【介護業界のホワイト企業30選】企業の探し方や注意点も解説!

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それでは本題に入っていきますね!

就活生の中には「介護業界はブラック」「興味はあるけど大変そうだから…」と思っている人もいるかと思います。

確かに介護業界は他と比べてブラック企業が多い世界です。

ですが、介護業界にもホワイト企業は存在するんですよ!

ホワイト企業なら介護もやってみたいと思いませんか?

ということで今回は、介護業界のホワイト企業や年収の高い企業、ホワイト企業の探し方について詳しく解説します。

介護業界に興味があるけど踏み出せないでいる人はぜひ参考にしてくださいね。

介護業界の特徴とは?

はじめに、みなさんは介護業界と聞くとどんなイメージを持ちますか?

「肉体労働でキツイ」「人手不足で忙しい」「やりがいはありそう」など感じ方は人それぞれだと思います。

ですが、イメージだけで就職先を選んでしまうのは大変もったいないことです。

そこでまずは、介護業界の特徴を知ってどんな業界なのか理解を深めておきましょう。

①人と直接触れ合うので感謝される仕事

介護業界の仕事はリモートではできないので、人と直接触れ合うことが基本です。

たとえば、食事や入浴の介助をしたり家事を手伝ったり、レクリエーションやリハビリをしたり。

その際には、利用者やその家族から「ありがとう」「おかげで元気になったよ」などと声をかけてもらえることが多いんですよね。

直接感謝の言葉を言ってもらえるのは、想像以上に嬉しいこと。

なので、人と直接触れ合い感謝されることは介護業界の一番のやりがいと言えますね。

②残業時間が長くなりがち

介護業界の仕事は残業時間が長くなりがちです。

なぜ残業時間が長くなるかというと、慢性的な人手不足により適切な勤務管理ができていないからです。

たとえば、介護の仕事では直接利用者のお世話をする以外にも、介護記録を付けたり次のシフトのスタッフに申し送りをしたりといった庶務もこなさなければなりません。

ですが、人手が足りないと定時までにその時間をとれず残業でまかなうというケースが多いんですよね。

また、介護施設では感染症やケガなど予期せぬトラブルがつきものです。

ギリギリのスタッフ人数で回していると、何かあったときには残業でカバーするしかありません。

こうした事情から、介護業界ではサービス残業が常態化しているところも多いんですよ。

ちなみに、求人情報や実態調査に記載されている残業時間を見るとそこまで多くありません。しかし実際は、残業代を請求していないだけで把握できていない残業時間が多くあるんですよ。

③平均年収は比較的低い

介護業界は、他の業界と比べると平均年収が低いです。

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」を見てください。

参考:「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」介護職員の平均給与額の状況

勤続年数8.1年で平均月給は約31万5千円、つまり平均年収は約379万円ということになります。

国税庁のHPによると給与所得者全体の平均年収は467万円なので、介護職は一般的に見て年収が低いことが分かりますね。

介護業界の給料が低い理由

介護業界の給料が低い理由は、介護施設においては人件費の収入源に限りがあるからです。

もう少し詳しく説明しますね。

介護職の給料は、介護保険料と利用者の負担(1~2割)からまかなわれています。

ですが、介護保険料は利用者の状態(要介護度)やサービス内容によって決められているため、企業努力だけで上げることはできません。

また、どんなに良いサービスを提供したとしても利用者が定員以上に増えることはありません。

つまり、給料のもととなるお金に限りがあるため簡単に給料を上げることができないんですよ。

加えて、「介護の仕事=誰でもできる」というイメージから給料が低くても人材が集まると考えている事業者がいることも関係していますね。

以上のような理由から、介護業界は全体的に給料が低くなっているんですよ。

介護の仕事はやりがいのある一方で、やはり労働環境はあまり良くないところが多いんですね。

介護業界にホワイト企業はあるのか?

介護業界はブラックというイメージが強く、実際に残業や収入は他業界と比べて劣る傾向があります。

では、そんな介護業界にはホワイト企業は全くないのでしょうか?

そこで次に、介護業界にホワイト企業はあるのかという点について詳しく解説します。

ホワイト企業の定義は人によって異なる

ホワイト企業の有無について答える前に、まず理解してほしいのは「ホワイト企業の定義は人によって異なる」ということ。

なぜなら、「ホワイト企業=働きやすい企業」という非常に曖昧な意味だからです。

たとえば、残業が少なくて人間関係も良好、給料も良い職場なら多くの人はホワイト企業だと感じますよね。

しかし、以下のような場合はどうでしょうか?

  • 給料は高くないけど残業がなく毎日定時で帰れる
  • 残業はそこそこあるけど頑張りを評価してもらえてやりがいがある
  • 忙しいけど給料は高い

ホワイト企業と言う人もいればブラックだと言う人もいるでしょう。

要するに、何を持って働きやすいと感じるかは人それぞれということ。

なので、一言でホワイト企業と言っても自分にとって働きやすい環境とは限らないんですよ。

ホワイト企業か否かを考えたり調べたりする際は、ぜひその点を理解しておいてくださいね。

介護業界でもホワイト企業は存在します

さて本題なのですが、結論を言うと介護業界でもホワイト企業は存在します。

一般的に介護業界はブラックと言われることが多いんですが、経営状態や方針は施設によってさまざまなんですよね。

社員の生活を重視していたり経営が安定しているところを選べば必ずしもブラックということはありません。

なので、「介護業界は全部ブラックだ!」と決めつけずに、ホワイト企業を探してみると自分に合った仕事に出会えるかもしれませんよ!

ただし、先程説明したようにホワイト企業の定義は人によって異なります。

ホワイト企業かそうでないかははっきり白黒つけられない部分もあるので、「自分にとって働きやすそうな企業」という認識でいてくださいね。

介護=ブラックと決めつけてしまっていましたが、自分に合う企業を探してみるのも面白そうですね。

介護業界のホワイト企業を30社紹介

上記で説明したホワイト企業の特徴をもとに、口コミサイトの評判などから介護業界のホワイト企業を30社選んでみました。

介護業界でホワイト企業を見つけたいと思っている人はぜひ参考にしてくださいね。

企業名公式HP
株式会社ニチイ学館https://www.nichiigakkan.co.jp/
株式会社ベネッセホールディングスhttps://www.benesse-hd.co.jp/ja/index.html
株式会社シルバーとっぷhttp://www.silvertop.org/home/
株式会社ツクイhttps://www.tsukui.net/
セコム株式会社https://www.secom.co.jp/
SOMPOケア株式会社https://corporate.sompocare.com/
株式会社ソラストhttps://www.solasto.co.jp/
株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティhttps://www.unimat-rc.co.jp/
株式会社ケア21https://www.care21.co.jp/
株式会社学研ホールディングスhttps://ghd.gakken.co.jp/
株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズhttps://www.careritz.co.jp/
東京海上日動ベターライフサービス株式会社https://www.tnbls.co.jp/
セントケア・ホールディングス株式会社https://www.saint-care.com/
ALSOKhttps://www.alsok.co.jp/
シップヘルスケアホールディングス株式会社https://www.shiphd.co.jp/
社会福祉法人福祉楽団https://www.gakudan.org/
医療法人社団三喜会https://www.sankikai.or.jp/
株式会社デイケア憩https://www.ikoi-group.com/
社会福祉法人あだちの里https://a-sato.or.jp/
株式会社ウェルネスフロンティアhttps://wellness-frontier.co.jp/
株式会社スーパー・コートhttps://www.supercourt.jp/
社会福祉法人楽慈会https://s-rakuji.com/
株式会社アカリエhttps://akarie.co.jp/
株式会社ドットラインhttps://www.dotline-jp.com/
社会福祉法人東京手をつなぐ育成会http://www.ikuseikai-tky.or.jp/co/co_houjin/co_houjin.html
社会福祉法人江戸川豊生会http://e-houseikai.or.jp/
株式会社トータルライフケアhttps://www.ikiikitlc.co.jp/
エヌ・エフ・ジェイ株式会社http://www.nfj.bz/
社会福祉法人慶生会https://kyouseikai.org/
ユースタイルラボラトリー株式会社https://eustylelab.co.jp/

こうして見ると、介護業界のホワイト企業は社会福祉法人や医療法人よりも株式会社が多いですね。

セコムやベネッセなど、大手企業が異業種参入として介護事業を行っているケースもあるんですよ。

聞いたことのある企業もいくつかありますね!確かに大手企業がやっている介護事業なら給料も良さそう!

ホワイト企業に就職する方法

ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。

内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。

要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。

就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。

(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)

では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?

おすすめの手段を3つ共有しますね。

①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す

ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。

ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。

このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。

ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!

求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。

②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう

次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。

就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。

また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。

この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。

実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。

【担当者に伝えた内容】

  • 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」

就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。

利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。

ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。

③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする

最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。

逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。

逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。

スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。

利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。

以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。

またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。

そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。

ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?

とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。

企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。

介護業界におけるホワイト企業の特徴・見分け方

介護業界にもホワイト企業はあると説明しましたが、どうやって見分ければいいのか分からない人も多いと思います。

そこで次に、介護業界におけるホワイト企業の特徴・見分け方を解説します。

これを知っておけば自分にとって働きやすい企業を見つけるヒントを得られますよ。

【介護業界におけるホワイト企業の特徴・見分け方】

  1. 残業時間が短い(平均は月25時間)
  2. 年間休日数が多い(平均は年間120日)
  3. 離職率が低く定着率が高い(平均は3年後30%)
  4. 福利厚生が十分に整っている(住宅手当があると尚良い)
  5. 口コミサイトにおける評判が良い(複数の共通する良い口コミがある)
  6. 施設が清潔で雰囲気が良い

特徴① 残業時間が短い(平均は月25時間)

介護業界のホワイト企業の1つ目の特徴は、残業時間が短いこと(目安は月25時間以下)。

先程説明したように、介護業界は業務の特性上残業が発生しやすい仕事です。

人手不足が深刻化して毎日残業するのが当たり前になっている企業も存在します。

ですが、本来仕事は規定時間内に終わらせるのが基本であり、残業に頼らないと現場が回らない企業は完全にブラックなんですよね。

一方、残業時間が多くない企業は適切な人員配置できちんと勤務管理が行われているホワイト企業である可能性が高いです。

なので、介護業界でホワイト企業を探す際はまず残業時間に注目してください。

ただし、サービス残業が常態化しているようなところでは正確な残業時間を把握できず、実際の残業時間と記録上の残業時間が乖離していることがあります。

求人票の残業時間を鵜呑みにするのではなく、口コミサイトなどもチェックして判断してくださいね。

特徴② 年間休日数が多い(平均は年間120日)

年間休日数が多いこともホワイト企業の特徴のひとつです(目安は年間120日以上)。

介護の仕事は(特に入居型施設)、24時間365日休みがありませんので土日や年末年始など決まった日に休めるとは限りません。

そして介護業界は慢性的な人手不足に悩まされているため、希望通りに休みが取れないことも多いです。

ですが、社員のワークライフバランスを重視しているホワイト企業であれば、きちんと勤務管理が行われ希望通りに休めることがほとんどです。

なので、年間休日数が多いところを選べばホワイト企業である可能性が高いんですよ。

特徴③ 離職率が低く定着率が高い(平均は3年後30%)

ホワイト企業の3つ目の特徴は、離職率が低く定着率が高いこと(目安は3年後離職率が30%以下)。

なぜなら、離職率が高いことは残業が多かったり休みが少なかったりと労働環境が悪いことの証拠だからです。

働きやすい職場だったら簡単に仕事はやめませんからね。

また、離職率が高いところはすぐに人がやめてしまって人手不足になりさらにブラック化するという悪循環が予想されます。

なので、離職率が低く定着率が高いこともホワイト企業を見分けるポイントになるんですよ。

特徴④ 福利厚生が十分に整っている(住宅手当があると尚良い)

続いて、福利厚生が十分に整っていることもホワイト企業の特徴です。

福利厚生とは、給料や賞与などの基本的な労働条件とは別に社員やその家族の生活を支えるための報酬やサービスのこと。

大きく分けて「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類がありますが、法定福利厚生は基本的にどの企業も実施しているのであまり違いはありません。

ホワイト企業を見極めるときに注目するべきなのは法定外福利厚生です。

たとえば、交通費や住宅手当、特別休暇、資格取得支援、健康診断などですね。

このような福利厚生が整っているところは社員を大切にしているホワイト企業である可能性が高いです。

なので、給料の高さや休みの多さだけでなく福利厚生の充実度も企業選びの大切なポイントなんですよ。

個人的には、家賃補助や借り上げ社宅などの住宅手当があるところが良いと思いますよ。

特徴⑤ 口コミサイトにおける評判が良い(複数の共通する良い口コミがある)

「エンライトハウス」や「就活会議」などの口コミサイトにおいて、働く人からの評判が良いこともホワイト企業を見分けるポイントです。

(介護業界向けの口コミサイト(「スタッフボイス」など)もありますよ。)

なぜ口コミが大切なのかというと、求人票や面接では分からないリアルな実態を知れるからです。

当たり前のことなんですが、求人や面接で「うちは残業が多くてブラックです!」とはっきり言う企業って存在しないんですよね。

人を集めるために基本的に良いことしかアピールしません。

「ホワイト企業だと思ったのに実はブラックだった!話が違う!」なんてこともあり得るんですよ。

一方口コミサイトであれば忖度なしのリアルな労働環境が書かれています。

なので、口コミサイトで評判が高いかどうかもチェックしてくださいね。

特徴⑥ 施設が清潔で雰囲気が良い

これは介護業界ならではの話なんですが、施設が清潔で雰囲気が良いかどうかもホワイト企業を見分けるポイントと言えます。

なぜこれが大切なのかというと、施設が清潔でないところは人手不足がゆえに掃除が行き届いていないと考えられるから。

日常の業務で手一杯になり整理整頓ができなくなると、施設全体がどんよりした雰囲気になってしまうんですよね。

逆に、施設がきれいに掃除されていて雰囲気が明るいところは適切な人員配置が考えられているホワイト企業である可能性が高いです。

なので、説明会や施設見学などで施設を見る機会がある人はぜひ施設の清潔さや雰囲気にも着目してみてください。

ホワイト企業を見分けるためには福利厚生や口コミを見ることも大切なんですね。施設の清潔さも労働環境に関係しているなんて目から鱗です!

ー介護業界で年収の高い企業ランキング(1位〜25位)

ホワイト企業を選ぶ際に、年収を基準にする人も多いかと思います。

そこで次に、介護業界で年収の高い企業をランキング形式で紹介します。

※こちらの記事では、有価証券報告書、厚生労働省などによって開示されたデータを引用してデータを更新しております。

順位企業名平均年収(約)
SOMPOホールディングス1,100万円
ベネッセホールディングス930万円
学研ホールディングス900万円
シップヘルスケアホールディングス810万円
日本ホスピスホールディングス780万円
アンビスホールディングス660万円
ソラスト609万円
SIホールディングス590万円
セコム590万円
10ヒューマンホールディングス550万円
11セントケア・ホールディングス480万円
12ライク470万円
13N・フィールド440万円
14シダー420万円
15ウチヤマホールディングス420万円
16チャーム・ケア・コーポレーション420万円
17ツクイ410万円
18ユニマット リタイアメント・コミュニティ420万円
19ロングライフホールディングス410万円
20ケア21410万円
21ケアサービス410万円
22日本ケアサプライ400万円
23ニチイ学館390万円
24インターネットインフィニティー380万円
25光ハイツ・ヴェラス310万円

こうして見てみると、やはり大企業は平均年収も高い傾向にあることが分かりますね。

ただし、複数事業を展開している企業に関しては社員全体の平均年収を掲載しているため、介護職だけのデータではありません。

あくまでも企業を選ぶときの参考のひとつとして捉えてもらえれば!

介護業界でも平均年収が500万円以上の企業はあるんですね!給料が低いところばかりだと思っていたので意外です。

介護業界のホワイト企業の探し方6選

ホワイト企業に就職するためには、いかに情報収集をして自分に合う企業を見つけるかが鍵となります。

では、どのような方法で探せばホワイト企業に出会えるのでしょうか?

ここでは介護業界のホワイト企業の探し方を6つ紹介します。

【介護業界のホワイト企業の探し方】

  1. 就活エージェントに紹介してもらう
  2. 大手求人サイトで条件を絞って検索する
  3. 口コミサイトで評価の良い企業を検索する
  4. ホワイト企業トップ500から見つける
  5. 厚労省認定のマーク取得企業から見つける
  6. 就職四季報から見つける

探し方① 就活エージェントに紹介してもらう

1つ目の方法は、就活エージェントに紹介してもらうこと。

就活エージェントとは、企業探しから内定獲得後のケアまで就活をまるごとサポートしてくれる無料のサービスのことです。

なぜホワイト企業を探すのに就活エージェントがおすすめなのかというと、あなたの希望に合った求人だけを紹介してもらえるからなんですね。

たとえば、初回面談で「残業月25時間以下のホワイト企業を紹介してほしい」「有給消化率の高いところが良い」と伝えれば、担当者がそれに合う求人を探してきてくれます。

求人紹介時に残業時間や年収、離職率など細かなデータを聞くことも可能なんですよ。

(企業に直接聞くのは気が引けますからね。)

なので、個人的には就活エージェントを利用するのが最も効率的かつ確実な方法だと思いますよ。

僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。

その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!

僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」と「LHH就活エージェント」の2つです!

僕が今就活生なら、まずはこの2サービスの初回面談を受けて、担当者を厳選して支援を受けるようにします。

就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!

(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)

ミーツカンパニー就活サポート

ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。

保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)

またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!

LHH就活エージェント

LHH就活エージェント」は人材業界大手のアデコ株式会社が運営するエージェント!

「量より質」をコンセプトとしており、支援の質が高い点が評価できます。

実際に利用した人の評判を見ても、支援が丁寧という声が多い就活エージェントですね。

ここで紹介した2つのエージェント以外にもおすすめはあります。

その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!

ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!

(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)

探し方② 大手求人サイトで条件を絞って検索する

次におすすめなのが、マイナビやリクナビなどの大手求人サイトで条件を絞って検索する方法。

なぜこの方法がおすすめなのかというと、掲載求人数が多い上、検索条件をとても細かく絞れるからなんですね。

たとえば、マイナビだと年間休日数や平均残業時間、新卒入社3年後の定着率などの条件を絞って検索できます。

このほか、平均勤続年数や有給休暇取得日数、女性管理職比率なども。

なので、多くの求人の中から自分がホワイト企業だと思うものだけを見て比較できるんですね。

マイナーな求人サイトだとここまで条件を絞れないし求人数も限られてくるので、大手求人サイトがおすすめなんですよ。

探し方③ 口コミサイトで評価の良い企業を検索する

3つ目の方法は、口コミサイトで評判の良い企業を検索すること。

口コミサイトの良いところは、働いている人の目線でリアルな職場環境を知れることです。

たとえば、働いている人から見た企業の将来性や強み、残業時間や休暇などの労働条件、やりがいなど。

年収についても職種や年齢ごとのデータを見れるので、単に平均年収を見るよりもイメージがつきやすいでしょう。

なので、介護業界でホワイト企業を探す際はぜひ口コミサイトを活用してください。

ちなみに、口コミサイトは「Openwork」や「エンライトハウス」、「転職会議」などの大手が口コミ数が多いのでおすすめですよ。

探し方④ ホワイト企業トップ500から見つける

ホワイト企業トップ500とは、経済産業省が選んだ「優良な健康経営を実践している企業」のリストです。

「大規模法人部門」と「中小規模法人部門」の2部門があり、上位企業にはそれぞれ「ホワイト500」「ブライト500」の称号を与えられます。

国が認めた優良企業を一覧で見られるので、ホワイト企業を探したいときにぴったりなんですよね。

福祉や社会福祉法人の分野でも認定されている企業があるので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

ただし、このリストは健康経営度の高さをもとに選定されているため働く人にとって良い環境とは限りません。

あくまで企業として優秀かどうかを判断する材料として理解しておいてくださいね。

探し方⑤ 厚労省認定のマーク取得企業から見つける

厚生労働省では、子育て支援や女性活躍支援、若者の採用や育成、労働安全や健康の改善に積極的な企業を認定する取り組みを行っています。

認定を受けた企業は、自社ホームページや商品に認定マークを表示し消費者や求職者などにアピールすることができます。

画像引用元:厚生労働省 ユースエール認定制度くるみんマーク

つまり、認定マークを取得している企業なら高い水準で取り組みを行っているホワイト企業である可能性が高いんですよ!

なので、介護業界でホワイト企業を探す際は認定マークがあるかどうかもチェックしてくださいね。

認定マークを取得した企業は、厚生労働省のホームページから検索できますよ。

探し方⑥ 就職四季報から見つける

続いて、「就職四季報」から見つける方法。

就職四季報とは、東洋経済新報社が出版する就活生が知りたい企業情報をすべて掲載した本です。

就職四季報を使うことのメリットは、企業の事業内容や経営理念のほか、採用情報や勤続年数、平均年収、離職率などをまとめてチェックできること。

5000社もの企業について中立な立場でまとめられているので、自分にとって働きやすい企業かどうかを客観的なデータをもとに判断できるんですよ。

なので、残業時間や離職率などの数値が気になる人や自分なりのホワイト企業の条件がある人には特におすすめなんですよ。

ちなみに、就職四季報には総合版のほかに優良・中小企業版や女子版、インターンシップ版もあります。

企業探し=求人サイトというイメージがありましたが、こんなに色々な方法があるんですね。就職四季報なども使ってみたいです!

介護業界のホワイト企業に就職するためのポイント

介護業界は業界全体で慢性的な人手不足が深刻化しているため、就職難易度はそれほど高くありません。

とはいえ、志望したらどこでも採用してもらえるほど甘いものではありません。

特にホワイト企業は応募数も多くなることが予想されるので、しっかり対策をしておくべきでしょう。

そこで次に、介護業界のホワイト企業に就職するためのポイントを5つ紹介します。

【介護業界のホワイト企業に就職するためのポイント】

  1. 介護業界の企業が求める人物像を把握する
  2. 自己分析を深めて介護業界で活かせる自身の長所を明確化する
  3. 志望動機の質を高める(なぜ介護業界でなぜその企業なのかまで)
  4. 介護系の資格を取得する
  5. 面接後に丁寧に自分の言葉でお礼メールを送る

ポイント① 介護業界の企業が求める人物像を把握する

まずは、介護業界の企業が求める人物像を把握してください。

なぜなら、企業が求める人物像に当てはまっていなければいくら優秀でも良い評価は得にくいから。

たとえば、介護業界では利用者と直接関わる場面が多いことから協調性やコミュニケーション能力が重視される傾向があります。

これに対し、「1人で黙々と作業するのが好き」「何事も結果を大切にしたい」というアピールをしても「うちの仕事には向いていない」と思われてしまいます。

そうなると、いくら人手不足の介護業界でも落ちてしまうんですよね。

(仮に内定獲得できても、ミスマッチにより早期退職すると思います。)

なので、その企業がどんな人材を求めているかを把握するのは非常に大切なんですよ。

ポイント② 自己分析を深めて介護業界で活かせる自身の長所を明確化する

2つ目のポイントは、自己分析を深めて介護業界で活かせる自身の長所を明確化すること。

なぜなら、企業は自社にとってメリットのある人材を採用したいと思っているからです。

たとえば、人から感謝されることがモチベーションになる人やコミュニケーションが得意な人は介護の仕事でもその強みを発揮できますよね。

反対に、自分の強みを理解できていない人を採用しても企業にとってメリットにはなりません。

(ブラック企業なら人手確保のために採用してくれるかもしれませんが。)

介護業界では特に人柄や適性が重視されるので、ホワイト企業を狙うならしっかり自己分析をしてくださいね。

ポイント③ 志望動機の質を高める(なぜ介護業界でなぜその企業なのかまで)

介護業界でホワイト企業に就職するなら、志望動機を高めることも大切。

というのも、介護業界はもともと離職率が高い業界であるため、企業は志望度が高く長く働いてくれる人を優先したいと思っているからです。

(ホワイト企業ならなおさらこの点を重視します。)

そして、志望度の高さをアピールするために最も重要なのが志望動機だからです。

要するに、「志望度が高い=それだけ思いが強い=辞めずに頑張ってくれる」という評価を受けやすいんですよね。

なので、「なぜ介護業界で働きたいのか?」「その中でもなぜこの企業なのか?」をはっきりさせて質の高い志望動機を作成してください。

逆に言えば、志望動機さえしっかりしていれば内定獲得はぐっと近づきますよ。

ポイント④ 介護系の資格を取得する

介護系の資格を取得するのも良いですね。

なぜなら、資格を持っていると基本的な介護の知識を持ってることの証明になるとともに、介護職への関心の高さをアピールできるからです。

要するに、資格を持っておくとそれだけ選考に有利になるということですね。

具体的には「介護職員初任者研修」がおすすめ。

この資格は実務経験や年齢にかかわらず受験でき、難易度もそれほど高くありません。

介護職の入門資格とも言われているものなので、学生でもチャレンジしやすいですよ。

また、介護職員初任者研修は上位資格の実務者研修、国家資格の介護福祉士などの取得にもつながる資格です。

なので、介護職員初任者研修を取得して上位資格への意気込みも伝えるとより熱意が伝わりますよ。

ポイント⑤ 面接後に丁寧に自分の言葉でお礼メールを送る

5つ目のポイントは、面接後に自分の言葉でお礼のメールを送ることです。

お礼のメールを貰って嬉しくない人はいないので、それだけで印象がアップする可能性が高いんですよね。

なので、内定を出すかどうかのボーダーライン上にいる場合はお礼メールが内定の後押しをしてくれるかもしれません。

ただし、基本的に採用の合否は書類選考や面接で決まるものです。

メールを送ったからといって必ずしも良い結果になるとは限らないので、過度に期待しないようにしてくださいね。

あくまでも「やれることは全部やっておく」というスタンスで。

介護業界は受かりやすいとはいえ、ホワイト企業を狙うならきちんと準備をしておかないといけないんですね。

反対に介護業界のブラック企業の特徴は何?

ここまで、介護業界のホワイト企業の特徴や探し方について解説してきましたが、もうひとつ知っておいてほしいのがブラック企業の特徴です。

「ホワイト企業を探す」という視点に加えて「ブラック企業を回避する」という考え方もできれば、就職で失敗する確率はぐっと減らせます。

では、介護業界のブラック企業にはどんな特徴があるのでしょうか?

【介護業界のブラック企業の特徴】

  1. 社員数に対して募集人数が異常に多い
  2. 3年後離職率が平均の3割よりも大幅に大きい
  3. 残業時間が平均の25時間よりも大幅に長い
  4. 年間休日数が平均の120日よりも大幅に少ない

①社員数に対して募集人数が異常に多い

社員数に対して募集人数が異常に多い企業はブラックだと言えます。

なぜなら、募集人数が多いのはそれだけ多くの人が辞めており人手不足になっていると判断できるからです。

逆に、社員数に対して募集人数がそこまで多くない企業であれば、あまり人が辞めない=簿ワイト企業の可能性が高いんですよね。

目安としては、社員数の1割以上の人数を募集している場合は要注意。

たとえば、社員数1000人に対し100人以上募集している場合はブラックと言えるでしょう。

なので、応募する際は募集人数が多すぎないかどうかをチェックしてくださいね。

②3年後離職率が平均の3割よりも大幅に大きい

2つ目の特徴は、3年後離職率が平均の3割よりも大幅に大きいことです。

というのも、入社して間もない社員が辞めていくのはそれだけ労働環境が悪いと予想できるからです。

たとえば、3年後離職率が50%ならまぎれもなくブラック企業ですね。

転職が当たり前になった時代とはいえ、3年以内に半数が辞めてしまうのは普通の状況ではありません。

残業が多すぎる、休みが少なすぎる、それゆえに新人教育ができない、社内の雰囲気も悪いという悪循環に陥っている可能性が高いです。

なので、3年後離職率が平均の3割よりも大幅に大きいところは避けた方が良いですね。

③残業時間が平均の25時間よりも大幅に長い

残業時間が長いのもブラック企業の大きな特徴ですね。

なぜブラック企業は残業時間が長くなりがちなのかというと、労働環境が悪いために人がどんどん辞めていって常に人手不足だからです。

そして、残業時間が長い→辛くて人が辞める→さらに忙しくなり残業時間が増える→辛くて人が辞める→…という悪循環に陥ってしまうんですよね。

なので、残業時間が長いところはそれだけ忙しく余裕がない可能性が高いんですよ。

ただし、介護業界に限ったことではありませんが残業ゼロというのはなかなか難しいものです。

残業ゼロにこだわると選択肢はかなり限られてしまうので、平均の月25時間より多いか少ないかで判断してくださいね。

④年間休日数が平均の120日よりも大幅に少ない

年間休日数が平均の120日よりも大幅に少ないところもブラック企業の可能性が高いです。

これも残業時間の多さと同じ理由なんですが、労働環境が悪く離職率が高いところは人手不足になって休日数が少なくなってしまうんですよね。

休日数が少ないと身も心も疲れ切ってしまいます。

なので、健康で充実した社会人生活を送るためには年間休日数が120日よりも大幅に少ないところは避けた方が良いですよ。

ただし、年間休日数はそこそこ多いのに実際はあまり休めないというケースもあります。

(人手不足により休日出社が増えたときなど)

なので、求人情報に載っている年間休日数を鵜呑みにするのではなく口コミサイトでも調べてくださいね。

これらに当てはまる企業は避けた方が良いということですね。募集人数や離職率はかなり重要そうだ…。

介護業界に関するよくある質問

最後に、介護業界に関するよくある質問にお答えします。

介護業界の就職について疑問がある人はぜひここで解消してくださいね。

質問① 介護業界の仕事は力が必要?女性もできる?

介護業界の仕事というと力が必要なイメージなんですが、女性でもできますか?

介護業界の仕事は女性でもできます。

実は、介護業界で働く人のうち7~8割は女性なんですよ。特にホームヘルパーは女性が多いですね。

なぜ女性が多いのかというと、介護の現場では相手の気持ちを察したり共感したりと細やかな気遣いが必要な場面が多いからです。

また、女性スタッフの方が利用者に受け入れられやすいという理由もあります。

力仕事については、確かに力の要る仕事もありますが介助のコツを掴んだり機械を使ったりすれば女性でも問題ありません。

なので、男性は向いていないというわけではないんですが、介護職は女性ならではの強みが活かせることも多いんですよ!

質問② 介護業界がブラック業界だと言われがちな理由は?

介護業界=ブラック業界というイメージがあるんですが、そもそもなぜブラックと言われてしまうんですか?

介護業界がブラックと言われる背景には、慢性的な人手不足で忙しい、仕事内容に対して給料が低い、職場が閉鎖的であるため人間関係で悩みやすいといった事情があります。

これらは仕事の充実度を左右する重要なポイントですが、介護業界は残念ながら現状あまり恵まれていないんですよね。

よって、ブラック業界と言われることが多いんですよ。

ただし、昨今ではこうした現状を打破しようとさまざま取り組みが行われています。

たとえば、科学的介護や介護ロボット導入の推進、賃金引き上げ、人材確保支援助成など。

なので、今後介護業界の労働環境は少しずつ改善されていくと予想されているんですよ。

質問③ 同じ介護業界なのになぜホワイト企業とブラック企業が混在するの?

同じ介護業界の中にもホワイト企業とブラック企業があるんですよね。なぜそんな違いがあるんですか?

介護業界の中にホワイト企業とブラック企業が混在している理由のひとつは、法人格の違いです。

法人格というのは介護サービスを運営する母体を示すもので、株式会社と社会福祉法人、医療法人の3種類があります。

株式会社は一般企業と同じ営利団体なので、事業や人員配置の効率化を常に考えています。

他事業のノウハウや資金を介護事業に活かしたり新しい視点で事業を展開したりするのも株式会社の特徴ですね。

一方社会福祉法人や医療法人は非営利団体であるため、公益性や継続性が重視されます。

なので、社会福祉法人や医療法人よりも株式会社の方がさまざまな面で自由度が高く、独自の取り組みを実行しやすいんですよね。

傾向としては、大手株式会社が運営する介護施設はホワイト率が高いです。

こうした経営母体の違いにより、ホワイト企業とブラック企業の差が生まれるんですよ。

介護業界のイメージができてきました。この記事の内容を参考にホワイト企業を探してみたいと思います!

本記事の要点まとめ

この記事では、介護業界のホワイト企業やホワイト企業の探し方、ブラック企業の特徴について解説してきました。

現在の介護業界は、給料や残業など労働環境にはあまり恵まれていないのが実情です。

ですが、ブラック企業しかないということはなく、大手企業の介護事業部門などホワイト企業も存在します。

また、業界全体で労働環境の改善が図られているため今後は少しずつ良くなっていくでしょう。

なので、介護業界=ブラックと決めつけずに企業1社1社の特徴を見るようにしてください。

ブラックと言われがちな介護業界だからこそ、自分にとって働きやすい企業を見つけることが大切なんですよ。

この記事を読んだみなさんが、介護業界のホワイト企業に就職できることを心から願っています。

▼本記事の要点まとめ

  • 介護業界の仕事は人から感謝される一方で、給料や残業など労働環境はあまり良くない。
  • しかし全てブラックということはなく、たとえば大手企業の介護事業部門などは労働環境も整っている傾向がある。
  • 介護業界でホワイト企業を探す方法は、就活エージェントや大手求人サイトのほか、口コミ、経産省や厚労省の認定企業、就職四季報などもおすすめ。
  • 介護業界でホワイト企業に就職するためには、自己分析や質の高い志望動機の作成、資格の取得など入念な準備をしておくべき。
  • 社員数に対して募集人数が多い、離職率が高い、残業時間が多い、年間休日数が少ないといった特徴を持つ企業はブラックなので避けた方が良い。

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【ホワイト企業の探し方・選考対策

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【その他】

この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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