就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
僕が就活生の時、求人を見ているとよく「月の残業時間は平均30時間」という記載を目にしました。
これを見た時に「月の残業時間が30時間って多いの?月の平均出勤日が20日だとすると、1日1時間半か…」と疑問に思っていました。
そこで今回の記事では、月の平均残業時間が30時間はホワイト企業だと言えるのか解説していきます!
日本企業の平均残業時間を元に解説していくので、そもそも残業時間の平均はどのぐらいかな?と疑問に思っている方もぜひ参考にしてくださいね。
月の残業時間が30時間はホワイト企業か?
結論から話していきますね。
月の残業時間が30時間はホワイト企業かどうか、残業時間だけで見るとホワイト企業だとは言えません。
しかし、月の残業時間30時間は、日本企業の平均の残業時間よりも約5時間多いだけなので、ブラック企業とも言えない一般的なラインだと言えます。
ですが、求人票に書かれている残業時間はあくまで「平均」であり、会社の中での平均となるので、30時間よりも大幅に残業時間が長い人、部署が存在する可能性が高いです。
(もちろん反対に月の残業時間が30時間よりも少ない人や部署も存在しますが)
よって僕のように「残業時間が長い企業は嫌だ」と考えている人は、月の平均残業時間30時間の企業への就職はあまりおすすめできませんね。
民間企業の調査では月平均の残業時間は24時間
ここで日本企業の残業時間の平均について詳しく解説していきます。
会社の口コミサイトであるopenworkが運営している「働きがい研究所」の発表によると、日本企業の月の平均残業時間は24時間でした。(2021年時点)
こちらの調査データは約34万件の口コミ投稿データによるものなので、かなり信憑性が高いと言えます。
ホワイト企業とするなら、この平均に近い、または少ない残業時間が短いことが求められますよね。
そもそもホワイト企業には明確な定義が存在せず、あくまで「自分にとってホワイト企業かどうか」が重要になるため、残業時間だけでホワイト企業かどうかを判断することはできません。
ですが、月の平均残業時間が30時間となるとこの平均時間よりも6時間も多い。
月の出勤日数が20日しかないことを考えると、意外と平均よりも6時間多いのは効いてきますよね。
ホワイト企業の残業時間について、更に詳しく解説した記事も書いているので、より詳しくホワイト企業の残業時間について知りたい方はこちらも読んでくださいね!
» 【ホワイト企業の残業時間は?】勤務時間と合わせて解説します!
【注意】残業時間が短い企業がホワイト企業とは限らない
ここまで月の平均残業時間が30時間はホワイト企業なのかどうか考えてきました。
ですが、何度も話すように残業時間だけでホワイト企業かどうかを判断するのは安易です…!
なぜか?
例えば、残業時間が0時間でも、週休2日ではなく毎週土曜出勤があり、更には上司からのパワハラも多いような企業に対して、あなたはホワイト企業だと考えますか?
要するにホワイト企業かどうかは、様々な指標によって総合的に判断するものです。
要するにホワイト企業かどうかは「総合力」によって決まるんですよね。
離職率に着目すべき理由
ホワイト企業に明確な定義が存在しないため、自分でホワイト企業の定義を設定する必要があります。
そこでこのホワイト企業ナビでは、以下の3条件を”すべて満たす企業”をホワイト企業だと定義しています。
残業時間だけでなく、3年後離職率が30%未満、かつ年間休日数が120日以上あることを条件にしているんですよね。
まず3年後の離職率に着目すべき理由ですが、何かしらの問題、働きにくい企業はやはり離職率が高い。
入社してから「こんなはずじゃなかった」というミスマッチに繋がる要因があれば、多くの人が3年以内に辞めていくので3年後離職率が高くなります。
また働きにくい企業の要因は様々ですが、働きにくさは離職率に通じてきます。
よって残業時間や休日数が多く、給料も高い、求人を見た感じで「これは最高な企業だ!」と思ったとしても、離職率が高ければ1度、なぜそれだけ条件が良いのに離職率が高いのか調べるようにしましょう。
もちろん「キャリアアップのために独立していく人や転職する人が多い」といったポジティブな理由での離職が多い企業なら良いですが、そういう企業は少数派なので疑うべきです。
年間休日にも着目すべき理由
次にホワイト企業ナビでは、掲載企業の条件として「年間休日数が120日以上」を設定しています。
今回の記事で取り扱ってきた残業時間がどれだけ短い企業でも、年間休日が少なければ出勤時間は多くなる。
そしてなぜ年間休日を120日に設定しているのか?
それは日本の大企業の年間休日の平均が115.5日だからです。これよりも多い休日数として120日を設定しています。
(厚生労働省が公開した「令和4年就労条件総合調査」によると従業員数が1000名以上の企業の1企業あたりの平均年間休日数は115.5日)
この数字を理解しておくと、残業が少なくても年間休日が100日しかなければホワイト企業とは言えないことが分かりますよね。
» 【ホワイト企業の年間休日は?】120日が基準は本当なのか?
話をまとめると、ホワイト企業かどうかの判断は残業時間だけではしないでください。
離職率や年間休日も基準として採用し、更に自分にとってどんな条件が必要なのか?自分にとってのホワイト企業の条件は何かを考えることが重要です。
なるほど!たしかに残業時間だけでホワイト企業かどうかを判断することはできないですね。残業時間が短いという理由で入社先を決めたら、毎週土曜日も出勤しないといけない!となれば、僕はすぐに辞めてしまいそうです…。
ホワイト企業に就職する方法
ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。
内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。
要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。
就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。
(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)
では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?
おすすめの手段を3つ共有しますね。
①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す
ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。
ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。
このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。
ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!
求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。
②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう
次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。
就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。
また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。
この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。
実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。
【担当者に伝えた内容】
- 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」
就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。
利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。
「ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。
③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする
最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。
逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。
逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。
スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。
利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。
以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。
またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。
そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。
ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。
企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。
残業時間が短いホワイト企業の探し方
ここまでの解説で「残業時間が30時間は多いのかもしれない…」と、志望先の企業を受けようか悩んでいる人は多いと思います。
僕もそうですが、平均の残業時間が短い企業の方が、プライベートの充実だけでなく自己投資の時間も割くことができるので良いと思うんですよね。
そんな価値観を持った場合、具体的にどうやって残業時間が短い企業を探せば良いのか?
僕が考えるに、残業時間が短い企業の探し方を羅列すると以下のとおりです。
【ホワイト企業の探し方】
- ホワイト企業に特化した求人サイトから探す
- 大手求人サイトで検索条件を絞って探す
- 就職四季報から探す
- 口コミサイトの評判から探す
- 逆求人サイト経由で探す
- 就活エージェントから紹介してもらう
- 政府からの評価を得ている企業から探す
- 民間企業からの評価を得ている企業から探す
- リファラル経由で探す
- 新聞や経済誌経由で探す
それぞれの探し方の詳細までここで書いてしまうと長くなるので、詳細については別記事で解説しました。
「そもそも企業の探し方をそこまで知らない」という方や、「残業時間が短い企業の探し方を詳しく知りたい、解説して欲しい」という方はぜひ参考にしてくださいね。
» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
平均の残業時間が30時間/月は、日本企業の平均と比較しても長いので、個人的にはおすすめできません。
残業時間はやはり20時間以内の企業が良いかなと僕は思いますね。
ちなみに残業時間が短い企業に入社するメリットとしては、趣味の時間や家族に注げる時間が増すこと。それに自己投資に時間をかけることができます。
僕は大学生の頃から、読書を通して知識を得てきました。
こうして求人サイトやブログを運営できているのも、すべては読書を通して得た知識のおかげです。
目の前のルーティン仕事だけに忙殺されてしまうと、未来を切り開くことはできません。
未来を切り開くために、僕は「時間」が不可欠だと考えています。
(家族を大切にして家庭を充実化させるにも、転職を考えてキャリアアップを目指すにも、副業をするにも独立するにも時間、要するに体と心の余裕が必要かと)
企業を選ぶ際は、残業時間についてシビアに考えるようにしてください。
そのためにこのホワイト企業ナビを運営しています。そしてこうして記事を書いています。
これからもホワイト企業に関する情報を中心に、このホワイト企業ナビでは発信していくので、ぜひこれからも読んでもらえると嬉しいです!
以上、就活マンでした!
【本記事の要点まとめ】
- 月の平均残業時間が30時間は、残業時間だけで見るとホワイト企業だとは言えない
- 日本企業の平均残業時間は民間企業の調査によると24時間
- 月の残業時間はあくまで平均なので部署や勤続年数によっても大きく異なる場合があるため、入社前に現場の社員さんに話を聞く機会を作り入社後のミスマッチが起こらないように務めることが重要
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
- 北海道に勤務地のあるホワイト企業
- 新潟に勤務地のあるホワイト企業
- 岐阜に勤務地のあるホワイト企業
- 愛知に勤務地のあるホワイト企業
- 大阪に勤務地のあるホワイト企業
- 京都に勤務地のあるホワイト企業
- 福岡に勤務地のあるホワイト企業
【業界別のホワイト企業ランキング】
- ホワイト企業ランキングTOP100
- 厚生労働省委託事業者認定のホワイト企業ランキングTOP100
- 中小企業のホワイト企業ランキング
- メーカーのホワイト企業
- BtoBのホワイト企業
- IT業界のホワイト企業
- 食品業界のホワイト企業
- 化学業界のホワイト企業
- 製薬業界のホワイト企業
- 農業業界のホワイト企業
- 人材業界のホワイト企業
- 広告業界のホワイト企業
- コンサル業界のホワイト企業
- エンタメ業界のホワイト企業
- 介護業界のホワイト企業
- 音楽業界のホワイト企業
- ホテル業界のホワイト企業
- 家電量販店業界のホワイト企業
- ジュエリー業界のホワイト企業
- 金融業界のホワイト企業
- リース業界のホワイト企業
- 旅行会社業界のホワイト企業
- 製造業業界のホワイト企業
- インフラ業界のホワイト企業
【ホワイト企業関連の認定制度】
【その他】