【SPIは意味ない?】くだらないと言われる理由と実態!

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。

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こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!

全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

今回は、SPIを勉強しても意味がない!そもそもSPIなんてくだらない!と言われる理由を徹底調査していきます。

それに対して、これまでSPIに関する記事を30以上書いてきた僕が「SPIは本当に意味ないの?」という質問の結論を共有していきますね。

また同時に、企業側の立場で「SPIを選考に導入しても意味がないのか?」という点についても解説していくので、就活生・採用担当者ともに参考にしてもらえると嬉しいです!

SPIを勉強しても意味ないのか、そもそもSPIはくだらないのか気になります!

結論から言うと、SPIはめちゃくちゃ意味あるよ!詳しく解説していくね!

SPIは意味ない?くだらないのか?

まずSPIは意味ない、くだらないと言う人の特徴を見ていくと「そもそも勉強するのが面倒」という考えを持つ人が多いと感じました。

SPIを勉強するのが面倒だから意味がない!くだらないと言って避ける傾向にあります。

たしかにSPI試験で出される漢字は社会人生活で使わないものばかりですし、数学問題も使わない計算ばかりです。

またSPIは言語問題・非言語問題だけでなく、性格検査もありますが、この性格検査で得られる情報は選考において非常に参考になります。

(例えば、僕がSPIの性格検査を受けると、「発想力や行動力」が強みとして表れますが、一方で「計画力や事務作業への不適正」が短所として表れます。こうした結果は企業が採用したい人物を選ぶ際に、人物像と一致しているかどうか測る上で非常に重要な指標になりますよね!)

よってSPIは意味ない、くだらないというのは間違いだと僕は考えています。

例外として選考にSPIを取り入れている企業を1社も受けない人にとっては、SPIの勉強は意味ないと言えます。
ですが、SPIを受けるほとんどの人にとってはSPI対策は意味がありますし超重要です!

就活生がSPIを勉強する意味がないと言われる理由【5選】

次にこの章では、「就活生がSPIを勉強する意味がない」という理由を共有していきます。

僕が調べたところ、SPIを勉強しても意味がないと言われる理由は大きく5つありました。

【SPIを勉強する意味がないと言われる理由】

  • SPIを選考に取り入れていない企業も多いから
  • SPI以外の適性検査を取り入れている企業も多いから
  • SPIの出題問題は社会人になっても使わない知識ばかりだから
  • 解答集が存在するから
  • 学歴フィルターが存在するから

理由① SPIを選考に取り入れていない企業も多いから

SPIを勉強しても意味がないと言われる1つ目の理由が、SPIを選考に取り入れていない企業も多いことです。

そもそもSPIとは、リクルートのグループ会社である「株式会社リクルートマネジメントソリューションズ」が提供する適性検査です。

SPIを選考で実施する会社が作っているのではなく、この株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供するSPIという適性検査を有料で活用しています。

SPIが有料サービスゆえに、すべての企業がSPIを利用するとは限りません。

(SPIを実施するのが大手企業が多いのは、こうした理由によるところが大きいです!あまり経費をかけられない中小企業は適性検査を行わずにESと面接だけにする企業も多いのです。)

細かい話をしてしまいましたが、こうした背景があるので、すべての企業がSPIを選考に取り入れているとは限らず、それゆえに受ける企業がSPIを1社も実施していないならSPIを勉強する意味がないと言えるでしょう。

就活中にエントリー企業の志向が変わる可能性に注意

もちろん受ける予定の企業の中に、SPIを実施する企業が1社もないならSPIを勉強する意味はありません。

「中小企業を志向していたけど、会社説明会で実態を聞いているとやっぱり東証プライム上場企業を狙いたくなった。」

そんなことはザラにあります。

こうしたエントリーする企業の志向が変わった時に、受けたい企業がSPIを実施していると、当然ですが対処しきれないことが多いのでこの点だけは注意しておいてください。

理由② SPI以外の適性検査を取り入れている企業も多いから

SPIを勉強しても意味がないと言われる2つ目の理由が、SPI以外の適性検査を取り入れている企業も多いことです。

先にも話したように、SPIは株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供している適性検査の1つに過ぎません。(シェアは最も高い適性検査ですが。)

企業によっては、他に玉手箱やTG-WEBなど、SPIとは異なる適性検査を実施するところもある。

仮に自分が受ける予定の企業がSPIではなく、他の適性検査を実施する企業しかないなら、たしかにSPIの勉強をする意味がない。

しかし、先にも解説した注意点のとおりで、就活をしている途中でエントリーする企業の志向が変わり、その企業はSPIを実施している可能性がある点には注意してくださいね!

理由③ SPIの出題問題は社会人になっても使わない知識ばかりだから

SPIを勉強しても意味がないと言われる3つ目の理由が、SPIの出題問題は社会人になっても使わない知識ばかりである点です。

この点だけには僕も完全同意です。

しかし、これはSPIに限らず、中学や高校の勉強にも通じる話ですよね。

ですが、そもそもSPIや中学、高校の勉強は「学ぶ知識そのもの」以外に重点が置かれているケースが多いと僕は考えています。

僕は勉強が嫌いでしたが、中学や高校のテスト勉強を通して、「やる時はやらないといけない」みたいなことを学べたと思います。

SPIも学ぶ知識自体の価値よりも、大学生になって高校生のように勉強する機会が減ったタイミングで、しっかりと勉強することができるかどうか、といった点が重要視されます。

その点を押さえておくべきだと思いますね。

理由④ 解答集が存在するから

SPIを勉強しても意味がないと言われる4つ目の理由が、解答集が存在するからです。

解答集とは、エクセルシートに問題の解答が掲載されているものを指します。

なぜならこの解答集は使うことが違法であるケースが多く、更にはテストセンターや企業が用意した会場では利用できないからです。

また入社後に再度SPIを受験させられるケースがあるので、リスクがあまりに大きいんですよね。

よってこのSPI解答集は利用すべきでないので、解答集があるから意味がないという考えは間違っています。

解答集について更に詳しい解説は下記に書いたので、より詳しく知りたい方は参考にしてください。

» 【SPI解答集とは?】絶対に利用すべきでない理由を徹底解説!

理由⑤ 学歴フィルターが存在するから

そして最後、SPIを勉強しても意味がないと言われる理由が、学歴フィルターの存在です。

一部で「そもそもSPIを実施するような東証プライム上場企業は、学歴フィルターがあるからSPI勉強しても意味がない」という意見が見られました。

たしかに一部の企業に対しては、過去の採用大学を見るとあまりに高学歴ばかりなので、「これは学歴フィルターを採用しているでしょ」と確信することがあります。

ですが、そういった企業は少数派で、意外と学歴だけでなくエントリーシートや面接で判断する企業が多いです。

特に今は就活生優位の売り手市場なので、学歴だけでなく、総合的に判断する企業が多いと予測することもできます。

学歴フィルターを反対する人は、逆にSPI試験でしっかりと高得点を出して、「学歴で決まらない」とアピールすることが有意義だと思いますね!

なるほど!こうした理由からSPIを勉強しても意味がないと言われることがあるんですね。

そうなんだよ。たとえ受ける企業がSPIを採用していなくても、途中でエントリー企業の志向が変わる可能性には注意が必要だよね。
基礎的な問題集だけでも取り組んでおいた方が良いと僕は思うよ!

企業がSPIを導入しても意味がないと言われる理由【4選】

次に企業がSPIを選考に導入しても意味がないと言われる理由も解説していきます。

調査したところ理由は大きく4つありました。

【企業がSPIを導入しても意味がないと言われる理由】

  • 友達に代行してもらって受ける就活生がいるから
  • 解答集を使っている就活生がいるから
  • 性格検査で嘘をつく就活生がいるから
  • SPIの能力検査だけでその人の学力は測れないから

理由① 友達に代行してもらって受ける就活生がいるから

まず第一に、就活生によっては友達に代行して受けてもらっている人がいます。

SPIを自宅受験する場合はカメラ表示などがあるので、一定数の替え玉リスクは防げるかもしれないですが、カメラ外で答えを教えている可能性がゼロではないですよね。

こうした替え玉受験の可能性があるので、SPIを選考で実施しても意味がないと言われるのはよく分かります。

理由② 解答集を使っている就活生がいるから

次に、SPIの解答集を使っている就活生がいることで、SPIを実施しても意味がないと言われることがあります。

こちらも自宅受験の場合に限りますが、解答集を使っていることがカメラで捉えきることはできない(セカンドディスプレイを設置している可能性もある)ので、解答集を利用するような就活生を外せない点で意味がないと言われるんですね。

替え玉受験と解答集に対しての対策としては、テストセンター受験や会場受験を指定するのが有効だと考えることができます。

理由③ 性格検査で嘘をつく就活生がいるから

次にこれは替え玉受験や解答集などの不正とは別の問題で、SPIの性格検査で嘘をつく就活生がいることは間違いありません。

どれだけSPI側で回答の矛盾が分かるようになっていたとしても、そもそも嘘を回答されていてはその就活生の実態を捉えることはできないですよね。

その点で、SPIを選考に取り入れても意味がないと言われることがあります。

理由④ SPIの能力検査だけでその人の学力は測れないから

そもそもSPI対策は問題集に取り組めば、誰もが一定以上の正解ができるようになります。

それゆえに「一定の努力ができる人」「一定以上の基礎学力がある人」を選ぶ上でSPIの実施は有効だと言えますが、SPIの能力検査の結果をあまりに重要視するのは避けるべきだと僕は思います。

社会人になって活躍できる能力は学力だけで測ることはできません。

あくまでSPIは参考にして、その人の本質は丁寧な面接やインターンシップで判断すべきだと思いますね。

こうした理由でSPIを選考に導入しても意味がないと言われることがありますが、僕はSPIを選考に取り入れることに賛成派です。

やはりSPIの勉強に取り組める人であることの証明と、性格検査の結果は人材選びのおいて非常に有効だと考えているからです!

【結論】基本的には就活生はSPI対策に愚直に取り組むべき

ここで再度、就活生向けに「SPIは意味ないのか、くだらないのか」という質問への回答を整理とアドバイスを共有したいと思います。

まず結論として、インターンシップで既に内定を獲得し、その企業に入社が決定しているような人を除いて、基本的にはほぼ全員がSPIの対策に取り組むべきだと考えています。

その上でおすすめの勉強方法ですが、SPI対策はとにかく問題集に尽きます。

僕が就活生の時も、とにかく問題集に取り組むことに注力しました。

まずはSPIの赤本とも呼ばれる王道の「これが本当のSPI3だ!」がおすすめです!

この問題集はとにかく問題の解説が読みやすくて、分かりやすい。

また問題の難易度もちょうどよく、それでいて十分に対策できるので非常におすすめです!

その他、問題集に関しての詳細な解説は下記の記事にまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。

» 【SPI問題集のおすすめ本5選】これだけやれば良い問題集を厳選!

この問題集だけでも良いので、SPI対策には全員取り組みましょう!
途中でエントリー企業の志向が変わるリスクも対処できますからね。

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

「SPIは意味ない」という発信を真に受けてしまって、「SPIは勉強しなくて良いんだ」と勘違いしてしまう就活生を減らすためにこの記事を書きました。

SPIがこれだけのシェアを誇り、何十年も採用されているのは、それだけ優秀な適性検査だからです。

特に上場企業などの大手を狙う人は、必ずSPI対策に取り組んでおきましょう。

この記事を通して、SPIに取り組む価値について認識してもらえたら嬉しいです。

今後も、このホワイト企業ナビでは僕自身が「この記事は読みたいわ!」と思える本質的な内容を書いて丁寧に発信していきます。

少しでも気に入ってくださった方は、ぜひホワイト企業ナビをブックマークしたり、ホワイト企業ナビに会員登録して最新の求人情報をチェックしてくださいね!

以上、就活マンでした!!

【本記事の要点まとめ】

  • 結論、SPIを勉強することは意味があるし、SPIはくだらない適性検査ではない。(シェアの高さが証明している。)
  • SPIの勉強をするのが意味がないと言われる理由としては、「SPIを選考に取り入れていない企業も多いから」「SPI以外の適性検査を取り入れている企業も多いから」「SPIの出題問題は社会人になっても使わない知識ばかりだから」「解答集が存在するから」「学歴フィルターが存在するから」などが挙げられる。
  • 企業側がSPIを選考に取り入れても意味がないと言われる理由は、「友達に代行してもらって受ける就活生がいるから」「解答集を使っている就活生がいるから」「性格検査で嘘をつく就活生がいるから」「SPIの能力検査だけでその人の学力は測れないから」などが挙げられる。
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この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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