの影響があった2020年以降は、平均が25時間以下になっています。

月の残業時間が平均25時間以内だと、1ヶ月に20日出勤するとしても毎日の残業時間は1時間前後です。

よって、ホワイト企業か判断したいときには月の残業時間が平均25時間以内かを目安にするとよいですよ。

» 【ホワイト企業の残業時間は?】25時間以内は本当なのか?

年間休日数

次に「年間休日数」もチェックしておきましょう。

1年間に何日休めるかという指標ですね。

ホワイト企業の年間休日数は、120日以上が目安です。

1年のうち、土日+祝日+お盆や年末年始といった連休をふくめると、休日は120日以上になります。

つまり年間休日数が120日以下だと、土日祝がすべて休みではなかったり、お盆や年末年始の休暇が短いと考えられるわけです。

くわえて、厚生労働省の調査によると、従業員数1,000人以上の企業の平均年間休日数は116.3日。

よって、ホワイト企業ナビでは、ホワイト企業の年間休日数の目安を120日以上としています。

平均年間休日数
引用:厚生労働省「令和5年就労条件総合調査の概況

» 【ホワイト企業の年間休日は?】120日が基準は本当なのか?

平均勤続年数が長くても、残業時間が長すぎたり年間休日数が短すぎるとホワイトとは言いきれませんね。これらの項目も、企業を分析するときにはしっかり確認してみます!

平均勤続年数が長いホワイト企業を探す方法【5選】

平均勤続年数が長いホワイト企業を探す方法【5選】

ここからは、平均勤続年数が長いホワイト企業を探す方法をご紹介しますね!

平均勤続年数が長いホワイト企業をスムーズに見つけたい人は、以下の5つを試してみてください!

【ホワイト企業を探す方法】

  • ホワイト企業に特化したサイト
  • 逆求人サイト
  • 就活エージェント
  • 口コミサイト
  • 就職四季報

ホワイト企業に特化したサイト

ホワイト企業を探すなら、まずはホワイト企業に特化したサイトを利用しましょう!

いま見てくださっているホワイト企業ナビでは、以下の基準を満たした企業だけしか掲載していません。

【ホワイト企業ナビの掲載基準】

  • 平均残業時間25時間未満/月
  • 3年後離職率30%未満
  • 年間休日数120日以上

これら3つの基準を満たした企業しか載っていないので、はじめから一定の優良度が保証された求人と出会えるんですね。

よって、効率的にあなたの求めるホワイト企業を探せるわけです。

ホワイト企業ナビの求人をみて気になる企業があれば、平均勤続年数を調べてみてくださいね!

» ホワイト企業ナビの求人を見てみる

逆求人サイト

効率よくホワイト企業と出会いたい方は、逆求人サイトも活用しましょう。

逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくとあなたに興味をもった企業からスカウトが届くサイトです。

プロフィールを登録したらあとは待っておくだけでOK!

企業側からアプローチがあるため、今まで知らなかった企業と出会えることもあります。

スカウトが届いた中で気になる企業があれば、平均勤続年数を調べてみてくださいね。

利用すべき逆求人サイト

おすすめの逆求人サイトですが、就活生向けなら「キミスカ」や「OfferBox(オファーボックス) 」が大手で実績がありますね。

利用企業数が多いので、届くスカウトも多くておすすめです。

特にキミスカは、届くスカウトに種類が設けられており、「ゴールドスカウト」は企業の本気度が高いスカウトなので、このゴールドスカウトだけ対応するという使い方をするのも個人的にはおすすめです!

就活エージェント

ホワイト企業を探すには、就活エージェントも利用必須です!

就活エージェントは、面談をもとにあなたの要望や適正に合う企業を紹介してくれます。

また、求人紹介だけでなくESの添削や模擬面接なども行ってくれるのもメリット。

ホワイト企業を紹介してもらいつつ内定獲得率も高めたい人は、ぜひ就活エージェントを利用してください。

利用すべき就活エージェント

就活エージェントを利用する場合は、ポイントとしては「運営会社が大手で紹介してもらえる企業の数が多く、かつ実績のあるサービスを選ぶこと」です。

中小規模の就活エージェントを利用してしまうと、自分が求める条件に合うような企業を紹介してもらえない可能性が高いので注意してください。

僕が今就活生なら利用するのは、運営企業が超大手の「ミーツカンパニー就活サポート」ですね。

入社実績が1万人と実績が凄まじいのと、全国対応かつオンライン面談にも対応。

僕が運営している就活攻略論でも”最もおすすめの就活エージェント”として紹介しています。

口コミサイト

口コミサイトも平均勤続年数を知るのに有効です。

口コミサイトには、その会社で実際に働いている人や過去に働いていた人のリアルな評判が書かれています。

長く働いている人が多いかどうか口コミを参考にするのも良いでしょう。

また、口コミを書いた人のプロフィールとして何年在籍したかが表示される仕組みになっています。

口コミ内容とあわせて、回答者の在籍年数をチェックするのも一つの手段です。

ただ、回答者の在籍期間は「5年〜10年」など幅があるので、あくまで参考程度に見てみてくださいね。

就職四季報

就職四季報でも、企業の平均勤続年数がわかります。

いくつもの企業の平均勤続年数をまとめて調べたいときに便利です!

ほかにも、3年後離職率や平均年収、残業時間などもまとめてあるので、企業分析に欠かせない本ですね。

「総合版」では5,000社の企業情報を調べられますが大手企業が多いです。

中小企業も視野に入れている人は、「優良・中堅企業版」もぜひ見てみてくださいね。

平均勤続年数が長い企業を探す方法がこんなにあるんですね!これら5つは絶対に試してみます!

ここで紹介した5つの方法は、ホワイト企業を見つけるには必須だよ!とくに就活エージェントや逆求人サイトは、内定獲得率を高めるのにも有効だからまだ使っていないならぜひ今すぐ登録してね。

ホワイト企業の平均勤続年数が気になる人からよくある質問

平均勤続年数についてよくある質問

最後に、ホワイト企業の平均勤続年数が気になる人からよくある質問に回答していきますね。

疑問点がある人は参考にしてください。

【よくある質問】

  1. 平均勤続年数が5年は短いですか?
  2. 平均勤続年数が10年は短いですか?
  3. 平均勤続年数が長い業界ランキングは?

質問① 平均勤続年数が5年は短いですか?

平均勤続年数が5年の場合は、会社の設立年数と合わせて見るべきですね。

設立から10年以内の企業であれば、平均勤続年数が5年だとしても短いとは言いきれません。

しかし、設立から20年、30年と経っている企業で平均勤続年数が5年だと短いと言えますね。

気になる企業の平均勤続年数が5年だった場合は、設立から何年が経っているのかもチェックしましょう。

質問② 平均勤続年数が10年は短いですか?

こちらも上記と同じですが、企業の設立年数によって変わってきます。

ただ、日本企業の平均勤続年数が12.7年であることを考えると、10年はすこし短いと言えますね。

平均勤続年数が10年の企業を見つけたら、まずは設立年数を確認。

それに加え、「年間休日数」や「残業時間」など他の項目もチェックしてホワイト企業かを判断してみてください。

質問③ 平均勤続年数が長い業界ランキングは?

厚生労働省の調査結果をもとに、平均勤続年数が長い業界をランキングにまとめました。

業界平均勤続年数(年)
1電気・ガス・熱供給・水道業18.6
2複合サービス業16.3
3製造業14.8
4鉱業・採石業・砂利採取業14.2
5金融業・保険業13.9
6卸売業・小売業13.8
7建設業12.8
8運輸業・郵便業12.7
9学術研究・専門技術サービス業12.1
10情報通信業12.0
11教育・学習支援業11.4
12生活関連サービス業・娯楽業10.5
13不動産業・物品賃貸業10.4
14宿泊業・飲食サービス業10.0
15医療・福祉9.1
16サービス業
(他に分類されないもの)
9.1
引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査

上記に志望業界がある人は、一つの目安になりますね。

ただ、企業ごとに平均勤続年数も変わってきます。

業界の平均を把握したうえで各企業の平均勤続年数もしっかり調べておきましょう。

業界によっても平均の勤続年数には大きな差がありますね。

インフラやメーカーは平均勤続年数が長い傾向があるね。ただ「◯◯業界だから勤続年数が長い!」とは言いきれない。ランキング上位の業界の企業でも、1社ごとに平均勤続年数はチェックするのがおすすめだよ。

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

日本企業の平均から考えると、ホワイト企業の平均勤続年数は15年以上を目安にするといいですね。

ただ、平均勤続年数だけでホワイト企業か判断するのは早いです。

他にも「残業時間」や「年間休日数」など、さまざまな面から数値をチェックしてみるとホワイト企業を判断しやすくなりますよ。

では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。

【本記事の要点まとめ】

  • ホワイト企業の平均勤続年数は15年以上が目安
  • 日本企業の平均勤続年数は12.7年
  • ホワイト企業か判断するには平均勤続年数のほかに「残業時間」や「年間休日数」もチェックすべき
  • 平均勤続年数が長いホワイト企業を探すには「ホワイト企業ナビ」「逆求人サイト」「就活エージェント」「口コミサイト」「就職四季報」を利用するのがおすすめ

↓この記事以外のホワイト企業に特化した情報をまとめました!

【ホワイト企業に関する基礎知識

【ホワイト企業の探し方・選考対策

【ホワイト業界に関する基礎知識

【地域別のホワイト企業】

【業界別のホワイト企業ランキング

【その他】

この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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