【ホワイト企業はぬるい?】ぬるい企業はやめるべきか解説!

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。

「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」

こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!

全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

就職先を考える上で、ホワイト企業に入社したい人は多いと思います。

僕が就活生の時も、とにかくホワイト企業に入るために残業時間と休日数が多い企業ばかり探してエントリーしていました。

そんなホワイト企業ですが、一部の人は「ホワイト企業ってぬるいでしょ?」「ホワイト企業に就職したいという考えはぬるい考えでしょ」と言います。

この意見に対して、こうしてホワイト企業に特化した求人サイトを運営し、数々のホワイト企業を見ていた僕が回答していきたいと思います。

「ホワイト企業はぬるいのか?」と疑問に思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

長時間労働している人からすると、残業時間が短い会社に対して「ぬるい」と思ってしまう気持ちも分かります。実際にホワイト企業はぬるいのでしょうか?

【結論】ホワイト企業=ぬるい会社ではない

そもそも「ぬるい」の定義は曖昧で、何をもってぬるい会社なのかまず整理しましょう。

「ぬるい会社」を具体化すると、以下のようなことだと考えることができます。

▼ぬるい企業の特徴

  • 1人あたりの仕事量が極端に少ない
  • 仕事の難易度が極端に低い
  • サボっていても怒られない

上記のような企業は、たしかにぬるい企業だと言えますよね。

次にホワイト企業の定義ですが、こちらに関しては実は明確な定義が存在しません。

そこでホワイト企業ナビでは、以下の3条件をすべて満たす企業をホワイト企業と定義しています。

▼ホワイト企業の特徴

  • 月の平均残業時間が25時間未満
  • 年間休日数が120日以上
  • 3年後離職率が30%未満

要するに、ホワイト企業は残業時間が短く、年間休日数が確保されている企業で、労働条件が良い企業だと言うことができます。

「ホワイト企業=労働条件が良い企業」だと考えると、「ぬるい企業=1人あたりの仕事量が極端に少ない・仕事の難易度が極端に低い・サボっていても怒られない」とは合致しません。

残業時間が少ない理由も、1人あたりの仕事量が極端に少ないからとは断言できないですよね。

(仕事量も難易度も高いけど、無駄な仕事を省くことで、残業時間が短く、年間休日を確保しているホワイト企業はいくらでもあります!)

よってホワイト企業を一概にぬるい企業だと言うことはできないと言えます。

ホワイト企業の中にもブラック企業の中にもぬるい企業は存在する

また、ぬるい企業の定義を仕事量や仕事の難易度が極端に低い企業や、サボっていても怒られない企業だとすると、これはホワイト企業の中にもブラック企業の中にも存在すると分かります。

どれだけ年収が低くて、残業時間が長いブラック企業の中にも、仕事量や仕事の難易度が低く、サボっていても怒られない企業はありますからね。

「ホワイト企業はぬるい会社なのか?」という質問は、このように抽象度が高い質問です。

ここで解説したように、ホワイト企業の定義とぬるい会社の定義を、具体化することで結論が見えてくるので、ぜひ参考にしてください。

なるほど!ホワイト企業と言っても様々な企業が存在していて、その中には、仕事量が極端に少なかったり、仕事の難易度が極端に低いぬるい企業も存在する。

でもそれはブラック企業でも同じことが言えて、一概にホワイト企業がぬるい企業だとは言えないということですね!

「ホワイト企業に就職したい」という考えはぬるいか?

次に、「ホワイト企業に就職したい」という考えはぬるいのか解説していきます。

僕自身、就活生の時は「残業時間が短いホワイト企業に就職したい」と考えていました。

そして実際に入社した大手食品メーカーは、残業時間も短く、休日も多いホワイト企業でした。

ホワイト企業に就職したからこそ、就業時間後にブログを運営し、1年で独立できたんですよね。

仮に新卒で残業時間が長く、休日も少ない厳しい企業に就職していたら独立できていなかったと思います。(僕の性格上、鬱になっていた可能性さえありますね…)

「ホワイト企業に就職したいなんてぬるい」と言う人の中には、心の中ではホワイト企業が羨ましいと思って妬んでいる人もいるでしょう。

たしかに「ぬるい会社」に就職することは、ぬるい考えだと言えるかもしれません。(その上で就業時間後に自己投資していれば別ですが)

ですが、一概にホワイト企業に就職したいという考えをぬるいと言うのはナンセンスです。

そもそも今の日本は物が充足しています。

「がむしゃらに働かないと生きていけない」という世の中でもなくなっていますよね。

就活や転職以外においても、自分の考えに対して「ぬるい」と言われた場合は、「なぜぬるいのか」を徹底的に深堀りしてみましょう。

深堀りした結果、その主張に共感できるなら従うべきです。

ですが、深堀りした結果、その主張に対して全く納得できなかったら従うべきでないと僕は思います。

これらを読んだ上で、「ホワイト企業に就職したい」と考えた人は、別記事にてホワイト企業の探し方をまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。

ホワイト企業に就職したい理由も人それぞれで、その理由が一概に「ぬるい」と言えるわけないですもんね。

他人の主張は、その理由を深堀りして、納得できるなら参考にすべきだけど、納得できないなら自分の考えを優先するべきだと思うね。

【補足】ぬるい企業に就職するデメリット

ここまで「ホワイト企業はぬるいのか」「ホワイト企業に就職したいという考えはぬるいのか」を解説してきました。

結論としては、「ホワイト企業=ぬるい企業」ではないので、一概には言えないんですよね。

しかし、「ぬるい企業」を具体的に「1人あたりの仕事量が極端に少ない」「仕事の難易度が極端に低い」「サボっていても怒られない」とするならば、こうしたぬるい企業に就職するのはデメリットがあります。

僕が考えるに、ぬるい企業に就職するデメリットは以下のとおりです。

【ぬるい企業に就職するデメリット】

  • スキルや実績の積み上がりが遅い
  • 転職した場合に転職先が相対的にきつく感じる

ぬるい企業に就職する最大のデメリットは、自身のスキルや実績の積み上がりが遅いことです。

やっぱり「厳しさ」というのは、それだけスキルや実績が早く積み上がります。時間あたりの行動の密度が濃いからです。

またぬるい企業に就職してしまうと、仮にその会社が倒産したり、引っ越しが必要になって転職した場合、転職先が相対的にきついと感じますよね。

僕の実体験で、大学時代にぬるい営業のアルバイトをしていたことがあります。

その次に、忙しいアパレルのアルバイトに変えたのですが、その時にぬるいアルバイトと忙しいアルバイトの差でかなりきつかった。

ぬるい企業に就職するメリット

補足として、反対にぬるい企業に就職することにはメリットもあります。

【ぬるい企業に就職するメリット】

  • 身体的精神的にも楽に生活できる
  • 空いた時間を自己投資の時間に当てられる
  • プライベートの充実を優先することができる

ぬるい企業に就職するメリットをまとめると、「余裕」という言葉になるでしょう。

ぬるい企業は身体的にも精神的にも余裕が生まれ、かつ時間的にも余裕が生まれます。

その余裕を自己投資やプライベートの充実に当てられることができれば、かなり有意義に過ごせるでしょう。

ですが、その余裕を怠惰に当ててしまうと、デメリットでも説明したスキルや実績の積み上がりの遅さなどが起因して、最終的には不幸な人生になる可能性もあるので注意が必要です。

要するにぬるい企業に就職すること自体が間違いでも正解でもなく、”その上でどう過ごすか”が重要だということを押さえておく必要がありますね。

ぬるい企業に就職することは、一概に間違いでもないんですね。どんな企業に就職するにも、「なぜその企業で働いていて」「どんなメリットとデメリットがあり」「自分はどうしていけばよいのか」を明確化できていれば、それはその人の仮説であり、正しいかどうかは他人がどうこう言う問題ではないんですね。

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

今回は「ぬるい企業」がテーマの記事でしたが、本文で何度も書いたように「正解はない」が正しいと思います。

厳しい企業に就職して、圧倒的なスキルと実績を積んで成功する人もいれば、鬱になってしまう人いる。

そのどちらが偉いとかじゃなくて、結局は「自分に合うかどうか」なんですよね。

先の圧倒的なスキルと実績を積んだ人も、家庭面では全然家庭に入れず崩壊しているかもしれない。

このように人生は1つの軸で成功不成功を語ることはできません。

(僕自身も自分の人生を少しでも幸せにするために、毎日考えながらもがいて生きています…!)

今回の記事が考えるきっかけ、1つの考え方の参考になってくれると嬉しいです。

それでは最後に本記事の要点をまとめて終わりますね。

【本記事の要点まとめ】

  • ぬるい企業の定義は不明確だからこそ、ホワイト企業が一概にぬるい企業だと言うことはできない
  • 仮にぬるい企業の定義を、「1人あたりの仕事量が極端に少ない」「仕事の難易度が極端に低い」「サボっていても怒られない」という特徴を持った企業だとするならば、ホワイト企業だからといってこれらの条件に当てはまるわけじゃないので一概には言えないことが分かる
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この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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