就活サイトのビジネスモデルは?【種類ごとに解説】

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日スタバにこもって1500以上の記事を書いてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!

… その代わりに友達が少なく、週1回の1人サウナを楽しみに寂しく生きています。笑

「就活サイトのビジネスモデルって気になる?」

「就活サイトはなぜ無料で使えるの?」

こんな疑問を持っている就活生は多いと思います!

そこで本記事では、これまで就活ブログを7年書いた僕の知見を活かして、就活サイトの種類ごとのビジネスモデルについて詳しく解説していきます!

ちなみに僕はこうして実際にホワイト企業ナビという求人サイトを運営しているので、ホワイト企業ナビのビジネスモデルも共有していきますね。

ぜひ最後まで読み込んでもらえると嬉しいです!

就活サイトは就活生は無料で利用できますが、どう収益化しているのかビジネスモデルが知りたいです!

ビジネスモデルはサイトの種類ごとに大きく異なるから、サイトの種類ごとに主流のビジネスモデルをチェックしていこう!

就活サイトのビジネスモデルは種類ごとに異なる

まず押さえておきたいのが、就活サイトのビジネスモデルは種類ごとに異なるということです。

就活サイトと一口に言っても、実はいくつかの種類があり、それぞれ収益の仕組みが違うんですよね。

就活サイトの種類を一覧化した図

【主な就活サイトの種類】

  • 求人サイト
  • 逆求人サイト
  • 就活エージェント
  • 口コミサイト

ここではまず簡単に、それぞれがどんな就活サイトなのか概要を解説していきます。

それぞれの詳しいビジネスモデルについては、次の章で解説しますね!

①求人サイト

まず、最もポピュラーな就活サイトが求人サイトです。

リクナビやマイナビといった大手就活サイトがこれにあたります。

求人サイトは、企業から「掲載料」を徴収することで収益を上げるケースが多いですね。

②逆求人サイト

次に、最近人気が高まっている逆求人サイトです。

キミスカやOfferBoxなどがこのタイプに該当します。

逆求人サイトは、学生が自分のプロフィールを登録し、企業側から直接スカウトを受ける仕組みです。

このタイプのサイトは、主に「初期費用+成功報酬型」のビジネスモデルを採用していることが多いです。

つまり、企業が学生を採用できた場合に、サイト運営会社に手数料を支払うという仕組みですね。

③就活エージェント

3つ目は就活エージェントです。

マイナビ新卒紹介やレバテックキャリアなどが代表的です。

就活エージェントは、学生と企業のマッチングを人的サポートも含めて行うサービスです。

こちらは基本的に成功報酬型のビジネスモデルを採用しています。

学生が無事に内定を獲得すると、企業側がエージェント会社に報酬を支払う仕組みです。

④口コミサイト

最後に、口コミサイトです。

みん就(みんなの就職活動日記)や就活会議など、学生の体験談や企業の評判を集めたサイトがこれに当たります。

口コミサイトは、主に広告収入やデータ販売で収益を上げていることが多いようです。

サイトに多くの学生が集まることで広告価値が高まり、また蓄積された情報を企業に販売することもあります。

このように、就活サイトの種類によって収益モデルが異なります!

次の章からは、それぞれのビジネスモデルについて、より詳しく見ていきましょう。

なるほど!就活サイトと言っても、その中には複数の種類があり、それぞれビジネスモデルが異なるんですね。

求人サイトのビジネスモデル

ここでは、最も一般的な就活サイトである求人サイトのビジネスモデルについて、詳しく解説していきます。

求人サイトの主な収益源は、企業から徴収する「掲載料」と「オプション料金」です。

これらについて、具体的に見ていきましょう。

【求人サイトの主な収益源】

  • 掲載料
  • オプション料金

①掲載料

求人サイトの最も基本的な収益源が「掲載料」です。

企業が自社の求人情報を掲載する際に支払う料金のことです。

例えば、リクナビやマイナビといった大手就活サイトの場合、基本的な掲載料は数十万円から数百万円程度と言われています。

この料金は、企業の規模や掲載期間、掲載内容の充実度などによって変わってきます。

大手企業であれば、年間1000万円以上の掲載料を支払っているケースもあるそうです。

僕が求人サイトを経営している中で、ある中堅企業の採用担当者から「うちは年間500万円くらい払ってるよ」と聞いたことがあります。

②オプション料金

次に重要な収益源が「オプション料金」です。

これは、基本的な掲載以外の追加サービスに対して企業が支払う料金のことです。

オプションには様々な種類があり、例えば以下のようなものがあります。

【追加オプションの例】

  • バナー広告の掲載
  • 検索結果の上位表示
  • 特集記事の作成
  • イベントへの出展権
  • 応募者情報の詳細分析

これらのオプションを利用することで、企業はより多くの学生の目に留まりやすくなったり、効果的な採用活動を行えたりします。

このように、オプションサービスは企業にとってより多くの学生からの認知が取れるので採用する企業も多く求人サイトにとっては大きな収益源となっています。

ホワイト企業ナビのビジネスモデル

ちなみにこの記事を掲載しているホワイト企業ナビも求人サイトです。(スカウト機能も提供していますが、サイトとしては求人サイトという括りで運営しています。)

ホワイト企業ナビのビジネスモデルはシンプルで、求人を掲載する企業様からの掲載料で収益が発生しています。

また集客をSEOとSNSで行っているので、大規模な広告費を掛ける必要がないため、小規模でも運営していけるんですよね。

(結局のところ、どんなサービスもいかに認知・集客が取れるかにかかっているので、その点、僕らはSEOとSNSが強いので他の会社よりも経費を抑えることができています!)

なるほど!求人サイトのビジネスモデルは「掲載料」を基本軸として、サイトによっては追加のオプションなどで売上をあげているんですね。

逆求人サイトのビジネスモデル

次に、スカウトによって就活を進めるタイプの逆求人サイトのビジネスモデルについて解説していきます。

逆求人サイトの主な特徴は、求人サイトと異なり、成果報酬型のビジネスモデルを採用していることです。

具体的に見ていきましょう。

【逆求人サイトのビジネスモデルの特徴】

  • 成果報酬型
  • 初期費用が無料のサイトも多い

①成果報酬型

逆求人サイトの最大の特徴は、成果報酬型のビジネスモデルを採用していることです。

これは企業が学生を採用できた場合にのみ、サイト運営会社に手数料を支払う仕組みです。

例えば、キミスカやOfferBoxといった有名な逆求人サイトでは、採用が決まった場合に、月額費用(または年間費用)に加えて、追加で1名採用で◯万円と成果報酬費用が発生します。

この仕組みにより、企業は採用できた場合にのみコストが発生するため、リスクを抑えつつ採用活動を行えるメリットがあります。

②初期費用が無料のサイトも多い

最後に、逆求人サイトの中には企業側の初期費用が無料のサイトも多いです。

大手の逆求人サイトだと初期費用がかかるケースが多いですが、そうでないと初期費用無料で成果報酬型で利用できるサイトもあります。

これは成果報酬型のビジネスモデルを採用しているからこそ可能なモデルですよね。

企業は初期費用なしでサービスを利用でき、採用に成功した場合にのみ費用が発生します。

この仕組みにより、中小企業やスタートアップなど、採用予算が限られている企業でも気軽にサービスを利用できるというメリットがあります!

逆求人サイトのビジネスモデルは、サイトによっても異なるけど、成果報酬型を採用しているサイトも多いんですね。たしかにそれだと企業側の利用開始ハードルが低いですもんね。

就活エージェントのビジネスモデル

続いて、就活エージェントのビジネスモデルについて解説していきます。

就活エージェントは、基本的に逆求人サイトと同様の成果報酬型のビジネスモデルを採用していますが、そのサービス内容や報酬体系に特徴があります。

具体的に見ていきましょう。

【就活エージェントのビジネスモデルの特徴】

  • 成果報酬型
  • 人的サポートの提供
  • 非公開求人の取り扱い

①成果報酬型

就活エージェントの基本的なビジネスモデルは、逆求人サイトと同じく成果報酬型です。

つまり、学生が企業に採用された場合にのみ、企業側がエージェント会社に報酬を支払う仕組みです。

例えば、マイナビ新卒紹介やレバテックキャリアといった大手エージェントの場合、採用が決まった学生の初年度年収の30〜35%程度を手数料として徴収すると言われています。

仮に初年度年収が400万円の場合、120〜140万円ほどの手数料となります。

②人的サポートの提供

就活エージェントが逆求人サイトと大きく異なる点は、人的サポートを提供していることです。

エージェントは単に求人情報を提供するだけでなく、専任のキャリアアドバイザーが学生1人1人に寄り添ってサポートします。

具体的には以下のようなサービスを提供していますね。

【就活エージェントのサービス内容】

  • 面接対策
  • ES(エントリーシート)添削
  • 企業分析のアドバイス
  • 内定交渉のサポート

例えば、僕が就活中に利用したエージェントでは、面接の直前に模擬面接を行ってもらい、回答の仕方や姿勢などについて細かいアドバイスをもらいました!(僕の担当者は非常に優秀な方だったので、めちゃくちゃ参考になりましたね。)

この手厚いサポートが、エージェントの報酬が逆求人サイトより高めに設定されている理由の1つです。

③非公開求人の取り扱い

就活エージェントのもう一つの特徴は、一般の就活サイトには掲載されていない非公開求人を取り扱っていることです。

これらの非公開求人は、企業が厳選した限られた学生にのみ紹介したい場合や、機密性の高い部署の採用の場合などに利用されます。

この非公開求人の取り扱いが、エージェントの価値を高め、より高額な報酬設定を可能にしている要因の1つと言えるでしょう。

このように、就活エージェントは成果報酬型のビジネスモデルを基本としつつ、人的サポートと非公開求人の提供という付加価値を提供することで、独自のポジションを確立しています!

就活エージェントのサービスを就活生側が無料で利用できるのは、入社先の企業からの紹介料で成り立っているからなんですね!

口コミサイトのビジネスモデル

最後に、口コミサイトのビジネスモデルについて解説していきます。

口コミサイトは、他の就活サイトとは異なり、主に広告収入とデータ販売によって収益を上げています。

具体的に見ていきましょう。

【口コミサイトのビジネスモデルの特徴】

  • 広告収入
  • データ販売
  • プレミアム会員制度

①広告収入

口コミサイトの主要な収入源の一つが広告収入です。

サイトに多くの学生が訪れることで広告価値が高まり、企業から広告掲載料を徴収することができます。

例えば、みんなの就職活動日記や就活会議といった人気の口コミサイトでは、サイト内のバナー広告やタイアップ記事などで広告収入を得ています。

これらの口コミサイトは、PV数が非常に多いので広告主が付きやすいので、このビジネスモデルが成り立っています。

②データ販売

口コミサイトのもう一つの重要な収益源が、蓄積された情報やデータの販売です。

もちろんこれらを行っているかどうかはサイトによって異なるので、その点は注意してください。

多くの学生の口コミや体験談が集まることで、就活生の動向や企業の評判に関する貴重なデータが蓄積される。

これらのデータは、企業の採用戦略立案や自社の評判分析などに活用できるため、高い価値を持ちますからね。

③プレミアム会員制度

一部の口コミサイトでは、プレミアム会員制度を設けて収益を上げているケースもあります。

基本的な情報は無料で閲覧できますが、より詳細な情報や特別なサービスを利用する際に有料会員になる仕組みです。

例えば、以下のようなサービスが提供されています。

  • OB・OG訪問のマッチング
  • 採用実績の詳細データ
  • ES(エントリーシート)の添削サービス

このように、口コミサイトは広告収入、データ販売、そしてプレミアム会員制度を組み合わせることで収益を上げています。

学生に対しては基本的に無料でサービスを提供しつつ、企業や一部の学生からの収入で運営を成り立たせているんです。

口コミサイトは特にどうやって成り立っているか分からなかったのですが、広告や送客、データ販売で収益をあげているんですね!

就活生が無料で利用できるのは就活サイトがBtoB事業だから

ここまで、様々な就活サイトのビジネスモデルを見てきました。

そして気づいたと思いますが、これらのサイトに共通しているのは、学生が基本的に無料で利用できるという点です。

詳しく見ていきましょう。

【就活サイトが無料である理由】

  • 収益源は企業側だから
  • 学生の集客が重要だから
  • 長期的な価値創出のため

①収益源は企業側だから

就活サイトの主な収益源は、サービスを利用する企業側にあります。

求人サイトであれば掲載料やオプション料金、逆求人サイトや就活エージェントであれば成功報酬、口コミサイトであれば広告料やデータ販売という形で、企業から料金を徴収しています。

つまり、言い方はあれですが学生情報は「商品」であり、企業が「顧客」です。

例えば、大手就活サイトの営業担当者は「うちのサイトには年間100万人以上の学生が登録していて、貴社の求人にもたくさんの応募が期待できます」といったセールストークを展開します。

このように、学生をいかに多く集められるかが、企業への営業力につながるんですね。

②学生の集客が重要だから

就活サイトにとって、学生を多く集めることは非常に重要です。

なぜなら、多くの学生が利用するサイトほど、応募が多く集まるので企業にとって魅力的だからです。

そのため、学生に対して利用料金を課すことは、集客の妨げになる可能性が高い。

実際に僕が就活していた時も、無料で利用できるサイトしか使っていません。

もし有料だったら、おそらく利用するサイトの数は1つか2つだったと思います。

そのため就活サイトは学生に対して無料でサービスを提供し、できるだけ多くの利用者を集めようとしているんですね。

③長期的な価値創出のため

また、就活サイトが学生に無料でサービスを提供する背景には、長期的な価値創出という視点もあります。

このように、学生に無料でサービスを提供することは、将来の顧客を育てることにもつながっているんですね。

以上のような理由から、就活サイトは学生に対して無料でサービスを提供しています。

BtoBのビジネスモデルを採用することで、学生は無料で質の高いサービスを利用でき、企業は効率的な採用活動を行えるという、win-winの関係が成立しているんですね!

なるほど!企業側が費用を払うことで、就活生側は無料で利用できるんですね!

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

就活サイトのビジネスモデルについて、少しでも理解を深めてもらえたのなら嬉しい限りです!(今日も1日ずっとスタバにこもって記事を書いています!)

これからもこのホワイト企業ナビでは、僕自身が「本当に読みたい」と思える本質的な情報を書いていきます!

少しでも気に入ってくれた方は、ぜひホワイト企業ナビをブックマークしてもらえると嬉しいです!

以上!就活マンでした!最後に要点をまとめて終わりますね!

【本記事の要点まとめ】

  • 学生を多く集めることが企業への価値提供につながり、長期的な顧客育成にもなっている。
  • 就活サイトのビジネスモデルは種類ごとに異なり、主に求人サイト、逆求人サイト、就活エージェント、口コミサイトがある。
  • 求人サイトは企業からの掲載料とオプション料金で収益を上げている。
  • 逆求人サイトと就活エージェントは主に成果報酬型のビジネスモデルを採用している。
  • 口コミサイトは広告収入とデータ販売が主な収益源となっている。
  • 就活サイトが学生に無料でサービスを提供できるのは、そのビジネスモデルがBtoBを基本としているため。

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この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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