就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
「ネームバリューがある企業に憧れる」「安定した生活を送りたい」などの理由から、大企業を狙う学生は多いです。
とくに2019年以降は、感染症パンデミックの影響もあって、大企業志向の学生がさらに増加しているようですね。
でも、日本企業の99.7%*は中小企業。
つまり、大企業へ就職できるのはごく一部の学生だけなんです。
そのため、「早い段階で中小企業も視野に入れる」「あえて中小企業を狙う」など、視野を広げなければいけません。
この記事では、新卒就職向けに中小企業で働くメリットとデメリットを共有します。
中小企業を見つける方法も分かるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
*参考:日本経済新聞社|『中小企業とは 日本企業の99.7%』
目次
中小企業で働くメリット|新卒就職向け
大企業志向の学生の中には「中小企業=ブラック企業が多そう」という、漠然としたイメージを持つ人もいるかも知れません。
たしかに待遇面では劣るけれど、多角的に見ると大企業よりも働きやすいケースも珍しくないんです。
新卒就活向けに中小企業で働くメリットを5つ紹介しますね。
【中小企業で働くメリット|新卒就職向け】
- 幅広い経験やスキルが身につく
- 経営陣や管理職を含めた社員同士の距離感が近い
- 昇格が早い傾向にある
- 大企業に比べて転勤や異動が少ない
- 若手の段階から裁量権を持てる
- 仕事全体の流れを把握しやすい
- 希望する職種で長く働きやすい
メリット① 幅広い経験やスキルが身につく
中小企業は1人あたりの業務量が多く、幅広い経験やスキルが身につきます。
大企業の場合は各研修の中で、段階を踏んでスキル・知識を習得するのが一般的です。
一方、中小企業は最小限の社員数で業務を回しているため、即戦力を養わなければいけません。
マルチタスクと即戦力が求められる環境だからこそ、早いうちに実務に直結する経験やスキルが身につきます。
多くの企業では、入社式の直後に必ずと言っていいほど新入社員研修を実施します。
メリット② 経営陣や管理職を含めた社員同士の距離感が近い
心理学では、物理的距離が近いほど心の距離が縮まると言われています。
中小企業はトップを含めた社員同士が顔や名前を認識できる距離感で、コミュニケーションが取りやすい環境が魅力の一つ。
とくにトップと距離が近いと、一社員としての自覚と企業への愛着が芽生えやすくなって、常に高いモチベーションを維持できます。
また、自由な意見交換や自発的な行動ができるのも、少人数で風通しが良い中小企業ならではのメリットです。
メリット③ 昇格が早い傾向にある
中小企業は経営の柔軟性が高いので、昇格が早い傾向にあります。
大企業の場合は一つの意思決定が大勢の社員やクライアントに影響を与えるため、様々なプロセスを踏んで慎重に進めなければいけません。
昇格制度も保守的で、若い社員が評価されにくい年功序列型が目立ちます。
一方で、中小企業は役職が少ない分、柔軟性があってスピーディ。
昇格制度は勤続年数や年齢に囚われない、成果主義も少なくありません。
「業績」「勤務態度」「能力」といった平等な考課要素の評価や、年に数回の人事査定など、若手が昇格しやすい制度を導入する企業が多いですね。
メリット④ 大企業に比べて転勤や異動が少ない
大企業は商圏が広く各地方に拠点を置くため、転勤や異動を命じられる可能性は高いです。
一方で、中小企業は地域限定で事業を展開していることが多く、転勤や異動があまりありません。
ただ、総合職の場合は幹部候補として経験を積む必要があるので、中小企業でも転勤や異動はあると考えたほうがいいですね。
なお、エン転職が行った転勤の意識調査で、「転勤が転職のきっかけになる」と回答した人はなんと64%。
転勤によるライフスタイルの変化は家族にも影響するため、環境の変化を避けたい人は中小企業が向いているかもしれません。
※参考:エン転職|『1万人アンケート(2022年6月)転勤に関する意識調査』
メリット⑤ 若手の段階から裁量権を持てる
若手の段階から裁量権を持てるのは、中小企業のメリットであり魅力です。
大企業は部署によって役割が明確に細分化されていますが、中小企業は個々の業務に境目がありません。
たとえば、総務部の業務を他の部署の人がサポートすることも珍しくないです。
また、社内ルールや働き方についても、多くの中小企業は明確に決まっていません。
そのため、ベンチャーのような前衛的な企業では、社員が考案した働き方や社内ルールが採用されるケースもあります。
このように、自分たちで会社を作り上げることも、裁量権を持てる中小企業ならではのメリットですね。
メリット⑥ 仕事全体の流れを把握しやすい
大企業はプロジェクトの規模が大きく、業務が複雑化してしまいます。
その反面、中小企業はプロジェクトや予算の規模が小さいからこそ、全体の流れを把握しながら業務を進められるんです。
業務の理解を深められるため、効率性や生産性を向上できます。
また、フォロー体制が整いやすいので、先輩社員や上司から正確なサポートを受けながら安心して業務を進められますよ。
メリット⑦ 希望する職種で長く働きやすい
中小企業は配置転換が少なく、希望する職種で長く働きやすい環境です。
大企業では人材育成や適材適所を見極める目的として、ジョブローテーションや配置転換を行います。
社員数が多く、人事異動をしても業務に支障が出にくい大企業ならではの制度ですね。
一方で中小企業は、時間やコストがかかる配置転換をわざわざ行いません。
また、効率や生産性が落ちる可能性もあるので、本人が申し出ない限り同じ職種で長く働けます。
若いうちからキャリアを積むには、大企業よりも中小企業が向いていますね。
実践を通して多様なスキルを磨けるのは、中小企業に入社した人の特権ですね。
中小企業で働くデメリット|新卒就職向け
中小企業はキャリアを積みやすい環境という点ではメリットが多いです。
ただ、待遇や人材育成の面においては、良いとは言えない条件が目立ちます。
新卒向けに中小企業で働くデメリットを5つ紹介しますね。
【中小企業で働くデメリット|新卒就職向け】
- 会社の安定性は大企業に劣る
- 待遇面が大企業に劣る
- 十分な教育や研修が受けられないこともある
- 一人あたりの社員にかかる負荷が大きい
デメリット① 会社の安定性は大企業に劣る
企業規模が小さいほど銀行から融資を受けにくいため、大企業よりも経営の安定性が劣ります。
豊富な資金力がないと投資ができず、事業を成長させることはできません。
とくに1つの事業に特化している中小企業は、業績が悪化したときに他の事業でカバーができず、赤字が続けば倒産する可能性が高まります。
なお、会社の安定性が直接影響するのはローン審査です。
ローン審査では勤務先の企業規模も重要情報の一つで、場合によっては通りにくくなることもあります。
デメリット② 待遇面が大企業に劣る
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」を参考に男性の平均給与額を見ると、大企業約377万円で、中小企業は約302万円。
つまり、中小企業の給与は大企業より約75万円低いです。
年齢別に見ると24歳までは2万円程度の差しかないものの、50〜54歳になると約138万円まで開く結果に。
さらに、大企業は独自の福利厚生や諸手当てが充実している点からも、中小企業の待遇面は大企業には劣ると言えます。
※参考:厚生労働省|『令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況企業規模別』
デメリット③ 十分な教育や研修が受けられないこともある
中小企業では十分な教育や研修が受けられないこともあります。
理由は人手不足により、研修にかける時間や社員を確保できないからです。
新人研修に関しては、企業の規模問わず80%以上の割合で実施されていますが、階層別研修になると中小企業の約70%は行っていません*。
教育や研修が不十分だと、下記のようなデメリットがあるので覚えておきましょう。
- 労働生産性・作業効率が上がらない
- モチベーション・社会人としてのモラルの低下
- 社員同士の交流がないため、人間関係を構築しにくい
*参考:HR総研|『人材育成(階層別研修)に関する調査 結果報告【新入社員研修編】』
デメリット④ 一人あたりの社員にかかる負荷が大きい
中小企業では幅広く業務に携われますが、その分一人あたりの業務負荷は大きいです。
規模が小さい企業ほど人手が足りず、部署関係なくサポートしなければ業務が終わりません。
そのため、本来するべき業務が後回しになったり雑務が増えてしまって、オーバーワークになりやすいです。
さらに、病気や介護で社員が長期休職に入れば、一定期間業務の穴埋めをしなければいけません。
長時間残業や休日返上が必要になるほど業務量が多いブラック企業もまれにあります。
担当以外の業務を割り振られるのは、中小企業では当たり前なんですね。
社員それぞれが全体を把握して、主体的に行動する必要がありますね。
ホワイト企業に就職する方法
ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。
内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。
要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。
就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。
(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)
では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?
おすすめの手段を3つ共有しますね。
①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す
ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。
ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。
このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。
ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!
求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。
②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう
次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。
就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。
また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。
この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。
実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。
【担当者に伝えた内容】
- 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」
就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。
利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。
「ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。
③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする
最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。
逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。
逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。
スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。
利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。
以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。
またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。
そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。
ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。
企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。
新卒就職で中小企業を見つける方法
新卒就職を成功させるには、企業探しで手を抜いてはいけません。
適当に探してしまうと、就職後に後悔してしまう恐れがあります。
とくに中小企業は大々的に広告を出していないので、見つけ方を工夫しましょう。
さっそく、おすすめの見つけ方を5つ紹介しますね!
【新卒就職で中小企業を見つける方法】
- ホワイト企業ナビを利用する
- 就活エージェントに中小企業を紹介してもらう
- 逆求人サイトで中小企業からオファーをもらう
- 大学キャリアセンターで紹介してもらう
- 大企業のグループ会社をチェックする
方法① ホワイト企業ナビを利用する
『ホワイト企業ナビ』は、優良企業しか掲載していません。
しかも、優良企業に当てはまる下記3つの条件を満たした企業だけを厳選しています。
- 月の残業時間が25時間未満
- 3年離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
各地域の求人情報が集約されていて、優良企業を探す手間が格段に省けますよ。
ほかにも就活の基礎知識やコツなど、新卒就職に役立つ情報を発信してるのでチェックしてみてくださいね!
【隠れ優良企業ランキング】文理別に一覧でおすすめ企業を50社紹介します!
方法② 就活エージェントに中小企業を紹介してもらう
僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。
その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!
僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」です!
僕が今就活生なら、まずはミーツカンパニー就活サポートの初回面談を受けて、他に2つほど可能であれば就活エージェントを利用して担当者を厳選するようにします。
就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!
(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)
ミーツカンパニー就活サポート
「ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。
保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)
またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!
その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!
ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!
(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)
方法③ 逆求人サイトで中小企業からオファーをもらう
マイナビやリクナビ以上に登録が必須のサイトになってきた逆求人サイト。
プロフィールを登録しておくだけで、自分と適性の高い企業からのスカウトが届くので、圧倒的に就活を効率化することができます。
ですが、どれでも登録すれば良いという話ではなく、利用企業数が多く、かつ利用しやすい逆求人サイトを厳選して利用すべきなんですよね。
そこでこれまで全ての逆求人サイトを見てきた僕が考えるに、現状以下の2サイトを併用するのがベストだと考えています。
キミスカ
「キミスカ」も利用企業数が多く、非常に使いやすい逆求人サイトです。
現状、逆求人サイトの中で僕が最もおすすめするサイトですね!
隠れ優良企業や業界シェアの高い中小企業も利用しており、「キミスカ経由で知れてよかった企業」との出会いが生まれる場所です。
オファーボックス
「オファーボックス」は、就活専門の逆求人サイトとしてNo.1の利用企業数を誇ります。
東証一部上場や、知名度は低いけど働きやすい大企業からのスカウトも届くので、まず最初に登録しておくべきサイトですね。
登録後はとにかくプロフィールの質にこだわってください。
正直、逆求人サイトのプロフィール作成には1日使い切っても全然問題ない。むしろそうすべきだと僕は思っています。
キミスカとオファーボックスの2サイトは同時に登録し、プロフィールはどちらか一方のものをコピペするのが効率的です!
ちなみに逆求人サイトは1つでも多くのサイトに登録しておいて、1つでも多くスカウトを獲得するのが効率的だと僕は考えています。理想としては3サイト以上登録しておきたい。
そこでこの2つ以外のおすすめサイトをまとめたので、参考にしてくださいね。
» 【最新】新卒向け逆求人サイトおすすめ15選|スカウトサイトの選び方を解説!
方法④ 大学キャリアセンターで紹介してもらう
大学キャリアセンターは、地域に根付いたコアな地元企業の求人が豊富です。
企業と連携をとりながら就職支援を行っているので、集まる求人は地域の中小企業が多いんです。
その地域・大学限定の求人情報もあり、競争倍率が低い優良企業に出会える可能性は高いでしょう。
しかも、キャリアセンターからの紹介なら、ブラック企業に当たる心配もないですね。
方法⑤ 大企業のグループ会社をチェックする
優良の中小企業を見つけるにはグループ会社に着目しましょう!
親会社が経営権を持つため親会社の規模が大きいほど、通常の中小企業にはない大手並みの好条件が揃います。
グループ会社とは、親会社・子会社・関連会社の総称で、株式の保有率によって呼び方が変わります。
- 親会社:子会社の株式を保有している会社
- 子会社:親会社に株式の50%を保有されている会社
- 完全子会社:親会社に株式を100%保有されている会社
- 関連企業:親会社と関係がある会社
見つけ方としては、企業情報を網羅している「就職四季報」や「就活企業リサーチ」などで検索する方法がおすすめですよ。
大企業と違って大々的に採用情報を出していないから、見つけ方を工夫しないといけませんね!
大企業のグループ会社なら経営も安定的で、安心して長く働けそう。
中小企業に関してよくある質問
新卒就職で中小企業を狙うなら、大企業との違いや特徴を押さえておきましょう。
中小企業に関するよくある質問についてお答えします!
質問① そもそも中小企業とは?
中小企業とは、規模が中程度以下の企業を指します。
中小企業基本法によって、業種ごとに「従業員数」と「資本金・出資額」の2点から下記のように定義されています。
なお、法律や制度によっても定義が異なります。
会社法では「資本金5億円以上または負債総額200億円以上の株式会社」を大企業と定義しているので、それ未満は中小企業の扱いです。
また、法人税法では「中小法人軽減税率の適用対象は資本金 (または出資金)が1億円以下の法人等」と定めています。
質問② 大企業に比べると中小企業のメリットはない?
自分が何を重視するかによってメリットの有無は変わります。
たとえば、中小企業は裁量が与えられるのが大きな特徴です。
この特徴に対して「待遇面と見合わない」「プレッシャーを感じる」と、マイナスに捉える人もいますよね。
一方で「自由で働きやすい」「幅広いスキルを習得できる」と、魅力に感じる人もいます。
大企業のような安定性はないもののやりがいは大きいため、自分のキャリアプランに合えば大きなメリットとなります。
質問③ 中小企業で働くのに向いている人の特徴は?
仕事にやりがいを求めている人に向いています。
中小企業は裁量が与えられて自由度が高い分、達成感や充実感を得やすいです。
他にも下記のような人が中小企業に向いています。
- 地域に貢献したい
- スピード重視で仕事をしたい
- 人間関係を重視したい
- いろんな業務に携わりたい
安定志向やプライベート重視、規律重視という人は大企業に向いています。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
中小企業は安定性には劣るものの、裁量権が持ててやりがいを感じやすい環境です。
また、中には大企業のグループ会社や成長力がある会社も多く、一概に中小企業は条件が悪いとは言えません。
ライフスタイルやキャリアビジョンと合わせながら、新卒就活をしてみてくださいね!
- 中小企業で働くメリットは、裁量権が持てて幅広い経験やスキルが身につくこと。また、転勤や配置転換がなく希望の地域や職種で働ける。
- 中小企業で働くデメリットは、安定性と待遇面が大企業より劣ること。教育制度が不十分で、業務の負荷が大きいのも欠点。
- 新卒就職で中小企業を見つけるには、優良企業情報が分かるホワイト企業ナビの利用がおすすめ。その他、就活エージェントや逆求人サイト、大学キャリアセンターの利用も効率的!大企業のグループ会社も忘れずにチェックしよう。