世界でも活躍するガラス容器メーカーのリーディングカンパニー

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、興亜硝子株式会社の事業内容をお伝えします。

同社は化粧品の容器を中心とした各種ガラス容器を製造し、加工販売するガラス容器メーカーです。1943年にガラスびんメーカーとして創業後、すぐに化粧品容器向けに特化し、国内の大手化粧品メーカーの成長とともに事業を拡大してきました。

また、近年はガラスを素材としたファインセラミックス製品など新しい事業の柱づくりを推進しているほか、香水のびんなど海外実績を広げ、売上の約3割が海外市場となるなど、ガラス容器メーカーのリーディングカンパニーとして世界でも活躍している企業です。

【業界シェア1位】シャネルなど世界的ブランドとの強固な関係性

同社には2023年で創業80周年という長い歴史の中で培った技術力やノウハウはもちろん、デザインから設計、金型、成型、塗装、印刷に至るまですべて内製化するワンストップ体制といった、他社にはない複数の強みがあります。

ガラス瓶製造でも化粧品のガラス瓶というニッチな領域において、これらの強みを活かすことで、今では化粧品用ガラス容器を専門で製造している業界の中でシェア第1位、国内シェアの約7割を占めるなど、化粧品びん製造では日本一の会社に成長しています。

また、同社は海外展開にも注力しており、実際に売上の3割ほどが海外市場となっているほか、海外メーカーとも直接的なやり取りを行い、シャネルなど世界的ブランドとも強固な関係性を持つことで、確固たる地位を築いています。

【挑戦の文化】世にないものを創造し続けるというコンセプト

同社には創業以来、世にないものを創造し続けるというコンセプトがあります。これまでも世界初の製品などを創り出してきたほか、社員が挑戦することに対して寛容であり、挑戦する人を評価するという、挑戦の文化が社内には根付いています。

お客様のさまざまな要望に対し、まずはやってみるというスタンスや、若手が役職に萎縮せず挑戦できるよう、全員を役職名ではなくさん付けで呼ぶ「さん付け運動」を実践しているのも、すべては社員の挑戦を後押しするという会社からのメッセージにほかなりません。

創業80年を超える老舗メーカーと聞くと、保守的なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、新卒含め、若い人の提案などもしっかりと受け止め、それぞれの挑戦を全面的にバックアップしてくれるのが、興亜硝子という会社です。

部署などの枠組みを越え全員が同じベクトルで働いている

同社では開発から製造まですべてグループ内で完結するワンストップ体制を構築しているため、部署などの枠組みを越え、普段からさまざまな社員とのコミュニケーションの機会が多くなっているそうです。

また、グループ内でのやり取りが多いことから、全員が同じベクトルで働きやすく、一つの商品に対して、それぞれが情熱を持って取り組んでいます。

このほか、同社は老舗メーカーということもあり、職人気質の社員が多く在籍しているそうですが、若手の質問にもしっかり答えてくれる親切な人が多く、社内はいつも落ち着いた雰囲気になっているとのことでした。

【月平均残業8時間】充実した住宅関連の福利厚生も魅力的

部署や時期によって忙しさは異なりますが、部署ごとの役割を明確にした業務分担をしっかり行い、過度な負荷がかからない体制を整えることで、全社の月平均残業は8時間という少ない数字を実現しています。

また、それぞれが今なにをしているのかを把握し、特定の個人に負荷が偏らないようなマネジメントに加え、もし負荷が大きければ追加採用で対応するなど、長時間労働が生まれないための仕組みづくりも、残業抑制の一因になっています。

このほか、社員寮完備による経済的なサポート、年間休日120日に加え、計画有休も7日間使用することで、実質127日の休暇を確保するなど、充実した住宅関連の福利厚生や休暇制度が用意されている点も、同社の魅力の一つです。

【職種別採用】技術開発・設計・生産管理・商品開発

同社では職種別採用を実施しています。
選考段階において、以下いずれかの職種を選び、入社後は希望職種に配属となります。

◯技術開発スタッフ
ガラス製品を製造するにあたっての様々な機械設備（検査機、印刷機など）の開発、保守、改善、新設備の導入などを行います。

◯設計スタッフ
ガラス製品や金型の設計を担う職種です。製品設計部門と金型設計部門があり、2DCADや3DCADを使用し、製品や生産で使用する金型の図面作成などを行います。

◯生産管理スタッフ
製造、加工の計画・進捗管理を行う「生産計画課」、在庫管理、加工場所へのびんの輸送手配、納入先への輸送手配など物流管理を行う「物流管理課」に分かれます。

◯商品開発スタッフ
お客様の要望を再現するために関係部門・協力会社と連携して仕様を策定し、量産部門に引き渡します。具体的には、各種加工試作・塗装色出し・校了品・製品ファイル管理・各種仕様書作製・新規加工・物性試験などを行います。

採用数が少ないからこそ一人ひとりに手厚いサポートが可能

入社から約3ヶ月間が新人研修期間となります。各部署の業務説明や会社・工場見学、グループ会社見学、外部講師によるマナー研修のほか、配属職種以外の部署を含めた各部署を数日間ずつ回り、全体の流れなどを学びます。

入社から約5ヶ月後には、活動報告や今後の抱負などを経営陣に向けて発表する機会もあります。また、配属後はOJTがスタートし、先輩のサポートを受けながら仕事の進め方や流れを覚え、徐々に独り立ちしていきます。

同社では、新卒全員を将来の幹部候補と考え、少数精鋭で採用しています。採用数が少ないからこそ、一人ひとりに目が行き届き、手厚いサポートができているとのことでした。

＜その他の教育研修＞
・レアジョブ英会話（オンラインのマンツーマン英会話）
・パソコン研修（ワードやエクセル操作など｜通信型の研修）
・資格取得支援（手当の支給など）
・外部講習の受講（必要に応じて部署ごとに受講）

【大きなやりがい】手掛けた商品が世界中の店頭に並ぶ

同社の場合、どの部署においても社内はもちろん、社外の方とも関わる機会が多く、お客様とのやり取りなどもしっかりと経験することができるため、専門知識だけでなく、コミュニケーション能力など社会人スキルも磨かれます。

また、自分自身が手掛けた製品が国内・海外の高級店や百貨店に置かれているのを見たときには、他には代えがたい大きなやりがいや達成感を感じると同時に、自分が作ったものに誇りが持てるようになるそうです。

携わった製品が世界中の店頭に並ぶと考えただけでも、ワクワクしますよね。このようなやりがいやワクワクを感じながら働けるのは、世界に向けて世にないものを創造し続けている興亜硝子ならではの魅力といえます。

興亜硝子で働く上で理解しておくべきこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、合わない人の特徴等についても隠さずお伝えしています。

同社の場合、創業当時から挑戦の文化が根づいており、若いうちからどんどん挑戦できる反面、自分から行動できる人でなければなかなか評価されにくいため、受け身の人や最低限の仕事だけをこなしたいと考えている人とは、ミスマッチとなる可能性があります。

このほか、創業から80年以上と歴史が長い分、建屋や施設は古くなっています。現在は徐々に設備投資を行っている段階であり、まだ未完成な部分も多いため、綺麗なオフィスを求めている人などには、事前にこの点を知っておいてもらいたいとのことでした。

編集部が考える興亜硝子のホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた興亜硝子株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①盤石の経営基盤を持った安定企業
長い歴史の中で培った技術力やノウハウ、すべて内製化するワンストップ体制など、複数の強みを兼ね備えており、化粧品びん製造では日本一の会社に成長、海外市場でも確固たる地位を築くなど、盤石の経営基盤を有している点は、まさに同社のホワイトポイントです。

②数字からもわかる”メリハリのある働き方”
月平均残業8時間・計画有休も含めた実質年間休日127日という数字からもわかるとおり、オンオフのメリハリをつけ、ワークライフバランスを大切にしながら働ける環境が整備されている点は、同社のホワイトポイントだと感じました。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「グローバルに活躍する企業で働きたい人」「世にないものの創造に挑戦したい人」「同社ならではのやりがいに魅力を感じた人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。