【人材業界のホワイト企業ランキング】絶対チェックすべき15社!

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就労人口の減少や少子化で人材不足が慢性化しているため、将来性がある人材業界に注目する就活生も多いのではないでしょうか。

でも、人材業界と検索したら「やめとけ」「ハードワーク」なんていう、不安を煽るキーワードが出た経験はないですか?

人材ビジネスは多種多様にあるので、企業によって労働環境は大きく異なるんです。

そこでこの記事では、人材業界のホワイト企業をランキング形式で15社紹介します!

ホワイト企業の探し方や内定獲得のコツもわかるので、最後まで読むとあなたに合った企業に出会えるはずです!

人材業界のホワイト企業ランキング【15選】

人材業界は幅広いためどの業種・企業を選んでいいのか悩んでしまいますよね。

そこで、残業時間や年間休日、年収などをもとに人材業界のホワイト企業をランキング形式で15社まとめてみました!

企業名概要
リクルートHD人材業界国内トップ企業。人材派遣・紹介・採用広告の3本柱で経営基盤が強い。法定休暇以外に休日付与があり平均週休日数は2.8日(年間休日145日)。平均年収950万円。充実した福利厚生の他、女性従業員率30%で育児と仕事を両立しやすい環境。介護・LGBTQにも取り組むダイバーシティ企業。
ベイカレント・コンサルティング日本発の総合コンサルティングファーム。企業戦略から業務・ITまで総合コンサルティング企業。平均年収1,106万円でコンサル業界上位。カフェテリアプラン加入など福利厚生が手厚い他、領域区分がないワンプール制で幅広い経験が積める。「健康経営優良法人2021」認定企業。
パソナグループ人材派遣事業。官公庁の案件が多く収入源が安定しているのが特徴。万全な教育体制の他各種相談窓口を設置するなど社員を多角的にサポート。管理職に占める女性の割合56.3%、外国籍管理職比率5.4%と多様性がある企業として、厚生労働省 「えるぼし」最高位や「健康経営優良法人2022 ホワイト500」など数々の認定を得ている。
パーソルHD人材紹介に強みを持つ企業。求人情報・エージェントサービス「doda」「Loino」などを運営。平均年収665万円。社外福利厚生加入。完全週休二日制年間休日119日(2021年度)看護・介護・災害休暇など休暇制度が充実。フリーアドレス、全職種フレックスタイム制、服装自由など働き方の自由度が高い。
スタッフサービスHD人材派遣事業を軸に人材紹介、業務請負を行う企業。年間休日125日で有給取得率61%と高め。従業員男女比は49.3:50.7(%)。キャリア自己申告制度でマッチング精度を高めたキャリア形成が可能。他、福利厚生が手厚く、育児に関する待遇も充実。
マイナビ採用サービス大手企業。キャリア形成に応じた制度や、ワークライフバランスのサポート制度が豊富。大卒月給モデル29万、賞与年2回。土日祝の完全週休二日制で年間休日120日以上。地域手当、テレワーク手当の他福利厚生も充実。
ドリームインキュベータ戦略コンサルとベンチャー投資事業を中心に展開する企業。新規事業に投資を積極的に行っている。語学研修、メンター制度など人材育成にも注力している印象。就業不能所得補償制度や入社準備金前借制度などあり。初任給実績550万円(2022年度)
日本アイ・ビー・エムコンサルの他ITシステムの運用やアウトソーシングまでワンストップで提供している。平均年収1,086万円。(2022年度)男性社員の育児休業12.3%、女性管理職比率17%などジェンダーレスな環境(2019年度)。他、週休3日を確保する働き方が可能。
MS-Japan管理部門と士業専門のハイクラス転職エージェント。土日祝の完全週休二日制で年間休日120日以上。賞与を含んだモデル年収例は新卒380万円〜550万円、マネージャー700万円〜1,000万円と好待遇。産前産後休暇、育児休暇(実績あり)など女性にも優しい環境。
10アーサー・ディ・リトル・ジャパン世界最初の経営コンサルティングファームADLの日本法人。世界40カ国以上に拠点を持ち、グローバル水準のスキルが習得できる。平均年収は1,000万円で最低ラインでも500万円台。土日祝の完全週休二日制で年間休日は120日以上。子育て時短制度などあり女性も働きやすい。
11テクノプロHD技術系人材派遣事業を展開する企業。国内外に2万人以上の技術者を有し、機械やITインフラ、バイオなど専門性の高い産業を網羅している。平均年収は610万円。他、月平均残業時間20時間以内で平均勤続年数13年、有給取得日数11.2日とホワイトな条件がそろう。
12船井総合研究所コンサル業界で世界初の上場を果たした経営コンサル事業を行う企業。国内の中小企業をメインに展開している。平均年収は671万円。20代社員比率は30%以上という活気ある職場環境。土日祝の完全週休二日制で福利厚生も手厚い。3年間の新卒定着率71%(2021年度)
13ジェイエイシーリクルートメントミドル・ハイクラス向けの転職エージェント事業を展開する企業。初年度年俸350万円(営業手当105万円含む)で平均年収は834万円。ブラザーシスター制度、中途入社研修、海外派遣研修など教育制度が豊富。
14エン・ジャパン人材総合サービスを提供する企業。土日完全週休二日制。資格取得支援や転勤時引越し手当など、各種手当が豊富。社内短期留学やマネジメントポジションへの立候補制度があり、リーダー職の年齢30代61%・20代28%と早期キャリアアップが可能な環境。(2022年時点)
15マンパワーグループ人材紹介・人材派遣事業。土日祝の完全週休二日制で月平均残業時間20時間以内と好条件。他、オンライン英会話やe-learning研修など教育制度が充実。他、育休取得率90%以上(男性70%、女性100%/2020年度)、他、初年度月収約25万円

参考:業界動向サーチ会社四季報業界地図2023

ここで紹介した企業はほんの一例です。

大事なことは、いかに自分でホワイトを探せるようになるか、その探し方を押さえることだと僕は考えています。

そこでホワイト企業の探し方を、僕が考えるうるすべての探し方をまとめた記事を書きました。

ぜひ合わせて参考にしてくださいね!

» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?

給与や待遇が良いのはもちろんだけど、多様な働き方を積極的に取り入れているのも印象的だね。

うん!ダイバーシティ企業が多いのは、人を商材にする人材業界ならではという感じだね。

ホワイト企業に就職する方法

ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。

内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。

要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。

就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。

(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)

では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?

おすすめの手段を3つ共有しますね。

①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す

ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。

ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。

このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。

ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!

求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。

②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう

次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。

就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。

また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。

この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。

実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。

【担当者に伝えた内容】

  • 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」

就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。

利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。

ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。

③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする

最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。

逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。

逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。

スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。

利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。

以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。

またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。

そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。

ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?

とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。

企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。

そもそも人材業界の特徴とは?

人材業界とは、企業の採用活動と個人の就労をサポートする業界です。

そして、一口に人材業界と言っても業種は多岐にわたり、「人材紹介」「人材派遣」「求人広告」「アウトソーシング」「コンサルティング」の5つに分類されます。

そのため、まずは業種ごとに事業内容や職種を押さえておきましょう。

①人材紹介

人材紹介とは、正社員や契約社員採用を検討している企業に人材を紹介する事業です。

業務形態は企業と労働者で担当者を分ける「分業型」と、どちらも一人のエージェントが担当する「統一型」の2パターンあるので、企業によって業務範囲が異なります。

人材紹介事業の企業だと「リクルートキャリア」や「アデコ」などが有名ですね。

その他、業界特化型やキャリア専門型、再就職支援型など求職者の対象を絞ったサービスを展開する企業も少なくありません。

職種は「営業職」「キャリアアドバイザー」に大別されます。

職種業務内容
営業職人材を求める企業への法人営業でリクルーティングアドバイザーとも呼ばれる。求職者の紹介や人事コンサルが主な仕事で、ルート営業や新規開拓を行う。
キャリアアドバイザー営業がBtoBに対して、キャリアアドバイザーは求職者に対する営業。キャリア相談や求人案内を行う。

②人材派遣

顧客企業に対して、適切な人材を必要期間に応じて派遣する事業です。

企業と求職者が雇用契約を結ぶ人材紹介に対して、人材派遣は派遣会社と労働者が雇用契約を結び、労働者を一定期間企業に派遣する仕組みですね。

「リクルートスタッフィング」「パーソルHD」「パソナ」などは有名企業なので、あなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

人材派遣の職種は下記の通りです。

職種業務内容
営業職企業へ求職者の紹介や人事コンサルを行うBtoB営業。企業によっては新規開拓とルート営業を分ける場合もある。
キャリアアドバイザー自社に登録しているスタッフのフォロー業務。就労状況の管理やトラブル対応などを行いスタッフが働きやすい環境を整備する。
コーディネーター派遣スタッフと企業をつなぐ仕事。企業が求める人材に合った派遣スタッフをスキルや職歴などから見極めてマッチングさせる。
スタッフサポート登録している派遣スタッフに対して、ビジネスマナーやパソコンスキルなどの教育・研修、キャリアコンサルティング、そのほか各種サポート業務を担当します。

③求人広告

求人広告とは企業に対して自社媒体への求人広告を提案する仕事で、媒体はWEBと紙に分かれます。

「マイナビ」や「リクナビ」は就活生向けの情報も提供しているから、就活生にも馴染みがあるのではないでしょうか。

WEB媒体は全国に求人情報を掲載できるので大企業の扱いが多いのに対し、紙媒体は特定地域向けで中小企業がメインです。

さらに、新卒向けや転職向け、業界特化型など細分化される場合もあるので、企業によってターゲット層や取引先が異なります。

求人広告の職種は下記の通りです。

職種業務内容
営業職自社媒体を扱う「メーカー直販」と複数社の媒体を扱う「代理店」の2種類がある。新規開拓やルート営業の他、掲載内容のヒアリングなども行う。
マーケティングプランナー営業のヒアリング内容をもとにマーケットリサーチをして、企業のニーズや課題に沿った広告制作の企画を行う。
制作キャッチコピーやビジュアル作成など広告制作に携わる職種。アートディレクターやライター、デザイナーなどが含まれる。

④アウトソーシング

アウトソーシングは「人事労務」とも呼ばれ、人事や経理、コールセンターなどの一部業務を請け負う事業です。

ノンコア業務の時短によって作業効率が上がるため、需要が増加している伸びしろのある人材ビジネスですね。

事業形態は下記の3種類に分かれます。

  • BPO

「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の略で、経理・人事などのバッグオフィス業務を請け負う

  • ITO

「インフォメーション・テクノロジー・アウトソーシング」の略で、IT関連に特化した事業

  • KPO

「ナレッジ・ プロセス・アウトソーシング」の略で、ビッグデータの収集・分析を専門とする

アウトソーシングの職種は下記の通りです。

職種業務内容
営業企業に最適なサービスを企画・提案する。
マーケティングプランナー情報ツールを活用して企業のマーケティングをサポートする。「インターネット広告運用」「マーケティングディレクター」など
エンジニアアプリやシステムの構築・設計・保守を行う。「システムエンジニア」「ITアーキテクト」など
マネジメント企業の課題解決のための改善や効率化のサポートを行う。

企業例として、オフィス環境の向上をサポートする「コクヨアンドパートナーズ」や、外資系総務で高いシェア率を誇る「ジョーンズラングラサール」などがあります。

⑤コンサルティング

企業へ運用や採用活動に関するアドバイスを行い課題解決に導く事業で、コンサルティングファームとも呼ばれます。

外資系と日系に分かれ、短期間の大規模なプロジェクト型を担う外資系コンサルに対し、日系は中小企業を複数社受け持つ顧問型が多いのが特徴ですね。

企業例として、学生人気が高い「リンクアンドモチベーション」を始め、「マーサージャパン」「リクルートマネジメントソリューションズ」などが挙げられます。

コンサルティングの職種(肩書き)の一例は下記の通りです。

職種(肩書き)業務内容
パートナー事業会社の役員として顧客開拓やプロジェクトの受注、採用などを行う。
ビジネスプロデューサーコンサルを基盤にした新たな事業や産業の創造と、企業の成長サポートを行う
マネージャープロジェクトの実務を担当する。プロジェクト管理や顧客交渉など企業とコミュニケーションを取る役割。
コンサルタント企業の課題解決に向けたプロジェクトの実務を担う。アソシエイトとも呼ばれる。
アナリストコンサルティングの基礎である情報収集・分析を行う職種。

ビジネスモデルはさまざまで、業種によって必要な知識やスキルも異なるのか。

人材不足の解消だけでなく、業務効率化に直結したサービスを提供する業種が伸びている印象だね。

人材業界におけるホワイト企業の特徴【5選】

上記で紹介したホワイト企業15社には、実は共通した特徴があるんです。

勘が鋭いあなたならすでに気づいているかもしれませんね!

では、人材業界におけるホワイト企業の特徴を5つ紹介しましょう。

【人材業界におけるホワイト企業の特徴】

  1. 残業時間が短い
  2. 年間休日数が多い
  3. 新卒3年後離職率が低い
  4. 平均年収が高い
  5. 口コミサイトにおける評判が良い

特徴① 残業時間が短い

人材業界のホワイト企業は、残業時間が30時間未満です。

ホワイト企業の定義は25時間以下なので、「え?30時間は多くない?」と思うかもしれませんが、「doda」が行った『業種別平均残業時間調査』では、人材サービスの営業職は29.2時間、コンサルタントは27時間であることが分かりました。

そのため、人材業界の場合は30時間未満ならホワイト企業と言えるでしょう。

なお、比較的残業時間が短い企業には下記の特徴があります。

  • BtoBビジネスで、かつ大企業が取引先である
  • フレックスタイム制で労働時間の調整がしやすい

「テクノプロHD」や「マンパワーグループ」などがこの特徴を持っていますね。

働き方改革によって2019年以降は労働時間の管理が厳しくなっているので、残業時間が短いのはホワイト企業に必須の条件ですね。

特徴② 年間休日数が多い

人材業界のホワイト企業は、業種問わず年間休日120日以上あります。

特に求人広告やアウトソーシングのようなBtoBの場合、土・日曜の完全週休二日制に加えて、夏季休暇や年末年始休暇が長いという好条件がそろっています。

「リクルートHD」では2021年4月より週3日休み(年次有給休暇5日分含む)を導入し、年間休日が145日取得できると話題になりましたね。

「日本アイ・ビー・エム」でも週3日休みが可能なように、人材業界のホワイト企業はワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みに積極的なんです。

※参考:BUSINESS INSIDER|『リクルートグループ、週休「約3日」に。4月から年間休日を145日に増加へ』

特徴③ 新卒3年後離職率が低い

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況」によると3年後離職率平均は31%ですが、人材業界を含む生活関連サービス業・娯楽業は46.5%です。

そのため、新卒3年後離職率46%以下であればホワイト企業です。

※引用:厚生労働省|『新規学卒就職者の離職状況』

上記は人材業界に限った数値ではないものの、離職率が高い業界だと分かりますよね。

なので、ホワイト企業は充実した待遇はもちろん、早期離職の予防対策として相談窓口やメンター制度を導入しているという特徴もあるんです。

特徴④ 平均年収が高い

ホワイト企業は業界・業種の平均年収より高いです。

では人材業界の平均年収はというと、下記の通り業種によって異なります。

  • 採用広告/500万円
  • 人材派遣・紹介・アウトソーシング/507万円
  • コンサルティング/987万円

コンサルティングを除いた業種は、500万円が平均と言えますね。

コンサルティングは外資系・日系によっても年収に差があり、外資系は「M&Aキャピタルパートナーズ」2,688万円を筆頭に1,000万円超えの企業が多いのに対して、日系企業は700~1,000万円が平均です。

※参考:業界サーチ|『コンサルティング業界 平均年収ランキング』

特徴⑤ 口コミサイトにおける評判が良い

口コミサイトは現役社員だけでなく退職者も投稿できるという特性上、ネガティブな意見や厳しい評価も少なくありません。

そのため、複数の口コミを見て総合的に良い評判が多い企業は、ホワイト企業の可能性が高いと言えますよね。

僕が思うに、コーポレートサイトに掲載されている自社の魅力と、口コミの評判に矛盾がないのもホワイト企業の特徴ですね。

例えば「女性が働きやすい職場」が魅力のパソナグループの口コミを見ると、「日本で一番女性が働きやすい職場だと思う」「家庭との両立をすることができます」など、企業の売りと口コミが一致しています。

※引用:ライトハウス|『株式会社パソナの口コミ』

このように、ホワイト企業は魅力的な言葉を並べてアピールするだけでなく、しっかりと実績を残しているんです。

更に詳しいホワイト企業の特徴は下記の記事で解説したので、合わせて読み込んでくださいね!

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社?

人材業界は忙しい業界だけど、ホワイト企業は労働時間に厳しくて休みもしっかりとれる環境なのか!

ホワイト企業は口コミサイトに極端な低評価がないのも特徴だね。

人材業界のホワイト企業の探し方

人材業界のホワイト企業の特徴が分かったら、早速企業を探してみましょう!

ただ、人材ビジネスは10兆円を超えるビッグ産業で企業数が多いため、労働条件が悪い企業もゴロゴロあるんです。

そこで、人材業界のホワイト企業に出会える探し方を4選紹介しますね。

【人材業界のホワイト企業の探し方】

  1. 就活エージェントに条件を満たす人材系企業を紹介してもらう
  2. 逆求人サイトで人材業界からのオファーを待つ
  3. 大手求人サイトで検索条件を絞って探す
  4. 口コミサイトにて評価の高い人材系企業を探す

方法① 就活エージェントに条件を満たす人材系企業を紹介してもらう

僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。

その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!

僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」と「LHH就活エージェント」の2つです!

僕が今就活生なら、まずはこの2サービスの初回面談を受けて、担当者を厳選して支援を受けるようにします。

就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!

(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)

ミーツカンパニー就活サポート

ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。

保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)

またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!

LHH就活エージェント

LHH就活エージェント」は人材業界大手のアデコ株式会社が運営するエージェント!

「量より質」をコンセプトとしており、支援の質が高い点が評価できます。

実際に利用した人の評判を見ても、支援が丁寧という声が多い就活エージェントですね。

ここで紹介した2つのエージェント以外にもおすすめはあります。

その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!

ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!

(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)

方法② 逆求人サイトで人材業界からのオファーを待つ

マイナビやリクナビ以上に登録が必須のサイトになってきた逆求人サイト

プロフィールを登録しておくだけで、自分と適性の高い企業からのスカウトが届くので、圧倒的に就活を効率化することができます。

ですが、どれでも登録すれば良いという話ではなく、利用企業数が多く、かつ利用しやすい逆求人サイトを厳選して利用すべきなんですよね。

そこでこれまで全ての逆求人サイトを見てきた僕が考えるに、現状以下の2サイトを併用するのがベストだと考えています。

キミスカ

キミスカ」も利用企業数が多く、非常に使いやすい逆求人サイトです。

現状、逆求人サイトの中で僕が最もおすすめするサイトですね!

隠れ優良企業や業界シェアの高い中小企業も利用しており、「キミスカ経由で知れてよかった企業」との出会いが生まれる場所です。

オファーボックス

オファーボックス」は、就活専門の逆求人サイトとしてNo.1の利用企業数を誇ります。

東証一部上場や、知名度は低いけど働きやすい大企業からのスカウトも届くので、まず最初に登録しておくべきサイトですね。

登録後はとにかくプロフィールの質にこだわってください。

正直、逆求人サイトのプロフィール作成には1日使い切っても全然問題ない。むしろそうすべきだと僕は思っています。

キミスカとオファーボックスの2サイトは同時に登録し、プロフィールはどちらか一方のものをコピペするのが効率的です!

ちなみに逆求人サイトは1つでも多くのサイトに登録しておいて、1つでも多くスカウトを獲得するのが効率的だと僕は考えています。理想としては3サイト以上登録しておきたい。

そこでこの2つ以外のおすすめサイトをまとめたので、参考にしてくださいね。

» 【最新】新卒向け逆求人サイトおすすめ15選|スカウトサイトの選び方を解説!

方法③ 大手求人サイトで検索条件を絞って探す

経営基盤が強いホワイト企業を探すなら「リクナビ」や「マイナビ」などの大手求人サイトの利用がおすすめです。

探す時のポイントは、ホワイト企業の特徴である下記3つの条件で絞ること。

  • 30歳平均年収が600万円以上
  • 年間休日120日以上
  • 平均残業時間が月20時間以内

他に譲れない条件がある場合は追加して、自分に合うホワイト企業を見つけましょう!

方法④ 口コミサイトにて評価の高い人材系企業を探す

口コミサイトは率直な意見が多いので、高評価はホワイト企業の証と言えるでしょう。

「福利厚生」「安定性」といった評価の種類、評価ポイントの高さなどで企業を絞れるから効率的にホワイト企業を探せます。

ちなみに、勤続年数が長い人の口コミをチェックするのもオススメ。

長く勤めるほど不満がたまりやすいものですが、そこで高評価をつけられるのは企業に大切にされている証拠ですよね。

従業員の本音を知れるのは口コミサイトならではの魅力なので、積極的に利用してみてください。

そして数ある口コミサイトの中でも、僕が実際に使って就活に役立つと感じたおすすめサイトを4選共有しますね!

▼おすすめの口コミサイト

ワンキャリア:就活生向け。企業の口コミだけでなく、選考情報も確認できる

ライトハウス:日本最大級の口コミサイトで、サイトも見やすいので個人的にベスト

オープンワーク:こちらも口コミサイト大手で、ライトハウスと併用するのがおすすめ

転職会議:約20万社の口コミが掲載されている大手口コミサイト

早期に内定を決めたいのは企業も同じだから、動き出すのが遅いとホワイト企業の求人枠がどんどん減ってしまうね。

たしかに!早めに逆求人サイトやエージェントに登録しておくべきだね。

人材業界のホワイト企業に就職するためのポイント

人材業界は就活生に人気なので、選考対策を入念に行わなければ受かりません。

そこで、ホワイト企業に就職するためのポイントを5つ紹介しますね!

【人材業界のホワイト企業に就職するためのポイント】

  1. なぜ人材業界なのかを明確にする
  2. 人材業界の中でも”なぜその企業なのか”を伝える
  3. 人材業界の中でも志望する職種を決めておく
  4. 人材業界のトレンドや今後の展望を理解しておく
  5. 他の就活生との差別化を徹底した対策を行う

ポイント① なぜ人材業界なのかを明確にする

人材業界を選んだ理由は面接で100%聞かれるので明確にしましょう。

やりがいや達成感といった表面的な理由だけでなく、人材業界のつらさにも触れて業界を理解していることをアピールするのがポイントです。

【例】

私が人材業界を目指した理由は、自分らしく働ける環境を多くの求職者に提案したいからです。

出産を機に長年勤めた会社を退職したいとこを見て、スキルや経験がありながらそれを活かせる環境が見つからずもったいないと感じていました。

人材業界は顧客層が幅広いため営業難易度が高いと思いますが、場数を踏みながらヒアリング力や分析力を培い、求職者の悩みに寄り添えるアドバイザーを目指したいと考えています。

ちなみに、よくありがちな「人が好き」という理由は、「服が好き」「美容が好き」というように消費者目線になりがちなので、ビジネスにどう活きるのか伝えましょう。

ポイント② 人材業界の中でも”なぜその企業なのか”を伝える

その企業に特化した志望動機を伝えると、熱意が伝わりやすくなります。

ただ、企業が求めるのは長期的に活躍してくれる人材なので、「成長したい」という熱意に加えて、働くイメージを想像させることが大切です。

【例】

求職者に自分らしく働ける環境を提案したいため御社を志望しました。

御社は通常の求人に加え、リモートワーク求人やフリーランス向けマッチングサービスの導入にも力を入れ、多様な働き方を提案している点に魅力を感じています。

扱う業界や業務形態が多岐にわたる分、幅広い知識とスキルが必要かと思いますが、将来的には法人にも対応できるアドバイザーになり、多方面から働く人々をサポートしたいと思い志望しました。

キャリアパスを伝えると長期的に活躍するイメージを持たせることができますよ。

あとは、人材業界は離職率が高めだから、失敗を乗り越えた体験を盛り込んで適応力や問題解決力をアピールするのも効果的ですね。

ポイント③ 人材業界の中でも志望する職種を決めておく

人材業界を目指すと決めた時点でなりたい職種を決めましょう。

「人材業界でやりたいこと」「自分がどうなりたいのか」という意思表示は重要で、企業に合わせた答えを考えると主体性がない人と思われてしまいます。

職種を決める時は下記のように深掘りしてみてください。

【例】

  • 提案したい相手は誰か? 企業・求職者・両方
  • 求職者の場合は誰を指すのか? 新卒・転職・専門職・再就職支援 など
  • サポートの方法とは? 対面・紙媒体・オンライン・電話 など

このように、アドバイザーと言っても業務領域は「分業型」「統一型」の2種類あり、さらに分業型は、求職者を支援する「CA(キャリアアドバイザー)」と企業をサポートする「RA(リクルーティングアドバイザー)」に分かれます。

面接対策はもちろん、ミスマッチの防止にも役立つので具体的に考えてみてくださいね。

ポイント④ 人材業界のトレンドや今後の展望を理解しておく

トレンドや今後の展開を理解しておくと、企業の選定や面接対策に役立ちます。

例えば、人材業界の課題はDX(デジタルトランスフォーメーション)化。

今後は人手不足を人材ではなくデジタルで補う提案が主流になるので、エンジニアやデジタル知識を持つDX人材が重宝されますが、多くの企業がDX人材の確保に苦労しています。

このような課題に対して自分なりに意見をまとめておくと、人材業界への理解が深まり面接でつまずく心配がなくなりますよ。

ちなみに、人材派遣会社に就職した僕の友人は、トレンドを把握する際にIRを情報源としていました。

「資本政策」「経営戦略」「財務戦略」などが分かる他、今後注力する事業や経営課題を読み解くことで企業が求める人物像も見えてくるからおすすめですよ。

ポイント⑤ 他の就活生との差別化を徹底した対策を行う

失敗体験や苦い体験が多い人ほど他の就活生と差別化を図れます。

人材業界では求職者のドタキャンや企業の方針転換など、突然計画が狂うことが頻繁に起こるため、苦労を乗り越えられるバイタリティーのある人が求められています。

だから、失敗体験を話さないのはもったいない!

なお、失敗体験を伝える時は3つの内容を取り入れてみてください。

  • 失敗を挽回するために行った努力
  • 分析
  • ポジティブシンキング
【例】

私は1年半居酒屋のバイトリーダーを任されていました。

酔ったお客様を相手にすることに加えチェーン居酒屋で客層が幅広いという特性上、接客がきつく辞める人が多い職場でした。

あるとき一気にバイトが辞めてしまい、一人当たりの業務量が増えスタッフ間の人間関係や接客態度にも悪影響が及んでいると感じました。

そこで、難しいお客様がいたら近くのスタッフに合図を送ること、極力お客様と同姓のスタッフが料理を運ぶことを先輩社員に相談し、実行したところ徐々にトラブルが減りホール職の離職も減りました。

一時は友人に時短バイトを頼んでいましたが、その場しのぎの対応ではなくまずは現場の課題解決に取り組むべきだと反省しています。苦しい経験でしたがこれを機に洞察力がつき、乗り越えたことで自信にもつながりました。

失敗したときの心情や状況、挽回するために行った努力を強調して、「自信がついた」「自分にとって必要な経験だった」などのポジティブな言葉で締めるとストレス耐性をアピールできますよ。

失敗体験を質問されなかった場合でも、言い回しを変えてガクチカや自己PRなどで伝えてみてくださいね。

コミュニケーション力は話すだけじゃなく、聞き方や雰囲気も大事だね。

気が抜けやすい逆質問タイムが差別化を図るチャンスなんだね。

【要注意】人材業界のブラック企業の特徴

人材業界は参入障壁が低いため、職場環境が整備されていないブラック企業も多いんです。

リスクを避けるには、人材業界のブラック企業に見られる下記3つの特徴を押さえましょう。

【人材業界のブラック企業の特徴】

  1. 口コミサイトでの評判が全体的に悪い
  2. 残業時間など労働条件が非公開
  3. 社員数に対して応募人数が多すぎる

特徴① 口コミサイトでの評判が全体的に悪い

口コミサイトは率直な意見が多いため、評価が悪い企業はブラック企業の可能性が高いです。

そもそも、口コミサイトに悪い評判が書かれるのは、日頃から従業員に無頓着で不満・不安を解消できていないことが原因です。

そのため単純に待遇面や給与面に不満があるだけでなく、良好な人間関係が築きづらい環境である可能性も十分に考えられるでしょう。

ただし、書き込む人は良くも悪くも企業に対する思いが強く誇張されている場合もあるので、複数の口コミを見て判断してくださいね。

特徴② 残業時間など労働条件が非公開

企業選びで重要な情報を非公開にしている企業は、ブラック企業の可能性があります。

たとえば、『就職 四季報』の場合、非公開は「N/A(=Not Applicable)」と記載され、公開できる該当数値がないもしくは回答しないことを表します。

企業規模や創業年数が若いなどの理由で正確な数値を出せない場合があるため、情報開示は義務ではないですが、非公開が多いのは不親切ですよね。

「採用活動に不都合が生じるから答えられない」と捉えられるので、ブラック企業の可能性があるかもしれません。

特徴③ 社員数に対して応募人数が多すぎる

日経リサーチによると新卒入社の平均比率は3.8%なので、4%を超える大量採用はブラック企業の可能性が高いです。

もちろん、新規事業の立ち上げや拠点の新設など、明確な理由があれば問題ありませんが、理由もなく大量採用を行っていたら早期離職を見越した採用の可能性が高いです。

引用:日経リサーチ|『日経「スマートワーク経営」調査解説(15)』

なお、理由もなく大量採用している場合は、労働者の平均年齢と離職率を確認してみるのがおすすめですよ。

平均年齢が高いうえ3年後離職率が30%を超えていたら、早期離職が多いブラック企業の可能性があります。

人材業界は業種が多様で企業数も多いから、数値データだけでなく口コミや体験談などの客観的意見も重要だね。

大量採用しているのにもかかわらず、離職率や業績を非公開にしていたらブラック企業を疑ってみよう。

人材業界に関してよくある質問

人材業界に関するよくある質問について回答します!

質問① 人材業界はきつい業界ですか?

人材業界は正直なところキツイです。

キツイと言われる理由は3つあります。

  • 成果報酬型で営業ノルマが厳しいため
  • 個人の裁量が大きいため
  • クレームが多いため

人材業界は企業と求職者の両者を相手にするため、仕事量もクレームの量も2倍です。

また、求職者のドタキャンや両者間でトラブルが起こるなど、計画通りに進みづらい点が人を商材にする業界特有のきつさでしょう。

ただ、逆を言うと成果を上げればキャリアアップや昇給が早期に叶う環境なので、バイタリティがある人にとってはやりがいを感じられる環境です。

質問② 人材業界は倍率が高い業界ですか?

人材業界の倍率は高めです。

倍率が高い理由として、下記の2つが挙げられます。

  • 伸びしろのある業界で応募者数が多いため
  • 新卒採用が少ないため(外資系コンサルの場合)

人材不足が慢性化しているため今後も伸びる業界として学生人気が高く、業種問わず募集が殺到します。

例えば「マイナビ」でパソナグループを調べると、101〜200名の採用枠に対してプレエントリー候補リスト登録人数は約11,000名と、倍率は50〜100倍にものぼります(※)。

外資系コンサルに限っては即戦力重視のため中途採用がメインで、新卒枠は数十名程度しかないという狭き門。

また、企業経営をアドバイスする立場として基礎学力が求められるのは当然で、「BCG」「アクセンチュア」を始め学歴フィルターを使う企業は多く、集まる学生も東京一工、旧帝大などハイレベルです。

ただ、人材紹介・人材派遣・求人広告の場合だと、「リクルートスタッフィング」「マンパワーグループ」などの大手企業でも学歴フィルターがあまりなく、コンサルに比べれば難易度は低め。

どちらにしても人材業界は倍率が高めなので、早めのアプローチが重要ですね。

※参考:リクナビ|『パソナグループ 採用情報』

質問③ 人材業界に向いている人の特徴は?

人材業界の厳しい成果主義なので、「人が好き」という特徴だけでは就職しても長く続きません。

人材業界に対応できるのは、下記3つの特徴がある人です。

  • 学ぶ意欲を維持できる人
  • 適度な距離感でコミュニケーションを取れる人
  • ストレス耐性がある人

人材業界で活躍するには、各業界や人材育成の基礎知識、提案力、ロジカルシンキングなど多角的なスキルを養う必要があるため、学ぶ意欲を維持できない人は不向きです

また、企業と求職者のマッチングを高めることが利益につながるから、一方に偏ることなく双方の視点に立てるバランス感覚のある人や、適度な距離感を保てる人が向いています

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

人材業界は参入障壁が低く多種多様な企業が混在する業界です。

そのため、「激務」「きつい」というネガティブなイメージが先行しやすいですが、働きやすいホワイト企業も多いことが分かりましたね。

高収入で待遇面が良いことに加えてダイバーシティ企業が多い点は、人を商材にする人材業界ならではの特徴でしょう。

業種によっても職場環境は変わるため、キャリアプランに合ったホワイト企業を探してみてくださいね!

  • 人材業界は多種多様。「人材紹介」「人材派遣」「求人広告」「アウトソーシング」「コンサルティング」の5つに分けられる
  • 人材業界におけるホワイト企業の特徴は、①残業時間が短い、 年間休日数が多い、③新卒3年後離職率が低い、④平均年収が高い、⑤口コミサイトの評判が良い
  • 人材業界のホワイト企業を探すには、就活エージェントと逆求人サイトの利用がおすすめ。口コミサイトで企業の評判も併せてチェックしよう
  • 人材業界のホワイト企業に就職するためのポイントは4つ!①なぜ人材業界なのかを明確にする、②”なぜその企業なのか”を伝える、③志望する職種を決めておく、④ トレンドや今後の展望を理解しておく、⑤他の就活生との差別化を徹底する
  • 人材業界のブラック企業の特徴は3つ!① 口コミサイトの評判が全体的に悪い、②労働条件が非公開、③社員数に対して応募人数が多すぎる

↓この記事以外のホワイト企業に特化した情報をまとめました!

【ホワイト企業に関する基礎知識

【ホワイト企業の探し方・選考対策

【ホワイト業界に関する基礎知識

【地域別のホワイト企業】

【業界別のホワイト企業ランキング

【その他】

この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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