【SPIとテストセンターの違いは?】この6つだけ押さえよう!

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それでは本題に入っていきますね!

今回は「SPI」と「テストセンター」の違いについて解説していきます。

僕が大学生の時も、問題集を見ると「SPI」と「テストセンター」が別々あって違いが何かよく分からなかったんですよね。

この記事1つ読めば、SPIとテストセンターの違いを完璧に理解できるよう解説していきます!

ぐだぐだ長くならないように、簡潔に解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね!

SPIとテストセンターの違いだけでなく、SPIと玉手箱の違いなど、混合しがちな違いをこの記事では解説していきますね!

SPIとテストセンターの違いは?

早速ですが、SPIとテストセンターの違いを解説していきます。

それぞれの違いを把握するためには、それぞれの言葉の意味を理解するのが重要です!

まずはSPIですが、SPIの正式名称は「Synthetic Personality Inventory(総合適性検査)」であり、人材サービス会社であるリクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査の1つです。

次に、テストセンターですが、テストセンターはそんな適性検査の受験方式の1つです。

SPIとテストセンターの違いの図解

ではSPIの受験方式には、テストセンター以外に何があるのか?

SPIの受験方式は下記のとおりです。

受験方式 概要
テストセンター 全国にある試験会場で受験する方式
Webテスト 自宅のPCで受験する方式
ペーパーテスト 応募企業でマークシートを受験する方式
インハウスCBT 応募企業の指定会場で企業の用意したPCで受検する方式

僕が就活生の時、実際に受けてみて大手企業を中心としてテストセンター受験が多く、その他、半分が自宅受験でした。

(ペーパーテストやインハウスCBTは2社ぐらいしかなかったです!)

ですがコロナ禍以降、自宅受験の割合は上がっていると推測することができます。

ちなみにSPIに関して言うと、結局のところ大事なのは「対策」です。

僕が就活生の頃も、とにかくSPIは早くから対策しておいて、就活本格期は企業探し・ES対策・面接対策に注力していました。

SPIの具体的な対策については、やっぱり問題集を解くに限ります。

適性検査とは?

ここで補足ですが、そもそも「適性検査」とは何か?

適性検査とは、問題に答えたり、設問に答えることで、その人の基礎学力や性格などを分析することができる検査のことを指します。

例えば、SPIという適性検査だと、言語問題と非言語問題(国語問題と数学問題)が出題されることが多く、それを通して受験者の言語力や数学力を測ります。

また性格検査もセットになっており、いくつかの設問に答えることで、どんな強みや弱みがあるのか、性格の傾向はどうかを企業側が把握することができるんですよね!

なるほど!SPIは適性検査の名前、テストセンターはSPIの受験方式の名前なんですね!

そうそう!根本的に違うから、SPIとテストセンターは比較対象にならない!

比較対象とすべきは受験方式という点で同じ種類の「テストセンター」と「Webテスト」だから、それらの違いを次の章で解説するね!

SPIのテストセンター受験とWebテスト受験の違いは?【6つの違い】

SPIはリクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査の種類だと分かりました。

そんなSPIの受験方式のメインである「テストセンター」と「Webテスト」には違いがあります。

この章ではその違いを解説していきますね。

簡潔に理解するために、それぞれの違いを表にすると以下のとおりです。(これら6つの違いだけ押さえておけば問題ありません!)

テストセンター Webテスト
受け方 全国に設置された会場で受験する 自分のパソコンで受験する
受験日の指定 ある ない
実施企業 多い 比較的少ない
電卓の使用 使用できない 使用できる
結果の使い回し できる(※直近の結果のみ) できない
英語問題の有無 企業によってある ない

①受け方の違い

テストセンターとWebテストの違いとして、大きいのは受け方の違いです。

テストセンターは全国に設置されている会場に、予約して受験しに行きます。

それに対して、Webテストは自分のパソコンで受けることができるので自宅で受験できます。

テストセンターに関しては、「わざわざテストセンターに行くのは面倒だ」と思うところですが、後で解説するように結果を使い回すことができるので、1度満足できるレベル解ければ、その他の企業には使い回しできるのが便利です。

(使い回しができるので、1社に対して1回ずつテストセンターに行く必要がないのが良い!)

②受験日の指定の違い

次に、テストセンターとWebテストの違いとして、受験日の指定に違いがあります。

テストセンターは事前にテストセンターの受験会場に予約をして受ける必要があります。

当日受験の1時間前までに変更ができますが、指定した時間に必ず受ける必要があるんですよね。

引用:SPI3

一方で、Webテストの場合は「いつからいつまでに受けてください」という指定期間内であれば、受験する時間に指定がありません。

よってより受けやすい受験方式はWebテストですね。

(ですが、そもそもこの受験方式は企業側が指定してくるので、就活生側は指定できません。)

③実施企業の違い

次に、テストセンターとWebテストの違いとして実施企業の違いがあります。

まずSPIのテストセンターの受験方式を採用している企業は、半分以上で最も多いと言われています。

実際に僕が就活生の時も、SPIを出題する企業の半分以上がテストセンター指定でした。

また東証プライム上場企業などの大手企業は、特にテストセンターを指定する企業が多いですね。

一方で、Webテスト受験ですが、テストセンターに比べると実施企業は少ない傾向があります。

(そもそもWebテストは、SPI以外にも玉手箱など、他の種類の適性検査もあるので、全体で見ればWebテストを受ける頻度はテストセンターよりも高い可能性があります。あくまでSPIに絞って話すと、テストセンターを指定する企業の方が多いという話ですね。)

④電卓の使用可否の違い

次に、テストセンターとWebテストの違いは電卓の使用可否です。

テストセンターは電卓を含めて、筆記用具やスマホは持ち込み禁止で、預ける必要があります。

一方で、Webテストの場合は電卓を使用することができます。

この電卓の使用可否については、より詳しく「【SPIで電卓は使える?】受験形式別に電卓が使えるのか解説!」にて解説したので、詳しく知りたい方は合わせて読んでみてくださいね。

⑤結果の使い回しの可否の違い

次に、テストセンターとWebテストの違いの5つ目は、結果の使い回しの可否です。

この仕組みが非常に便利で、僕が就活生の時は、2回目に受けた結果に満足感があり、実際にその結果で東証プライム上場企業の選考通過したので、2回目の結果をそれ以降、すべての企業に使いまわししていました。

一方で、Webテストの場合は使いまわすことができません。

企業から受験してくださいと指定がある度に、都度受ける必要があるので注意してください。

⑥英語問題の出題有無の違い

最後、テストセンターとWebテストの違いが英語問題の出題の有無です。

まずテストセンターの場合は、企業によって英語問題が出題されることがあります。

(ちなみに英語問題が出題されるかどうかは、テストセンターの予約画面で確認できるのでチェックしましょう!)

一方で、Webテストの場合は英語問題が出題されることはありません。

以上、SPIの受験方式であるテストセンターとWebテストにはこれらの違いがあります!

なるほど!SPIの受験方式によって、少し違いがあるんですね!

テストセンターとWebテストで、例えば「推論」の問題の毛色が違ったりと多少の違いはあるけど、出題される問題自体にそこまで差はないよ!

受け方や使い回しについて理解できていれば十分だね!

SPIと玉手箱などの他の適性検査の違い

合わせて就活生に押さえておいて欲しいことが、SPIとその他の適性検査の違いです。

先にも解説したとおりで、「SPI」というのは適性検査の1つであり、就活で出題される可能性がある適性検査はSPI以外にもあります。

(SPIが主流ではありますが、SPIだけ対策していて、いざSPI以外の適性検査が出題されると答えられないことがあるので注意してください!僕もそうでした!)

SPIと玉手箱の違い

まず絶対に押さえておくべきが、SPIと「玉手箱」の違いです。

玉手箱とは、日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査で、こちらも就活で多くの企業に採用されています。

玉手箱の受験方法はWebテストであり、一部テストセンター受験があるのですがこれを「C-GAB」と呼びます。(玉手箱とC-GABはどちらも日本エス・エイチ・エルが提供しています!)

自分が受ける企業で、玉手箱とC-GABが出題される場合は、SPIと別で対策しましょう。

(※自分が受ける企業の適性検査の確認はワンキャリアなどの選考対策サイトで確認することをおすすめします!)

▼玉手箱とC-GABの対策におすすめの問題集はこちら!

SPIとTG-WEBの違い

次に採用されている数が多い適性検査が「TG-WEB」です。

TG-WEBは、株式会社ヒューマネージが提供している適性検査で、こちらはWebテストでの受験です。

また問題の難易度が高めなので、こちらも別途対策が必要になってきます。

更に最近、カメラでのAI監視機能が付いた「TG-WEB eye」などが登場したりと、Webテストで不正がないようにする動きが活発化している点も押さえておくと良いですよ。

▼TG-WEBの対策におすすめの問題集はこちら!

就活での適性検査に関しては、ここまで解説したSPI・玉手箱・C-GAB・TG-WEBを押さえておけば、ほとんどの企業の適性検査に対応できます。

そもそも適性検査に種類があることや、それぞれ提供会社や問題が異なることは、絶対に押さえておきましょう!

適性検査はSPIの1種類しかないと思っていました!

「適性検査の提供」はそもそもビジネスなんだよ。企業は利用するにあたり、提供会社に利用料金を払っている!

ビジネスだからこそ、世の中には様々な適性検査が存在するんだよね!

【補足】SPIのテストセンター受験とWebテスト受験の対策に大きな違いはない

この章では、補足としてSPIのテストセンター受験とWebテスト受験の対策の違いを解説します。

テストセンター受験とWebテスト受験ですが、出題される問題は若干異なります。

ですが、SPIの問題集はテストセンター受験とWebテスト受験共通しているため、特別に「SPIのWebテスト受験に特化して勉強しないと」という行動は取らなくても大丈夫です。

(先に説明した通りで、Webテストの中でもSPIではなく、玉手箱やTG-WEBなどの他の適性検査の場合は、別途対策が必要な点は注意してください!)

また対策の仕方ですが、SPIの対策の王道は「問題集・アプリ・サイト」だと思いますが、僕が最もおすすめするのは問題集です。

問題集に加えて、電車の中など問題集に取り組めない時にアプリを活用するというのが、最適なSPI対策方法だと僕は結論付けています。

おすすめ問題集とアプリに関しては、詳しくは下記の記事で解説しているので、「今からSPI対策に取り組みたい」という方は合わせて参考にしてくださいね。

▼合わせて読んで欲しい記事

» 【SPI問題集のおすすめ本5選】これだけやれば良い問題集を厳選!

» 【SPI対策おすすめアプリ5選】無料の超有用アプリを厳選!

問題集の「これが本当のSPI3だ!」に取り組めば、基本的に多くの企業で足切りされないレベルまでSPI対策することができます!

超大手の人気企業を受ける人は、それに加えて数冊問題集に取り組んで対策をより深めることをおすすめします!

【補足】SPIのテストセンター受験とWebテスト受験で難易度に大きな違いはない

次にこちらも補足になりますが、SPIのテストセンター受験とWebテスト受験の難易度はほぼ変わりません。

一部、問題の毛色が違ったり、1問あたりの制限時間の違いがありますが、明らかに「テストセンター受験で出題される問題の方が難しい」ということはないんですよね。

一方で、テストセンター受験の場合は、正答率に応じて出題される問題の難易度が上がっていくため、その点で「テストセンターの方が難しい」と感じることはあります。

僕も就活生の時に、テストセンターを受けていて、途中から問題がめちゃくちゃ難しくなって焦ることがあったのですが、そもそもSPIは「点数」ではないので、難しい問題が解けなくても焦る必要はありません。

解ける問題を確実に解いて、足切りされないレベルの正答率を出すのがポイントです!

受験方式は違えど、同じ適性検査はそこまで難易度に違いはない。一方で、適性検査の種類で難易度は大きく違うので、その点は押さえておきましょう!

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

「SPIとテストセンターの違い」「SPIのテストセンター受験とWebテスト受験の違い」「SPIと玉手箱の違い」「SPIとTG-WEBの違い」がこの記事を通して理解できたと思います。

就活って、SPIを含めて新しく知る言葉が多すぎる!

だから嫌になるし、僕も実際にそうでした。

あと、誰も体系的に教えてくれないので、新しい言葉が出てくる度に調べるのも面倒ですよね。

そんな就活を少しでも分かりやすくして、陰ながら応援できたらと思って、毎日スタバで記事を書いています。(気づけば7年がたって、毎日ほぼ誰とも話さず文字を書く毎日ですw)

これからもこのホワイト企業ナビでは、僕自身が「この記事なら読みたいと思えるな」と自信を持てる記事を丁寧に書いていきます。

少しでも気に入ってくれた方は、「ホワイト企業ナビ記事一覧」をブックマークしてくれると嬉しいです。

以上、就活マン(@shukatu_man)でした!

【本記事の要点まとめ】

  • SPIは適性検査の名前、テストセンターは受験方式の名前なので、そもそも別物。
  • SPIのテストセンター受験と、Webテスト受験は、受験方式の違いであり、問題内容や難易度に大きな違いはない。
  • SPIと玉手箱との違いは、提供会社が違うため問題内容が異なる。
  • SPIとTG-WEBも玉手箱と同じで、提供会社が違うため問題の内容が異なる。
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この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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