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9月〜11月末の秋採用の時期に就活するのって正直厳しいのかな?求人数が少ないと聞くし不安でしかないんだけど…。
この記事では、秋採用で就活をするのは厳しくないよ!むしろやり方さえマスターすれば内定を獲得しやすい穴場な時期ですよってことを詳しく解説します!
就活生のみなさん、こんにちは!
累計2000万PVを突破した、日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載しているホワイト企業ナビは、僕が就活や転職活動の時に感じた「労働条件の良い企業だけを紹介する求人サイトはないかな?」を形にした求人サイトで、”以下の3条件をすべて満たす求人のみ”を掲載しています!

僕はこれまで5年にわたって就活支援をおこなってきました。
そんな中で就活後半に対して不安を抱える就活生と多く関わってきたんですよね。
「秋採用で内定を獲得するのって正直厳しいですか?」こんな質問をよくされました。
この質問に対する僕の答えは「押さえるべきポイントを押さえておけば、ライバルの数が少ないから厳しくないよ」というものです。
今回は秋採用で就活するのが厳しいのかに加えて、秋採用で内定をしっかり獲得するために押さえておくべきポイントまで踏み込んで解説します。
目次
そもそも秋採用とは何か?

まずは簡単に秋採用の概要について触れております。
秋採用とは、9月〜11月末における就職活動のことを示す言葉です。
しかし明確な定義は存在せず、企業によって秋採用と呼ぶ時期は異なります。
よって「秋採用とは9月〜11月末ぐらいの秋におこなう就活のことなんだな」と覚えておくと良いですよ。
ちなみに秋採用のスケジュール感ですが、これも大きく企業によって異なります。
「9月・10月あたりで説明会が開かれて11月に面接、12月に内定」という流れもあれば、「10月にエントリーシートを送付し、11月にすぐ面接、内定」となる企業もあります。
よって「もう10月だから遅い」とか「もう11月だからエントリーが間に合わない」と考える必要はありません。
秋採用を過ぎても、12月からは冬採用と呼ばれる期間に入ります。どの期間だろうが、新卒を募集している企業はたくさんあるので諦めないで取り組みましょう!
なるほど!秋採用は9月〜11月末の時期の就活を示す言葉なんだ。選考のスケジュール感は企業によって異なるから、いつだろうが諦めないことが重要ですね。

秋採用での就活が厳しいと一般的に言われる理由

では本記事の本題に入っていきます。
「秋採用での就活は厳しいのか?」という質問に対して、一般的には厳しいと言われています。
ですが僕の考えは「厳しくない、むしろ秋採用は内定を取りやすい」なんですよね。
僕が厳しくないと考える理由は次の章にて説明します。ここではまず秋採用が一般的に厳しいと言われる4つの理由を確認していきましょう。
【秋採用が一般的に厳しいと言われる理由】
- 求人数が減っているから
- 1社ごとの内定枠が少なくなっているから
- 公務員試験に落ちた人が秋採用から参加するから
- 内定を獲得しているが更に納得できる内定を狙う就活生がいるから
理由① 求人数が減っているから
まず一般的に秋採用が厳しいと言われる理由は、春採用や夏採用に比べて求人数が減っていることが挙げられます。
マイナビを見ると、春採用では2万件の求人がありましたが、秋採用では5000件ほどに減っています。
秋採用は求人が少ないから厳しいと言われるのは納得できますね。
理由② 1社ごとの内定枠が少なくなっているから
次に求人数が減るだけでなく、秋採用では1社ごとの内定枠も少なくなっています。
春採用では10人に内定を出す企業があったとして、その企業が秋採用では1人しか採用しないという具合です。
基本的に企業は春採用・夏採用で採用予定数を確保しようと動きます。
それゆえに春採用・夏採用での内定枠は広く、秋採用・冬採用の内定枠は狭い。
これも秋採用が厳しいと言われる理由の1つですね。
理由③ 公務員試験に落ちた人が秋採用から参加するから
続いて、秋採用では公務員試験に落ちた人が参加し始めます。
公務員試験の合格発表は6月末なので、試験に落ちて民間に切り替えることにした学生が7月から秋採用にかけて就活に参加する。
これによってライバルが増えるので、求人数・内定枠の減少と合わさって厳しい状況が生まれるという認識ですね。
理由④ 内定を獲得しているが更に納得できる内定を狙う就活生がいるから
そして最後に、秋採用では一部優秀な就活生が残っています。
内定を既に獲得しているけど、より自分に合った企業からの内定を獲得したいとして秋採用まで継続する就活生がいるんですよね。
複数内定を獲得するような就活生がまだ秋採用に残っていることも、秋採用が厳しいと言われる理由の1つとされます。
ここまで一般的に秋採用が厳しいと言われる4つの理由を見てきました。
こう見ると「やっぱ秋採用って厳しいじゃん!」と思いますよね。しかし、そんなことはない。
次の章から僕が考える「秋採用こそ内定が取りやすい穴場な時期だ」という理由を説明していきます。
一般的に秋採用が厳しいと言われる理由だけ見ると、厳しそうだと焦ってしまいます。本当に秋採用は厳しくないんですか!?教えてください!
【結論】秋採用で就活するのは厳しくない

ここまでの解説を読むだけだと「やっぱ秋採用は厳しい」と思うはずです。
しかし、それは秋採用が厳しいと言われる理由だけに注目したからであって、秋採用が厳しくないと言える理由にも注目すると考えが変わってきます。

「厳しくないと言える理由」の方が大きいと判断できる
実際に僕はこれまで秋採用まで内定が1つもない学生を見てきました。
そのうち、ほとんどの学生が秋採用で内定を獲得することができたんですよね。(本当に秋採用が厳しいものであれば、それだけの人が秋採用で内定を獲得できるわけがありませんよね)
次の章で詳しく秋採用が厳しくないと言える理由に触れていきますが、僕の考えは秋採用は厳しくないであり、これまで5年間就活記事を日本イチ書いてきた中で断言できます。
希望が湧いてきました!秋採用は厳しくないと言える理由が詳しく知りたいです!
秋採用での就活が厳しくないと言える理由
それではこの章にて、なぜ僕が「秋採用は厳しくない」と断言しているのか解説します。
秋採用が厳しくないと言える理由ですが、大きく5つの理由があり、これらの理由が秋採用は厳しいと言われる理由よりも比重が大きいんですよね。

【秋採用は厳しくないと言える理由】
- 就活エージェントに非公開求人が共有されているから
- 求人だけでなく就活生の数も少なくなっているから
- 複数内定を獲得できる優秀な就活生が少ないから
- 公務員志望の人は就活の知識・経験が少ないから
- 企業も採用に焦っているから
理由① 就活エージェントに非公開求人が共有されているから
まず秋採用が厳しくない理由として、就活エージェントの存在があります。
就活エージェントとは、人材会社が就活生に対して無料で提供しているサービスで、面談を元にして求人を紹介・内定のサポートまでしてくれるんですよね。
秋採用では、この就活エージェントの利用価値が非常に高いです。
というのも、秋採用では企業は数人単位で採用したいと考えるところが多く、わざわざ求人サイトでエントリーを集めるのは非効率です。
そこで就活エージェントだけに求人を出して、自社に合う人材をピンポイントで採用しようと考えるんですよね。
この就活エージェントだけに共有される求人のことを「非公開求人」と呼びます。
非公開求人は求人サイトで調べても出てこないので、就活エージェントを利用した人だけがエントリーすることができるのでライバルも少ない。内定が取りやすいのです。
この非公開求人の数が秋採用は多くなります。
よって就活エージェントを利用し、この非公開求人にエントリーすることで秋採用でも効率的に内定を獲得することができます。
ちなみにおすすめの就活エージェントは、全国の学生が利用できる大手かつ、オンライン面談に対応している「ミーツカンパニー就活サポート」と「
キャリアチケット」がベストです。
(僕はこれまで全ての就活エージェントに目を通していますが、現状おすすめ度は1位です!)
理由② 求人だけでなく就活生の数も少なくなっているから
続いて、秋採用は求人が減ってはいるものの、就活生の数も相当に減っています。
次のグラフを見てください。これはリクルートが調査した就職活動実施率ですが、8月1日時点で活動している就活生は24%しかいません。
要するに約8割の就活生が秋採用までに離脱しているんですよね。

春採用に比べて求人数も8割近く減っています。
ですが、一方で活動している就活生も8割近く減っているのでチャラだと言えます。
理由③ 複数内定を獲得できる優秀な就活生が少ないから
次にこれが秋採用が厳しくないと言える最大の理由なのですが、秋採用まで就活を続けている学生は内定が1つもない学生が多いです。
要するに「秋採用で就活を続けているのは就活が苦手な人が多い」と言えるんですよね。
内定を獲得していない人の活動率は92%
先ほどのリクルートの調査を見ると、8月1日時点で内定を獲得していない就活生のうち就活を続けているいる人の割合は92%。
内定がない人はほとんどが秋採用まで就活を続けます。

内定獲得している人の活動率は13%
では一方で、内定を獲得している人で秋採用まで就活を続けている人はどのぐらいなのか?
下のグラフを見て分かるとおり、8月1日時点で13%しか残っていません。
この調子でいくと、9月、10月には10%未満になりますよね。
要するに「内定を獲得していて秋採用まで就活を続けている人は1割未満」です。

以上の理由から、秋採用では複数内定を獲得するような優秀な就活生は少ない。
むしろ秋採用をしている就活生のほとんどが内定を持っていない、就活が苦手な人ばかりだと言えます。
そうなってくると、しっかりと選考対策さえしておけば評価される。これが僕が秋採用は厳しくないと言える最大の理由です。
理由④ 公務員志望の人は就活の知識・経験が少ないから
次に秋採用では、公務員試験に落ちて民間に切り替えた学生も参加してきます。
ですが、これに関して言えるのは「公務員志望者は就活に関する知識・経験が少ない」ということ。
また公務員志望者は安定志向な人が多いので、新卒採用において評価される「積極性が高い人材」でないことが多いんですよね。
よってライバルとしてはそこまで強くないと言えます。
公務員から民間に切り替えた人へのアドバイス
ちなみにこの記事を読んでいる人の中で、公務員志望だった方も多いはずです。
ここで説明したように途中から民間企業への就職に切り替えた場合、就活に関する知識や経験が少ないと思います。
だからと言ってそこで諦めるのではなく、「他の就活生も就活が苦手な人が多いから、少し選考対策に力をいれれば評価されるな!」と前向きに考え、行動することで秋採用を成功させることができます。
先ほど説明したとおりで、秋採用まで就活を続けている9割の人はまだ内定を獲得していない就活が比較的苦手な人が多いですからね!
理由⑤ 企業も採用に焦っているから
最後に、秋採用は厳しくないと言える理由として企業も採用に焦っていることが挙げられます。
秋採用や冬採用になると「もう就活後半だから、このまま内定が出ないとやばい」と焦ってしまいますよね。
ですが、それは企業も同じで、採用計画の人数を確保できないとして採用に焦ってます。
それゆえに選考がスムーズに進み、内定が出るのも非常に早い。
だからこそ秋採用ではしっかりとエントリー数を増やし、他の就活生よりも選考対策をおこなえば早くに内定を獲得することができるのです。
秋採用は活動している就活生の数が少なく、かつ就活が苦手な人が多いんですね。
なるほど!だから他より少し深く選考対策すれば差別化できて、更には企業も採用に焦っているからスムーズに内定を獲得できるんだね。
秋採用で就活を成功させるポイント

ここまで一般的に秋採用が厳しいと言われる理由と、僕の考えを共有してきました。
僕の考えとしては「秋採用は厳しくない」なのですが、もちろん秋採用で内定を獲得して、就活を成功させるためには押さえるべきポイントがあります。
他の就活生も秋採用では焦って努力しているので、ここで紹介する2つのポイントは必ず押さえるようにしてください。
ポイント① エントリー数をしっかりと確保する
まず秋採用では、エントリー数をしっかり確保してください。
就活は受験のように「テストの点数」という絶対的な評価軸がありません。
第一印象、性格、長所、短所、学歴などなど様々な評価軸があるので、どれだけ優秀だろうが、エントリーした企業との相性が良い時しか内定が出ないんですよね。
この事実を押さえることができていれば、エントリー数が少ないことのデメリットが分かるはずです。
例えばエントリー数が5社だけしかない場合、どれだけあなたが優秀だろうが、その5社との相性が悪かったら全落ちしてします。
そこでエントリー数を30社に引き上げれば、当然ですが自分と相性の良い企業に出会える確率が上がります。
このように就活においては選考対策と同時に「自分と相性が良い企業と出会える確率」を高める努力をすべきで、その最も簡単な方法がエントリー数を増やすことなんですよね。
(補足すると、確率を上げるためには他にも、「自己理解を深める」「企業研究をおこなう」「口コミサイトで企業の実態を調査する」などの方法があります。合わせて実行しましょう。)
秋採用での企業の探し方について
秋採用でエントリー数を増やすことは非常に重要です。
選考がスムーズに進むのが秋採用であり、求人が減るスピードも早いからです。
就活生からは「どうやって秋採用でエントリーする企業を探せば良いですか?」という質問をよく受けるので、具体的な探し方を別記事で詳しく書いておきました。
▼秋採用での企業の探し方まとめ
» 秋採用での企業の探し方10選【新卒向け】
▼秋採用をおこなっている大手企業リスト+探し方
» 秋採用を行う大手企業360社まとめ|秋にエントリーできる大手はどこ?
▼秋採用をおこなっている企業(大手+中小)リスト+探し方
» 秋採用を実施する企業200社まとめ|わかりやすく一覧化しました!
ポイント② 選考対策をしっかりとおこなう
秋採用で押さえるべきポイントとして、エントリー数を増やすと同時に選考対策が必須です。
たとえ100社にエントリーしても、選考対策をサボって、エントリーシートや面接で評価されなければ100社すべてで落ちる可能性があります。
「内定獲得の可能性=エントリー企業数 ✕ 選考突破率」だと僕は就活生の時に考えてました。
エントリー数を増やしつつ、選考突破率を高めるために対策を打つこと。同時並行で進めることが秋採用では特に大事です。
秋採用ですべき詳しい選考対策は次の章で解説しますね。
秋採用では、エントリー数をしっかりと増やすこと、それに加えて選考突破率を高めることの2点を押さえておく必要があるんですね。
これまで見てきたように秋採用まで就活を続けている人は、就活が苦手な人が多い。だからこそ選考対策をしっかり行うことで差をつけることができるんだね。
秋採用で就活を成功させるためにすべき選考対策

では秋採用での就活を成功させるために、絶対にやるべき選考対策を共有します。
「これだけやれば秋採用で十分に評価されるようになる」という対策を4つ厳選しました。
【秋採用ですべき選考対策】
- 今までの就活でうまくいかなかった理由を考え改善しておく
- 志望度の高さをあらゆる手段を用いて伝える
- 回答が難しい質問を洗い出しておく
- 友人などに模擬面接をしてもらい改善点を客観的に洗い出す
対策① 今までの就活でうまくいかなかった理由を考え改善しておく
まず最初にすべきは、今までの就活がうまくいかなかった理由を洗い出すことです。
内定を獲得することができていなくても「今までの就職活動」は、財産なんですよね。
せっかくの財産なので、それを活用しない手はありません。
今までの就活に対して、以下の視点でうまくいかなかった理由を洗い出してください。
▼うまくいかなかった理由を洗い出すための質問
- どの選考段階での通過率が悪かったか?
(適性検査?ES?グループディスカッション?一次面接?二次面接?最終面接?) - 面接でうまくいかなかったポイントを挙げるとしたらどんなことか?
- もう一度過去に振り返って就活をやり直すならどんな点を改善するか?
- エントリーした企業は自分に合っていたか?
- より自分に合う企業の特徴を挙げるとしたらどんな特徴か?
これらの質問を通して、今までの就活がうまくいかなかった原因をまずは1つでも多く洗い出すようにしましょう。
その上で原因を潰すための施策を考え、秋採用での選考に活かすことが重要です。
▼原因を元にした改善例
- 「一次面接で落ちることが多かったから自己PRやガクチカなどの基本的な質問の回答の質が低いのかな?回答の質を上げよう」
- 「面接の逆質問ができないことが多かったから、秋採用では1社ごとに3つの逆質問を用意できるよう企業研究を深めてから面接にのぞむようにしよう」
- 「自己分析ができておらず、面接での回答に1問1問悩む時間が長かったから、再度自己分析をして自己理解を深めよう」
- 「エントリーしていた商社の業界は体育会系が評価されるような企業が多く、自分はそこまで体育会系じゃないから合わなかったかもしれない。商社ではなく、別にもっと自分に合った業界を考えてみよう」
就活だけでなく、どんなことにも「原因の洗い出し→その原因を改善する方法を考える→実行」のプロセスが重要です。
このプロセスなしに、目の前の作業ばかりにとらわれていると非効率になってしまう。
秋採用でまず最初にすべきこのプロセスを取り入れてください。
対策② 志望度の高さをあらゆる手段を用いて伝える
続いて、秋採用にて企業に評価されるためには「志望度の高さを伝えること」が重要。
なぜなら企業側は秋採用にて「内定を出したら絶対に入社してくれる人」を採用したいと考えているからです。
就活生の内定辞退率は非常に高く、1人あたり1社内定辞退をすると言われています。
まだ春採用・夏採用で内定辞退される分には良いのですが、秋採用や冬採用で内定辞退されてしまうと、もう後からの穴埋めができなくなる。
よって企業は絶対に入社してくれると判断した人に内定を出します。
秋採用にて志望度の高さを示す方法
では具体的にどうやって志望度の高さを示せば良いのか?
僕が企業に対して志望度の高さを示すために取っていた行動を共有しますね。
▼志望度の高さを示すための行動まとめ
- エントリーシートの提出依頼が来たらすぐに作成して送るようにする
(期限ギリギリに送付すると後回しにされていると人事から思われるため) - 志望動機の納得性を高める
(「なぜその業界なのか」だけでなく、「なぜその業界の中でその企業じゃないといけないのか」まで踏み込んだ志望動機を作成することが重要。志望動機を伝えた時に人事に「その理由ならうちの会社じゃなくても良くない?」と思われてしまう志望動機ではいけない) - その会社からの内定が出たら即日で就活をやめると伝える
- その会社が受けている全ての企業の中で最も志望度が高いと伝える
- 面接の最後にされる逆質問用に質問を事前準備しておく
(質問がない=会社に興味がないと思われてしまう) - 面接が終わった後に当日中に自分の言葉で書いたお礼メールを送る
このどれもが誰でもできる行動ですよね。特別なスキルは必要ない。
それにも関わらず、こうした細部にまでこだわって就活している人は、秋採用では特に少数派です。だから行動すれば差別化することができます。評価されます。
「秋採用では志望度の高さを伝えることが重要だから、志望度の高さを示すために何ができるだろう?」と考える時間を30分費やすだけで、結果が大きく変わってきますよ。
対策③ 回答が難しい質問を洗い出しておく
続いて、秋採用で効果的な対策が「回答が難しい質問を洗い出しておくこと」です。
面接をしていて「この質問は回答が難しいな」と思う質問ってありますよね。
反対に「聞かれてもすぐに答えられる」という質問もあるでしょう。
この差は一体何なのか?
僕は「なぜ(Why)」と「どのように(How)」をベースとした質問への回答は難しいんだと結論付けています。
例えば、趣味を聞かれた時に「趣味は何(What)ですか?」と聞かれても、趣味がある場合はすぐに答えられる。
一方で、「なぜ(Why)その趣味が好きなんですか?」と聞かれると、回答に少し困ってくる。
「うーん、楽しいから」とか「えー、なんとなく」が正直なところでしょう。
人は「なぜ」や「どのように」は無意識に考えて行動しているので、それを言語化するのが難しいんですよね。
これらの理由を踏まえると、面接対策として有効なのが「なぜとどのようにをベースとした想定質問への回答を1度事前に考えてみること」となります。
秋採用において「なぜ」と「どのように」をベースとした質問でよく聞かれるのが、以下の質問です。ぜひ事前に回答を考える時間を作ってみてください。
▼秋採用でよく聞かれる回答が難しい質問
- なぜ秋採用まで就活を続けているのですか?
- なぜ春や夏の採用で当社にエントリーしなかったのでしょうか?
- 就活も後半だと思いますがどのように取り組んでいますか?
(ちなみにこれらの回答例は「秋採用を行う大手企業360社まとめ」の記事に掲載しています。合わせて読むと効果的ですよ)
また秋採用の面接でよく聞かれる質問をまとめた記事も別で書いておきました。
» 秋採用の面接で聞かれる質問7選【回答例と対策ポイントも!】
対策④ 友人などに模擬面接をしてもらい改善点を客観的に洗い出す
そして最後に、秋採用でぜひ行って欲しい選考対策が「模擬面接を通した改善点の洗い出し」です。
人は自分のことを客観視できない生き物なので、就活がなかなか上手くいかない状況を理解するのが苦手なんですよね。
「なんでこんなに努力しているのに面接で受からないのか?」と本人は悩んでいるけど、実際のところは「面接で1問1問の回答が長すぎて飽き飽きされている」という本質的な改善点があったりする。
これらは客観視しないと見えてこないので、友人や大学のキャリアセンターの人に模擬面接をしてもらい、改善点を洗い出してください。
その時、少しでも思った改善点があればすべて伝えてもらうようにしてください。
そうすると「え!そんな改善点があったの!」と今まで見えなかった気づきを得ることができます。
こうして小さな改善点の洗い出しと改善を繰り返すことが、地道ではありますが、積み重ねていくと大きな評価に繋がってきますよ。
ここに挙げられた4つの対策を取るだけで、企業からの評価が爆上がりしそうです。
エントリー数を増やすと同時に、こうした選考対策まで細かく取り組む。小さな努力の積み重ねが結果に繋がってくるんですね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
「秋採用は厳しいんだろうな…」と絶望している就活生を救いたいとの思いで、この記事を書き上げました。
求人が減っていることだけに目を向けてしまうと、どうしても秋採用で就活するのは厳しいという印象を持ってしまいます。
ですが、活動している就活生の数の減少、優秀な就活生の数の減少、また企業の採用への焦りまで目を向けることができれば「あれ?案外秋採用いけそうじゃない?」と思えるはずです。
僕は“根拠を持った状態でのポジティブ思考”を大切に生きています。
何も考えずに「秋採用なんて余裕でしょ!」というのは、ただの楽観です。
しかし、この記事で説明したような理由・根拠を元にした上で「秋採用はいけるぞ!」と思うのは、根拠を持った上でのポジティブ思考であり、前向きな行動に繋がります。
この記事を通して、皆さんにそんな根拠を持った状態でのポジティブ思考を与えることができたのなら嬉しい限りです。陰ながら、就活の成功をお祈りしています。
以上!就活ブロガーの就活マン(@shukatu_man)でした!
▼本記事の要点まとめ
- 秋採用とは9月〜11月末の時期の就職活動のことを示す。
- 秋採用が一般的に厳しいと言われる理由は大きく4つあり、「求人数が減っているから」「1社ごとの内定枠が少なくなっているから」「公務員試験に落ちた人が秋採用から参加するから」「内定を獲得しているが更に納得できる内定を狙う就活生がいるから」が挙げられる。
- 一方で秋採用は厳しくないと言える理由が大きく5つあり、厳しい理由と厳しくない理由を天秤にかけた時に「厳しくない理由」の方が勝るので、僕は「秋採用は厳しくない」と考えている。
(ちなみに厳しくないという理由は「就活エージェントに非公開求人が共有されているから」「求人だけでなく就活生の数も少なくなっているから」「複数内定を獲得できる優秀な就活生が少ないから」「公務員志望の人は就活の知識・経験が少ないから」「企業も採用に焦っているから」の5つである)