就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
どんな人が書いているか分からない記事は信頼できないと思うので…
まずは簡単に自己紹介をまとめました!
また、この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、就活や転職活動をした時に感じた次の思いから立ち上げました。
「ブラック企業の求人を掲載するなよ!残業が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
同じ思いを持つ就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
それでは本題に入っていきますね!
今回は第二新卒でホワイト企業に転職することは可能なのか、またその際にどんな手順かつポイントで転職活動を進めていけば良いのかを徹底解説していきます。
第二新卒とは、一般的には大学を卒業後、新卒で1社目に入社後3年以内での転職を検討している方は指します。
(留年なしに4大を卒業した場合、卒業時点では22歳なので、第二新卒は25歳までの転職者を指すことが多い)
要するにまだ社会人経験が浅い求職者であって、それゆえに企業からの中途需要が高いのか気になるところ。
これまでこのホワイト企業ナビを通して、ホワイト企業に特化して情報発信している僕が、そのあたりも含めて「第二新卒でホワイト企業に転職する方法」を解説していきますね!
社会人経験の浅い第二新卒でもホワイト企業に転職することができるのか気になります!
目次
そもそも「第二新卒」と「ホワイト企業」とは?
まずは大前提として、「第二新卒」と「ホワイト企業」について理解しておく必要があります。
この前提を理解しておかないと、第二新卒でのホワイト企業への転職を理解することはできません。
第二新卒とは?
まず第二新卒とは、冒頭でも触れたように「大学を卒業後、新卒で1社目に入社後3年以内での転職を検討している人」のことを指します。
要するに社会人経験が3年未満(企業によってはそれよりも長い期間の社会人経験者も第二新卒とする場合もある)での転職検討者のことを指すんですよね。
企業側のことを考えると「もっと長く社会人経験のある人の方が即戦力になるのでは?」と思うかもしれないですが、あえて社会人経験がないフレッシュな人材を採用したいと考える企業も多いのが現状です。
ホワイト企業とは?
次にホワイト企業には、実は明確な定義は存在しません。
一般的には「福利厚生が充実していて働きやすい企業」をホワイト企業というイメージがありますが、非常に曖昧ですよね。
厚生労働省ではホワイト企業と似た認定制度として、「安全衛生優良企業」という制度を設けています。
安全衛生優良企業とは、労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善しているとして、厚生労働省から認定を受けた企業のことです。
厚生労働省「安全衛生優良企業公表制度について」
正直なところ、これも曖昧ですよね。
このように世の中に「ホワイト企業」の定義が全然なかったので、このホワイト企業ナビを立ち上げた時に以下の3条件をホワイト企業として必要な最低限の条件として設定したんですよね。
ちなみにこのホワイト企業ナビが設定している条件も、正解ではないと考えています。
大事なことは「自分にとってのホワイト企業の明確な定義」を設けることなんですよね。
ホワイト企業には明確な定義が存在しないこと。
だからこそ、ホワイト企業の定義を自分なりに設定する必要があることを押さえておいてください。
なるほど!第二新卒は社会人歴3年未満の人、ホワイト企業には明確な定義はないんですね!
これらの前提条件を押さえた上で、次は第二新卒でホワイト企業に転職することはできるのか見ていこう!
第二新卒でホワイト企業に転職することはできる?
ここまで第二新卒とホワイト企業の定義について解説してきました。
ではその上で、第二新卒でホワイト企業に転職することはできるのか?
結論から言うと、第二新卒でも問題なくホワイト企業に転職することはできます。
もちろん自身の経験やスキル、性格や求める企業レベルによって転職の難易度は異なりますが、第二新卒を中途として求めるホワイト企業は多いんですよね。
具体的に第二新卒がホワイト企業に転職できる根拠について、大きく2つあります。
【第二新卒でホワイト企業に転職できる根拠】
- 第二新卒の転職成功率が高い
- 第二新卒歓迎の求人が多い
①第二新卒の転職成功率が高い
第二新卒でホワイト企業に転職できると考える根拠として、まず第二新卒の転職成功率は高いです。
4大を卒業後、新卒で勤めて3年以内の人となると年齢は25歳以下を第二新卒と言います。
25歳以下の転職成功率に関して、厚生労働省が発表しているデータを見ると、15〜24歳の転職成功率は60.7%と他の年代よりも高いんですよね。
もちろんこのデータは第二新卒だけを対象としているわけではないので、正確性は若干低いですが、若者の中途需要は高いということは分かります。
上記のデータを見ると、50〜54歳だと転職成功率は35.4%と非常に低いですよね。
よって全体的に見ると若者の方が転職しやすいといえるでしょう。
(50代でも他の企業から求められるようなスキルや実績があれば引く手あまたで転職しやすかったりするので、当然一概には言えないですが!)
②第二新卒歓迎の求人が多い
次に第二新卒でホワイト企業に転職できると考える根拠が、そもそも第二新卒歓迎の求人が多いことが挙げられます。
実際に転職サイト大手のリクナビNEXTを見ると、2023年9月時点で全体の公開求人数は100593件。
その中で「第二新卒歓迎」で絞り込むと結果は20907件と、全体の20.7%も第二新卒歓迎の求人でした。
この結果から「第二新卒歓迎」とする企業が多いことが分かります。
また更にホワイト企業を絞り込むために、「年間休日120日以上」と「残業時間20時間以内」を追加して絞り込んだ結果は3536件でした。
ここまで絞り込むと求人数は全体の4%とかなり下がりますが、求人数としては3536件あるので、第二新卒歓迎とするホワイト企業はあると言えますよね。
なるほど!第二新卒歓迎とする企業は多く、実際に厚生労働省のデータを見る分には若者の転職成功率は高いんですね!
第二新卒でホワイト企業に転職する際の具体的な流れ
ここまで第二新卒でホワイト企業に転職することはできると話してきました。
では実際に第二新卒が転職を考えた時、どんな流れで転職活動すれば良いのか?
僕が考える最適な転職の流れは以下のとおりです。
【ホワイト企業への転職方法】
- ホワイト企業に転職するメリットとデメリットを知る
- ホワイト企業に転職するのが向いている人の特徴を知る
- ホワイト企業の見つけ方を知る
- ホワイト企業の見分け方を知る
- ホワイト企業の選考対策を押さえる
就活も転職も基本的には「企業を探す→内定をもらう」というシンプルな流れです。
しかし、いきなり企業を探し始めては自分に本当に合った企業への転職をするのは難しいんですよね。
企業を探す前に、そもそもホワイト企業に就職するとどんなメリットとデメリットがあるのかを理解し、その上で自分がホワイト企業に向いているのかを考える必要があります。
その事前準備が完了した上で、初めてホワイト企業の探し方と見分け方を把握し、選考対策を進めるべきなんですよね。
上記の5ステップを1ステップずつ丁寧に解説した記事を別で書きました。
「いざ第二新卒でホワイト企業に転職するぞ」と考えた際は、こちらの記事を参考に上記の5ステップで転職活動を進めてみてください!
» 【ホワイト企業に転職する方法】転職先の見つけ方/見分け方を徹底解説!
なるほど!いきなり求人サイトで転職先の候補となる企業を探し始めるのではなく、そもそも自分がホワイト企業への転職が向いているのかを把握したり、求人サイトだけでない「ホワイト企業の探し方」や「ホワイト企業の見分け方」を把握してから企業を探し始めるという事前準備も重要なんですね!
第二新卒がホワイト企業に転職するために利用すべき転職サイト
この章では、第二新卒でホワイト企業への転職を考えた際に利用すべき転職サイトを紹介します。
第二新卒で転職活動をするなら、基本的に利用すべきは「求人サイト+転職エージェント」です。
これまで100以上の就活・転職サービスを見てきましたが、第二新卒におすすめの求人サイトと転職エージェントは以下のとおり。
▼第二新卒におすすめの求人サイト
▼第二新卒におすすめの転職エージェント
- マイナビジョブ20’s
(※東京都/埼玉県/神奈川県/千葉県/愛知/岐阜/三重/京都/滋賀/大阪/兵庫/奈良在住のみ)
→第二新卒を含め20代の転職支援に特化しているがゆえに専門性が高い。マイナビが運営会社なのも強い。 - リクルートエージェント
→リクルートの転職エージェントなので紹介求人数も幅があって多いので自分が求める条件に合う求人を紹介してもらいやすい。
また別記事ではホワイト企業に強い転職サイトを厳選して紹介しています。
第二新卒に特化して転職サイトを紹介している記事ではないですが、ホワイト企業の紹介に強い転職サイトを紹介しているので、「ホワイト企業を探す」という工程を強化するためにもぜひ読んでみてください。
» 【ホワイト企業に強い転職サイト14選】絶対利用すべきサイトは?
求人サイトで自分で求人を探しつつ、転職エージェントを利用して求人サイトに公開されていない「非公開求人」を紹介してもらうという両軸で進めていくのが良さそうですね!
転職エージェントは職務経歴書の書き方を教えてくれたり、選考対策も一緒に進めてくれるから「選考対策」の部分のサポートにもなるから利用すべきだね。
第二新卒でホワイト企業に転職するためのポイント【3点】
次にこの章では、第二新卒でホワイト企業に転職活動を際のポイントを解説します。
転職活動を成功させるポイントはいくつもありますが、中でも僕が特に重要だと考えることは以下の3つです。
【第二新卒の転職活動のポイント】
- 自分にとってのホワイト企業の定義を明確化する
- 業界の選択に注力する
- 退職理由の納得性を高める
①自分にとってのホワイト企業の定義を明確化する
まず第一に、特にホワイト企業への転職を考えた場合は、自分にとってのホワイト企業の定義を明確化する必要があります。
第二新卒の人と話していて、よく「ホワイト企業に転職したいんですよね」と相談を受けます。
それに対して「ホワイト企業って具体的にどんな企業に転職したいんですか?」と聞くと、「うーん、働きやすい企業ですね。休みが多かったり」というような曖昧な回答が返ってくるんですよね。
要するに企業選びの軸が曖昧な人が多い。
それだと求人サイトで条件を絞り込むことはできないし、転職エージェントに具体的にどんな企業を紹介して欲しいのかを伝えることもできません。
自分にとって具体的にどんな条件を満たす企業がホワイト企業なのか(企業選びの軸は具体的に何なのか)を徹底的に考える必要があります。
その上でその条件を満たす企業がないなら、「中でもどの条件なら妥協できるのか?」と優先順位が低い条件を妥協していくという流れがおすすめです。
ホワイト企業の特徴と、ホワイト企業チェッカーに関する記事を書いているので、これらの記事を参考にしつつ自分がホワイト企業に求める条件を明確化してみてください。
▼ホワイト企業に共通する特徴を考察した記事はこちら
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
» 【ホワイト企業チェッカー】働きやすい企業を見分ける10の項目!
②業界の選択に注力する
次に第二新卒での転職を考えた時にすべきは業界選択への注力です。
これは就活でも同じことが言えるのですが、自身のキャリアを形成していく上で「どの業界に身を置くのか」という業界選択は非常に重要です。
例えば、どれだけ営業力があってもアパレル業界に身を置くのか、不動産業界に身を置くのかで年収は大きく変わります。
実際に、僕の友人はブライダル業界で営業職として働いていた時よりも、転職して医療機器メーカーに就職した今の方が年収は2倍で、残業時間も短くなっています。
(これは就職した企業の利益や利益率の違いもありますが、そもそもブライダル業界と医療機器メーカー業界の利益率や利益が大きく異なり、平均年収も大きく違うことから、医療機器メーカー業界に就職した方が待遇が良い可能性が高いと言えるんですよね)
もちろん、ブライダル業界で働くことが夢だったり、そこでしか得られないやりがいもあるでしょう。
ですが、そういった「夢」や「やりがい」よりも、「年収」や「残業時間の短さ」を優先するのであれば、待遇が良い企業が多いホワイト業界を選択した方が良い可能性もありますよね。
このように業界の選択によって、同じだけ仕事しても待遇が違うことは多いです。
もちろん同じ業界内でも企業ごとに大きな差があることは前提ですが、ホワイト企業が比較的多い業界をまとめた記事も書きました。
こちらの記事から抜粋すると、僕が考えるホワイト業界は以下のとおりです。
【ホワイト業界】
- 化学業界
- 食品業界
- インフラ業界
- 医薬品業界
- 鉱業業界
- 自動車業界
- エネルギー関連業界
- 種苗業界
- 輸送用機器メーカー
- リース・消費者金融・クレカ・信販
- 大学業界
- 独立行政法人
- 地方自治体と取り引きしている業界
- 地方公務員
- 団体職員
特にまだキャリアも浅い第二新卒なら、業界の変更も可能です。
未経験でも転職しやすいホワイト業界などもまとめた記事も書いているので、合わせて参考にしつつ、「業界の選択は重要」というポイントをぜひ押さえてもらえると嬉しいです。
» 【未経験でも転職できるホワイト企業は?】おすすめ業界や職種を解説!
(ちなみに僕は新卒で食品メーカーに就職しましたが、食品メーカーは参入障壁が低い業界なので、新規参入企業との競争がほとんどない点が特徴だなと感じました。一方で今はIT業界にいますが、IT業界は本当に競争が熾烈で、不安定性が高い業界だと感じています。このように業界ごとに特徴があり、それらを把握することは自分に合う業界を選択する上で非常に重要です。)
③退職理由の納得性を高める
最後、3つ目のポイントは退職理由の納得性を高めることです。
第二新卒に限らず、中途を採用する人事側は「うちの会社でも辞めそうだな」と感じる人を採用しません。
なぜなら採用費が高すぎるから。
求人サイトに求人を掲載するのも、転職エージェントから紹介してもらうのも多額の費用がかかります。
企業は1人採用するのに何十万円の費用をかけているので、それだけかけて採用した人材が辞められるのを当然嫌います。
よって「なぜ前職を退職するのか」という退職理由は丁寧に語る必要があるんですよね。
ダメな例として、「人間関係のトラブルがあったから(→人事はうちの会社でも人間関係にトラブルがあったらすぐに辞めるかもに?と思う)」、「仕事にやりがいを感じなかったから(→人事はうちの会社の仕事もやりがいがないと判断したらすぐに辞めるのは?と思う)」などが挙げられます。
退職理由は正直に語ることが重要ですが、一方で「なぜ転職先では同じ理由で辞めないと言えるのか」という部分をしっかり用意しておいてください。
(ここが抜けている人が本当に多いです…!)
どのポイントも第二新卒で転職活動をする上で重要なものばかりですね!ホワイト企業の明確化、業界選択への注力、退職理由の納得性を高めること、メモしました。
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
「第二新卒でホワイト企業に転職したい」と考えている人にとって、1つでも参考になる情報が提供できたなら嬉しい限りです。
僕も新卒で食品メーカーに就職して、1年で退職し、第二新卒としての転職活動を経験したことがあります。(結局は自営業の道を選びましたが)
第二新卒として転職活動をした時は、社会人経験もあまりなかったので「自分が良い会社に転職できるのかな?」という不安があって、企業選びの軸も低く設定していたんですよね。
ですが、世の中には知名度がないがゆえにホワイト企業だけど人手不足の企業も多くあります。
第二新卒でも自信を持って、ホワイト企業を探し抜いてみてください。
これからもこのホワイト企業ナビでは、ホワイト企業に特化した情報を発信していきます!
気に入ってもらえたら、これからも読んでもらえると嬉しいです。
【本記事の要点まとめ】
- 第二新卒でホワイト企業に転職することは可能
- 第二新卒でホワイト企業に転職できると考える根拠としては、そもそも20代の若者の転職成功率は高いこと、加えて求人サイトでは第二新卒歓迎の求人が多いことが挙げられる
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
- 北海道に勤務地のあるホワイト企業
- 新潟に勤務地のあるホワイト企業
- 岐阜に勤務地のあるホワイト企業
- 愛知に勤務地のあるホワイト企業
- 大阪に勤務地のあるホワイト企業
- 京都に勤務地のあるホワイト企業
- 福岡に勤務地のあるホワイト企業
【業界別のホワイト企業ランキング】
- ホワイト企業ランキングTOP100
- 厚生労働省委託事業者認定のホワイト企業ランキングTOP100
- 中小企業のホワイト企業ランキング
- メーカーのホワイト企業
- BtoBのホワイト企業
- IT業界のホワイト企業
- 食品業界のホワイト企業
- 化学業界のホワイト企業
- 製薬業界のホワイト企業
- 農業業界のホワイト企業
- 人材業界のホワイト企業
- 広告業界のホワイト企業
- コンサル業界のホワイト企業
- エンタメ業界のホワイト企業
- 介護業界のホワイト企業
- 音楽業界のホワイト企業
- ホテル業界のホワイト企業
- 家電量販店業界のホワイト企業
- ジュエリー業界のホワイト企業
- 金融業界のホワイト企業
- リース業界のホワイト企業
- 旅行会社業界のホワイト企業
- 製造業業界のホワイト企業
- インフラ業界のホワイト企業
【ホワイト企業関連の認定制度】
【その他】