【未経験でも転職できるホワイト企業は?】おすすめ業界や職種を解説!

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求職者のみなさん、こんにちは!

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(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

未経験の業界や職種でも、ホワイト企業に転職することができるのか知りたい人は多いですよね!

結論から言うと、未経験の業界や職種のホワイト企業に転職することは可能です。

しかし、選択する業界や職種によっては非常に難易度が高い。

そこで本記事では、未経験で転職するならどんな業界や職種がおすすめなのか?

更には「未経験でホワイト企業への転職を成功させるポイント」まで詳しく解説していきます!

【結論】未経験でもホワイト企業に転職できる

未経験でホワイト企業へ転職できるかどうか?

僕が考える結論としては、十分に可能です。

しかし、その「難易度」は人や状況によって大きく異なる点に注意してください。

僕が未経験でもホワイト企業に転職できると考える理由は大きく3つあります。

【未経験でもホワイト企業に転職できる理由】

  • ホワイトだけど人気のない企業が存在するから
  • 人柄などのポテンシャルで採用する企業も多いから
  • 未経験者歓迎の業界も多いから

まず第一に、世の中のすべてのホワイト企業が求職者から人気かと聞かれるとそうではありません。

どれだけ残業時間が短く、人間関係の良いホワイト企業であろうと、求職者からの知名度が低かったり、採用手法が狭くて求職者からの認知が取れていない企業も多いんですよね。

そういった企業は転職エージェントだと紹介されるのは難しいですが(他の経験者にも紹介しているため)、求人サイトで見つけることは可能なので、常に求人サイトをチェックして探すことが有効になります。

次に、企業によっては「スキル」ではなく、人柄や性格などの「ポテンシャル」で採用する企業もあります。

よって未経験でも適性が高いと判断されれば採用される可能性は十分にあります。

最後に詳しくは後で解説しますが、未経験者歓迎の業界も多いです。

そういった業界はそもそも経験者が集まりにくいため、未経験者を採用して教育しようというスタンスを持っています。

未経験でホワイト企業に転職することが可能な理由はこれだけではありませんが、まずは前提として「可能である」ということを押さえておくと良いですよ。

もちろん志望条件や状況によって難易度は変わるけど、未経験でホワイト企業に転職することは十分に可能ということですね。

未経験でホワイト企業に転職しやすい人の特徴や、未経験でも受かりやすいホワイト企業の特徴を一緒に見ていこう!

未経験でホワイト企業に転職できる人の特徴

未経験でのホワイト企業への転職を考えた場合、次に把握すべきは「どんな人が未経験でホワイト企業に転職できるのか」という特徴です。

もちろん正解はありませんが、以下の3つの特徴に1つでも当てはまることで、未経験でホワイト企業への転職を実現できる可能性は高まると言えます。

【未経験でホワイト企業に転職できる人の特徴】

  • 20代である
  • 未経験業界でも職種は変えない
  • 人手不足の業界や職種への転職を志望する

特徴① 20代である

まず未経験業界や未経験職種への転職は、若い方が転職しやすいです。

なぜなら若い方が未経験の業界や職種でも教育する余白が大きいからです。(教育した後、働ける期間が若ければ若いほど長い)

更には20代と若い方が年収が低い傾向にあるため、企業側も採用しやすいんですよね。

企業側の立場に立って考えると、30代や40代の人を未経験で採用するメリットが低い。

よって20代の方が未経験業界や職種への転職はしやすいと言えます。

特徴② 未経験業界でも職種は変えない

先ほど、30代以上は未経験での転職が難しいと話しました。

ですが、職種を変えない転職なら話は変わってきます。

30代以降は企業からの評価対象は「スキル」や「実績」であり、たとえ未経験の業界でも、他の業界で培ったスキルや実績がそのまま転用可能であれば採用されます。

例えば不動産業界で新規開拓営業をしていた人が、新規開拓営業という職種は変えずに、IT業界を志望したとして「不動産業界で培った新規開拓営業のスキル」に魅力を感じるIT業界の企業は多いはずです。

このように未経験業界でも職種を変えないことで、転職の実現性を高めることができます。

よってホワイト企業に転職したいなら職種は変更せずに、これまでの自身のスキルを活かした転職活動をすることをおすすめします!

特徴③ 人手不足の業界や職種への転職を志望する

次に人手不足の業界や職種への転職を志望する場合は、未経験でも採用されやすいです。

「転職の難しさ」をひとくくりで考える人が多いですが、そもそも転職の難しさには「企業の人気」と「職種の人気」という2つの要因が大きく関係してきます。

人手不足の職種

ハローワーク情報サイトを参考にすると、職業別の有効求人倍率は以下のとおりです。

有効求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数字です。

倍率が高いほど求職者1人に対しての求人数が多い、つまりは人手不足の職種となります。

上から建設躯体工事、保安、土木、建築・土木・測量技術者…と続いていき、建設躯体工事に関しては約10倍と相当な人手不足であることがわかります。

画像引用:ハローワーク情報サイト「職業別の有効求人倍率

人気職種

一方で、有効求人倍率が低い職種(=人気の職種)を見てみると、下から美術家、清掃、事務用機器操作、一般事務、船舶運転、会計事務…と続いていきます。

一般事務職の有効求人倍率は0.31倍と非常に低く、単純に3人が1つの求人を求めて争う構図となります。

このように職種によって倍率は30倍以上も変わってくるのが現実です。

よって例えば、営業職から一般事務職への転職を考えるとなれば、非常に難易度が高い。

一方で、一般事務職から営業職への転職の方が転職の難易度は若干下がると予想することができますね!

なるほど!未経験での転職を考えた際に、「若い・職種は変えない・不人気業界や職種への転職」に当てはまる方が転職しやすいんですね。

未経験でも転職しやすいホワイト企業の特徴

未経験で転職しやすい人の特徴を把握した上で、次に「未経験でも転職しやすいホワイト企業の特徴」を考えていく必要があります。

僕がこれまで見てきた中で、未経験でも転職しやすいホワイト企業の特徴は大きく3つあります。

【未経験でも転職しやすいホワイト企業の特徴】

  • 知名度が低く採用倍率が低い企業
  • 専門的なスキルが不要な職種を有する企業
  • 中途者の割合が多い企業

特徴① 知名度が低く採用倍率が低い企業

まず未経験でも転職しやすい企業としては、知名度が低く採用倍率が低い企業です。

「未経験で30代ですがトヨタ自動車にマーケティング職として転職したいです」となれば、ほぼ不可能。

一方で、「知名度が低く採用倍率の低いB社にマーケティング職として転職したい」となれば可能性はあります。

これは非常に重要なポイントで、未経験でホワイト企業に転職しようと考えた際は、人気の企業を志望するのではなく「知名度は低いけど自分が求める条件を満たす企業」を志望する必要があります。

特徴② 専門的なスキルが不要な職種を有する企業

次に専門的なスキルが不要な職種を有する企業は、未経験でも採用されやすいです。

未経験ということは「スキルがない」という状態なので、そもそもスキルがあまり必要のない職種であれば未経験であることがデメリットになりにくいですよね。

比較的スキルが必要ない職種(教育によってスキルを得やすい職種)としては、製造業の技術職やテンプレ化されている営業職などが挙げられますね。

特徴③ 中途者の割合が多い企業

そして最後、未経験でも転職しやすい企業の特徴として、中途者の割合が多い企業が挙げられます。

中途をほとんど採用せず、新卒で固めている企業は、中途の教育実績が浅く、中途はスキルのある「即戦力」だけを採用する企業が多いです。

一方で、そもそも中途採用がメインの企業は、未経験者を教育する機会が多く、受け入れ態勢が整っているケースも多い。

当然ですが、未経験の中途を多く採用しているような教育実績の豊富な企業の方が受かりやすいです。

これら受かりやすい企業の特徴を踏まえた上で、実際の転職手順に関してまとめた記事を用意しているので、下記の記事を参考にして実際に転職活動を行ってもらえればと思います!

» 【ホワイト企業に転職する方法】転職先の見つけ方/見分け方を徹底解説!

未経験でホワイト企業への転職を考えるなら、知名度の高い人気企業は難しいんですね…。

【未経験者向け】ホワイトな転職先の探し方

ここまで未経験でホワイト企業に転職する際の基礎情報をお伝えしてきました。

この章では、未経験者が転職先を探す方法を紹介していきます。

ホワイト企業への転職を考えた場合、求人を探す方法として挙げられるのは以下のとおりです。

  • ホワイト企業に特化した求人サイトから探す
  • 大手求人サイトで検索条件を絞って探す
  • 就職四季報から探す
  • 口コミサイトの評判から探す
  • 逆求人サイト経由で探す
  • 転職エージェントから紹介してもらう
  • 政府からの評価を得ている企業から探す(認定企業一覧
  • 民間企業からの評価を得ている企業から探す
  • リファラル経由で探す
  • 新聞や経済誌経由で探す
  • ハローワークで求人を紹介してもらう

中でも最も効率的に企業を探せるのが「求人サイト・逆求人サイト・転職エージェント」の3媒体であり、これらは必ず活用する必要があります。

これら3媒体でおすすめの転職サイトを厳選した記事を用意しました。

「どの転職サイトを利用すれば良いのか分からない」「求人の探し方が分からない」という方は、まずは下記の記事を参考にしてください。

» 【ホワイト企業に強い転職サイト14選】絶対利用すべきサイトは?

そして転職サイト以外の探し方について、ホワイト企業の探し方を詳しく解説した記事も書いてます。

「転職サイト以外の企業の探し方が知りたい」という方は下記の記事を参考にしてくださいね。

» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?

やはり転職において求人を探す方法として、求人サイト・逆求人サイト・転職エージェントが主流なんですね。これら3媒体は必ず押さえておく必要があるとわかりました!

未経験でも転職しやすい業界

この章から更に詳しく「未経験での転職」に役立つ情報を共有していきます。

まず確認していきたいのが、未経験でも転職しやすい業界についてです。

これを考える上で「職種未経験者歓迎」の割合が多い職種が参考になります。

下記はマイナビ転職が発表したデータで、職種未経験者歓迎の割合が多い職種を示しています。

画像引用:マイナビ転職「未経験から転職しやすい職種・業種は?

このデータを元に考えていくと、未経験でも転職しやすい業界が見えてきます。

①美容・ブライダル・ホテル業界

まずは美容・ブライダル・ホテル業界ですが、先のマイナビ転職のデータでは職種未経験者歓迎の割合が多い職種1位です。

正直これらの業界は人の入れ替わりが激しく、ホワイト企業が少ない業界なので、未経験でも転職しやすいがホワイト企業を探すのが非常に難しい業界である点がネックとなります。

②福祉業界

次に福祉業界も未経験者歓迎の求人が多い業界ですね。

福祉業界は介護職の仕事のキツさから「キツイ業界」だというイメージが強いため、人手不足になりがちな業界の1つです。

しかし、福祉業界の企業を見て見ると、その労働環境は企業によって千差万別で、福祉業界にもホワイト企業が多く存在することが分かります。

そもそもホワイト企業には定義が存在しないため、残業時間や年間休日など自分なりにホワイト企業の定義を設け、それを満たすような福祉業界の企業を探すのは非常に現実的な選択肢だと僕は考えています。

③公共サービス業界

次に職種未経験者歓迎の割合が多い職種の7位として、公共サービスがあがっています。

公共サービスとは税金を元に運営される機関の総称を示し、自衛官や警察、消防士や保育士などが挙げられます。

意外にもこれらの職種は未経験者歓迎の求人が多いため、未経験でも転職できる可能性が高い業界だと考えることができます。

④IT業界

次にIT業界も未経験歓迎の求人が多い業界です。

特にプログラマー職は人材不足で、未経験から採用して育てる方針の企業も多いんですよね。

先のマイナビ転職のデータは2017年のデータと古いため、今では更にIT業界の未経験者歓迎企業が増えていることが予想できますよ。

⑤建設業界

そして次に未経験者でも転職しやすい業界が建設業界です。

建設業界はとにかく人手不足の業界で、先に紹介した有効求人倍率も非常に高い(=不人気職種が多い)。

よって未経験者歓迎の企業も多いので、未経験でも転職しやすいことは間違いないと言えます。

なるほど!業界によっても未経験者を歓迎する企業が多い業界と少ない業界があるんですね。

未経験でも転職しやすい職種

未経験でも転職しやすい業界と合わせて、未経験でも転職しやすい職種も確認していきましょう。

先の章で紹介したマイナビ転職のデータの中から、特に人気の職種を抽出すると以下のとおりです。

①営業職

まず営業職は未経験歓迎とする企業が多い職種です。

なぜなら営業職の有効求人倍率は高く、人手不足の職種であることと、営業はある程度やり方を教えればすぐに仕事ができる職種だからです。

営業職は未経験からのスタートでも、そこで実績を作ることで更に良いキャリアを求めることができる「資産性の高い職種」だと僕は考えているので非常におすすめです。

(向いている人と向いていない人の差が大きい職種である点には注意が必要ですが)

②エンジニア職

次にエンジニア職も未経験者歓迎の企業が多い職種ですね。

エンジニア職は営業職よりも有効求人倍率が高く、人手不足の職種です。

またエンジニアの仕事も「やり方」を学ぶことで習得しやすく、教育しやすい職種でもあるので未経験者を歓迎する企業が多いと予想することができます。

エンジニア職も営業職と同様にスキルと実績を積むことで、更に良いキャリアを目指すことができます。

更には人手不足の職種なので、将来性が高く、非常におすすめの職種の1つです。

③コンサルタント職

コンサルタント職はマイナビ転職のデータを見ると、職種未経験者歓迎の求人が多い職種の10位に挙がります。

理由はおそらく「コンサルタント職」には明確なスキルがなく、無形商材を扱う職種がゆえに、教育次第で未経験からでもすぐに即戦力にできると考える企業が多いと予想しています。

④技能職

そして最後、技能力も未経験からの転職がしやすい職種です。

なぜならこちらも人手不足の職種だからですね。

経験者を採用する難易度が高いので、「未経験者を教育して即戦力にしよう」という企業が多く、それゆえに未経験でも転職しやすい職種となっています。

こうして見ると「人手不足の職種」は未経験者を採用する傾向にありますね!

経験者の採用が難しい職種は、未経験でも良いから人材を育てていこうという企業が多いよね。

【補足】1度志望業界や職種の別企業で経験を積んでからホワイト企業に転職する選択肢もあり

ここまで未経験からホワイト企業に転職する際に必要な情報を共有してきました。

結論としては、未経験からホワイト企業への転職は可能だが、志望企業の選択や年齢状況などによって転職の難しさは大きく異なるということです。

それゆえに人によっては、ホワイト企業を狙って転職活動したけど上手くいかなかったというケースは多いでしょう。

その場合は、まずは一旦「ホワイト企業」という条件を緩和して、志望業界や志望職種でのスキルや実績を積むという選択肢が取れますよね。

転職市場はスキルや実績が物を言う世界です。

それはあなたが経営者の立場に立てば簡単に分かることで、「即戦力になるな」と思う人材と出会うことができれば採用しますよね。

反対に「この人はスキルも実績もうちの会社で使えないし、性格も合わなそうだ」と思えば採用しません。

この当然の原理を理解していれば、未経験でホワイト企業からの内定を全然取れないのは、それ相応のスキルや実績がないからだと分かるはずです。

ホワイト企業は当然人気なので、スキルや実績がない場合はまずはホワイト企業への転職を諦めて、条件を緩和した不人気企業でスキルと実績を作り、その上でホワイト企業に転職するという選択肢も視野に入れてみてください。

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

未経験職種でもまずは一旦ホワイト企業の求人を探して挑戦してみて、全く内定が出ない場合は志望業界・職種のスキルと実績を他の企業で作ってからホワイト企業に転職する。

そんな流れを理解できたと思います。

日本には本当に多くの企業があって、人材不足なホワイト企業も大量にあります。

最初から無理だと諦めるのではなく、まずはそういった「企業探し」に注力してみてください。

このホワイト企業ナビは、日本にあるホワイト企業をどんどん発掘していきたい、人材をマッチングさせたいという思いで運営しています。

「ホワイト企業に就職したい」という方は、これからもホワイト企業ナビを通してホワイト企業に特化した情報発信をしていくので、読んでもらえると嬉しいです!

【本記事の要点まとめ】

  • 未経験でもホワイト企業に転職することは可能
  • ただしホワイト企業に求める条件や自身の年齢によって転職の難しさは大幅に異なるので自身の状況を客観的に判断する必要はある
  • 未経験でホワイト企業への転職が難しい場合は志望業界・職種の他の企業でスキルと実績を作り、次のステップとしてホワイト企業に転職するというキャリアの歩み方もある
  • 未経験者を歓迎する企業が多い業界や職種があり、それらは基本的に人手不足である場合が多いため、そういった人手不足の業界を志望する選択は未経験者に対しては非常におすすめできる

↓この記事以外のホワイト企業に特化した情報をまとめました!

【ホワイト企業に関する基礎知識

【ホワイト企業の探し方・選考対策

【ホワイト業界に関する基礎知識

【地域別のホワイト企業】

【業界別のホワイト企業ランキング

【その他】

この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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