この記事では、広告業界のホワイト企業や就職するためのポイントをバシッと共有していきます!
就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
(これまで7年間、ほぼ毎日スタバにこもって1500以上の記事を書いてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!)
… その代わりに友達が少なく、週1回の1人サウナを楽しみに寂しく生きています。笑
就活生の中には「広告業界ってカッコいいけどキツそう」「ホワイトな広告企業はあるの?」と考えている人もいるかと思います。
結論から言うと、広告業界は確かに激務になりがちな世界ですがホワイト企業がないわけではありません。
労働環境や口コミ、離職率などをしっかり調べれば、自分に合ったホワイト企業に出会えるんですよ!
そこでこの記事では、広告業界のホワイト企業やホワイト企業の探し方、就職するためのポイントについて詳しく解説します。
ブラック企業を見分ける方法についても紹介するので、ホワイトな広告企業に就職したいと思っている人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
広告業界の特徴とは?
みなさんは、広告業界についてどんなイメージを持っていますか?
「華やかでカッコいい」「激務で大変そう」など人によって感じ方はさまざまだと思います。
そこでまずは、まずは広告業界の特徴を確認しておきましょう。
業界全体の特徴を知っておくことで、自分に合った企業を見つけるヒントになりますよ!
かなり労働条件が悪い企業も多い業界
はじめに言っておきますが、広告業界は労働環境がかなり悪い企業も多い業界です。
なぜなら、無茶な要求をしてくる顧客が多く膨大な仕事量をこなさなければならないからです。
顧客との信頼関係で成り立っている世界なので、たとえば顧客に「納期を1週間早めてください」と言われればそれに従うしかないんですよね。
加えて、長時間労働や徹夜も苦でないアクティブな人が多いので「上が言ったことは絶対だ」という体育会系な雰囲気も強くあります。
それを象徴するのが、2015年に起こった電通のあの事件ですね…。
なので、広告業界はそもそも厳しい世界だということを理解しておいてくださいね。
職種によって業務内容や労働時間が大きく異なる傾向がある
広告業界はブラック傾向があると説明しましたが、細かく見ると職種によって状況は大きく異なります。
たとえば、営業職は広告業界の中でもキツイ職種だと言われています。
というのも、営業職は顧客や他職種とのやり取りが多く自分だけでコントロールできない部分も大きいからです。
顧客から無茶な要望があったとしても何とかしてこなさなければなりません。
また、クリエイティブ系の職種も同様の理由で忙しくなりがちですね。
一方、経理や人事、総務などの管理部門の職種は比較的自分たちのペースで仕事ができるので労働時間がそこまで長くなりません。
このように、ひとくちに広告業界と言っても職種によって業務内容や忙しさはかなり異なるんですよ。
インターネット広告の伸長がすごい
広告業界が扱うメディア媒体にはテレビやラジオ、新聞、雑誌などさまざまな種類がありますが、昨今ではインターネット広告が非常に伸びています。
インターネット広告というのは、ネット記事やYouTubeに表示される広告のことですね。
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、広告全体の売上高に対するインターネット広告の割合は、ここ10年間で20%以上増加しています。
なぜこのような変化が起こっているのかというと、スマホやタブレットの普及によりテレビや新聞といった従来メディアからインターネットへと広告費が流れているからなんですね。
新型コロナウイルスの影響もあって、今後はさらにインターネット広告が伸びていくと考えられます。
なので、広告業界でもインターネット広告の事業をどんどん拡大している企業が多いんですよ。
広告業界ってやっぱり大変なんですね。でも、だからこそホワイト企業を見つけたい!
広告業界のホワイト企業【30選】
では次に、口コミサイトの評判をもとに広告業界のホワイト企業を30社紹介します。
気になる企業がないかぜひチェックしてくださいね。
以上が広告業界で評判が高いホワイト企業30社です。
電通や博報堂などは超有名ですが、聞いたことがない企業も多いのではないでしょうか。
それくらい広告業界にはさまざまな企業があるということですね。
知らない企業の方が多いです!まずはこの30社について調べてみますね。
ホワイト企業に就職する方法
ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。
内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。
要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。
就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。
(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)
では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?
おすすめの手段を3つ共有しますね。
①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す
ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。
ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。
このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。
ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!
求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。
②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう
次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。
就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。
また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。
この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。
実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。
【担当者に伝えた内容】
- 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」
就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。
利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。
「ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。
③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする
最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。
逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。
逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。
スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。
利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。
以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。
またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。
そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。
ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。
企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。
広告業界で年収の高い企業ランキング(1位〜30位)
企業を探す際には年収が気になる人も多いですよね。
そこで次に、広告業界で年収の高い企業をランキング形式で紹介します。
ホワイト企業のリストと合わせてこちらも企業探しの材料にしてくださいね。
※こちらの記事では、有価証券報告書によって開示されたデータを引用してデータを更新しております。
順位 | 企業名 | 平均年収(約) |
1 | 電通グループ | 1,290万円 |
2 | 博報堂DYホールディングス | 1,090万円 |
3 | サイバーエージェント | 770万円 |
4 | 東急エージェンシー | 762万円 |
5 | CRATA HOLDINGS | 700万円 |
5 | デジタルホールディングス | 700万円 |
7 | Orchestra Holdings | 630万円 |
8 | セプテーニ・ホールディングス | 620万円 |
9 | テー・オー・ダブリュー | 600万円 |
9 | アドウェイズ | 600万円 |
11 | バリューコマース | 590万円 |
11 | サイバー・バズ | 590万円 |
13 | サイジニア | 580万円 |
13 | SMN | 580万円 |
13 | プラップジャパン | 580万円 |
13 | アイモバイル | 580万円 |
13 | フィードフォース | 580万円 |
18 | Fringe81 | 570万円 |
18 | 共同ピーアール | 570万円 |
18 | インタースペース | 570万円 |
21 | アライドアーキテクツ | 550万円 |
22 | ゲンダイエージェンシー | 530万円 |
22 | ネットマーケティング | 530万円 |
22 | 日宣 | 530万円 |
25 | GMOアドパートナーズ | 520万円 |
25 | イーエムネットジャパン | 520万円 |
27 | ソウルドアウト | 500万円 |
27 | GMO TECH | 500万円 |
27 | イオレ | 500万円 |
30 | セーラー広告 | 490万円 |
こうして見てみると、電通と博報堂が頭一つ分飛びぬけている印象ですね。
他の企業に関しても、ベンチャーで平均年齢が若いのに500万円を超えている企業が多数あります。
500〜700万円のところが多いですね。平均年収を見るときは平均年齢も合わせてチェックした方が良さそう!
広告業界におけるホワイト企業の特徴・見分け方
広告業界は労働環境が悪い企業も多いと説明しましたが、全てが超絶ブラックというわけではありません。
特に昨今では働き方改革や新型コロナウイルスの影響も受けて、環境改善に取り組んでいる企業も多いです。
なので、しっかりと見極めれば自分にとってホワイトな企業を見つけることも可能なんですよ。
そこで次に、広告業界におけるホワイト企業の特徴・見分け方を紹介します。
【広告業界におけるホワイト企業の特徴・見分け方】
- 残業時間が短い(平均は月25時間)
- 年間休日数が多い(平均は年間120日)
- 離職率が低く定着率が高い(平均は3年後30%)
- 福利厚生が十分に整っている(住宅手当があると尚良い)
- 口コミサイトにおける評判が良い(複数の共通する良い口コミがある)
特徴① 残業時間が短い(平均は月25時間)
1つ目の特徴は残業時間が短いことです。
残業時間が多くなると身も心も疲れ果ててしまうので、ホワイト企業を探すときには特に重視したいポイントですね。
ただ、先程も説明したんですが、広告業界って全体的に残業時間が多い傾向があるんですよね。
その証拠に、大手口コミサイトの「Openwork」の調査によると、広告代理店は業界別残業時間ランキングでコンサルに次ぐ2位となっています。
なので、残業時間ゼロとかほとんどナシというのはあまり現実的ではないかと。
日本のサラリーマンの平均残業時間は月25時間なので、このあたりを基準にするのがベターだと思いますよ。
特徴② 年間休日数が多い(平均は年間120日)
続いて、年間休日数の多さもホワイト企業を見分けるポイントとなります。
平均の年間休日数は120日程度なので、これくらいあればホワイト企業と言えますね。
ただし、ひとつ注意してほしいのは求人情報に書いてある年間休日数を鵜呑みにしないこと!
なぜなら、求人情報の年間休日数が多くても実際は休日出社が多いかもしれないからです。
特に広告業界は、顧客の都合により休日返上で働くことも少なくありません。
なので、年間休日数を調べるときはその企業の社員に聞いたり口コミを見たりした方が良いですね。
特徴③ 離職率が低く定着率が高い(平均は3年後30%)
3つ目の特徴は、離職率が低く定着率が高いこと。
なぜなら、離職率が低いところはそれだけ労働環境が良い企業であると判断できるからです。
年収が高くて一見ホワイトに見えても、何かしら問題がある企業は人がどんどん辞めていくんですよね。
離職率が高ければ人手不足になりさらに労働環境は悪化していきます。
なので、ホワイト企業を狙うなら離職率が低く定着率が高い企業を探してください!
ちなみに、新卒入社3年以内の離職率は平均30%なのでこのあたりを目安にしてくださいね。
特徴④ 福利厚生が十分に整っている(住宅手当があると尚良い)
福利厚生が十分に整っていることもホワイト企業の特徴です。
福利厚生とは、給料や賞与以外に企業が社員の生活のために実施するものです。
たとえば、社会保険や交通費、住宅手当、資格取得支援、健康診断など。
なぜ福利厚生が大切なのかというと、生活そのものに大きく関わってくるからです。
たとえば、年収が同じでも交通費や住宅手当があるのとないのでは自由に使えるお金が大きく変ってきます。
極端に言えば、福利厚生が充実していれば年収以上に豊かな生活ができるんですよ!
また、福利厚生の充実度は企業が社員をどれだけ大切にしているのかを表すものでもあります。
なので、福利厚生が手厚いところはホワイト企業である可能性が高いんですよ。
個人的には住宅手当があることろが良いと思います。
特徴⑤ 口コミサイトにおける評判が良い(複数の共通する良い口コミがある)
5つ目の特徴は、口コミサイトにおける評判が良いことです。
(特に「エンライトハウス」や「就活会議」などの大手がおすすめですね。)
なぜなら、口コミサイトは採用担当者が言えないような本音もたくさん書いてあるから!
たとえば、「無能な上司が多い」「社宅がボロイ」「上下関係が厳しい」など、ネガティブなこともガンガン書いてあります。
それだけ本音を言える場所なので、実際の労働環境に近い情報を知れるんですよ。
よって、口コミサイトで複数の共通する良い口コミがある企業はホワイト企業である可能性が高いんですよね。
広告業界のホワイト企業の探し方【5選】
広告業界のホワイト企業に就職するためには、企業をどう探すかが大切です。
というのも、企業探しが適当だと「せっかく就活を頑張ったのに入社してみたらブラックだった…」という事態になる可能性が高いからです。
ブラック企業も多い広告業界の場合はなおさら慎重に選ぶ必要があるんですよね。
そこで次に、広告業界でホワイト企業を探すための方法を5つ紹介します。
【広告業界のホワイト企業の探し方】
- 就活エージェントに紹介してもらう
- 大手求人サイトで条件を絞って検索する
- 口コミサイトで評価の良い企業を検索する
- ホワイト企業トップ500から見つける
- 就職四季報から見つける
探し方① 就活エージェントに紹介してもらう
個人的に最もおすすめなのは、就活エージェントに紹介してもらう方法です。
就活エージェントとは人材会社が提供する無料の就活支援サービスのことで、登録すると担当アドバイザーが就活の始めから終わりまでをまるごとサポートしてくれます。
なぜ就活エージェントがおすすめなのかというと、就活のプロがあなたの希望に合った求人を探して紹介してくれるからなんですね。
たとえば、「残業時間が少ない広告企業を紹介してください」とお願いすれば、保有求人の中からそれに合う求人を探してきてくれます。
紹介された求人に対して「残業時間は長くないですか?」「離職率はどれくらいですか?」とホワイト企業かどうかを確かめることも可能なんですよ。
要するに、就活エージェントを利用すれば自分で1から求人を探すことなく希望の企業に出会えるということ!
加えて、応募先の特色や就活生の強みに合わせた選考対策も受けられるので選考突破率の向上も期待できます。
なので、ホワイト企業に就職するなら就活エージェントを利用するのが最も効率的かつ確実なんですよ。
僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。
その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!
僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」です!
僕が今就活生なら、まずはミーツカンパニー就活サポートの初回面談を受けて、他に2つほど可能であれば就活エージェントを利用して担当者を厳選するようにします。
就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!
(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)
ミーツカンパニー就活サポート
「ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。
保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)
またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!
その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!
ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!
(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)
探し方② 大手求人サイトで条件を絞って検索する
次におすすめの探し方は、マイナビやリクナビなどの大手求人サイトで条件を絞って検索する方法です。
なぜ大手求人サイトが良いのかというと、掲載求人数が多く検索条件を非常に細かく設定できるからなんですね。
たとえば、マイナビでは業界や職種に加え「新卒入社3年後の定着率」や「月平均残業時間」、「完全週2日制」などの条件を絞って検索できます。
リクナビでは「2週間以上の連続休暇が取れる」「有休消化50%以上」といった検索項目も。
マイナーな求人サイトでは、ここまで細かく条件を絞ることはできません。
しかも、大手求人サイトは掲載求人数が多いので、条件を細かく絞っても希望に合う求人を見つけやすいんです!
なので、大手求人サイトで条件を絞って検索すると効率的にホワイト企業を探せるんですよ。
探し方③ 口コミサイトで評価の良い企業を検索する
3つ目の方法は、口コミサイトで評価の良い企業を検索することです。
なぜ口コミサイトが良いのかというと、求人情報や会社説明会だけでは分からないリアルな労働実態を知れるからです。
たとえば、「サービス残業がある」「上司に逆らえない社風」など。
こうしたネガティブな情報は、採用担当者の口からはまず聞けません。
就活で企業イメージが落ちてしまっては困るので、基本的に良いことしか言わないんですよね。
一方口コミサイトは悪いことでもガンガン書けるので、ブラック企業はすぐに分かるんですよ。
なので、口コミサイトで評判が良い企業は本当にホワイト企業である可能性が高いです。
「Openwork」や「転職会議」などの大手口コミサイトは、利用者数が多くランキング形式で評判が良い企業を見れるので特におすすめですよ。
探し方④ ホワイト企業トップ500から見つける
ホワイト企業トップ500とは、経済産業省が2016年に開始した「健康経営優良法人認定制度」に基づく企業リストです。
簡単に言うと、国が認めたホワイト企業の一覧ということですね。
ホワイト企業トップ500の良いところは、組織体制や法令遵守などさまざまな観点から選ばれた優良企業だけを一気に見られること。
なので、経営の安定性や社会的評価を軸にホワイト企業を探したい人には特におすすめですね。
気になる人はぜひ一度経済産業省のホームページを確認してください。
ただし、業種や地域問わずさまざまな企業がまとめられているので、広告業界の企業だけを見たい人には少し見づらいかもしれません。
探し方⑤ 就職四季報から見つける
5つ目の方法は、就職四季報から見つけること。
就職四季報とは、東洋経済新報社が出版する就活に必要な情報を全てまとめたものです。
事業内容や経営理念はもちろん、採用情報や離職率、平均年収など細かな企業情報まで全て載っているので、効率的に業界研究・企業研究ができるんですよね。
(1社1社ホームぺージや求人情報を見て調べるのは面倒なので!)
離職率や平均勤続年数、有給消化率などを比較すればホワイト企業を見つけることも難しくありません。
なので、客観的データをもとに企業選びをしたい人や企業ごとの比較をしたい人にぴったりなんですよ。
ホワイト企業を探す方法はこんなにあるんですね。就活エージェントに登録しつつ、自分でも大手求人サイトや就職四季報で探すのが効率的ということですね。
広告業界のホワイト企業に就職するためのポイント
広告業界のホワイト企業に就職するには、企業探しだけでなく入念な選考対策が必要です。
せっかく良い企業を見つけられても、落ちてしまっては意味がないですからね。
ということで次に、広告業界のホワイト企業に就職するためのポイントを解説します。
【広告業界のホワイト企業に就職するためのポイント】
- 広告業界の企業が求める人物像を把握する
- 自己分析を深めて志望職種で活かせる長所を明確化する
- 志望動機の質を高める(なぜ広告業界の中でもその企業じゃないといけないのかまで踏み込んで書き込む)
ポイント① 広告業界の企業が求める人物像を把握する
1つ目のポイントは、広告業界の企業が求める人物像を把握すること。
なぜなら、ポテンシャル重視の新卒就活では就活生が持つ適性や価値観をもとに合否が決められるからです。
たとえば、広告業界はいち早くトレンドを掴み時代を作り出していく業界であることから、コミュニケーション能力やフットワークの軽さ、情報収集力などが求められる傾向にあります。
こうした適性に対し、「真面目でコツコツ取り組めます」「1人で作業に没頭するのが好きです」とアピールしても企業は良い印象を持ちません。
反対に、求められる適性を意識した対策をすれば「うちに合っている」「入社したら成長しそうだ」と判断してくれるでしょう。
要するに、スキル云々ではない新卒就活ではいかにその企業が求める人物像に近づけるかが大切だということ!
なので、まずは応募先企業が求める人物像を確認するようにしてくださいね。
ポイント② 自己分析を深めて志望職種で活かせる長所を明確化する
続いてのポイントは、自己分析を深めて志望職種で活かせる長所を明確化すること。
なぜなら、企業は自社にとってメリットのある人材を採用したいと思っているからです。
たとえば、フットワークが軽く急な予定変更にも柔軟に対応できる人は、顧客の意見を大切にする広告業界でも活躍できると判断されるでしょう。
SNSなどで日頃からトレンドをチェックしている人も、情報収集力という観点から高評価を得やすいですね。
逆に、自分の長所が分かっていない人は企業からすれば採用メリットがありません。
(企業はボランティアではないので!)
要するに、入社したら自分が企業にどう貢献できるかを相手にイメージさせることが大切なんですよね。
なので、自己分析を深めて活かせる長所を明確化しておくことが非常に大切なんですよ。
ポイント③ 志望動機の質を高める(なぜ広告業界の中でもその企業じゃないといけないのかまで踏み込んで書き込む)
4つ目のポイントは、志望動機の質を高めることです。
なぜ志望動機が大切なのかというと、広告業界は就活生から非常に人気のある仕事だから!
(広告系企業は毎年就職人気ランキングで上位に入っています。)
そして、その中のホワイト企業となればさらに激戦が予想されるからです。
多くの応募が集まる業界なので、いい加減な志望動機の人は「何となく受けているだけ」「業界研究が甘い」と評価され真っ先に落とされるんですよね。
逆に、「なぜ広告業界でなぜこの企業なのか」まで踏み込んだ志望動機を話せる人はそれだけで印象がぐっと良くなります。
つまり、志望動機の質が合否を分けるといっても過言ではないんです!
なので、ぜひ「なぜ広告業界でなぜこの企業なのか」を明確化した質の高い志望動機を作成してください。
人気の高い広告業界だからこそ、自己分析や志望動機といった対策が重要なんですね。
反対に広告業界のブラック企業の特徴は何?
ここまで広告業界のホワイト企業について説明してきましたが、次はブラック企業の特徴についてです。
ブラック企業を見分けることで、ホワイト企業を探す際のヒントになりますよ。
【広告業界のブラック企業の特徴】
- 社員数に対して募集人数が異常に多い
- 3年後離職率が平均の3割よりも大幅に高い
- 残業時間が平均の25時間よりも大幅に長い
- 年間休日数が平均の120日よりも大幅に少ない
- 人事部の態度に違和感や嫌悪感がある
①社員数に対して募集人数が異常に多い
広告業界のブラック企業の1つ目の特徴は、社員数に対して募集人数が以上に多いこと。
というのも、募集人数が異常に多いのはそれだけ多くの人が辞めているからと考えられるからです。
人が辞めた分新しい人材を補充しなければなりませんからね。
辞める人が多いということは、残業が多かったり年収が低かったりと何かしら問題があると推察できます。
また、パワハラやサービス残業など数字では分からない問題が隠れているかもしれません。
なので、社員数に対して募集人数が異常に多いところ(目安は1割以上)はブラック企業だと思ってください。
②3年後離職率が平均の3割よりも大幅に高い
2つ目の特徴は、3年後離職率が平均の3割よりも大幅に高いこと。
なぜなら、先程説明したように多くの人が辞めるのは何かしら問題があると判断できるからです。
3年後離職率が高いということは、教育制度が不十分だったりパワハラが横行していたりと若手にとってキツイ環境である可能性が高いですね。
また、「あんな社員になりたくない」と思うようなクズな先輩がいるケースも少なくありません。
反対に、3年後離職率が低いところは若手を大切にしてくれるホワイト企業だと言えます。
なので、3年後離職率が平均の3割よりも大幅に高い企業も避けた方が良いですね。
③残業時間が平均の25時間よりも大幅に長い
続いて、残業時間が平均の25時間よりも大幅に長いこともブラック企業の特徴と言えます。
なぜブラック企業は残業が多いのかというと、仕事量に対して人手が足りていないか「残業してこそ一人前」という悪しき風習があるから。
広告業界に関して言えば、顧客第一の風土が強いというのも大きな原因ですね。
ですが、本来仕事は終業時間内に終わらせるものであり企業はそれができるように適切な人員配置や勤務管理をしなければなりません。
なので、残業が多すぎる企業というのは社員を大切にしていないブラック企業なんですよね。
広告業界は全体的に労働時間が長い世界なので、ホワイト企業を狙うなら特に残業時間には注意してください。
④年間休日数が平均の120日よりも大幅に少ない
年間休日数が平均の120日よりも大幅に少ないこともブラック企業の特徴です。
というのも、ブラック企業は社員を大切にするどころか使い倒してでも利益を上げようとするからです。
たとえば、社員を1人増やせばしっかり休日を確保できるところを、ブラック企業は人件費節約のために少ない社員で何とか回そうとします。
ブラック企業にとって社員は定額で使い放題のサブスクのような存在なんですよ。
なので、ホワイト企業を狙うなら年間休日が120日よりも大幅に少ないところは避けた方が良いですね。
また、年間休日数が多くても休日出社が多い企業も存在するので口コミサイトもチェックしてください。
⑤人事部の態度に違和感や嫌悪感がある
5つ目の特徴は、人事部の態度に違和感や嫌悪感があること。
なぜなら、採用の前線に出る人事部が微妙な企業は相当いけてない可能性が高いからです。
たとえば就活生に対して上から目線の態度を取る、連絡のレスポンスが悪い、会社説明会でアタフタしているなど。
逆にテンションが高すぎたり異様にフレンドリーだったりする場合も要注意ですね。
人事部は就活の窓口になるポジションなので、本来は企業の印象を悪くしないように相当気を遣うんですよ。
それなのに「何か変だな」「嫌な感じの人だな」と感じる人事がいる企業は相当やばいということです。
なので、人事部の態度に違和感や嫌悪感を持ったらその企業は辞めた方が良いかもしれません。
休みが少なく人が辞めるところはブラック企業の可能性が高いんですね。人事の態度にも注目してみようと思います。
広告業界の就職に関するよくある質問
最後に、広告業界の就職に関してよくある質問をまとめてみました。
広告業界について疑問が残っている人はぜひここで解消してくださいね。
質問① 広告業界にブラック企業が多いって本当ですか?
広告業界に興味があるのですが、ブラック企業が多いって本当ですか?
広告業界は労働時間が長くなりがちな業界です。
(その意味ではブラック業界と言えますね。)
なぜなら、広告業界は顧客との付き合いが非常に大切であり、無茶な要望に応えなければならない場面も多いからです。
自社でコントロールできない部分も多いため、残業や休日出社になりやすいんですよね。
また、そうした業界特性であることから長時間労働が苦にならないタイプの社員も多く、「身を削って働くのが当たり前」な風土が強い世界でもあります。
ただしその分年収は高い傾向にあるため、やりがいや誇りを持って働いている人も多くいます。
なので、一概にブラックとは言えませんがワークライフバランスを大切にしたい人にとってはキツイと感じるかもしれません。
質問② 広告業界は成長性の高い業界ですか?
「広告業界は将来性の高い業界ですか?これから伸びていきますか?」
広告業界の将来性については、扱う媒体によって異なります。
テレビやラジオ、雑誌、新聞といった4大メディアはここ十数年伸び悩んでおり、今後も顕著な成長は見込めません。
よって、就職して4大メディアに携わる場合は成果や実績を残しにくいと思われます。
その一方で、ネット記事やYouTubeに表示されるインターネット広告は急速に拡大しています。
特に動画広告は写真や文字と比べて短時間で大量の情報を届けられるため、スマホが普及した現代では有効な広告手段として注目されています。
なので、今後伸びていく分野で広告の仕事をしたいならインターネット広告を扱っている広告系企業を選んだ方が良いですね。
質問③ 広告業界の企業に入社するメリットは何ですか?
広告業界の企業に入社するとどんなメリットがあるのでしょうか?
広告業界の企業にすると、以下のようなメリットがあります。
- 高収入が期待できる
- コミュニケーション能力が高まる
- 市場価値が上がる
- 多くの人の目に触れる広告に携われる
- 流行をいち早くキャッチできる
広告業界は比較的年収が高く、大手広告代理店であれば年収1000万円を超えることも珍しくありません。
また、社内外のさまざまな人と関わることからコミュニケーション能力が向上しますし、職種での専門性を身に付ければ市場価値も上がるでしょう。
さらに、広告業界はトレンドを作り出す業界でもあるので流行をいち早くキャッチできます。
つまり、収入やスキル、やりがいの面ではメリットが大きい業界だと言えますね。
質問④ 広告業界の企業に入社するデメリットは何ですか?
反対に、広告業界の企業に入社するメリットは何ですか?
広告業界は上記で説明したようなメリットがありますが、やはり激務になりやすいのは注意点ですね。
働き方改革や時代の流れを受けて労働環境は少しづつ改善されていますが、まだ業界全体としては残業時間が多い傾向があります。
顧客の都合に振り回されることも多いので、「華やかでかっこいい」というイメージとギャップを感じるかもしれません。
なので、プライベートを優先したい人や自分のペースで仕事をしたい人はより慎重に企業を選んだ方が良いと思いますよ。
どうしても残業時間や休日数が気になるなら、他の業界も見て比較した方が良いかと。
質問⑤ 広告業界内でのキャリアアップの流れを教えてください
広告業界の企業に就職すると、どのようにキャリアアップしていけるのでしょうか?
広告業界の企業に就職すると、営業職やクリエイティブ系職種でそれぞれ現場の経験を積んだ後企画や組織を統括する立場にキャリアアップすることが多いです。
たとえば、コピーライターやCMプランナーとして経験を積めばCMプロデューサーやプロダクションマネージャーになれます。
営業職の場合は営業課長や部長へと、部下をマネジメントする立場に昇格していきます。
また、キャリアアップの途中で他職種を経験したり経験を活かして独立・企業したりする人も少なくありません。
広告業界に就職するなら、どんな職種があり最終的に何を目指したいのかも考えておくと良いですね。
広告業界のイメージがわいてきました!大変な仕事だけど頑張ってみようと思います。
本記事の要点まとめ
この記事では、広告業界のホワイト企業やホワイト企業の探し方、就職するためのポイントについて共有してきました。
広告業界は華やかでかっこいいイメージとは裏腹に、残業が多かったり自由に休めなかったりと大変なことも多い業界です。
なので、応募先企業を決める際は労働条件や口コミなどをよく調べて自分に合う企業かどうかを見極めてください。
就活エージェントや大手求人サイト、就職四季報などを活用しすると多くの情報を集められるのでおすすめですよ。
また、広告業界は就職難易度も高いので自己分析や選考対策などの準備も欠かさないようにしてくださいね。
この記事を参考に就活準備を進めれば、きっとうまくいくと思います。
これを読んだみなさんが、広告業界のホワイト企業に就職できますように。
▼本記事のまとめ
- 広告業界は仕事量が多く顧客第一であることから、労働環境が悪い企業も多く存在する。
- ただし、年収は高い傾向があるためアクティブな人には大変やりがいのある仕事。
- 広告業界のホワイト企業を狙うなら、就活エージェントや大手求人サイト、ホワイト企業トップ500、就職四季報などあらゆる方法で企業探しをすべき。
- ホワイト企業を見極めるためには、残業時間や年間休日数、離職率、募集人数、口コミなどを見る。
- 広告業界は人気があり倍率が高いため、志望動機や自己分析などの選考対策を入念にすべき。
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
- 北海道に勤務地のあるホワイト企業
- 新潟に勤務地のあるホワイト企業
- 岐阜に勤務地のあるホワイト企業
- 愛知に勤務地のあるホワイト企業
- 大阪に勤務地のあるホワイト企業
- 京都に勤務地のあるホワイト企業
- 福岡に勤務地のあるホワイト企業
【業界別のホワイト企業ランキング】
- ホワイト企業ランキングTOP100
- 厚生労働省委託事業者認定のホワイト企業ランキングTOP100
- 中小企業のホワイト企業ランキング
- メーカーのホワイト企業
- BtoBのホワイト企業
- IT業界のホワイト企業
- 食品業界のホワイト企業
- 化学業界のホワイト企業
- 製薬業界のホワイト企業
- 農業業界のホワイト企業
- 人材業界のホワイト企業
- 広告業界のホワイト企業
- コンサル業界のホワイト企業
- エンタメ業界のホワイト企業
- 介護業界のホワイト企業
- 音楽業界のホワイト企業
- ホテル業界のホワイト企業
- 家電量販店業界のホワイト企業
- ジュエリー業界のホワイト企業
- 金融業界のホワイト企業
- リース業界のホワイト企業
- 旅行会社業界のホワイト企業
- 製造業業界のホワイト企業
- インフラ業界のホワイト企業
【その他】