【SPIの青本の使い方】実際に使った僕が青本の進め方を解説!

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累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日スタバにこもって1500以上の記事を書いてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!

… その代わりに友達が少なく、週1回の1人サウナを楽しみに寂しく生きています。笑

今回はSPIの青本こと、SPIの問題集の「史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」の使い方を解説していきます。

ちなみに僕が就活生の時もこの問題集を使って勉強しました。

実際に利用した経験を元に、「こんな流れで青本は勉強すると良いよ」という勉強方法を共有していくので、これからSPIの青本を利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

実際に僕がSPI対策で使っていた問題集であり、かつ最新版も購入して目を通しているからおすすめの勉強方法を解説していきますね!

【重要】SPIの青本の使う際のポイント

次の章からSPIの青本の使い方を具体的に解説していきます。

SPIの青本の難易度は高いので、そもそも青本を利用すべきかどうか人によります。

そこでSPIの青本を使う前に、絶対に確認しておくべきポイントを2つ共有しますね!

①SPIの青本は難易度が高いので自分に合うか確認する

まず先に伝えたとおりで、SPIの青本の難易度は高いです。

よって特に数学に自信のない人は、いきなり青本から解こうとすると挫折するケースがあります。

無料で自分のSPIレベルを測る方法として、僕がおすすめなのが大手逆求人サイトの「キミスカ」が無料で提供しているSPI模擬練習サービスです。

無料会員登録した後にマイページから受験することができて、受験者に対して自分が何位ぐらいの結果か分かるんですよね。

目安としては、受験者数に対して半分以内に入れる状態で、青本に取り組むことをおすすめします!

キミスカのSPI対策サービス

SPIレベルがまだ低い人は赤本から取り組むべし

ちなみに僕が大学生の頃も、まずはこの赤本から解いて、2周してから青本に取り組みました。

赤本は基礎的な問題が多く、また図解で分かりやすいのでSPIの基礎力を付けるのにおすすめです。

実際にXでSPI対策をした人の声を見ても、下記のとおり「難しい青本をずるずるやるよりも、まずは赤本から解いた方が良い」という声がありますね。(僕もこの意見に賛成です。)

②SPI本番まで時間がない場合は赤本の方がおすすめ

もちろん既に赤本など基礎的な問題集を解いていて、追加で取り組む場合は別ですが、まだSPI対策に自信がなくて、更にSPI受験の本番まで時間がない人は青本ではなく赤本の方が良いですね。

ここまでの解説で、一貫して「青本は難しい」と話してきましたが、青本の難易度のついての詳細は別記事で詳しく書いています。

青本の難易度についてまずは理解を深めたい人は、下記の記事も合わせて読んでくださいね!

» 【SPIの青本は難しい?】買うべきか実際に使用した僕が解説!

なるほど!誰もが青本に取り組むべきではなく、SPI対策に自信がない人や本番まで時間がない人にはより基礎的な赤本の方がおすすめなんですね!

そうだよ!SPI対策ができていない状態で青本に取り組むと、難しくて挫折する可能性があるからまずは赤本で基礎力をつけてから青本で徐々にレベルアップしていく使い方がおすすめだね!

SPIの青本の使い方・進め方

ここまでSPIの青本は、SPI対策に対して一定の自信や実力がある人が利用すべきだと解説しました。

そのうえで「青本を利用しよう」と考えた人に向けて、この章で具体的な青本の使い方を解説していきます。

青本の使い方を解説する上で、まずは青本の全体の構成を理解する必要があります。

最新版である2026年度版の青本の構成は以下のとおりです。

【青本の全体構成】

1章 非言語能力

1 推論【正誤】
2 推論【順序】
3 推論【内訳】
4 推論【整数】
5 推論【平均】
6 推論【対戦】
7 推論【%】
8 推論【位置関係】
9 順列・組み合わせ【並べ方と選び方】
10 順列・組み合わせ【席決め・塗り分け】
11 順列・組み合わせ【カード・コイン・サイコロ】
12 順列・組み合わせ【重複・円・応用】
13 確率の基礎
14 確率の応用
15 割合と比
16 損益算
17 料金割引
18 仕事算
19 代金精算
20 速度算
21 集合
22 表の解釈
23 特殊算
24 情報の読み取り
25 物の流れ
26 グラフの領域
27 条件と領域
SPIタイプ 推論【命題】

2章 言語能力

1 二語の関係
2 語句の意味
3 語句の用法
4 文の並べ替え
5 文中の空欄補充
6 長文読解
WEB 熟語の成り立ち

3章 英語【ENG】

1 同意語
2 反意語
3 英英辞典
4 空欄補充
5 長文読解

4章 構造的把握力検査

1 非言語
2 言語

5章 模擬テスト

【テストセンター対応】
◎能力検査──26問【目標点数18点】/制限時間30分

6章 性格検査

1 性格検査例題
2 性格検査対策
3 適応性の対策

1章が「非言語問題」つまりは数学問題で、2章が「言語問題」つまりは国語問題となります。

3章の英語と、4章の構造的把握検査は企業によって出題されるかどうか異なるため、全員が取り組むべきは非言語問題と言語問題。つまりは1章と2章となります。

(あとで詳しく解説しますが、6章の「性格検査」の対策はする必要がありません。むしろしない方が良いです。)

まずはこれらの全体像を理解した上で、各章ごとの青本の使い方を解説していきますね。

①言語問題の暗記を1日30分おこなう

それでは具体的な青本の使い方を解説していきます。

まずSPIで正答率を高めるために手っ取り早いのは、言語問題の対策に着手することです。

よってまずは対策しやすい言語問題から取り組むことをおすすめします。

青本で言うと、1章ではなく2章から取り組む形となります。

言語問題の暗記は1日ではなく短時間を数日おこなう

そしてより具体的な取り組み方として、僕は毎日30分言語問題の暗記に費やすようにしていました。

言語問題は基本的に暗記です。

記憶は1日に長時間かけるよりも、何日かかけて暗記した方が効率的なので(記憶は暗記後に復習することで定着しやすくなるため)、あえて1日に何時間もやるのではなく、短時間を数日かけておこなうことをおすすめします。

ちなみに復習による記憶の定着については、下記の図解が参考になります。

繰り返し学習することで、忘れにくくなっていく(=記憶が定着していく)んですよ。

記憶の忘却曲線の図解
画像引用:マナブレイン

SPIの言語問題は出題形式に慣れてしまえば非常に簡単なので、必ず対策するようにしましょう!

ここで確実にSPIの正答率を高めていくことがSPI攻略のコツです。

②非言語問題を最低3周は繰り返す

次に大事なのが非言語問題の対策の進め方。

何度も伝えたとおりで、SPIの青本の非言語問題は非常に難しく、SPI本番でも正解率を上がって後半にやっと出題されるような問題が多いです。

具体的には1周目は、1問10分ほどかけてじっくり考えて分からなかったら答えを見て解説を読みながら理解を深める。

2周目も1周目と全く同じように進めました。

最後、3周目は10分を5分に縮めて解いていく形で勉強しましたね。

理解度などは個人差があるので、このやり方が絶対に正しいとは言えないですが、共通して言えることは1周で完璧にしようと思わないことです。

言語問題と同じく、人の記憶は1日で詰め込むよりも、何日もかけて”思い出す”ことで定着していきますからね。

③英語と構造的把握力検査はエントリー企業で出題されるか事前に確認

次にSPIの青本の3章「英語」と4章「構造的把握力検査」の進め方を解説しますね。

まずSPIの英語問題と構造的把握力検査は、企業によって出題されるか異なります。

僕が就活生の時は、東証プライム上場企業も数十社受けましたが、SPIで英語の出題があった企業は1社、構造的把握力検査があった企業は1社もありませんでした。

調べ方としては、ワンキャリアなどの選考情報が記載されているサイトを参考にすることをおすすめします。

また構造的把握力検査に関しては、テストセンターでのみ実施されるため、自宅受験では構造的把握力検査は出題されない点も押さえておくと良いですよ。

英語の勉強方法

自分が受ける企業のSPIで英語と構造的把握力検査の出題がある場合は対策が必須です。

まず英語の勉強方法ですが、単語を覚えるだけで解けるようになる「同意語」と「反意語」を重点的に勉強するのが効率的です。

ここでしっかりと点数を稼ぐことができます。

SPIの青本でもしっかりと「同意語」と「反意語」の項目が設けられているので、ここで問題を把握して出題された英単語の意味は読めるようにしておきましょう。

残りの「英英辞典」「空欄補充」「長文読解」は、問題に慣れることと、英文を読めるようになることが重要なので、こちらは問題を解いて英単語を覚えながら慣れていくことが最適な勉強方法だと僕は考えています。

構造的把握力検査の勉強方法

次に構造的把握力検査の勉強方法ですが、僕はとにかく問題を解いて慣れるようにしました。

初見だと問題の意味や解き方が分からないですが、1度解説を読んで解き方が分かると一気に解けるようになります。

他のサイトを見ると、「普段から文章を読みましょう」など抽象的なアドバイスが書かれていましたが、構造的把握力検査の勉強はとにかく問題数を重ねて慣れることがベストだと思います。

SPIの青本でも構造的把握力検査の章は、3周繰り返すことで解けるようになっていきます。

④性格検査の対策はしなくて良い

最後に、SPIにはここまで解説した言語問題や非言語問題などの学力を測るための「能力検査」に加えて、「性格検査」が実施されます。

この性格検査は、企業が自社との適性が高い性格や長所を持つ人材かどうかを測るために行うため、対策して自分を偽るのは逆効果なんですよね。

なぜなら自分の性格を偽って入社したところで、その会社が合わなければ居心地が悪くなるし、自分の長所を活かせない仕事なら成果を出すことができない。

結果的にすぐに転職することになれば意味がないですよね。

性格検査の対策は一切不要。性格検査は自分のありのままの回答をして、それを評価してくれる企業に入社することが唯一の対策だと言えます。

なるほど!SPIの青本は難易度が高いがゆえに、1周目で完璧にしようと考えずに、3周以上かけて徐々に問題を理解したり、慣れていくことが重要なんですね。

1周目であまりに難しかったり、解説を読んでも分からない場合は、青本は一旦置いておいて赤本に取り組むなど柔軟に勉強をすることが重要だよ!

SPIの青本に関してよくある質問

この章では、ここまでで解説しきれなかったけど、よく聞かれる質問に回答します。

1つでも多くの疑問をここで解決していきましょう。

質問① SPI対策は青本だけで十分ですか?

SPI対策は青本だけで十分でしょうか?SPI対策は結局のところ、何をどれだけやれば良いのか分かりません。

SPI対策は青本が十分に解ける場合は青本だけでも十分に足切りラインを抜けることがでdきます。

ですが、この記事で何度も説明したように青本の難易度は高いので、もともと数学問題が苦手な人は青本ではなく、赤本から取り組む方が良いですね。

またSPIは「適性検査」の1つの種類に過ぎません。

企業によっては、適性検査でSPIではなく、玉手箱やTG-WEBなど他の種類の適性検査を実施するところもあるので、自分がエントリーしている企業の適性検査が何かをワンキャリアなどで事前に調べて対策しておきましょう。

SPIに関してだけで言えば、青本だけ、または青本+赤本で十分に対策できます。

質問② SPIの青本と赤本はどっちを使うべきですか?

SPIの青本と赤本はどっちを使うべきですか?両方やらないといけないですか?

SPIの青本と赤本のどっちを使うべきかは人によって、またSPI受験本番までの猶予によっても異なります。

以下に現在の実力とSPI受験本番までの猶予でどちらを買うべきかまとめますね。

【まずは赤本から取り組むべき人】
・国語や数学に自信がない人
・SPI対策ができておらずSPI受験本番まで3ヶ月未満の人

【青本を買うべき人】
・既に青本以外のSPI問題集を解き終えた人
・SPI受験本番まで4ヶ月以上猶予があって国語や数学に自信がある人

上記はあくまで僕が考える指標に過ぎないので、実際に本屋に行って青本に目を通し、解説を読んでみて「これは難しすぎる、分からない」となったら赤本を買うという手順がベストです。

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

SPIの青本について理解が深まったら嬉しいです。

とにかくポイントは、SPIの青本の難易度は高いことを把握した上で、自分が青本か赤本のどちらに取り組むべきなのかを判断することにあります。

また性格検査は手を付けないことやエントリーする企業が英語問題の出題がない場合は勉強しないなど、効率化するための動きを押さえておくことで、限られた時間を有効に使うことができます。

「自分が超人気の東証プライム上場企業やSPIの難易度が高いと言われている企業を受けるかどうか」を把握し、必要であれば青本に取り組むことでSPIで足切りされる可能性を減らしましょう。

青本を利用する際に、この記事で書いた勉強方法が参考になれば嬉しいです!

ホワイト企業ナビに、SPIに関する記事を他にもたくさん書いて投稿しているので、ぜひ他にも気になる内容の記事があれば読んでみてくださいね!

以上、就活マンでした!!

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この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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