【インテリア業界のホワイト企業7選】内定獲得のコツも合わせて紹介します!

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求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

インテリア業界と聞いて「キラキラしている」「華やか」なイメージが思い浮かびませんか?

結論は、そのような華やかな働き方をするかどうかは企業によります。

口コミを調べる限り、インテリア業界は他業界に比べ残業時間が長いような内容も多く確認できました。

そのためインテリア業界を志望する方は、尚更志望する企業がホワイト企業かどうか見極めていく必要があります。

今回は1200記事以上の就活記事を書き、ホワイト企業を誰よりも熟知している僕が「インテリア業界におけるホワイト企業7選」について紹介します!

記事の後半ではホワイト企業の選び方や内定獲得のノウハウについても紹介しているため、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

インテリア業界のホワイト企業7選

ここでは早速、口コミや企業の発表するデータをもとにインテリア業界のホワイト企業をランキング形式で7社紹介します。

インテリア業界のホワイト企業を探している方は、ぜひ参考にしてみてください!

順位企業名勤続年数営業利益率有給取得率年収残業時間
〇平均 (全業種が対象)12.2年3.2%58.3%403万円13.2時間
1位パナソニック23.1年4.83%79.7%758万円非公開
2位YKK17.0年(男) 18.1年(女)7.54%84.0%556万円11.5時間
3位大建工業19.6年(男) 11.7年(女)5.42%56.0%715万円14.5時間
4位デザインアーク16.7年(男) 9.9年(女)7.43%58.0%586万円19.0時間
5位ニトリ10.4年(男) 6.3年(女)15.03%51.0%836万円12.1時間
6位伊藤忠建材17.1年(男) 13.2年(女)1.22%66.0%938万円20.5時間
7位住友林業17.7年(男) 12.3年(女)6.47%62.0%868万円39.8時間

1位 パナソニック株式会社

平均勤続年数:23.1年(平均+10.9年)

営業利益率:4.83%(平均+1.63%)

有給取得率:79.7%(平均+21.4%)

年収:758万円(平均+355万円)

残業時間:非公開

インテリア業界のホワイト企業ランキング第1位は、パナソニックです。

家電メーカーの大手企業のイメージが強いかもしれませんが、「A better Life, A better World(より良い暮らしとより良い世界の実現)」というミッションのもと、EVや法人向けシステム・住宅関連など「生活」の充実のために多分野で事業を展開しています。

2022年4月には暮らし事業の強化を図り、「くらしプライアンス社」「空室空調社」「エレクトリックワークス社」「中国・北東アジア社」「コールドチェーンソリューションズ社」の社内分社を設け、生活空間におけるあらゆるニーズに貢献すべくより強固な体制を整えています。

そんなパナソニックですが、社員の満足度がとても高い企業であり、その理由として「有給」の充実度が挙げられます。

社員への平均有給付与日数は大手企業平均で20日前後ですが、パナソニックの場合は平均36日の有給が付与されています。

そして有給取得率も79.7%で、驚異的な数値を誇ります。

年収をはじめとした他の数値も平均を大きく上回っており、インテリア業界どころか日本でも有数のホワイト企業といえるでしょう。

2位 YKK株式会社

平均勤続年数:17.0年(男・平均+4.8年)18.1年(女・平均+5.9年)

営業利益率:7.54%(平均+4.32%)

有給取得率:84.0%(平均+25.7%)

年収:556万円(平均+153万円)

残業時間:11.5時間(平均-1.7時間)

インテリア業界のホワイト企業ランキング第2位は、YKKです。

「住宅」「ビル」「エクステリア」「ビル建材」「特需」「産業製品」の6つの事業領域を展開する会社で、特にファスナー業界で市場を独占し、世界シェアは45%と並外れています。

ビジネスモデルとしては「一貫生産」を掲げ、材料開発から設計・製造・販売まですべて自社で行い、世界中に高品質の商品を提供しています。

そんなYKKは今回紹介するホワイト企業の中で唯一、ホワイト企業の判定基準に挙げた5つのすべての項目で平均を上回る数値を達成しています。

特に有給取得率や営業利益率の数値が高く、経営基盤を安定させつつ社員の満足度を挙げることにも注力しているため、理想的なインテリア業界のホワイト企業です。

3位 大建工業株式会社

平均勤続年数:19.6年(男・平均+7.4年)11.7年(女・平均-0.5年)

営業利益率:5.42%(平均+2.22%)

有給取得率:54.0%(平均-2.3%)

年収:715万円(平均+312万円)

残業時間:11.5時間(平均-1.7時間)

インテリア業界のホワイト企業ランキング第3位は、大建工業です。

戦後に創業し、以降75年以上にわたり日本社会のニーズに応え続けている企業です。

その歴史の中で培った独自の加工技術で生産される「YPK床材」をはじめとして、大建工業の商品は顧客から高い評価を得ており、2020年には建築情報雑誌2詩において「採用したい建材・設備メーカーランキング」の4つの部門で1位に輝いています。

そのようにお客様目線を大切にする大建工業ですが、自社にしかないノウハウを活かし営業利益率は5%超えで、安定した経営基盤を誇ります。

それに伴い、年収も715万円と平均を大きく上回っており、他の項目も良い数値です。

インテリア業界で、かつお客様の要望に応えることで感じる「やりがい」を得られるホワイト企業で働きたい方にとってはうってつけの企業です。

4位 株式会社デザインアーク

平均勤続年数:16.7年(男・平均+4.5年)9.9年(女・平均-2.3年)

営業利益率:7.43%(平均+4.23%)

有給取得率:58.0%(平均-0.3%)

年収:586万円(平均+183万円)

残業時間:19.0時間(平均+5.8時間)

インテリア業界のホワイト企業ランキング第4位は、デザインアークです。

大手ハウスメーカーの大和ハウスグループの一角を担い、「時を経るごとに価値が高まる空間づくり」をミッションにスペースソリューション事業・インテリア事業・建材事業・レンタル事業の4つの事業を行っています。

大和ハウスグループのつながりを活かし、多種多様なメーカーとの取引を通じてお客様ごとに多様な解決策を提案できる特徴があります。

そのような強みを活かし、営業利益率は7%超えで高水準を誇ります。

また月1万円の負担で暮らせる寮制度をはじめとした福利厚生については、満足している口コミが大多数を占めています。

高い利益率で経営が安定しているからこそ福利厚生が充実し、そのように従業員満足度の向上に力を入れるデザインアークは理想的なホワイト企業といえるでしょう。

5位 株式会社ニトリ

平均勤続年数:10.4年(男・平均-1.8年)6.3年(女・平均-5.9年)

営業利益率:15.03%(平均+11.83%)

有給取得率:51.0%(平均-7.3%)

年収:836万円(平均+433万円)

残業時間:12.1時間(平均-1.1時間)

インテリア業界のホワイト企業ランキング第5位は、ニトリです。

インテリア業界のリーディングカンパニーであり、コロナウイルスによって業界全体で大打撃を受けていた中でも屈せず、現在に至るまでに36期連続で増収増益を達成しています。

この36期連続という結果は国内企業で比較しても1位の数値であり、長期にわたり成長を続けています。

このような圧倒的な数値を記録できる理由の1つに、「商品の安さ」が挙げられます。

原材料の仕入れから生産・輸入・販売・物流をワンストップで行う垂直統合のビジネスモデルを用いることで、コストカットと高い収益性を実現しています。

また社内では「現状否定」を常に意識し、現状に満足することなく常によりよい商品・サービスの提供を目指しています。

その影響もあり営業利益率は15%を超え、今回挙げたホワイト企業の中で最も高い数値です。

またニトリとよく比較される良品計画(無印良品)やIKEAと比べても売上・利益率・年収のすべての数値で上回っています。

経営が安定したホワイト企業で、かつベンチャー企業のように会社と共に成長していくような社風のもとで働きたい方にとって最適の企業です。

6位 伊藤忠建材株式会社

平均勤続年数:17.1年(男・平均+4.9年)13.2年(女・平均±0.0年)

営業利益率:1.22%(平均-1.98%)

有給取得率:66.0%(平均+7.7%)

年収:938万円(平均+535万円)

残業時間:20.5時間(平均+8.3時間)

インテリア業界のホワイト企業ランキング第6位は、伊藤忠建材です。

伊藤忠グループの子会社で、国内初の建材専門商社になります。

建材の商品を扱うことに加え、環境、貿易・物流、設計・工事、ビジネスサポートも行い、住宅設備業界の他社には真似できないような、独自の付加価値をお客様に提供しています。

そんな伊藤忠建材は、営業利益率は平均を下回っていますが、国内最大手の伊藤忠商事の子会社であるため完全に倒産することは考え難く、結果として売上重視という挑戦的なビジネスを展開できるのではないかと考えます。

実際に従業員が約400名ほどの少数精鋭な企業体質で、1人当たりの売上高平均は8億近くに上ります。

また平均年収は938万円と今回のランキング内でも1位で、平均勤続年数も男女ともに高い数値を誇ります。

口コミを確認すると福利厚生の充実に満足する声が多くあり、特に正社員に加え派遣社員の方にも48,000円/年の福利厚生費を支給し、社内の飲み会などを自腹で払う必要のない仕組みがあるとのことです。

その制度からは派遣社員を含め、1人1人の社員を大切にしている姿勢を感じることができ、インテリア業界の中で理想的なホワイト企業です。

7位 住友林業株式会社

平均勤続年数:17.7年(男・平均+5.5年)12.3年(女・平均-0.9年)

営業利益率:6.47%(平均+3.27%)

有給取得率:68.4%(平均+10.1%)

年収:868万円(平均+465万円)

残業時間:39.8時間(平均+26.6時間)

インテリア業界のホワイト企業ランキング第7位は、住友林業です。

もともとは1961年に植林事業から派生して誕生した会社でしたが、現在はインテリアに関わる木材建材事業や、住宅販売・生活サービスにおいても事業を展開しています。

国内で木材会社のトップとして他社にはないパイプやノウハウを持ち、また国土面積の約1/800もの広大な森林を自社で所有していることを活かし、日本の強みである木造住宅をはじめとした「木材」のみを利用したビジネスモデルを創業以来、貫いています。

その結果、海外売上比率は競合他社である積水ハウス・大和ハウスを大きく上回る30%超えの数値を叩き出しています。

そのようにこだわりを持つ住友林業は、営業利益率が6%超えで年収も高いですが、平均残業時間が40時間近くに上り、労働基準法の限度である45時間/月に迫る働き方をしています。

しかしその中でも男性の平均勤続年数は先ほど挙げた建材メーカー(大建工業・伊藤忠建材)を抑えトップで、長く働く男性社員が多い傾向にあります。

残業時間は「部署による」と書かれた口コミが多いですが、近年では残業時間減少や有給取得の促進など、社員のプライベートを尊重するための施策が積極的に行われています。

その成果もあり、残業時間については2017年と2022年を比較すると13.8%もの削減に成功し、また有給所得率も年を重ねるごとに増し、2022年度は68%を越えています。

現状の残業時間だけ見ると決してホワイト企業とは言えないですが、業界として残業時間が比較的高い中で働き方を見直し成果を残し、今後さらに社員の職場環境が良くなることを予想したため、インテリア業界のホワイト企業の第7位として紹介するに至っています。

インテリア業界での代表的なホワイト企業は、7社あるんだね。

どの会社も他社には真似できないような独自的な強みを持っているからこそ、ホワイトな働き方ができいることが分かった。あとはホワイトな働き方を実現するためにどのような取り組みをしているかについて、口コミなどから調べていくとよりホワイト企業かどうかを見極めやすくなるね!

ホワイト企業に就職する方法

ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。

内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。

要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。

就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。

(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)

では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?

おすすめの手段を3つ共有しますね。

①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す

ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。

ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。

このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。

ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!

求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。

②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう

次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。

就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。

また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。

この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。

実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。

【担当者に伝えた内容】

  • 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」

就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。

利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。

ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。

③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする

最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。

逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。

逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。

スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。

利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。

以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。

またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。

そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。

ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?

とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。

企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。

インテリア業界のホワイト企業の条件【5選】

先ほどの章ではインテリア業界のホワイト企業7社を紹介しました。

今回このように上記の7社を選ぶにあたって、ホワイト企業かどうかを見極めるうえで重要になる5つの数値を参考にしています。

基準にした理由についても記載しているため、ぜひ今後自身でホワイト企業を調べる上でのヒントにしてみてください!

【インテリア業界のホワイト企業の条件】

  1. 平均勤続年数が長い
  2. 業績が安定している(営業利益率をもとに)
  3. 有給取得率が高い
  4. 年収が高い
  5. 残業時間が短い

条件① 平均勤続年数が長い

インテリア業界におけるホワイト企業の条件の1つ目は、平均勤続年数が長い点です。

社員がホワイト企業だと感じる瞬間の1つに、「働きやすい環境だと感じる」ことが挙げられますが、どれだけ多くの社員が働きやすさを感じているかが、平均勤続年数に反映されていると考えられます。

働きやすいと感じる社員が多ければその分平均の勤続年数が伸び、ブラックな働きをしている企業は社員も早期に退職してしまうでしょう。

また結婚・出産などのライフイベントに伴い退職を検討する女性が増えるため、一般的に男性に比べ女性の平均勤続年数は短くなる傾向にあります。

その中でも女性の平均勤続年数が長い企業は存在するため、その場合は家庭を持つ方に向けての福利厚生が充実し、働きやすい環境を実現していると考えることもできます。

他にも離職率や新卒社員が3年以内に辞めた社員数を割合で数値化した「3年後離職率」といった数値もあるため、ホワイト企業かを見極めるうえで今回挙げた数値を確認するようにしましょう!

条件② 経営が安定している(営業利益率をもとに)

インテリア業界におけるホワイト企業の条件の2つ目は、経営が安定している点です。

ホワイト企業だと感じる理由として、福利厚生の充実を挙げる方は多く存在します。

企業によって福利厚生の内容・充実度は異なりますが、福利厚生と経営を安定させることは密接に関係しています。

例えば経営が安定していない企業の場合、会社の財政に余裕がないため福利厚生にお金を充てる事ができず、企業の財政を安定させることを第一にお金を投じるしか手段がありません。

一方経営が安定していれば財政面において将来的な予測も立てやすく、社員へお金を使うことができるようになるため、経営の安定はホワイト企業の条件として考えることができます。

また経営の安定を図るうえでの指標となるのが、「営業利益率」になります。

売上高と利益のバランスを見極め、会社のお金を稼ぐ力を表すための数値で、営業利益率の目安は、「0%未満」が危険、「0%以上~5%未満」が一般的、「5%以上」は優良企業とされます。

企業の決算は各企業HPや「みんかぶ」(みんかぶ – 資産形成のための情報メディア・株価予想・ニュース・SNS(旧みんなの株式) (minkabu.jp))などで調べられるため、経営の安定性を確認する際はぜひ営業利益率を参考にしてみてください!

条件③ 有給取得率が高い

インテリア業界におけるホワイト企業の条件の3つ目は、有給取得率が高い点です。

有給とは「社員が取得できる休暇のうち、賃金が支払われる休暇」を指し、学生の方は会社から与えられた有給はすべて取得して当たり前と認識している方も少なくないと考えます。

しかし令和4年度において、厚生労働省が発表した平均の有給取得率は58.3%であり、実際は与えられた有給を4割以上も消化できていないない社会人が大半です。

そして上記の数値はあくまで平均のため、社員に制度として与えられた有給をしっかりと取得させることをルールとする企業もありますが、一方で飲食や人材など業界として休日が確保されないことが多い業界が実際に存在するように、有給取得に関する考え方は会社によります。

ワークライフバランスが整っていることをホワイト企業の条件とする方が多いため、会社ごとに有給取得率を確認し、平均(58.3%)と比較するようにしましょう。

条件④ 年収が高い

インテリア業界におけるホワイト企業の条件の4つ目は、年収が高い点です。

人間の幸福度は年収800万円に近づけば近づくほど高くなるという研究結果があるように、お金を多く得ることで人生の充実度を高く感じる傾向にあります。

しかし稼ぐお金の額が多ければ多いほど幸せになれる訳でもなく、例えば激務で離職率が高い企業は、早期退職者を減らす施策として1年目社員に対しても高額な年収を設定している場合があります。

年収が高い点はとても魅力的ですが、決して「年収が高い=必ずホワイト企業」である訳ではないため、年収と他の条件を踏まえたうえでホワイト企業かどうかを判断するようにしましょう。

条件⑤ 残業時間が短い

インテリア業界におけるホワイト企業の条件の5つ目は、残業時間が短い点です。

残業時間が長くなることは、経営が安定していない場合や人員が不足しているなど、企業が問題を抱えているがゆえに起こること、と考えることができます。

また残業時間が短ければ、社員はその分自身の私生活に時間を充てることもできるため、残業時間をホワイト企業の指標として考える方は多いです。

インテリア業界のホワイト企業に選ばれた7つの企業は、5つの条件をもとに選ばれていたんだね!漠然とした企業のイメージや年収だけで企業選びをするのではなく、しっかり今回挙がった数値なども調べたうえで企業を見極める必要があるね

そうだね!ホワイト企業は具体的な定義が存在しないからこそ、自分はどのような条件を重視するか、また今回挙げた5つの条件のほかに重視するポイントがあるかなど、ホワイト企業調べを進める中で自分なりの条件を明確化していくことが大事。

インテリア業界のホワイト企業に就職するためのポイント5選

先ほどの章ではホワイト企業の条件について紹介しました。

自分で時間をかけて調べて、やっと見つけた理想的なホワイト企業には絶対に内定をもらいたいですよね。

今回はインテリア業界のホワイト企業から内定をもらうために抑えるべき5つのポイントについて紹介します。

【企業に就職するためのポイント】

  1. 自己分析を元に自身の特徴を細かく洗い出す
  2. 数ある業界の中でなぜ「インテリア業界」かを考える
  3. 競合他社との違いを調べたうえで、なぜ「その企業を志望するか」を明確にする
  4. 志望する職種やキャリアプランについて、自身の性格や価値観をもとに特定する
  5. 自身の強みが企業にどのような効果をもたらすかを考える

ポイント① 自己分析をもとに自身の特徴を細かく洗い出す

インテリア業界のホワイト企業に就職するためのポイントの1つ目は、自己分析を元に自身の特徴を細かく洗い出すことです。

就活初期は特に「自己分析ってなにすればいいの?」と感じる方は多いです。

自己分析の目的は、「自身がもつ考えや価値観は、どのような実体験をもとに生まれたものか」を細かく把握することです。

そのため、僕の場合は

  • 前田裕二著「メモの魔力」の1000の質問に対して、ノートに回答を書く
  • OB訪問や座談会で自身の作成したESのフィードバックをもらい、また社員の方がなぜ企業を志望したかを聞き、自身と一致する部分があれば内容を模倣する
  • 実際に面接を受け、面接の中で受けた1つ1つの質問に対して細かく振り返る

上記3点を並行して行っていくことで自身の価値観の特徴や、価値観が形成された実体験を把握し、回数を重ねるごとに面接官に上手く、自信をもって説明できるようになりました。

何から始めればいいか分からず困っている方は、ぜひ上記で挙げた内容について手をつけてみてください!

ポイント② 数ある業界の中でなぜ「インテリア業界」かを考える

インテリア業界のホワイト企業に就職するためのポイントの2つ目は、数ある業界の中でなぜ「インテリア業界」かを考えることです。

世の中には多くの業界が存在するため、自身がインテリア業界を志望する理由として挙げた内容が、他業界でも達成できそうな内容であれば面接時には「それって他の業界にも当てはまる話だよね?」と言われてしまいます。

そのため、志望理由についてはより具体的な内容を述べられるように準備をしましょう。

単純にインテリアが「好き」と感じるからインテリア業界を志望するなど、抽象的内容がきっかけで志望したとしても、面接時に「なぜ好きなのか」を自身の価値観や実体験をもとに説明できるようになれば問題はありません

自身が感じた「直感」にも必ず根拠があるという考えをもって、自身の思考を細かく深堀りしていきましょう。

ポイント③ 競合他社との違いを調べたうえで、なぜ「その企業を志望するか」を明確にする

インテリア業界のホワイト企業に就職するためのポイントの3つ目は、競合他社との違いを調べたうえで、なぜ「その企業を志望するか」を明確にすることです。

第一志望の企業と競合他社について調べ、ビジネスモデルや社風・OB訪問の印象などからその企業にしかない特徴を自分なりに見つけ出しましょう。

そしてその独自の特徴や、自身の価値観を実体験を織り交ぜながら志望理由を構成できればグッドです!

その企業にしかない特徴を見つけ出すためには、就活・転職サイトや企業HP調べ・OB訪問を積極的に行うことをオススメします。

順序としては、まず各種サイトで自身で各企業について調べたうえで他社との違いについて仮説を立て、志望動機などのESを作成。

それをOB・OG訪問で確認しに行く流れになります。

OB・OG訪問のよくある失敗例として、目的なく会社の制度や社風などについて質問攻めをして、実際に面接の際に話せるネタを獲得できないまま時間を終えてしまう事が挙げられます。

一方、あらかじめ立てた仮説をもとに作成した志望動機などのESをもとに自身の考えを先に述べ、後にフィードバックをもらう順序で話を進めればとても有意義な時間になります。

そのため必ず過去のESなどをもとに志望動機などを準備してからOB・OG訪問に臨むようにしましょう。

ポイント④ 志望する職種やキャリアプランについて、自身の性格や価値観をもとに特定する

インテリア業界のホワイト企業に就職するためのポイントの4つ目は、志望する職種やキャリアプランについて、自身の性格や価値観をもとに特定することです。

面接でよくある質問に「入社後のキャリアビジョン」についての問いがあります。

回答の内容としてその企業では歩めないキャリアプランを述べてしまうといけないため、必ずOB・OG訪問や企業HPなどで企業で歩めるキャリアについて調べるようにしましょう。

また自身の性格をもとにその内容を話せれば、面接官には「この会社で長く働く意志」を感じさせることにもつながります。

最近は就活界隈で「配属リスク」や「支店ガチャ」のような言葉が流行りつつありますが、入社前で描いていた働き方と異なることを入社後に実感し、早期退職する方が増えているのが現状です。

面接官は新入社員の早期退職は避けたいため、キャリアプランについて筋の通った内容を話すことは結果的に面接官に良いイメージを与えることにつながります。

ポイント⑤ 自身の強みが企業にどのような効果をもたらすかを考える

インテリア業界のホワイト企業に就職するためのポイントの5つ目は、自身の強みが企業にどのような効果をもたらすかを考えることです。

面接官が採用したい就活生は「会社をより良くできる方」である点はどの会社でも共通でいえることです。

面接官に、自身が将来活躍するイメージさせることのできるような話の内容や、話し方や身だしなみなどは、面接を勝ち抜く上で大きな武器になります。

そのため、自己分析して見つけた自身の強みが第一志望の会社のどの点にマッチしているかは必ず言語化しておきましょう。

自己分析と企業分析を自分なりに行ってES作成してからOB・OG訪問を行うことで、より内容の濃いな準備を行うことができるんだね

そうね!あとは話し方や聞く姿勢なども磨きをかけて、外見的な印象でも面接官にプラスの印象を与えられるように友達と練習することもオススメ!

インテリア業界におけるよくある質問3選

最後に、インテリア業界についてよくある質問を3つ記載しました。

インテリア業界について疑問に感じる部分がある方はぜひ読んでいってください!

質問① インテリア業界はどれくらい人気ですか

インテリア業界は人々の暮らしと密接に関わり、多くの方にとって「身近」な業界なことも影響し、業界として人気はとても高いです。

特に業界最大手のニトリは、毎年新卒の学生をを400~500名採用している一方で、就職倍率は数十~数百倍にまでのぼる可能性があるという噂や口コミも絶えません。(ニトリ公式から就職倍率について公表していません)

インテリア業界は一般的に「キラキラしている」「華やか」なイメージを持たれることも多く、その分憧れる方も多いため有名企業であるほど人気が高いと考えられます。

質問② インテリア業界に向いている人はどんな人ですか

インテリア業界に向いている方は、「変化を楽しむことができる方」だと考えます。

コロナ禍で打撃を受けたように、インテリア業界は社会的・環境的な問題の影響を受けやすく、また現在は業界を超えた競争も激しさを増しています。

その中でも成果を出せる方は、変化し続けるニーズにいち早く対応する力のある方です。

変化をプラスと捉え、人々の暮らしに新たな価値を提供していきたい方にとっては特にピッタリな業界です!

質問③ インテリア業界は将来どう変化していきますか

圧倒的な成果を達成しているニトリのビジネスモデルを参考に考えると、家具メーカーは今後さらに低価格で高品質、そしてさらなる利便性を追及していく事になると考えます。

また少子高齢化に伴いますます新築住宅の着工が減少することも予想されるため、現在すでに業界全体としてリフォームや介護・福祉業界にも事業領域を広げているように、変化する社会に適応すべく業界としてビジネスモデルが拡大していくと考えます。

インテリア業界の動向

ここまでインテリア業界のホワイト企業と選考対策について紹介してきましたが、基本情報として業界の概要や将来性についても考えていきます。

企業の面接時に、「業界の将来性」について自身の考えを問われるケースが少なくなく、また業界について理解を深めることは、当たり前のようでとても重要なことです

この章に目を通すことで読者自身がインテリア業界について考えるきっかけに、またすでに自身の考えをお持ちの方は比較を行い、より考察を深める材料にしてもらえると嬉しいです!

インテリア業界とは?

「インテリア」とは英語の「interior(内側の)」という言語が元であり、日本語としては広く「室内装飾品」として訳されます。

室内を構成するすべての部材を指す言葉として用いられますが、具体的にはテーブルやいすなどを扱う「住宅家具」、カーテンやテーブルクロスといった生地や織物の「ファブリック」、サッシやシャッターなどの「住宅設備」、床材などの「建材」の4分野で主に構成されます。

またインテリア業界における職種については、インテリアコーディネーター・プランナーなどの「企画制作」の分野が最も人気を誇り、そのイメージが強いかもしれません。

しかし他の業界と同様に、それぞれの製品において製造・流通・小売が行われています。

売上は増加傾向なのにこのままだと将来性はない!?

近年のインテリア業界全体の売上は、コロナウイルスが蔓延し始めた2020年を除き堅調に増加しています。

しかしインテリア業界は住宅業界の景気に影響を受けやすいです。

現在、住宅業界は「少子高齢化」の加速に伴い新築住宅の建築が減少しているため、インテリア業界自体も影響を受けています。

そのため近年はインテリア業界全体として、少子高齢化対策を踏まえたビジネスモデルを展開しています。

具体的には、少子化に伴い新築が減り既築の建物が増えることに対応すべくリフォームや内装のメンテナンスが重視され、また高齢化に伴いユニバーサルデザインを充実させるなど「福祉」や「介護」にも積極的に参入しています。

このように社会的・環境的な問題の影響を受けやすいインテリア業界は、業界を超えた競争も激しさを増し、生活環境の変化に伴うニーズにいち早く対応する力が求められています。

インテリア業界はブラック企業が多い?

今や業界として競争の激しさが増しているインテリア業界ですが、一般的なイメージとしては「華やか」「おしゃれ」といったキラキラした印象を持つ方も少なくありません。

しかし実際に調べてみると同じインテリアデザイナーでも企業によって「働きやすい」「ブラック」といった全く異なる口コミが確認できます。

このようにインテリア業界にはホワイト企業とブラック企業が存在し、企業によって働き方は大きく変わります。

インテリア業界はテーブルとか「家具」を扱う仕事かと思ってたけど、他にもカーテンやサッシも扱っていて、室内を構成するすべてを指しているんだね!

世間的には華やかなイメージだけど、業界内の競争が激しいし実際の働き方は企業による。だからこそ、インテリアのホワイト企業で理想通り「華やか」に働くために、見極め方や条件をはじめとした「ホワイト企業について」深く知ることが大切ね!

本記事の要点まとめ

この記事では【インテリア業界のホワイト企業7選】内定獲得のコツも合わせて紹介します!というテーマで、インテリア業界のホワイト企業や内定獲得のポイントを紹介しました。

この記事を読んで、インテリア業界のホワイト企業へ就職を目指している、またインテリア業界に興味を持っている方の参考になれば嬉しいです!

社会人になれば平日の週5日を就職した企業で過ごすことになるため、仕事は少なからず生きるうえでの充実度に影響を与えます。

そのため自身で理想のホワイト企業を見つけ出し、努力を重ね内定を獲得できれば社会人生活も就活の成功体験をもとに、日々社会に揉まれながらも充実した生活を送ることができることでしょう。

内定をもらうまではしんどく感じることが圧倒的に多いですが、乗り越えた先にはきっとこの上なく嬉しい気持ちを味わうことができるはずです!

この記事を読んでくれた方々が、インテリア業界のホワイト企業をはじめとして第一志望の企業に内定をもらうことができることを祈っています!

では、最後に本記事のまとめです!

  • インテリア業界は、社会的・環境的な問題の影響を受けやすいため、時代ごとで消費者のニーズに応えていく柔軟性が強みになる
  • 業界を超えて競争も激しさを増しており、現在も業界全体としてリフォームや介護・福祉業界にも事業領域を広げている
  • 変化が求められるインテリア業界でもホワイト企業に選ばれた企業に共通して言えることは、「その企業にしかない強み」を持ち、その独自的な技術やノウハウを時代の変化に上手く応用させている点
  • 「ホワイト企業」には具体的な定義がないからこそ、「自身が最も重視するポイント」をあらかじめ考えたうえで企業を探していくことが重要。
  • インテリア業界のホワイト企業から内定をもらうためには 【自己分析,企業研究,その企業にしかない特徴について仮説を立てる,事前にES作成し、OB訪問でフィードバックをもらう】 の4点が重要

↓この記事以外のホワイト企業に特化した情報をまとめました!

【ホワイト企業に関する基礎知識

【ホワイト企業の探し方・選考対策

【ホワイト業界に関する基礎知識

【地域別のホワイト企業】

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【その他】

この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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