この記事では、結局のところどんな特徴を持つ企業がホワイト企業だと言えるのかバシッと答えます!
就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
この記事ではホワイト企業の特徴を徹底解説します!
任せてください。僕はホワイト企業の解説については、とにかく自信があります!!
なぜならホワイト企業だけを厳選して掲載するこのホワイト企業ナビの運営を含めて、ホワイト企業に関する記事を何十も書き続けてきたからです。
ホワイト企業には明確な定義はないからこそ、どんな特徴を持つ企業がホワイト企業かを押さえておくことが重要!
この記事を通して「ホワイト企業とは?」をとことん解説していくので、少しでも「ホワイト企業に就職したい」「ホワイト企業に転職したい」という方は、ぜひ参考にしてくださいね!
ホワイト企業とは具体的にはどんな特徴を持つ企業のことを指すのか、詳しく教えてください!
目次
ホワイト企業とは?【意味や定義】
まず最初にホワイト企業の定義・意味を説明しておきますね。
ホワイト企業という言葉をインターネットで調べてみると、ほとんどのサイトで「社員が働きやすい環境にある会社」と定義されています。
では、「働きやすい会社」とはどんな会社でしょうか?
「残業がなく毎日定時で帰れる会社」と言う人もいれば「残業があってもスキルをどんどん伸ばせる会社」と言う人もいます。
何をもって働きやすいとするかは人それぞれなので、ホワイト企業の基準にするには少しぼんやりしています。
そこで、僕が考えるのは「ホワイト企業とは社員を大切にする会社」という定義です。
社員を大切にしているからこそ長時間労働をさせない、社員を大切にしているからこそ離職率を下げるために人事が考え抜く、社員を大切にしているからこそ福利厚生を充実化させる…。
このようにホワイト企業は社員を大切にしているからこそ、労働条件や職場環境が良いと僕は考えています。
次の章からは具体的に「社員を大切にしているからこそホワイト企業にはどんな特徴があるのか」を解説していきます!
自分にとってのホワイト企業は、どんな特徴のある企業なのかを、次の章で挙げていく特徴を参考にしながら明確化していきましょう。
なるほど!ホワイト企業は「社員が幸せな会社」「社員を大切にする会社」と定義すると分かりやすいですね!
ホワイト企業に明確な定義はなく、個人によってどんな企業がホワイト企業かは異なるけど、「社員を大切にしている会社」という点でホワイト企業は共通しているよね。
ホワイト企業の特徴【20選】
ではこの章では、具体的にホワイト企業にはどんな特徴があるのかを解説していきます。
何度も言うように「◯◯な特徴を持っているからホワイト企業だ」と決めつけることはできず、あくまで各個人によってホワイト企業に必要な特徴は異なります。
ですが、ホワイト企業かどうかを確認する上で、以下の20の特徴は押さえておくべきですよ!
特徴 | 具体的な内容 | |
---|---|---|
1 | 離職率が低い | 3年後離職率30%未満、離職率10%未満が目安 |
2 | 残業が少ない | 平均残業時間が25時間/月未満 |
3 | 年間休日数が確保されている | 年間休日が120日以上確保されている |
4 | 有給取得率が高い | 有給取得率が70%以上ある |
5 | 初任給が平均以上 | 初任給が21万円以上 |
6 | 給与水準が高い | 平均年収500万円以上 |
7 | 法定外福利厚生が充実している | 特に家賃補助(住宅手当)があること |
8 | 勤続年数が長い | 平均勤続年数が15年以上 |
9 | パワハラがない | 直近5年パワハラやセクハラなどの問題がない |
10 | 業績が安定している | 売上と営業利益が右肩上がり |
11 | 利益率が高い | 属する業界の水準よりも利益率が高い |
12 | 競合優位性がある | 明確な競合優位性を保持している |
13 | 女性が活躍できる | えるぼし認定を受けたり女性役員比率が高い |
14 | 育休・産休が充実している | 育休や産休の取得率が高い |
15 | スキルアップできる | 資格取得制度があったり副業が可能である |
16 | 新人研修が充実している | 新人研修が1ヶ月以上設けられている |
17 | ホワイト企業の認定制度を受けている | 各種ホワイト企業の認定制度を受賞している |
18 | 評価制度が明確である | 評価制度が複雑ではなく明確である |
19 | 固定残業代がない(または少ない) | 30時間以上の固定残業時間がない |
20 | 労働組合が設置されている | 労働組合の力が非常に強い |
特徴① 離職率が低い
まず第一に、ホワイト企業の最大の特徴は「離職率が低いこと」です。
働きやすい企業は、当然辞める人が少なくなるので、離職率が低くなります。
離職率に関して着目すべきは「3年後離職率」と「離職率」の2つですね。
ホワイト企業の3年後離職率は30%未満が目安
まず3年後離職率は、新入社員が3年後にどのぐらいの割合で辞めるかを示す数字です。
3年後離職率に関して、厚生労働省が発表したデータを見ると従業員1000人以上の会社で24.7%でした。
ホワイト企業の特徴としては「3年後離職率30%未満」は必須になると僕は考えています。
ホワイト企業の離職率は10%未満が目安
次に離職率は、定められた期間中(1年や3年と決められることが多い)の離職者の割合を示す数字です。
例えば10人入社して、1人辞めたとすると離職率は10%となります。
この離職率について、厚生労働省が発表したデータを見ると、平均で11.1%でした。
よってホワイト企業の特徴とするならば、離職率は10%未満を目安としたいところですね。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
離職率が低い | 3年後離職率30%未満、離職率が10%未満 |
特徴② 残業が少ない
次にホワイト企業の特徴として重要なことが、残業時間が少ないことです。
日本企業の平均残業時間は、調査ごとに大きく数値が異なるため、平均時間を出すのが難しいんですよね。
ですが、会社の口コミサイトであるopenworkが発表した調査を参考にすると、約34万件の調査を元にした平均残業時間は24時間でした。
年度によって左右しますが、この最新の平均残業時間を元にすると、ホワイト企業というなら平均残業時間
が25時間未満/月という特徴は欲しいですよね。
» 【ホワイト企業の残業時間は?】勤務時間と合わせて解説します!
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
残業が少ない | 平均残業時間が25時間/月未満 |
特徴③ 年間休日数が確保されている
次に、ホワイト企業の3つ目の特徴は十分な休日が確保されていることです。
休みを取るということも生活を充実させるために欠かせないことですね。
しかし、誰も有給を取らなかったり、人手不足などの理由で有給を取りづらいと感じる人は多いです。
つまり、有給を自由に取れる企業は有給を取れる雰囲気があり、仕事量が適切なホワイト企業と言えますね。
またホワイト企業はそもそもの年間休日数が多いです。
具体的な数字で言うと、厚生労働省が実施した「令和4年就労条件総合調査」によると、年間休日数の平均は107日でした。
従業員規模が1000人以上の大企業で、年間休日数の平均が約115日という点を考慮すると、ホワイト企業の特徴としては年間休日数120日は欲しいですね。
» 【ホワイト企業の年間休日は?】120日が基準は本当なのか?
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
年間休日数が確保されている | 年間休日が120日以上確保されている |
特徴④ 有給取得率が高い
続いて、ホワイト企業の特徴4つ目は有給取得率が高いことです。
厚生労働省のデータを見ると、有給休暇の平均取得日数は10.3日。取得率は58%でした。
また従業員規模が1000人以上に絞って見ると、取得日数が11.7日。取得率が63.2%。
よってホワイト企業の特徴としては、有給取得日数12日以上、取得率70%以上欲しいところです。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
有給取得率が高い | 有給取得率が70%以上ある |
特徴⑤ 初任給が平均以上
次に、ホワイト企業は給与水準も高いという特徴を持ちます。
そもそも社員を大切にする余裕のある企業がホワイト企業なので、利益がしっかりと出ており、それゆえに給料という形で社員に還元することができるんですよね。
給与を見る上では、まずは新卒入社時の「初任給」は確認しておくべきです。
初任給の平均は、厚生労働省の調査を参考にすると大卒で約20万円〜21万円。
よってホワイト企業の特徴として、大卒で21万円以上の初任給が欲しいところです。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
初任給が平均以上 | 初任給が21万円以上 |
特徴⑥ 給与水準が高い
次にホワイト企業の特徴として、給与水準の高さを見ていきましょう。
ホワイト企業の特徴としては、初任給だけでなく、平均年収が高いという特徴があります。
どれだけ働きやすい環境でも、給料が非常に低ければ、その企業をホワイト企業だと判断する人は少ないですからね。
平均年収に関して、厚生労働省の発表を見ると、日本企業の正社員の平均年収は508万円です。
よってホワイト企業の特徴として考えた時に、平均年収500万円以上あることが特徴として挙げられるといえるでしょう。
» 【ホワイト企業の平均年収は?】ホワイト企業に求められる給料の基準!
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
給与水準が高い | 平均年収500万円以上 |
特徴⑦ 法定外福利厚生が充実している
次にホワイト企業の特徴としては、福利厚生が充実している点が挙げられます。
ちなみに福利厚生には「法定福利」と「法定外福利」の2つがあり、法定福利は健康保険や雇用保険など企業が必ず準備しないといけない福利厚生なので企業による差はありません。
一方で、法定外福利は住宅手当や育児手当など企業が独自に決めている福利厚生なので、充実していればいるほど社員を大切にしている企業と言えますね。
また法定外福利厚生に関して、「数が多ければ良い」と勘違いしている人が多いですが、大事なのはその内容です。
僕が重要だと考えている法定外福利厚生は、とにかく家賃補助(住宅手当)があること。
家賃はサラリーマンであれば、手取りから支払わないといけないため、家賃補助があるだけでとんでもなくお金に余裕ができるんですよね。
よって「平均年収+家賃補助の有無」をセットで確認し、その企業に働くことで金銭的な余裕は持てそうか考えることがホワイト企業に就職する際に重要になってきます。
» 【ホワイト企業の福利厚生の特徴は?】業界トップ企業の福利厚生の特徴を紹介!
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
法定外福利厚生が充実している | 特に家賃補助(住宅手当)があること |
特徴⑧ 勤続年数が長い
続いて、ホワイト企業の特徴には勤続年数の長さも挙げられます。
勤続年数とは文字通りで、入社してから平均で何年働いているかという指標。
働きやすい労働条件・環境が整っているホワイト企業は、勤続年数が長くなります。
では具体的に勤続年数が何年以上あるのがホワイト企業の特徴なのか?
厚生労働省の発表によると、勤続年数の平均は12.3年でした。
また男性に限ってみると13.7年あるので、ホワイト企業の特徴として勤続年数15年以上あると良いですね。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
勤続年数が長い | 平均勤続年数が15年以上 |
特徴⑨ パワハラがない
次にホワイト企業の特徴として挙げられるのが、パワハラがないことです。
パワハラとはパワーハラスメントの略ですが、厚生労働省の定義によると意味は以下のとおりです。
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
厚生労働省:パワーハラスメントの定義
ちなみに③の「労働者の就業環境が害されるもの」とは、強く物を言われることで、本人が精神的苦痛を感じて業務に支障をきたすことを言うようです。
要するにパワハラとは、業務をおこなう上で必要以上に強く叱られたり、強く当たられることを言うんですね。
ホワイト企業にはこうしたパワハラ被害がない、または少ないことが特徴として挙げられるでしょう。
パワハラの有無に関してはその会社のホームページを見ても当然記載はないので、口コミサイトを見ることが重要になってきます。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
パワハラがない | 直近5年パワハラやセクハラなどの問題がない |
特徴⑩ 業績が安定している
次にホワイト企業の特徴として、業績が安定していることが挙げられますね。
例えば、ホワイト企業かどうかは1年だけで判断することはできません。
「今年は給料がしっかり出るけど、来年は給料が半分になる」という企業をホワイト企業とは言わないですよね。
ホワイト企業がホワイト企業としていられるのは、業績が安定しているからです。
具体的に業績の安定性を見る場合は、「売上」と「営業利益」が右肩上がり、もしくは安定していることを確認することが有効です。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
業績が安定している | 売上と営業利益が右肩上がり |
特徴⑪ 利益率が高い
次にホワイト企業の特徴として、利益率の高さが挙げられます。
何度も言うように、ホワイト企業は社員を大切にする余裕のある会社であり、何が会社の余裕を作るのかというと「利益」以外の何ものでもありません。
よって利益がしっかりと出ている必要があり、ホワイト企業は属する業界の利益率の水準よりも高い利益率を出している可能性が高いですよ。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
利益率が高い | 属する業界の水準よりも利益率が高い |
特徴⑫ 競合優位性がある
続いて、ホワイト企業の特徴として挙げられるのが「競合優位性があること」です。
競合優位性とは、競合他社と比較した時に、他社にはない明確な強みを持っていることですね。
例えば、僕が新卒で入社したカゴメは、野菜飲料やケチャップのシェアが抜群に高かった。
この「シェアの高さ」こそが競合優位性であり、食品業界におけるシェアの高さは、すなわちブランド力だと言えるでしょう。
このブランド力によってカゴメは安定的に売れる。それゆえに安定して利益が出るため、社員に還元することができてホワイト企業たりえるのです。
その企業がホワイト企業かどうかを判断する上で、この競合優位性は必ず着目してください。
それがないと「今はホワイト企業だけど将来的にはホワイト企業ではなくなる」という可能性が出てきますよ。
(また競合優位性は簡単に真似されるような強みではいけません。それは競合優位性とは言わないので注意)
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
競合優位性がある | 明確な競合優位性を保持している |
特徴⑬ 女性が活躍できる
続いてのホワイト企業の特徴は、女性が活躍できる環境が整っていることです。
女性の活躍は企業が持続的に発展していくために欠かせないものとなっています。
例えば、男女問わず幅広い人をターゲットにした商品を開発するとします。
男性社員だけで開発した場合、女性目線が欠けてしまうので女性ウケしない商品になる可能性が高いですね。
一方、男性社員と女性社員が協力して開発した場合、男性・女性両方の目線を取り入れることができるので、幅広い人に評価される商品になります。
つまり、世の中の様々なニーズに応えるためには男性と女性が協力して働ける環境作りが重要。
将来性のある企業は男性だけではなく女性にとっても働きやすい環境が整っていますよ。
女性の活躍に関して、具体的に調べる方法としては「女性活躍推進企業データベース」を確認するのがおすすめです。
こちらは厚生労働省が運営しており、会社内での男女での賃金格差など、女性が活躍している・女性を尊重している企業であるかどうかをチェックすることができます。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
女性が活躍できる | えるぼし認定を受けたり女性役員比率が高い |
特徴⑭ 育休・産休が充実している
次にホワイト企業の特徴として、育休や産休が充実していることが挙げられます。
正直、企業にとって育休や産休で社員が一時的に抜けることは痛手です。
しかし、その痛手を受け入れて育休や産休を積極的に取ってもらってケアをして、仕事に復帰してもらうような環境が整っている企業は社員を大切にする企業だと言えますよね。
産後の復職率の高さもホワイト企業かどうかを見分ける上では非常にポイントになってくるので、育休・産休の取得率と合わせてチェックしてください。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
育休・産休が充実している | 育休や産休の取得率が高い |
特徴⑮ スキルアップできる
続いて、ホワイト企業の特徴としてスキルアップできる環境が挙げられます。
具体的には資格の取得制度があったり、何かを学ぶ際の学費を負担してくれる制度が整っている企業もあります。
積極的に社員のスキルアップを後押しし、更には副業まで可能にする柔軟性のある企業はホワイト企業である可能性が高いと言えますよ。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
スキルアップできる | 資格取得制度があったり副業が可能である |
特徴⑯ 新人研修が充実している
次にホワイト企業の特徴として重要なことが、新人研修が充実していることです。
特にエンジニアや営業など、専門性の高い、スキルが必要な職種に関しては、新人研修が充実していないと早期退職に繋がるため、しっかりと見ておく必要があります。
僕が考える新人研修の期間の目安としては、OJTを含めて1ヶ月以上の研修期間は欲しいところですね。
逆に新人研修が全くない企業は、ホワイト企業でない可能性が非常に高いと僕は考えています。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
新人研修が充実している | 新人研修が1ヶ月以上設けられている |
特徴⑰ ホワイト企業の認定制度を受けている
次にホワイト企業の特徴として、ホワイト企業の認定制度を受けていることが挙げられます。
具体的には、以下のような認定制度があり、民間企業が認定するものから国が認定するものまで様々あります。
- ホワイト企業認定
- くるみん認定
- えるぼし認定
- ユースエール認定
- 健康経営銘柄
具体的にこれらの認定制度ごとに、認定企業を一覧で共有した記事を書きました。
認定制度の理解を深めたい人は、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
» 【ホワイト企業の認定一覧】500社以上の認定企業をまとめました!
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
ホワイト企業の認定制度を受けている | 各種ホワイト企業の認定制度を受賞している |
特徴⑱ 評価制度が明確である
続いて、ホワイト企業の特徴として評価制度が明確である点が挙げられます。
もちろん評価制度が不明確だけど、そもそも給与水準が高く、残業が短い企業もあります。
ですが、自分の頑張りが評価に反映されないことを不満に感じて退職する人は多く、評価制度が不明確だと離職率が上がり、ホワイト企業に該当しなくなります。
実際、あしたのチームが発表した調査データによると、退職理由として「自分の実績や頑張りが給与に反映されない」「昇給・昇格基準が分からない」という理由が大半を占めることがわかっています。
これほどまでに評価制度の明確さは、離職率を下げる上で重要なんですよね。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
評価制度が明確である | 評価制度が複雑ではなく明確である |
特徴⑲ 固定残業代がない(または少ない)
続いて、ホワイト企業の特徴として「固定残業代」がない、または少ない点が挙げられます。
固定残業代とは、毎月決まった残業時間の分の給与を、その残業時間分働かなくても支給されるものです。
例えば、「固定残業代50000円/20時間まで」とされていれば、その月に20時間の残業をしていなくても5万円が給与に上乗せされます。
これだけ見ると固定残業代は良いと思いがちですが、ここで設定されている固定残業時間があまりに長いと「それだけ残業時間が長い企業である」可能性が上がります。
そもそも残業が少ない企業ならわざわざ固定残業代を設定する必要がありません。
固定残業代を設定することで、従業員同士の給与のばらつきを抑えるなどのメリットもありますが、固定残業時間が30時間以上設定されているような場合は、残業があまりに長い可能性があるので注意してください。
» 【固定残業代があるのはホワイト企業?】何時間までがホワイトか解説!
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
固定残業代がない(または少ない) | 30時間以上の固定残業時間がない |
特徴⑳ 労働組合が設置されている
いよいよ最後、ホワイト企業の特徴として労働組合が設置されていることが挙げられます。
労働組合は、社員で構成されており、企業に待遇改善などを求める組織なので、もし労働組合がない場合は企業との交渉は基本的に個人で行うことになります。
労働組合が設置されている企業は、それだけ社員と対等にやり取りができる環境が整っていることを示すので、労働組合が設置されているかどうかは1つチェックしておくべきですよ。
特徴 | 具体的な内容 |
---|---|
労働組合が設置されている | 労働組合の力が非常に強い |
これまでは漠然と「働きやすい企業がホワイト企業だ」と思っていたのですが、具体的に見ていくとこれだけの特徴が挙げられるんですね。
ホワイト企業に就職する方法
ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。
内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。
要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。
就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。
(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)
では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?
おすすめの手段を3つ共有しますね。
①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す
ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。
ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。
このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。
ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!
求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。
②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう
次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。
就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。
また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。
この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。
実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。
【担当者に伝えた内容】
- 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」
就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。
利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。
「ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。
③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする
最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。
逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。
逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。
スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。
利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。
以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。
またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。
そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。
ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。
企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。
これから重要になるホワイト企業の新たな特徴【3選】
近年は新型コロナウイルスの影響で働き方が大きく変わってきています。
これから重要になるホワイト企業の新たな特徴は大きく3つあると僕は考えています。
【ホワイト企業の新たな特徴】
- 転勤・単身赴任がない
- リモートワークができる
- 副業・兼業ができる
①転勤・単身赴任がない
2021年9月にNTTが転勤・単身赴任を原則廃止することを発表しました。
また富士通やJTB、カルビーなどの大企業も転勤・単身赴任を廃止する動きを見せています。
日本の企業では当たり前とされてきた転勤ですが「転勤したくない!」と考える人は実は多く、転勤を打診された人の6割が転職を考えたというデータもあります。
このような望まない転勤をなくすことで社員の働きやすい環境を整えことができる企業は次世代のホワイト企業と言えますね。
②リモートワークができる
新型コロナウイルスの影響でリモートワークは急速に広まりました。
しかし、コロナが収束傾向を見せると特に理由なくリモートワークを縮小し、元の出社を基本とする働き方に戻し始めた企業も多いです。
ですが、リモートワークを社員のワーク・ライフ・バランスを向上させるチャンスととらえ、コロナ収束後もリモートワークを継続すると発表している企業もあります。
このように柔軟な働き方を支えてくれる企業を選ぶようにしたいですね。
③副業・兼業ができる
2018年に厚生労働省は副業・兼業の促進に関するガイドラインを発表し、公務員など一部職種以外の副業・兼業は原則容認されました。
また、新型コロナウイルスによる企業の業績悪化で今まで副業・兼業を禁止してきた企業の中でも社員の不安を緩和することを目的に解禁する動きもあります。
まだまだ全面的に副業・兼業を認めてくれる企業は多くないですが、これから少しずつ増えていくと言えるでしょう。
スキルアップや生活の安定には副業・兼業は大事な手段です。
副業・兼業ができる企業であることもホワイト企業の特徴として重要になってきますよ。
働き方が変わるとホワイト企業の特徴も変わっていくんですね!
「ホワイト企業=楽な企業」ではない
ここまでホワイト企業の特徴を解説してきました。
「ホワイト企業=社員を大切にする企業」だと僕は定義していますが、大事な点としては「ホワイト企業=楽な企業」ではないということです。
ホワイト企業という言葉を聞いて、楽に仕事できるという印象を持つ人は少なからずいるかと思いますが、楽な企業とは「ゆるい企業」であり、ホワイト企業とは違います。
そもそもホワイト企業は社員を大切にすることで、社員のやる気を高め、結果を出すことができるという狙いがあるから社員を大切にしていることが多い。
要するに結果(利益)を出すという目的があるからこそ、社員を大切にするんですよね。
会社は非営利団体やボランティアではないので、利益を出すこと(社会に価値を与えること)が目的です。
また、これだけ商品やサービスのレベルが高い日本の中で、楽な仕事で回るような会社は一握り。
更にそういう会社も長期的に繁栄することは難しいでしょう。
まとめると、ホワイト企業は楽な企業ではない。
しかし、社員を大切にする企業であり、求められる仕事のレベル感はむしろ高い傾向にあることを押さえておく必要があります。
たしかに「楽な企業」が社員を大切にできるほどの余裕を持てるはずないですよね。
そうだよね。会社が起業した時からホワイト企業である会社は少ないはずで、結果・利益を出してきたからこそ、社員を大切にする余裕が生まれてホワイト企業になっていった。ここが分かると、ホワイト企業=楽な企業ではないってことが理解できるね。
ホワイト企業を簡単に見分ける方法
ここからはホワイト企業を誰でも簡単に見分ける方法を紹介していきますね。
次の7つの指標で企業を調べることでホワイト企業かどうかを知ることができますよ。
【ホワイト企業を見分ける方法】
- 3年後離職率をチェックしよう
- 残業時間をチェックしよう
- 年間休日数・有給休暇取得率をチェックしよう
- 女性管理職比率をチェックしよう
- 給与・福利厚生をチェックしよう
- 研修制度をチェックしよう
- 業績・経営計画をチェックしよう
見分け方① 3年後離職率をチェックしよう
厚生労働省のデータを見てみると新卒の3年後離職率は平均32.8%。
つまり、それ以上だと新卒がどんどん辞めてしまうブラック企業の可能性があります。
反対に離職率が低ければ低いほどホワイト企業であると言えますね。
離職率は業界によっても差がありますが、少なくとも新卒の3年後離職率が30%未満の企業を選ぶようにしたいです。
3年後離職率が10%以下なら社員を大切にする会社と言えますよ。
見分け方② 残業時間をチェックしよう
残業時間もホワイト企業を見つける大事な指標です。
労働基準法では労働時間は「1日8時間まで・週40時間まで」と決まっており、これを超える場合、残業時間は会社と社員が結ぶ36(サブロク)協定内の月45時間が上限になります。
また、時間外労働の上限規制からも月45時間以上の残業をしている企業はブラック企業の可能性があるので注意です。
なお、1か月の残業が25時間未満の企業ならひとまず安心。
1か月の残業が20時間以下の企業はホワイト企業と言えますね。
ホワイト企業の勤務時間・残業時間について更に詳しく書いた記事もあるので、残業時間を特に重要視している方は合わせて参考にしてください!理解を深めておきましょう。
» 【ホワイト企業の勤務時間の基準は?】業界トップ企業の勤務時間を紹介!
見分け方③ 年間休日数・有給休暇取得率をチェックしよう
しっかり休むことができる企業を選ぶために年間休日数や有給休暇取得率もチェックしてください。
労働基準法では年間休日数は105日以上と決められています。
つまり、105日未満の企業はブラック企業の可能性が高いです。
年間休日数は120日以上あれば安心して良いですよ。
また、有給休暇取得率は厚生労働省のデータを見ると平均52.4%です。
有給休暇取得率は高ければ高いほど良いですが、80%以上取れている企業は超ホワイトと言えますね。
» 【ホワイト企業の年間休日は?】120日が基準は本当なのか?
見分け方④ 女性管理職比率をチェックしよう
女性が活躍できる企業かどうかを判断するには女性管理職比率をチェックしましょう。
政府は2020年までに女性管理職比率30%以上を目標としていましたが、現状10%以下となっており、まだまだ女性が活躍できる企業は少ないです。
また、業界によっても女性管理職比率に差があり「小売業」は高く、「製造業」は低いといった特徴があります。
そのような状況を変えるために、例えばトヨタ自動車は2020年の女性採用割合を22%にするなど積極的に女性の採用を進めています。
トヨタ全社員の女性割合は12%程度なので、女性活躍に向けて力を入れていることが分かりますね。
気になる企業があれば女性が活躍できる環境を作ろうと努力しているかどうかを確認するようにしましょう。
見分け方⑤ 給与・福利厚生をチェックしよう
国税庁のデータを見てみると1年を通じて勤務した人の平均給与(平均年収)は436万円となっています。
よって、平均年収436万円を基準とすれば比較的給与が多い企業なのか、給与が少ない企業なのかが分かります。
ただし、平均年収は企業により計算方法が統一されていません。
ボーナスや残業代などを含む・含まない、役職者を含む・含まないなど企業によって異なりますので、平均年収は目安として見ておくようにしましょう。
また、法定外の福利厚生がどれだけ充実しているかについても、ぜひチェックしてみてください。
社員を大切にしている企業は福利厚生に力を入れているので、長く働くことができる企業と言えますよ。
またホワイト企業の福利厚生の特徴については、別記事で詳しく解説したので、合わせてチェックしてくださいね!
» 【ホワイト企業の福利厚生の特徴は?】業界トップ企業の福利厚生の特徴を紹介!
見分け方⑥ 研修制度をチェックしよう
研修制度も必ずチェックしておくべき項目です。
気になる企業のホームページを見たり、会社説明会に参加すればどのような研修があるのかが分かりますよ。
例えば国内トップのエアコンメーカー、ダイキン工業は入社後2年間、会社の仕事をさせないで集中して学ばせる研修制度を持っています。
この2年間でAI(人と同じように考える、すごいコンピューター)を勉強させることで世界中で不足しているAI人材を社内で育成しています。
気になる企業がコストや手間がかかっても自社で社員を育てる風土のある企業かをチェックしてみてくださいね。
見分け方⑦ 業績・経営計画をチェックしよう
業績や経営計画もぜひチェックしてみてください。
業績の中でも特に見ておきたいのは売上高と利益のバランスです。
売上高がどれだけ高くても利益が出ていない企業は業績が安定していないですし、売上高があまり高くなくても利益がたくさん出ている企業は安定していると言えますね。
また、企業の将来性を確認するために経営計画も確認できればベストです。
経営計画は企業ホームページの投資家情報に掲載されていますよ。
例えばソニーは経営計画説明会の動画が掲載されているなど、理解しやすい工夫がされている企業もあるので確認してみてくださいね。
これら、ホワイト企業の見分け方に関して、更に詳しく解説した記事も書きました。
求人サイトで実際にホワイト企業を探す時の参考にしてもらえると幸いです!!
» 【ホワイト企業の見分け方】求人票や面接におけるチェックポイントを共有!
基準となる数字を知っておけばホワイト企業とブラック企業、どちらの傾向がある会社か分かりやすいですね!
ブラック企業とは?【ブラック企業の特徴】
ホワイト企業の特徴や見分け方が分かったところで、ブラック企業についても合わせて確認しておきましょう。
厚生労働省が発表しているブラック企業の特徴は次の通りです。
(引用元:厚生労働省「「ブラック企業」ってどんな会社なの?」)
【ブラック企業の特徴】
- 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
- 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
- このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
ホワイト企業と真逆ですよね。
つまり、ブラック企業は「社員が不幸な会社」「社員を粗末に扱う会社」と定義しておけばOKですよ。
ブラック企業の定義を知っておけば「ブラック企業かも…」と気づくことができますね!
ホワイト企業のおすすめの探し方
それではホワイト企業のおすすめの探し方を5つ解説していきます。
「ホワイト企業に入りたい!」という就活生は、ぜひ参考にしてくださいね。
ホワイト企業の探し方は次の通りです。
【ホワイト企業の探し方】
- 就職四季報で調べる
- ホワイト企業認定されているか確認する
- 口コミサイトで評判をチェックする
- 逆求人サイトでオファーをもらう
- 就活エージェントで紹介してもらう
①就職四季報で調べる
まず最初に就職四季報で気になる企業の情報を調べることをおすすめします。
就職四季報では次の情報に注目です。
- 3年後離職率
- 残業状況
- 有給休暇取得状況
- 女性採用状況
- 平均年収
- 業績
先ほど紹介した「ホワイト企業の見分け方」を参考に確認してみてくださいね。
また、就職四季報には次のような情報も掲載されているので就活に役立ちますよ。
- エントリー情報と採用プロセス
- 求める人材
- 採用実績校
- 記者の評価
②ホワイト企業認定されているか確認する
ホワイト企業として認定されている企業を探すことも1つの方法です。
厚生労働省や経済産業省が定めるホワイト企業の認定としては次の5つがありますよ。
- 安全衛生優良企業
- 健康経営優良法人
- えるぼし
- くるみん
- ユースエールマーク
ただし、認定を持っていない企業がブラック企業というわけではないです。
企業を選ぶ時の安心材料として、ぜひチェックしてみてくださいね。
ホワイト企業の認定制度と認定企業については、別記事でまとめたのでぜひ参考にしてください!
» 【ホワイト企業の認定一覧】500社以上の認定企業をまとめました!
③口コミサイトで評判をチェックする
口コミサイトで企業の評判をチェックすることもおすすめです。
実際に働いている人・働いていた人のリアルな意見を知ることができるからですね。
ただし、個人の主観で書かれている口コミもあるので、1つの口コミだけを見て企業を評価しないように注意してください。
口コミ全体の傾向を見ながら企業を評価することが大事ですよ。
ちなみにおすすめの口コミサイトに関して詳しく解説した記事を別で書いているので、合わせて参考にしてくださいね。
» 【最新】就活口コミサイトおすすめ10選!各サイトを徹底比較!
④逆求人サイトでオファーをもらう
「ホワイト企業を自分で探すのは大変。。」という人は、逆求人サイトに登録してオファーをもらうようにしましょう。
逆求人サイトはプロフィールを登録しておくことで企業からオファーが届く就活サイトです。
オファーをもらった企業について、ホワイト企業の特徴を持っているかチェックするだけで良いので効率的ですよ。
また、逆求人サイトは自分のことを評価してくれる企業に出会える便利なサービスなので、ぜひ活用してみてくださいね。
このホワイト企業ナビでも、今後「届くスカウトがすべてホワイト企業から」というコンセプトにて、スカウト機能の充実化を測る予定でいます!
⑤就活エージェントで紹介してもらう
「自分でホワイト企業を探せるか不安…。」という人は、就活エージェントに企業を紹介してもらうのがおすすめです。
就活エージェントは就活のプロが面談を元にして自分に合った企業を紹介してくれたり、内定まで徹底サポートしてくれるサービス。
就活エージェントは企業から紹介料をもらう仕組みなので就活生は無料で利用することができますよ。
「ホワイト企業の見つけ方が知りたい!」という方は、こちらも合わせてチェックしてください!
» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?
ちなみにホワイト企業の中でも、「ここが穴場だ!」という企業を50社ピックアップした記事も別で用意しています。
今すぐにホワイト企業が知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてくださいね!
» 【穴場のホワイト企業50選】離職率0%の隠れ優良企業をピックアップ!
就職四季報やホワイト企業認定でチェックできるんですね。逆求人サイトや就活エージェントなどもうまく活用してホワイト企業を探してみます!
2ch(5ch)で言及されているホワイト企業の定義
ホワイト企業には明確な定義は存在しません。
ある人にとってはホワイト企業でも、別の人にとってはホワイト企業じゃないことも多い。
例えば、「毎日の残業時間が1時間です」と言われて、あなたはどう思いますか?
僕は残業時間が1時間しかない会社は良いなと思います。
一方で、残業がゼロの会社でしか働いたことがない人にとっては「微妙…」というのが正直なところですよね。
このようにホワイト企業の定義、意味は人それぞれ異なります。
多くの人の意見を取り入れるために、今回は掲示板の2chの「お前らがホワイトだと思う企業の特徴」から抜粋してみました。
わかりやすいよう特徴別にまとめておきます。
▼人間関係に関すること
- 人間関係だと思う
- 業務報告以外の会話がない
- 「ごめんなさい、ありがとう、おはようございます、お先に失礼します」が言える人が勤めてる
- 挨拶できる
- 怒声が聞こえない
- パワハラがない
- 飲み会への参加を拒否できる
▼労働条件に関すること
- 週1ちゃんと休めること
- 週2日休みがしっかりあること
- 残業代が出ること
- 有給がちゃんととれて希望の休みも通るとこ
- 仕事量が多すぎない
- 毎月の残業が45時間を超えない
- 転職1年目にボーナスが出る
- 残業なし
- 祝日・GW・夏季休暇がある
- ボーナス50〜60万円×3回
▼その他
- 自分の机がある
- 休日を使う社内行事が少ない
こうしてまとめてみると、全体的に「当たり前に思える条件」を満たす企業をホワイト企業として考えている人が多いことがわかりますよね。
逆に考えると、どれだけ労働条件が悪い企業が多いんだ…とも思える内容でもありました。
また求める条件も、非常にハードルが高い条件(例えばボーナス50万円×3回など)から、ハードルが低い条件(週1日休みがあれば良い)など様々で、人によってホワイト企業の特徴が千差万別だと再認識できました。
人によってどんな企業をホワイト企業と捉えるかこんなにも違うんですね!
ホワイト企業一覧
最後にこれまでお伝えしてきたホワイト企業の特徴を持つ企業を一覧で紹介します。
今回はダイヤモンド・オンライン「ホワイト企業&ホワイト官公庁ランキング2020【完全版】」から「残業が少なく休みやすい企業」の上位10社を紹介します。
どの企業も月間平均残業時間が10時間以内で、有給休暇消化率もすごく高い超ホワイト企業ですよ。
- エミレーツ航空
- 北國銀行
- オルビス
- カタール航空
- Booking.com Consulting Services Japan
- 丸井グループ
- プリモ・ジャパン
- ANA成田エアポートサービス
- ダイナム
- 六花亭製菓
今回は「残業が少なく休みやすい企業」を紹介しましたが、どの指標で順位を付けるかでホワイト企業のランキングは変わってきます。
また別記事にて、ホワイト企業を一覧で紹介しているので合わせてチェックしてくださいね!
▼特徴別のホワイト企業一覧
» 【穴場のホワイト企業50選】離職率0%の隠れ優良企業をピックアップ!
» 【高給なホワイト企業15社】高収入な優良企業を厳選して紹介!
» 【中小のホワイト企業ランキング130選】探し方や見極め方も合わせて共有!
▼業界別のホワイト企業一覧
» 【IT業界のホワイト企業ランキング】優良企業30社を厳選して紹介!
» 【食品業界のホワイト企業30選】企業の探し方や給料ランキングを共有!
» 【化学業界のホワイト企業30選】企業の探し方や受かるポイントも解説!
» 【製薬業界のホワイト企業30選】企業の探し方や受かるポイントも解説!
» 【介護業界のホワイト企業30選】企業の探し方や就職ポイントも解説!
» 【広告業界のホワイト企業30選】企業の探し方や受かるポイントも解説!
» 【コンサル業界のホワイト企業30選】企業の探し方やコンサル向け選考対策も!
» 【人材業界のホワイト企業ランキング】探し方や内定獲得のコツも共有!
自分の価値観でホワイト企業のどの特徴を優先するかを選べば良いんですね!
その他ホワイト企業に関してよくある質問
ここまで「ホワイト企業とは」をテーマに、ホワイト企業について深堀りしてきました。
他にもホワイト企業について、様々な疑問があると思います。
この章では、ホワイト企業について知りたいと考える人からよく聞かれる質問にまとめて回答していきますね!
質問① ホワイト企業かどうか判断するための基準は?
ホワイト企業かどうか明確な定義が存在しないので、明確な基準も存在しません。
ですが、僕はホワイト企業かどうかを判断する上で、特に「離職率・残業時間・年間休日」の3基準は要チェックしていましたね。
それに加えて、確認しておきたい7つの基準を洗い出したのでぜひ参考にしてください。
【ホワイト企業の基準】
- 離職率が低い(基準:3年後離職率が30%未満)
- 残業時間が短い(基準:25時間未満/月)
- 年間休日数が十分に確保されている(基準:年間休日数120日以上)
- 給与水準が高い(基準:433万円〜545万円以上の平均年収額がある)
- 法定外福利厚生が充実している(基準:都市部の場合は家賃補助がある等)
- 勤続年数が長い(基準:15年以上)
- パワハラなどの事例がないか非常に少ない(基準:直近5年内にパワハラやセクハラなど事件化していないこと)
» 【ホワイト企業の基準は?】ホワイトか判断する7つの基準!
質問② ホワイト企業あるあるとして他に何かありますか?
一概に、これがあればホワイト企業だという”あるある”はありませんが、ホワイト企業の求人の特徴として、よくある要素をまとめました。
【ホワイト企業の求人あるある】
- 会社を辞める人が少ない
- 残業が少ない
- 年間休日数が多い
- 有給休暇取得率が高い
- 女性管理職比率が高い
- 育休取得率が高い
- 基本給が明記されている
- ボーナスの支給額が多い
- 法定外の福利厚生が充実している
- 研修制度が整っている
- 採用人数が適正である
- 評価制度が明確に規定されている
これらのあるあるを複数含んでいる企業は、ホワイト企業である可能性が高いと言えますし、逆にこれらを1つも含んでいない企業はホワイト企業でない可能性が高いと言えます。
ですが、そもそも「求人」は書き手の能力によって決まるところも大きく、「ブラック企業なのにホワイト企業のような求人を書いている」というパターンもあります。(この場合は書き手が優秀…!)
よって1つのあるあるだけで判断せず、残業時間・離職率・年間休日なども考慮して、複合的に判断することが重要です!
» 【ホワイト企業あるある26選】求人から福利厚生まで全てまとめて解説!
質問③ 逆にホワイト企業が合わない人はいますか?
もちろん人によっては、逆にホワイト企業への入社が合わないという人はいます。
僕もその1人だと思っていて、上昇志向が強いので、ホワイト企業に入社しても浮く可能性が高い。
実際に僕が新卒で入社した食品メーカーはホワイト企業でした。
しかし、「新しいことに挑戦したい」「早くから出世したい」という僕の考えは、その企業には合わなかった。
このようにホワイト企業が合わない人は存在し、具体的な特徴をまとめると以下のとおりです。
- 上昇志向が強い
- 若くして出世したい
- ルールに縛られたくない
- 安定よりも刺激を求める(ホワイト企業は業績が安定しているがゆえに、刺激が少ない傾向にある)
- とにかくお金を稼ぎたい(ホワイト企業は残業時間が短いため、残業代で稼ぐことができないため年収はそこまで高くならない傾向にあるから)
もちろんホワイト企業の中には、上記のような特徴を持つ人でも合う企業はあります。
よって「ホワイト企業だろうと、どんな企業なら上昇志向の高い自分に合うのか?」というように、自分の企業選びの軸を明確にした上で厳選することが重要です。
要するに「ホワイト企業だから合わない」というのは、考えが単純すぎるのでおすすめできません。
» 【ホワイト企業が合わない人はいる?】合わない人の特徴はこの5つ!
質問④ ホワイト企業に就職するメリットとデメリットが知りたいです
ホワイト企業に就職するメリットとして僕が考えるのは次のようなことですね。
- プライベートも充実させることができる
- 安定した給料や福利厚生を享受できる
- 鬱になるリスクが少ない
- 長く働ける可能性が高い
- 研修が充実している傾向にある
- 人間関係が良好である可能性が高い
一方で、ホワイト企業に就職することでデメリットが生じる場合もあります。
もちろんホワイト企業としてひとまとめに全ての企業で同じデメリットが生じることはありませんが、ホワイト企業だからこそ生じやすいこととしては以下のようなことが挙げられます。
- 将来的に極端に高い給料を得ることが難しい
- 残業代が少ない
- ゆるい企業だった場合に転職で苦労する
- ゆるすぎて仕事がつまらない可能性がある
- 成果主義の人は志向が合わない
- 会社の競合優位性が強すぎて自分のスキルが上がらない可能性がある
これらのメリットとデメリットについて、別記事にてそれぞれ詳しく解説しているので、ホワイト企業への就職を考えているけど、具体的なメリットとデメリットが理解できていないという方はぜひ参考にしてくださいね!
» 【ホワイト企業に就職するデメリット6選】メリットと合わせて解説!
質問⑤ 超ホワイト企業とは何ですか?実際にありますか?
たまに「超ホワイト企業」という言葉を聞くことがあると思います。
この超ホワイト企業とは、ホワイト企業よりもさらにホワイトな労働環境が整っている企業のことを指します。
そもそも「ホワイト企業」の定義も曖昧なので、それを超える「超ホワイト企業」の定義は更に曖昧ですが、僕としては「残業時間が月10時間以内・年間休日数が125日以上・3年後離職率が1割未満」の3条件を全て満たすような企業が対象になると考えています。
ちなみにこうした超優良条件の企業は実際にあります。
求人だけではそれらの情報が読み取れないことも多いので、超ホワイト企業かどうかは、ホワイト企業として条件を絞って厳選しつつ、選考にて採用担当から情報を引き出すと良いでしょう。
質問⑥ ホワイト企業に入社したいというのは甘えでしょうか?
「ホワイト企業に入社したい」という気持ちは甘えでも何でもありません。
そもそも「甘え」なんて、その基準は人それぞれですよね。
自分の幸せを追い求める上で、自己実現する上で、働きやすいホワイト企業に入社するという選択を取るのは、素晴らしいことだと僕は思います。
ちなみにホワイト企業で働いている人から、「ホワイト企業に入社しようなんて甘えだ」という言葉を聞いたことはありません…。
(ホワイト企業は甘えだと言う人のほとんどが、実際にホワイト企業で働いた経験がない人であることが多いんですよね…。羨ましいからこそ出る言葉なのかもしれません)
質問⑦ 給料が低いホワイト企業はホワイト企業といえますか?
そもそも「ホワイト企業」の定義は曖昧です。
よって、給料が低いホワイト企業も当然あります。
自分が何をもってホワイト企業だと考えるかが重要であり、例えば「残業時間が少なくて、休日数が多くて、社員さんが全員優しければホワイト企業だ!」と考える人もいるでしょう。
「いやいや、そうじゃなくて月の給料が30万円はないとホワイト企業だと言えないでしょ」と考える人もいる。
それらは全て正しいと思います。
明らかに最低賃金レベルの給料であればホワイト企業だとは言えない(社員を大切にしていないと言えるので)ですが、平均レベルの給料があれば、その他の条件が良ければホワイト企業だと考えることができる場合は多いと思います。
まとめ:ホワイト企業は社員を大切にする会社
この記事ではホワイト企業の特徴や見分け方など、ホワイト企業について幅広く解説してきました。
「ホワイト企業に入りたい!」という人は、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
結論として改めてお伝えしたいのは、ホワイト企業は「社員を大切にする会社」であるということ。
この基準さえ覚えておけば、これからの就活でたくさんの企業に出会っても迷うことはないですよ。
では、最後にホワイト企業の特徴をもう一度おさらいしておきましょう。
【ホワイト企業の特徴】
- 離職率が低い
- 残業が少ない
- 有給休暇を取れる
- 女性が活躍できる
- 給与が高く福利厚生が充実している
- スキルアップできる
- 業績が安定している
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
- 北海道に勤務地のあるホワイト企業
- 新潟に勤務地のあるホワイト企業
- 岐阜に勤務地のあるホワイト企業
- 愛知に勤務地のあるホワイト企業
- 大阪に勤務地のあるホワイト企業
- 京都に勤務地のあるホワイト企業
- 福岡に勤務地のあるホワイト企業
【業界別のホワイト企業ランキング】
- ホワイト企業ランキングTOP100
- 厚生労働省委託事業者認定のホワイト企業ランキングTOP100
- 中小企業のホワイト企業ランキング
- メーカーのホワイト企業
- BtoBのホワイト企業
- IT業界のホワイト企業
- 食品業界のホワイト企業
- 化学業界のホワイト企業
- 製薬業界のホワイト企業
- 農業業界のホワイト企業
- 人材業界のホワイト企業
- 広告業界のホワイト企業
- コンサル業界のホワイト企業
- エンタメ業界のホワイト企業
- 介護業界のホワイト企業
- 音楽業界のホワイト企業
- ホテル業界のホワイト企業
- 家電量販店業界のホワイト企業
- ジュエリー業界のホワイト企業
- 金融業界のホワイト企業
- リース業界のホワイト企業
- 旅行会社業界のホワイト企業
- 製造業業界のホワイト企業
- インフラ業界のホワイト企業
【ホワイト企業関連の認定制度】
【その他】