就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
以前、求職者の方から「ホワイト企業のルート営業に就くのはおすすめですか?」と相談されたことがあります。
それに対して「基本的にはおすすめだけど、将来的に独立志向があったり、すぐに高い給料を狙うならおすすめできない」と回答しました。
実際、僕は大学を卒業してから食品大手のカゴメ株式会社が入社しました。
カゴメでは新規開拓を含めたルート営業を担当していたので、実際にホワイト企業でルート営業をしていた経験があります。
今回の記事はその経験を元に、ホワイト企業のルート営業について解説していきます。
ホワイト企業のルート営業に少しでも興味がある人は、ぜひ最後まで読み込んでもらえると嬉しいです!
目次
そもそもルート営業とは?
まず簡単に「ルート営業」について解説しておきます。
営業職は大きく2つに分けることができて、それが「ルート営業」と「新規開拓営業」です。
ルート営業は、もともと取引のあるお客様に対して定期的に商談をしにいく営業。
新規開拓営業は、取引のないお客様に対してアポイントを取り、商談をする営業です。
同じ営業でも、ルート営業は既存のお客さんとの関係を長期的に続けていく能力が特に求められ、新規開拓営業では新規を開拓する行動力や積極性が特に求められます。
「営業はキツイ」という話をよく耳にしますが、そのほとんどが新規開拓営業を指すことが多いですね。
一方のルート営業は、既存のお客さんと長く関係を続ける必要があるので、人間関係の悩みが多いような仕事だと言えます。
なるほど!同じ営業職でも、ルート営業と新規開拓営業では、仕事内容もキツさの種類も全然違うんですね。
だからこそ、営業職の中でも「ホワイト企業のルート営業」が最もストレスが少ない営業だと考える人も多いよね。
【結論】ホワイト企業のルート営業はおすすめ
ルート営業の概要を理解したところで、今回の本題に入っていきます。
結論、ホワイト企業のルート営業はおすすめできます。
実際にホワイト企業のルート営業として働いてみて、おすすめできると感じた理由は大きく4つです。
(もちろん全て企業によって異なりますが、ホワイト企業だと以下の点を備えていることが多いので)
【ホワイト企業のルート営業をおすすめできる理由】
- 商品が売りやすい
- ノルマがないことが多くてストレスが少ない
- 残業時間が短いので自己投資の時間が作れる
- 分からないことがあった時に周りに聞きやすい
おすすめ理由① 商品が売りやすい
まず第一に、ホワイト企業の商品は売りやすいことが多いです。
営業職として一番きついのは「需要のない商品やサービスを売らされること」であって、需要のない商品は売れにくいし、売れたとしてもお客様にとって損害を与えてしまうこともある。
そんな商品を扱っていると心が病んでいくんですよね。(自分自身が良いと思えない商品を売るのは本当にキツイ…)
営業職を志望する人、
— 就活マン®︎ (@shukatu_man) February 26, 2023
これだけは覚えておいて欲しい。
「自分自身が良いと思えない商品を売るのはキツイ」
志望動機でその企業の商品への愛を語れないようなら、志望しない方が良いと思う派。
どれだけ年収高くても、微妙な商品売ってる営業マンはリスペクトできない。
その点、ホワイト企業がホワイト企業でいられる1つの要因は「利益が出ているから」であって、なぜ利益が出ているのかというと「需要のある商品やサービスを提供しているから」です。
この理屈を押さえておくことは本当に重要で、僕がこれまで見てきたホワイト企業は、とにかく需要のある商品を扱っていて、それに加えてしっかりと競合優位性もあります。
とにかく需要があり、かつ競合優位性のある商品を扱っている企業の営業は、そうでない企業の営業と比べて圧倒的に売りやすい。
よって実績を出しやすいし、ストレスもかかりにくい。
これがホワイト企業のルート営業として働く最大の魅力だと僕は考えています。
おすすめ理由② ノルマがないことが多くてストレスが少ない
次にホワイト企業のルート営業をおすすめできる理由は、ノルマの少なさです。
僕が就職した食品メーカーの場合は、目標の設定はありましたが、ノルマを課せられるようなことはありませんでした。
よってノルマを達成しなくてはいけないというストレスなしに仕事することができたんですよね。
特に新規開拓営業だと、ノルマを設定する企業も多く、成果を出せる人と出せない人の間に大きな格差が広がっていきます。
その点、ノルマの設定がなかったり甘いと、ストレスなく仕事できるので良いですよね。
(これに関しては、ホワイト企業の中でもノルマが厳しい企業もあります。ですが、ノルマが厳しいと離職率が高くなり、ホワイト企業だとは言えなくなるので、ホワイト企業のルート営業はノルマが甘い、もしくは設定されていないことも多いと予測することができますよね。)
おすすめ理由③ 残業時間が短いので自己投資の時間が作れる
次に、僕はホワイト企業の定義の1つとして「残業時間が平均よりも短いこと」を挙げています。
それゆえにホワイト企業のルート営業は残業時間が短く、退勤後の時間をフル活用することができるんですよね。
僕の場合は18時に退勤して、すぐにそのままスタバに駆け込み、夜の23時までこのブログを書いたり、本を読んだりと自己投資の時間を作っていました。
僕の知り合いには毎日22時まで残業をしている人がいますが、それだと毎日の業務に追われて、自己投資をする時間はありません。
土日もそれだけ平日がキツイため1日中遊んだり、寝たりして時間を過ごしてしまうそうです。
(その気持ちはすごい分かるし、それだけ残業が長い企業に就職したら自己投資の時間を取ろうという余裕は生まれなさそうですよね…!)
ホワイト企業のルート営業に就くことで、時間の余裕が生まれ、自己投資に時間をかけることで未来の選択肢を広げることができる。
これは本当に大きなメリットだと思いますし、残業時間が短い企業に就職することを僕が激推しする理由です。
» 【ホワイト企業の残業時間は?】勤務時間と合わせて解説します!
おすすめ理由④ 分からないことがあった時に周りに聞きやすい
そして最後、ホワイト企業のルート営業で良かったと僕が思うことの1つに、分からないことがあった時に周りに聞きやすい環境が整っていたということです。
もちろん企業によりますが、ホワイト企業は社員同士のコミュニケーションがしやすい環境を取っている傾向にあります。
これがノルマが厳しく、成果によって出世が決まるようなバチバチな環境だと、周りの社員さんが自分に協力してくれないような環境になっていてもおかしくない。
ホワイト企業はやっぱりそこで働いている人に、心の余裕があることが多く、それゆえにわからないことがあれば気軽に聞くことができる。
少なくとも僕が就職した企業はそんな社風でした。
以上の4点が僕がホワイト企業のルート営業をおすすめする理由です。
しかし当然ですがメリットだけではなく、全員にホワイト企業のルート営業がおすすめだとは言い切れない。
そこで次の章では、反対にホワイト企業のルート営業に就くデメリットを共有していきます。
その上でどんな人がホワイト企業のルート営業に向いているのかまで詳しく解説していくので、最後まで読んでくださいね!
なるほど!ホワイト企業のルート営業だと、商品が売りやすくて実績が残しやすく、かつノルマが甘かったり厳しいことがないからストレスが少ないんですね。
企業によって異なるなら全てが全てそうだとは言えないけど、少なくともブラック企業に比べるとそういう傾向があるよね。私ならホワイト企業に就職するかな。
ホワイト企業に就職する方法
ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。
内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。
要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。
就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。
(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)
では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?
おすすめの手段を3つ共有しますね。
①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す
ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。
ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。
このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。
ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!
求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。
②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう
次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。
就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。
また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。
この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。
実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。
【担当者に伝えた内容】
- 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」
就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。
利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。
「ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。
③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする
最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。
逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。
逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。
スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。
利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。
以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。
またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。
そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。
ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。
企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。
ホワイト企業のルート営業に就くデメリット【4選】
ここまでホワイト企業のルート営業の良い側面だけを見てきました。
どんなことにも良い面と悪い面があるように、ホワイト企業のルート営業に就くデメリットもあります。
僕が考えるに、ホワイト企業のルート営業に就くデメリットは大きく4つです。
【ホワイト企業のルート営業に就くデメリット】
- 転職する際に転職先が相対的に厳しく感じる
- 他社に転用可能なスキルが身につきにくい
- すぐに高給取りになることが難しい
- 起業に役立つ知識やスキルは身につかない
デメリット① 転職する際に転職先が相対的に厳しく感じる
まず第一に、ホワイト企業でルート営業として働いた場合、その企業でずっと働いていく分には最高なのですが、もし転職するとなると相対的に転職先が厳しいと感じやすいです。
実際、僕の友人はブラック企業で営業として勤めていたのですが、その後ホワイト企業に転職したら「毎日の仕事が楽に感じて最高だ」とばかり話しています。
これが逆だとかなり厳しい。
「最初の1社がホワイト企業でも、その企業でずっと働くことはできない可能性がある」という点は、必ず押さえておかないといけないですね。
デメリット② 他社に転用可能なスキルが身につきにくい
次にホワイト企業のルート営業で働いてみて思ったのは、他社に転用可能なスキルが身につきにくいということです。
ホワイト企業のルート営業に就くメリットの部分で、商品やサービスが売りやすい点について話しました。
それは一方で「その企業の商品やサービスだから売れる」という状況になりやすいことを意味します。
僕も働いていた時に、「これは会社の看板、ブランドがあるからすんなり売れてるんだろうな」と思うことが多くて、あのままずっとルート営業で働いていても他社で活用できる営業スキルは身につかなかったと思います。
そもそもルート営業で重要なことは、その会社の商品を理解することだったり、お客様の情報を深堀りすることなので、「理解する工程」や「お客様から情報を引き出す技術」は転用できるかもしれません。
ですが、こうしたスキルは新規開拓営業には到底及ばないと僕は思います。
あくまでルート営業は調整役であることが多く、その調整はその企業でしか活かせない場面も多いからです。
(もちろんこれも業界や企業によって異なります!ルート営業でもガツガツお客様に新しい提案をしたりと、他社でも転用可能なスキルが身につくような企業もあるので)
デメリット③ すぐに高給取りになることが難しいのと年収が低い企業も多い
続いて、ホワイト企業のルート営業に就くデメリットとしては給料面ですね。
ホワイト企業のルート営業では、すぐに高給取りになることは難しい場合がほとんどです。
そもそもホワイト企業は、平均よりも高い年収が得られることも多いのですが、平均よりも”圧倒的に高い”年収が得られることは少ない。
やっぱりすぐに平均年収が1000万円を超えるような企業では、新規開拓営業による一部成果報酬だったり、残業時間が長い場合がほとんどだからです。
またホワイト企業の中には、年功序列で徐々に昇進していく企業も多いため、すぐに高い年収が欲しい、すぐに出世したいという人には合わないことも多いですね。
後で詳しく解説しますが、ルート営業は新規開拓営業などに比べて平均年収が低いため、企業によっては年収に満足できないケースもあるでしょう。
デメリット④ 起業に役立つ知識やスキルは身につかない
そして最後に、僕がホワイト企業のルート営業に就いて思ったことは、起業や副業に役立つようなスキルが身につかないということです。
起業や副業に必要なことの1つとして、「商品やサービスを作ること」が挙げられます。
ルート営業として仕事が細分化されている以上、「ルート営業」しかスキルが身につかず、このルート営業をそのまま商品・サービスとして起業するのは難しい。
(営業をサービスとして売っている企業で言うと、ルート営業の代行会社はほとんどありません。あるのは新規開拓営業の代行会社ばかりです)
よって、起業や副業に必要な商品やサービスを作ることが、ルート営業として長く働いていても難しいんですよね。
僕の場合は会社で起業に役立つスキルを身に着けようという考えを捨て、退勤後の時間を使って起業の知識を本で学びつつ、ブログを書いていました。
このようにホワイト企業のルート営業に就いた上で、将来的に起業や副業をしたいと考えている人は、本職と分けて勉強や準備をする時間を設ける必要があります。
起業や副業を考えているならホワイトなベンチャーがおすすめ
個人的にもし将来的に起業や副業を考えているなら、残業時間がそこまで長くないベンチャー企業に入社するのがおすすめです。
その時に大切になってくるのが、自分が将来的に起業や副業したいと考えている事業と同じ事業を展開する企業に就職することです。
例えば、僕はブログで起業しましたが、ブログの知識はすべて独学です。
よって食べていけるようになるまで4年ほどかかったんですよね。
もし僕がブログやメディアを運営するベンチャー企業に勤めながら、自分のブログを運営していたなら1年で自分のブログで食べていけるようになっていたと思います。
このように将来、起業や副業をしたい人は、本業でそれが学べる、本業で得たスキルがそのまま活かせる方が効率的だとやっぱり思いますね。
以上、僕がホワイト企業のルート営業に就いて感じたデメリットでした。
もちろん全てのデメリットの有無は企業によって異なりますが、こうしたデメリットが生じやすいことはぜひ頭に入れておいて欲しいと思います!
ここで紹介したデメリットと、最初に紹介したメリットを考慮した上で、次の章にてホワイト企業のルート営業が向いている人の特徴を僕なりにまとめていきますね。
どんなに働きやすい企業、働きやすい職種でも、それなりにデメリットもあるということですね。
デメリットをデメリットと思うかどうかは人それぞれ。自分の状況や価値観を元にデメリットを見てみて、それが大きなデメリットだと感じるならその選択を取らないという行動が重要だよね。
ホワイト企業のルート営業職に向いている人の特徴【3選】
ここまで僕が考えるホワイト企業のルート営業に就くメリットとデメリットを共有してきました。
その上で、結局のところ、どんな人がホワイト企業のルート営業に合うのかまとめます。
僕が考えるに、ホワイト企業のルート営業に向いている人は以下のとおりです。
【ホワイト企業のルート営業が向いている人】
- 転職を繰り返す形のキャリアアップを考えていない人
- 新規開拓営業をするほどの積極性には自信がない人
- 将来起業や副業を考えていない人
これら3つの特徴に全て当てはまる人は、ホワイト起業のルート営業が向いていると思います。
ルート営業は新規開拓営業に比べて、「手に職」が付かない(他の企業で転用可能なスキルではない)ため、転職を繰り返すタイプのキャリアを選択する人には正直向いていないと僕は考えています。
逆に新規開拓営業のスキルだと、そのまま他社に転用可能なので、転職を繰り返すことがしやすいんですよね。新規開拓の営業スキルは多くの企業から求められるためです。
一方で、ホワイト企業のルート営業が向いている人の3つの特徴のうち、どれか1つでも当てはまらない場合は、「本当にホワイト企業のルート営業が自分に最も適切な選択肢なのか?」と考える必要があります。
もちろんキャリアはいくらでも軌道修正することができます。
僕も実際に経験して、初めてここで書いたようなことを実感することができました。
そういう意味で、すべての経験は次に活かすための材料になるので、あくまでこの記事で書いたことは1人の経験として参考程度に考えてもらえると嬉しいです!
ホワイト企業のルート営業に就くデメリットに当てはまらないような人が向いているということですね!
ホワイト企業のルート営業の求人の探し方
ホワイト企業のルート営業に向いている人の特徴を共有した上で、「やっぱり私はホワイト企業のルート営業に就きたい」と考えた人は多いと思います。
実際のところ、僕のような独立志向が強くない人にとって、本当におすすめできるキャリアの1つだと断言できます。
(僕の同期も今でも楽しそうに働いていますし、ホワイト企業で残業時間が短いので、趣味などプライベートの時間を充実させていて、羨ましく思うことは多いです!)
そこでこの章では、ホワイト企業のルート営業の求人の探し方を共有しますね。
求人の探し方としておすすめは以下のとおりです。
【ルート営業の求人の探し方】
- ホワイト企業ナビで調べる
- エージェントから紹介してもらう
- 求人サイトで条件を絞って検索する
求人の探し方①ホワイト企業ナビで調べる
この記事を掲載しているホワイト企業ナビにも、ルート営業の求人が掲載されています。
ホワイト企業ナビは以下の3条件をすべて満たす求人のみを掲載しているので、条件を絞り込むことなく、働きやすい企業だけが見つかるよう設計しています。
また1求人あたり、取材から求人作成を含めて6時間以上の時間をかけているので、読み物としてもその企業の事業内容や仕事内容に触れることができます。ぜひ読んでみてください!
ホワイト企業ナビの求人を見る求人の探し方② エージェントから紹介してもらう
次に就活エージェントから求人を紹介してもらうのもおすすめです。
この時、必ず残業時間や年間休日など、自分にとってのホワイト企業の条件を明確化して、それに当てはまる求人だけを紹介してもらうようにしましょう。
では具体的にどの就活エージェントから紹介してもらえば良いのか?
僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。
その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!
僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」です!
僕が今就活生なら、まずはミーツカンパニー就活サポートの初回面談を受けて、他に2つほど可能であれば就活エージェントを利用して担当者を厳選するようにします。
就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!
(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)
ミーツカンパニー就活サポート
「ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。
保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)
またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!
その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!
ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!
(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)
求人の探し方③ 求人サイトで条件を絞って検索する
そして最後に、王道の方法になりますが、求人サイトで条件を絞って検索して探しましょう。
マイナビやリクナビは、検索条件を絞り込んで検索する機能があります。
それを活用して、「残業時間が◯時間以内」や「年間休日が◯日以上」といった条件を指定して検索することで、ホワイト企業である可能性が高い求人だけを抽出することができます。
ここで紹介した3つの方法に加えて、計10の求人の探し方を解説した記事も別で書いています。
「今から求人を探すところだった」という方は、ぜひこちらの記事も合わせて読んでくださいね!
» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?
求人の探し方は、大手の求人サイトで検索する他にも様々な方法があるんですね!
【補足】ルート営業の年収はどのぐらい?
この章ではルート営業に関する補足として、ルート営業職の年収を解説していきます。
今回ははたらいくと、求人ボックスが公開しているルート営業の平均年収を引用します。
これらのサイトは求職者データや求人を多く保有しているため、信ぴょう性の高いデータであると考えています。
まずは、はたらいくが公開しているルート営業の平均年収ですが、294万円です。
次に、求人ボックスが公開しているルート営業の平均年収は、正社員で372万円でした。
これらの平均年収は高いのか低いのか?
「令和3年分の民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は443万円なので、ルート営業の平均年収は低い傾向にあると分かりますよね。
もちろんこれらのデータは調査対象によって平均年収は大きく異なるので、一概に言えないのと、企業によってルート営業でも年収が高い企業は多いです。
あくまで参考として捉えておいてください。
ちなみに僕が入社した食品メーカーは、ルート営業でも平均年収が700万円ぐらいあったので、企業によって年収は大きく異なることがよく分かりますよね。
(◯◯職だから年収が低いとすぐに決めつけてしまうのではなく、業界によっても年収は大きく異なるので業界や企業単位で給料は確認していくことが重要です!)
なるほど!全体的に見るとルート営業の平均年収は低い傾向にありますが、業界や企業によってルート営業でも十分な給料がもらえたりと様々なんですね。
こうしたデータはあくまで「平均」だから、平均だけを参考にするのではなく、企業単位で見ていくことが重要だよね。
ホワイト企業のルート営業に関してよくある質問
それではこの章にて、その他、ホワイト企業のルート営業に関してよくある質問に回答していきます。
疑問がある場合は1つでも潰した上で、求人を探したり、企業研究をするようにしてくださいね。
質問① ホワイト企業のルート営業の志望動機はどう作成すれば良い?
志望動機の作成方法は悩むところですよね。
特に「なぜ営業職を志望しましたか?」という職種に対する志望動機は、事前に明確化しておかないと、とっさに答えることが難しい質問の1つです。
志望動機に正解はないですが、おすすめは「自身の最大の長所が◯◯で、それがルート営業という仕事で最も活かせると考えたから」という志望動機ですね。
最大の長所が活かせる職種がルート営業だという仮説は、聞き手に納得感を持ってもらうことができます。
実際の例文として、次のように伝えることができます。
【営業職の志望動機】
- 「私が貴社の営業職を志望する理由は、私の長所が人の悩みを引き出す傾聴力だからです。貴社の営業職は、既存のお客様に対して営業を行うルート営業であり、その仕事で最も重要なことはトーク力ではなく、お客様のその時々の悩みを聞く傾聴にあると私は考えています。最大の長所を活かせる職種がルート形式の営業だと考え、志望した次第です。」
この他にも、純粋になぜ自分がルート営業を志望したのか、伝えることもおすすめです。
(※ただし自分だけのメリットとなる志望動機はおすすめしません。残業時間が短いから、楽そうだから、新規開拓ができないから、などのメリットは企業側にはメリットではないので、マイナス評価されやすい志望動機です!)
質問② ホワイト企業でもルート営業がきつい可能性はありますか?
ホワイト企業だろうと、ルート営業がきつい可能性は十分にあります。
同じ企業で考えても、きつい取引先を持つことになればきついですよ。
そもそも仕事に「絶対にきつくない」ということはありません。経営者側は、きついから人を雇って任せているわけで、特に正社員の仕事に楽さを求めるのはナンセンスだと僕は考えています。
ですが、「きつい」からこそ成長できると僕は考えていて、それが自分の長所を活かせるきつさであれば成長につながるし、慣れてどんどん楽になってくることもあります。
取引先のお客さんの癖が強すぎたりと、自分ではどうしようもない要因でのきつさは避けるべきですが(担当を変えてもらえるように動いたりして)、そうではない場合は全力投球して、慣れて、より早く上手にこなせるようにするのが良いと僕は思います。
質問③ ホワイト企業のルート営業は楽ですか?
ホワイト企業のルート営業は楽ではありません。
もちろん企業によって、サボっても問題ないような企業もあるかもしれないですが、ぬるま湯に浸かってしまうと、いざ転職するとなった時に相対的に次の会社の仕事がめちゃくちゃきつく感じることになります。
ホワイト企業はあくまで「労働条件」の面で、社員が働きやすい環境を作っている企業です。
「ホワイト企業=仕事が楽な企業」ではない点には注意する必要がありますね。
(逆に残業時間が長いブラック企業でも、仕事が楽な企業はたくさんあります。仕事の楽さと労働条件は必ずしも関連しないことは押さえておきましょう)
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
ホワイト企業のルート営業に関して、僕が持っている情報はすべて伝えることができたと思います。
この記事で共有したメリットとデメリット、両方を理解した上で、自分で判断することが何よりも重要です!
キャリアに正解はないので、こうすれば絶対に良いとか、これは絶対におすすめだということはありません。
あるのは”自分にとっての”正解だけです。
自分にとってホワイト企業のルート営業が向いているかどうか、その判断材料を1つでも多く提供できたなら幸せです。
ホワイト企業に関して、他にもたくさんの記事をこのホワイト企業ナビで書いているので、他の記事もぜひ参考にしてくださいね!
▼本記事の要点まとめ
- ルート営業とは、既存の取引先に対して営業活動を行う職種のことを指す。
- ホワイト企業のルート営業は、基本的にはおすすめだが、向いている人の特徴として次の3つを全て満たす人が挙げられる。「転職を繰り返す形のキャリアアップを考えていない人」「新規開拓営業をするほどの積極性には自信がない人」「将来起業や副業を考えていない人」。
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
- 北海道に勤務地のあるホワイト企業
- 新潟に勤務地のあるホワイト企業
- 岐阜に勤務地のあるホワイト企業
- 愛知に勤務地のあるホワイト企業
- 大阪に勤務地のあるホワイト企業
- 京都に勤務地のあるホワイト企業
- 福岡に勤務地のあるホワイト企業
【業界別のホワイト企業ランキング】
- ホワイト企業ランキングTOP100
- 厚生労働省委託事業者認定のホワイト企業ランキングTOP100
- 中小企業のホワイト企業ランキング
- メーカーのホワイト企業
- BtoBのホワイト企業
- IT業界のホワイト企業
- 食品業界のホワイト企業
- 化学業界のホワイト企業
- 製薬業界のホワイト企業
- 農業業界のホワイト企業
- 人材業界のホワイト企業
- 広告業界のホワイト企業
- コンサル業界のホワイト企業
- エンタメ業界のホワイト企業
- 介護業界のホワイト企業
- 音楽業界のホワイト企業
- ホテル業界のホワイト企業
- 家電量販店業界のホワイト企業
- ジュエリー業界のホワイト企業
- 金融業界のホワイト企業
- リース業界のホワイト企業
- 旅行会社業界のホワイト企業
- 製造業業界のホワイト企業
- インフラ業界のホワイト企業
【ホワイト企業関連の認定制度】
【その他】