【ホテル業界のホワイト企業ランキング30選】ホテル業界の優良企業はどこ?

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それでは本題に入っていきますね!

洗練されたビジネスマナーやホスピタリティ精神が求められるホテル業界。

BtoCビジネスで多種多様なお客様を相手にしなければいけないから、ブラックなイメージを持つ学生も多いようですね。

確かに忙しい業界だけど、好条件で働ける企業は数多くあるんです!

そこでこの記事では、ホテル業界のホワイト企業をランキング形式で30選まとめました。

ホワイト企業の特徴や探し方も紹介するので、最後まで読むとあなたに合ったホワイト企業が見つかるはずです!

ホテル業界の特徴

ホテル業界の仕事とは、宿泊客に快適な空間を提供すること。

物理的な快適性だけでなく、サービスやおもてなしの心といったホスピタリティ精神も重要な要素となります。

ホテル業界を知るには、まずは仕事内容とホテルの種類を押さえましょう。

仕事内容

ホテル業界の仕事内容は、ホテルの経営を担う「総合職」、お客様にサービスを提供する「ホテルサービス」、イベントや広告を通してホテルの魅力を広める「マーケティング」の3つに大別されます。

そして、ホテルの規模が大きいほど、部署が細分化されて専門性が高くなるんです。

例えば、お客様を出迎えるドアマンやお客様のリクエストに応えるコンシェルジュ、フロントまで案内するベルなどは、ハイクラスの大型ホテルにしか存在しませんよね。

なお、具体的な職種と仕事内容は、記事後半の「よくある質問」で紹介します!

ホテルの種類

ホテルの種類は、質重視の「高級ホテル」、サービスや施設が充実している「シティホテル」、サービスや設備を最小限に抑えた「ビジネスホテル」、観光地に建つ「リゾートホテル」の4つに分類されます。

客層や価格帯、利用目的などが違えば当然仕事内容も異なるので、ホテルの種類を覚えておきましょう!

種類特徴
高級ホテルサービス・設備・立地全てにおいて最上級な条件がそろう1泊3万円以上の富裕層向けホテル。「ラグジュアリーホテル」とも呼ばれ、レストランや結婚式場、フィットネスなどの充実した施設があるのが最大の特徴。ベルやコンシェルジュなど担当が細かく分けられている。「帝国ホテル」「ホテルオークラ東京」「ホテルニューオータニ」の御三家、「ザ・リッツ・カールトン」「ヒルトン東京」などが代表的。
シティホテル都市部に立地する1泊1万円前後のホテル。レストランやバー、会議室、宴会場などが併設され多目的に利用できるため客層が幅広いのが特徴。季節ごとの催事やコンサートなども行うのでイベントも立派な収益源となっている。ウェディングやレストランの他、営業や企画職など職種も多岐に渡る。「ホテルモントレ」「ウェスティンホテル」「ワシントンホテル」などが有名。
ビジネスホテル都心部だけでなく郊外にも立地する宿泊特化型ホテル。サービス・設備も最小限のため平均価格も数千円程度とリーズナブルで少人数の観光やビジネスに利用されている。ビジネスセンターやコインランドリーの設置、コンビニの併設など長期出張にも適応したホテルも多い。「東急イン」「アパホテル」「ルートイン」などが有名。
リゾートホテル休暇滞在を目的としたホテル。大自然を満喫できる環境に立地し、非日常を体験できるのが魅力。また、地域の特色を取り入れたイベントや料理を提供するため地域とのつながりも重要になる。ホテルコンセプトにより客層や価格帯はばらばら。長期休暇や季節、付近の観光地の影響を大きく受けるため、ホテルによって稼働率が異なる。「星野リゾート」「森のスパリゾート」「ハレクラニ沖縄」などがある。

ただ、この分け方は日本独自のもので明確な定義はありません。

施設が充実しているビジネスホテルがあったり、高級ホテルの中でも価格帯に開きがあったりと、一括りにできないホテルもたくさんあります。

ミスマッチを防ぐためにもホテルの種類を意識してくださいね!

ホテルの種類によって宿泊客と関わる頻度や関わり方も異なるね。

たしかに!リゾートホテルの場合は宿泊客だけでなく、地域とのつながりも大事だね。その地を知る・慣れるという心がけも必要そう。

ホテル業界のホワイト企業ランキング【30選】

ここでは「収入」「勤続年数」「離職率」「組織規模」「口コミ」の5つをもとに、『ホワイト企業ナビ』独自のホワイト企業ランキング30選を発表します!

ぜひ企業探しの参考にしてみてください。

企業名(ホテル名)特徴・ホワイトな理由
西武・プリンスホテルズワールドワイド西武グループの中核企業。手掛けるホテル・レジャー事業の規模は国内トップクラスで、国内外に約80ものホテルを展開している。平均年収814万円。年間休日117日で月平均残業時間は20時間。カムバック制度や再就職支援制度などがあり、平均勤続年数が15.8年と長い。(2020年度)
東急ホテルズシティホテルをメインにリゾートホテルも展開している。平均年収762万円と高給。東急共済組合加入で福利厚生が手厚く、連休の推進や男性の育児休業の推奨などもあり。年間休日106日~112日、平均勤続年数15.5年。(2022年度)
住友不動産ヴィラフォンテーヌ住友不動産のホテル事業会社としてハイクラスホテル「ホテルヴィラフォンテーヌ」を運営。リーダー職女性割合53.3%(2022年4月時点)で、産前産後・育休取得率は100%と女性も活躍できる環境。月残業平均時間10.5時間。フロントスタッフ1年目年収例320万円
京王プラザホテル京王電鉄を親会社に持ち高級ホテルから低価格ホテルまで運営。年間休日・休暇118日。平均年収680万円。各種手当や休暇制度が充実する他、英会話・ビジネスマナー、その他研修制度が豊富。札幌市より「ワーク・ライフ・バランスplus企業認証」
リゾートトラスト総合リゾート企業。会員制リゾートホテルトップの他メディカル事業も展開。平均年収は516万円で営業成績に応じて報奨金支給があり年収アップを見込める体制。他、年間休日120日以上、月平均残業時間10.4時間、各種研修やメンター制度、キャリコンなどが充実している。
藤田観光「ワシントンホテル」「箱根小涌園 天悠」を始め約60もの宿泊施設を展開。他、レジャー事業も手掛ける。平均年収は562万円と業界では高め。平均勤続年数17.7年。女性活躍推進に積極的で女性管理職割合17%以上・女性従業員の継続雇用率60%以上を目標に掲げている。
三井不動産ホテルマネジメント高級ホテルとリゾートホテルなどのハイクラスをメインに運営する三井不動産の子会社。ライフサポート倶楽部・カフェテリアポイント加入で福利厚生が充実。年間休日108日、階層ごとの研修プログラムが豊富で着実にキャリアを積める環境。
帝国ホテルホテル業界トップクラスの老舗リーディングカンパニー。ウェディングや各種イベントにも力を入れている。平均年収573万円、完全週休二日制で年間休日120日以上。他、平均勤続年数14.3年、月平均残業時間1.8時間、各種研修や教育支援が豊富。(2020年度)
森トラストホテルズ&リゾーツ不動産会社森トラストの中核会社で、国内各地にハイクラスホテルを運営。年間休日107日の他、介護・育児休暇の他時差出勤制度や配偶者出産休暇などライフステージに合わせた制度が充実している。階層別研修で着実にスキルアップできる環境。
10相鉄ホテルマネジメント相鉄HDの連結子会社で「ホテルサンルート」「相鉄フレッサイン」など宿泊特化型ホテルを運営。平均年収480万円前後。年間休日108日の他に誕生日休暇、結婚休暇、子の看護、配偶者出産休暇などあり。業績に応じた報奨金制度で早期昇格も狙える。
11ミリアルリゾートホテルズディズニーランド運営のオリエンタルランドグループで経営が安定しているのが強み。年間休日は115日産前産後休暇、結婚休暇などの各種休暇やバケーションサポート制度、商業施設割引などの嬉しい福利厚生もあり。
12ブライトンコーポレーションこちらもオリエンタルランドグループで経営基盤が強い。オリエンタルランド健康保険組合加入で福利厚生が手厚い他、新入社員フォローアップ研修やエルダー・メンター制度なども実施している。年間休日は105日で初年度有給休暇10日あり。
13ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナル北海道を中心にリゾートホテルを運営する明治海運のグループ企業。食事補助や住宅手当など各種手当が充実する他、フランスへの留学研修などもあり。閑散期は30日間ほどの長期休暇が取れる。その他単身・ファミリー向けの寮完備。
14ホテルオークラ「The Okura Tokyo」は「御三家」の一つとされる老舗高級ホテルとして有名。平均年収507万円と業界内で高め。海外短期留学制度、経営運営管理講座、eラーニングなど教育制度が充実。他、年間休日110日、家族手当、食事手当、住宅手当など各種手当てもあり。
15ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツハイクラス向けのホテルを中心に運営。三菱地所100%出資企業で経営基盤が強い。年間110日(特別連続休日4日含む)月平均残業時間5.5時間、平均勤続年数11年(2021年度)、離職率は30%以下(2022年時点)
16アゴーラ・ホテルアライアンスグループ香港のファーイーストの傘下にある企業で、「ホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺」「TSUKI 東京」などのハイクラスホテルを運営。平均年収は549万円。年間休日120日以上ある他、産前産後休暇、育児・介護休暇など休暇制度も充実。
17パレスホテル高級ホテル「パレスホテル東京」やシティホテル「ゼンティス」を運営する企業。各種研修やメンター制度、キャリコン制度など教育制度が豊富。他、年間休日110日、時短勤務制度、産休・育児休暇、社外福利厚生加入など待遇が手厚い。
18ハイアットホテルアンドリゾーツアメリカに拠点を置く外資系ホテル。「新宿パークタワー ホテルパークハイアット東京」などが有名。平均年収600万円で、。「LGBTの平等のために働くのに最適な場所」「最も働きがいのある会社100社」などに選出(2021年)休暇制度や教育制度が充実。
19ニュー・オータニ国際会議や国家行事に使用される由緒あるホテル。平均年収457万円。海外グループホテルおよび海外営業やグループホテルへの派遣もありグローバルに活躍できるのが魅力。他、育休取得率女性84.3%・男性10.51%(2018年度実績)
20共立メンテナンス不動産事業の他、ビジネスホテル「ドーミーイン」を中心に「共立リゾート」などを運営。比較的短いスパンでセクションをチェンジしてマルチプレイヤーを育成するスタイルでキャリア申請制度などあり。月平均残業時間11.3時間、3年新卒離職率30%以下(2021年時点)
21H.I.S. HD旅行業を中心に「変なホテル」「ウォーターマークホテル」などのビジネスホテル事業も手掛けている。平均年収367万円。カフェテリアプラン加入、各種お祝い金制度など福利厚生が手厚い。他、年間休日113日、平均残業時間が月20時間以内。
22ティーケーピー貸会議室事業の他、ワーケーション向けホテル「レクトール」やビジネスホテルや温泉宿を運営。アパホテルとフランチャイズ契約を締結。平均年収は404万円。年間休日107日に加えて季節休5日あり(2021年度)他、人材育成制度が充実。
23ルートインジャパン国内外に419施設を展開し、ビジネスホテル業界トップクラスの売り上げを誇る。初年度月収例23万円程度、月残業時間平均44.9時間(2020年度)、男女比4:6で女性管理職割合は34.4%と女性の活躍が目立つ環境(2021年度)
24ABホテル愛知県に本社を構える東証スタンダード・名証メイン上場企業。中部地方を中心に全国にビジネスホテルを展開している。東祥の連結子会社で経営基盤が強いのが魅力。平均年収は440万円。育児休職、介護休職の他、各種手当も充実。
25スーパーホテル大阪府に本社があるビジネスホテルの運営を行う企業。全国に約160店舗、海外にも2店舗構える(2021年時点)年間休日114日で、新卒月給は大卒で23万円。教育体制が整っていて着実にキャリアアップができる環境。
26ザ・ペニンシュラ東京ハイクラスホテルで運営は香港&上海ホテルズが行っていて基盤が安定している。年間休日114日。福利厚生倶楽部加入で待遇が手厚い他、結婚や産前産後休暇、ライフワークバランス休暇、パタニティ休暇などあり。
27ソラーレホテルズアンドリゾーツ国内65カ所、海外1カ所に施設を構える。「ザ・スクエアホテル」が代表的。基礎研修からマネジメント教育まで充実した教育体制が特徴。団体長期障害所得補償保険やリロクラブ加入で福利厚生が手厚い。月平均残業時間20時間以内、年間休日107日(2021年度)
28ロイヤルホテル関西財団出資の名門ホテル。関西を中心に複数のホテルを展開している。平均勤続年数は16.3年で、業界平均より約4年長い。その他、若年者住宅補助手当や育児補助手当など各種手当がそろう。
29常磐興産大型レジャー・宿泊施設「スパリゾートハワイアンズ」を運営。平均年収は392万円で前期に比べて上昇。年間休日120日以上の他、生理休暇・ボランティア休暇などありライフバランスを保ちやすい環境。新卒3年後定着率70.5%(2019年度)
30アパグループ全国に695施設展開する最大級の都市型ホテル「アパホテル」を運営。ホテル事業の他、不動産やリゾート事業など手広く手がける。資格手当や帰省手当の支給、海外研修旅行、最大9連休のエンジョイ休暇など福利厚生が充実。

※参考:各企業コーポレートサイト採用ページ、年収ランキング|『ホテル業界の優良(ホワイト)企業ランキング1位~27位の会社一覧【2022年最新版】』、「マイナビ

ここで紹介した企業はほんの一例です!

ホワイト企業を探す上で、最も大切なことは「探し方を把握すること」にあると僕は思っています。

そこで僕が考えるホワイト企業の探し方をすべてまとめた記事を書きました。

ぜひ合わせて参考にしてくださいね!

» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?

勢力が大きいのは「鉄道系企業」と「不動産系企業」だね。経営基盤が強いから待遇が良い!

海外進出するホテルも多いのね。外国人観光客に対応するホテルも増えているから語学力は就活に有利に働きそう。

ホワイト企業に就職する方法

ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。

内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。

要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。

就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。

(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)

では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?

おすすめの手段を3つ共有しますね。

①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す

ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。

ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。

このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。

ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!

求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。

②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう

次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。

就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。

また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。

この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。

実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。

【担当者に伝えた内容】

  • 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」

就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。

利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。

ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。

③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする

最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。

逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。

逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。

スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。

利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。

以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。

またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。

そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。

ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?

とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。

企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。

ホテル業界のホワイト企業の探し方

突然ですが日本国内には宿泊施設がいくつあるか知っていますか?

なんと大小合わせて、約54,000施設*もあるんです!

ホテル業界を目指すあなたは、「探すのがだるい…」とため息をついてしまったかもしれませんね。

そこで、自分に合ったホワイト企業が簡単に見つかる3つの探し方を紹介します!

*参考:Hotel Bank|『日本全国ホテル展開状況(2022年6月現在)』

【ホテル業界のホワイト企業の探し方】

  1. 就活エージェントに条件を満たす企業を紹介してもらう
  2. 逆求人サイトでホテル業界からのオファーを待つ
  3. 大手求人サイトで検索条件を絞って探す

探し方① 就活エージェントに条件を満たす企業を紹介してもらう

僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。

その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!

僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」と「LHH就活エージェント」の2つです!

僕が今就活生なら、まずはこの2サービスの初回面談を受けて、担当者を厳選して支援を受けるようにします。

就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!

(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)

ミーツカンパニー就活サポート

ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。

保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)

またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!

LHH就活エージェント

LHH就活エージェント」は人材業界大手のアデコ株式会社が運営するエージェント!

「量より質」をコンセプトとしており、支援の質が高い点が評価できます。

実際に利用した人の評判を見ても、支援が丁寧という声が多い就活エージェントですね。

ここで紹介した2つのエージェント以外にもおすすめはあります。

その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!

ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!

(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)

探し方② 逆求人サイトでホテル業界からのオファーを待つ

マイナビやリクナビ以上に登録が必須のサイトになってきた逆求人サイト

プロフィールを登録しておくだけで、自分と適性の高い企業からのスカウトが届くので、圧倒的に就活を効率化することができます。

ですが、どれでも登録すれば良いという話ではなく、利用企業数が多く、かつ利用しやすい逆求人サイトを厳選して利用すべきなんですよね。

そこでこれまで全ての逆求人サイトを見てきた僕が考えるに、現状以下の2サイトを併用するのがベストだと考えています。

キミスカ

キミスカ」も利用企業数が多く、非常に使いやすい逆求人サイトです。

現状、逆求人サイトの中で僕が最もおすすめするサイトですね!

隠れ優良企業や業界シェアの高い中小企業も利用しており、「キミスカ経由で知れてよかった企業」との出会いが生まれる場所です。

オファーボックス

オファーボックス」は、就活専門の逆求人サイトとしてNo.1の利用企業数を誇ります。

東証一部上場や、知名度は低いけど働きやすい大企業からのスカウトも届くので、まず最初に登録しておくべきサイトですね。

登録後はとにかくプロフィールの質にこだわってください。

正直、逆求人サイトのプロフィール作成には1日使い切っても全然問題ない。むしろそうすべきだと僕は思っています。

キミスカとオファーボックスの2サイトは同時に登録し、プロフィールはどちらか一方のものをコピペするのが効率的です!

ちなみに逆求人サイトは1つでも多くのサイトに登録しておいて、1つでも多くスカウトを獲得するのが効率的だと僕は考えています。理想としては3サイト以上登録しておきたい。

そこでこの2つ以外のおすすめサイトをまとめたので、参考にしてくださいね。

» 【最新】新卒向け逆求人サイトおすすめ15選|スカウトサイトの選び方を解説!

探し方③ 大手求人サイトで検索条件を絞って探す

大手求人サイト「マイナビ」「リクナビ」は、一部上場企業から地方のホテルまで幅広く掲載しているので、検索条件を絞らないとホワイト企業に出会えません。

下記3つの検索条件で絞るのがポイントです。

  • 年間休日120日以上
  • 月平均残業時間20時間以内
  • 福利厚生が充実

※引用:マイナビ

上記の検索条件はホワイト企業に欠かせない条件です。

大手企業や総合職の場合、ホテル業界でも年間休日120日以上あるケースは珍しくありません。

ホテル業界で「30代の平均年収が600万円以上」は限られるから、代わりに「福利厚生が充実」を選択して好待遇の企業を絞ります

「リクナビ」では、「平均勤続年数15年以上」「入社3年後定着率90%以上」も選べるので追加して精度を高めましょう。

ホテル業界は参入障壁が低いうえどこも人手不足だから、自分で判断するとブラック企業に当たる確率が高そう。

ホワイト企業は応募が殺到するから出遅れは避けたい!エージェントや逆求人サイトに早めに登録して対策をとろう!

ホテル業界のホワイト企業の特徴

ホテル業界に参入している企業は多いため、見極めるコツをつかまなければいけません。

そこで、ホテル業界のホワイト企業の特徴を5つ紹介します!

【ホテル業界のホワイト企業の特徴】

  1. 平均年収が高い
  2. 平均勤続年数が長い
  3. 口コミサイトにおける評判が良い
  4. 組織の規模が大きい
  5. 離職率が低い

特徴① 平均年収が高い

ホテル業界のホワイト企業は、平均年収が324万円以上です。

dodaが行った『業種別平均年収ランキング調査*』では、全体の平均年収は443万円で、ホテル業界を含む宿泊業は324万円という結果が出ました。

*引用:doda|『【96の業種別】平均年収ランキング 最新版 』

そのため、324万円以上年収があればホワイト企業と言えます。

ちなみに西武・プリンスホテルズワールドワイド814万を始め、東急ホテルズ762万円、京王プラザホテル680万円などのように業界シェア率が高い企業なら600万円以上を見込めますよ。

特徴② 平均勤続年数が長い

ホテル業界のホワイト企業は、平均勤続年数が10.1年*以上です。

全体平均の12年と比べるとホテル業界はやや短いですが、業界平均が基準なので10.1年を超えていたらホワイト企業と言えます。

なお、平均勤続年数が長い企業には下記の特徴があります。

  • 経営基盤が強い/業界シェア率が高い、親会社が安定している
  • 収入が高い/年功序列で長く勤めると給与が上がる
  • 待遇が良い/福利厚生が手厚く、ライフワークバランスを実現できる

特に、女性従業員の割合が高くて平均勤続年数も長い場合は、ライフイベントに合った制度が充実している証拠と言えますね。

ちなみに僕は勤続年数と併せて、「新卒採用数」「企業の年齢」にも着目していました。

新卒採用数が多い場合や企業の年齢が若い場合は、必然的に平均値が低くなるから注意が必要なんです。

平均勤続年数が分からないときは、口コミサイトの「離職理由」に投稿している人の勤続年数をみると目安が分かりますよ。

*参考:厚生労働省|『令和2年賃金構造基本統計調査』

特徴③ 口コミサイトにおける評判が良い

口コミサイトは率直な意見が多いので、評判が良い企業はホワイト企業の可能性が高いです。

下記例の東急ホテルズのように、ホワイト企業は「将来性」や「ワークライフバランス」など、どの項目にも良い評判が目立つのが特徴。

さらに職場を知り尽くすベテラン社員からの評価が高い企業は、社員を大切にするホワイト企業の可能性が高いと言えますよね。

※引用:就活会議|『株式会社東急ホテルズの口コミ・評価』

ちなみに僕の経験上、口コミサイトは早い段階で利用して損はないと思います!

企業説明会参加後に「あれ?なんだか会社の雰囲気が悪いな。口コミサイトで調べてみよう!」では遅いので、あらかじめ口コミサイトをチェックして企業説明会で確認できるように準備しておくのが理想的です。

数あるサイトの中から口コミ数が多いおすすめの4サイトを紹介するので、ぜひ活用してみてくださいね!

▼おすすめの口コミサイト

ワンキャリア:就活生向け。企業の口コミだけでなく、選考情報も確認できる

ライトハウス:日本最大級の口コミサイトで、サイトも見やすいので個人的にベスト

オープンワーク:こちらも口コミサイト大手で、ライトハウスと併用するのがおすすめ

転職会議:約20万社の口コミが掲載されている大手口コミサイト

特徴④ 組織の規模が大きい

組織規模が大きい企業は経営基盤が強いため、好待遇・高収入が見込めます。

なお、ホテル業界の組織規模が大きい企業を見分ける要素は3つ。

  • 売上/300億円以上
  • 当期純利益/3年連続黒字
  • 連結従業員数/1,000人以上

売上上位3社はリゾートトラスト1,577億円、以下西武HD (ホテル・レジャー事業)1,295億円、ルートインジャパン970億円で、ランキングの中間にあたる15位の阪急阪神HD (ホテル・レジャー事業)が249億円です。

そのため、ホテル業界では売上が約300億円以上なら組織の規模が大きいと言えますね。

※引用:業界動向サーチ|『ホテル業界 売上高ランキング』

当期純利益は売上からコストを差し引いた1年間の最終的純利益で、3年連続で良好であればさらに組織規模が大きくなると予想できます。

また、連結従業員数が1,000人以上で複数の事業を手掛ける企業は、多方面で得た利益をグループで分け合えるため高収入・好待遇です。

このように組織規模が大きいと経営が安定しているので好条件な上、労働力も潤っているのでハードワークになる心配がありません。

特徴⑤ 離職率が低い

ホテル業界のホワイト企業は、離職率を30%以下に抑えています。

厚生労働省『新規学卒就職者の離職状況』によると、残念ながらホテル業界を含む宿泊業・飲食サービス業の新卒離職率平均はワースト1位の51.5%*。

離職率が30%以下のホワイト企業は、離職原因の大半を占める「休日が少ない」「残業時間が長い」という不満を解消しているのが特徴です。

「ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ」「共立メンテナンス」といった大手だけでなく、「常磐興産」の中堅企業でも、年間休日120日以上や各種休暇制を導入しています。

ホテル業界は休めないイメージがあるけど、ホワイト企業では多様な休暇制度の導入で休みを多くしているんだね。

うん!他にも、従業員の不安を解消するために各研修やメンター制度を積極的に取り入れているみたい!

ホテル業界のホワイト企業に就職するためのポイント

ホワイト企業を知っただけで安心してはいけません。

ホワイト企業に就職するためのポイントを3つ解説するので、ぜひ面接やESに活かしてください。

【ホテル業界のホワイト企業に就職するためのポイント】

  1. なぜホテル業界なのかを明確にする
  2. ホテル業界の中でも”なぜその企業なのか”を伝える
  3. ホテル業界の課題や今後のトレンドなどを把握しておく

ポイント① なぜホテル業界なのかを明確にする

ホテル業界を選んだ理由が抽象的だと、「他の業界・企業でもいいのでは?」と人事の興味を削いでしまいます。

エピソードを交えたオリジナル性と、一貫性を意識するのがポイントです。

【例】

私の就活軸はグローバルに活躍できるかどうかです。

初の海外旅行でカナダを訪れた際に、現地のホテルスタッフが日本語で気さくに対応してくれたおかげで不安が解消でき安心して旅行を楽しめました。

これを機に日本に来た外国人観光客をサポートするコンシェルジュに対する憧れが大きくなり、ゆくゆくは海外のホテルでも活躍したいため、留学で語学力を鍛え本格的にホテル業界を目指すようになりました。

ポイント② ホテル業界の中でも”なぜその企業なのか”を伝える

正解の回答は、「うちの企業にマッチしているな」と思わせること。

人事が興味を持っている下記2つについて、先回りして解消するのがポイントです。

  • なぜ自社にマッチすると感じたのか(経験・スキル・性格など)
  • 入社後にどう活躍できるか
【例】

外国人観光客に特化した斬新なマーケティング戦略に共感し志望しました。

インバウンド消費を意識し富裕層向けホテルを展開するだけでなく、「日本を知る」をコンセプトに全室和室や日本の伝統陶器で料理を提供するなど、日本の魅力を発信している点にも魅かれました。

海外留学の中で、コミュニケーションを円滑にするには互いの文化・宗教を理解し、尊重し合う姿勢が重要だと気づき、帰国後もオンラインを通して海外の仲間から文化を学んでいます。

培った異文化の知識やコミュニケーション力をおもてなしとして活かし、将来的には多国籍のお客様に対応できるコンシェルジュを目指します。

ポイント③ ホテル業界の課題や今後のトレンドなどを把握しておく

予備知識がないまま面接に挑むと質問に答えられず、他の就活生に差をつけられてしまいます。

業界の展望やトレンドを把握して、あなた自身の言葉でまとめておきましょう!

【例】

【今後のトレンド・課題】

  • DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速
  • ワーケーション普及に向けた取り組みが拡大
  • 食品ロスやアメニティの削減などサステナブルツーリズムへの関心が高まっている
  • コロナ自粛の反動から高級志向へ。米国人旅行者の40%が客室のアップグレードや豪華な体験をしたいと考えている。

【自分なりの言葉でまとめる】

  • DXの加速で差別化が図りにくいため、〇〇ホテルの体験型サービス「××」のようなロボットには代用できないホスピタリティ面を強化する。
  • ワーケーション普及率が44%にとどまっているため、ネットワークセキュリティを高めるなどの通信環境の整備や法人営業に注力する必要がある。

下記にホテル業界特化型のおすすめメディアを紹介するので、ぜひ業界研究で活用してみてくださいね!

「HotelBank(ホテルバンク)」

ホテルの他、ゲストハウスや民泊などのビックデータをもとにした情報で、ホテル業界用語やインバウンドデータなどあらゆる角度からホテル業界のデータを知れるサイトです。

「観光経済新聞」

ホテル業界の動向・ニュースを始め、新規開業やリニューアルオープン情報など業界のトレンドを把握できますよ。

「業界の展望や課題」は面接で聞かれる頻度が高いらしいから、いくつかまとめておいた方がいいかも。

数値データやホテルのサービスを例に挙げて内容を掘り下げると、精度が増して説得力が出るね!

【チェック】ホテル業界のブラック企業の特徴

ホテル業界の離職率を上げているのは、労働環境が悪いブラック企業の存在です。

入社後に後悔しても遅いので、企業の質を見分けなければいけません。

そこで、ブラック企業にみられる特徴を3つ紹介します!

【ホテル業界のブラック企業の特徴】

  1. 残業時間や休日数などが非公開
  2. 常に正社員を募集している
  3. 口コミサイトでの評判が全体的に悪い

特徴① 残業時間や休日数などが非公開

ブラック企業は不都合な情報を非公開にして隠します。

ホテル業界の離職率が高い原因は休めない・残業時間が長いという点なので、ホテル業界を目指す学生にとって残業時間や休日数は企業選択において最も重要な情報ですよね。

そもそも決済で正確な数値はわかるため、情報を開示しない企業は「残業代を支払わない」「人手不足で休みが取れない」「パワハラ社員がいる」といった離職につながる問題を抱えていると考えられます。

売上や離職率が非公開の場合は、経営不振により他事業の撤退や希望退職を実施しているかもしれません。

面接や企業説明会で質問しても回答が曖昧な場合は、ブラック企業の可能性が高いので選ばない方が無難と言えそうです。

特徴② 常に正社員を募集している

募集理由が曖昧で常に正社員を求めている企業は、従業員の定着率が悪いブラック企業の可能性があります

ただ、すべての企業が怪しいわけではないので注意しましょう。

【ブラック企業ではない場合】

  • 人材を厳選していて採用のハードルが高い
  • 新規事業を拡大している
  • 全国店舗の募集を行っているため時間がかかる

ブラック企業の場合は、ハードワークで人手不足が慢性化していたり、待遇が良くても人間関係やキャリア形成に支障があったりするので回答を濁すはず

怪しいと感じたら「長期的に人材募集を行っているのは新規事業の準備でしょうか」のような感じでソフトに質問してみてくださいね。

特徴③ 口コミサイトでの評判が全体的に悪い

口コミサイトは離職者も投稿できるシステム上、中には企業に対する強い恨みが原動力となって書く人もいるので100%高評価の企業はありません。

ただ、評判が悪すぎる場合は多くの社員から恨みを買うほど悪い労働環境だと考えられるし、従業員に無頓着でハラスメントにも疎い企業の可能性が高いでしょう。

なお、口コミはあくまでも主観的意見なので、志望する企業が低評価で溢れていたら客としてホテルを訪問して、従業員の表情や態度を自分の目で確かめることをおすすめします。

気になる点を人事に聞きづらい場合は、OBOGや就活エージェントから情報をもらうのもありだね。

うん!あとは旅行サイトの口コミを見るのもいいね。労働環境が悪いとお客様の対応にも影響が出るって言うし。そのホテルの問題点が分かりそう。

ホテル業界に関してよくある質問

「ホテル業界についてもっと知りたい!」というあなたのために、ホテル業界に関してよくある3つの質問に回答していきましょう。

質問① ホテル業界にはどんな職種がありますか?

ホテル業界の仕事分野は、「ホテルサービス」「営業」「マーケティング」の3つに大別され、そこからさまざまな職種に細分化されます。

各分野の職種と業務内容は下記の通りです。

ホテルサービス

職種業務内容
コンシェルジュ宿泊客の要望や相談に対応して最上級のサービスを提供する職種。ホテルの利用に関する要望はもちろん、タクシーの手配や観光地情報の提供などさまざまなリクエストに対応しなければいけないため、判断力、コミュニケーション力、語学力など多角的なスキルが必要。難易度が高いので他の業種で経験を積んでからキャリア選択が可能となる。
フロント宿泊予約の管理(チェックイン・チェックアウト)や、電話対応を担う。ホテルの種類問わずどのホテルにも必要でホテルの顔とも言える職業。客の要望やイレギュラーな出来事にも対応しなければいけないため。マルチタスクに対応できる柔軟性が求められる。
ベル宿泊客の荷物を運び客室まで案内する職業。移動中はホテル内の施設や避難経路の説明などを行う。団体客の場合は一度に大量の荷物を的確に運ぶ必要があるため体力はもちろん、荷物に傷がつかないよう細やかな気配りも求められる。
ドアマンゲートで宿泊客の出迎えを行う仕事。到着した宿泊客をホテル内に誘導する他、周辺の警備を行う。宿泊客への最初のアプローチを担うので、爽やかな印象や明るい表情など人柄・雰囲気も重要となる。
バンケットパーティー会場でサービス・飲食を提供する職業。料理やドリンクを運ぶ配膳と、テーブルや花などを配置して会場を作る会場セッティングの2種類に分かれる。パーティの雰囲気をより良くするコミュ力や、状況を瞬時につかむ洞察力、機敏な動きが求められる。レストランサービスも同様。

※専門性の高い職業は、高級ホテルやリゾートホテルなどの大型ホテルに限ります。

営業・管理(セールス、ブライダルなど)

営業法人相手の営業がメインで、企業や旅行会社などに特別な宿泊プランやパッケージツアー、宴会サービスなどの提案を行う。また著名人や政治家などを迎えるときに窓口となり、お客様の要望やイベントの調整、当日のスケジュールなど打ち合わせを行う。
購買ホテルに必要なものすべてを発注・管理する仕事。ベッドやタオルといった家具・備品から、レストランで使用する食材、食器など幅広い。ホテルの規模が大きいほどアイテム別に担当を分けて専門性を高めている。一括受注によりコストを抑える他、取引の不正を防止する目的がある。

マーケティング(営業戦略、商品企画、宣伝・広報など

プランニング季節ごとのフェアやディナーショーなどのイベントの企画・宣伝を行う職種。個人客のニーズを分析し宿泊プランなどのパッケージ企画などを行いホテルをアピールする目的。デザイナーやカメラマンなどの外注ともやり取りが多いため、コミュ力や柔軟性が重要。大型ホテルは企画と宣伝で部署が分かれているケースが多い。
広報マスコミを通してホテルの認知を広める職種。各マスコミに送付するニュースレターの作成や取材対応などが主な仕事。メディアの選定や効果的な情報発信の工夫などを行う必要があるため、時代のトレンドを読む能力やセンスが問われる。

質問② ホテル業界は今後衰退しますか?

新型コロナウイルスの終息が見込めない限り、今後も衰退していきます。

2021年のホテル業界の利益率は-35.6%で、190業界中186位と下位。

地方ではホテルの種類問わず倒産が相次いでいる状態で、さらには人件費削減のためにIT化が進み、ホテル業界の職業が大幅に省略されています。

例えば、スマートチェックインの導入によるフロントの無人化。

引用:プリンス スマート イン 恵比寿

「プリンススマートイン恵比寿」では、ホテル予約やチェックイン・アウトなどを客自身で完結できる非対面システムを導入しています。

さらに、世界初のロボットホテル「変なホテル」では、コンシェルジュのロボット化や照明・空調などの各機器を連結したIoTプラットフォームシステムの搭載で人件費を大幅に削減しています。

※引用:HISホテルグループ|『変なホテル』

そんな中生き残る企業はトレンドを取り入れる企業です。

民泊に対抗する安価な宿泊施設への事業転換や、外国人観光客の受け入れ強化などにより衰退に歯止めをかけられそうですね。

質問③ ホテル業界は人気の業界ですか?

ホテル業界の人気はそれほど高くありません。

理由は、トレンドに左右されやすい不安定さと、激務のイメージが強いことが考えられます。

ただ、下記3つのホテルは就活人気が高いです。

  • 鉄道系企業
  • ハイクラス向けホテル
  • 外資系ホテル

「西武HD」「東急」「近鉄グループ」などの鉄道系企業は、鉄道事業の収益で経営基盤が強く人気です

また、ハイクラスなホテルやリゾートホテル、外資系は華やかなイメージがあり、語学力が活かせるためこちらも倍率が高いですね。

たとえば、「リゾートトラスト」の場合、求人数300名に対して、リクナビでは51,362名ものプレエントリー候補リスト登録者がいて、倍率は170倍以上に上ります。(2022年11月7日時点)*

一方、チェーン展開するビジネスホテルは、給与が低い傾向にあり客層も幅広いため倍率は比較的低いです。

*参考:リクナビ|リゾートトラスト株式会社(ホテル総合職)

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

給与が安く激務と言われるホテル業界ですが、鉄道系や不動産系企業を中心にホワイト企業もたくさんあることが分かりましたね。

ホワイト企業には募集が殺到するので、情報収集や面接対策は早い段階で行うのが鉄則ですよ!

あなたに合ったホテル業界のホワイト企業が見つかりますように!

  • ホテル業界は「高級ホテル」「シティホテル」「ビジネスホテル」「リゾートホテル」の4種類に分かれ、それぞれ特性や仕事内容が異なる。
  • ホテル業界のホワイト企業を探すには、就活エージェントと逆求人サイトの利用がおすすめ!大手求人サイトを利用する時は、条件検索をうまく活用しよう
  • ホテル業界のホワイト企業の特徴は5つ!① 平均年収が高い、② 平均勤続年数が長い、③ 口コミサイトにおける評判が良い、④ 離職率が低い、⑤ 組織の規模が大きい
  • ホテル業界のホワイト企業に就職するためのポイントは3つ!① なぜホテル業界なのかを明確にする、② ホテル業界の中でも”なぜその企業なのか”を伝える、③ ホテル業界の課題や今後のトレンドなどを把握しておく
  • ホテル業界のブラック企業の特徴は5つ!① 残業時間や休日数などが非公開、② 常に正社員を募集している、③ 口コミサイトでの評判が全体的に悪い

↓この記事以外のホワイト企業に特化した情報をまとめました!

【ホワイト企業に関する基礎知識

【ホワイト企業の探し方・選考対策

【ホワイト業界に関する基礎知識

【地域別のホワイト企業】

【業界別のホワイト企業ランキング

【その他】

この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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