【ホワイト企業の福利厚生の特徴10選】どんな福利厚生が整ってる?

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こんにちは!「全力の企業研究」というブログを運営しているトシです!

「福利厚生の充実している企業に入りたい!」という就活生は多いですよね。

就職みらい研究所が発表した「働きたい組織の特徴」についての調査結果を見ても、大学生の約7割が給与の高さより福利厚生を重視しています。

「仕事・会社に対する満足度を最も高めるのは福利厚生」というデータもあるほど、仕事選びには重要な要素。

特に就活生が内定を目指したいホワイト企業は、福利厚生が充実している傾向があります。

ですが、どのような福利厚生があればホワイト企業と言えるのか、基準があるわけではないので見つけるのは難しいですよね。

そこで、今回は業界トップ企業の福利厚生の特徴を紹介するとともに、福利厚生が充実したホワイト企業の探し方や見分ける方法まで網羅的に解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

そもそも福利厚生って何?

まず最初に、そもそも福利厚生とは何かを解説しておきますね。

福利厚生とは、社員やその家族を対象とした給与以外の手当やサービス、サポートのこと。

「グーグルの社員食堂は全部無料。専属のシェフが作る豪華なバイキング食べられる」というのは有名な話ですが、社員食堂の充実も福利厚生の1つですね。

社員の満足度やモチベーションを高めることで、質の高い仕事や社員の定着度の向上につなげたいという想いで企業は福利厚生を提供しています。

そんな福利厚生ですが、基本的な知識として「法定福利」と「法定外福利」の2つがあることを知っておきましょう。

法定福利とは?

法定福利は法律によって備えることが義務づけられている、すべての企業に必須の福利厚生ですね。

つまり、以下の認識でOK。

  • 法定福利がある会社=普通の企業
  • 法定福利のない会社=ブラック企業

法定福利には以下がありますので、ざっと眺めておきましょう。

法定福利 内容
健康保険 病気やけがをした時に医療費の一部を国が負担する医療保険制度
介護保険 介護が必要と認定された時に介護サービス費用の一部を国が負担する制度
厚生年金保険 国民年金に加えて給付される年金制度
子ども・子育て拠出金 児童がいる家庭への給付や国や自治体が行う子育てサービスを支援する制度
労災保険 業務や通勤が原因となった病気やけがについて給付を受けられる保険制度
雇用保険 失業した時に国から給付が受けられる保険制度

法定外福利とは?

法定外福利とは、住宅手当や育児手当など企業が独自に決めている福利厚生のこと。

「福利厚生が充実している」というのは「法定外福利が充実している」ということを意味します。

充実度は企業によって差があるので、しっかりチェックするようにしましょう。

ここでは、多くの企業が導入している代表的な法定外福利を紹介します。

住宅手当の支給額や育児支援内容などは、企業によって異なりますので募集要領や会社説明会などで確認してみてくださいね。

法定外福利 内容
通勤手当 勤務先に通う交通費を会社が負担する制度
住宅手当 家賃の一部を会社が負担する制度。社宅が整備されている会社もある
退職金 会社が資金を積み立てて社員が退職する時に支払われる制度
健康支援 会社が健康診断費用を負担するなど、社員の健康をサポートする制度
慶弔支援 慶弔時に休暇が取れたり、見舞金が給付されたりする制度
出産支援 出産時に休暇が取れたり、お祝い金が給付されたりする制度
育児支援 育児休暇や社内保育所など、社員の子育てをサポートする制度
職場環境 社員食堂の設置など、職場での働きやすさを支援する制度
社員持ち株 自社や親会社の株を積立購入できる制度

なるほど!法定外福利は企業によって異なるので、この部分の充実度をチェックすれば良いんですね!

ホワイト企業の福利厚生の特徴まとめ

ここからはホワイト企業の代表格である業界トップ企業の福利厚生を紹介していきます!

それぞれの業界・企業の福利厚生にどのような特徴があるかをチェックしましょう。

先にまとめると、業界トップのホワイト企業では以下のような福利厚生が見られましたね。

【ホワイト企業に見られる福利厚生の例】

  • 自社の商品を安く買えるような福利厚生がある
  • 仕事と家庭の両立のための短時間勤務や休暇が整っている
  • 家賃補助が整っている(明治bの場合は家賃の80%)
  • カフェテリアで朝昼晩の3食が無料で食べられる
  • 人間ドックが無料で受けられる
  • 出産祝い制度が整っている
  • 5日連続でバカンスが取れる
  • フィットネス事務が月3回無料で利用できる
  • 全国にある宿泊施設で格安で宿泊できる
  • ベビーシッター補助や保育施設の費用補助がある

【メーカー編】トヨタ自動車・ソニーグループ・明治

メーカーからは、トヨタ自動車・ソニーグループ・明治の福利厚生を紹介します。

ソニーグループの「シンフォニー・プラン」など、経営理念や事業内容が反映された福利厚生があるのが特徴ですよ。

業界 企業名 特徴的な福利厚生
自動車 トヨタ自動車 クルマの購入や保険に関わるサポート制度
家電 ソニーグループ がん治療と仕事を両立するための短時間勤務や休暇
食品 明治 家賃の80%程度を会社が負担

トヨタ自動車【自動車】

日本のトップ企業であるトヨタ自動車は福利厚生の充実度もトップクラス。

全国約80か所の社員寮で生活をサポートしてくれたり、フィットネスジムで健康づくりができたりなど、あらゆる福利厚生が整っています。

特に、社員からの評判が良いのは自由に使える福利厚生ポイントですね。

旅行や車検など自分に必要な福利厚生を選んで、ポイントで支払うことでできますよ。

トヨタ自動車の特徴が表れているのは「クルマに関わるサポート制度」があること。

社員は社員割引でトヨタ車を購入することができたり、オリジナルの自動車保険に割安に入ることができます。

ソニーグループ【家電】

多様な個性や価値観を重視するソニーグループは、福利厚生も多様性にマッチした内容になっています。

ソニーグループ独自の「シンフォニー・プラン」は育児や病気、家族の転勤といったライフプランと仕事を両立できるようにサポートしてくれる制度です。

「がん治療と仕事を両立するための短時間勤務や休暇」「パートナーの海外赴任や留学に同行する場合、最大5年間休職できる制度」などさまざまな独自の福利厚生があります。

社員が家族を職場に招待し、働く環境や仕事内容を知ってもらうファミリーデーがあることもソニーグループの特徴ですね。

明治【食品】

「食と健康」のプロフェッショナルとして社会に貢献する明治は、ワーク・ライフ・バランスをサポートする制度が充実しています。

たとえば、産前休職と産前産後休暇を組み合わせることで妊娠から産後56日までの間、出産に専念できるなど非常に手厚い出産サポートがあります。

ベビーシッター利用額の50%を会社が負担する制度など、育児についてもサポートしてくれるので、産休・育休後の復職率が100%。

また、家賃の80%程度を会社が負担してくれる住宅補助制度は社員からの評価が非常に高いです。

【IT編】楽天・NTTデータ・ソフトバンク

IT編として、楽天・NTTデータ・ソフトバンクの福利厚生を紹介しますね。

楽天の3食無料制度など、独自の福利厚生を持っている企業が多いのが特徴ですよ。

業界 企業名 特徴的な福利厚生
eコマース 楽天 カフェテリアで朝昼晩の3食が無料で食べられる
ITサービス NTTデータ 人間ドッグが無料で受けられる
携帯電話 ソフトバンク 第5子出産で500万円もらえる出産祝い金制度

楽天【eコマース(EC)】

楽天の福利厚生は「社員の暮らしと心身の健康をしっかり支える仕組みを提供すること」に重点が置かれています。

特徴的なのは、本社のカフェテリアで朝昼晩の3食が無料で食べられる制度ですね。

その他、社員が割引き価格で利用できるフィットネスジムやヘアサロンが整備されているなど、楽天ならではの特色ある福利厚生がたくさんありますよ。

また、社内託児所や授乳室が整備されているなど、女性にとっても働きやすい環境がある会社と言えますね。

エヌ・ティ・ティ・データ(NTTデータ)【ITサービス】

国内最大手の情報サービス専業企業であるNTTデータは、住宅補助が手厚いことが特徴。

独身者で月4万円、配偶者がいると月7万円まで住宅手当が支給されます。

人間ドックを無料で受けられるといった安心して健康に働くための制度も充実していますね。

また、映画やフィットネスジムが割引価格で利用できるなど、生活を充実させる福利厚生がたくさんありますよ。

ソフトバンク【携帯電話】

ソフトバンクは、さまざまな少子化問題への取り組みを行なっていますが、その中でも出産祝い金制度に特徴があります。

「第1子:5万円」「第2子:10万円」「第3子:100万円」「第4子:300万円」「第5子:500万円」と第3子以降の出産を非常に手厚くサポート。

入社してから5人をもうけると合計915万円の出産祝い金を受け取ることができます。

また、スキルアップをサポートする自己成長支援金として月に1万円を支給してもらえる制度があるなど、他の企業には見られない独自性の高い制度がたくさんある会社です。

【エンタメ・メディア編】博報堂・オリエンタルランド・任天堂

エンタメ・メディアからは、博報堂・オリエンタルランド・任天堂の福利厚生を紹介します。

博報堂の「フリーバカンス」やオリエンタルランドの「ワンデーパスポート支給」など、生活を豊かにしてくれる福利厚生がありますよ。

業界 企業名 特徴的な福利厚生
広告 博報堂 5営業日連続で休暇を取れるフリーバカンス制度
レジャー オリエンタルランド ワンデーパスポートがもらえる
ゲーム 任天堂 好きな福利厚生に使えるポイントを支給

博報堂【広告】

国内トップクラスの広告代理店である博報堂。

社員同士が協力し合い、チームとしてよりよい作品を生み出そうとする雰囲気がある会社です。

博報堂は、社員の生活を豊かにする福利厚生が多いのが特徴ですね。

たとえば、独自制度の「フリーバカンス」は年に2回、5営業日連続で有給休暇を取れる休暇制度。

土日を合わせると9連休となるので、海外など旅行に行きやすいのが良いところです。

オリエンタルランド【レジャー】

東京ディズニーランドで有名なオリエンタルランドは、特色のある福利厚生が揃っています。

テーマパークのチケットや商品を割引価格で購入できる制度の他、業績次第では夏と冬にワンデーパスポートがもらえる制度もあります。

また社員寮も舞浜にあるため、ディズニー好きにはたまらない環境で生活ができるところも福利厚生の1つと言えますね。

任天堂【ゲーム】

世界的なゲーム会社の任天堂は、幅広い福利厚生を持っている企業です。

住宅補助や育児補助など支給される補助金の種類が多いので、基本給が同じ他社と比べて手取り給与が多くなる企業と言えますね。

任天堂は毎年、福利厚生に利用できるポイントが支給されるのが特徴。

書籍や旅行など、自分に必要なものを選べるのが良い点です。

【流通編】セブン&アイHD・伊藤忠商事・ニトリ

流通編として、セブン&アイHD・伊藤忠商事・ニトリの福利厚生を紹介します。

社員割引や社員寮、住宅手当など自由に使えるお金が増える福利厚生が充実しているのが特徴です。

業界 企業名 特徴的な福利厚生
スーパー セブン&アイ・ホールディングス 自社の商品を割引価格で購入できる
商社 伊藤忠商事 フィットネスジムが月3回まで無料
家具 ニトリ 全国にある福利厚生施設に割安で宿泊できる

セブン&アイHD【スーパー】

セブン&アイHDは、セブンイレブンやイトーヨーカ堂を傘下に持つ大手流通会社ですね。

特徴的なのは、自社の商品を割引価格で購入できること。

生活する上で欠かせない食費や日用品費を抑えることができるので、趣味に使うお金や貯蓄を増やせるのが良い点です。

また、子ども1人につき年間5日の育児休暇がもらえるといった育児についての福利厚生など、使いきれないくらい福利厚生が充実していますよ。

伊藤忠商事【商社】

伊藤忠商事の福利厚生は、生活を丸ごとサポートしてくれる圧倒的な充実度が特徴です。

「来るのが楽しみになる食堂」を目標に掲げたカフェテリア形式の社員食堂があるので、社内で満足いく食事をとることができます。

2018年に新設した独身寮は本社まで30分で通える好立地。

管理栄養士が作る朝夜2食を安く食べられたり、寮と駅の間にあるフィットネスジムに月3回まで無料で利用できたりと、入社後の暮らしを支えてくれますよ。

また、社員のがん予防・治療を強化しており、がん検診の義務化、高度先進医療費の全額補助など、他社にはない行き届いた福利厚生があるのがポイントです。

ニトリ【家具】

ニトリには、社員の働きやすさやワーク・ライフ・バランスの充実、心身の健康確保を目的とした色々な福利厚生があります。

長期休暇などには、「ニトリクラブ軽井沢」や「ニトリクラブ湯布院」といった全国にある福利厚生施設に割安で宿泊することができます。

転居を伴う人事異動の際には着任から3年間の間、月に1万円を給付。

赴任手当として単身なら基本給の半分、家族帯同なら基本給の1か月分を給付するなど異動時のサポートも充実していますよ。

ニトリ商品を割引価格で購入できる社員割引があるのも良い点ですね。

【金融・保険編】三菱UFJ銀行・日本生命保険・大和証券

金融・保険からは、三菱UFJ銀行・日本生命保険・大和証券の福利厚生を紹介します。

女性の活躍をサポートする福利厚生が充実している企業が多いことが特徴ですよ。

業界 企業名 特徴的な福利厚生
銀行 三菱UFJ銀行 保育園探しをサポートする保活コンシェルジュサービス
保険 日本生命保険 日本生命健保で健康な暮らしを徹底サポート
証券 大和証券 ベビーシッター補助や保育施設費用補助が充実

三菱UFJ銀行【銀行】

三菱UFJ銀行では、全国にある店舗への勤務や女性の活躍をサポートする福利厚生が充実しています。

各地にある社員寮では、安い寮費で食事付きの住まいが提供されます。

また、保育園探しをサポートする保活コンシェルジュサービスを導入していたり、保育施設の立ち寄りまで含めた通勤費を支給してくれるなど、仕事と育児を両立する制度が充実していることが特徴ですね。

旅行や資格取得など好きな福利厚生に利用できるポイントをもらえるのも良い点です。

日本生命保険【保険】

日本生命保険では、保険会社ならではの福利厚生がたくさんあります。

最も特徴的なのは、自社の日本生命健保に入ることができることですね。

一般的な高額療養費の自己負担額は8万円ですが、日本生命保険の社員なら毎月の医療費は最大3万円までしか掛かりません。

社員とその家族の人間ドックやがん検診を補助してくれるなど、健康な暮らしを支えてくれます。

また、女性が多く働く日本生命保険では女性が活躍しやすい環境づくりに力を入れています。

保育所利用補助として最大1万円が支給されるなど、さまざまな育児についての福利厚生があるのもポイントですよ。

大和証券【証券】

大和証券は企業理念の1つに「人材の重視」を掲げている通り、すべての社員が活き活きと働き続けられる環境作りに力を入れています。

結婚・配偶者の転勤・介護などで転居が必要な場合は転居先に就労場所を提供してくれたり、配偶者の海外転勤に帯同する場合は5年間休職できる制度がありますよ。

女性の活躍をサポートするためのベビーシッター補助や保育施設費用補助なども充実。

福利厚生施設も充実しており、東京ディズニーランド近くの「ヴィラ舞浜」や軽井沢の「軽井沢ヴィレッジ」などで長期休暇を過ごすことができるのも良い点です。

たしかに、業界・企業によって福利厚生にさまざまな特徴があるんですね!

福利厚生が充実しているホワイト企業の探し方

続いて、福利厚生が充実しているホワイト企業の探し方を解説していきます。

「福利厚生が充実しているホワイト企業に入りたい!」という就活生は、ぜひ参考にしてくださいね。

【福利厚生が充実しているホワイト企業の探し方】

  • 逆求人サイトでオファーをもらう
  • 就活エージェントで紹介してもらう
  • 口コミサイトで評判をチェックする

①逆求人サイトでオファーをもらう

「福利厚生が充実している企業を自分で探すのは大変…」という人は、逆求人サイトに登録してオファーをもらうようにしましょう。

逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくことで企業からオファーが届く就活サイトです。

オファーをもらった企業について、福利厚生の充実度をチェックするだけで良いので効率的ですよ。

自分に合った企業と出会えるおすすめの就活サービスなので、ぜひ活用してみてくださいね。

逆求人サイトを複数利用しよう

逆求人サイトはいくつかのサイトがありますが、サイトによって参加している企業が違います。

複数の逆求人サイトを併用すると、大手企業から中小・ベンチャー企業まで幅広くオファーをもらうことができますよ。

▼おすすめの大手逆求人サイト

オファーボックスは参加している企業の15%が上場企業なので、大手・優良企業からもオファーが届きます。

キミスカは大手のグループ企業など中堅やベンチャー企業の参加が多いので、オファーボックスとの併用に最適ですよ。

②就活エージェントで紹介してもらう

「福利厚生の充実したホワイト企業を紹介してほしい!」という人は、就活エージェントを利用するのがおすすめです。

就活エージェントは就活のプロが面談を元に自分に合った企業を紹介してくれたり、内定まで徹底サポートしてくれるサービス。

求人を出す企業が就活エージェントに紹介料を払う仕組みなので、就活生は無料で利用することができますよ。

▼おすすめの就活エージェント

③口コミサイトで評判をチェックする

逆求人サイトや就活エージェントで企業と出会った後は、口コミサイトを利用してその企業の評判をチェックするようにしましょう。

実際に働いている人・働いていた人がその企業の福利厚生について、どのような意見を持っているかを知ることができますよ。

ただし、個人の主観で書かれている口コミもあるので、1つの口コミだけを見て企業を評価しないように注意してくださいね。

口コミ全体の傾向を見ながら企業を評価することが大事です。

逆求人サイトや就活エージェントをうまく活用すると効率的に福利厚生が充実した企業を探せそうです!

福利厚生の重要性を改めて解説

業界トップ企業の福利厚生の特徴から「福利厚生って大事!」ということを知ってもらえたと思いますが、この章では改めて福利厚生の重要性をまとめておきますね。

就活生にとって福利厚生が重要な理由は次の通りです。

【福利厚生が重要な理由】

  • 自由に使えるお金が増える
  • 生活の充実度を上げてくれる
  • 仕事のモチベーションを高めてくれる

理由① 自由に使えるお金が増える

福利厚生が重要な理由の1つ目は、自由に使えるお金が増えることです。

たとえば、社員寮がある会社とない会社では住宅に掛かる費用が変わります。

社員寮なら「光熱費込み月1万円」も珍しくありませんが、自分で住まいを借りる場合は何倍もお金が掛かってしまいますよね。

また、自社商品を割引価格で購入できる会社なら食費や日用品費を安く抑えることができるので、自由に使えるお金が増えますよ。

理由② 生活の充実度を上げてくれる

福利厚生が重要な理由の2つ目は、生活の充実度を上げてくれることです。

福利厚生として、全国の宿泊施設と提携している会社なら長期休暇に安い価格で旅行をすることができます。

また、オリエンタルランドのように自社施設のチケットを無料でもらえたり割引価格で購入できるような会社もありますね。

これらは社員として働いている人だけが得ることができる特別なサービス。

福利厚生は生活の充実度を上げることにも役立ちますよ。

理由③ 仕事のモチベーションを高めてくれる

福利厚生が重要な理由の3つ目は、仕事のモチベーションを高めてくれることです。

好きなタイミングで休暇を取得できたり好きな福利厚生を選べる会社は、その会社で仕事をするモチベーションを高めてくれます。

また、社員食堂のメニューが豊富で、おいしくて、安い会社なら出社するモチベーションになりますよね。

高いモチベーションで仕事を続けていくためにも福利厚生は重要なポイントになりますよ。

福利厚生が充実しているホワイト企業を見分ける方法

最後に、福利厚生が充実しているホワイト企業を見分ける方法を解説します。

次の指標で企業を調べることで、福利厚生が充実しているかどうかを知ることができますよ。

【福利厚生が充実しているホワイト企業を見分ける方法】

  • 【必須】法定福利があること
  • 出産・育児・介護に関する制度があること
  • 住宅手当など各種手当があること
  • 健康に働ける制度があること
  • 独自の福利厚生があること

見分ける方法① 法定福利があること(必須事項)

福利厚生が充実しているホワイト企業を見分ける方法の1つ目は、法定福利があることです。

これは必須条件なので「法定福利がある=ホワイト企業」ではないですが、大事なので改めて強調しておきます。

(法定福利が整っていないブラック企業も存在するので注意!)

「法定福利って何だっけ…」という人は「そもそも福利厚生って何?」の章を復習してくださいね。

見分ける方法② 出産・育児・介護に関する制度があること

福利厚生が充実しているホワイト企業を見分ける方法の2つ目は、出産・育児・介護に関する制度があることです。

出産・育児・介護といったライフステージを迎えた時に安心して仕事を続けるためには「休暇」「短時間勤務」「勤務地変更」といった柔軟に働ける制度があるかが重要。

性別に関係なく、仕事と出産・育児・介護の両立をサポートしてくれる制度が整っている会社はホワイト度が高いと言えますよ。

男性の育児休暇取得率は企業ホームページに掲載されていることも多いので、制度があるだけではなく実際に利用している人がどれくらいいるかもチェックするようにしましょう。

見分ける方法③ 住宅手当など各種手当があること

福利厚生が充実しているホワイト企業を見分ける方法の3つ目は、住宅手当など各種手当があることです。

先ほども解説した通り、自由に使えるお金を増やすためには住宅手当などの各種手当があることが大事です。

手当がない代わりに社員寮や社員割引などが充実している企業もあるので、各企業の福利厚生をじっくり確認してみてくださいね。

見分ける方法④ 健康に働ける制度があること

福利厚生が充実しているホワイト企業を見分ける方法の4つ目は、健康に働ける制度があることです。

活き活き働き続けるためには健康が第一。

法定の健康診断以外に人間ドックやがん検診の費用を負担してくれたり、フィットネスジムが無料で利用できるなど、健康をサポートしてくれる会社を探してみるのも良いですね。

見分ける方法⑤ 独自の福利厚生があること

福利厚生が充実しているホワイト企業を見分ける方法の5つ目は、独自の福利厚生があることです。

社員を大切にしようとしているかどうかは福利厚生に表れます。

資金力がなくても、できる範囲で社員が安心して働ける環境を整えようと努力している会社はたくさんあります。

たとえば、子育てをしながら働きたい女性のためにオフィスに授乳室を設置して親子出勤できる体制を整えたり、昼寝奨励室を作ったり。

ぜひ色々な会社の福利厚生をチェックして、社員を大切にしてくれるホワイト企業を見つけてくださいね。

本記事の要点まとめ

この記事では、業界トップ企業の福利厚生の特徴を中心に、福利厚生が充実したホワイト企業の探し方や見分ける方法まで網羅的に解説してきました。

結論として改めてお伝えしたいのは、「福利厚生ってめちゃくちゃ大事!」ということ。

福利厚生が充実した企業で働くことは自由に使えるお金が増えるだけではなく、生活の充実度を上げてくれたり仕事のモチベーションを高めてくれる効果がありますね。

また、社員のことを大切に思ってくれている会社かどうかを見極めるポイントでもありますよ。

この記事を読んでくださった皆さんが福利厚生の充実したホワイト企業に出会えることを願っています!

以上、「全力の企業研究」のトシでした!

▼本記事の要点まとめ

  • 福利厚生とは、社員やその家族を対象とした給与以外の手当やサービス、サポートのことである。
  • 法定福利があるのは当たり前。法定外福利の充実度をチェックすること。
  • 福利厚生は業界・企業によって、さまざまな特徴がある。
  • 福利厚生が充実している企業に入るとお金の面だけではなく、生活と仕事の充実にもつながる。
  • 福利厚生が充実しているかどうかは複数の指標で確認できる。

↓この記事以外のホワイト企業に特化した情報をまとめました!

【ホワイト企業に関する基礎知識

【ホワイト企業の探し方・選考対策

【ホワイト業界に関する基礎知識

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【その他】

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