総合物流大手近鉄エクスプレスグループのロジスティクス専業会社

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、株式会社近鉄ロジスティクス・システムズの事業内容をお伝えします。

同社は2002年10月に総合物流大手である株式会社近鉄エクスプレスの国内部門が独立する形で設立された、近鉄エクスプレスグループのロジスティクス専業会社です。

個人情報を記録した貨物を安全に届ける「プロテクトエクスプレス」、お客様の大切な製品を確実に届ける「貴重品輸送」、大型・超精密機器や重量機器を取り扱う「特殊輸送」のほか、物流全体の最適化・効率化を図る「3PLサービス」など、輸送サービスとIT技術を組み合わせた事業なども展開しています。

医療機器や精密機器、半導体などの分野に特化した国内貨物輸送業を軸としつつ、倉庫保管や流通加工といった高品質な総合ロジスティクスサービスを提供している企業です。

他社を圧倒する”絶対品質”が最大の武器

同社は「絶対品質」という言葉を掲げ、他社を圧倒するような品質を追求しています。
輸送の品質はもちろん、お客様が困った際にコールセンターではなく直接担当者に繋いでサポートする仕組みを構築するなど、社員の品質の高さにもこだわっているとのこと。

取り扱いが非常に難しい医療機器や精密機器、半導体製品などに特化した輸送サービスを展開できるのも、こうした取り組みによって高品質なサービスを提供できているからこそ。
これまで、事故件数の少なさなどを評価され、表彰された実績もあるそうです。

また、同社はお客様の扱う製品やニーズに合わせたフレキシブルな物流サービスの設計を得意としており、ただモノを運ぶだけではなく、お客様のニーズに合わせた輸送や他社ではできないサービスを実現することで、多くのお客様から高い信頼を得ています。

創業当時から継承されている「NOといわないスピリット」

同社では「NOといわないスピリット」が創業当時から継承されています。
他社で断られるような案件であっても、決して諦めることなく、社内外のあらゆるリソースを総動員して解決策を導き出すことで、これまで多くのお客様のニーズに応えてきました。

こうした”一致団結して解決する文化”が根付いているため、会社全体としても上下関係よりチームワークを重視しており、常に連携しながら仕事を進めているそうです。

また、上から指示されるのではなく、一人ひとりが「◯◯したい！」という提案を行い、提案者を中心に周囲を巻き込んで仕事を進めるスタイルとなっているため、意欲や知識があれば、若手社員でも大きな案件に関われるとのことでした。

フラットな関係性によって堅苦しい雰囲気が一切ない

同社では経営層や役員含め、社員同士の距離感が近いことに加え、社外の方々ともフラットに接することができるため、社内に堅苦しい雰囲気が一切ないそうです。

こうした雰囲気や関係性が構築されていることから、質問したい時や困った時にも周囲に相談しやすく、新入社員でも安心して働くことができます。

毎年多くの新入社員から「居心地が良いです！」という声が上がっていることからも、同社には親切で優しい社員が集まっているのだろうと編集部は感じました。

種類豊富な休暇制度や手厚い福利厚生が魅力的

同社の年間休日数は122日ですが、夏季休暇7日と年次有給休暇5日が取得義務となっているため、実質134日の年間休日となります。

上記以外の休暇制度も充実しており、休みの種類が豊富なことに加え、有給休暇をかけ合わせて大型連休を取得する社員も多いそうです。

また、実家や勤務場所との距離に関係なく、賃貸物件の家賃を最大9割補助する住宅手当、転勤にかかる引越し費用や転勤先住居補助（引っ越しにかかる初期費用補助）など、住宅に関わる福利厚生面が非常に手厚くなっています。

このほか、BtoBの法人営業や法人向け配達といった「お客様の業務時間に合わせた仕事」となるため、残業が発生しづらく、1ヶ月単位の変形労働時間制（1日最短4時間から最大10時間まで勤務時間の変更可能）を導入していることから、忙しさに合わせた柔軟な働き方も実現できる環境です。

主に2つの職種に分かれる総合職の仕事

総合職として入社した場合、主に以下2つの職種のいずれかに配属されます。
なお、配属職種については本人の適性等を総合的に判断して決定しているとのことでした。

◯営業・倉庫運営
国内航空貨物輸送を中心とした法人向けロジスティクスサービスの提案や販売、またそれに付随する貨物オペレーション、倉庫の運営や管理等を行います。作業職ではありませんが、現場での軽作業や小口貨物の配達フォロー等が発生することもあります。

◯輸送手配
貨物の量や大きさはもちろん、貨物特性や配送先の状況、お客様の要望に応じて、トラックや航空機、船舶など最適な輸送手段の手配や確保、指示をパートナー企業へ行います。依頼された全ての貨物を適切に配送するため、スピーディかつ効率的に手配します。

入社3年目までマンツーマンサポートなど手厚い教育体制

4月の入社から約3ヶ月間は新入社員研修期間となります。
集合研修で業界知識やビジネスマナー等を座学で学ぶほか、全国の各営業所に行き、営業同行や仕分け等の現場業務、輸送手配等のデスクワークといった現場研修を行います。

本配属後も1年目の期間は2〜3ヶ月に1回の頻度で同期全員が集まる集合研修を実施しているため、同期との仲を深めつつ、情報交換をする貴重な機会となっているそうです。

また、2年目以降も半年間は月に1回の頻度で研修を開催するなど、配属先によってスキルや知識に差が生まれないよう、一律で手厚い教育体制が用意されています。

このほか、同社では配属から入社3年目が終わるまでの期間をOJT期間としており、その間は先輩社員がマンツーマンでサポートしてくれるため、安心して目の前の業務に取り組むことができます。

難しい商材を取り扱うことで圧倒的な提案力が身につく

物流サービスは差別化が難しく、料金で選ばれやすい業界と言われています。
その中で同社のサービスは決して安いわけではないそうですが、それでも多くのお客様に使っていただけるのは、品質の高さや柔軟な対応力があるからです。

ただ、こうしたメリットは目に見えづらいですよね。
この”目に見えづらいメリット”を相手にわかりやすく伝えているのが、同社の営業であり、常に難しい商材を取り扱っているため、圧倒的な提案力が身につくわけです。

絶対品質の物流サービスだけでなく、その価値をわかりやすく伝える圧倒的な提案力を持った営業部隊がいるからこそ、同社のサービスは選ばれ続けています。

近鉄ロジスティクス・システムズが求めている力

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、合わない人の特徴等についても隠さずお伝えしています。

同社の場合、以下のような「発想力」「挑戦力」「忍耐力」を持った人を求めているため、こうした部分に不安がある人とはミスマッチになる可能性があるとのことでした。

◯発想力
あらゆるリソースを駆使してお客様の課題を解決するのが同社のスタイルのため、柔軟な発想力が不可欠であり、型にはまった働き方を求めている人には合わない環境です。

◯挑戦力
同社では待ってても仕事が来るわけではありません。
年数や経歴に関係なく「◯◯したい！」というチャレンジスピリットが求められます。

◯忍耐力
新しいことにどんどん挑戦する会社だからこそ、壁にぶつかることもあります。
そこですぐに諦めず、食らいついていく忍耐力がある人を同社は求めています。

編集部が考える近鉄ロジスティクス・システムズのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた株式会社近鉄ロジスティクス・システムズのホワイトポイントは以下の2点です。

①立場に関係なく一人ひとりが働きやすい環境
新入社員から「居心地が良い！」という声が上がるほどフラットな関係性や堅苦しくない雰囲気が醸成されていることに加え、豊富な休暇制度や住宅関係の手厚い福利厚生なども用意されており、社員一人ひとりが働きやすさを感じられる環境は、まさに同社のホワイトポイントだと感じました。

②手厚い教育・サポート体制
入社から3年間という長期間にわたって、先輩社員のマンツーマンサポートが受けられるというのは、他社に比べても非常に手厚いサポート体制だと感じました。
また、定期的に同期社員と集まる機会があるほか、配属先によってスキルや知識の差が生まれないための教育体制が構築されている点も、同社ならではのホワイトポイントです。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「同社の社風や雰囲気に魅力を感じた人」「物流サービスに興味がある人」「若いうちからどんどん提案していきたい人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。