地域熱供給などエネルギー事業を展開する伊藤忠エネクスグループ企業

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、東京都市サービス株式会社の事業内容をお伝えします。

同社は熱供給地区内のオフィスビルやマンション、ホテル、病院などで利用する冷房・暖房等に使われる熱エネルギーをお客様に供給する「地域熱供給事業」を中心に事業発展してきました。

また、現在は環境負荷低減・省エネルギーの実績を生かし、電力・熱・水等を効率よくワンストップで提供する、総合エネルギーサービスにも力を入れています。

伊藤忠エネクス株式会社・東京電力エナジーパートナー株式会社のグループ会社として、安定した経営基盤のもと、各種エネルギー事業を展開している企業です。

【未利用エネルギー活用のパイオニア】供給エリアは国内トップ

インフラの一部であるエネルギー事業自体の安定性に加え、伊藤忠エネクスグループという安定した経営基盤も相まって、同社は盤石の安定性を有しています。

また、首都圏に19地点の供給エリアがあり、国内トップクラスの地点数および販売熱量を持っていることから、他社にはないノウハウを蓄積できるのも同社の大きな強みです。

このほか、日本国内初となる河川水を活用した熱供給等、未利用エネルギー活用のパイオニア的存在でもあり、その技術力、省エネ性、信頼性は、省エネ大賞や、その他多数の受賞歴によって証明されています。

安定志向でチームワーク重視の人が集まっている組織

安定性の高いインフラ事業を展開していることもあり、同社には安定志向でチームワークを重視する人が集まっています。

今回取材させていただいた人事の方は、中途採用で東京都市サービスに入社したそうですが、他社に比べてもチームワークを意識している人が多く、社内も和気あいあいとした雰囲気になっていると感じるそうです。

企業選びにおいて、安定志向やチームワーク、落ち着いた雰囲気などを重視している人にとって、同社はかなり適した環境だと編集部は感じました。

新しい考え方や取り組みを尊重する文化

インフラ事業を展開する企業と聞くと、保守的なイメージを持つ人もいますよね。
同社にも考え方など保守的な部分は一部あるそうですが、決して現状維持を良しとしているわけではありません。

SDGsやカーボンニュートラルなど、エネルギー業界は今まさに変革期の真っ只中にあり、企業も新たな取り組みをしていかなければ、生き残ることはできません。

同社においても、今までやってきたことは守りつつ、若手の声も積極的に取り入れるなど、新しい考え方を尊重する文化を大切にしており、特に新卒入社の方には、その中核になることを期待しているとのことでした。

【平均有休取得日数17日】休みやすさや休暇制度が魅力的

同社の平均有休取得日数は17日と非常に休みやすくなっているほか、年間休日も123日と多く、各種特別休暇や傷病休暇など充実した休暇制度も用意されています。

また、全体として残業管理も徹底している企業です。
もちろん部署や時期によって忙しくなるケースもあるそうですが、全社的に業務改善などを積極的に行うことで、残業抑制の意識づけや残業しない風土づくりにも注力しています。

そもそも同社の業務は定例化・マニュアル化されているものも多いため、トラブル発生時など例外的なものを除いて、残業が発生しにくくなっているとのことでした。

運転・設備管理、設計・施工管理、営業など幅広い仕事内容

新卒入社した場合、基本的に最初は運転・設備管理部門に配属されます。
業務に必要な資格取得などを目指しつつ、5年程度の期間の中で各職種へのジョブローテーションを行い、適性を見ながら、その後の配属などを決めていくとのことでした。

◯運転・設備管理（※変形労働制によるローテーション勤務）
冷房や暖房に使用する熱エネルギーをつくる熱源機の運転業務および熱供給設備の巡視・保守点検などが主な業務となる部門です。

◯技術
リニューアルプラントなど各種設備のシステム設計や工事の施工管理業務のほか、更新工事の計画なども担う部門です。

◯営業
情報収集や条件の整理をした上で自社サービスを提案するほか、既存顧客のサポートを行うカスタマーサービスなども担う部門です。

◯業務管理
人事、総務、監査、法務、経理、IT部門など各種バックオフィスを担う部門です。

【充実した技術研修】ゼロから成長できる教育体制

入社後、まずは2〜3週間程度の導入研修において、基本的なビジネスマナーや安全教育、各種法令知識の習得、現場を想定した施設による技術研修、実際の現場見学などを行い、各部門へ配属となります。

配属後は約1年間、教育担当となる先輩社員がマンツーマンでサポートしてくれるほか、半年後にはOJTによる技術研修、年明けにフォロー研修、1年目の終わりにプレゼン形式の発表など、段階に応じた各種研修が用意されています。

また、資格取得支援制度や社内掲示板システムにおける資格試験問題の過去問解説、階層別研修、通信教育、社内講師による専門研修など、スキルアップに向けた教育体制が非常に充実している環境です。

エネルギー供給を通じて多くの人に貢献できる仕事

同社はエネルギー供給を通じて、担当するエリアの人々の生活を支えています。
もちろんそれだけ責任の大きさが伴うわけですが、それ以上に「多くの人の生活を支えている」という貢献性の高さややりがいの大きさを感じることのできる仕事です。

また、同社では案件受注から設計、施工管理、運転・設備管理、アフターサービスに至るまで、一貫してすべての工程に携わることができます。

エネルギー事業に関わるすべての工程を経験することで、幅広い経験や知識、スキルを持った人材に成長できるのは、同社で働く大きな魅力の一つです。

東京都市サービスで働くうえで理解しておくべきこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、働き方のリアルな部分や合わない人の特徴等についても、隠すことなくお伝えしています。

まず、運転・設備管理部門に配属された場合、変形労働制によるローテーション勤務となるため、月に7〜8回程度、夜間勤務がある点は理解しておいてください。

また、現場は少人数のチームで動くため、最低限のコミュニケーション能力が必要となるほか、同社は安定志向の会社であり、待遇面も段階的に上がっていくため、若くして飛躍的に報酬を上げたい人や数字主義の人には合わない環境となります。

編集部が考える東京都市サービスのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた東京都市サービス株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①安定的に長く働ける会社
同社は事業の安定性に加え、伊藤忠エネクスグループという盤石の経営基盤も有しています。
また、国内トップクラスの地点数および販売熱量、未利用エネルギー活用のパイオニアとしての実績など、自社独自の強みも兼ね備えており、入社後も安定的に長く働ける点は、同社のホワイトポイントだと感じました。

②メリハリをつけて働ける環境
「平均有休取得日数17日」「年間休日123日」という数字が示すとおり、非常に休みやすく、プライベートの時間も確保することができます。
また、残業抑制の意識づけや残業しない風土づくりにも注力しており、オンオフのメリハリをつけて働くことのできる環境は、まさに同社ならではのホワイトポイントです。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「安定志向やチームワークを大切にしたい人」「変革期にあるエネルギー業界で挑戦したい人」「より多くの人を支える仕事がしたい人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。