【秋採用での企業の探し方10選】絶対に押さえるべき探し方を共有!

本ページには一部PR情報が含まれます(詳細:広告掲載ポリシー

秋採用までエントリーを募集している企業ってどうやって探せば良いんだろう?

この記事では、秋採用ではどんな手段で企業を探すことができるのか、またその中でもどの方法で企業を探すのがベストなのかを解説します!

求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

今回は秋採用での企業の探し方を詳しく解説していきます。

秋採用は就活後半ですが、就活後半は求人が減るスピードが早いので、マイナビなどの大手求人サイトだけでなく様々な方法を用いるのが有効です。

僕も就活生の時は、秋採用まで就活をおこなっていたので専門性には自信があります。

一緒に秋採用での企業の探し方を確認していきましょう。

そもそも秋採用とは?

秋採用とは、主に9月〜11月末の時期の就職活動のことを示す言葉です。

しかしこの期間はあくまで目安であり、企業によって秋採用と定める期間は異なります。

よって「秋採用は9月〜11月末ぐらいの時期の就活のことか」と簡単に理解しておきましょう。

この時期は求人が少なくなっていますが、その分、活動している就活生も少ないです。

よって諦めずに秋採用まで活動することで、内定を獲得することは全然できます。

実際に僕はこれまで5年にわたって就活支援してきましたが、秋採用での内定獲得者は9割以上とほとんどの就活生が秋採用を成功させることができています。

(ただし正しい選考対策・求人の探し方を把握し、しっかりとエントリー数を増やすことが重要になってきます。何も行動しなければ当然ですが内定は出ません)

秋採用をおこなっている9割の人が、まだ内定を獲得していない人だと聞きました。複数内定を獲得するような優秀な人がもう離脱しているので、秋採用の方が評価されそうです!

秋採用での企業の探し方【10選】

それでは今回の記事の本題である「秋採用での求人の探し方」を解説します。

求人の探し方は、就活が本格化した春採用でも秋採用でも関係なく、おすすめの探し方はそこまで多くありません。

ですがこの記事では取れる方法を全て洗い出しました。

おすすめ度はそれぞれ異なるので、上からおすすめ順に紹介していきますね。

【秋採用での企業の探し方】

  1. 就活エージェントからの紹介を受ける
  2. 大手求人サイトで検索する
  3. 逆求人サイトからスカウトを受ける
  4. 求人検索エンジンで検索する
  5. 秋採用中に開催されている合同説明会に参加
  6. 大学のキャリアセンターから紹介を受ける
  7. 企業の採用ページを確認する
  8. SNSで検索する
  9. ハローワークで求人を検索する
  10. OBなど知り合いのコネクションをたどる

探し方① 就活エージェントからの紹介を受ける

  • おすすめ度:★★★★★
  • 求人の量:★★★★★
  • 探しやすさ:★★★★★

まず秋採用で求人を探すのに最もおすすめなのが「就活エージェント」です。

就活エージェントとは、民間の人材会社が就活生向けに無料で提供しているサービス。

面談を元にして、担当者が1人1人に合った求人を紹介してくれます。またそれだけでなく、内定獲得までES添削や面接対策などの支援をしてくれるので、不安の多い秋採用にぴったりなんですよね。

就活エージェントを無料で利用できる理由

この就活エージェントは本当に便利なサービスです。

質の高い担当者が付いてくれたら、精度高く求人を紹介してくれるし、本質的な選考対策までしてくれる。

ですが気になるのが「なぜ無料で利用できるのか?」という点ですよね。似たサービスとして「就活塾」がありますが、利用するには20万円ほどの費用が必要になってきます。

就活エージェントが無料で利用できるのは、紹介した求人への入社が決まった際に、その求人を出している企業から紹介料が支払われるからです。

このビジネスモデルをわかりやすいように図解してみました。

どの企業も新卒を採用するために、多額のコストをかけています。

求人サイトへの掲載費や合同説明会への出展費用などなど。こうした新卒を採用するためにかける採用コストの1つとして就活エージェントが利用されているんですよね。

(一方で就活塾の場合は、このビジネスモデルがないので、利益を就活生から取らないといけないため有料なんです)

担当者の存在は就活後半の心の拠り所となる

秋採用は就活後半なので、とにかく「このまま内定が出なかったらどうしよう」と不安になりますよね。

秋採用まで就活を続けている就活生の数は全体の2割。

就活生40万人とすると、8万人もの就活生が同じく秋採用をしているので、同じ悩みを持つ就活生は多いんですよ。

ですが、就活は個人戦なので同じ悩みを持つ仲間がいると感じることができません。

そんな状況がゆえに不安は大きくなるのですが、就活エージェントを利用することで担当者が心の拠り所になってくれます。

なぜならその担当者が対応している就活生は同じ秋採用をおこなっている就活生であり「秋採用を続けているのはあなただけじゃないよ」と伝えてくれるからです。

(僕も毎日1人で孤独に記事を書き続けていますが、ツイッターなどを見ると同じような状況の人がいることを確認できて、心の拠り所になったりします)

これらの理由を踏まえて、秋採用で企業を探すのに就活エージェントは最もおすすめだと言えるでしょう。他の手段と併用して、就活エージェントを利用することをおすすめします。

おすすめの就活エージェント

ちなみに就活エージェントは担当者の質で決まります。

担当者が適当な人だったら、自分に合わない求人を紹介されたり、むしろプレッシャーになるような言葉を言われてしまう。

そこで実績があり、かつオンライン面談にも対応しているエージェントを利用することを僕はおすすめしています。

具体的に実績があり、かつ知名度の高いサービスを共有しておきますね。

▼おすすめの就活エージェント

またこれらのエージェントの他に、僕がおすすめの就活エージェントを別記事にてランキング化しておきました。

秋採用にて就活エージェントを少しでも活用しようと考えている方は、合わせて読み込んでくださいね。

» おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選!】

探し方② 大手求人サイトで検索する

  • おすすめ度:★★★★★
  • 求人の量:★★★★★
  • 探しやすさ:★★★★★

続いて、秋採用で企業を探す王道が「大手求人サイト」ですね。

新卒向けの大手求人サイトとなると、マイナビ・リクナビ・キャリタス就活が挙げられます。

その中でも圧倒的に掲載求人数が多いのがマイナビなので、秋採用ではマイナビの利用は必須となってくるかと。

11月3日現在、各求人サイトに掲載されている秋採用向けの求人数は以下のとおりです。

  • マイナビ:4117求人 (秋採用で積極採用中で検索した結果)
  • リクナビ:1339求人 (2週間以内に更新している求人で検索した結果)
  • キャリタス就活:197求人 (秋採用 と検索した結果)

マイナビはリクナビの2倍以上の掲載数があることがわかります。

よって大手求人サイトを利用するなら「マイナビ→リクナビ→キャリタス就活」の順で利用するのが良いでしょう。

大手求人サイトで検索する特は求人を絞ると良い

大手求人サイトを利用する際のテクニックを共有しておきます。

それは求人を検索する時に、しっかりと条件で絞り込むことです。

「勤務地」での絞り込みはほとんどの人がおこなっていると思いますが、他にも残業時間や3年後定着率、有給取得日数など、働きやすさの軸になる条件で絞り込むことができるんですよね。

▼マイナビの求人絞り込み画面(求人検索時に設定できます)

個人的には「残業時間」は絶対に絞り込むべきだと考えてます。

日本の企業の平均残業時間が20〜25時間/月と言われているので、これを1つの目安として、さすがに100時間を超えてくるような企業はブラックである可能性が高い。

残業時間が長い=それだけ社員をコキ使わないと儲からない事業」と言えるので、残業時間は絶対にチェックしておくべきですね。

例外で言うと、ベンチャー企業の場合は立ち上がりなので残業時間が長くなっても仕方ないのですが、普通に設立後5年以上で残業時間がめちゃくちゃ長いのは要注意です。

(ちなみに僕は他にも「3年後の定着率」はよく見ます。シンプルに辞める人が多い会社はベンチャー以外だと怖いですからね…。)

探し方③ 逆求人サイトからスカウトを受ける

  • おすすめ度:★★★★★
  • 求人の量:★★★★★
  • 探しやすさ:★★★★★

ここまで紹介した「就活エージェント+求人サイト」でも十分な数の企業を探せます。

ですが、これに加えて絶対に取り入れるべきが「逆求人サイト」ですね。

逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくことで企業側からスカウトが届く就活サイトのこと。

この特性上、1度登録さえしておけば、秋採用で採用活動をしている企業からスカウトを受けることができます。

求人サイトは自分から企業を探さないといけません。一方で、この逆求人サイトなら登録後はまっているだけなので効率的に企業との接点を獲得できます。

おすすめの逆求人サイトは新卒向けの大手2社ですね。

どちらも登録して、1つでも多くのスカウトを獲得できる仕組みを作っておくと良いですよ。

▼おすすめの逆求人サイト

おすすめサイト一覧

プロフィールに【秋採用継続中】と書く

逆求人サイトにて、秋採用でスカウトを獲得するテクニックがあります。

それは自己PRなど、企業の人事担当者が絶対に見る部分に「秋採用継続中」ということをわかりやすく書いておくことです。

可能であれば簡単に「なぜ秋採用まで継続しているのか」まで記載すると、読み手である人事は秋採用中にスカウトを送りやすくなります。

このように就活では「人事担当者の立場に立って考えること」を徹底することが大切で、それができれば評価は上がります。

探し方④ 求人検索エンジンで検索する

  • おすすめ度:★★★★★
  • 求人の量:★★★★★
  • 探しやすさ:★★★★★

続いて、大手求人サイトと似ていますが「求人検索エンジン」も利用可能です。

求人検索エンジンとは、1つのサイトから世の中のあらゆる求人サイトを検索できるサイトでして、indeedや求人ボックスが大手として君臨しています。

「あらゆる求人サイトから検索できるならマイナビよりも良いのでは?」と思うかもしれませんが、1つ1つの求人情報が浅いので、就活生へのおすすめ度は若干下がります。

下の画像は実際の検索画面ですが、ちょっと求人情報がシンプルすぎますよね。

画像引用:indeed

求人検索エンジン限定の求人も存在する

それでも求人検索エンジンに一応目を通しておくべき理由があります。

それは求人検索エンジンのみに求人を掲載している企業があるということです。

indeedや求人ボックスは、マイナビやリクナビと比べて掲載費が安いので、求人検索エンジンだけに求人を出している企業があるんですよね。

(これは一概に良いとは言えず、「マイナビやリクナビに掲載しない=掲載費の余裕がない」と考えることができますが、検索して良い求人があるかどうか少し見てみる分には良いでしょう)

探し方⑤ 秋採用中に開催されている合同説明会に参加

  • おすすめ度:★★★★・
  • 求人の量:★★★・・
  • 探しやすさ:★★★★・

続いて、秋採用にて1社1社じっくり知ってからエントリーしたい人におすすめが「合同説明会」です。

合同説明会とは、企業が複数集まって自社の説明をして、それを聞いた就活生が気に入った企業にエントリーするというイベントのこと。就活生は無料で参加することができます。

(これは参加する企業側が出展料を払っているので就活生は無料というビジネスモデル)

これまではリアルな場で行われることの多かった合同説明会ですが、現在はオンラインで開催されることが多くなっています。

家にいながら複数の企業の人事から会社の説明を聞くことができるので、オンライン化は非常に嬉しいし参加しやすくなっています。

秋採用中に開催されている合同説明会は少ない

1点、この合同説明会の懸念点としては秋採用中の開催が少ないことです。

活動している就活生の数が、春採用と比べて2割しかないので、開催しても参加者が集まりにくいからでしょう。

よって合同説明会に参加する場合は、日本イチの開催頻度を誇る「ミーツカンパニー」がおすすめです。

会場に直接行くイベントもあれば、オンラインでの開催もあるので参加しやすいですよ。

ちなみに僕が就活生の時も2度参加したことがあり、ミーツカンパニー経由で2社からの内々定を獲得することができました。

穴場ホワイト企業の参加も多くて、参加価値が高かったです。

探し方⑥ 大学のキャリアセンターから紹介を受ける

画像引用:獨協大学キャリアセンター
  • おすすめ度:★★★・・
  • 求人の量:★★・・・
  • 探しやすさ:★★★★・

次に秋採用で企業を探す方法として「大学のキャリアセンターからの紹介」があります。

企業によっては大学に直接求人を持ち込む場合があるので、キャリアセンターからそういった持ち込まれた求人を紹介してもらうことができるんですよね。

ただし、キャリアセンターが保有している求人の数は大学によって異なります。

規模の小さな大学だと保有求人が少なく、紹介してもらうことができない可能性もあるので「ダメ元で1度聞いてみようかな」という程度に活用することをおすすめします。

大学に求人を持ち込む企業は儲かっていない可能性がある

大学のキャリアセンターからの紹介を受ける際に、注意点があります。

それは大学のキャリアセンターに求人を持ち込む企業は、採用コストをあまりかけることができない儲かっていない企業の可能性があることです。

求人サイトには掲載費が、就活エージェントには紹介料が、合同説明会には出展料がかかりますが、大学に直接求人を持ち込むのは無料です。

もちろん一概には言えないですが、求人サイトに掲載せずに大学への持ち込みだけで新卒を採用しようとする企業は、採用コストをかけれない儲かっていない会社の可能性もあるので十分に注意してくださいね。

(これと全く同じことが、後で紹介する「ハローワーク」でも言えるので押さえておきましょう!)

探し方⑦ 企業の採用ページを確認する

画像引用:東芝採用サイト
  • おすすめ度:★★★・・
  • 求人の量:★★★・・
  • 探しやすさ:★★・・・

秋採用で企業を探す方法として次に紹介するのは「企業の採用ページの確認」です。

この方法は1社ごとに調べる必要があるので非効率です。しかし、もともと気になっている企業がある場合は、その会社の採用ページを確認してみると良いでしょう。

秋採用についての募集情報が採用ページに書かれている企業は少ないですが、企業によっては求人サイトに掲載せずに自社の採用ページからのみ募集をおこなっている場合もあります。

(この場合、エントリーが集まらないので受かる可能性が高まります)

どうしても入社したい企業にはお問い合わせするのもあり

大手企業だと難しいですが、中堅〜中小企業であれば、採用ページで募集をかけていなくても、直接お問い合わせすることで採用枠を設けてくれる可能性は十分にあります。

なぜなら「わざわざ直接お問い合わせして入社したいと言ってくるような積極的な人材を企業は求めているから」ですね。

ちなみに企業の営業活動では、こうして直接お問い合わせすることは当たり前の仕事です。

就活は自分という名の商品を売り込む営業活動とも言えるので、「返信がなくても当たって砕けろ」という心持ちでお問い合わせしてみましょう。

(こうした経験は、それで採用されなくても今後の社会人生活に活きてきますよ!)

探し方⑧ SNSで検索する

  • おすすめ度:★★★・・
  • 求人の量:★★・・・
  • 探しやすさ:★★★・・

次に秋採用で企業を探す方法の1つに「SNSの活用」があります。

主にツイッターになりますが、企業によっては秋採用の募集をツイッターで募集しているところもあります。

この場合はほとんどがベンチャー企業や中小企業になりますが、大手にこだわらない人にとっては直接ツイッターでお問い合わせすることで他の就活生との差別化を図ることができます。

▼実際のツイートまとめ

✨お知らせ✨
2022年度新卒秋採用募集中

☑️募集職種:3Dアニメーター、3Dモデラ―、CGデザイナー・コンポジッター、3D制作進行、リガー
☑️募集締切:明日10/29(金)12:00まで
※応募フォームよりご応募ください

私達と一緒にアニメーションを作りませんか。
▶️https://t.co/NZaDNQnHuZ#graphinica— グラフィニカ公式 (@graphinica) October 28, 2021

#カクダイで働こう!
【📢秋の採用募集中!】

22年卒業予定の学生の皆様、就活状況はいかがでしょうか?

カクダイでは
●営業職
●事務職(札幌勤務)
の職種でまだまだ募集中!

あなたも『蛇口屋稼業』の一員になりませんか?#22卒 #就活 #秋採用

詳しくはコチラから👇https://t.co/Akyn46dXpO pic.twitter.com/INFNjcpzrY— 株式会社カクダイ【公式】 (@kakudai_jp) October 29, 2021

探し方⑨ ハローワークで求人を検索する

画像引用:厚生労働省福岡労働局
  • おすすめ度:★★・・・
  • 求人の量:★★・・・
  • 探しやすさ:★★・・・

続いて、地域ごとに設置されている「ハローワーク」を利用して求人を探すことができます。

ハローワークは厚生労働省が大本の国が運営する施設です。

労働の安定のために、働く場所に困っている人たちに向けて求人を紹介したり、就職支援をおこなっています。

そんなハローワークですが、新卒への支援に特化した「新卒応援ハローワーク」を実施しています。

この窓口では新卒向けの求人を紹介してもらうことができるんですよね。(他にも面接対策講座などの講座などが開催されています)

先に紹介したキャリアセンターの求人と同様に、このハローワークに求人を出すのは無料です。よって採用コストをかけられない儲かっていない企業の求人も多い。

ハローワークで紹介を受ける場合は、1社1社丁寧に調べてください。

ネットに情報がない企業の場合は、選考を受ける前に社員さんに話を聞く機会を作ってもらうと良いでしょう。(ハローワークに新卒求人を出す企業は採用に困っていることが多いので、そういったお願いを柔軟に聞いてくれる傾向にあります)

探し方⑩ OBなど知り合いのコネクションをたどる

  • おすすめ度:★★・・・(※知り合いが多い場合は★5)
  • 求人の量:★・・・・
  • 探しやすさ:★・・・・

それでは最後に、秋採用での企業の探し方として「コネをたどる」がありますね。

元々の知り合いに紹介してもらう、OB訪問で社員さんとのコネを作るなど、直接企業と繋がることで選考に繋いでもらう方法です。

この方法は元々社会人の知り合いが多い場合は有効ですが、僕のように知り合いが少ない人にはおすすめできない方法です。効率が悪いので。

社会人の知り合いが多く、秋採用に悩んでいる場合は、1度相談してみると良いでしょう。

OB訪問に役立つサイト

効率は悪いですが、知り合いがいない人は新規でOB訪問をするのも1つの手です。

その時、OB訪問する相手を探すのに便利なサイトがあるので共有しておきますね。

以上が秋採用で企業を探す方法でした。

考えられる方法を全て書き出したので、この中からいくつかの方法を併用利用するのが良いでしょう。

僕がおすすめするのは「就活エージェント+大手求人サイト+逆求人サイト」ですね。

この3つを秋採用で併用利用している就活生は少ないので、それだけでも頭1つ抜けることができますよ。

こうして秋採用での企業の探し方を確認すると、いろいろな方法があると分かりますね。

1つの探し方に固執しないで、自分に合った探し方を複数使うのが良さそうだね!

秋採用で企業を選ぶ際のポイント

秋採用での企業の探し方を押さえると同時に、企業を選ぶポイントも把握しておきましょう。

「どんなポイントを見て企業を選べば良いの?」と分からないまま、感覚で適当に選んでいる人が多いですが、それだと入社してから全てが分かる宝くじのようなもの。

僕が今就活生なら絶対に押さえる4つのポイントをぜひ覚えておいてください。

【秋採用で企業を選ぶ際のポイント】

  • 自分が最低限求める労働条件を満たしているかどうか
  • 採用人数が従業員数に対して多すぎないか
  • 成長業界かどうか
  • ビジネスモデルが「資本集約型」かどうか

ポイント① 自分が最低限求める労働条件を満たしているかどうか

まずは自分が最低限求める労働条件を設定しておきましょう。

僕の場合は「残業時間が月平均40時間以内」かつ「平均年収が600万円以上」を最低条件として企業を選ぶようにしていました。

このように事前に条件を明確化しておけば、求人サイトで検索する時も絞り込みできますし、就活エージェントに求人を紹介してもらう時もその条件を伝えることができる。

何の基準も持っていない状態で企業を探すのは運に任せすぎです。

「最低条件の設定→それを満たす求人検索」は必ずするべきでしょう。

ちなみに「とにかく働きやすい企業に入社したい」というホワイト企業を志望している人向けに、秋採用をおこなうホワイト企業をまとめた記事を書いたので、合わせて読んでくださいね。

» 秋採用でおすすめのホワイト企業は?【探し方も解説】

ポイント② 採用人数が従業員数に対して多すぎないか

次に従業員数に対して、明らかに採用人数が多すぎる企業は避けるようにしてました。

なぜなら従業員数に対して採用人数が多すぎるのは、それだけ多くの人がすぐに辞めてしまい人材不足に陥っていると判断できるからです。

離職率がそこまで高くない会社なら、従業員数に対してそこまで大量の募集をする必要はありません。

超成長中の企業なら一気に採用する可能性はありますが、その場合は即戦力となる中途を採用する傾向にあるので、新卒を大量に採用することには違和感を感じますよね。

具体的に見てみましょう。

マイナビでは採用予定人数が表示されるので分かりやすいです。

下の会社は従業員数が5000人以上に対して、秋採用で新卒を50人採用しようとしています。5000人に対しての50人なので、そこまで多くないですよね。

画像引用:マイナビ2022

どのぐらい多く採用する企業は避けるべきか?

目安としては、秋採用で従業員数に対して1割以上の人数を採用する企業は要注意。

この会社の場合なら従業員数が5000人なので、500人の新卒を採用するとなると避けるべきラインになってくるでしょう。

ポイント③ 成長業界かどうか

次に僕が今着目するなら、成長業界かどうかは重要なポイントとなります。

成長業界の企業に入社することのメリットは、大きく3つで「実績を残しやすい」「転職しやすい」「待遇が良くなりやすい」ですね。

それぞれの理由を細かく説明すると以下のとおりです。

【成長業界の企業に入社するメリット】

  • 実績を残しやすい|業界自体が成長していると同じことを続けているだけでも実績を出せる
  • 転職しやすい|成長業界では競合他社も成長しており人材を求めているのでキャリアアップに繋がる転職がしやすい
  • 待遇が良くなりやすい|成長企業は当然利益も上がっていくので従業員への待遇を上げることができる

反対に衰退業界だと、これと全く逆のことが起こります。

「実績を残しにくい」「転職しにくい」「待遇が下がっていく」です。最悪ですよね。

ある書籍にて「成長業界の企業に入社することは上りのエスカレーターに乗っているようなもの、一方で衰退業界では下りのエスカレーターに乗っているようなもの」という記述がありましたがまさにその通りです。

成長業界・衰退業界の具体例

ちなみに具体的にどの業界が成長業界なのか気になりますよね。

成長業界としては「IT業界・エンタメ業界・医療業界・EC業界・半導体業界・Web広告業界・農業業界・ドラックストア業界・化学業界・リサイクル業界・雑貨業界」などが挙げられます。

反対に衰退業界としては「出版業界・新聞業界・銀行を中心とした金融業界・士業(会計士や弁護士など)・製造業界(特に工場作業員)・百貨店、デパート業界・アパレル業界・音楽業界」などが挙げられます。

ちなみに僕が今、就活生なら衰退業界は絶対に避けます。

実績を残しにくく、転職しにくい環境からスタートするのはあまりに困難だからです。

ポイント④ ビジネスモデルが「資本集約型」かどうか

そして最後に、僕が企業を選ぶ際に注目するのがビジネスモデルです。

ビジネスモデルとは、どのように儲けを出しているのか、その企業の事業の仕組みのこと。

そんなビジネスモデルには「資本集約型」と「労働集約型」の2つがあるので覚えておいてください。

資本集約型のビジネスモデルとは

まず資本集約型とは、会社に資本がどんどん積み上げられていくビジネスモデルです。

例えば僕はこうして記事を書いていますよね。記事が増えれば増えるほど、アクセスが増えていくので広告費が増えていきます。

他にもYouTuberも資本集約型で、動画が増えていけば増えていくほど、視聴数も増えていくので広告費が増えていきます。

皆さんが使っているメルカリも資本集約型です。利用者数が増えれば増えるほど、運営側は手間をかけずに売上が倍増していきますよね。

労働集約型のビジネスモデルとは

次に労働集約型とは、会社に積み上げられる資本が少ないビジネスモデルです。

例えば「ホームページ制作会社」が良い例でしょう。1つのホームページを作成して◯円という形なので、ホームページを作れば作るほど、1本あたりの単価が倍増することはありません。

要するに資本が積み上げられていかないんですよね。

そうなってくると、売上を増やすためには「もっと働く」しか選択肢がなくなります。

大学生が行うアルバイトもこの労働集約型です。時給◯円と決まっているので、もっと稼ぐためにはもっと働くしかありません。

資本集約型のビジネスモデルがおすすめ

資本集約型と労働集約型のビジネスモデルの存在を把握できたところで、僕のおすすめは断然資本集約型のビジネスモデルです。

例外として「エンジニアとしてホームページを作成しまくりたい」とか「電話対応を極めたい」など何かの能力を高めるために、あえて仕事量の多い労働集約型を選択するのは良いですが、基本的は資本集約型の方が良いでしょう。

なぜなら、資本集約型は会社の成長に伴って、労働量に比例せずに売上が倍増していくからです。むしろ労働量は減るのに、売上が倍増するという状態になります。

求人をさくっと見て良さそうな求人を選んでいたけど、求人を選ぶ時にこれらのポイントを押さえておくだけで、働きやすい企業に入社できる確率を高めることができますね。

秋採用で企業を探した後の動き方について

ここまで秋採用での企業の探し方と選ぶ際のポイントを共有してきました。

加えて押さえておくべきは「気になる企業の求人を見つけた後はどう動けば良いのか」ということですよね。ここまで踏み込んでこそ就活の成功に繋がってくる。

僕が就活生の時、気になる求人を見つけた後は以下のように動いていました。

【気になる求人を見つけた後の動き方】

  1. 口コミサイトで調べる
  2. エントリーする
  3. 志望動機を作成する

ステップ① 口コミサイトで調べる

まず求人内容を見て気になる企業があれば、必ず口コミサイトで調べましょう。

ほとんどの求人が、その企業が書いている、または求人サイトが雇っているライターが書いているので”良いことばかり書く”傾向にあります。

通販サイトのアマゾンをイメージしてください。

アマゾンの商品説明のところだけ読むと「お!これは良い商品かも!」と思っても、購入者のレビューを見ると「え!これ微妙そうだな」となった経験はありませんか?

このように「求人説明」と「実態」が違うのは、就活における1つの問題点だと僕は考えており、その問題を少しでも埋めるために口コミサイトというサービスが存在します。

口コミサイトを見ないで入社する企業を選ぶのは、アマゾンの商品説明だけを読んで購入するようなものです。運の要素が強くなってしまう。

全ての情報はやっぱり入社してみないと分からないですが、入社後のギャップを最小限に押さえるために口コミサイトに目を通しておくことは非常に重要です!

▼おすすめの口コミサイト

ステップ② エントリーする

口コミサイトにも目を通して、その上で「この企業に入社したい」と思ったらエントリーしましょう。

エントリーしたら企業から次にやるべきことが指定されます。

ほとんどの企業からは、適性検査の受験またはエントリーシートの送付を求められます。

指示されたら即対応が鉄則

この時のポイントなのですが、指定されたらすぐに対応してください。

あなたが人事の立場だとして、「エントリーシートをいついつまでに送付ください」と伝えた時、期日ギリギリに提出してくる人に対してどう思いますか?

きっと「ギリギリにならないと行動できない人なんだろう」と思いますよね。

どうせ対応しないといけないなら即対応して、こう思われるリスクを消しましょう。

もちろんエントリーシートの場合、早さだけでなく質も重要ですが、その両立は可能です。

ステップ③ 志望動機を作成する

エントリーをしたら、僕はすぐに志望動機を作成することにしていました。

なぜなら「エントリーしたタイミングがその企業への熱量が最も高く、志望動機を作成しておくのに絶好のタイミングだと言えるから」です。

秋採用において最も重要なことの1つは志望度の高さを伝えること

秋採用において、企業が重要視するのは”内定を出したら入社してくれる人材かどうか”です。

秋採用や冬採用などの就活後半で内定辞退されると、もう穴埋めができない。

では具体的にどうやって内定を出したら入社してくれる人材かを確かめるかと言うと、人事は「志望度の高さ」を見ていますね。

志望度が高い=内定を出したら入社してくれる」と判断することができるのです。

ここを押さえておくと、秋採用において志望動機の質が非常に重要だと分かります。

評価される志望動機について

では具体的にどのような志望動機が評価されるのか?

それは簡単な話で「オンリーワンだと伝える」に尽きます。

要するに「その志望動機なら他の企業でも良くない?」と思われない志望動機を作成しようってことです。

そのためにできることは「なぜその業界なのか」だけでなく、一歩踏み込んで「なぜその業界の中でもその企業じゃないといけないのか」まで志望動機内で言及してください。

オンリーワンだと伝えるためのポイントは、”他の企業にはないその企業独自の違いを見つけること”に尽きます。

これをエントリーした後に探し、志望動機を作成してください。

【志望動機の例文】

  • 「私が御社を志望した理由は、御社が重機のリース業界大手かつ、リースを通して中小企業の発展に貢献するという企業理念に共感したからです。私は小さい頃から重機が好きで、小学生の頃から工事現場を見つめているほどでした。重機メーカーではなく、重機のリース業界を志望したのは、1社だけでなくあらゆる重機に触れることができる環境に魅力を感じたからです。そんなリース業界の中でも競合他社ではなく、御社のみを志望したのは企業理念への共感からでした。私の父親は中小企業を経営しています。日本を支えているのは中小企業であり、そんな中小企業を下支えしていきたいという私の思いと繋がりました。そんな御社でこそ、私のリソースを最大限投下し、1年目から結果を出したいと考え、志望致しました。」

また志望動機以外に、秋採用でよく聞かれる質問をまとめた記事を書いておきました。

それぞれの質問の対策方法と回答例文もすべて解説しているので、この記事と合わせてぜひ読み込んでくださいね。

» 秋採用の面接で聞かれる質問7選【回答例と対策ポイントも!】

なるほど!気になる企業を見つけて終わりではなく、すぐに口コミサイトで調べる→エントリーする→志望動機を作成しておく、という流れを実施すべきなんですね。

たしかにエントリーした時点が最も熱量が高いからこそ、口コミサイトで客観的に調べ、かつ志望動機も作成してしまうのは非常に有効だよね。

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

この記事1つで、秋採用での企業の探し方をばっちり押さえることができたと思います。

ほとんどの就活生はマイナビやリクナビなどの大手ナビサイトだけで企業を探します。

よってマイナビやリクナビの求人にエントリーが集まり、競争が激しくなるんですよね。

そこで就活エージェントとの連携や逆求人サイトからのスカウトも駆使して、競争が甘い企業を狙うのは非常に有効です。

この記事を通して、秋採用での就活を効率化し、納得できる内定を獲得する人が1人でも増えたら嬉しいです。陰ながら応援しております!

以上!就活ブロガーの就活マン(@shukatu_man)でした。

▼本記事の要点まとめ

  • 秋採用とは9月〜11月末の時期の就活のことを示す。
  • 秋採用で最もメジャーな企業の探し方は、マイナビやリクナビなどの大手求人サイト。
  • 加えておすすめの探し方は就活エージェントと逆求人サイトであり、気になる企業があれば口コミサイトも使って1社1社丁寧に調べることが重要です。

▼本記事との関連性が高い記事

» 秋採用を実施する企業200社まとめ|わかりやすく一覧化しました!

» 秋採用を行う大手企業360社まとめ|秋にエントリーできる大手はどこ?

» 秋採用で就活するのは厳しい?【結論:厳しくないです】

この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

TOPへ