海外メーカーと二人三脚で建築用資材を手掛けている企業

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、株式会社Planet Japanの事業内容をお伝えします。

同社は塗料や漆喰・外壁用塗料・和紙クロスなど建築用資材の開発や輸出入、販売を手掛けており、提携製造元であるドイツの自然塗料メーカー「クライデツァイト社」と共同で建築エコ建材を開発・商品化し、輸入販売しています。

PR（広報部）・Lab（商品開発部）・CS（法人営業部）の3部署が連携することで、設計士を中心としたお客様のニーズを汲み取り、地球に負担をかけないサスティナブルで機能性・デザイン性に優れた商品を開発・販売している企業です。

【コロナ禍でも安定経営】競争力の高い自社唯一の製品が武器

同業他社では海外製品をそのまま輸入し、国内で販売するのが一般的ですが、同社ではドイツやエストニアの提携製造元と密に連携しながら日本向けに製品を改良することで、水回りに使える漆喰など、国内で競争力の高い”自社唯一の製品”を取り扱うことができます。

また、クライデツァイト社と共同開発で生み出した製品や、製造工程表から設計に至るまですべて自社で作成することで、他のメーカーとは全く異なる製品を開発している点も、同社ならではの特徴であり、大きな強みとなっています。

これらの強みによって、2023年に開業した東京歌舞伎町の東急タワーホテル、広島厳島のホテルいろは、星野リゾートといった有名な建築物にも同社の製品が採用されているほか、コロナ禍でも売上を下げることなく安定経営を実現しています。

【残業ゼロを実現】残業・休日出勤を禁止している

同社では残業が一切ありません。つまり、残業ゼロを実現しているのです。
なぜ残業が一切ないのか、それは会社のルールとして「残業・休日出勤禁止」を掲げ、徹底してルールを守っているからにほかなりません。

同社トップである平尾社長は「働いた時間が異なる中で成果を競うのはフェアではない」と考えています。会社全体としても生産性を高め、就業時間内に成果を出すという考え方が深く浸透しているため、残業を前提とするような働き方は一切していません。

また、その日やるべき仕事が終われば定時前でも帰ることができるほか、もし残業していれば、システム経由で代表に通知が届くようにするなど、残業しない仕組みをつくることで、残業ゼロを実現しているとのことでした。

【年間休日133日】有休消化率100%で長期休暇も充実

同社の年間休日は133日と非常に休暇数が多いことに加え、GWは10連休・年末年始を含めた冬季休暇は14連休・夏季休暇は11日（いずれも2023年実績）など、複数回にわたって充実した長期休暇が用意されています。

これだけ長期休暇があるため、コロナ前は海外旅行に行く社員も多かったそうです。また、休暇中は社用携帯を会社に置くのがルールとなっており、仕事の連絡が入ることもなく、完全にオフを楽しむことができます。

さらに、正社員・パートなど非正規を含め、有給休暇消化率は100%となるなど、元々用意された休暇以外の休みもしっかり取れる環境です。なお、万が一有休が余った場合は会社が買い取るため、有休が無駄になるようなこともありませんよ。

賑やかな雰囲気と良好な関係性による居心地の良さが魅力的

同社では代表が率先して社員同士で会話することを推奨していることもあり、社内でのコミュニケーションも多く、賑やかな雰囲気になっています。オフィスを訪れた外部の方からも、雰囲気が良いと言われることが多いそうです。

ただ、仲が良いからといって、何でもOKというわけではありません。プライベートに踏み込み過ぎたり、傷つけるようなコミュニケーションの取り方は絶対にしないという線引きをしっかり行うことで、良好な関係性を維持しています。

このような雰囲気や関係性による居心地の良さがあるからこそ、半年間の期限を終えたパートやアルバイトの方から、これまで一度も働く時間を減らしたいという要望を受けたことはなく、むしろ働く時間を増やしたいという人ばかりになっているとのことでした。

【売上ノルマなし】設計事務所に対する提案を行う営業職

設計事務所に対する建築材料（漆喰や自然塗料など）の商品説明、商品勉強会の開催、建築現場での施工指導、顧客管理・売上管理などが営業職の仕事です。

同社では、契約を取るのではなく、設計事務所が施工主に自社商品を勧めてくれることをゴールに設定し、商品の概要説明や広報活動を行っているため、一般的なイメージとは少し違った営業スタイルとなります。

また、営業職と聞くと、常にノルマや数字に追われているイメージを持つ人もいますが、同社では個人の売上ノルマはなく、それぞれの顧客にじっくりと向き合うことができます。

1年間の充実した教育サポートがあるので安心

入社後の1年間で商品知識、営業ノウハウ、データ分析・解析による営業先の絞り方、データ収集の方法などを一から学べるため、安心して独り立ちすることができます。
※以下の期間は目安であり、人によって前後する可能性があります。

＜入社〜6ヶ月＞
自社内のLab（商品開発部）にて、主にサンプル作成やデータ管理を学び、商品の理解度を高めるほか、PR（広報部）にて、設計事務所との打合せ・社内ツアー・商品説明会などに参加し、商品の理解度の確認と説明能力・コミュニケーション能力を高めていきます。

＜6ヶ月〜9ヶ月＞
先輩や上司の下で営業活動を行います。収集データの分析や解析、人・場所のターゲットの絞り方、データ収集方法などを学ぶほか、車の運転や出張などに慣れる期間です。

＜9ヶ月〜12ヶ月＞
設計事務所への営業活動、商品説明会の開催、建築現場での施工指導などを学びます。
2年目以降は担当地区を持ち、新規開拓営業・既存顧客管理・売上管理などを行います。

＜通年開催＞
全社員向けに、外部講師による社会人マナーや仕事の考え方、働き方など多種多様な全体研修を開催しています。（頻度は月1回程度）

働きやすい環境と充実した待遇面の両立

大卒の場合、初年度の想定年収は440万円程度、入社3年目の想定年収は540万円程度となっているほか、入社5年目以降は1年あたり5〜15%の割合（2018年〜2023年実績）で給与がアップするなど、成果に応じた待遇面も非常に充実しています。

残業ゼロ・年間休日133日・有休消化率100%といった働きやすい環境と、このような充実した待遇面を両立している点は、同社ならではの魅力といえますね。

また、同社では社員のチャレンジを絶対に否定せず、全面的に後押ししており、これまでなかった新製品の開発を若手社員発信でおこなった事例もあるなど、新卒を含めた若手の段階から、前例のないような新しい挑戦にも、どんどんチャレンジすることができます。

Planet Japanで働く上で理解しておくべきこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、働き方のリアルな部分についても隠さずお伝えしています。

同社の場合、年功序列の評価制度ではないため、新卒を含めた後輩社員に成果や待遇面で劣るケースもゼロではありません。残業や休日出勤ができない中、就業時間内で創意工夫しながら成果を上げていかなければならないのは、同社ならではの大変さといえます。

もちろん向上心や成長意欲があれば、実力も待遇面もどんどん伸ばすことができますが、それらがなければ評価されにくく、現状維持に留まってしまうという厳しさもある点は、入社前に知っておいてほしいとのことでした。

編集部が考えるPlanet Japanのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた株式会社Planet Japanのホワイトポイントは、働きやすい環境と充実した待遇面を両立している点です。

同社では残業や休日出勤を禁止することで、残業ゼロを実現しているほか、年間休日133日・有休消化率100％で複数回の長期休暇も取れるため、仕事とプライベートのオンオフのメリハリをつけながら働くことができますよね。

残業や休日出勤ができないということは、生産性を高めることが不可欠となるため、それだけ大変な部分もありますが、待遇面も非常に充実しており、年齢に関係なく、自分次第でどんどん伸ばせるのも大きな魅力です。

上記のとおり、数字にも表れている”働きやすい環境”と”充実した待遇面”の両立を実現している点こそ、同社が持つ最大のホワイトポイントだと編集部は感じました。