就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
今回はとにかく「ホワイト企業に転職する方法」に特化して解説していきたいと思います!
僕はこれまで就活ブログを7年間運営してきて、かつこの記事を掲載しているホワイト企業の掲載に特化した「ホワイト企業ナビ」の運営もしています。
なぜこれほどまでにキャリアにこだわるのか?
それは弟がブラック企業に勤めてしまい、精神を病んでしまったことが原因です。
そこから「世の中からブラック企業を排除する」という信念を持って活動しています。
そんなホワイト企業への就職にこだわりを持つ僕が考える「ホワイト企業への転職方法5ステップ」を共有していきますね!
「ホワイト企業に転職したい」と考える全ての方に、絶対に読んで欲しい1記事です。
ホワイト企業に転職する方法を具体的に5ステップで解説してくれるんですね!
目次
ホワイト企業への転職方法【5ステップ】
この記事では、実際にホワイト企業に転職したいと考えた時の具体的な動き方を解説していきます。
抽象的な話をだらだら羅列しても、転職に活かすのが難しいと思うので、今回は取るべき行動をステップに分けてみました。
ホワイト企業への転職を考えた場合、僕なら「ホワイト企業を知る→ホワイト企業を探す/見分ける→ホワイト企業の選考に受かる」という大きく3つの工程を踏みます。
見ている限り、「ホワイト企業を知る」というホワイト企業への理解の部分が抜けている人が多く、それだといざホワイト企業に転職したのに「意外と合わなかった…」という事態になりかねない。
誰もがホワイト企業に合うとは限らないので、必ずホワイト企業を知る工程から始めるべきです。
そしてこの大きな3工程を、細かく5つのステップに分けると以下のようになります。
【ホワイト企業への転職方法】
- ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを知る
- ホワイト企業に転職するのが向いている人の特徴を知る
- ホワイト企業の見つけ方を知る
- ホワイト企業の見分け方を知る
- ホワイト企業の選考対策を押さえる
この大きな工程で考えて、それを実現するための細かい行動施策に落とし込む方法は非常におすすめなので、ぜひ押さえてもらえると嬉しいです!
(僕は記事を書く時もこの方法で解説内容を考えています!)
それではこの5つのステップをまずはざっくり解説していきます。
それぞれのステップごとの詳細は、次の章から1つずつ解説するので、ここでは概要を押さえていきましょう。
ステップ① ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを知る
まずは「ホワイト企業を知る」ための工程です。
ホワイト企業に転職したいと考えた時に、ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを把握してますか?
「ホワイト企業」という言葉だけ聞くと、転職することにメリットしかないように思えると思います。
ですが、ホワイト企業に転職することはデメリットもあるので、メリットとデメリットの両方を押さえる必要があります。
ステップ② ホワイト企業に転職するのが向いている人の特徴を知る
ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを押さえた上で、「どんな人がホワイト企業への転職に向いているのか」を考える必要があります。
例えば僕のようにガツガツ出世して、若いうちから高い年収を得たいような人にはホワイト企業は向いていないことも多いんですよね。
ホワイト企業への転職を考えたのなら「どんな人がホワイト企業に向いているのか」は、はっきりと答えられるようする必要があります。
その上で、「じゃあ自分はその特徴に当てはまるからホワイト企業に転職すべきだな」とか「意外と自分はホワイト企業に合わない可能性があるな」と判断することが重要です!
ステップ③ ホワイト企業の見つけ方を知る
「ホワイト企業を知る」という工程が終わって、自分がホワイト企業に向いていると判断した場合、次にすべきは「ホワイト企業を探す・見分ける」という工程に入ります。
ホワイト企業への転職を考えた場合、このステップが最も重要になると言っても過言ではありません。
ホワイト企業への転職に限らず、そもそも「転職先の探し方」に関する理解が浅い人が多くて、なんとなく「転職エージェントを使えば良いんでしょ?」と安易に転職エージェントを利用します。
ですが、転職エージェントのビジネスモデルは「紹介先に決まったら転職エージェントの会社に莫大な紹介料が入る」という仕組みなので、基本的には「合う会社」よりも「受かりやすい会社」への入社を薦められます。
このあたりの仕組みを理解していないで、「企業の探し方」を適当に押さえてしまうと、ホワイト企業をうまく探すことができなくなるので要注意です!
(もちろんこの記事ではそういった裏事情を含めて、ホワイト企業の求人の探し方を解説していきますね!)
ステップ④ ホワイト企業の見分け方を知る
次に、ホワイト企業を「探す方法を押さえる」だけでなく、ホワイト企業を「見分ける方法を押さえる」ことが重要です。
ホワイト企業への転職を考えた場合に、このステップが最も重要だと言っても過言ではありません。
どれだけホワイト企業に転職するメリットとデメリットを把握しても、探し方を押さえていても、選考対策を徹底して内定を獲得したとしても…入社してからその企業が全然ホワイト企業じゃなかったとなれば元も子もないですからね。
何をもってホワイト企業と言うのか?何をもってホワイト企業かどうかを判断するのか?
ホワイト企業への転職を考えている人にこれを問いかけても、明確に答えることができない人は多いです。
ホワイト企業の見分け方への理解が甘い人は、求人に書かれた「アットホームな会社です!」とか「社員は和気あいあいとした会社です!」といった”ホワイトっぽい”言葉だけで、ホワイト企業だと判断してしまう。
その結果、実際に入社してみると全然ホワイト企業じゃなかったという事態になるんですよね。
(こういう人を周りで何人も見てきました…。)
そこでこの記事では「一般的にどんな企業をホワイト企業だと言うのか」という一般論だけでなく、「自分にとってのホワイト企業の定義付けのやり方と見分ける方法」を解説していきます!
ステップ⑤ ホワイト企業の選考対策を押さえる
ここまでのステップを通して「自分はホワイト企業に向いている」と理解し、ホワイト企業の探し方や見分ける方法も正しく把握しました。(次の章からしていきます!)
その上で、狙ったホワイト企業から内定を獲得するという選考対策が必要になりますね。
どれだけ自分に合ったホワイト企業を見いだせても、その企業から内定を獲得できないと意味がありません。
そこでステップ⑤では、ホワイト企業の選考対策を紹介していきます!
以上、この5ステップがホワイト企業の転職を考えた上で必要な工程だと僕は考えています。
次の章からこのステップ①〜⑤を実現するための情報を共有していくので、読み込んでもらえると嬉しいです!
なるほど!ホワイト企業に転職をしたいと考えた時に、闇雲に思いついた行動をするんじゃなくて、必要な工程を順序立てて1つ1つ実行していくことが重要なんですね!
特に「転職活動」という人生を左右する重要な行動だからこそ、最初に順序立てて、計画的に行動していくことが重要だね。
ホワイト企業に転職するメリット・デメリット
ホワイト企業への転職を考えた時に、まずすべきことは「ホワイト企業を知ること」です。
その中でも、ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを押さえておく必要があります。
この章と次の章を通して、メリットとデメリットを理解していきましょう。
ホワイト企業に転職するメリット
ではホワイト企業に転職するメリットは何か?
僕が考えるに、ホワイト企業に転職するメリットは大きく6つあります。
【ホワイト企業に就職するメリット】
- プライベートも充実させることができる
- 安定した給料や福利厚生を享受できる
- 鬱になるリスクが少ない
- 長く働ける可能性が高い
- 研修が充実している傾向にある
- 人間関係が良好である可能性が高い
こうしてメリットを見ると、ホワイト企業に転職する最大のメリットは「プライベートの時間を充実させることができる」に尽きると思います。
残業時間が少なければ、家庭の時間や趣味の時間、友だちと過ごす時間を確保することができますよね。
僕は社会人になってから7年間、毎日ブログを書き続けていて、友達も全然いないし、趣味もほとんどない。
要するに仕事に時間をかけ過ぎた結果、プライベートを全く充実させることができませんでした。
ホワイト企業に就職した知り合いはプライベートを謳歌している
一方で、ホワイト企業に就職した知り合いを見ていると、仕事終わりにジムに通ったり、キックボクシングに行ったり、週末は友達と飲みに行ったり、土日は旅行に行ったりしてますね。
(こういう様子を見たくないので僕はインスタを削除しました…笑)
ホワイト企業に就職することで手に入る物の代表格は「時間・平均的な給与・心の安定」だと思います。
その結果、プライベートの時間を充実させることに繋がる。
それがホワイト企業に転職する最大のメリットだと僕は思いますね。
ホワイト企業に転職するデメリット
ホワイト企業に転職するメリットを見ると、ホワイト企業に転職することが正解のように思えます。
でも僕はホワイト企業に就職する選択肢を捨てて、こうしてブログを書き続けています。
なぜか?
それは、ホワイト企業に就職していては得られないものを得られるからです。
ホワイト企業ではなかなか得られないもの。
僕が考えるに、ホワイト企業で得ずらいものは「圧倒的な成長やスキル・平均水準を大幅に超える給与・スリルや刺激」です。
例えば、ベンチャー企業に新卒で就職したとして、毎日残業ばかりでめちゃくちゃ苦しいかもしれないですが、3年後、どの企業にでも求められるようなスキルや自分で起業できるようなスキルが身についている可能性があります。
もちろん、その3年間は「プライベートの充実」とは無縁です。
しかし、プライベートの充実を捨て、心の安定を捨ててこそ得られるものがあります。
ホワイト企業では「圧倒的な成長やスキル・平均水準を大幅に超える給与・スリルや刺激」はなかなか得られない。
(もちろん企業によってはホワイト企業でもこれらを得られる企業もありますが、超少数派だと思います)
こうして考えると、ホワイト企業に転職するデメリットが見えてきます。
まとめると大きく6つのデメリットが僕には思いつきますね。
【ホワイト企業に就職するデメリット】
- 将来的に極端に高い給料を得ることが難しい
- 残業代が少ない
- ゆるい企業だった場合に転職で苦労する
- ゆるすぎて仕事がつまらない可能性がある
- 成果主義の人は志向が合わない
- 会社の競合優位性が強すぎて自分のスキルが上がらない可能性がある
ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを考える上で、大事なことは「正解はない」ということ。
ホワイト企業だろうが、中小企業だろうが、ベンチャー企業だろうが、起業だろうが、どの選択肢にも必ずメリットとデメリットがあって、それらは全て異なります。
大事なことはまず選択肢ごとのメリットとデメリットを把握すること(この章で理解したことです)、その上で「自分がその選択肢に向いているか」を考えて結論づけることです。
次の章では、ここで解説したメリットとデメリットを元に、ホワイト企業に転職するのが向いている人の特徴を解説していきます。
ここで紹介したホワイト企業のメリットとデメリットへの理解を更に深めたい方は、より詳しく解説した記事を書いたので、下記の記事を参考にしてくださいね!
» 【ホワイト企業に就職するデメリット6選】メリットと合わせて解説!
もちろん「ホワイト企業」と一括りにして、すべてのホワイト企業がこのメリットとデメリットに当てはまるとは限らないですが、傾向としては押さえておくべきですね。
特に大手や大手の子会社などの超ホワイト企業の場合は、こうしたデメリットを感じる可能性は高そうだよね。
ホワイト企業への転職が向いている・向いていない人の特徴
ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを押さえることができると「ホワイト企業に転職することは良いことも悪いこともある」と広い視野で見ることができると思います。
その上で大切なのが「じゃあ自分にはホワイト企業への転職が向いているのか?」と自分に合うか合わないかの判断をすることですよね。
そのために必要なことは「ホワイト企業に向いている人・向いていない人の特徴」を把握すること。
この章では、ホワイト企業に向いている人の特徴と向いていない人の特徴を徹底考察していきましょう!
ホワイト企業への転職が向いている人の特徴
まずはホワイト企業への転職が向いている人の特徴です。
僕が考えるに、次の特徴に当てはまるような人はホワイト企業への転職が向いていますね。
【ホワイト企業への転職が向いている人の特徴】
- 仕事よりもプライベートを重視する
- 安定志向である
- 圧倒的な成功よりも平均水準で良い
- 趣味が多い
- 福利厚生を重視する
- 1社で長く働きたい(転職はできるだけしたくない)
- 研修でしっかりと教わりたい
- 残業はしたくない
- メンタルの強さに圧倒的な自信はない
- 和気あいあいとした職場が良い
もちろんホワイト企業がこれら全部を満たすとは限りません。
どれだけ残業時間が短くて休日も多く、労働条件が良いホワイト企業でも、仕事にかかるプレッシャーが大きかったり、人間関係は和気あいあいとしていない職場も多いものです。
ですが、傾向としてはホワイト企業は上記のような特徴を持つ人に向いていると僕は考えています。
ホワイト企業への転職が向いていない人の特徴
一方で、ホワイト企業への転職が向いていない人の特徴はどうか?
僕が考えるに、以下のような特徴を持つ人はホワイト企業が向いていない可能性があります。
【ホワイト企業への転職が向いていない人の特徴】
- プライベートよりも仕事重視
- 安定志向よりも成長志向
- 圧倒的な成功を求めている
- 趣味が少ない(仕事が趣味)
- 福利厚生に強いこだわりはない
- 今後も転職を視野に入れてキャリアアップしていきたい
- 研修がなくても自分で学ぶことが得意
- 残業が苦じゃない(むしろしたい)
- メンタルの強さに自信がある
- 社員同士で切磋琢磨していきたい
ではこれらの特徴を押さえた上で、具体的に自分がホワイト企業への転職に向いているか向いていないかを測るため、得点表を作成してみました。
左右の項目に対して、より近い方を選択して頂き、合計点を出してみてください。
最大点数は20点で最低点数は0点です。
この合計点が高いほどホワイト企業への転職が向いていると言えます。
(15点以上の人はホワイト企業が非常に向いていると僕なら考えますね、逆に10点以下だとホワイト企業ではなく成長している中堅企業やベンチャー企業の方が向いている可能性もあります!)
– | 2点 | 1点 | 0点 | – |
---|---|---|---|---|
プライベート重視 | ・ | ・ | ・ | 仕事重視 |
安定志向 | ・ | ・ | ・ | 成長志向 |
平均水準で満足 | ・ | ・ | ・ | 圧倒的な成功を求める |
趣味が多い | ・ | ・ | ・ | 趣味が少ない |
福利厚生を重視する | ・ | ・ | ・ | 福利厚生にこだわらない |
1社で長く働きたい | ・ | ・ | ・ | 転職を視野に入れてキャリアアップしたい |
研修でしっかりと教わりたい | ・ | ・ | ・ | 研修がなくても自分で学ぶのが得意 |
残業はしたくない | ・ | ・ | ・ | 残業は苦ではない |
メンタルの強さに自信はない | ・ | ・ | ・ | メンタルの強さに自信がある |
和気あいあい | ・ | ・ | ・ | 切磋琢磨 |
就活マンの結果(=ホワイト企業が向いていない)
実際に僕がこの表に回答すると、下記のようになりました!
– | 2点 | 1点 | 0点 | – |
---|---|---|---|---|
プライベート重視 | ・ | ・ | ◯ | 仕事重視 |
安定志向 | ・ | ・ | ◯ | 成長志向 |
平均水準で満足 | ・ | ・ | ◯ | 圧倒的な成功を求める |
趣味が多い | ・ | ・ | ◯ | 趣味が少ない |
福利厚生を重視する | ・ | ・ | ◯ | 福利厚生にこだわらない |
1社で長く働きたい | ・ | ・ | ◯ | 転職を視野に入れてキャリアアップしたい |
研修でしっかりと教わりたい | ・ | ◯ | ・ | 研修がなくても自分で学ぶのが得意 |
残業はしたくない | ・ | ・ | ◯ | 残業は苦ではない |
メンタルの強さに自信はない | ・ | ◯ | ・ | メンタルの強さに自信がある |
和気あいあい | ・ | ◯ | ・ | 切磋琢磨 |
合計点は「3点」で、圧倒的にホワイト企業に向いていない人材だと分かりますよね笑
実際のところ、僕は新卒で食品メーカーの超ホワイト企業に就職しましたが、合わずに1年で辞めて独立しました。(今思うとベンチャー企業とかの方が絶対に合っていたと思うのですが、独立して結果良かったです)
僕はこの表に取り組んだ結果、合計点は「17点」でした。ホワイト企業が向いていると言えるかもしれません。
私は合計点が「7点」だったよ。ホワイト企業に転職するとしても、「その企業でどんなスキルが得られるか」、「成長志向の高い社員さんが多い職場かどうか」は求めたいなあ。
転職でのホワイト企業の見つけ方
ここまでの章を通して、「ホワイト企業を知る」という工程が完了しました。
ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを把握した上で、自分はホワイト企業に転職すべきかどうか考えることができたと思います。
そこまでできれば、いよいよホワイト企業の具体的な探し方を把握し、それぞれの企業ごとにそこがホワイト企業かどうかを見分ける工程に入っていきます。
この章では、まずホワイト企業の探し方を紹介していきますね。
転職先としてホワイト企業を探す場合、僕が取るおすすめの探し方は以下の通りです。
【転職先としてのホワイト企業の探し方】
- 転職エージェントから紹介してもらう
- 求人サイトや求人検索エンジンで検索する
- スカウトサイト経由で繋がる
- 口コミサイトから探す
- 友人や知人からの紹介
この他にも、ハローワークや転職フェアなど転職先の探し方は他にもありますが、ホワイト企業を探すとなると個人的にその2つはおすすめしません。
理由も後で解説するので、1つ1つ見ていきましょう。
探し方① 転職エージェントから紹介してもらう
まず第一に、転職の場合は転職エージェントを上手く活用することが重要です。
新卒の場合は新卒エージェントを利用しなくても良いのですが、転職となるとエージェントを活用する必要性が高いんですよね。
なぜか?
それは転職の求人は「非公開求人」が多いからです。
非公開求人とは、求人サイトに出ていない求人のことで、主に転職エージェントやスカウトサイト経由でのみ転職者を募集している求人を指します。
一方で、新卒の場合はほとんどの求人がマイナビやリクナビなどの求人サイトに出ていますよね。
転職は非公開求人が多く、新卒は非公開求人が少ないため、転職の場合はその非公開求人を紹介してもらえる転職エージェントの利用が必要になります。
なぜ転職は非公開求人が多いのか
ここで気になるのが、なぜ転職は非公開求人が多いのかということ。
理由は様々ですが、最も大きな理由としては企業が中途を必要とする場合、その人数が少なく、かつ欲しい人材がピンポイントだからです。
新卒採用の場合は特に求めるスキルはありません。自社に合う人材を広く募集して採用する傾向にある。それなら求人サイトで公開して集めて問題ないですよね。
一方で、中途を募集する場合に「エンジニアを1名だけ採用したい」というように、求人サイトに出して広く募集をかけるよりも、「自社に合うようなエンジニアを1名だけ転職エージェントから紹介して欲しい」という考えを企業は持ちます。
このような背景もあって、転職では非公開求人が多く、その非公開求人を紹介してもらえる転職エージェントや、その求人にアクセス可能なスカウトサイトの重要性が高いのです。
利用すべき転職エージェント
転職における転職エージェントの必要性を把握したところで、どの転職エージェントを利用すれば良いのか迷うところですよね。
転職エージェントに関して言えることは、本当に「自分に付いてくれた担当者の質」によって利用価値が変わってきます。
よって「◯◯という転職エージェントサービスを利用するのが絶対に良い」という正解はなくて、あくまで自分に合っていて、かつ求人の紹介精度が高い(ちゃんとホワイト企業を紹介してくれる)担当者が付いてくれるかどうかにかかっています。
このように担当者の質によって利用価値が異なるがゆえに、大事なことは複数の転職エージェントを利用してみて、担当者の質を比較することだと僕は考えています。
僕が利用するとしたら、見るのは「保有求人数(どれだけの求人を紹介できるのか)」と「実績」ですね。
それを考慮すると、まずは最大手の「DODA」を利用します。
DODAは転職エージェントと転職サイト(求人を検索できる)の両方の機能があるのが良いですね。
それに加えて、特化型の転職エージェントもおすすめです。
IT・Web業界への転職なら業界大手の「レバテックキャリア」、既卒・第二新卒ならリクルートが運営している「就職Shop」、理系で20代の転職なら「UZUZ理系」あたりが保有求人数と実績もあって良いですね。
転職エージェントからホワイト企業を紹介してもらう方法
冒頭で少し話しましたが、転職エージェントのビジネスモデルは「紹介した企業に入社が決まったら入社先の企業から紹介料をもらう」で成り立っています。
それゆえに転職エージェントを利用する時に、「どこでも良いから自分に合ったところを紹介してください」と条件を付けずに適当に紹介を頼むと、「ホワイト企業」ではなく、「受かりやすい企業」を紹介されます。
この裏事情を理解した上で絶対にしてほしいのが、必ず”紹介してもらう企業の条件を付けること”です。
僕ならホワイト企業の条件として、「残業時間が25時間/月未満」「年間休日120日以上」「離職率30%未満」としているので、これら3条件を満たす企業だけを紹介してもらうようお願いします。
(このあたりのホワイト企業の定義づけ、見分け方は次の章で解説します!)
その上で「そんな転職先はないです」と言われたら、どれだけ条件を緩和できるか自分なりに考えつつ、他の転職エージェントを利用したり、次に紹介する転職サイトやスカウトサイトを活用しますね。
ちなみにすぐに「そんな良い条件の企業はない」と紹介企業を探す努力をしないような担当者は切って大丈夫です。親身になってくれる担当者だけを継続利用しましょう。
探し方② 求人サイトや求人検索エンジンで検索する
転職者向けのホワイト企業の探し方として、次におすすめなのが求人サイトや求人検索エンジンです。
求人検索エンジンとは、インターネット上にある求人(例えば企業が自社サイトで公開している求人や求人サイトに掲載されている求人)をまとめて検索できるサイトです。
(求人検索エンジンは「求人を対象としたグーグル検索」と考えると分かりやすいですよ!)
転職エージェントを利用すると、あくまで「紹介してもらえる」のですが、一方で自分で求人を探すことも必要になります。
自分で求人を探す上で、最も効率的なのはやはり求人サイトや求人検索エンジン。
求人サイトと求人検索エンジンのおすすめは以下のとおりです。
おすすめの求人サイト
中途向けの求人サイトとして、利用すべきは「掲載数が多い」または「特化していること」ですね。
doda、マイナビ転職、エン転職、リクナビNEXTは掲載数が多く、女の転職typeは女性向けに特化していておすすめです。
また中途向けの求人は特に動きが激しいため、各求人によって掲載されている求人が異なります。
よってこれら大手転職サイトは最低でも2つは登録して、ウォッチできるようにしておくと良いですよ。
(気になる求人は、会員登録後にお気に入りに追加することで管理することをおすすめします!)
求人サイトを利用する上で、”求人検索の絞り込み”は大切にしてください。
例えば、dodaなら「正社員」「年収の最低値」「完全週休2日」「年間休日120日以上」といった一般的なホワイト企業に必要な条件の絞り込みをかけることができます。
また転職サイトに登録する時は、必ず「転職用のメールアドレス」を作成して、そのアドレスで登録することをおすすめします!
なぜならシンプルに転職サイトからのメールはとにかく多いからです。
プライベートで利用しているメールアドレスで登録すると絶対に後悔するので注意…!
おすすめの求人検索エンジン
次に求人検索エンジンは、上記の求人サイトよりもデザインが微妙で求人が読みにくいため、僕は上記の求人サイトの方がおすすめです。
しかし求人の網羅性が高いため、一応押さえておくと、利用すべきは大手のサイトですね。
中でも僕がデザイン面や使い方を踏まえておすすめなのは以下のサイトです。
僕は求人ボックスがデザイン性が高く、使いやすいのでよくおすすめしますね。
ですがこれらのサイトはどれも個人によって合う合わないが少し違ってくるので、まずはどれも利用してみて、自分に合うサイトを厳選していくことをおすすめします!
探し方③ スカウトサイト経由で繋がる
ここまで、転職でのホワイト企業の探し方として転職エージェントと求人サイトを紹介してきました。
次に探し方として候補に挙がってくるのが、スカウトサイトです。
スカウトサイトとは、会員登録後に自身の職歴や自己PRなどを登録すると、企業の採用担当者やエージェントからスカウトが届くサイトのことを指します。
1度登録すると、自動的に企業からのアプローチを受けることができるので、効率的に企業との接点が獲得できる探し方なんですよね。
しかし、スカウトサイトのおすすめ度はここまで紹介した転職エージェントや求人サイトよりも若干低い。
なぜなら大量にスカウトが届くのと、そのスカウト元の企業がホワイト企業かどうかの判断が難しいからです。
ですが「スカウトサイトでスカウトが届く→その中から気になる企業をピックアップする→ホワイト企業かどうか分析する」という立ち回りができれば、スカウトサイトの利用価値は高いです。
逆に「スカウトが来た!自分のことを評価してくれる企業なんだからきっと良い会社だ」と勝手に考えてしまったり、「スカウトメッセージの内容が魅力的だから良い会社だろう」と安易にスカウトメッセージだけで良い会社だと判断してしまう人にはおすすめできませんね。
企業側も人材確保に必死なので、スカウトのメッセージや求人内容は良いことばかり書きます。
それに惑わされずに、次の章で紹介する「見分け方」を元にして、1社1社丁寧に分析することを徹底してくださいね!
おすすめのスカウトサイト
そんなスカウトサイトですが、僕のおすすめは以下のとおりです。
どちらも大手サイトで、スカウトの受信率が高いです。
またスカウト機能に関しては、求人サイトのdodaやマイナビ転職、エン転職にも付いているので、そちらを利用しても良いですよ。
ここで紹介した「転職エージェント・求人サイト・スカウトサイト」などの転職サイトをまとめた記事を別で書きました。
「ホワイト企業への転職を考えた際に利用すべき転職サイトはどれだろう?」と悩んでいる方は、下記の記事も合わせて参考にしてもらえると分かりやすいです!
» 【ホワイト企業に強い転職サイト14選】絶対利用すべきサイトは?
探し方④ 口コミサイトから探す
次に転職でおすすめのホワイト企業の探し方は、口コミサイトから探す方法です。
口コミサイトには各企業ごとに、その企業の現役社員や元社員による口コミが投稿されています。
求人情報やスカウトでは、基本的にその企業の「良いところ」しか提示されていません。
一方で、この口コミサイトでは「悪いところ」もしっかりと実態が書かれているため、参考にする価値が高いんですよね。
もちろん「その企業に恨みがある人」や「たまたま合わなかった人」が過剰に悪い口コミを投稿していることもあるので、1つだけの口コミを参考にすると精度がブレますが、全体的な評価を見たり、複数の口コミに共通する意見を参考にしたりと、利用方法を工夫すれば利用価値の非常に高いサイトになります。
口コミサイトのサイト画面例
実際に口コミサイトの大手であるライトハウスを見ると、各企業ごとの評価を見ることができます。
このライトハウスの良いところは、各企業の口コミの種類別に見れるところです。
「福利厚生・オフィス環境」や「働き方」「入社前とのギャップ」といった、気になる種類別の口コミを見ることができるので、利用しやすいなと思いますね。
おすすめの口コミサイト
実際に利用すべき口コミサイトですが、口コミの投稿数が多い大手のサイトの方が利用価値が高いです。
口コミ投稿数の多い大手のサイトは以下のとおり。
口コミサイトに関しては「どれが絶対的におすすめ」というサイトはありません。
自分が調べたい企業の口コミが豊富に掲載されているサイトが最適なので、利用する場面ごとにおすすめは異なります。
ですが、これらの口コミサイトは口コミの投稿数が多いサイトとして押さえておくと良いですよ。
探し方⑤ 友人や知人からの紹介
転職でのホワイト企業の探し方、長くなりましたが、最後は友人や知人からの紹介です。
僕のような友達や知り合いが少ない人にとってはおすすめできない探し方ですが、友達や知り合いが多い人にとってはその企業で働いている人の意見を生で聞くことができるので、信頼性は非常に高いですよね。
この探し方は”可能であれば”程度に押さえておくだけで大丈夫です。
ハローワークのおすすめ度は低い
ここからは探し方の補足となります。
企業の探し方として「ハローワーク」がありますが、僕はホワイト企業を探す上ではハローワークはそこまでおすすめしません。
なぜならハローワークに対して、企業は”無料で”求人を出すことができるんですよね。
紹介した転職エージェントも求人サイトも、採用するためには費用がかかりますが、ハローワークだと無料で採用することができます。
なぜ無料で採用できるハローワークはおすすめできないのか?
「採用費をかけられない資金に余裕のない企業の求人」も多いからです。
もちろんハローワークにも素晴らしいホワイト企業の求人はありますが、それを探すのが難しい(検索システムも使いにくい)上に、採用費をかけられないような企業の求人も混ざってしまっている。
こうした背景から、僕ならホワイト企業を探す上でハローワークは利用しません。
転職フェアのおすすめ度も低い
次に探し方の1つとして「転職フェア」があります。
転職フェアとは、イベント会場に複数の企業が集まって説明会をおこなう合同説明会のようなものです。
なぜ転職フェアはおすすめできないのかと言うと、圧倒的に効率が悪いからです。
1回のイベントに参加して、数社、数十社の企業の説明しか聞けないなら、転職エージェントからの紹介や求人サイトで十分ですよね。
また転職フェアに参加している人事は、採用目的なので、こちらでも当然良いことばかり言います。
直接魅力を語られると、「なんかこの会社良さそうだな」と思いますし、転職フェアに参加している人事の人は第一印象が良い人を企業は配置しがちです。
これらの理由から転職フェアのおすすめ度は、紹介した探し方の中では低いと僕は考えています。
以上、ここでは「企業の探し方」を共有してきました。
次の章では、「ホワイト企業の見分け方」を解説していくので、探し方を把握した皆さんは必ず見分け方まで把握するようにしてくださいね!
» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?
こうして見ると、ホワイト企業の求人を探す方法として色々な方法があるんですね。
「転職エージェントだけ」とか「求人サイト」だけと1つの探し方に固執せずに、自分に合った探し方を複数活用することが大事だね。
転職でのホワイト企業の見分け方
前の章では、企業の探し方を共有してきました。
求人を探す方法を押さえた上で大切なことは、「ホワイト企業かどうかを見分ける方法」を把握することです。
どれだけ沢山の求人を探すことができようが、転職できるのは1社のみ。
転職先の1社を厳選する必要があります。
そこでこの章では、ホワイト企業の見分け方を詳しく解説していきます。
ホワイト企業に明確な定義は存在しない
まず第一に、実はホワイト企業には明確な定義は存在しません。
一般的には「福利厚生が充実していて働きやすい職場環境が整った会社」をホワイト企業と言うことが多いですが、厚生労働省を含め、明確にホワイト企業を定義付けていません。
よって大事なことは、漠然とホワイト企業という言葉をイメージするだけでなく、自分にとってのホワイト企業の定義を明確化することなんですよね。
ちなみにこの記事を掲載しているホワイト企業ナビでは、掲載するホワイト企業の必要条件として以下の3基準を全て満たすこととしています。
【ホワイト企業ナビが提唱するホワイト企業の必要条件】
- 平均残業時間が25時間/月未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
僕が今、転職するとしてホワイト企業を定義づけるなら、この3条件を全て満たすことに加えて、「平均年収が40代で500万円以上はあること」を条件として加えて、僕にとってのホワイト企業と定義しますね。
このように「自分にとってのホワイト企業の定義とは?」を具体的な数字や言葉で明確化しましょう。
具体的な数字や言葉で明確化できないと、その企業が自分にとってのホワイト企業か見分けることはできません。
(また自分にとってのホワイト企業の定義を明確化しておくと、転職エージェントに紹介してもらう企業の条件として伝えたり、求人サイトでの求人の絞り込みに使えたり、スカウトサイトで求める条件として設定できたりと様々な場面でホワイト企業を見分けることに繋がります!)
ホワイト企業に共通する特徴
自分にとってのホワイト企業の定義を明確化するための材料として、ここではホワイト企業に共通する特徴を共有していきたいと思います。
下記は日本企業の平均値を元にして、ホワイト企業に多く見られる特徴を僕なりにまとめた表です。
特徴 | 具体的な内容 | |
---|---|---|
1 | 離職率が低い | 3年後離職率30%未満、離職率10%未満が目安 |
2 | 残業が少ない | 平均残業時間が25時間/月未満 |
3 | 年間休日数が確保されている | 年間休日が120日以上確保されている |
4 | 有給取得率が高い | 有給取得率が70%以上ある |
5 | 初任給が平均以上 | 初任給が21万円以上 |
6 | 給与水準が高い | 平均年収500万円以上 |
7 | 法定外福利厚生が充実している | 特に家賃補助(住宅手当)があること |
8 | 勤続年数が長い | 平均勤続年数が15年以上 |
9 | パワハラがない | 直近5年パワハラやセクハラなどの問題がない |
10 | 業績が安定している | 売上と営業利益が右肩上がり |
11 | 利益率が高い | 属する業界の水準よりも利益率が高い |
12 | 競合優位性がある | 明確な競合優位性を保持している |
13 | 女性が活躍できる | えるぼし認定を受けたり女性役員比率が高い |
14 | 育休・産休が充実している | 育休や産休の取得率が高い |
15 | スキルアップできる | 資格取得制度があったり副業が可能である |
16 | 新人研修が充実している | 新人研修が1ヶ月以上設けられている |
17 | ホワイト企業の認定制度を受けている | 各種ホワイト企業の認定制度を受賞している |
18 | 評価制度が明確である | 評価制度が複雑ではなく明確である |
19 | 固定残業代がない(または少ない) | 30時間以上の固定残業時間がない |
20 | 労働組合が設置されている | 労働組合の力が非常に強い |
この中でも、僕は特に1〜3の「離職率が低い」「残業が少ない」「年間休日数が確保されている」の3つは絶対に確認すべきだと考えています。
なぜならこの3基準が良い数字の企業はブラック企業である可能性が非常に低く、ホワイト企業である可能性が高いからです。
ブラック企業であれば離職率は高くなりますし、残業時間も長いし休日も少ないですからね。
この表を1つの参考に、自分が「これは必要な特徴だ」と思う項目を洗い出していくと、自分にとってのホワイト企業の定義を明確化することができます。
特に重要な離職率、残業時間、年間休日に関しては、それぞれ「日本企業の平均値を元にしたホワイト企業として必要な条件」を詳しく考察した記事を書いているので、特に気になる条件に関しては合わせて参考にしてくださいね!
▼離職率について詳しく解説した記事
» 【ホワイト企業でも退職者は多い?】離職率や退職者が多い会社の特徴を解説!
▼残業時間について詳しく解説した記事
» 【ホワイト企業の残業時間は?】勤務時間と合わせて解説します!
▼年間休日について詳しく解説した記事
» 【ホワイト企業の年間休日は?】120日が基準は本当なのか?
ホワイト企業の定義は決定的なものが存在しないからこそ、「自分にとってのホワイト企業の定義」を数字や言葉で明確化する必要があるんですね。
私はホワイト企業に対して、残業時間が短いことは求めないけど、離職率の低さ・休日数の確保・人間関係が良いことは強く求めるかな。
ホワイト企業に転職するために必要な選考対策
ここまで「ホワイト企業を知る」そして「ホワイト企業を探す/見分ける」の工程が終わりました!
解説した内容に沿っていけば「この企業に就職したい」という企業を見つけることができるでしょう。
ですが、企業を見つけたとしてその企業からの内定を獲得できないと意味がありません。
そこでこの章では、ホワイト企業の選考に受かるための選考対策を共有していきます。
ホワイト企業への転職における選考対策で、僕が特に必要だと考えことは大きく3つあります。
【ホワイト企業への転職に必要な選考対策】
- 転職理由の納得性を高める
- 志望動機の質を高める
- 前職での経験やスキルをどう活かせるか明確化する
選考対策① 転職理由の納得性を高める
まず第一に、転職の選考で必ず聞かれる質問が「転職理由」です。
要するに「なぜ前の会社を辞めたのですか?(辞めるのですか?)」という質問。
そもそもなぜ転職理由を聞かれるのかと言うと、「うちの会社もすぐに辞めてしまうのではないか?」という不安を解決するために企業側は転職理由を聞くんですよね。
例えば、転職理由を聞いた時に「人間関係でトラブルがあったためです」と答えてしまうと、企業側は「うちの会社でも人間関係でトラブルがあったらすぐに辞めるのか」と思いますよね。
よって転職理由を聞かれた場合、すぐに辞めそうだとは思われないような転職理由を答える必要があります。
具体的に、”転職先でも同じようなトラブルが起こりやすいがゆえに”伝えるべきではない転職理由を考えてみると以下のとおりです。
【転職理由として答えるべきではないこと】
- 人間関係のトラブルがあった
- 取引先とのトラブルがあった
- 仕事が大変だった
- 仕事がつまらなかった(もっと挑戦したいというようなポジティブな内容なら可)
嘘の回答はしない
ちなみに嘘の回答はしないことが重要で、やっぱり本当のことを本音で回答する方が人事には響きます。(嘘の回答って言葉に詰まる感じでバレるんですよね)
よって例えば「前の会社は給料が低いから辞める」という転職理由があったとして、それを転職理由として伝えることは問題ありません。
なぜなら転職先の候補の企業の給料をしっかりと調べた上で、前の会社よりも給料が上がり、その給料なら満足できる(=辞めない)と人事に伝えることができるからです。
転職理由の回答例
実際の回答例を参考として作成してみました。
【転職理由の回答例】
- 「私が前職を退職した理由は、大きく2つあります。1つはこれ以上のキャリアアップが目指せないと感じたこと。もう1つは更に興味のある業界を見出すことができたことです。前職の評価制度ではどれだけ結果を出しても結果が評価に繋がることがなく、結果主義の私にとってはそこでキャリアアップをすることは難しいと考えました。次に前職は食品業界だったのですが、IT業界に強く惹かれております。IT業界に勤める知人に話を聞き、IT業界の目まぐるしい変化や将来性に強く惹かれ、私には食品業界よりもIT業界が向いていると考えました。これら2つの理由から前職を退職することに決めた次第です。」
転職理由はネガティブで良い
また、よくネットでは「転職理由でネガティブなことは言わないように」と書かれていることがありますが、転職理由がネガティブじゃない人なんて少数派です。
よって僕は転職理由はネガティブな内容で問題ないと考えています。
しかし、大切なのが転職理由はネガティブでも良いですが、その場合は必ず志望動機の質の高さにこだわってください。
転職理由はネガティブな内容を正直に語り、志望動機ではポジティブな内容で「なぜその会社でないといけないのか」を熱く語る。この強弱がポイントだと僕は考えています。
(「転職理由はポジティブだけど志望動機が浅い人」がめちゃくちゃ多いと思っていて、そういう人は嘘っぽいんですよね。表面的だな…と僕が人事なら思ってしまいます。)
選考対策② 志望動機の質を高める
転職での選考対策だけでなく、これは就活でも共通して最も重要な選考対策の1つが「志望動機」です。
志望動機は1社ごとに考える必要があるので、手間がかかり、それゆえに志望動機をサボる人は多い。
ですが、人事側の立場に立つと分かるとおりで、志望動機を聞いた時に「なるほど!!」となるか「それなら別の会社でも良くない?」と思うかどうかで、求職者への評価は大きく変わると思いませんか?
競合他社ではなくその会社でないといけない理由を追求する
ではどうすれば人事に「なるほど!!」と思ってもらえるような志望動機が作れるのか。
大事な視点としては「なぜ競合他社ではなくその会社でないといけないのか」という納得性のある志望動機を作成することに尽きます。
求職者の志望動機を何十回と添削したことがありますが、ほとんどが「この志望動機なら競合他社でも良くないですか?」と思う志望動機ばかりでした。
恋愛に例えると分かりやすくて、「なぜ私のことが好きなの?」と聞かれた時に「ロングヘアだから」と答えるようなものです。
「ロングヘアが良いなら他の人でも良いよね?」と思われて振られてしまう?可能性は高い。
一方で、例えば「実際にあなたと一緒に時間を過ごしてみて、これほどまでに素の自分で楽しくいれることはないから」と答えることができれば、それに対して「それなら他の人でも良いよね?」と思われることはないですよね。
志望動機でもこれと全く同じことが言えます。
競合他社ではなくその会社でないといけない理由を答えるために必要なことは1つで、それは「競合他社にはないその企業だけが持つこと」を洗い出し、それについて言及することです。
他の企業になく、その企業だけが持つ魅力に対して共感し、入社したいと思ったと伝えることができれば、人事視点で非常に納得感のある志望動機を作成することができます。
志望動機の回答例
では実際に志望動機の回答例を作成してみました。
IT業界の企業に転職すると過程して作成した志望動機です。
【志望動機の回答例】
- 「私が貴社を志望する理由は、貴社がIT業界のWeb広告領域でここ3年間の間に最も成長した企業だからです。私は前職では食品メーカーに勤めており、新規開拓営業を行っておりました。ですが知人からIT業界の変化の激しさや将来性について聞き、IT業界で新規開拓営業として成果を出してキャリアを積み上げていきたいと考えました。そしてIT業界の企業の中でも貴社でないといけない理由は、私が最も興味のあるWeb広告の領域で、最も成長している企業が貴社だと考えているからです。商品やサービスの魅力だけでなく、実際に成長しているという厳しい企業で働きたいと考え、貴社を志望致しました。」
選考対策③ 前職での経験やスキルをどう活かせるか明確化する
ホワイト企業に転職する際に、絶対に取り組むべき選考対策として、最後に「前職での経験やスキルをどう活かせるか明確化しておく」という作業を必ずしておきましょう。
要するに「他社でも使える自分の強みや武器は何か」を明確化しておくことです。
第二新卒ならまだしも中途は新卒とは異なり、ポテンシャル以上に「スキルや実績」を見られます。かなり現実的な世界だと言えます。
あなたが仮に社長だとして、中途を採用するとなれば「自社で今求めているスキルや実績のある人」を採用したいと思いませんか?
こうした背景があるからこそ、転職を考えたら、自分にはどんな強みがあるのか、それを他の会社ではどう活かすことができるのかを徹底的に考え抜く必要があります。
まずは「強み」「スキル+実績」を洗い出す
具体的に何をすべきかというと、まずは「強み」「スキル+実績」を洗い出してください。
強みは定性的で良いのですが(例えば「明るい性格」を数字で実証することはできないですよね)、スキルと実績は定量的である必要があります。
よってスキルはただ「◯◯ができます」という定性的な表現ではなく、実績として数字とセットで明確化する必要があります。
実際に僕が今転職活動をするとして、次のように「強み」と「スキル+実績」を洗い出すことができます。
強み |
---|
・創造性がある |
・学ぶ姿勢がある |
・挑戦的である |
・仕事が好き |
・初対面の人と打ち解けられる |
スキル | 実績 |
---|---|
・マネジメント | ・外注含めて計10名以上のマネジメント |
・ブログ運営 | ・計3ブログをコンセプト作成から運用 |
・ライティング | ・1日で10000文字執筆可能 |
・フォトショップ | ・サムネやチラシ作成可能、計300以上作成 |
・SNS運用 | ・ツイッターフォロワー8000人、LINE13000人 |
この時に大事な視点は、別に数にこだわる必要はないということです。
「自分は営業しかしてないから営業しかスキルがない」でも全然構いません。
大事なことは、その1つのスキルの質であり、転職先候補の企業がそのスキルを求めているかどうかです。
自身の強みとスキルを他社でどう活かせるか考える
自身の強みとスキル(実績もセットで)を洗い出すことができれば、あとはそれが他社でどう活かすことができるのかを考えておきましょう。
すると「あれ?このスキルは他社では全く活かすことができないかもしれない…」と思ってしまうことがあります。
そういう「前の勤め先でしか活かせないスキル」を転職で披露すると、マイナス評価になるというか、評価されません。
「もっと他に得たスキルはないか?強みはないか?」と考え抜いてみましょう。
その結果、前の会社でしか活かせないスキルしかない場合は、そのことを正直に転職先に伝えるべきだと思います。その上で、「でも強みとしてはこういうことがあって、それを活かして活躍していく」と具体策を示していくのが現実的です。
(何度も言いますが、正直に話すことは転職活動で重要なことです。正直に話すだけで何も語れないのは駄目ですが、正直に話した上で自分なりに改善策や施策を示せるような人には、人事は魅力を感じるものです)
以上!ここではホワイト企業に転職する際に取り組むべき選考対策を共有しました!
細かな面接対策や職務経歴書の書き方など、他にも選考対策としてすべきことはありますが、ここで紹介した3つの選考対策が甘くて不採用になる人はめちゃくちゃ多いです。
逆にこの3つの対策さえ押さえておけば、転職で非常に良いところまでいけるでしょう。
少しでも参考になったら嬉しいです!
ホワイト企業に自分が向いていると納得し、ホワイト企業を探して見分け、ホワイト企業に受かるための選考対策を徹底する。これら全てに丁寧に取り組むことができれば、ホワイト企業への転職ができそうです!
他に細かい疑問が出てくれば、その都度、調べて補強していけば良いよね。大まかな流れとして、今回の5ステップは参考になったよ!
ホワイト企業の具体例
この章では具体的にどんな企業がホワイト企業だと言えるのか、具体例を紹介していきます。
大前提として、企業の労働環境は年度によって異なります。
「昨年は残業時間が短かったのに、今年は残業時間が長くなった」というケースも多いからです。
よってあくまで参考になりますが、ぜひ参考にしてくださいね。
大手子会社のホワイト企業
まずは大手の子会社のホワイト企業を紹介していきます。
大手の子会社は親会社の信頼ゆえに仕事しやすかったり、そもそも親会社が安定した顧客となっているケースもあり、ホワイト企業が非常に多いです。
【大手子会社のホワイト企業例】
- 株式会社デンソー
- 株式会社アイシン
- 株式会社豊田自動織機
- ダイハツ工業
- トヨタ紡織
- トヨタファイナンシャルサービス株式会社
- 愛知製鋼
- トヨタ車体株式会社
- トヨタ自動車九州株式会社
- ジェイテクト
- 日野自動車
- トヨタ合成
- 日立コンサルティング
- 日立物流
- 日立金属
- 日立電線
- 日立システムズ
- 昭和電工マテリアルズ
- ソニーマーケティング株式会社
- ソニー銀行株式会社
- ソニー損害保険株式会社
- ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社
- ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
この他にも、大手子会社のホワイト企業を別記事でまとめているので、大手の子会社が気になる方は下記の記事も合わせてチェックしてくださいね。
» 【大手子会社のホワイト企業50選】子会社の優良企業はどこ?
中小企業のホワイト企業
次に中小企業の中にもホワイト企業はたくさん存在します。
むしろ中小企業は求職者からの知名度が低く、倍率も低くなるケースも多いので狙い目です。
【中小企業のホワイト企業例】
- 新東電算
- ISSリアライズ
- KYB-YS
- MHIパワーエンジニアリング
- オティックス
- アトックス
- サンケイビル
- エヌ・ティ・ティ
中小企業のホワイト企業を探す上で、就職四季報優良中堅企業版が非常におすすめです。
各企業の離職率や残業時間がまとめて掲載されており、僕が就活している時もフル活用していました。
またここで紹介した企業以外に、おすすめの中小企業を130社まとめた記事も書きました。
「中小企業も転職先として視野に入れていきたい」と考えている方は、こちらもチェックしてください。
» 【ホワイトな中小企業ランキング】130社をピックアップ!
最後に、国や民間企業が認定するホワイト企業もあります。
働きやすい企業に関連した認定取得企業をまとめた記事も書いているので、具体的な企業が知りたい方はこちらも記事も参考にしてもらえると嬉しいです。
» 【ホワイト企業の認定一覧】500社以上の認定企業をまとめました!
知名度の高い大手企業だけでなく、大手の子会社や中小企業など、企業規模に関係なくホワイト企業は存在するんですね。
知名度が高い企業がホワイト企業だとは限らないよね。やっぱり1社1社、自分にとってのホワイト企業の条件を満たすか分析していくことが大事だね。
ホワイト企業への転職に関してよくある質問
ここまでの解説で、2万文字を超えまして(4日間スタバにこもって書いています…!)、それでも解説しきれなかったホワイト企業への転職に関する質問に答えていきます。
【ホワイト企業への転職に関してよくある質問】
- ホワイト企業への転職に資格は必要ですか?
- 第二新卒でホワイト企業に転職するのは難しい?
- 20代でホワイト企業に転職することはできますか?
- 30代でホワイト企業に転職することはできますか?
- 40代でホワイト企業に転職することはできますか?
- そもそもホワイト企業への転職は難しいですか?
質問① ホワイト企業への転職に資格は必要ですか?
ホワイト企業への就活や転職において、絶対に必要な資格はありません。
ですが、専門職に転職を希望する場合は、そもそも資格がないと就けないような職種もあるので注意が必要です。(薬剤師や理学療法士、保育士や介護福祉士など)
またこれは企業によりますが、持っていると有利になる資格はありますね。
例えば、事務職なら「日商簿記検定」や「ファイナンシャルプランナー」の資格があると少し有利になることがあります。
他に建築系だと電気主任技術者や建築施工管理技士などの専門的な資格が必要になるケースやあると有利になるケースもありますね。
【企業によってはあると有利になる資格】
- 自動車免許
- 日商簿記検定
- ファイナンシャルプランナー
- 宅地建物取引士
- 不動産鑑定士
- キャリアカウンセラー
- TOEIC
- 電気主任技術者
- 建築施工管理技士など
質問② 第二新卒でホワイト企業に転職するのは難しい?
第二新卒でホワイト企業に転職することは可能です。
転職市場における第二新卒の需要は非常に高く、「新人研修の必要がない若い人材」として企業から評価される傾向にあります。
大学を卒業してすぐの人よりも、数年でも社会人を経験している人の方が即戦力になりますからね。
そもそも企業の中途採用比率は非常に高いです。
厚生労働省が発表したデータを参考にすると、従業員数5000人以上の企業でも中途の割合は37.4%と1/3以上は中途採用によって入社しています。
更に従業員規模が299人以下となると、中途の割合は76.7%とほとんどが中途で採用されています。
まだまだ日本では転職する人は少数派だというイメージが付いていますが、実際のところは中途採用者が1/3以上を占めているため、転職はある意味当たり前で、そんな転職を通してホワイト企業に入社することは十分にできると分かります。
質問③ 20代でホワイト企業に転職することはできますか?
第二新卒から少し進んで、20代の転職についてですが、20代でホワイト企業に転職することはできます。
こちらも厚生労働省のデータが参考になるので引用しますね。
下記のデータは、転職希望者に占める転職就業者の割合で、要するに「転職できた人の割合(転職成功率)」です。
こちらを見ると、25歳〜29歳の転職成功率は50.3%と高い水準にあります。
ちなみにこの50%という数字に対して「じゃあ半分の確率で転職できないのでは?」と思うかもしれないですが、個人単位で見れば転職成功率はいくらでも高めることができます。
エントリー数を増やしたり、今の会社でスキルや実績を積んだ上で再度転職に挑戦すれば、転職成功率を高めていくことは十分に可能です。
また20代でのホワイト企業への転職について、更に詳しく解説した記事を書きました。合わせて参考にしてくださいね!
» 【20代でホワイト企業に転職は可能?】成功させる秘訣を解説!
質問④ 30代でホワイト企業に転職することはできますか?
次に30代でホワイト企業に転職することができるのか見ていきましょう。
先ほどの厚生労働省のデータを参考にすると、30〜39歳の転職成功率は41.9%でした。
転職成功率は半分を切っているため、たしかに転職は簡単ではないと言えます。
ですが、この記事で紹介した選考対策を含めて、僕が見る限り転職の選考対策が甘い人がほとんど。
よって転職に対して本気で取り組むことができれば(具体的にはしっかりと自分に合った企業にエントリーしたり、自分の強みを明確化する選考対策を徹底したり)、転職できた41.9%側に入れるでしょう。
質問⑤ 40代でホワイト企業に転職することはできますか?
続いて、40代でホワイト企業に転職することができるのかを考えていきます。
厚生労働省のデータを見ると、40〜44歳の転職成功率は36.2%、45歳〜49歳の転職成功率は36.6%でした。
36%と聞くと、転職成功率は低いと言えますよね。
ですが、10%を切るような数字ではないので「難しいけど全然可能」なレベルだと僕は考えています。
40代での転職はスキルと実績が不可欠
しかし、40代の場合は明確に「転職先で活かせるスキルや実績」が必要になります。
なぜなら転職先の企業側からすると「スキルや実績がないなら給料も安く長く働いてくれる可能性が高い若者を採用するよ」となるからです。
(ましてやそれを職務経歴書や面接で語れない人に対して、人事は「何十年も何をしてきたの?仕事サボってたの?」となりますからね)
その結果がこうして転職成功率のデータに出ていて、年齢が若い方が転職成功率が明らかに高い。
こうした背景を考えると、それでも40代の転職成功率が36%もあるのは、「スキルや実績があればそれを必要とするホワイト企業も存在する」ということを示していると考えられますよね。
質問⑥ そもそもホワイト企業への転職は難しいですか?
ホワイト企業への転職が難しいかと聞かれれば、僕は難しいですと答えます。
なぜならこの記事で書いたことを実行するだけでも、相当な労力を必要とするからです。
「ホワイト企業への転職」は、どうしても「企業の選定」のところに難しさが生じますよね。
自分にとってのホワイト企業の定義を明確化し、それに合致する企業を探す必要があるので。
ですが一方で、僕はこのホワイト企業ナビを運営してきて「世の中には知名度が低いがゆえに採用に困っている企業がこんなにもあるのか」という実感があります。
よって「ホワイト企業は人気だから人材に困っていない」という固定概念を捨てて、自分にとってのホワイト企業を探し続け、一方でその企業から評価されるようなスキルと実績を積み上げていくことができれば、ホワイト企業への転職は何歳でも可能です。
転職の難易度は職種によっても異なる
ここで1点だけ、重要な視点を話しておきたいと思います。
それは転職の難易度は希望職種によって大きく異なるということです。
下記はdodaが発表した職種別の求人倍率を示しています。
求人倍率とは、求職者1人あたりにいくつの求人があるのか示した数字です。
例えば一番上の青い折れ線グラフ(IT・通信の技術職)を見ると、倍率が10倍を超えている月がありますよね。
求人倍率が10倍ということは、1人の求職者に対して10の求人があるということで、要するにIT・通信の技術職の企業からの需要が非常に高いということです。
IT・通信の技術職といえば、要するにエンジニアですよね。
エンジニアを求める企業が多く、エンジニアの人材は不足しているため、スキルのあるエンジニアであれば正直転職は楽勝だと言えるでしょう。
(こうした人手不足の職種は未経験者でも転職しやすいです!未経験でのホワイト企業への転職方法は「【未経験でも転職できるホワイト企業は?】おすすめ業界や職種を解説」で解説したので合わせて参考にしてくださいね)
逆に「事務職」や「販売・サービス職」「メディカルの専門職」「化学・食品の専門職」「営業職」「企画・管理職」は求人倍率が低い傾向にあるので、それだけ転職難易度も高いことが分かります。
このように職種によっても転職の難しさは異なるので、一概に「転職は難しい」「転職は簡単だ」とは言えません。
ですが、この記事で解説したように企業選びの精度を高め、選考対策をしっかりと行う(かつ自分のスキルや実績を積み上げておく)ことで、転職の難易度を格段に下げることができます。
この記事が皆さんの転職の難易度を下げるきっかけになれば嬉しい限りです。
» 【ホワイト企業への転職は難しい?】難しい理由と解決策を解説!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
「転職のやり方」には明確な正解はないので、この記事で紹介した方法はあくまで「僕ならこうする」という流れと具体案でした。
ですがこれまで7年に渡って、1500以上の就活記事を書いてきて、1000冊以上の本を読んできた中で考える最適解なので参考になる要素はあると思います!(と信じて書きました)
転職で人生が全て決まることはありませんが、直近の数年の人生は大きく変えてしまうイベントです。
それゆえに慎重に考え、大胆に行動することが重要だと僕は考えています。
また、こうして転職関連の記事を書いて思うことは、とにかく「今の会社で他社に転用可能なスキルと実績を積むことの重要性」ですね。
この変化の激しい時代、本当の安定とは「自己投資」に限ると僕は思います。(それでも病気や事故で突然不安定になる可能性もあるのが人生で絶対的な安定は存在しません)
この記事がそんな自己投資の1つとして、あなたの人生を支える1つの柱になれば本当に嬉しいです。
僕は毎日スタバかコメダに1人でこもって、趣味も友達も全然ない人生ですが、こうして書いた記事が誰かの人生を変えるきっかけになっているかもしれない…という希望を楽しみに賢明に生きています。
辛いことの方が多い人生ですが、その中に「うおおおおお」と興奮したり喜べる瞬間がある。
その瞬間を楽しみに日々努力していきたいですね。
このホワイト企業ナビでは、これからもホワイト企業に特化して記事を書き続けていきます。
ぜひこれからも読み続けてもらえると嬉しいです!
【本記事の要点まとめ】
- ホワイト企業に転職するための大まかな流れとしては「ホワイト企業を知る→ホワイト企業の探し方と見分け方を把握する→ホワイト企業に受かるための選考対策をする」というのが最適解だと考えている
- 大まかな流れを具体的な行動に落とし込むと、「①ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを知る→②ホワイト企業に転職するのが向いている人の特徴を知る→③ホワイト企業の見つけ方を知る→④ホワイト企業の見分け方を知る→⑤ホワイト企業の選考対策を押さえる」という5ステップになる
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
- 北海道に勤務地のあるホワイト企業
- 新潟に勤務地のあるホワイト企業
- 岐阜に勤務地のあるホワイト企業
- 愛知に勤務地のあるホワイト企業
- 大阪に勤務地のあるホワイト企業
- 京都に勤務地のあるホワイト企業
- 福岡に勤務地のあるホワイト企業
【業界別のホワイト企業ランキング】
- ホワイト企業ランキングTOP100
- 厚生労働省委託事業者認定のホワイト企業ランキングTOP100
- 中小企業のホワイト企業ランキング
- メーカーのホワイト企業
- BtoBのホワイト企業
- IT業界のホワイト企業
- 食品業界のホワイト企業
- 化学業界のホワイト企業
- 製薬業界のホワイト企業
- 農業業界のホワイト企業
- 人材業界のホワイト企業
- 広告業界のホワイト企業
- コンサル業界のホワイト企業
- エンタメ業界のホワイト企業
- 介護業界のホワイト企業
- 音楽業界のホワイト企業
- ホテル業界のホワイト企業
- 家電量販店業界のホワイト企業
- ジュエリー業界のホワイト企業
- 金融業界のホワイト企業
- リース業界のホワイト企業
- 旅行会社業界のホワイト企業
- 製造業業界のホワイト企業
- インフラ業界のホワイト企業
【ホワイト企業関連の認定制度】
【その他】