就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
今回はベンチャー企業の掲載に強い就活サイトを紹介していきます。
PRなどの広告は含まずに、本当に僕が今就活生でベンチャー企業志望者なら利用する就活サイトを紹介します!
(加えて、ベンチャー企業への就職なら長期インターンシップへの参加も候補に入ってくるので、長期インターンシップを探すのに役立つ就活サイトも紹介しますね!)
僕はこれまで就活ブログと、このホワイト企業ナビ合わせて1500以上の記事を書いてきました。
それゆえに、ベンチャー企業に関する情報も誰よりも詳しい自信があります。
そんな知見を活かして、ベンチャー企業の掲載に強い就活サイトを紹介しつつ、「そもそもどんなベンチャー企業に就職するのがおすすめなのか」など、僕の起業経験も生かした情報も共有していきたいと思います。
他のサイトの記事と同じような内容にとどまらず、「この記事を読んで良かった」と思ってもらえるように書いていくのでぜひ参考にしてくださいね!
広告などのPRは抜きで、僕がベンチャー志望の就活生だったら何を使って、どう動いていくのか、更には就職するベンチャー企業の選び方まで本気で解説していきます!!
加えて、記事の後半で解説する「ベンチャー企業に就職するメリットとデメリットの部分は、ベンチャー企業に就職すべきかどうか、めちゃくちゃ重要な話を書いているので絶対に読んで欲しいです!
目次
ベンチャー志望者におすすめの就活サイトの選び方【2点】
次の章から具体的にベンチャー企業の掲載に強い就活サイトを紹介していきます。
その前に、ベンチャー企業志望者が押さえておくべき就活サイトの選び方を共有していきます。
僕が仮に今就活生で、ベンチャー企業志望者だとしたら、以下の2点に気を使いながら就活サイトを探しますね。
【ベンチャー志望者におすすめの就活サイトの選び方】
- 求人サイト・逆求人サイト・就活エージェントそれぞれの違いを理解した上で利用するサービスを選択する
- 利用者の評判が良い就活サイトがおすすめ
①求人サイト・逆求人サイト・就活エージェントそれぞれの違いを理解した上で利用する
まずベンチャー志望者が就活サイトについて押さえておくべきことが、就活サイトの種類です。
「就活サイト」と言っても、掲載されている求人にエントリーできる求人サイトや、プロフィールを登録しておくことで企業からスカウトが届く逆求人サイト。
更には担当者が面談を元に企業の紹介から選考サポートまで対応してくれる就活エージェントなど、様々な種類の就活サイトがあります。
就活サイトの種類 | サービス内容 |
---|---|
求人サイト | 求人が掲載されておりエントリーすることができる |
逆求人サイト | 登録したプロフィールに対して企業からスカウトが届く |
就活エージェント | 担当者が企業の紹介から選考サポートをしてくれる |
求人サイトを利用するならベンチャー特化型が良い
まず求人サイトで言うと、マイナビやリクナビなどの大手求人サイトはベンチャー企業の掲載が少ない傾向にあります。
就活生全体の傾向としては、大企業志向が強いため、マイナビやリクナビにベンチャー企業が掲載してもなかなかエントリーが集まらないことが原因でしょう。
だからこそ、次の章で紹介するようなベンチャー企業特化の求人サイトを利用する方が、ベンチャー企業をピンポイントで探すことができておすすめです。
ベンチャー志望者は逆求人サイトもおすすめ
次に逆求人サイトに関しては、ベンチャー企業も多く利用しています。
企業側はスカウトで就活生にアプローチできるので、ベンチャー企業も積極的に利用している印象がありますね。
ベンチャー志望者は就活エージェントも活用価値あり
最後の就活エージェントですが、こちらも「マイナビに掲載しても就活生からのエントリーがないから就活エージェントに依頼している」というベンチャー企業が多いことから、就活エージェントでもベンチャー企業を紹介してもらえる可能性が高いので、おすすめできます。
まとめると、ベンチャー志望者が求人サイトを利用するならベンチャー特化型を利用すべきで、逆求人サイトと就活エージェントの利用もベンチャー志望者ならおすすめです。
②利用者の評判が良い就活サイトがおすすめ
次に、利用する就活サイトを選ぶ上で、やはり重要なのが利用者の評判です。
実際に利用した人からの評価が高いサイトは、やっぱり利用価値が高い傾向にあります。
一方で、登録した際に無駄なメールが大量に届いたり、電話が頻繁にかかってくるような就活サイトは利用者の評判が必ず悪くなります。
よって利用するサイトを選択する際は、登録する前に必ずX(旧Twitter)など、リアルな声が拾えるサイトで評判を調べてから登録することをおすすめします。
なるほど!就活サイトの種類を把握した上で、どんな種類のサイトを利用するか検討すること。それに加えて、サイトに登録する前には利用者の評判を調べることが重要なんですね。
適当に目についた就活サイトを利用するのではなく、どの種類のサイトをどんな目的で利用するのか明確化しておいた方がうまく活用できるからね。
ベンチャー企業の掲載に強い就活サイト【6選】
この章では、本題であるベンチャー企業の掲載に強い就活サイトを紹介していきます。
PRなどの広告は含まずに、本当に僕が今就活生でベンチャー企業志望者なら利用する就活サイトを紹介していきますね。
ベンチャー企業の掲載に強く、利用者の評判も良い就活サイトは以下のとおりです。
【ベンチャー企業の掲載に強い就活サイト】
- マイナビ
- リクナビ
- チアキャリア
- キミスカ
- オファーボックス
- Wantedly(ウォンテッドリー)
①マイナビ
まず最初にベンチャー企業の掲載に強い就活サイトが「マイナビ」です。
ベンチャー企業の掲載”にも”強い就活サイトと言う方が良いかもしれません。
記事掲載時点で、マイナビにて「ベンチャー」を検索欄に入力して検索したところ、865件の求人が表示されました。
これは次に紹介するチアキャリアよりも、掲載求人数で言うと多い水準です。(チアキャリアは500〜600求人ほど)
マイナビは既に会員登録している人が多いと思うので、会員登録の手間がかからないという点でもやはりおすすめ度は最も高いと言えるでしょう。
新卒であれば、ベンチャー志望者に関わらず、誰もが利用すべきサイトだと言えますね。
②リクナビ
次にベンチャー企業の掲載に強い就活サイトが「リクナビ」です。
こちらもマイナビ同様に、ベンチャー企業の掲載”にも”強いサイトと言えます。
リクナビにて「ベンチャー企業」と検索したところ、記事執筆時点で792件の求人がヒットしました。
その点でマイナビと同水準のベンチャー企業の求人掲載が見込まれますよね。
マイナビと比較すると就活生の利用者数が少ないため、既に登録しているか否かの点でもマイナビに劣るため、リクナビのおすすめ度はマイナビよりも低いです。
しかし、ベンチャー企業の求人件数も充実しているので、ベンチャー志望者ならマイナビと合わせてチェックしておきたい大手求人サイトだと言えるでしょう。
③チアキャリア
次に、ベンチャー企業の掲載に強いおすすめの求人サイトが「チアキャリア」です。
チアキャリアは成長企業・ベンチャー企業に特化した求人サイトなので、ベンチャー志望者なら確実に利用すべきサイトの1つと言えます。
またチアキャリアの魅力はスカウトにあります。
チアキャリアは掲載企業に対しても、スカウトの開封率の高さをうたっているため、チアキャリアを利用する企業のスカウトへのモチベーションが高いことが予想されます。
それだと何が良いかと言うと、スカウトが多く届くんですよね。
マイナビやリクナビなどの大手求人サイトはスカウトの質に関しては、弱い傾向があるため、ベンチャー企業だけからスカウトが届く点は非常に魅力的だと言えるでしょう。
④キミスカ
ここまで紹介したマイナビ、リクナビ、チアキャリアは求人サイトです。
次に紹介するベンチャー企業の掲載に強いサイトは、逆求人サイトの「キミスカ」です。
キミスカは逆求人サイトなので、自分で求人からエントリーするのではなく、プロフィールを登録することで企業からのスカウトを待つ必要があります。
「スカウトが届かないと企業との繋がりが得られない」という点では求人サイトに劣りますが、反対に「登録しておくだけで企業からのスカウトが得られる」という点では、逆求人サイトの方が優秀なので求人サイトと合わせた利用がおすすめですね。
またキミスカは、次に紹介するオファーボックスと同様に就活生向けの逆求人サイトの大手です。
それゆえにベンチャー企業の利用企業数も多いので、ベンチャー企業からのスカウトの届きやすさという点で魅力のある逆求人サイトだと言えますね。
加えて、キミスカはスカウトに種類が設けられており「ゴールドスカウト」と「シルバースカウト」は企業の本気度が高いとして判断できる点で、個人的におすすめ度が最も高い逆求人サイトだと考えています。
⑤オファーボックス
次にベンチャー企業の掲載に強い就活サイトが「オファーボックス」です。
オファーボックスは就活生向けの逆求人サイトとして、最大手のサイトですね。
利用企業数が多いため、届くスカウトの数が多いことが期待できるため、ベンチャー志望者はプロフィール登録しておいて、ベンチャー志望であることを明記しておくと良いでしょう。
以上、上記の5つの就活サイトがベンチャー企業の掲載や利用数において強みがあります。
どれも無料で利用できるため、まずは利用してみて最も使いやすかったり、自分の志向に合う企業が掲載されている場合に継続利用するという使い方がおすすめです!
⑥Wantedly(ウォンテッドリー)
最後にベンチャー企業の掲載に強い就活サイトが「Wantedly」です。
Wantedlyは、「就活サイト」と言うよりは「就活や転職に使える企業が発信するSNS」としての役割が強く、エントリーではなく「話を聞きに行きたい」というボタンでラフに企業と繋がることができます。
マイナビやリクナビに比べると、掲載料も安いので、ベンチャー企業も多く利用しているため、ベンチャー志望者なら使っておきたいサイトと言えますね。
またWantedlyは、長期インターンシップの募集も探すことができるので、ベンチャー企業志望者はインターンへの参加を検討することをおすすめします。
ちなみに僕がベンチャー企業志望者ならインターンシップ経由で就職先は決めますね。
(ベンチャー志望者がインターンに参加すべき理由に関しては次の章で詳しく解説しますね!)
またベンチャー企業志望者に限らず、僕がおすすめの就活サイトも別で書いているので、ぜひ合わせて読んでもらえると嬉しいです。
ベンチャー企業の掲載が強いサイトとしては、大手のマイナビとリクナビに加えて、ベンチャー企業に特化したチアキャリアがおすすめなんですね!
そうだね!それに加えてプロフィール登録しておくだけでスカウトが届くキミスカやオファーボックスを併用することで、企業との接点を広く持てるから効率的でおすすめだよ。
ベンチャー企業のインターン先を探すのにおすすめの就活サイト【3選】
ここまでベンチャー企業の掲載に強い就活サイトを紹介してきました。
この記事を読む人は「ベンチャー企業に就職したい」と考えている人だと思うのですが、仮に僕が今大学生1年生〜3年生前半であれば、ベンチャー企業の長期インターンシップに参加します。
長期インターンシップとは、実際のその企業の社員として働く経験を積むこと。
就活や転職は、究極のところ企業との相性は働いてみないと分かりません。
ベンチャー企業に就職する場合は、特に大企業に比べると安定性が低かったり、社員さんの考え方や価値観が特殊である可能性も高いため、長期インターンシップに参加して実際に働いた上で「この会社は自分に合っている」と判断した方が良い。
例えば、大企業であれば上司と合わなかったら別の部署への異動など対処方法がありますが、社員数の少ないベンチャー企業で上司と合わなかったら対処のしようがないですよね。
一方で、長期インターンシップの開催地域はまだ東京や大阪などの主要都市が多いので、都市部に在住の方向けの選択肢になることは注意しておく必要がありますね。
以上を踏まえて、この章では、長期インターンシップ先を探すのに役立つ就活サイトを3つ紹介します。
僕が今大学生で、ベンチャー企業の長期インターンシップ先を探すなら以下の3サイトを利用しますね。
【ベンチャー志望者におすすめの長期インターンシップ先を探すサイト】
- Renew(リニュー)
- Infraインターン
- ゼロワンインターン
①Renew(リニュー)
まず最初におすすめするベンチャー企業の長期インターンシップ先を探すためのサイトが「Renew」です。
記事執筆時点での求人掲載数は、募集終了も含めて330件でした。
掲載求人数では、後に紹介する2サイトに劣りますが、圧倒的に掲載企業の質が高い(僕自身が気になるベンチャー企業の掲載が多い)のと、サイトデザインが綺麗で使いやすい点が評価できます。
特に求人自体の読みさすさの点で、他の主要サイトよりも圧倒的に良い。(求人が読みにくいサイトって使いにくさが半端じゃないですからね。)
また担当者が付いて面談をしてくれて、自分に合ったインターンの紹介をしてくれるサービスが整っているので「自分でインターンを探すのは難しいけどインターンに参加したい」という人が気軽に利用できるのもポイントが高いと考えています。
②Infraインターン
次に、ベンチャー企業の長期インターンシップ先を探すのにおすすめのサイトが「Infraインターン」です。
記事執筆時点での求人掲載数は、705件でした。
主要長期インターンシップサイトの中で、求人掲載数がNo.1なので、多くの求人から長期インターンシップ先を探すことができます。
求人を見てみると、ベンチャー企業の求人も多いため、ベンチャー志望者で長期インターンシップを探すなら必ず利用したいサイトの1つだと言えます。
一方で、求人掲載数No.1のサイトですが、求人のほとんどが東京と大阪にあります。
その点、地方在住者は現実的に参加できない点がデメリットですね。
③ゼロワンインターン
最後に、ベンチャー企業の長期インターンシップ先を探すのにおすすめのサイトが「ゼロワンインターン」です。
記事執筆時点での求人掲載数は、449件でした。
Infraインターンに比べると求人数は少ないですが、ゼロワンインターンの魅力は求人に「この企業のインターン参加者の体験談」が掲載されている点にあります。
実際に参加した大学生の声が書かれていることで、自分に向いているインターンかどうか判断しやすい点が魅力ですね。
以上、ベンチャー企業の長期インターンシップを探すなら上記の3サイトが個人的にはおすすめです。
ぜひ参考にしてくださいね!
各サイト比較 | ||
---|---|---|
サイト名 | 求人掲載数(記事執筆時点) | 求人主要エリア |
Renew | 330 | ・東京 |
Infraインターン | 705 |
・東京 ・大阪 ・神奈川 |
ゼロワンインターン | 449 |
・東京 ・大阪 |
長期インターンシップの開催場所は東京や大阪がメインになってしまいますが、そこに住んでいる大学生にとってはベンチャー志望ならアルバイトよりも良い選択肢になりますね。
長期インターンシップを通して、そのまま正社員としての内定を出してもらえるパターンもあるから参加できる人は参加した方が良いよ。
就職するベンチャー企業の選び方【3点】
ここまでベンチャー企業の掲載に強いサイトを見ていきました。
この章では、企業選びの際に「どうやって就職するベンチャー企業を選ぶべきか」という点を僕なりに解説していきたいと思います。
正解はありませんが、僕なら以下の3点を意識して就職するベンチャー企業を選びますね。
【就職するベンチャー企業の選び方】
- その会社の商品やサービスを本気で良いと思えるかどうか
- 成功可能性が高い企業かどうか
- 自分の性格や価値観に合っているかどうか
①その会社の商品やサービスを本気で良いと思えるかどうか
まずベンチャー企業に就職するなら、その会社の商品やサービスを自分自身が本気で良いと思えるかどうかが最も大切だと考えています。
なぜならベンチャー企業は、大企業に比べて「仕事内容が多い(=大変)」「安定性が低い」「給料が安い」という働くうえで非常に大きなデメリットがあります。
そういったデメリットがある中で努力するためには、やっぱり「この会社の商品やサービスを広めたい!」という強烈な思いが社員にも必要だと僕は思うんですよね。
例を挙げると、めちゃくちゃ面白い映画を見た後、その映画のことを友達に教えたいと思いますよね。
その時に教えることでお金をもらおうとは思っていないはず。
自分が良いと思ったものは無料でも広めたいと思うのが人間の心理です。
この心理はベンチャー企業で働く上で非常に重要です。
(もちろんベンチャー企業に就職しない人にとっても大事ですが、大企業であれば自分がその会社の商品やサービスが好きじゃなくても、待遇面を魅力に感じてモチベーションに繋がることがあります。ベンチャー企業は待遇面でのメリットが弱いので、こうした広めたいという思いが大事になるんですよね。)
就職するベンチャー企業を選ぶ上では、必ずその会社の商品やサービスに着目しましょう。
【仕事選び】
— 就活マン@株式会社L100代表 (@shukatu_man) July 13, 2024
自分自身が使いたい、絶対に使うと思えるサービスや商品を扱う会社に入ることは本当に大事だと思う。
自分自身が良いと思ったもの、好きなものは広めたいと思うから。
自分が観てくそつまらんって思った映画を友達に勧めるのは辛い。…
②成功可能性が高い企業かどうか
続いて、僕がベンチャー企業に就職するとしたら、その企業の成功可能性の高さを見ます。
先ほど、ベンチャー企業は待遇面でのメリットが小さいと話しましたが、それは大成功する前の話です。
仮に自分が就職したベンチャー企業が、その後に上場など大成功した場合、得られるメリットは非常に大きくなります。
(ストックオプションが付与されるベンチャー企業の場合は、数百〜数千万円の利益を得ることも可能ですからね。)
「将来の成功」は働く上で大きなモチベーションになります。
わざわざベンチャー企業に就職するなら、将来的に成功する可能性が高い企業に身を置くべきだと言えます。
将来的に成功する可能性が高い企業の見分け方は難しいですが、僕ならその業界の伸びや競合優位性(競合他社に比べて圧倒的な強みがあるかどうか)に着目します。
③自分の性格や価値観に合っているかどうか
最後、就職するベンチャー企業を選ぶポイントになるのが、自分の性格や価値観に合っているかどうかです。
ベンチャー企業によって、社員同士が仲良しな企業もあれば、体育会系でハードワーク重視な企業もあったりと千差万別。
ベンチャー企業は特に会社の規模が小さく、1人1人の社員との密度も高いため、自分の性格や価値観に合っていることは働くうえで非常に重要ですね。
このあたりを測るためには、とにかく面接で逆質問することが重要です。
ベンチャー企業への就活は求職者側が優位な傾向にあるので、ネガティブな質問含めて、どんどん逆質問しても良いでしょう。僕なら根掘り葉掘り聞きますね。
なるほど!ただ適当に企業を選ぶのではなく、その企業の商品やサービスを魅力的に思えるかどうか、広めたいと思うかどうかなど様々な視点が大切になるんですね。
待遇面でのメリットが弱いことを把握した上で、「それなのになぜこの企業で働くのか」を自分に問いただすことが重要だよね。その点で、商品やサービスの魅力や将来の成功などに着目する必要が出てくるよ。
ベンチャー企業に就職するメリットとデメリット
次にベンチャー企業志望者が必ず把握すべきは、ベンチャー企業に就職するメリットとデメリットの両面を把握することです。
僕は新卒で大手食品メーカーに勤めた後、独立して今は会社経営しています。
つまりは大企業とベンチャー企業の両方で働いた経験があるのですが、本当にそれぞれメリットとデメリットが異なることを感じています。
ベンチャー企業にわざわざ就職するなら、これから解説するメリットに強烈的な魅力を感じる必要があると思いますね。
人生は結婚して子供ができたりと、状況が変わることが多々あります。そんな時に安定が欲しくなったりと、自分の考え方や価値観は変わるものです。
そんな変化も長期的に見越したうえで、ベンチャー企業に就職するかどうか考えましょう。
そのためにもベンチャー企業に就職するメリットとデメリットをここで解説します。
ベンチャー企業に就職するメリット
まずベンチャー企業に就職するメリットですが、僕が考えるに以下の4つのメリットが大きいですね。
【ベンチャー企業に就職するメリット】
- 将来の起業や副業に活かせる可能性がある
- 会社が成功することによるリターンが大きい
- 社長や役員との距離が近い
- 幅広い業務に携われる可能性がある
将来の起業や副業に活かせる可能性がある
僕が考えるに、ベンチャー企業に就職する最大のメリットは、得られるスキルや経験です。
もちろんベンチャー企業だからと言って、すべての企業で良いスキルや経験が得られるとは限りませんが、業務の幅も広く、更には若いうちから重要な仕事を任される可能性も高い。
それらのスキルや経験が、転職だけでなく、将来の起業や副業に活かせる可能性もあります。
特に就職した企業のビジネスモデルが個人でも真似できるような場合は、そのまま独立することもできますよね。
僕の知り合いでは、こうしたメディア運営の企業に就職して、数年でスキルを得て独立している人も多い。
僕は新卒で大企業に就職しましたが、そこでの経験を起業に活かすのはハードルが高すぎました。(特に食品メーカーだったので起業は難しすぎる。)
将来的に起業や副業を考えていたり、若いうちから役職を得て転職に活かしたいといった、肉食的なキャリア形成したい人は、これらのメリットを存分に得ることができますよ。
会社が成功することによるリターンが大きい
次にベンチャー企業に就職するメリットは、会社が成功した時のリターンの大きさです。
これも企業によって異なりますが、社員が数人の時に入社して、ストックオプション(株を指定の金額で購入できる権利)も付与される場合、その会社が上場したら数百万円〜数千万円の利益を得られる可能性もあります。
また社員規模が小さい時に入社し、若いうちから役員になり、その後に会社が上場でもすれば、若いうちから上場企業の役員になることができます。
これは既に上場しているような企業では不可能ですよね。
僕が就職した大手食品メーカーの場合は、やはり50歳を過ぎないと役員どころか部長にもなれないスピード感でした。
社長や役員との距離が近い
次にベンチャー企業に就職するメリットとしては、社長や役員との距離の近さにあります。
僕が就職した食品メーカーでは、1年働いて社長や役員と話した回数は0回。
一方で、社員数が数十人のベンチャー企業であれば、社長や役員とフランクに話すことができますよね。
特に「将来起業したい!」「成長したい!」という向上心の高い人は、ベンチャー企業の社長と話すことでモチベーションが上がりますし、創業社長から会社を設立した理由や想いなどを聞くことで、日常の業務へのやる気が上がることも考えられます。
幅広い業務に携われる可能性がある
最後に、僕が考えるベンチャー企業に就職するメリットが、担当できる業務の幅の広さです。
特に大企業と比較した時にこれは顕著で、特に小さい規模のベンチャー企業だと、営業職だとしてもマーケティングを担当したり、事務を担当したりと幅広い業務を任される可能性があります。
一方で、大企業の場合は営業職になれば営業しかしません。
更には企業によって「営業推進部」が設置されているところもあって、その場合は営業資料を作ってもらえる可能性もあるんですよね。
そうなると本当に狭い業務しか担当できない。
僕のような飽きっぽい人間にとっては、業務の幅が広いことは、飽きないしスキルも身につくので大きなメリットになります。
(このあたりは人それぞれなので、自分がどういうタイプか考えた上でこれをメリットだと考えるか、デメリットだと考えるか判断する必要がありますね。)
ベンチャー企業に就職するデメリット
次にベンチャー企業に就職するデメリットですが、僕が考えるに以下の3つが大きなデメリットとして挙げられます。
【ベンチャー企業に就職するデメリット】
- 業務量が多く長時間労働になる可能性が高い
- 給料が低い可能性がある
- 会社の倒産リスクが高い
業務量が多く長時間労働になる可能性が高い
最大のデメリットは、業務量が多くて長時間労働になりやすいことです。
また創業間もない企業で、資金力が乏しい場合、サービス残業になってしまう企業も多いと予想できますよね。
人によっては「この会社を成功させるためには長時間労働はむしろ助かる!」と思ったり、「若いうちからスキルを積んで独立してやるぜ!」と考え、長時間労働を歓迎する場合もあるでしょう。
ですが、それ以外の大多数は「やっぱり残業時間が短い企業で、プライベートも充実させながら生きていきたい」と思うはずです。
このあたりは自分がどちらのタイプか考え抜きましょう。
ちなみに僕の話をすると、僕は新卒で入社した企業を1年で辞めて、独立したのですが、週7日で毎日11時間は働いていました。まさにベンチャー企業が向いているタイプですよね。
ですが、それは自分の会社だから頑張れた話であって、自分の会社の商品やサービスに魅力を感じていないとやれなかったと思います。
その点でも、ベンチャー企業の選び方で説明した「その会社の商品やサービスを心から魅力的だと思えるかどうか」は本当に重要だと思います。
給料が低い可能性がある
次にベンチャー企業に就職するデメリットが、給料が低い可能性があることです。
もちろん企業によっては、ベンチャー企業にも関わらず高い給料を払うところもありますが、多くの場合は大企業に比べて給料が明らかに少なかったり、20代のうちは同じ水準の給料でも、昇給せずに30代から大きく給料の差が出てくることがあります。
(実際に今僕は30歳ですが、30歳になったあたりで、同級生の給料差がどんどん広がってきているなと感じますね!)
その点を踏まえると、ベンチャー企業に就職するなら、20代で大企業に勤めるのと比較した時に圧倒的なスキルや経験、その会社の成功と役職が得られるなどのメリットがないと厳しいと僕は考えています。(※ここめちゃくちゃ重要です。)
会社の倒産リスクが高い
最後に、ベンチャー企業に就職するデメリットは、会社の倒産リスクが高いことです。
ベンチャー企業の多くは資金調達をしたのち、その資金を注ぎ込んで一気に事業の成功を狙うケースが多いです。
企業によっては受託仕事を中心として倒産リスクを抑える企業もありますが、そういった爆発的な成功を狙わない企業はそもそもベンチャー企業とは言わないと僕は考えています。(そういう企業は創業間もない中小企業と言えるでしょう。)
資金を注ぎ込んで一気に成功を狙うがゆえに、成功しなかったら途中で資金が尽きて倒産するケースもざらにあります。
スタートアップやベンチャー企業に特化したコンサルティング会社であるEXPACTが記事にて記載している内容を見ると、「ベンチャービジネスの成功確率は、業界では3/1000とも言われている」と書かれています。
それほど成功率が低いため、ベンチャー企業に就職するなら、メリットで話した「将来的な成功可能性」だけを重視するのではなく、「将来の起業や副業に活かせる可能性がある」という得られるスキルや経験面でベンチャー企業への就職を選択する方が現実的だと言えますよね。(※ここもめちゃくちゃ重要です。)
なるほど!デメリットが大きいがゆえに、ベンチャー企業に就職するなら、そこで得られるスキルや経験を魅力として就職しないと、あとあと「やっぱり大企業で安定した方が…」と後悔しやすいんですね。
まさにそのとおりで、20代のうちはベンチャーでバリバリ働くだけで良いかもしれないけど、結婚して子供が産まれたり、周りの同級生が昇給していく中で自分だけが低給で残業も長い場合、それに耐えられなくなる人は多いよね。
ベンチャー志望者からよくある質問
この章では、ここまでで解説しきれなかったけど、ベンチャー志望者からよく聞かれる質問に回答していきます。
質問① ベンチャー企業の探し方は就活サイト以外にありますか?
ベンチャー企業を探す方法としては、この記事で紹介されたような就活サイトや長期インターン特化の求人サイトしかないですか?
ベンチャー企業を探す方法としては、この記事で紹介した就活サイトがメインです。
ですが、他にもベンチャー企業を紹介するサイト(例:ベストベンチャー100)や、ベンチャー企業の投資情報サイト(例:スピーダ、スタートアップデータベース)などで気になる企業を探して、その企業の採用ページから応募したり、お問合せフォームから直接面接のお願いをすることも可能です。
質問② ベンチャー企業の就活時期はいつですか?
ベンチャー企業の就活時期はいつですか?ベンチャー企業の選考は早くから始まると聞いたことがあります。
一般的に、就活は大学3年生の3月から本格解禁されます。
ですが、ベンチャー企業の場合はこの就活スケジュールに沿って採用活動している企業は少なく、通年採用している企業が多いんですよね。
この記事で紹介したマイナビやリクナビは、大学3年生の3月から本格解禁しますが、キミスカやオファーボックス、Wantedlyを始め、長期インターンの募集サイトは通年採用しているベンチャー企業と繋がることができるので、なるべく早くから利用しておくことをおすすめします。
具体的なスケジュールを言うと、長期インターンの場合は大学1年〜4年まで募集しており、中でも大学2〜3年生のうちにそのまま内定が出されるケースがあります。
逆求人サイトの場合は、大学2年生の3月から登録できるケースが多いため、既にそこからベンチャー企業の採用活動は始まっていると言えるでしょう。
質問③ ベンチャー志望の就活生におすすめの本はありますか?
ベンチャー志望者におすすめの本はありますか?これは絶対に読んでおいた方が良いという本があれば知りたいです。
ベンチャー志望者におすすめの本は、とにかく自己分析に関する本です。
新卒で大企業ではなく、ベンチャー企業に就職するという選択は、人生を大きく左右することになります。
それゆえに「本当に自分はベンチャー企業が向いているのか」と考えることは、考えすぎても足りないほど。
そのために自己分析を徹底的に深めることが重要です。
例えば、ストレングスファインダーをして自分がベンチャー企業でバリバリ働くのに向いているか考えることもおすすめです。(自分の長所を深堀りしてベンチャー企業に向いているか考える。)
他に、ベンチャー企業に就職する選択をするかどうかは長い人生を考えることでもあります。
ライフシフトなどの本を読むことは、自分の人生を長い軸で考える機会になるので、こちらもおすすめですね。
ベンチャー志望者におすすめの本としては、正直なところ選考対策など、就活だけに役立つような本は読む必要がないと思っています。
それ以上に、何度も言いますが、本当にベンチャー企業に就職すべきかを考えること、それに役立つような本を読むことの方が確実に重要です。
質問④ ベンチャー企業の就活の服装はスーツですか?
ベンチャー企業の選考で着ていくのはスーツですか?私服ですか?
ベンチャー企業の選考時の服装ですが、これは企業によって異なります。
多くのベンチャー企業は「私服可」としていますが、中にはスーツを指定する企業もあるので、各企業の指示に従って服装を選ぶと良いでしょう。
ちなみに「服装自由」の場合は、僕は基本的にスーツをおすすめしています。
なぜなら私服のセンスや似合う似合わないにスーツは左右されずに、志望度の高さや誠実な印象スーツなら与えることができるからです。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事では、単にベンチャー企業の掲載に強い就活サイトを紹介するだけでなく、「本当にあなたはベンチャー企業が向いているのか」を考える機会にしてもらうことを重点に置いて書きました。
僕は今30歳で、会社を経営していますが、安定した大企業で勤めるのに比べて「修羅の道」です。
大企業に勤めていた時は、6時に仕事を終わったらもう仕事のことは一切考えず自由でした。
ですが、今は1日中仕事のことが頭に浮かび、土日もなく仕事をする毎日です。
ベンチャー企業に就職するということは、経営者と同じレベルの大変さを味わうことになります。
ですが、修羅の道を進むことで得られるメリットもある。
僕はそのメリットの部分に着目し、渇望して日々努力しています。
あなたがベンチャー企業を志望するなら、そんな修羅の道を歩んでも手に入れるべきだと考えるメリットがあるか考えてみてください。
この記事があなたの選択の助けに少しでもなったなら、本当に嬉しいです。
これからもこのホワイト企業ナビを通して、本質的な就活情報を発信していきます。
気に入ってくれた方は、ぜひブックマークしてくれると嬉しいです!そして「ホワイト企業が良いな」となれば、ぜひホワイト企業ナビを活用してくださいね。
以上、就活マンでした!!
【本記事の要点まとめ】
- ベンチャー企業とは、Jカーブを描くように成長する企業(二次関数的な成長をする企業)のことを指す。
- ベンチャー企業志望者におすすめの就活サイトは、マイナビ・リクナビ・チアキャリア・キミスカ・オファーボックス・Wantedlyである。
- ベンチャー企業志望者で大学1年生〜3年生で、かつ東京や大阪などの都市部に在住の方は長期インターンシップに参加するのが非常におすすめ。
【おすすめの就活サイト】
- 【総合】おすすめの就活サイト10選
- おすすめの逆求人サイトランキング
- おすすめの就活口コミサイト
- ベンチャー企業に強い就活サイト
- 中小企業に強い就活サイト
- 理系の大学院生におすすめの就活サイト
- フリーターにおすすめの就活サイト
- 第二新卒におすすめの就活サイト
【就活サイトに関してよくある質問】
- 就活サイトはいつから利用すべきか?
- 就活サイトに載ってない企業の探し方は?
- 就活サイトは何個登録すべきか?
- 就活サイトはどう使い分けるべきか?
- 就活サイトで一気に何社受けるべきか?
- 就活サイトに掲載すべきプロフィール写真の特徴は?
- 就活サイトからの電話がしつこい場合はどうすれば良いか?
- 就活サイトの一括登録は利用すべき?
- 就活サイトに勝手に登録されることはありますか?
- 就活サイトを使わないで内定を取ることはできますか?
- 就活サイトのビジネスモデルはどんなものですか?
- 就活サイトが嫌いと言われる理由は?
- 就活サイトは安全ですか?
- 就活サイトは嘘の情報で登録しても良いですか?
【逆求人サイトに関する情報】