【理系に人気のホワイト業界9選】企業例と合わせて解説!

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。

「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」

こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!

全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

理系だけど、どんな業界を志望すべきか分からない…

そんな人は多いと思います。

僕も実際、理系でしたが、自身が元々志望していた食品業界以外はよく知りませんでした。

ですが、今では1200記事以上の就活記事を書いており、ホワイト業界については誰よりも詳しい自身があります!

そこで今回は理系の学生から人気のあるホワイト業界を紹介していきます!

それぞれの業界がなぜ人気があるのか、その業界に属する具体的な企業はどこなのか、詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね!

理系のホワイト業界9選

早速ではありますが、理系の学生にオススメしたいホワイト業界を9つ紹介していきます。

業界ごとに、ホワイト業界と考える要因についても紹介しているため、ぜひ自身の志望企業を探す際の参考にしてみてください!

【理系にオススメのホワイト業界】

  1. 公務員
  2. インフラ
  3. 食品
  4. 通信
  5. 化学
  6. 海運・航空
  7. 自動車
  8. 種苗
  9. 医薬品

業界① 公務員

1つ目に紹介する理系のホワイト業界は、公務員です。

お金儲けを目的とせずに、「国や地域をよりよくしていくため」に働く業種で、日本国内で約300万名の方が公務員として働いています。

日本という国を成立させるために欠かせない業界であり「倒産」のリスクがないため、数ある業界の中で最も雇用が安定しているといえます。

また若手社員に対しての「有休休暇」が民間企業よりも多く支給され、介護休暇や子育て休暇も充実しています。

このようにホワイト業界と呼ぶにふさわしい制度が充実している公務員は、事務職と技術職の2つの採用を行っています。

一般的には文系=事務職、理系=技術職というイメージが定着していますが、理系の場合は事務職と技術職のどちらにも就職できる可能性を秘めています。

「理系なのに事務職!?」と思う方もいると思われます。

しかし技術系では出題されず、事務職の試験で出題される「法律」「経済科目」は基本的な問題が多く勉強量でカバーすることができ、実際に理系出身の事務職の方も一定数いるとのことです。

倍率は公務員の職種によって異なるため、事前に調べることと学習を一定量行うことは徹底しましょう。

業界② インフラ業界(電気・鉄道など)

2つ目に紹介する理系のホワイト業界は、インフラ業界です。

インフラとは「我々の日々の生活を支える基盤になるもの」という定義があり、具体的にはエネルギー・電気・道路などが挙げられ、元国営企業も多く存在します。

インフラ業界は人々が生活している以上、必ず需要があるため業界自体の傾向として業績が安定しています。

また新規参入が難しいという点があり、各地域にすでに存在するインフラがある中でビジネスを始める場合、高額な資金が必要とされます。

特に電気やガスの場合は既存の企業で独占状態となっています。

一定の需要が見込まれることもあり、給与水準が良い、そして休暇もとりやすいです。

インフラ業界で働く方の中には「会社で積極的に仕事をしなくてもやっていける」というホワイト業界にふさわしいコメントも確認できました。

【企業例】

  • 東京電力ホールディングス
  • 東日本高速道路(NEXCO東日本)
  • 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)
  • 関西電力

業界③ 食品業界

3つ目に紹介する理系のホワイト業界は、食品業界です。

清涼飲料水や食料品をはじめとした「食品」の原材料の仕入れ・製造・販売を行う業界で、私たちが毎日必ず行う「食べる」「飲む」という行為と密接につながっています。

またベンチャー企業への就職が流行る現代においても、食品業界はベンチャー企業が少ない業界です。

その理由は仕入れ→製造→販売の各工程において多くの資金が必要となり、また各品物ごとにすでに消費者からの人気の企業が存在し、参入障壁が高いためです。

そのように一定の需要が常に存在し、新規参入が非常に少ない食品業界は業界全体として景気に左右されずに、安定しています。

そのため各企業ごとの売上や利益が安定し、他社と激しく張り合うことなく働けるため、ホワイト業界と呼べる働き方をしている企業が多く存在します。

【企業例】

  • ヤクルト本社
  • 味の素
  • 日本たばこ産業
  • サントリーホールディングス

業界④ 通信業界

4つ目に紹介する理系のホワイト業界は、通信業界です。

現在生活に欠かせないものとなっている「インターネット」「電話番号」などを日本中に流通させている業界です。

とくにコロナウイルスが流行ったことも影響し、現在ネットや電話が企業や個人にとってより欠かせないものになっています。

そのため需要があり、業界自体もNTTをはじめとした一部の企業で独占している状態のため非常に業績が安定しています。

また企業ごとで働き方も融通が利き、最近ではNTTが働く上で出社か在宅か選べる制度を設けたり、KDDIの場合はフレックスタイム制(社員で朝用事がある場合は、時間を遅らせての出勤を許諾する制度)を導入しています。

ワークライフバランスが整っている点は「社員を大切にする」というホワイト業界らしさを感じるポイントですが、それに加えて給料がよく、各ライフイベント(出産・育児)に対しての福利厚生も充実している傾向があります。

【企業例】

  • 東日本電信電話(NTT東日本)
  • 西日本電信電話(NTT西日本)
  • KDDI
  • NTTドコモ

業界⑤ 化学業界

5つ目に紹介する理系のホワイト業界は、化学業界です。

「化学を用いて暮らしをよりよくする」ための業界で、化学製品の原料や完成品を製造・販売しています。

化学業界もまた製造の過程で莫大な費用を要するため、参入障壁が高い業界とされています。

企業によって扱っている素材分野が異なり多数存在するため、多様なジャンルがある業界という特徴があります。

一方、各分野で開発に高い技術を要し、開発された製品やそれを生み出す技術力は重宝されるため、各企業がその特徴をもとに安定した業績を残しています。

また実労働時間が製造業よりも短く、平均年収も高いためホワイト業界であるといえる特徴を多く兼ね備えています。

【企業例】

  • 旭化成
  • 富士フイルム
  • 三井化学
  • AGC(旭硝子)

業界⑥ 海運・航空業界

6つ目に紹介する理系のホワイト業界は、航空・海運業界です。

「モノづくり」の国と言われる日本の製品を世界に届け、また海外の製品を日本に取り入れるために船や飛行機で輸送を行い、私たちの生活を支えている業界です。

海運に関して、現在は特にアジアとの貿易が盛んに行われており、外部からの仕事の依頼が常に絶えない状態です。

航空に関してはコロナウイルスの影響で旅客に関しては需要が減少しておりますが、輸送に関しては欠かせない存在であることは間違いないです。

そのためコロナウイルスの収束に伴って徐々に業績も回復していくことが予想されます。

またこれらの業界で事業をするうえで国からの認可が必要で、元国営企業を含む「長い歴史を持つ」一部の企業が業界を独占している状態のため、新たな会社が参入するのは非常に困難といえます。

他社と競争する必要がなく、かつ大きな需要があるため業界として安定し、給与が高い傾向があります。

【企業例】

  • 日本航空(JAL)
  • 全日本空輸(ANA)
  • 日本郵船
  • 商船三井

業界⑦ 自動車業界

7つ目に紹介する理系のホワイト業界は、自動車業界です。

自動車の製造や販売を取り巻く企業のことを指し、完成した自動車を取り扱う自動車メーカーに加え、自動車の製造に用いられる素材や部品メーカーも一括りで自動車業界と呼びます。

業界規模でいうと日本国内で190ある業界のうちの5番目で、日本を代表する業界です。

その影響もあり自動車メーカーの平均給与は他業種に加えて高く、平均で600~900万と言われています。

また経済産業省からホワイト企業であるという認定を受ける「ホワイト500(健康経営優良法人)」に、なんと自動車業界から22社もの企業が選ばれています。

代表的な企業としては、トヨタ自動車や日産自動車などの大手企業も選出されています。

トヨタ自動車の場合はフィットネスクラブの費用補助制度をはじめとした「運動習慣」について、社員食堂に摂取カロリーを表示するシステムの導入といった「食習慣」のサポートに関わる福利厚生が充実しています。

また日産自動車の場合はフレックス制度・在宅勤務制度を充実させ、また精神科の医師を含めた専門チームを結成し、従業員の家族までを対象としたサポートを行っています。

【企業例】

  • トヨタ自動車
  • 日産自動車
  • デンソー
  • 住友ゴム工業

業界⑧ 種苗業界

8つ目に紹介する理系のホワイト業界は、種苗業界です。

穀物や野菜などの種子を研究・生産・販売する業界を指します。

食料を扱うため、人々の生活と密接している業界ですが、実生活で種苗業界に触れる機会がほとんどないため知名度が低いという特徴があります。

需要が常にある一方で高度な栽培技術を必要とする業界のため、参入障壁が高く、かつ業界として安定し、他業界に比べ企業間の競争も激しくありません。

そのうえ日本国内だけでなく海外に事業を展開している企業も少なくないため、世界的な食糧不足に対しても貢献できるというやりがいも感じられ、魅力的なホワイト業界です。

【企業例】

  • サカナのタネ
  • カネコ種苗
  • タキイ種苗

業界⑨ 医薬品業界

9つ目に紹介する理系のホワイト業界は、医薬品業界です。

ドラックストアで販売されているような「一般用医薬品」や薬局や病院で処方される「医療用医薬品」といった医薬品の研究開発や効用の確認、販売を行う業界です。

開発費用に莫大な費用かかり、国からの認可がないと参入できないため、新規参入する業界がほとんどありません。

また利益率が高く、開発した製品の息が長い点が特徴です。

利益率が高いうえに業界が安定している事も相まって、アステラス製薬や日本ベーリンガーインゲルハイムでは家賃補助のほとんど全額を会社が負担する制度を設けており、福利厚生が充実しているという特徴もあります。

【企業例】

  • 第一三共
  • アステラス製薬
  • 日本ベーリンガーインゲルハイム
  • 武田薬品工業

なるほど、理系の学生が就職する業界として、ホワイト業界の代表例はこの9つの業界なんだね!

9つもあれば、その中から自身の価値観や強みにマッチした業界が見つけられそう!

もちろん他にも良い業界があるし、ホワイト業界の中でもブラック企業はあるけど、それぞれがなぜホワイト業界なのかの部分を理解することが重要だよね!

理系向けのホワイト企業の条件【10選】

先ほどはホワイト業界を紹介しましたが、「そもそもホワイトな企業ってどんな企業?」と感じている方もいることでしょう。

ホワイトな企業に関して明確な定義はなく、抽象的になりますが「働きやすい環境」「その企業で働くことに対してポジティブな要素を得られる」という点を「ホワイト」と総称している傾向があります。

今回は理系におすすめできるホワイト企業の条件を10個紹介していきます。

【条件】

  1. 離職率が低い
  2. 充実した福利厚生
  3. 副業可能
  4. 給与が高い
  5. 業績が安定している
  6. 残業が少ない
  7. 有休が取得しやすい・休日が確保されている
  8. 研修制度が整っている
  9. 女性が活躍できる環境が整っている
  10. 評価体制が整っている

① 離職率が低い

1つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、離職率が低いという点です。

一般的に、働きやすければその企業に残る社員が増え、働きにくければ会社を辞める社員が増えると考えることができます。

また離職率を計る項目に「新卒3年後離職率」という指標があり、この数値が低い会社は教育体制が整い、社員を大切にしている会社と判断することもできます。

そのため、「離職率が低いかどうか」という点はホワイト企業かどうかを調べるうえで欠かせない指標になります。

② 充実した福利厚生

2つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、充実した福利厚生です。

福利厚生は「給与とは別に会社が社員に対して与える報酬」のことを指し、例えば家賃補助や育児・介護支援などが挙げられます。

社員の私生活に対してアプローチしていることが多い制度のため、福利厚生が充実しているほど社員のことを第一に考えている会社と考えることができます。

③ 副業可能

3つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、副業が可能という点です。

副業とは「勤務時間外に、他の会社などの仕事に従事すること」を指し、近年の働き方改革に伴って重要視されるようになった概念です。

勤務時間外の生活において、会社側としては「自社への貢献につながるような行動(自己研鑽)」をしてほしいと思うことは間違いありませんが、その中でも1人1人の社員のことを考えて副業を許諾している会社は、社員のことを優先して考える会社であるといえるでしょう。

④ 給与が高い

4つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、給与が高いという点です。

自身の私生活を充実させるために、お金を多く持っていることに越したことはありません。

実際に、樺沢紫苑氏が著者である『精神科医が見つけた3つの幸福』という本では、年収800万円までは、年収が高ければ高いほど幸福度があがるという研究結果が紹介されています。

しかし、給与が高い企業の中には激務な体質を持つ企業も存在するため、給与が高い=必ずホワイトと考えるのではなく、あくまで他の条件も踏まえたうえでホワイト企業かどうかを判断することをオススメします。

⑤ 業績が安定している

5つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、業績が安定している点です。

社員を大切にする政策を行っていくには、業績が安定していることが大前提になります。

もし業績が安定していない場合は、業績を安定させることを第一に行わなければいけないため福利厚生などに充てる余裕がありません。

また業績というのは会社の規模に比例せず、大企業であっても倒産してしまう事例は過去に何度もありますので、企業の業績について気になった方はその点を抑えて調べていきましょう。

⑥ 残業が少ない

6つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、残業が少ない点です。

残業が多い企業の場合は、人員が不足している、業績が安定しないといった何かしらの問題を抱えているケースがほとんどです。

また残業が少なければ、社員の私生活にあてる時間も増えるため、ホワイト企業のイメージと残業時間の少なさは密接に関係しているといえます。

⑦ 有休が取得しやすい・休日が確保されている

7つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、有休が取得しやすい・休日が確保されているという点です。

飲食や人材など、業界として休日が確保されないことが多い業界が実際に存在します。

学生のうちは「休みは必ずもらえるもの」というイメージを持っている方も少なくありません。

しかし入る会社によっては休みがとれることが当たり前でない場合があるため、休日や有休が取得できることはホワイト企業の条件と考えられます。

⑧ 研修制度が整っている

8つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、研修制度が整っている点です。

社員を大切にし、1人1人に対して成長を考えている企業は、研修制度に対しても自然に力を入れていくことでしょう。

特に入社したての頃は分からないことだらけのため、分からないことを学ぶ環境が整っていることは、社員の成長と働きやすさに直結します。

⑨ 女性が活躍できる環境が整っている

8つ目に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、女性が活躍できる環境が整っている点です。

最近は女性躍進に力を入れる企業が多くなってきていますが、女性の活躍に力を入れないことは企業の成長を止めることにつながる可能性があります。

企業が成長するには新しい視点や意見を取り入れる柔軟性が必要な場合があり、その中で女性の意見を排除してしまうと偏った意見になり、結果的に企業の衰退を後押ししてしまうことが考えられます。

また女性活躍の場を設けないことは、会社として社員1人1人に対して平等に関わっていないと考えることもできるため、女性が活躍できる環境が整っているかどうかはホワイト企業かどうかを見極めるうえで重要な指標になりますね。

⑩ 評価体制が整っている

最後に紹介する理系におすすめできるホワイト企業の条件は、評価体制が整っている点です。

働く上で役職があがる事や、自身の仕事ぶりが評価されることは働く上での「やりがい」を感じる瞬間です。

その点評価体制が明確であれば自身がどのように努力して、結果を残していくべきかという過程の部分もより詳細に考えることができ、結果的に日々向上心をもって仕事をすることにつながります。

ホワイト企業の条件って10コもあるんだ!把握しているつもりだったけど、実際に見てみると意外と把握できてなかったなぁ。

「ホワイト企業」に明確な定義はないからこそ、数あるホワイト企業の条件の中で自身が最も重視する条件は何か、あらかじめ考えておくことが大事だね!

あとは実際に気になっている企業の働き方がホワイトかどうか把握するために、OB・OG訪問をして社員の方にお話を聞く機会が設けられれば一番いいね!

理系に人気のホワイト業界の特徴

理系のホワイト業界やホワイト企業の条件について紹介してきました。

そして全体の傾向としてホワイト業界とよばれる業界は4つの特徴をもっている傾向があることがわかりました。

【理系に人気のホワイト業界の特徴】

  1. 新規参入が難しい
  2. 「インフラ的」な役割を持つ特徴
  3. 元国営企業(特殊会社)
  4. 年功序列の傾向

特徴① 新規参入が難しい

紹介したホワイト業界に最も当てはまった特徴は、「新規参入が難しい」という内容です。

参入に費用がかかる、また国の認可が必要だったり高い技術力が求められることが理由に挙がっていました。

そのため新規参入してきたスタートアップ企業などの存在などが理由で起こる「業界内での競争」も発生せず、各企業の売上が安定しているため働き方も比較的余裕が生まれています。

そしてお金の面にも余裕が生まれるため、社内に向けてお金をかけて福利厚生に力を入れるようになることにつながります。

特徴②「インフラ的」な役割を持つ

2つ目に紹介するホワイト業界の特徴としては、どの業界も「インフラ的」な役割を持つという点です。

ここでいう「インフラ的」とは、「人々が生活する時点で必ず需要が生まれる業界」という意味で用いています。

ホワイト業界で紹介した「電気・鉄道」などのインフラ業界をはじめ、国や地域のために働く「公務員」、食べることに関係する「食料・種苗」、健康に関する「医薬品」、ヒト・モノ・情報を移動する手段として用いられる「通信・海運・航空・自動車」。

そしてそれらのほとんどの業界と関わりを持つ「化学業界」というような構図で、ホワイト業界は人が地球上で生活する以上、必ず需要が発生する業界という形になります。

例えば証券や保険業界といった需要を自ら作り出さないといけない仕事の場合は、どうしてもオーバーワークになってしまいがちで、離職率が高い結果となっています。

自らの生活を充実させるために働いているのに、働くことで自身の生活を壊してしまっては本末転倒です。

企業選びの際は「この仕事はどのように人々の生活に関わっているか」という観点をもって探していくといいでしょう。

特徴③ 元国営企業(特殊会社)

3つ目に紹介するホワイト業界の特徴としては、元国営企業(特殊会社)が多いという点です。

特殊会社とは、国が筆頭株主となる株式会社のことを指します。

日本航空やNTT・NEXCO系列の高速道路会社などが元国営企業(特殊会社)にあたり、かつて人々の生活に必要とされている業界は国の管轄下に置かれていました。

ホワイト業界は「安定した経営基盤」であることが1つの特徴でありますが、例えば2010年に日本航空が事実上倒産したように、企業である限り未曽有の事態が起こる可能性があります。

しかしこの場合も国から日本航空へ莫大な資金援助があり、現在は日本を代表する航空会社に返り咲いています。

このように、元国営企業をはじめとした日本経済や人々の生活に必要とされる企業は、万が一業績がこの上なく悪化しても、国が再建に協力してくれる可能性が高いです。

紹介したホワイト業界は先に述べたように人々の生活を支える「インフラ的」機能を有するため、万が一倒産しかけた場合でも国から援助がある可能性が高いと考えることができます。

特徴④ 年功序列の傾向

4つ目に紹介するホワイト業界の特徴としては、年功序列の傾向があるという点です。

業績が安定し、他社との競争をあまり必要としない業界は働き方もホワイトになるため、社員の平均勤続年数が上がることにつながります。

勤続年数が長い企業の場合は組織としての安定を図るうえで「年功序列」の要素を取り入れている企業が多い傾向があります。

年功序列という点は「長く働けば働くほど給与が上がる」という人事評価を社内外に明確に示せるため、結果的にその制度を志望する方が面接を受けにくる可能性が高まり、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

生活に必要とされる業界であればあるほど、業績が安定しホワイトであることが期待できるわけか!

志望する企業が人々の生活にどうか関わって、どんな価値をもたらしているか考えることがホワイト企業かを見極めるうえで大事だね!

そうだね!しかも人々の生活に貢献できる仕事ができれば、その分「やりがい」も感じられそう!

就活生はいろんな業界や企業を自身で選んで受ける権利があるからこそ、働く環境も重視しながら仕事でやりがいや楽しさを感じられる企業を見つけていきたいところ!

まとめ

この記事では、「理系におすすめのホワイト業界は?」というテーマでホワイト業界の具体例やその特徴・条件について紹介しました。

これから就活を始める、またホワイト業界に就職したい理系の学生の就活の参考になると嬉しいです!

そして今回紹介したのはあくまで「業界」のため、それぞれの企業を調べていくうえでも「ホワイトな企業かどうか」という視点を必ず念頭に置いて調べていきましょう。

就活を続けていると「キツイ」と感じることも多々あると思いますが、この先を乗り越えて自身に合った企業で働くことができれば、きっと「就活を頑張ってよかった!」と思えるはずです!

粘り強く努力し乗り越えていきましょう!

文系におすすめのホワイト業界も別記事で合わせて解説しているので、理系学生もぜひ「違い」を知るためにチェックしてみてくださいね!

» 【文系におすすめのホワイト業界8選】働きやすい職種についても共有!

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この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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