幅広い総合航空サービスで業界をリードする企業

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、朝日航洋株式会社の事業内容をお伝えします。

同社は1955年の設立以来、ヘリコプターとビジネスジェット機を軸とした航空事業、国内屈指の計測技術を駆使した空間情報事業という2つの事業を核に展開してきました。

ドクターヘリ運航、空撮、報道取材、物資輸送、各種防災支援、インフラ整備等、幅広い総合航空サービスで業界をリードしている企業です。

◯航空事業
旅客輸送（ヘリコプター・ビジネスジェット機運航）｜航空撮影（TVドラマ・映画・CM撮影）｜報道取材｜物資輸送｜医療航空搬送（ドクターヘリ）｜海洋開発支援｜調査・視察・巡視｜航空機整備｜機体・部品販売｜訓練など

◯空間情報事業
航空レーザ計測｜航空写真測量｜UAV（ドローン）測量｜リモートセンシング｜固定資産調査・評価｜GISシステム開発・販売｜道路現況レーザ計測（モービル・マッピング・システム）｜防災・環境コンサルタント｜海洋表層観測・海底地層探査など

自治体支援や社会インフラ整備など幅広い需要を持つ安定企業

同社が持つ強みの一つが”幅広い需要に応えることのできる技術力”です。
様々なモビリティを用いた計測技術と、解析技術の融合によって高精度な空間データを作成し、各自治体のハザードマップや防災計画、上下水道、電気などの生活インフラ整備に広く活用されています。

また、これまで自治体支援や防災支援、社会インフラ整備など安定的かつ幅広い需要のある領域において、ヘリコプターの高度な運航技術と測量技術を武器に、官公庁から社会インフラ関連企業、TV報道各社に至るまで、幅広い顧客の信頼に応えてきた実績があります。

上記のとおり、安定的な需要とそれに応える自社独自の強みを有しており、入社後も安心して長く働くことのできる安定企業です。

【代えがきかない存在】朝日航洋にしかできない仕事がある

同社は運航実績・規模ともに国内トップクラスを誇り、日本国内のドクターヘリ運航の構築に黎明期から携わっているほか、ビジネスジェットの国際認証取得や同社にしかできない仕事も有しています。

また、空間情報事業においては、同じ事業を展開する競合他社がいる中でも朝日航洋の強みとして、自社でヘリを持っているため、より迅速で安定的な対応を実現しています。

このほか、これまで2つの事業で培ったノウハウを掛け合わせ、ドローンなど無人航空機による計測や点検、さらには未来のモビリティとして注目を集めている「空飛ぶクルマ」の先進的なプロジェクトへの参画など、新たな事業としてエアモビリティ事業をスタートさせています。

上記のとおり、各事業において代えがきかない存在として、”朝日航洋にしかできない仕事”があることこそ、同社最大の強みなのだと編集部は感じました。

社員の声を真摯に受け止めてくれる組織

朝日航洋は社員の声を真摯に受け止めてくれる組織です。
自己育成キャリア面談による異動のほか、制度の導入や研修内容などについても、現場の声を丁寧にヒアリングした上で、実現に向けて動いているそうです。

実際、今回取材させていただいた社員の方は、2年目で整備士から採用担当になりたいという希望を伝えたところ、異動が実現し、今は採用担当として活躍しています。

もちろんすべての希望が叶うわけではありませんが、社員個々の声にしっかりと耳を傾け、真摯に向き合ってくれるため、自己実現のためにやりがいを持って働ける環境です。

ワークライフバランスにも注力している

同社では独身寮や資格取得補助制度のほか、以下のような育児制度や休暇制度など、ワークライフバランスにも注力しています。

また、3つの労働組合があることで、働き方に対する意識が高いのも同社の特徴です。
時期によっては残業が多く発生することもあるそうですが、基本的に社内は残業しない雰囲気となっており、若い社員が上司や先輩より先に帰ることも日常的にあるとのこと。

このほか、時差出勤制度や時間有休取得制度なども導入しているため、それぞれの都合に合わせて柔軟に働ける環境となっています。

＜育児制度＞
次世代育成支援認定マーク「プラチナくるみん」を取得。子どもの小学校卒業まで在宅勤務、時短勤務、時間外勤務免除を適用。また、2年間の育児休暇を取得可能。
※22年度実績：女性22名(対象者のうちの100%)、男性20名(対象者のうちの71.4%)が育児休暇を取得

＜ライフサポート休暇＞
ライフスタイルや価値観が多様化する中で、ワークライフバランスの実現を目的に年に5日間の休暇取得が可能（対象：不妊治療・生理休暇・妊婦検診など）

防災コンサル・AI・システム開発などを担う技術職の仕事

この求人では、空間情報事業で以下の分野を担当する技術職を募集しています。
なお、職種別応募での選考試験に合格した場合は、応募職種に配属となりますが、部署や勤務地の指定はできないとのことでした。

◯自治体アセット事業部
・固定資産税評価における地価分析、比準表作成
・スマートシティ実現に向けた3D都市モデルの整備と新規サービスの開発
・統合型GISの導入・サポート（地図データプラットフォームを構築するシステム）

◯国土保全事業部
・航空レーザデータを用いた土砂移動解析や河床変動解析、水理解析、流下能力解析
・砂防施設の配置計画、3次元設計、点検、健全度評価、長寿命化計画の策定
・河川浸水想定区域図（氾濫シミュレーション）の作成

◯社会インフラ事業部
・計測車両（MMS）で計測した道路情報を活用した道路・構造物の維持管理
・ハイビジョン撮影（AHVS）・航空レーザ計測（ALMAPS）を活用した鉄道施設管理支援
・送電線の維持管理、新規送電線ルート検討などを目的として、航空レーザ計測を用いて送電線とそれに接近する樹木との離隔距離を効率的に解析

◯システム開発部
・高精度カメラによる路面のひび割れ検出プログラムの開発
・AIによるデータ解析の標準化・自動化支援
・社内生産システム開発（GIS開発・改修・運用）

1年間のメンター制度など手厚いサポートがあるので安心

入社後、まずは1ヶ月間の新入社員研修において、ビジネスマナーや各事業の内容などを学ぶほか、各職種の役割を理解することを目的としたヘリコプター搭乗体験などを行います。

研修が終わると各職場に配属され、そこでOJTによる職種別教育が行われ、スペシャリスト養成を目指した専門的な教育を実践で学びます。

また、同社では新卒採用者が1日も早く会社に馴染み、能力を最大限発揮できるように、配属先の先輩社員が仕事上の悩み相談、業務に関する助言、技術的な指導等を行い、成長を見守るメンター制度を導入しています。（新卒採用者は1年間）

仕事の進め方や考え方だけでなく、会社生活や精神的サポートも含めて親密なるアドバイザーとなってくれる人がいるため、安心して仕事に取り組むことができる環境です。

各分野でスペシャリストを目指せる成長環境

企業理念における価値観の一つとして大切にしている「人を活かし、人を育て、技術・技能を進化させる」をモットーに、育成型の能力開発に取り組むなど、朝日航洋は”入社した後に社員を育てていく”という意識が強い組織です。

実際、業務遂行に必要な専門知識・技能の習得を目的とした資格取得支援制度、30・40・50代の年代別研修、昇格時の階層別研修など、バリエーション豊かな専門的研修等によって、各分野でスペシャリストとして成長できる環境を整えています。

何より、スペシャリストとしての自身の成長を実感しつつ、社会インフラ整備や防災支援など社会貢献度の高い仕事に携わることができるため、他にはないやりがいを感じながら働けることは同社ならではの魅力です。

朝日航洋で働く上で理解しておいてほしいこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、働き方のリアルな部分等についても隠さずお伝えしています。

同社の場合、専門性の高い事業を展開しているため、いずれの職種においても必要となる資格が複数あり、国家資格レベルなど難易度の高いものも多いことから、職種に関わらず、常に自己研鑽を欠かすことができません。

また、技術職の場合、国や官公庁、法人企業がお客様のため、納品時期である年度末は繁忙期となる点、山の中やダム、川や海での調査において山登りや、揺れる船に乗り現地調査に行くなど、体力が必要で泥臭い仕事もある点は、事前に理解しておいてほしいとのことでした。

編集部が考える朝日航洋のホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた朝日航洋株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①入社後も長く働ける安定性の高さ
社会インフラや防災など安定かつ長期的な需要のある領域において、同社にしかできない仕事を有する”代えがきかない存在”となっています。
この「入社後も長く働ける安定性の高さ」は、同社のホワイトポイントだと感じました。

②手厚いサポートの中でスペシャリストを目指せる環境
1年間のメンター制度など手厚いサポートがある中で、「人を活かし、人を育て、技術・技能を進化させる」をモットーにした育成型の能力開発によって、各分野でスペシャリストに成長できる環境は、まさに同社が持つホワイトポイントだと感じました。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「航空サービスに興味がある人」「社会貢献性の高い仕事がしたい人」「スペシャリストを目指したい人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。