就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
(これまで7年間、ほぼ毎日スタバにこもって1500以上の記事を書いてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!)
… その代わりに友達が少なく、週1回の1人サウナを楽しみに寂しく生きています。笑
先日、40代の親戚から「今からホワイト企業に転職することはできるかな?」という相談を受けました。
僕は今30代ですが、このホワイト企業ナビを運営しており、ホワイト企業に関する記事を100記事以上書いてきました。
その親戚の人にアドバイスした内容を、この記事でまとめようと思って書いています。
「40代でホワイト企業に転職したい!」という方に、少しでも参考になるような情報を書きまとめていくので、ぜひ参考にしてくださいね。
40代でも転職をする人は増えてきていますよね!具体的に40代での転職の立ち回りが知りたいです。
目次
40代でホワイト企業に転職することはできる?
まず最初に気になるのが、そもそも40代でホワイト企業に転職できるのかということ。
結論から言うと、40代で転職できるかどうかは人によって異なります。
40代での転職の可否を決める要素は大きく2つあり、それによって転職の可否が決まります。
【40代でホワイト企業に転職できるか決める要素】
- 自分が定めるホワイト企業の定義の厳しさ
- 自身が持つ実績やスキル
①自分が定めるホワイト企業の定義の厳しさ
まず40代で転職できるかどうか決める要素として、自分が定めるホワイト企業の定義はどのぐらい厳しいのかどうかが挙げられます。
実はホワイト企業にはそもそも定義は存在しません。
多くの人がホワイト企業として挙げる共通の特徴はありますが、一概に「こういう条件の企業がホワイト企業です」という明確な定義は存在しないんですよね。
よって人によっては「残業が1時間でもあればホワイト企業とは言えない」という人もいれば、「残業は月に30時間以内ならホワイト企業だ」という人もいるのです。
こうした個人の設定するホワイト企業の条件が厳しければ厳しいほどに、40代で転職できる可能性は下がっていきます。
厳しい条件を満たす企業の数は、その厳しさの分だけ減りますからね。
②自身が持つ実績やスキル
次に、40代でホワイト企業に転職できるかどうか決める要素として、自身が持つ実績やスキルが挙げられます。
僕は仕事柄、ホワイト企業の人事の方と話す機会が多いですが、やはり「年齢を重ねているほどに求める実績やスキルの水準は上がる」と言いますね。
それは当然の話で、年齢を重ねている分だけ求める年収も上がりますし、雇える期間も短くなる。
同じ実績やスキルなら、企業はより若い人を採用する可能性が高いです。
それゆえに40代での転職となると、それまで積み上げた実績やスキルを重要視され、それをうまくアピールできないとなかなか採用されないことを肝に銘じておく必要があると言えます。
(特に労働条件の良いホワイト企業は、転職希望者からの人気も高い傾向にあるので、よりシビアに評価されることは容易に想像が付きますよね!)
なるほど!40代でホワイト企業に転職できるかどうかを決める要素は、自分が定めているホワイト企業の定義の厳しさと、持っている実績やスキルなんですね。
40代でホワイト企業に転職する方法
40代でホワイト企業に転職できるかどうかは人によって異なります。
ですが、この世には大量に企業が存在し、人手不足のホワイト企業も大量にあります。
(なぜホワイト企業なのに人手不足の企業があるのかと聞かれることがありますが、働き手からの人気はその企業の知名度や広告、求人サイトの賢い活用に依存するので、ホワイト企業でも働き手から認知されない企業が大量に存在するんですよね!)
40代でホワイト企業に転職することができるのであれば、具体的にどう活動すれば良いのか?
40代でホワイト企業への転職を考えたら、大きく3つの方法で企業との接点を作りますね。
【40代でホワイト企業に転職する方法】
- 逆求人サイトを利用する
- 求人サイトを利用する
- 転職エージェントを利用する
方法① 逆求人サイトを利用する
まず40代でホワイト企業に転職する方法として、最もおすすめが逆求人サイトの利用です。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくことで、企業からのスカウトが届くサイト。
なぜ40代に逆求人サイトが最もおすすめかと言うと、自身の持つスキルや実績を企業側から客観的に評価して接点を持ちにきてくれることにあります。
求人サイトで自分から企業を探すと、年齢を重ねている場合は特に適性が合わない可能性が高いんですよね。(新卒などに比べて、その企業が40代に求めるスキルや実績は限定されるため)
一方で、逆求人サイトなら企業側からスカウトを送ってくるため、自身のスキルや実績を求める企業とだけ繋がることができます。
40代が利用すべきはビズリーチ一択
また利用すべき逆求人サイトは、40代であれば「ビズリーチ」一択だと僕は考えています。
ビズリーチは他の逆求人サイトと比べて、ハイクラス向けの求人募集が多い。
またハイクラス向けだからこそ、40代の転職に慣れているような転職エージェントからのスカウトも来るのが強いですね。
「40代でホワイト企業に転職したい」と考えたら、まずはビズリーチに登録して、どんな企業からのスカウトが来るのか、どんな転職エージェントからのスカウトが届くのか把握するところから始めることをおすすめします。
スカウトが届いた企業について、残業時間や年間休日数などの条件面を調べてみると、そこが自分にとってホワイト企業なのか評価することができます。
仮に自分にとってのホワイト企業から多数のスカウトが来ると判断してから、本格的に転職活動を始めるのも手だと思います。
(ちなみに40代の親戚には、まずはこの方法からホワイト企業との接点を作るべきだとアドバイスしました。結果的にホワイト企業からのスカウトがほとんど来なかったので、転職すべきか再考しているとのことです!)
方法② 求人サイトを利用する
次に40代でホワイト企業に転職したいと考えた場合、求人サイトの利用もおすすめです。
求人サイトは検索条件の絞り込みによって、自分が求める労働条件の企業だけを検索できます。
先の逆求人サイトと同じで、まずは自分がホワイト企業だと思える企業、数社にエントリーしてみて反応を見てから転職を本格化させるのも良い手でしょう。
(何度も言うように、40代での転職は自身のスキルや実績によって実現可能性が大幅に前後するので。)
利用すべき求人サイトとしては、求人掲載数の多い大手「doda」や「リクナビNEXT」がおすすめです。
こうした求人サイトを利用する場合、特にホワイト企業に転職したい人は必ず検索条件の絞り込みを使ってください。
ちなみに僕が利用する場合は、「完全週休2日」「年間休日120日以上」「残業時間25時間以内」「勤続年数が高め(大手なら10年以上はマストで欲しい)」などの条件で絞り込みますね。
僕にとってのホワイト企業は、これらの条件を満たす企業なので!
方法③ 転職エージェントを利用する
続いて、40代でホワイト企業に転職する方法として、転職エージェントの利用があります。
転職エージェントを利用する場合は、正直なところ逆求人サイトや求人サイトよりも注意が必要です。
なぜなら転職エージェントは、ホワイト企業に転職するためのスキルや実績がない場合でも、「ホワイト企業に転職は難しいからこの企業の方が良いですよ」とホワイト企業じゃない企業への入社を薦められる可能性があるからです。
逆求人サイトや求人サイトの場合、ホワイト企業に転職するためのスキルや実績がない場合、そもそもスカウトが来なかったり、選考で受からなかったりと、転職を諦めることができます。
実はこれは良いことでもあって、自分の現状を把握することに繋がるんですよね。
一方で、転職エージェントは転職を成功させることで利益が出るビジネスモデルなので、ホワイト企業じゃなくてもどこか別の企業に転職させようとする担当者が多い。
その結果、今の会社よりも労働環境が悪い企業を紹介されて、無知のままその企業に入社してしまい「転職しなければよかった」という事態になってしまう。
ここが最大の注意点です。
転職エージェントは担当者の質がすべて
このように転職エージェントを利用する場合は、特に注意が必要です。
しかし、転職において転職エージェントの存在は非常に重要で、中途向けの求人はそもそも転職エージェントにしか共有されていない「非公開求人」が多いんですよね。
この非公開求人にエントリーするためには、転職エージェントを利用する他ありません。
よって転職エージェントは担当者の質によって利用を判断しましょう。
ホワイト企業に転職したい場合、転職エージェントの質を判断するための着目点は以下のとおりです。
【転職エージェントの質を判断するための着目点】
- 自分が求める条件の企業を懸命に探してくれるかどうか
- 自分が求める条件に当てはまらない企業ばかりを紹介してこないかどうか
- ホワイト企業が紹介できない場合にその理由の納得性が高いかどうか
- 連絡の返信や対応が丁寧かどうか
僕が今40代で、転職エージェントを利用するなら必ず上記の4点をすべて満たす担当者のみ継続的に連携しますね。
ちなみに利用する転職エージェントとしては、実績があり、かつ保有求人数の多い大手から順に利用します。
(特にホワイト企業を紹介してもらいたい場合は、保有求人数が多い転職エージェントを利用すべきです。中小規模の転職エージェントだと、そもそもホワイト企業の求人を保有していないことも多いので。)
実績があり、かつ保有求人数の多い大手としては先にも紹介した「doda」や「リクルートエージェント」あたりが良いですね。
職務経歴書の作成や添削にも転職エージェントは有用
補足として、転職エージェントの利用価値は企業探しだけではありません。
逆求人サイトや求人サイトでは対応できない点として、転職エージェントは「職務経歴書の作成や添削」までを担当者が行ってくれます。
また面接対策など選考サポートも行ってくれるので、「職務経歴書の作成ができない」「面接が苦手」など、選考に関して不安点がある人にとって、より転職エージェントの利用価値は高いと言えます。
なるほど!転職をする場合、どのようにエントリー企業を探すのかが第一だと思うのですが、そこで逆求人サイト・求人サイト・転職エージェントという選択肢が出てくるんですね。
それぞれの特徴を把握したうえで、自分に合った手段で企業との接点を作り、エントリーして選考に参加、内定を獲得していくという流れだね。
40代でホワイト企業に転職する全体の流れ
先の章では、40代でホワイト企業に転職するための方法として、企業の探し方を中心に解説してきました。
この章では、それぞれの方法別に具体的にどんな流れで転職活動を進めて、ホワイト企業への転職が完了するのか全体像を簡単に紹介しますね。
逆求人サイト、求人サイト、転職エージェント、それぞれ経由での転職の流れは次のとおりです。
逆求人サイト経由で転職する場合の流れ
【逆求人サイト経由で転職する場合】
- 逆求人サイトに会員登録する
- 逆求人サイトでプロフィールを登録する
- エントリーしたい企業からのスカウトが届いたらスカウトを受諾する
- スカウト受諾後に企業の指示に従って選考に参加
- 選考対策を行いながら選考通過
- 内定獲得
- 入社(転職完了)
逆求人サイトで転職活動する場合、重要なのは「いかに良いプロフィールを作れるか」です。
これによって受けるスカウトの数や質が大幅に変わってくるので注意してください。
また逆求人サイトでスカウトをもらうと、スカウトをくれた企業に対して好意を持ってしまいがち。
ですが、そこは客観的にスカウト元の企業のことを調べて、自分にとってのホワイト企業だと言えるのか企業分析を徹底するようにしてください。
求人サイト経由で転職する場合の流れ
【求人サイト経由で転職する場合】
- 求人サイトでエントリーしたい企業にエントリーする
- エントリー先の企業の指示に従って選考に参加
- 選考対策を行いながら選考通過
- 内定獲得
- 入社(転職完了)
次に求人サイト経由で転職する流れは非常にシンプルですね。
求人サイトで絞り込み検索して、自分にとってのホワイト企業にエントリーする。
そして選考対策を進めながら選考を進めて、内定を獲得して入社する。
最もシンプルな流れでの転職活動だと言えます。
転職エージェント経由で転職する場合の流れ
【転職エージェント経由で転職する場合】
- 転職エージェントサービスに会員登録する
- 初回面談の予約をする
- 初回面談に参加
- 紹介された企業からエントリーする企業を選ぶ
- 担当者の指示に従って選考に参加
- 担当者から選考サポートを受けながら選考通過
- 内定獲得
- 入社(転職完了)
基本的にどの方法を取ろうが、「企業選び→選考→内定」というシンプルな流れです。
しかしシンプルだからこそ、各工程ごとに丁寧に実行する必要があります。
企業選びであれば、自分にとってどんな企業がホワイト企業なのか考えたり、今在籍している企業の何に不満を持つのか考えること。(その結果、転職せずに今の会社で状況を変えられないか行動するなど転職以外の最適解が見えてくることもあります)
選考では、いかに魅力的に自分のスキルや実績が伝えられるか考えたり、自分の長所と短所を改めて深堀りすることも有効です。
自己理解のためにMBTI診断など、自己理解に役立つツールをフル活用するのもおすすめです。
内定に関しても、内定獲得後にこそ、その会社の社員さんと話す機会を作ってもらって「本当にその会社に転職すべきか」を最終確認することも重要ですよね。
このように各工程をとにかく丁寧にこなしていくことが重要です。
次の章から、そのために役立つ情報を共有していきますね!
たしかに転職の流れを俯瞰して見ると、どの手段で企業と接点を持ったとしても「企業選び→選考→内定」という流れを取っていますね。
40代で転職活動する際の注意点【3点】
ここまで40代でホワイト企業に転職するための方法を解説しました。
この章からは、40代でホワイト企業への転職を成功させるために役立つ情報を共有します。
まずは注意点からお話させてください。
僕が40代でホワイト企業に転職すると考えた時、以下の3点に特に注意して転職活動を進めますね。
【40代で転職活動する際の注意点】
- 自分にとってのホワイト企業の条件を明確化する
- 現在勤めている会社のメリットを明確化しておく
- 本当に転職すべきか時間をかけて考える
注意点① 自分にとってのホワイト企業の条件を明確化する
まず非常に大切な視点が、「そもそも自分にとってホワイト企業とはどんな会社なのか」を明確化することです。
ホワイト企業に転職したい人から話を聞くと、意外にもホワイト企業の定義が不明確な人が多い。
ざっくりと「休みが多い会社」「残業が短い会社」などの条件はありますが、その他の条件や働き方に関しては詰めきれていない人がほとんどです。
ですがこれは冒頭でも話したとおりで、ホワイト企業に明確な定義がないことが原因。
このホワイト企業ナビでは独自でホワイト企業の条件を定義していて、以下の3条件を”すべて満たす企業”をホワイト企業としています。
- 月の残業時間が25時間未満
- 年間休日が120日以上(有給を含まない)
- 3年後離職率が3割未満
なぜこの条件を設定しているのか?
僕が考えるホワイト企業の条件が「残業が少なく、休日が十分にあって、辞める人が少ない会社」だからです。
このどれか1つでも抜けると、一気にホワイト企業からかけ離れてしまうと考えています。(残業が少なく、休日が十分にあっても、3年後に9割の人が辞める会社だと何か他に大きな問題があると判断できますからね!)
これはあくまでホワイト企業ナビが設定している条件です。
大事なことは、自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること。
ホワイト企業に多く共通する特徴をまとめた記事を別で書いているので、ホワイト企業の定義が不明確な人は下記の記事を参考にしてくださいね。
» 【ホワイト企業チェッカー】働きやすい企業を見分ける10の項目!
注意点② 現在勤めている会社のメリットを明確化しておく
続いて、40代でホワイト企業への転職を考えた時に考えるべきが、今現在勤めている会社のメリットを明確化しておくことです。
人間は、今手にしているものを過小評価しがち。
(僕はドラゴンボールのフィギュアが好きなのですが、今持っているフィギュアよりも新発売のフィギュア、つまりは今持っていないフィギュアがとにかく良く見えてしまうんですよね。)
ですが、よくよく考えてみると今手にしているものにも大きな価値があります。
現在勤めている会社の良いところを羅列してみましょう。
そうすることで、「あ!この良いところを失ったら嫌だな」と思う点が出てきます。
それは自分が実際に働いてみて感じたメリットであって、自分にとって重要な条件であることが間違いありません。転職する場合でも、転職先に求める条件として押さえておく必要があります。
(実体験で得た気づきこそ、最も根拠あるものなので!)
注意点③ 本当に転職すべきか時間をかけて考える
そして最後、転職を考えた時にこそ、本当に転職すべきか考えることに時間をかけましょう。
先の注意点にて、今現在勤めている会社のメリットを考えました。
その上で、意外にも良い点が見えたり、「これだけ改善すれば良い会社なのに」と気付くことがあります。
その場合、どうせ転職するなら、転職する前に今いる会社に条件交渉をするのも良いでしょう。
案外、企業側も40代のベテラン社員に辞めて欲しくないので、良い対応をしてくれることもあります。
それでダメなら「やっぱこの会社にそのままいてもダメだな」として、転職活動のやる気も上がりますし、一石二鳥。
転職はすべてがすべて良い方向に進むわけじゃないので、本当に転職すべきか考える時間をしっかり設けて客観的に判断することが重要です。
転職を考えた場合、これらの注意点を押さえたうえで転職活動を開始することが重要なんですね。
40代でホワイト企業に転職するメリット
次にこの章では、40代でホワイト企業に転職するメリットを考えていきます。
仮に僕が転職するとしたら、大きく以下の3点をメリットとして考えますね。
【40代でホワイト企業に転職するメリット】
- 働きやすい環境に身を置くことができる
- プライベートの時間を充実させられる
- 重い役職を回避することができる
メリット① 働きやすい環境に身を置くことができる
まず40代でホワイト企業に転職するメリットは、働きやすい環境に身を置くことができることです。
具体的には仕事がより楽になったり、社員同士の仲が良かったり、取引先との関係が良好だったりと働きやすさには様々な形がありますね。
特に離職率の低いホワイト企業は、こうした働きやすさがいくつもあります。だから離職率が低い。
今の会社が働きやすさに全くメリットがない場合は、転職することで圧倒的に働きやすくなる可能性があります。
実際に僕の父親は60代ではありますが、郵便局できつい環境で働いていました。
その後、中距離のドライバーとして今も働いていますが、「他の人と関わらずに自分ひとりの時間が取れて最高だ」といつも言っています。
働きやすさによって本当に日常の充実度が変わるので、注目すべきメリットですよね。
メリット② プライベートの時間を充実させられる
次にホワイト企業に転職するメリットは、時間的な余裕を作れることです。
それによってプライベートの時間を充実させることができます。
仮に今、毎日残業時間が3時間あるとして、それがなくなったらどうでしょうか。
残業代は減るかもしれないですが、毎日3時間も自分の時間を作ることができます。
家族と過ごす時間を増やすのも、新しい趣味を始めるのも良いでしょう。
人によっては「時間」は「お金」よりも大きな価値になります。
ホワイト企業に転職し、時間的にも精神的にも余裕を持つことができれば、定年まで少なくとも10年以上もプライベートの時間を充実させられるのは大きなメリットですよね。
(このあたりの価値観は本当に人によるところが大きいです。死ぬ時により多く稼いだことを誇りに思う人もいれば、稼ぎよりもプライベートの時間や家族の時間を多く取れたことに誇りを持つ人もいます。そのあたりは自分がどんな価値観を持っているのか、自己分析することが重要です。)
メリット③ 重い役職を回避することができる
そして、3点目のメリットが、重い役職を回避することができる点です。
40代となると、特に新卒から働いている場合は役職ががっつり付いてきます。
もちろん役職が付くことで給料が上がったりとメリットもありますが、同時に会議に参加する回数が増えたり、面倒を見なければいけない人の数が増えたりとデメリットも多い。
実際に食品メーカーで働く40代の知り合いは、週に9回も会議があって、そのほとんどが参加価値のない会議だと言っていました。
転職することによって、重い役職に就くことを回避して、現場で働くことができるメリットもあるでしょう。
こうした「自分がやりたくない役職の回避」というメリットも転職にはあることを押さえておく必要がありますよね。
なるほど!40代でホワイト企業に転職することで、こうしたメリットがあるんですね!自分にとって何がメリットか、そのメリットは転職するほど価値のあるものかを考えることが重要ですね。
40代でホワイト企業に転職するデメリット
前の章にて、40代でホワイト企業に転職するメリットを解説してきました。
一方でホワイト企業に転職することは、メリットだけではなく、デメリットもあります。
両面を把握したうえで、転職を考えることが重要なのでデメリットも解説してきますね。
僕が考える40代でホワイト企業に転職するデメリットは大きく3つ!
【40代でホワイト企業に転職するデメリット】
- 給料が下がる可能性がある
- 年下が上司に付く可能性がある
- 新しい職場に適応しきれない可能性がある
デメリット① 給料が下がる可能性がある
まず最大のデメリットといえるのが、給料が下がる可能性があることです。
転職した次点ですぐに下がることもありますが、転職したばかりで昇給しにくいことで、今在籍している会社で数年勤めるよりも大幅に給料が下がってしまう可能性もあります。
転職に関して、よく「転職すると給料が下がるから絶対にやめとけ」という声もありますが、これに関しては「どんな企業に転職するのか」「自分の実績やスキルが転職先でどのぐらい評価されるのか」に依存するため一概には言えません。
反対にホワイト企業に転職することで、給料も上がって、残業時間も減るなど、労働条件面でメリットしかないパターンもあるので、このあたりは一概には言えないことを押さえておいてください。
デメリット② 年下が上司になる可能性がある
続いて、40代でホワイト企業に転職するデメリットが、年下が上司になる可能性があることです。
特にこれまで1度も転職経験がない人にとっては、転職先で年下が上司になることに耐えられない可能性もありますよね。
実際にネット上でも、年下が上司になることが厳しいという声も見られました。
▼年下が上司に関する口コミ
頑張りとパフォーマンスや評価が一致しない状況はきついよなあ。特に年齢がいって上司が年下、みたいな状況は本当にハードそうである。
— トミオ (@tomyuo) May 3, 2016
俺はなるべく、本道から外れた、王道を歩いてきた人と勝負しなくていい道で生きていきたい。
一方で、年上が部下に就くことに関して「気を遣ってきつい」と考える人も多いようです。
たしかに僕もかなり年上の人が部下に就いたら、相当に気を遣いますね。
▼年上が部下に関する口コミ
年下の上司は経験ないけど、年上の部下は正直きついです><
— まおの魂魄 (@___MAHIRO___) June 26, 2014
このように、転職後に誰が上司になるのか(特に年齢はどのぐらい離れているか)は必ずチェックしておくべきだと言えるでしょう。
このあたりをどのぐらいデメリットとして感じるかは人によって異なるので、仮に気にするような人はこうしたデメリットがあることを押さえた上で、転職先の人事に相談することが重要ですね。
デメリット③ 新しい職場に適応しきれない可能性がある
最後、40代でホワイト企業に転職するデメリットが、新しい職場に適応しきれない可能性があることです。
40〜50代の転職で、この点をデメリットとして他の多くのサイトでも触れられていますね。
先のデメリットと同様に、特に今まで1度も転職した経験のない人にとっては、新しい職場環境はどれだけ働きやすくてもストレスに感じる可能性があります。
新しい仕事内容、新しい人間関係、新しい仕組み、などなど、新しいことばかり。
自分がどのぐらい新しい環境に適応する能力があるか、それを客観的に考えることが重要です。
そうしないと転職後、「やっぱり新しい環境には耐えられないな」として、すぐにまた転職をすることになる可能性があります。
40代で短期間の離職経歴があると、やはり次の転職で不利になるため、この点は慎重に考える必要がありますね。
こうしてデメリットを見ると、良いことばかりではないと分かりますね。
何かを得るためには、何かに耐える必要がある。何事もトレードオフだから、デメリットを受け入れてでもメリットを欲する人が転職を考えるべきだよね。
【補足】40代で転職する人はどのぐらいいる?
この章では、40代での転職に関して気になる情報を共有していきます。
僕が仮に40代で転職するとして、気になるのは「40代で転職する人ってどのぐらいいるのかな?」ということです。
では実際に、何歳で転職を考え始める人が多いのか?
dodaが調査したデータによると、40代で転職を考え始める人は全体の6.2%でした。
一方で、20代〜30代で転職を考え始める人が91.3%と大部分を占めています。
やはり40代で転職を考え始める人は少数派です。
しかし、少なくとも6.2%の人は40代で転職を考え始めているわけで、「40代 転職」と検索する人の数も膨大。
40代で転職を考え始めることは当たり前のことだと言えるでしょう。
(特に昨今の環境変化、価値観変化の激しい現代では、転職について考える人が更に増えることは容易に予想することができますね。)
20代〜30代で転職を考える人が多いものの、40代以降で転職を初めて考え始める人も一定数はいるんですね!
40代でホワイト企業に転職したい人からよくある質問
この章では、ここまで解説しきれなかったよくある質問に回答していきます。
1つでも多くの疑問をクリアにしてこの記事を読み終えてくださいね。
質問① 40代での転職は厳しいでしょうか?
40代での転職の難易度の関しては、1章で解説したとおりで、自身のスキルや実績だけでなく、どのぐらいの人気度の高さの企業を受けるかに依存していきます。
40代でスキルも実績も他社に転用できるものがなく、なおかつ倍率の高い人気企業への転職を考えれば非常に厳しいのは間違いありません。
転職の難易度、難しさは、前提条件によって大幅に異なるので、一概には言えません。
ですが、普遍的に40代での転職は、基本的には自身のスキルや実績を武器としての転職になるため、仮にスキルや実績がない場合は、20〜30代の転職に比べて圧倒的に難易度は高いと考えて間違いありません。
反対にスキルや実績が、他社からも求められるものであれば、引く手あまたになる可能性もありますね。
質問② 40代で転職した場合に転職先に慣れるまでどのぐらいかかりますか?
転職先に慣れるまでの時間は人によって異なります。
しかし、一般的には慣れるまで半年はかかると見ておくべきだと僕は考えています。
実際に転職後の研修期間が半年に設定されている企業も多かったり、試用期間を3〜6ヶ月と設定している企業も多いので、慣れるまでの期間は半年ぐらいを想定しておくべきです。
(よって1ヶ月ぐらい働いてみて、少しぐらい合わないからと言ってすぐに辞めるのはおすすめしません。半年ぐらい働いて、それでも合わないなら本当に合わない可能性が高いと考えています。)
質問③ 40代で資格やスキルなしでもホワイト企業への転職は可能でしょうか?
40代で資格やスキルがない場合、ホワイト企業への転職の難易度は格段に上がります。
なぜならスキルや資格がない場合、「40代の未経験者歓迎」の求人に応募することなるのですが、40代の未経験者歓迎とは、つまりは20〜30代が集まらないから40代を募集しているケースが多いんですよね。
労働環境の良いホワイト企業であれば、40代の未経験者を雇うよりも20〜30代の未経験者の方が長く働いてくれるとしてそちらを優先するはずです。
こうした背景を把握した上で、40代でスキルや資格がない場合(特にスキルがない場合)は、本当に穴場な企業を探し続けたりと、スキルや資格のある人よりも余計に努力する必要があるでしょう。
ですが、本当に日本にはたくさんの企業があるので、「絶対に無理」なんてことはありません。
ホワイト企業だけどあまりに知名度が低くて若手が来ない企業は必ずあるので、そういった企業を探し続けることが重要ですよね。
質問④ 40代で未経験職種への転職は可能でしょうか?
40代で未経験職種への転職は可能です。
ですが、基本的には人手不足である職種が多いことを事前に押さえておく必要はあります。
何度も言ったとおりで、やはり企業は未経験者を採用するなら、長く働いてくれる可能性が高い20代を優先的に採用します。
よって「40代の未経験者募集」という職種は、20〜30代からの人気が低い職種であることが多いんですよね。
僕の父親も60代で転職しましたが、仕事内容としてはドライバーです。
ドライバーは非常に人手不足なので採用された可能性が高く、仮にドライバーが20〜30代に人気の職種であれば採用されるのは難しかったはずです。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
30代の若造がこうして40代の転職について解説のは腰が引けましたが、その分、深く調査したり実際に40代〜60代で転職した人の声を聞きながら書いた記事となります。
40代で転職することは、今の会社から給料が下がることもあり、家庭もあったりとリスクは大きい。
ですが、それでも「今からホワイト企業に就職したい」という思いは、今後の何十年の人生を大きく変える決断だと思います。
そんな素晴らしい決断をされる皆さんの助けに、この記事が少しでもなればと思い、精一杯書きました。
陰ながらみなさんの転職の成功、いや、人生に幸せな時間が1秒でも増えることを、心からお祈りしています。
以上、就活マンでした!これからも転職に関して、本当に役立つ情報を、このホワイト企業ナビで書き続けていきます!
【本記事の要点まとめ】
- 40代でホワイト企業に転職することはできるが、自身のスキルや実績、どのぐらい人気の企業を受けるのかなど前提条件によって難易度には大きな個人差がある。
- 40代でホワイト企業に転職する方法として、大事なことはいかに企業を探すのかであり、具体的な方法としては「逆求人サイトを利用する」「求人サイトを利用する」「転職エージェントを利用する」が王道の方法として挙げられる。
- 特に転職エージェントを利用する場合は注意が必要で、ホワイト企業以外を紹介される可能性がある。
- 40代で転職するメリットとしては「働きやすい環境に身を置くことができる」「プライベートの時間を充実させられる」「重い役職を回避することができる」などが挙げられる。
- 40代で転職するデメリットは「給料が下がる可能性がある」「年下が上司に付く可能性がある」「新しい職場に適応しきれない可能性がある」などが挙げられる。
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
- 北海道に勤務地のあるホワイト企業
- 新潟に勤務地のあるホワイト企業
- 岐阜に勤務地のあるホワイト企業
- 愛知に勤務地のあるホワイト企業
- 大阪に勤務地のあるホワイト企業
- 京都に勤務地のあるホワイト企業
- 福岡に勤務地のあるホワイト企業
【業界別のホワイト企業ランキング】
- ホワイト企業ランキングTOP100
- 厚生労働省委託事業者認定のホワイト企業ランキングTOP100
- 中小企業のホワイト企業ランキング
- メーカーのホワイト企業
- BtoBのホワイト企業
- IT業界のホワイト企業
- 食品業界のホワイト企業
- 化学業界のホワイト企業
- 製薬業界のホワイト企業
- 農業業界のホワイト企業
- 人材業界のホワイト企業
- 広告業界のホワイト企業
- コンサル業界のホワイト企業
- エンタメ業界のホワイト企業
- 介護業界のホワイト企業
- 音楽業界のホワイト企業
- ホテル業界のホワイト企業
- 家電量販店業界のホワイト企業
- ジュエリー業界のホワイト企業
- 金融業界のホワイト企業
- リース業界のホワイト企業
- 旅行会社業界のホワイト企業
- 製造業業界のホワイト企業
- インフラ業界のホワイト企業
【ホワイト企業関連の認定制度】
【その他】