【BtoCに就職はやめとけ?】BtoC企業のデメリット5選!

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求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

世の中には、お客さんを「一般人」とするBtoC企業と、お客さんを「企業」とするBtoB企業があります。

就職先の企業を選ぶ上で、このBtoCかBtoBのどちらを選ぶかは非常に重要なんですよね。

またネット上では「BtoC企業に就職するのはやめとけ」という声も多数あります。

そこで今回はBtoC企業への就職はやめとけと言われる理由、つまりはBtoC企業に就職するデメリットを徹底解説していきます。

一方のメリットを含め、更にはBtoB企業に就職するメリットとデメリットも解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね!

そもそも「BtoC」や「BtoB」とは?

最初に大前提となるBtoCとBtoBについて簡単に説明しておきます。

「BtoC」とは、「Business to Consumer」の略で、「企業 to 消費者」ですね。

これは企業が一般消費者に物やサービスを売るビジネスモデルです。

一方で、「BtoB」とは、「Business to Business」の略で、要するに「企業 to 企業」ということ。

これは企業が企業に対して物やサービスを売るビジネスモデルとなります。

例えば、僕が新卒で入社した食品メーカーでは商品の1つとして「飲料」を売っていました。

この飲料を誰に売るかと言うと、実は一般消費者に直接売るのではなく、小売店や卸に売るんですよね。(そして小売店や卸が一般消費者に売る)

よって食品メーカーという「企業」から、小売店や卸といった「企業」に売っているので、BtoBと言えます。

食品メーカーはBtoC企業と思いがちですが、実はBtoB企業なんですよね。(厳密には食品メーカーが通販で直接消費者に売る場合もあるので、BtoBとBtoCが混在しているのですが)

一方で、BtoCでイメージしやすいのがコンビニやスーパーです。

仕入れた商品を売るのは一般消費者なので、BtoC企業だと言えます。

長々説明しましたが、要するに物やサービスを「誰に売るか」で、BtoBかBtoCかが決まります。

なるほど!誰に売るか、自社の商品を企業に売るならBtoBで、一般消費者に売るならBtoCですね!

BtoC企業はやめとけと言われる理由【5選】

ここまでBtoCとBtoBの違いを解説してきました。

では、この記事の本題である「就職するのにBtoC企業はやめとけ」と言われる理由を見ていきましょう。

やめとけと言われるのは、要するにデメリットが大きいからなので、この章ではBtoC企業に就職するデメリットを解説していきます。

【BtoC企業に就職するデメリット】

  • 非合理的な顧客が多いから
  • 利益率が低く労働条件が悪い企業が多いから
  • 景気に左右されやすいから
  • 採用倍率が高く内定が取りにくいから
  • 市場規模がBtoBよりも小さいため転職先の選択肢が少ないから

①非合理的な顧客が多いから

まずBtoC企業は、「一般消費者」に商品やサービスを売るため、クレームは多いです。

なぜかというと、「非合理的な顧客」が一定数存在するからですね。

どれだけ良い物を売ったり、サービスを提供してもクレームを言う人はいます。

そのクレームの理由を聞いても、全く合理的でなくて「なぜ怒っているのか?」と悩むこともあるでしょう。

実際に、僕は大学生の時に服屋でバイトしていたのですが、「レジで並ぶ場所が分かりづらい」「試着室での店員の態度が気に食わない」など、いろんなクレームを受けたんですよね。

もちろん理由がしっかりとした合理的なクレームもありますが、一方で関わる顧客の数が多いBtoC企業では、その分だけ非合理的なクレームも多い。

それによって精神的にきつい点は、BtoC企業に就職するデメリットだと言えます。

②利益率が低く労働条件が悪い企業が多いから

次に、BtoC企業は利益率が低い企業が多いです。

一般消費者は企業に比べて単価が低いのが大きな原因と言えますね。

例えばBtoC企業の中に、マッサージ屋がありますが、客単価は2000〜5000円ぐらいが平均でしょう。

一方で、BtoB企業の場合は、企業に売るため客単価が何百万円〜何千万円となることがザラにあります。

このようにBtoC企業は単価が低い商品やサービスを提供していることが多く、それに対して経費や人件費がかかってくるので利益率が低くなってしまうケースがあります。

その結果、儲からないので社員に還元できない。

つまりは低い給料で長時間労働を強いるような企業が出やすくなってしまうんですよね。

BtoC企業でも利益率が高い企業はある

ここで注意点があります。

それはBtoC企業でも利益率が高く、しっかりと儲けが出ている企業もあるし、BtoB企業でも利益率が低く、全然儲かっていない企業もあるということ。

要するに、この話はあくまで「全体平均」の話であって、「企業単位」で見ることが最終的には重要です。

実際に、BtoC企業のトップ企業だとされている「株式会社セブンイレブン・ジャパン」の売上を見てみましょう。

令和5年の実績は、チェーン全店売上が5兆1,487億円です。

経常利益は2,826億円であり、売上高にしめる経常利益の割合は5%(売上÷経常利益×100)となります。

一方で、BtoB企業のトップ企業である「三菱商事株式会社」の売上を見てみましょう。

令和5年の実績は、売上高が21兆円5,719億円です。

経常利益は1兆6806億円であり、売上高にしめる経常利益の割合は8%となります。

よって売上高にしめる経常利益率は、セブンイレブン・ジャパンと三菱商事で3%しか違いはありません。

このようにBtoBとBtoCで10%を超える違いがない事例もあることは押さえておく必要がありますね。

(3%の違いでもこの規模の売上になると大きな違いです。しかし、BtoB企業では利益率が50%を超えるような企業も多くあり、BtoC企業ではそこまで高い利益率が出せる企業は本当に少ないんですよね。)

こうした事例から一概に「BtoC企業はすべて利益が出ない」と言うことはできない点には注意が必要です。

参考:セブンイレブン会社概要三菱商事財務情報

③景気に左右されやすいから

次に、BtoC企業はやめとけと言われる理由として、BtoC企業は景気に左右されやすい点が挙げられます。

一般消費者は景気が良ければ物やサービスを積極的に買いますが、景気が悪くなると財布の紐をしめますよね。

もちろんBtoB企業でも景気の影響は大きく受けますが、「すぐに取引をやめる」という事態になりにくいのが特徴だと考えることができます。

企業によって大きく異なる部分ではありますが、全体として見るとBtoC企業の方が景気に左右されやすく、安定性が低い点はデメリットと言えるかもしれません。

④採用倍率が高く内定が取りにくいから

次に、就活や転職の難易度の面で、BtoC企業の方が内定を獲得する難易度が高くなりがちです。

なぜならBtoC企業の方が知名度が高い傾向にあるからですね。

先ほどの例で挙げた「セブンイレブン・ジャパン」と「三菱商事」ですが、どちらが知名度が高いかと聞かれたら確実にセブンイレブン・ジャパンだと言えるでしょう。

BtoC企業は一般消費者に物やサービスを売っているので、生活の中で接点を獲得しやすく、知名度を上げることができます。

就活や転職における「人気度」は、かなり「知名度」に依存するところがあるので、BtoC企業は知名度が高く、それゆえに採用倍率が高くなって内定が取りにくい点は、求職者にとってはデメリットとなりえますね。

⑤市場規模がBtoBよりも小さいため転職先の選択肢が少ないから

そして最後、BtoCはやめとけと言われる理由として、「市場規模がBtoBよりも小さいため転職先の選択肢が少ないから」という点が挙げられると僕は考えています。

経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、BtoCのEC市場規模は22兆7,449億円、BtoBのEC市場規模は420兆2,354億円。

BtoBの方が市場規模が約18.5倍も大きいんですよね。

市場規模にこれだけの差があるということは、それだけBtoB企業の方が人材需要が大きいと予測できます。

最初のキャリアでBtoC企業を選ぶと、BtoC企業としてのスキルや実績が身につくため、転職するとなればBtoC企業が候補に挙がってきます。

その際に市場規模が小さいため、転職先の選択肢、つまりは求人数に大きな差が生まれ、若干ではありますが転職しにくいと考えることができますよね。

以上、BtoC企業に就職することのデメリットを5つ紹介してきました。

一部は明確な調査データがない予測であったり、これはあくまで「全体として見た場合」の話になるので、企業単位で見ればBtoC企業でこれらに当てはまらない企業は多数あります。

ですが、こうしたBtoCとBtoBの差を知っておくことは重要なので少しでも参考になったら嬉しいです。

これらの点だけに目を向けると、たしかに「BtoC企業への就職はやめとけ」と思いますよね。

次の章では反対にBtoC企業に就職するメリットも解説していくから、メリットとデメリットの両面を把握するようにしよう!

BtoC企業に就職するメリット【3選】

次にBtoC企業に就職するメリットも確認しておきましょう。

BtoC企業に就職するメリットも様々ありますが、中でも大きなメリットとしては以下の3つですね。

【BtoC企業に就職するメリット】

  • 会社の知名度が高く承認欲求が満たされる
  • 生活の中で自社の商品に触れる機会がある
  • 購買決定までのスピードが早くスピード感がある

メリット① 会社の知名度が高く承認欲求が満たされる

まずBtoC企業は、BtoB企業に比べて、一般消費者に近いので知名度が高いんですよね。

コンビニやスーパーなどの小売店を始め、サービス業も「聞いたことある」という企業が多いのが特徴です。

会社の知名度が高いがゆえに、他人に勤務先を伝えた時に「知っている」となりやすく、承認欲求が満たされる可能性があります。

反対にBtoB企業の場合は、一般消費者が知らない企業ばかりなので、勤務先を伝えた時に「どんな会社?」と聞かれて説明が面倒だと思う可能性はありますね。

メリット② 生活の中で自社の商品に触れる機会がある

次にBtoC企業の場合、生活する中で自社の商品に触れる機会が得やすいのは大きな特徴です。

僕が新卒で就職した食品メーカーは「BtoBtoC」であり、最終的には商品がコンビニやスーパーに置かれます。

コンビニやスーパーで自社の商品を見ると「お!置いてある!」とテンションが上がるんですよね。

生活の中で、自社の名前や自社商品に触れることで、やりがいが得られるのはBtoCならではのメリットだと僕も実体験を通して強く思います。

メリット③ 購買決定までのスピードが早くスピード感がある

最後に、BtoC企業の場合はお客さんが一般消費者なので、購買決定までのスピードが早い傾向にあります。

家や車などの高額商品は除きますが、基本的にはお客さんが買うか買わないかをその場で決める事が多いですよね。

一方で、BtoB企業の場合は、企業が何か購入する場合、社内での確認が非常に長い。

それゆえにBtoC企業で働いていると、BtoB企業よりもスピード感を感じられるというメリットがあると言えるでしょう。

たしかに知名度の高いBtoC企業の場合、他人に勤務先を説明しやすかったり、生活の中で自社商品に触れることができてやりがいに繋がりそう!

【結論】BtoC企業に就職するのはやめるべきか?

ここまでBtoC企業に就職するメリットとデメリットを解説してきました。

この記事の主題である「BtoC企業はやめとけ」に対する結論をこの章で話していきますね。

結論は「企業によるし、人による」ですね。

僕の場合はBtoC企業よりもBtoB企業の方が自分に向いていると考えて、今はBtoB企業を運営しています。

(僕は「市場規模が大きく1度の取引金額が大きいこと」にやりがいを感じるのと、やっぱり「1度取引をすると長期継続しやすい安定性」、それに加えて「BtoB企業で得られるスキルの方が価値が高いと考えているから」です。)

BtoC企業の中にもホワイト企業とブラック企業がある

まず「企業による」という部分については、BtoC企業の方が利益率や利益そのものが低い企業は多い傾向にあると言えるでしょう。

ですが、BtoC企業の中にもホワイト企業もあれば、ブラック企業もあるわけで、「しっかりと利益が出ていて従業員に還元しているBtoC企業」を選択すれば問題ないんですよね。

逆にBtoB企業の中にも、全然儲かっていない企業や、すぐに需要のなくなるような事業に取り組んでいるベンチャー企業も多い。

よってそもそも「BtoCかBtoBか」よりも、企業単位で判断することが絶対に必要です。

自分の価値観に合った選択をすることが重要

次に「人による」という点について。

BtoC企業に就職するメリットとして、生活の中で自社商品や会社そのものに関わる機会があり、やりがいを感じる機会が多いです。

そのメリットを強く感じて、デメリットは全然気にならないという人にとっては、BtoC企業への就職は向いていると言えますよね。

「BtoCはやめとけ」と一概に考えるのではなく、「自分にとってBtoC企業はやめとくべきか?」とあくまで個人の価値観に合った選択をするようにしましょう。

その判断材料を増やすために、次の章にてBtoB企業に就職するメリットとデメリットも解説していきます。

なるほど!あくまで「企業単位」で考えることが重要であって、それに加えて「自分の価値観」に合った選択することが重要なんですね。

BtoC企業が向いている人もいるのは事実だから、一概に「BtoCはやめとけ」というのが正解ではないと分かるよね。

BtoB企業に就職するメリットとデメリット

ここまでBtoC企業に就職するメリットとデメリットを見てきましたが、加えて理解しておくべきなのが「BtoB企業に就職するメリットとデメリット」ですね。

基本的にはBtoC企業のメリットとデメリットが、BtoB企業のデメリットとメリットになり、逆転する話ではありますが、詳しく解説していきます。

BtoB企業に就職するメリット

まず「企業」に対して、物やサービスを売るBtoB企業に就職するメリットですが、以下のとおりです。

【BtoB企業に就職するメリット】

  • 合理的な顧客が多いため比較的仕事しやすい
  • 利益率が高く労働条件が良い会社も多い
  • 安定性が高い
  • 採用倍率が低い企業が多い
  • 市場規模が大きいので転職先の選択肢が多い

合理的な顧客が多いため比較的仕事しやすい

BtoC企業とは異なり、企業が相手になるので、企業の担当者は一般消費者よりは合理的に判断します。

それゆえに理不尽なクレームは少ない傾向にあり、比較的仕事しやすいと感じる場合も多いですね。

もちろん企業の担当者の中には、非合理的な人もいます。ですが、一般消費者に比べればその数は少ないことは間違いありません。

利益率が高く労働条件が良い会社も多い

次にBtoB企業は、BtoC企業よりも利益率が高く、儲かっている会社も比較的多いです。

儲かっていれば、その分、社員に給料や労働時間の短縮などの還元ができますよね。

そういう会社はBtoBで探した方が見つかりやすいと、僕の経験上でも断言できます。

(BtoB企業でも儲かっていない会社は多いので、やはり大切なのは「企業による」ということを理解しておくことですが)

安定性が高い

次にBtoC企業に比べれば、BtoB企業の方が景気の影響を受けづらく、安定性が高いと言えます。

企業相手の商売で、長年取引があると、そう簡単には関係が切れることもないので、そういった意味で企業の方が「1度取引をすると長く利用してもらいやすい」というメリットもありますね。

(これに関してもどんな商品を扱っているか、競合の参入障壁が低い業界なのかによって変わってくるので、企業によるということを理解しておく必要がありますが)

採用倍率が低い企業が多い

続いて、BtoB企業は知名度が低い傾向にあるので、就活生や中途から認識されにくく、それゆえに倍率が低くなる傾向があります。

BtoB企業の中でも、旭化成やクラレなどはテレビCMを打つことで知名度を上げていますが、そういう企業は超少数派です。

(ちなみにテレビCMを打っている会社はBtoBでも志望者が多くて、倍率が高いです。その意味でも就活や転職において「知名度」が倍率を左右していると言えますよね。大事なことは知名度ではないのに…)

BtoB企業の中には知名度は低いけど、しっかりと儲かっていて、安定性があり、給料が高くて残業時間が短い「隠れ優良企業」が多いのが特徴。(そういう企業を紹介したいと考えて、このホワイト企業ナビを立ち上げました)

そういう企業は採用倍率が低い穴場企業なので、求職者にとっては入社しやすい点で大きなメリットだと言えます。

市場規模が大きいので転職先の選択肢が多い

最後に、BtoB企業に就職するメリットとして、BtoBは市場規模が大きいため、将来的に転職するとなった際に「BtoB企業→BtoB企業」の転職がしやすいですね。

BtoC企業で得られるスキルや知識は、やっぱりBtoC企業に活かせることが多い。

反対に、BtoB企業で得られたスキルや知識は、BtoB企業に活かせることが多い。

(そうじゃないとしても、少なからず転職活動中に採用担当者からはそう思われる)

よってBtoB企業に就職して、他社のBtoB企業でも活かせるスキルや知識を身につけることができれば、大量に存在するBtoB企業という選択肢の中で転職活動できるのはメリットになりますよね。

BtoB企業に就職するデメリット

一方で、BtoB企業に就職するデメリットは何か?

これはBtoC企業に就職するメリットの反対になり、大きく3つあります。

【BtoB企業に就職するデメリット】

  • 知名度が低い
  • 生活の中で自社商品に触れる機会が少ない
  • 購買決定までのスピードが遅いため退屈に感じる可能性もある

知名度が低い

まず第一に、BtoB企業は知名度が低いので、他人から「どこで働いているの?」と聞かれて答えた時に「どんな会社?」となるのと、「事業内容がよくわからない」と言われることが多いです。

一方で、例えば地元のおしゃれなカフェで働いているとしたら、「どこで働いているの?」という質問に対して、「◯◯のカフェで働いているよ」となって「ああ!あそこわかる!」と会話が発展する。

僕は他人からそこまで仕事を理解されたいという願望はないので、これを大きなデメリットだと感じないですが、人によってはデメリットだと感じる人はいると思います。

生活の中で自社商品に触れる機会が少ない

次にBtoB企業だと、生活の中で自社商品に触れる機会が少ない点は大きなデメリットですね。

例えば、自動車の部品メーカーだとして、「この車のここの部品は自分たちの会社の商品だ」と思って強いやりがいを持つことは難しいですよね。

一方で、「BtoBtoC(細かく言うとトヨタ自動車は販売店に車を売って、その販売店が車を売るからBtoBtoC)」であるトヨタ自動車だとしたら、「この車は自分たちの会社の商品だ」として、街でトヨタ車を見たり、友達が乗っていれば強いやりがいを感じると思います。

これに対して「全くやりがいを感じないから嫌だ」と思う人は、BtoB企業が向いていない可能性はありますね。(そういう人は、BtoB企業の中でも、メーカーなどのBtoBtoC企業が個人的にはおすすめです。)

購買決定までのスピードが遅いため退屈に感じる可能性もある

最後に、BtoB企業に就職するデメリットとして、購買までの意思決定の遅さを感じる可能性があります。

これは主に営業職の人に該当する話ですが、商談してすぐに購入が決定するかと言うと稀で、「社内で検討します」となります。

そのスピード感の遅さにやりがいを感じないという人は少なからずいると思いますね。(僕の場合は、購買決定までのスピードが遅くても、その金額が大きければやりがいを感じるタイプなので、これをデメリットだと感じませんね)

なるほど!BtoB企業に就職することのメリットとデメリットは、まさにBtoC企業のメリットとデメリットの逆になるんですね。

大事なことは、どれに最大のメリットを感じて、どれに最大のデメリットを感じるかを考えること。その上で、最大のメリットとデメリットを天秤にかけて、自分がどちらに合うかを判断することだよね。BtoC企業はやめとくべきかは、本当に「人による」ね。

BtoC企業とBtoB企業の探し方

ここまでBtoC企業とBtoB企業のメリットとデメリットを解説してきました。

「BtoC企業はやめとけ」という意見に対しても、”企業と人による”という結論を展開しました。

BtoC企業かBtoB企業か、どちらが自分に合うかを判断したら、次にすべきことは実際に企業を探すことになります。

特に就活生は「求人サイトで探す」という選択肢しか取らない人も多いですが、大手の求人サイトだけ使う場合「おすすめの求人」などで紹介されている求人は、多くの人がエントリーするので倍率が高くなってしまうんですよね。

よって、BtoC企業やBtoB企業は、求人サイト以外にも以下のような探し方がおすすめです。

【BtoB企業とBtoC企業の探し方】

  • 就活エージェントから紹介してもらう
  • 逆求人サイトでスカウトを得る
  • 口コミサイトで検索する

探し方① 就活エージェントから紹介してもらう

まず最初におすすめの探し方が就活エージェントです。

就活エージェントは初回面談を元に、自分に合った求人の紹介から選考サポートを無料でしてもらうことができます。

注意点としては、付いた担当者の質が低いと、全然合わない求人を紹介してきたり、選考支援が的外れだったりと利用価値が全くなくなります(むしろ迷惑でデメリット)

一方で、質の高い担当者が付くと、自分が知らなかったけど聞くと興味が出るような企業を紹介してもらえて、更には内定を獲得できるような選考サポートをしてくれるんですよね。

よって良い担当者だけ継続利用する形で、複数のサービスを使ってみることをおすすめします。

利用すべき就活エージェント

就活エージェントを利用する場合は、ポイントとしては「運営会社が大手で紹介してもらえる企業の数が多く、かつ実績のあるサービスを選ぶこと」です。

中小規模の就活エージェントを利用してしまうと、自分が求める条件に合うような企業を紹介してもらえない可能性が高いので注意してください。

僕が今就活生なら利用するのは、運営企業が超大手の「ミーツカンパニー就活サポート」ですね。

入社実績が1万人と実績が凄まじいのと、全国対応かつオンライン面談にも対応。

僕が運営している就活攻略論でも”最もおすすめの就活エージェント”として紹介しています。

探し方② 逆求人サイトでスカウトを得る

次に逆求人サイトを利用するのもおすすめです。

逆求人サイトはプロフィールを登録することで、企業側からスカウトを送ってもらうことができます。

プロフィールさえ登録すれば、あとは「スカウトを待つ」という待ちの姿勢でいれて、利用効率も高いので非常におすすめですね。(届いたスカウトから気になる企業だけ反応すれば良いので)

利用すべき逆求人サイト

おすすめの逆求人サイトですが、就活生向けなら「キミスカ」や「OfferBox(オファーボックス) 」が大手で実績がありますね。

利用企業数が多いので、届くスカウトも多くておすすめです。

特にキミスカは、届くスカウトに種類が設けられており、「ゴールドスカウト」は企業の本気度が高いスカウトなので、このゴールドスカウトだけ対応するという使い方をするのも個人的にはおすすめです!

探し方③ 口コミサイトで検索する

そして最後に、口コミサイトを利用して企業を探すのもおすすめです。

今、口コミサイトはただ企業の口コミを見るだけでなく、求人検索することもできます。

求人検索の際にフリーワードで自分が求める条件を絞り込むこともできるので、ぜひ活用してみてください。

▼おすすめの口コミサイト

ワンキャリア:就活生向け。企業の口コミだけでなく、選考情報も確認できる

ライトハウス:日本最大級の口コミサイトで、サイトも見やすいので個人的にベスト

オープンワーク:こちらも口コミサイト大手で、ライトハウスと併用するのがおすすめ

転職会議:約20万社の口コミが掲載されている大手口コミサイト

その他、BtoC、BtoBのホワイト企業の探し方をまとめた記事を書きました。

この記事と合わせて企業探しの選択肢を増やすための参考にしてもらえると嬉しいです!

» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

「BtoC企業はやめとけ」という言葉をネット上ではよく聞き、それで調べてみると、一概に「BtoC企業の悪いところ」ばかりが書かれている記事が多いので「やっぱりBtoC企業はやめとくべきか」と思ってしまいます。

ですが、就活や転職において「全ての人に当てはまる正解」はありません。

たとえブラック企業だろうが、そこで働いて成長できていることに満足している人にとっては、その企業はブラック企業ではないかもしれないですよね。

それだけ正解はなく、「企業による」「人による」が曖昧ですが、本質だと僕は考えています。

自分にとってBtoC企業かBtoB企業か、どちらが向いているのか、その判断に繋がる情報がこの記事を通して少しでも得られたなら嬉しい限りです。

皆さんの就活、転職を心から応援しています!!

【本記事の要点】

  • BtoC企業はやとめけとは一概に言えず、やめとくべきかどうかは企業によるのと、人にもよる
  • 企業選択において最も重要なことは「BtoCかBtoBかどうか」ではなくて、自分にとってどちらが向いているかを判断することである。そのためにはBtoCとBtoBの双方のメリットとデメリットを把握することが重要
  • BtoC企業に就職するデメリットとしては、「非合理的な顧客が多い」「利益率が低く労働条件が悪い企業が多い」「景気に左右されやすい」「採用倍率が高く内定が取りにくい」「市場規模がBtoBよりも小さいため転職先の選択肢が少ない」が挙げられ、これらのデメリットに対してこれは大きなデメリットだと考える人はBtoC企業への就職が向いていない可能性が高い

↓この記事以外のホワイト企業に特化した情報をまとめました!

【ホワイト企業に関する基礎知識

【ホワイト企業の探し方・選考対策

【ホワイト業界に関する基礎知識

【地域別のホワイト企業】

【業界別のホワイト企業ランキング

【その他】

この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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