就活における秋採用って何だろう?秋の採用は、他の時期と何か違うのかな?
この記事では、秋採用とは何なのか、また結局のところどう動けば内定を獲得することができるのかをバシッと解説します!
就活生の皆さん、こんにちは!
累計1000万PVを突破した就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
秋の時期に行われる採用活動のことを「秋採用」と呼びます。
3月から本格化した就活ですが、もう秋になれば就活後半ですよね。
そんな就活後半戦は、「他の時期の就活と比較して何が違うのか?」「秋採用ではどう動けば良いのか?」このあたりが気になってくると思います。
そこで本記事では、秋採用の定義から秋採用の動き方まで詳しく解説していきます。
これから秋採用に取り組む可能性がある人は、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
秋採用とは?|秋採用の定義について
秋採用の定義って何?何をもって「秋採用」と呼ぶんだろう。
まず簡単に、秋採用の定義について説明しておきます。
秋採用とは、秋の時期に行われる就活のことで「9月〜11月末あたりの就職活動」を指す言葉だと覚えておいてください。
11月末以降は「冬採用」と呼ばれることがあって、秋採用・冬採用あたりは就活後半戦となってきます。
ちなみに秋採用は就活後半ですが、多くの企業が求人を出しています。
よって、「就活後半だからもう手遅れなのでは…?」と考える必要は全くありません。
なるほど!9月〜11月末の時期の就活のことを「秋採用」と呼ぶんだ!
秋採用の特徴は?他の時期との違いは何か?
秋採用の特徴は何なのかな?他の時期との違いはどんなところにあるんだろう?
次に気になるのが秋採用の特徴ですよね。
秋採用の特徴を洗い出すと、次の3つの特徴があると言えます。
【秋採用の特徴】
- 求人数が全体的に減ってきている
- 内定を獲得している優秀な学生が離脱している
- 企業側も新卒の採用に焦っている
特徴① 求人数が全体的に減ってきている
まず全体的に求人数は減ってきています。
3月の就活本格化から始まり、6月から大手企業の内定が出始めるので、秋採用になると新卒を採用し終えている企業が多いんですよね。
「じゃあ求人が少ないから秋採用は厳しいの?」と思うかもしれないですが、求人数が減っていいる一方で、活動している就活生も減っています。
よって1人あたりの求人数で言うと、そこまで変化がないので秋採用でも十分に内定を獲得することは可能ですよ。
特徴② 内定を獲得している優秀な学生が離脱している
次に秋採用では、内定を複数獲得しているような優秀な学生が残っていません。
どうしても就活は他の就活生との勝負になります。1社あたりの内定枠は決まっているので、優秀な学生が離脱すると、その分内定を獲得しやすい状況が作れる。
僕は「秋採用でこそ本気を出そう」とよく話しますが、その理由がここにあります。
優秀な学生が離脱している状況で、しっかりと就活対策をしていれば、どの企業からも内定を獲得できる”無双状態”になりますからね。
特徴③ 企業側も新卒の採用に焦っている
そして最後に、秋採用では企業側も新卒の採用に焦っています。
企業には「今年は新卒を◯名採用する」という採用計画が存在しており、人事の仕事はその採用計画の人数をしっかり確保することです。
秋採用でも求人を出している企業は、内定辞退者が出たり、求人サイトでそこまで新卒が集まらなかったなど、何かしらの問題があって採用を継続している。
要するに「早く新卒を採用しないと採用計画を達成できない!やばい!」と焦っている。
だからこそ、秋採用は他の時期に比べて内定が出るスピードが早く、サクサクと選考も進んでいく傾向にあります。
こうした理由により、一般的には秋採用は厳しいと思われがちですが、僕は「秋採用は厳しくない」と断言しています。
(秋採用が厳しいとは言えない理由を「秋採用で就活するのは厳しい?【結論:厳しくないです】」にて、更に詳しくまとめているので合わせて読んでみてください)
秋採用は求人は減っているけど、その分活動している学生が少なかったり、企業側も採用に焦っていたりと意外と有利に進めることができそうだな。
そうだよね。早く内定が出るからこそ、求人がなくなる前にたくさんの企業を受けて、一気に内定を獲得するのが有効そう!
秋採用をする際に押さえておくべき注意点
秋採用で就活をする上で、最初に押さえておくべき注意点はあるのかな?
秋採用の時期に就活をする上で、押さえておくべき注意点が2つあります。
ここを押さえておかないと、納得して就活を終えることができなくなるので、ぜひ押さえておきましょう。
【秋採用で押さえておくべき注意点】
- 求人が減るスピードが早いことを把握しておく
- ブラック企業じゃないか確認してエントリーする
注意点① 求人が減るスピードが早いことを把握しておく
まず秋採用では、求人が減るスピードが早いことを押さえておきましょう。
先にも言ったとおりで、企業側は採用に焦っているので、選考をサクサク進めて内定を出します。
よって気になる企業の求人があれば、しっかりと口コミサイトなどで調べてからエントリーするようにエントリーまでの流れをパターン化しておいて迅速に動くようにしましょう。
注意点② ブラック企業じゃないか確認してエントリーする
次に秋採用では、就活生からの知名度が低い企業の求人が多いです。
そもそも就活は、企業の知名度が人気度に直結するので、テレビCMを打つような知名度の高い企業は6月、7月の時点で採用を終了しがち。
9月以降に残るのは、就活生からの知名度が低い求人が多くなります。
ですが、会社は知名度で決まるわけじゃなくて、自分との適性の高さで決まります。
とは言うものの秋採用の求人の中には「ブラック企業すぎて人気のない求人」があるのも事実。
そういったブラック企業に入社しないためにも、適当にエントリーするのはでなく、口コミサイトで残業時間や休日数などの実態を押さえてからエントリーするようにしてください。
ホワイト企業ナビでは働きやすい企業を厳選してます
その点、この「ホワイト企業ナビ」では「残業時間が長すぎない・離職率が高くない・年間休日数が多い」という3つの条件を満たした求人のみを掲載しています。
ぜひ気になる求人があればエントリーしてみてくださいね!(求人に関して、めちゃくちゃ厳選して掲載するようにしているのでぜひ見ていってください)
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よければすぐにエントリーという動きをサクサクこなすことが重要そうですね。
(…そして、さりげにホワイト企業ナビの宣伝入れてるっ!)
秋採用での企業の探し方とは?おすすめの探し方を共有!
秋採用ではどうやってエントリーする企業を探せば良いんだろう。秋採用まで募集を続けている企業の探し方が知りたいな。
ここまで秋採用の概要について解説してきました。
定義や特徴、注意点を押さえた上で、最も大事なことは「秋採用での企業の探し方を把握しておくこと」です。
秋採用など、就活後半では求人が減るスピードが早いので、企業の探し方を把握しておいて、どんどんエントリーすることが重要だからですね。
具体的に秋採用での企業の探し方としては、大きく5つの手段があります。
【秋採用での企業の探し方】
- 就活エージェントから紹介してもらう
- 求人サイトを利用する
- 逆求人サイトからオファーを得る
- キャリアセンターに来ている求人を調べる
- 企業の採用ページから直接エントリーする
探し方① 就活エージェントから紹介してもらう
まず第一に、秋採用で企業を探す場合は就活エージェントを利用するのが最もおすすめです。
就活エージェントとは、民間の人材会社が提供する無料のサービスで、面談を元にして自分に合った求人を紹介してもらうことができます。
コロナ禍の現在もオンライン面談での支援に対応しているので、自宅から求人を紹介してもらえるのが嬉しいですね。
就活後半は就活エージェントに求人を出す企業が多い
ちなみに就活エージェントは、秋採用や冬採用のような就活後半での利用価値が抜群に高い。
なぜなら就活後半にて、企業が「求人サイトに掲載するよりも就活エージェントから数名をピンポインで紹介してもらう方が良いな」と考えるからです。
それによって就活後半には、就活エージェントに求人が集まりやすい。
それゆえに、就活エージェントから紹介してもらえる求人の量・種類が増えるので、就活生側にとっての利用価値が高くなるんですよね。
おすすめの就活エージェントについては別記事でまとめているので合わせて参考に。
探し方② 求人サイトを利用する
続いて、秋採用での企業の探し方としては王道の「求人サイト」があります。
マイナビやリクナビなどの大手求人サイトでも、秋採用の時期になると「秋採用を実施している企業特集」が組まれます。
そこからエントリーする企業を選ぶのは、最も簡単な方法です。
大手求人サイトの求人は倍率が高くなりがち
大手の求人サイトを利用するデメリットがあるので、共有しておきますね。
マイナビやリクナビなどの大手求人サイトは、利用する就活生の数が非常に多いです。
もちろんその分、掲載されている求人数も多いのですが、秋採用を実施している企業特集の中でも知名度の高い企業には人気が集中します。
よって大手求人サイトからエントリーする場合は、知名度の高い人気企業ばかりを選ぶのではなく、”知名度は低いけど自分に合いそうな企業”も視野に入れるようにしましょう。
(具体的には、自分に合った職種や仕事内容かどうかの確認。口コミサイトで調べて働きやすい企業かを確認。自分の企業選びの軸を満たす企業かの確認、などの作業をして知名度の低い企業だろうが受けるのが良いですよ)
探し方③ 逆求人サイトからオファーを得る
続いて、秋採用では「逆求人サイト」を利用するのも非常におすすめです。
逆求人サイトとは、プロフィールを入力しておくことで、それを読んだ企業からオファーがもらえるサイトのことを指します。
秋採用において、この逆求人サイトを利用するメリットは大きいです。
まず、そもそも秋採用の時期にオファーが来た場合、その企業がまだ採用活動をしていることを示します。
次に秋採用の時期に積極的に逆求人サイトを利用している企業は「早く新卒を採用したい」と焦っている可能性が高いんですよね。
プロフィールを見た上でオファーを送ってきてくれているので、自社に合うと判断してくれている分、選考も通りやすい。
これらのメリットを考えると、秋採用・冬採用などの就活後半戦での逆求人サイトの利用価値が高いと断言することができます。
探し方④ キャリアセンターに来ている求人を調べる
続いて、秋採用での企業の探し方として4つ目は「大学のキャリアセンターの利用」が挙げられます。
大学によってキャリアセンターにどのぐらいの求人が届いているかは異なりますが、企業によっては大学のキャリアセンターに直接求人を出している場合があります。
その企業は「その大学の学生を採用したい」と考えている企業なので、選考を突破できる可能性が高い。
キャリアセンターに求人を出している企業は儲かっていない企業の可能性もある
一応、懸念点もしっかりと共有しておきますね。
キャリアセンターに求人を出している企業は、あまり儲かっていない企業の可能性があります。
特にマイナビやリクナビなどの求人サイトに掲載していない場合、大学のキャリアセンターに求人を出すのは「無料で求人が出せるから」なんですよね。
新卒採用にお金をかけることができないということは、予算が少ない企業の可能性がある。
よってキャリアセンターにある求人にエントリーする場合は、その企業の「営業利益の推移(営業利益=売上から経費などを引いた金額)」をしっかりと確認しておくことをおすすめします。
(やっぱり儲かっていない会社に就職することはデメリットが大きくて、伸びている企業・業界に入社した方が、待遇面も良く、実績を作りやすいなどの大きなメリットがあります)
探し方⑤ 企業の採用ページから直接エントリーする
秋採用での企業の探し方の最後は「企業の採用ページからの直接エントリー」です。
この方法は1社1社、採用ページを確認する必要があるので手間なので、おすすめ度は低い。
ですが気になる企業が既にある場合は、その企業の採用ページを1度見てみると良いでしょう。
ここでは秋採用での企業の探し方を解説しましたが、具体的に秋採用を実施している企業を「秋採用を実施する企業200社まとめ|わかりやすく一覧化しました!」の記事でまとめています。
加えて秋採用をおこなっている大手企業に特化してリスト化した「秋採用を行う大手企業360社まとめ|秋にエントリーできる大手はどこ?」も用意しました。
ぜひこの記事と合わせて参考にしてください!
またここで紹介した探し方以外の方法もすべてまとめた記事も用意しています。
秋採用では求人サイトだけじゃなくて、就活エージェントや逆求人サイトなど複数の手段を併用するのが良さそうだ!
企業が秋採用までエントリーを募集する理由とは?
企業が秋採用の時期までエントリーを募集する理由って何だろう?人気のない企業が残っているだけ?
この章では、秋採用まで企業がエントリーを募集する理由を説明しておこうと思います。
就活後半までエントリーを募集する理由ですが、大きく3つあります。
【秋採用までエントリーを募集する理由】
- 採用人数が集まっていないため
- 内定辞退枠を補填するため
- 追加で採用することが決まったため
採用人数が集まっていないため
まず第一に、シンプルに採用人数が集まっていないから秋採用までエントリーを募集します。
特に知名度の低い、中堅・中小企業はエントリーが集まりにくいので、秋採用や冬採用までエントリーを募集する傾向にあります。
企業によって新卒からの知名度、人気を高める施策をおこなっているところと、おこなっていないところがあるんですよね。
例えばマイナビだけでなく、リクナビやキャリタス就活にも求人を掲載するなど、露出を高めるようにするとその分、就活生からの認知度が高まります。
逆に、そういった施策をおこなっていないと、なかなか新卒からの知名度は上がりません。
知名度の低い中堅・中小企業が就活後半まで1つの求人サイトだけに掲載し続けているのはよく目にしますね。(その戦略が間違っているとかではありませんが)
内定辞退枠を補填するため
続いて、秋採用でエントリーを募集する理由として、内定辞退枠の補填のためという理由が挙げられます。
内定を出しても内定辞退されることはよくあるんですよね。
1人あたり1.23社の内定辞退があると言われているので、就活後半になって「内定を辞退します」という人が増えた企業は、また採用をおこなわないといけなくなる。
秋採用をしている学生にとって、この内定辞退枠は狙い目です。
人気の大企業の内定辞退枠が、就活エージェントに共有されることもあるので、これらの理由からも就活エージェントと連携しておくことには価値がありますね。
追加で採用することが決まったため
最後に、企業によっては秋採用の時期になってから追加の採用が決まることがあります。
特に中小企業やベンチャー企業であるパターンが、夏の時期に業績がガッと上がって、人員を増やさないといけないという事態になるケース。
その場合は秋採用まで採用を継続することによって、新卒を追加で採用するという判断がされることがあります。
以上のように、秋採用でエントリーを募集する理由は企業によって色々です。
「秋採用までエントリーを募集している企業はブラックなのか?」と質問されることがたまにありますが、そうではないので押さえておきましょう。
なるほど!企業によって秋採用や冬採用まで募集するのには、何かしらの理由があるんですね!
ブラック企業ばかりだから人気がないってことじゃないんだね。
秋採用の面接でよく聞かれる5つの質問と対策方法
秋採用で内定を獲得するために、特別な面接対策は必要なのかな?
この章では、秋採用の面接でよく聞かれる質問を共有していきます。
冒頭でも伝えたとおり、秋採用は優秀な学生がもう離脱しているので、しっかりと選考対策をしておけば非常に受かりやすい。
よってここで紹介する面接対策は確実に押さえるようにしてください。
質問① この時期まで就活を続けている理由は何ですか?
まず秋採用でよく聞かれるのが、秋採用まで就活を続けている理由です。
企業側の不安点としては「今まで就活をサボっていたのでは?」や「もう入社する企業が決まっているのに記念受験しているのでは?」といった疑問があります。
この質問にしっかり回答して、これらの不安点をなくしてあげることで評価を得ることができるんですよね。
この質問の回答のポイントは2つあります。
「今まで真剣に就活をしていたことを示すこと」と「その企業への志望度が高いことを示すこと」です。
僕も秋採用まで就活を続けていましたが、この質問をされた時にこの2つのポイントを押さえて回答すると納得してもらえました。
具体的な回答例を共有しますね。
【回答例】
- 自己分析を再度おこなった結果、今までの志望先が自分に合わないと考えたからです。春、夏の採用までに2社からの内々定を頂きました。ですが、再度自己分析を深めた結果、自分に合う企業の特徴として◯◯という点を非常に重要だと考えました。よって秋採用を続けることで◯◯を満たす御社のような企業に入社するため継続しております。
こう回答すれば、真剣に就活をおこなっていることが伝わります。
また「今まで内定が出た企業を蹴ってまで◯◯という条件を満たす企業を求めている。その◯◯という特徴が御社にはある」という伝え方ができるので、志望度の高さも伝わりますよね。
この質問は秋採用でよくされます。事前に対策しておかないと、いきなり聞かれて「うっ!」と困ってしまう質問なので対策しておきましょう。
質問② なぜ春の採用にて当社を志望しなかったのでしょうか?
続いて、秋採用でよく聞かれる質問が「なぜ春採用でうちを受けなかったのか?」という質問です。
この質問への回答は非常にシンプルで、「今まで知らなかった」という回答がベストでしょう。
一方で、知名度の高い大手企業の場合は「再度自己分析を深めた結果、◯◯という特徴を持つ御社に入社したいという気持ちになった」と回答すれば納得してもらえます。
こちらも回答例を共有しておきますね。
【回答例】
- 正直にお伝えすると、春採用の時点で御社のことを知りませんでした。ですが、夏採用、秋採用にて自己分析を続け、視野を広げる中で御社を知り、私の◯◯という性格にぴったりであり、◯◯という企業理念に共感できる御社を志望するに至りました。
質問③ 既に他社からの内定は獲得されていますか?
続いて、秋採用でよく聞かれた質問が「他社からの内定状況に関する質問」です。
秋採用では企業は特に他社からの内定状況を気にします。
なぜか?それは秋採用では”確実に入社してくれる人に内定を出したい”と考えているからです。
秋採用で内定を出したのに、結果的に内定辞退されてしまったら、もうさすがに追加で募集することは難しくなります。
そういった企業側の事情を押さえておくことが秋採用で評価される肝になるので、ぜひ覚えておいてください。
ちなみに他社の内定状況を聞かれた際に、その企業の志望度が高ければ次のように答えるのがベストです。
なぜなら内定を出したら確実に入社してくれる人材が欲しいから。もし志望度が低い場合は、現状を正直に伝えることをおすすめします。
【回答例】
- 選考に進んでいる企業が数社ありますが、御社から内定を頂くことができた場合、すぐに就活を終了致します。
質問④ 当社への志望動機を教えてください
次に秋採用でよく聞かれた質問が「志望動機」です。
志望動機は就活全体を通して、どの企業からも必ず聞かれる質問ですが、秋採用においてはその重要性が更に増すんですよね。
なぜなら、ここまで何度も伝えているように内定を出したら入社してくれるような”志望度の高い学生”を秋採用では特に求めているからです。
重要な志望動機の回答ポイントですが、「なぜその業界なのか?」だけでなく「なぜその業界の中でもその企業じゃないといけないのか?」という質問を満たすことですね。
企業から「その志望動機なら当社じゃなくて競合他社でも良くない?」と思われてしまう志望動機は評価されないということ。
よって、競合他社との違いを分析し、その企業ではいけない理由を伝えるようにしてください。
【回答例】
- 御社を志望した理由は、御社が食品業界であり、かつ「食を通して家庭を明るくする」という企業理念に最も共感したからです。私は農学部に所属しており、その理由は中学生の頃から食品業界に進むことを決めていたからです。また食品業界の中でも、食を通した家庭のあり方を企業理念とする企業は他にありません。私は家庭が幸せであることを人生で最も重要なことだと考えています。以上の理由から、御社にて食を通してより多くの家庭を幸せにしたいと考え、御社を志望致しました。
質問⑤ 当社からの内定が出た場合に就活を終了しますか?
それでは最後の質問です。
秋採用でよく聞かれる質問の最後は「当社からの内定が出た場合に就活を終了しますか?」ですね。
これは企業側が秋採用で最も気にしていることであり、それをどストレートに聞く質問。
まず志望度が高い場合は、就活を終了するということを大げさに回答して問題ありません。
一方で志望度がそこまで高くない企業に対しては「現在、選考を受けている他社に説明をして就活を終了するように動きます」といったニュアンスで伝えるのが個人的にはおすすめです。
この伝え方なら、あとで「他社に説明した際に、非常に良い条件を提示され、そちらに入社することに致しました。申し訳ございません。」と逃げることができますから。
» 秋採用の面接で聞かれる質問7選【回答例と対策ポイントも!】
【回答例】
- 御社から内定を頂いた暁には、今受けている他社に当日にお断りのお電話を入れされていただきます。御社が最も志望度の高い企業なので、内定を頂いた当日に就活を終了致します。
こうした「秋採用で特に重要視される質問」への対策を事前におこなっておくことで、面接で聞かれた時に困らず回答できそう。
こうした質問に対して事前に対策をする就活生は少なそうだから、差別化にも繋がりそうだよね。モヤッと回答する学生よりも、こうした回答をする学生を採用したいって秋採用では特に思われるだろうし!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
秋採用は就活後半なので、焦りがちですが、多くの企業が求人を出しており、かつ優秀な学生が少ない状況は「穴場」以外の何ものでもありません。
秋採用に関して必要な情報は、正直この1記事に詰め込んであります。
あとは動くだけです。
ここでお伝えした情報によって1人でも多くの就活生が、自信をもって就活を行えるようになることを心から祈っています。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。
以上!就活ブロガーの就活マン(@shukatu_man)でした!
- 秋採用とは、9月〜11月末の時期の就活期間のことを指す言葉である。(明確な定義は企業によって異なるので一概には言えない)
- 秋採用では求人数が減っているが、その分、動いている就活生の数も少なく、優秀な学生が離脱しているので対策をしておけば、無双することが可能な時期だと言える。
- 秋採用での企業の探し方として、最もおすすめは「就活エージェント+求人サイト+逆求人サイト」の3つの併用であり、複数の手段を用いて、エントリー数を増やすことが重要である。