【小売業界のおすすめ中小企業ランキング】年収や売上高を元に調査!

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求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

「労働条件が悪そう」「収入が低そう」など、ネガティブなイメージが先行しがちな小売業。

中小企業となると「さらに眼中にない」と候補から外す人も多いかもしれませんが、実は勢いに乗っていて収入が高い企業が多数あるんです!

そこで本記事では、年収や売上高を元に小売業界のおすすめ中小企業30社をランキング一覧で共有します。

その他、入社するための必須対策や小売業界の中小企業のメリット・デメリットが分かるので、就活の幅を広げましょう!

小売業界の中小企業おすすめランキング

ここでは平均年収と売上高を基準に、離職率や待遇面なども含めた企業ランキング30社を共有しますね!

なお、小売業の中小企業の定義は「資本金または出資総額5,000万円以下」もしくは「常時使用する従業員数50人以下」です。

小売業界の中小企業の平均年収は400万円前後(大企業年収平均501万円(*1)の80%)、中小企業全体の平均売上高は100〜200億円台が最も多い(*2)ので参考にしてみてくださいね!

では、おすすめ企業の一覧をランキングで30社発表していきます!

企業名おすすめポイント・企業の特徴
タイヨー千葉・茨城を中心に生鮮食品スーパー・リカーショップを運営。売上高1,165 億円(2020年9月決算)、「健康経営優良法人2022」認定企業。平均年収751万円で、賞与は年2回4.5カ月(2020年度)実績あり。他、3年後離職率22.2%、月平均残業時間17.6時間。
ブックオフグループHD中古本販売事業。中古本トップを誇るブックオフの持ち株会社で経営基盤が安定。売上高915億円(2022年5月決算連結)エンタメ商材や買取特化型店舗の他海外にも店舗あり。平均年収708万円で月初任給は21.5万円。各種休暇や社宅完備など制度が豊富。
サンリブ福岡県に本社を構え、食料品・衣料品などを扱う総合スーパーを展開。売上高1,878億円、平均年収557万円。3年後定着率78.8%、平均勤務年数22.7年(2022年度)と定着が良い。他、月平均残業時間7.9時間、育休・介護休業・学資融資など各種制度がそろう。
サンベルクスHD 食品スーパー「ベルクス」の経営と食品卸を手掛ける企業。売上高は914億円(2022年2月末決算)。平均年収565万円、年収モデル26歳マネジャー代行430万円、30歳マネジャー500万円。他、3年後離職率21.7%、キャリア育成・サポート制度が充実。
アクシアルリテイリング新潟県に本社を構え「原信」「ナルス」「フレッセイ」の各スーパーマーケットを運営。売上高は2,464億円(2022年3月決算)と過去最高を記録し、3年連続増加。平均年収は753万円で、年間休日は120日(公休116日+有給休暇の計画的取得4日)。
紀伊國屋書店1946年創業の老舗書店。国内68店舗・海外にも40店舗構え、年商は1,209億円 (2022年8月期連結決算)。国公私立大学や官公庁、民間企業を主要取引先に持つのが強み。平均年収は525万円。他、3年後離職率15.4%。子育て支援もあり女性に優しい環境。
DINOS CORPORATIONファッション・家具などの総合通信販売事業。フジ・メディアHDの完全子会社で売上高は604億円(2022年3月決算)。3年後離職率0%、月残業平均時間15.5時間、月初任給例23万円、土日完全週休2日制で年間休日120日以上、3年後離職率0%
トヨタカローラ愛知トヨタ自動車の完全子会社。全国のカローラ店でトップクラスの販売成績を誇り、売上高は564億円(2021年3月決算)で、3年連続増加している。平均年収626万円。他、育児・介護サービス補助、eラーニング無料受講、メンター制度など各種制度が充実している。
ホームインプルーブメントひろせ大分県に本社を構え九州圏で総合ストア事業と生鮮スーパー事業を運営。売上高401億円(2021年5月決算)で、4年連続増加。年収540万円。賞与は年2回3.3カ月分支給(2020年度実績)。月平均残業時間4.4時間、休暇制度や福利厚生も充実。
10ニュー・クイック食肉類・食肉関連加工食品の小売業。首都圏を中心に食肉専門店・惣菜店・スーパーマーケットを運営するほかオンライン販売も手掛ける。MCP投資事業有限責任組合98.3%出資の企業。売上高390億円(2021年3月決算)。平均年収763万円で月初任給は22万円。
11日産東京販売HD日産系大手ディーラー。法人販売を集約して発足。売上高976億円(2021年3月決算)。平均年収748万円で月初任給は22.6万円、賞与は4カ月+業績賞与。月平均残業時間15時間、平均勤続勤務年数は21年と長め。(2021年度)
12さとう京都に本社を構える1666年創業の老舗総合流通サービス企業。大型ショッピングセンターなど多業態を展開し、売上高は1,005億円(2021年2月決算連携)。月平均残業時間12.3時間、月初任給は20.3万円で賞与は4カ月分(2021年度実績/初年度入社者実績は2カ月分)
13アレンザHD福島県に本社を構え、ホームセンターとペットショップを運営している企業。「ダイユーエイト」「タイム」「アミーゴ」などが代表的。売上高は1,574億円(2021年2月連結)で3年連続増加している。平均年収539万円、月残業時間17時間。
14VT HD日産・ホンダ系ディーラー。M&Aにより規模を拡大後国内有数の自動車ディーラーグループとなる。売上高連結2,379億円・単体38億円(2022年3月決算)。平均年収652万円。土日祝完全週休2日制で年間休日120日、休日休暇や健康・医療サポートなど福利厚生が充実。
15クリエイト・レストランツHD外食フランチャイズ本部と外食店舗の運営を行う企業。他、食品や飲料の海外加工卸・販売事業も手がけ、売上高は783億円(2022年2月決算)。平均年収は620万円。店舗スタッフ初任給モデルは月収23万円で年収は278〜288万円。
16ドトール・日レスHDドトールコーヒーと日本レストランシステムを傘下にもつ外食産業の持株会社。「ドトール」「星乃珈琲店」などを展開している。年間休日119日。売上高は1,311億円(2020年2月連結)で平均年収は513万円。他、育休取得率90%以上、月平均残業時間9.7時間。
17ハークスレイ「ほっかほっか亭」の全国FC統括会社。他、店舗リース&ソリューションや不動産事業なども手がけ、売上高は317億円(2022年3月決算)。平均年収636万円で月初任給例は28万円程度。他、月平均残業時間24時間、各種休暇や手当などの福利厚生が充実。
18アイエーグループカー用品事業を展開する企業。国内最大級の自動車用品小売店「オートバックス」店舗のフランチャイズ経営を行っている。売上高358億円(2022年3月決算)。平均年収575万円で月初任給は21万円。その他、年間休日115日、月平均残業時間3.2時間。
19コモディイイダ生鮮食品のスーパーマーケット。1919年創業の100年を超える地域密着企業で関東圏に約88店舗を展開している。売上高は910億円(2021年8月決算)。平均年収は480万円。他、月平均残業時間11時間、育児手当や独身寮など福利厚生が充実。
20ハローデイ食品スーパーを運営。福岡県に本社を構え九州地方を中心に全55店舗展開する地域密着型企業。売上高は830億円(2022年3月決算)。平均年収は500万円で月初任給は20.3万円。平均勤続勤務年数は12.3年と長め(2020年度)。
21メディカル一光グループ三重県地盤の調剤薬局チェーン。調剤薬局店舗数95店舗、居住系介護施設42施設運営の他、介護付き有料老人ホーム事業なども手掛ける。売上高335億円(2022年2月決算)。平均年収573万円で月初任給は21.6万円。年間休日120日以上で福利厚生も充実。
22千葉トヨペットトヨタ自動車(新車・中古車)販売事業を行う企業。トヨタ勝又グループ40%出資の中核企業。570億円(2021年10月単体)。平均年収477万円で月初任給は24.5万円。その他、有休休暇100%取得、平均勤続年数19年(2021年度時点)と定着が良い。
23SFP HD居酒屋「磯丸水産」「鳥民」が直営が主体。売上高104億円(2022年2月決算)平均年収は637万円。ノー残業推奨、テレワークも導入。土日祝完全週休2日制(本社勤務)。他、休暇や祝い金などの各制度制度や家族手当といった諸手当も豊富にそろう。
24NHC愛知県に本社を構える健康補助食品・自然食品事業を行う企業。他、健康機器の卸や飲食、医薬品事業なども手掛けている。売上高395億円(2022年3月期連結)で平均年収595万円。月初任給23万円の他、住宅・家族手当など諸手当の年間平均は約16.5万円(2021年度実績)
25ぎゅーとら三重県地盤の総合食品スーパー。1929年創業で「ラブリー」「エディース」など全29店舗を展開する地域密着型企業。売上高は376億円(2021年2月決算)。平均年収486万円で月初任給は20.1万円。賞与年間4.1カ月分(2021年度実績)、月平均残業時間9.7時間。
26有隣堂神奈川県に本社を構える書籍チェーン店。他、中大手の企業・大学・官公庁へパソコン教室の設置や図書館の受託業務などを提供しており売上高は514億円(2020年8月決算)。平均年収472万円で月初任給は24.5万円。他、月平均残業時間10時間。
27三洋堂書店三洋堂HD傘下の書店。書籍・雑誌の他、トレーディングカードの販売、ゲームソフトのレンタルなども行っている。売上高208億円(2021年3月決算)。平均年収は448万円で月初任給は20.9万円。他、3年後離職率25%、月平均残業時間8.8時間。
28銀座コージーコーナー首都圏を中心に全国に約400店舗展開する洋菓子の卸売業。ロッテホールディングスの完全子会社で経営基盤が強い。売上高237億円(2021年3月決済)月初任給20.7万円、出産育休制度や保養所保有、社宅完備など福利厚生や制度が充実。
29関西メディコ奈良県と京都府で調剤薬局「サン薬局」を68店舗運営。 奈良県のシェア率は1/4を占め、売上高は170億円(2020年9月決算)で3年連続増加。薬剤師の月初任給は28.3万円で賞与は年2回(2年目4カ月程度))。他、3年後離職率0%、育休・復職率100%。
30一号館三重県地盤の食品スーパー。ホームセンターや大型ディスカウントストアも展開する地域密着型企業。売上高257億円で3年連続増加(2021年3月決算)。平均年収554万円。残業時間13.2%。教育・研修制度の他。提携リゾート施設など各種法人の優遇あり

参考:*1 業界動向サーチ|『小売業界の動向や現状、ランキングなど』、*2 就職四季報 優良中堅企業版2023|『8.売上高の分布』、*3 中小企業庁|『FAQ 中小企業の定義について』 、 就職四季報 優良中堅企業版2023、マイナビ

小売業も総合職なら土日祝完全週休2日制や残業が少ない企業、年収が良い企業があるね!

そうだね!特に大手子会社や地域密着の老舗企業、複数事業を手がける企業は経営が安定していて優良企業が多い印象。

ホワイト企業に就職する方法

ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。

内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。

要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。

就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。

(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)

では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?

おすすめの手段を3つ共有しますね。

①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す

ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。

ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。

このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。

ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!

求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。

②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう

次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。

就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。

また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。

この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。

実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。

【担当者に伝えた内容】

  • 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」

就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。

利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。

ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。

③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする

最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。

逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。

逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。

スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。

利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。

以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。

またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。

そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。

ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?

とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。

企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。

小売業界の中小企業の探し方

「小売業界の優良企業を見つけたいけど、情報が探せない!」という人もいるはず。

中小企業は大手と違ってサイト上で拾える情報が少ないから、僕も就活中に苦労したものです。

しかも中小企業は採用数が少ないから、早めに見つけないと他の就活生に先を越されてしまいます。

なので、あなたが小売業界の中小企業を効率的に探せるように、おすすめの探し方を4選共有しますね!

【小売業界の中小企業の探し方】

  1. 就活エージェントに紹介してもらう
  2. 逆求人サイトでオファーを待つ
  3. 大手ナビサイトで条件を絞って検索する
  4. 大学キャリアセンターに紹介してもらう

探し方① 就活エージェントに紹介してもらう

僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。

その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!

僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」と「LHH就活エージェント」の2つです!

僕が今就活生なら、まずはこの2サービスの初回面談を受けて、担当者を厳選して支援を受けるようにします。

就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!

(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)

ミーツカンパニー就活サポート

ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。

保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)

またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!

LHH就活エージェント

LHH就活エージェント」は人材業界大手のアデコ株式会社が運営するエージェント!

「量より質」をコンセプトとしており、支援の質が高い点が評価できます。

実際に利用した人の評判を見ても、支援が丁寧という声が多い就活エージェントですね。

ここで紹介した2つのエージェント以外にもおすすめはあります。

その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!

ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!

(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)

探し方② 逆求人サイトでオファーを待つ

マイナビやリクナビ以上に登録が必須のサイトになってきた逆求人サイト

プロフィールを登録しておくだけで、自分と適性の高い企業からのスカウトが届くので、圧倒的に就活を効率化することができます。

ですが、どれでも登録すれば良いという話ではなく、利用企業数が多く、かつ利用しやすい逆求人サイトを厳選して利用すべきなんですよね。

そこでこれまで全ての逆求人サイトを見てきた僕が考えるに、現状以下の2サイトを併用するのがベストだと考えています。

キミスカ

キミスカ」も利用企業数が多く、非常に使いやすい逆求人サイトです。

現状、逆求人サイトの中で僕が最もおすすめするサイトですね!

隠れ優良企業や業界シェアの高い中小企業も利用しており、「キミスカ経由で知れてよかった企業」との出会いが生まれる場所です。

オファーボックス

オファーボックス」は、就活専門の逆求人サイトとしてNo.1の利用企業数を誇ります。

東証一部上場や、知名度は低いけど働きやすい大企業からのスカウトも届くので、まず最初に登録しておくべきサイトですね。

登録後はとにかくプロフィールの質にこだわってください。

正直、逆求人サイトのプロフィール作成には1日使い切っても全然問題ない。むしろそうすべきだと僕は思っています。

キミスカとオファーボックスの2サイトは同時に登録し、プロフィールはどちらか一方のものをコピペするのが効率的です!

ちなみに逆求人サイトは1つでも多くのサイトに登録しておいて、1つでも多くスカウトを獲得するのが効率的だと僕は考えています。理想としては3サイト以上登録しておきたい。

そこでこの2つ以外のおすすめサイトをまとめたので、参考にしてくださいね。

» 【最新】新卒向け逆求人サイトおすすめ15選|スカウトサイトの選び方を解説!

探し方③ 大手ナビサイトで条件を絞って検索する

いろんな小売業を知りたいなら、求人数が多い大手ナビサイトを利用して選択肢を広げましょう。

ただ、掲載数が多すぎるから、探す際は中小の商社の条件+優良企業の条件で絞るのがポイント。

【中小の商社の条件+優良企業の条件】

  • 従業員規模:50人以下
  • 月平均残業時間20~30時間以下
  • 新卒採用者の定着率70%以上
  • 年間休日120日以上
  • 3年連続で業績が伸びている企業

売上高を見る時は前年の数字だけでなく過去3年の売上までチェックして、成長企業かどうか見極めることが重要です。

引用:ツルノ|企業検索 特色/特徴から検索

ちなみに僕がおすすめするナビサイトは、中堅・中小企業特化型の就活サイト「あさがくナビ」と「ツルノ」。

地域密着型のマイナー企業やベンチャーなど、他の大手ナビサイトには掲載されていないコアな企業の情報が手に入りますよ!

探し方④ 大学キャリアセンターに紹介してもらう

大学キャリアセンターは中小企業の求人が豊富にそろいます。

大学キャリアセンター(就職支援センター/就職課)は、中小企業と学生の就活状況を共有するなど結びつきが強く、地域やその大学に特化した求人情報がそろうのは他の媒体にはない魅力です。

つまり、大学キャリアセンターに足を運べば、小売業の隠れ優良企業に出会える可能性が高いということ。

例えば「東京国際大学」のように、地域のハローワークと提携して地元の求人情報を紹介する「ハローワーク支援」を採用して、中小企業向けの就活サポートを行っています。

引用:東京国際大学|キャリア・就職支援体制

最近はオンライン参加型の就活イベントや個別相談が増えて利用しやすくなっているので、ぜひあなたが通う大学のキャリアセンターをチェックしてみてくださいね!

小売業の中小企業が見つかったとしても、自分に合うかわからないから客観的な視点があると安心するね。

たしかに。就活エージェントや逆求人サイトは、プロ目線で判断してくれるから企業選びに失敗するリスクを減らせそう!

小売業界の中小企業に入社するための必須対策

小売業界の優良中小企業を見つけたら、さっそくES・面接対策に取り掛かりましょう!

中小企業は募集人数が限られている分採用に慎重なので、「大手より競争倍率が低いし簡単に入社できそう」と甘く見てはいけません。

ここでは、小売業界の中小企業に入社するための必須対策を3つ紹介します。

【小売業界の中小企業に入社するための必須対策】

  1. なぜ小売業界なのかを明確に伝える
  2. なぜ大手ではなく中小なのかを考えておく
  3. 実際の店舗を利用して意見や感想をまとめておく

対策① なぜ小売業界なのかを明確に伝える

中小企業は大手ほど採用活動にかける時間も費用もないので、熱意を持って長期的に働いてくれる人材を求めています。

だから、「すぐに辞めそう」「他の業界でもいいのでは?」とマイナスイメージを与えないように、なぜ小売業界なのかを明確にすることがポイントなんです!

具体性を持たせるには下記3点を入れるのがポイントです。

  • あなたの就活軸
  • 興味を持ったきっかけ(体験)
  • 業界の魅力
【例】

私は人々の生活と心を豊かにする仕事に貢献したいと考えています。

食品スーパーでアルバイトをしていた頃、野菜コーナーの一部演出を任された際にレシピと共に生産者の野菜作りにかける思いをPOPで紹介したところ、「献立のレパートリーが増えた」「産地を応援したくなる」などの嬉しいお声を多数いただきました。

この体験を通して、小売業は製品だけでなく生産者の思いを直接消費者に届けられる唯一の仕事であり、お客様にとって最適な商品を提案することで生活と心を豊かにできる魅力ある業界だと感じました。

対策② なぜ大手ではなく中小なのかを考えておく

中小と大手小売業の差別化ができていないと、ミスマッチな印象を与えてしまいます。

面接で「なぜ大手企業ではなくうちに?」とストレートに質問されるケースもあるため、中小ならではのメリットを押さえましょう。

中小の小売業の魅力を下記に3つ挙げてみます。

  • 少数精鋭で柔軟性がある
  • 裁量権が大きい
  • 地域貢献ができる

あくまで一例ですが、このような大手にはない魅力を体験談を交えて伝えるのがポイントです。

【例】

消費者だけでなく地域の課題にも向き合えるため、お客様により最適な商品を提案できるのが強みだと感じています。

例えば、御社がレディースフォーマルの専門店として30年以上地方でトップシェアを誇る理由は、地域に根ざした企業として地域性を理解しニーズに合った商品を提案しているからであり、強みでもあると思います。

また、小物類には同県内の織物を使用した商品を扱うなど、地域全体の経済の活性化に貢献できる点にも中小企業ならではの魅力を感じています。

対策③ 実際の店舗を利用して意見や感想をまとめておく

「百聞は一見に如かず」の言葉通り、実際に店舗へ足を運ばないと生きた情報は得られません。

店舗を利用する目的は企業の理解を深める・他社比較・課題点を見つける3つの目的があります。

なお、店舗を利用する際は下記3つのポイントをチェックしましょう。

  • ターゲット層(世代・店舗の立地・取扱商品)
  • 従業員の雰囲気(接客態度・笑顔・あいさつ)
  • 競合店との違い

多店舗展開している場合は他の店舗も利用したり、競合企業の店舗を利用したりするとより分析の精度が高まります。

もちろん企業研究だけでなく志望動機などにも使えるので、オリジナリティのある回答ができるように意見や感想をまとめておいてくださいね。

超余談ですが、僕個人的には店舗の清潔感をチェックすることもおすすめします。

職場が乱雑で汚い企業は、「ハードワーク」「コミュニケーション不足」「ストレスを抱えやすい」などの心の乱れが表れている場合がとても多いです。

座学で得た情報だけだと、他の就活生と回答がかぶる恐れがあるね。

うん。経験に基づいた自分なりの意見を持つことが大事だね。

小売業界の中小企業に入社するメリットとデメリット

中小の商社は条件の良い優良企業が多いですが、自分とマッチするかどうかは別の話なので、入社を後悔しないように特徴を知っておきましょう。

中小の商社に入社する3つのメリットと2つのデメリットを紹介しますね!

【小売業界の中小企業に入社するメリット】

  1. 若いうちから責任あるポジションを任せてもらえる
  2. アルバイトの経験を活かしやすい
  3. 店舗におけるマネジメント経験などを積める

メリット① 若いうちから責任あるポジションを任せてもらえる

中小企業は人材が足りていない分、若いうちから責任あるポジションを任せてもらえます。

一見きつそうに思えますが、業績次第で早期出世ができるため、キャリアビジョンが実現しやすいという魅力があります。

というのも、日本って世界的に見て昇進スピードが遅い国なんです。

中国やタイが課長になるまで20代後半~30代前半なのに対して、日本の大企業は課長になるまでなんと平均38.6歳。

引用:経済産業省|未来ビジョン

しかも、入社直後から大量の同期と出世競争が始まり、30代に差し掛かる頃エリートコースが決まり、そこから外れると軌道修正はほぼ不可能という厳しい世界です。

一方で、中小企業における課長までの昇進スピードは30代前半と早め。

若いうちから責任あるポジションを任せてもらえるからこそ、昇進も早くキャリアビジョンが実現しやすいんです。

メリット② アルバイトの経験を活かしやすい

アルバイトの経験は入社後の業務に活かしやすい点もメリットです。

小売業界では人件費削減として従業員の約半数をアルバイト(またはパート)でまかなっているため、アルバイトは店舗業務に大きく貢献しています。

例えば、福岡県地盤の食品スーパー「ハローデイ」は、パートやアルバイト提案の元、商品POP作成や商品陳列などの売り場づくりを行っている企業として業界内で高い評価を受けているんです。

このようなアルバイトの経験は、入社後も重要なスキルとして十分に活かせますよね。

ちなみに、バイト先の社員から「社員として働かない?」と声をかけられるケースも珍しくないようで、僕の先輩はお誘いがきっかけで入社したと言っていました。

バイトを行う中で小売業がマッチしていると感じたら、就職先として考えるのもありかもしれませんね。

メリット③ 店舗におけるマネジメント経験などを積める

中小企業では店舗におけるマネジメント経験などを積めるのもメリットの一つ。

マネジメントとは企業目標に沿って組織を動かすブレインで、現場管理を行う「ローワーマネジメント(主任)」トップサポートを行う「ミドルマネジメント(部長・店長)」経営層の「トップマネジメント(社長・役員)」の3階層でピラミッド型に構成されています。

企業の規模問わず管理職比率の平均は約11%*ですが、中小企業は大企業ほど出世競争が激化しない上、管理職不足が起きやすいためマネジメント経験を積みやすい環境なんです。

さらに、在庫管理から人材採用・育成までマネジメント専門で働くケースもあれば、プレイヤーとマネージャーを兼任する人もいるなど、働き方が柔軟な点も中小企業のメリットと言えますね。

*参考:厚生労働省|『令和3年賃金構造基本統計調査』

【小売業界の中小企業に入社するデメリット】

  1. 店舗勤務だとシフト制で労働時間が長い傾向にある
  2. toCの仕事なので暦通りの勤務ではない

デメリット① 店舗勤務だとシフト制で労働時間が長い傾向にある

営業時間が長い店舗勤務だと、シフト制で労働時間が長い傾向にあります。

特に下記の条件が当てはまる店舗は労働時間が長くなりやすいです。

  • 店舗の従業員数が10人未満
  • 24時間営業
  • 年中無休営業

一店舗当たりの従業員数が少ない場合、欠員が出ると残業や急な休日出勤を頼まれるなど負担がかかりやすいでしょう。

例えば上記3点がそろう店舗だと、月残業時間が40時間以上に及んだり、年間休日が100日に満たなかったりするケースも多いので、残業時間や年間休日数もチェックしてみてくださいね

デメリット② toCの仕事なので暦通りの勤務ではない

小売業はtoCビジネスなので暦通りに休めません。

そのため、人によっては家族や友人とスケジュールを合わせづらい・先々の予定が立てにくい・連休が取りづらいなど不自由を感じてしまうでしょう。

売上が見込める土・日曜、祝日は基本的に休めないのはもちろん、繁忙期になると月間休日数が減らされるなど調整も行われます。

また、他のスタッフの都合や店舗状況(人員・業務量)も考慮しなければいけないため、連休が取りにくい・休み希望が通りづらいと悩む人も少なくないようですね。

本記事の要点まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

中小企業の小売業は「労働条件が悪そう」「収入が低そう」など、ネガティブなイメージが先行しがちですが、売上が安定している企業や年収が500万円を超える企業が多数あります。

若いうちから責任あるポジションにつけるなど、大手にはないメリットもあるので、ぜひ中小企業の小売業をチェックして就活の幅を広げてくださいね!

最後に要点をまとめて終わりにしましょう。

  • 中小企業の優良小売業は、売上高100〜200億円以上、年収は400万円以上。売上高は過去3年までさかのぼってチェックすべし!
  • 小売業界の中小企業を探すには、就活エージェントと逆求人サイトの活用がおすすめ!大手ナビサイトで条件を絞って検索する方法や大学キャリアセンターの利用もあり!
  • 小売業界の中小企業に入社するための必須対策は3つ!① なぜ小売業界なのかを明確に伝える、② なぜ大手ではなく中小なのかを考えておく、③ 実際の店舗を利用して意見や感想をまとめておく
  • 小売業界の中小企業に入社するメリットは3つ!① 若いうちから責任あるポジションを任せてもらえる、② アルバイトの経験を活かしやすい、③ 店舗におけるマネジメント経験などを積める
  • デメリットは、① 店舗勤務の場合労働時間が長い傾向にある、② toCの仕事なので暦通りの勤務ではないという2点。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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