【100年以上の歴史】国内最大手の独立系油圧機器メーカー

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、カヤバ株式会社の事業内容をお伝えします。

同社は1919年の創業から100年以上の歴史を持つ国内最大手の独立系油圧機器メーカーです。油圧技術に電子制御やシステム技術などを融合し、自動車、二輪車、建設機械、鉄道、特装車両、産業機械、産業車両、農業機械など多様な製品を提供しています。

今では国内のみならず、米国や欧州、アジアなど世界23ヵ国に生産拠点・販売拠点を展開しており、海外売上比率は60%を超えるなど、世界中の産業や社会インフラを支えるグローバルメーカーとして活躍している企業です。

国内全自動車メーカーと取引を有する東証プライム上場企業

同社は世界23ヵ国、42社からなるカヤバグループを構成しており、連結従業員14,472名・連結売上高3,884億円（2022年3月末現在）という規模を誇る東証プライム上場企業です。

独立系サプライヤーとして、メーカーの縛りなく取引や技術提携が可能な「自由度と柔軟性」を強みとしており、国内全自動車メーカーのみならず、世界の主要な自動車メーカーにも同社の製品が採用されています。

特に自動車用・二輪車用ショックアブソーバは国内・世界トップクラスのシェアを持ち、世界で走る自動車の約5台中1台にカヤバの自動車用ショックアブソーバが使われるなど、まさに世界中の自動車産業を支えている存在です。

また、自動車部品だけでなく、鉄道や建設機械、産業機械など多様な製品を提供することで複数の経営の柱を有しており、不景気にも強いビジネスを実現しています。

入社の決め手にもなるような和気あいあいとした雰囲気

同社では年次や役職等に関係なく、社員同士のコミュニケーションが盛んに行われており、普段から社内は和気あいあいとした雰囲気になっているそうです。

会社説明会などにおいて全国の各工場で働く社員が登壇し、学生に会社紹介をする際、共通して社員の口から出てくるのが「社内の雰囲気や関係性の良さ」というあたりからも、居心地の良さを感じますよね。

また、入社の決め手として「雰囲気の良さや社員の人柄」と答える新入社員が毎年多くいるとのこと。カヤバは規模の大きな企業ですが、いわゆる町工場のような親しい雰囲気の中で働ける点は、同社の大きな魅力だと編集部は感じました。

コロナ禍以前にテレワークを導入するなど働き方改革にも本気

創業以来、独立系メーカーならではの柔軟性や自由度を強みとしてきた同社には、とりあえずやってみようというチャレンジ精神が深く根付いており、事業面はもちろん、働き方や社内制度などにおいてもこの姿勢を徹底しています。

たとえば、コロナ禍で当たり前となったテレワークについて、コロナ前から試験的に導入するなど、他社に先駆けて新しい働き方にも積極的に取り組んでおり、今ではテレワークと出社を併用した働き方が定着しているそうです。

また、柔軟な働き方を実現するフレックスタイム制度を導入しているほか、「なくす・へらす・かえる」の観点から、作業標準化によるマニュアル整備、RPAを活用した業務の自動化を中心とした業務合理化の実践により、総就業時間を減らす取り組みにも注力しています。

もちろん部署や時期によって忙しくなるケースもありますが、独立系ならではのチャレンジングな社風を活かし、働き方改革にも本気で取り組んでいる企業です。

【平均有給休暇取得日数16.8日】各種休暇制度が充実している

同社ではコアタイムなしのフレックスタイム制度や在宅で勤務できるテレワーク制度などを積極的に活用することで、社員一人ひとりが柔軟に働ける環境を整えています。

また、平均有給休暇取得日数16.8日（2022年度）と休みも取りやすく、1時間単位の年休取得制度や残余日数積立制度（期間内に使用しなかった有給休暇を積み立てて、私傷病療養や育児・介護を目的として使用可能）など、各種休暇制度も非常に充実しています。

上記のとおり、ただ制度を作っているのではなく、それぞれの制度をどんどん活用することで、仕事とプライベートのメリハリをつけながら働くことができる環境です。

営業から管理部門まで幅広いキャリアが広がる事務系総合職

事務系で入社した場合、以下のような部署に配属となります。初期配属については、選考時の個人面談でしっかり希望を確認するとともに、内定後にも改めて配属希望調査を行い、適性や各部署の状況等を踏まえて決定します。

また、入社後のキャリアについては、毎年のキャリア面談で希望を確認しており、同じ職種で専門性を高めたスペシャリスト、幅広い職種を経験したゼネラリストなど、多様な選択肢があるとのことでした。

＜事務系の配属先＞
経理、営業、生産管理、原価管理、調達／購買、法務、人事、企画　など

技術教育から語学教育まで充実した教育制度が魅力的

入社から3ヶ月間は新入社員研修期間となります。まず、集合型の座学研修を約2週間行い、基本的なビジネスマナーや会社概要などについて学びます。

その後は2ヶ月半の製造現場実習となり、自社工場で配属先に関連する製造ラインに入り、実際の現場を体験することで、ものづくりの基本や自社製品に関する知識を深めた後、7月から各部署に配属となります。

配属後はOJTのほかメンター制度を導入しており、新入社員1名につき、仕事で直接関わらないかつ年齢の近い先輩社員を1名選出し、毎月1回の面談を行っているとのこと。仕事面に限らず、生活面での悩みなどの相談もできるので、非常に心強いですよね。

また、同社では専門性を磨き、世界で活躍できるグローバル人財を育成するため、以下のとおり、さまざまな教育研修制度を充実させています。

◯技術者教育
油圧・機械・金属分野だけでなく、電気・電子・制御・解析・品質管理といった50種におよぶコースを設定し、多分野のスキルを有した技術者を育成

◯語学教育
通信教育や集中講座、短期語学派遣制度、海外トレーニー制度などを通じて、グローバルに活躍できる人財を育成

◯自己啓発支援（通信教育）
業務に役立つ知識を身につけ職務能力を向上する目的で、約270コースを年2回開講
（マネジメント、能力開発、生産／製造、技術、語学、資格取得　ほか）

◯その他
階層別研修（新入社員研修、考課者研修、新任幹部研修、新任部長格研修　ほか）
ISO教育、モノづくり教育、メンタルヘルス教育、安全衛生教育、OJTなど

独立系ならではの”世界に向けた仕事”ができる環境

同社は独立系という自由度の高さを活かし、自動車メーカーをはじめ、国内外のさまざまな大手メーカーと取引を有しており、一緒に仕事をする機会も豊富にあります。

そのため、さまざまな事業や製品に携わりつつ、国内はもちろん、海外を含め、世界に向けた仕事を経験することができます。将来的には海外で仕事をするチャンスもあるため、海外で働きたいと考えている人にとっては最適な環境といえますね。

また、同社では若いうちから積極的に仕事を任せるようにしているとのこと。
もちろん最初は先輩のサポートを受けつつ、早い段階で担当を持つことで責任ある業務もどんどん経験できるため、他社に比べ、成長スピードが早いのも同社の大きな特徴です。

カヤバで働く上で理解しておくべきこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、合わない人の特徴等についても隠さずお伝えしています。

カヤバの場合、独立系で自由度が高い反面、常に新しい挑戦が不可欠であり、チャレンジングな社風が根付いているため、指示待ちの人や主体性がない人には合わない環境です。

また、従業員が多く、世代の幅も非常に広いため、さまざまな立場や年齢の方々とコミュニケーションを取ることに苦手意識がある人は、ミスマッチとなる可能性があります。

このほか、全国に拠点があるため、転勤の可能性はゼロではありません。もちろん希望のヒアリングや事前相談といった配慮もありますが、総合職として入社する以上、勤務地や職種に関するローテーションがある点は、事前に理解しておいてほしいとのことでした。

編集部が考えるカヤバのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じたカヤバ株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①申し分ない実績や強みによる抜群の安定感
「100年以上の歴史」「東証プライム上場」「国内全自動車メーカーとの取引」「独立系ならではの自由度と柔軟性」「世界トップクラスのシェア」「複数柱の経営」など、申し分ない実績や強みによって、抜群の安定感を誇る点こそ、同社のホワイトポイントです。

②より働きやすい環境の実現に対する期待値の高さ
コロナ禍以前からテレワークを導入するなど、同社は先進的な働き方を積極的に取り入れていますよね。今ではテレワークと出社の併用はもちろん、フレックスタイム制度や就業時間を減らす取り組みにも注力しており、今後さらに働き方改革を推進することで、より社員が働きやすい環境を期待できる点は、まさに同社のホワイトポイントです。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「世界中の自動車産業に携わりたい人」「世界に向けた仕事に挑戦したい人」「独立系ならではの特徴に魅力を感じた人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。