【無い内定の末路は?】内定が出ない場合に取るべき10案!

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この記事では、無い内定の末路や無い内定から抜け出す方法をバシッと解説していきます!

求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

就活生の中には「無い内定のままだとどうなるの?」「なんとかして内定が欲しい!」と悩んでいる人もいるかと思います。

周りが次々と内定を獲得していくと、自分だけ取り残されたような気持ちになりますよね。

ですが、今内定が無いからといって不幸な末路になるわけではありません!

この記事では、無い内定の末路や無い内定から抜け出す方法、無い内定になる就活生の特徴を解説します。

内定が無いことで将来に不安を持っている人やなんとか内定を獲得したいと思っている人はぜひ最後まで読んでくださいね。

無い内定の人の割合は?多いのか?

自分に内定が無いと、「他の人はどうなんだろう?」と気になりますよね。

キャリタスの就職活動モニター調査から、無い内定の割合を算出してみました。

2022年卒内々定率無い内定率(100%ー無い内定率)
3月1日時点21.1%78.9
4月1日時点38.2%61.8
5月1日時点58.4%41.6
6月1日時点71.8%28.2
7月1日時点80.1%19.9%
10月1日時点88.4%11.6%

3〜4月に内定を獲得している就活生は少数派ですが、採用活動が本格化する5〜4月にかけて内定獲得率はぐっと上昇し「内々定>無い内定」となります。

その後も内定率はゆるやかに上昇し、内定式が行われる10月1日には無い内定の割合が1割程度になります。

なので、内定獲得者が多数派になる5月頃になると焦り始める人もいるかもしれませんね。

ただ、内定式の時期(10月)になっても1割程度は無い内定なので、少数派ではありますが「自分だけ取り残された!」と絶望する必要はないと思いますよ。

無い内定の割合についてもっと詳しく知りたい人はこちらも読んでくださいね。

» 【無い内定の就活生の割合は?】時期別に詳しく解説します!

確かに5月頃になると内定を持っている人が増えてくる印象ですね。でも、10月で1割も無内定がいるなんて意外です!

無い内定のまま就活後半までいった場合の末路

就活後半まで無い内定だと「このままだとどうなるの?」と不安になりますよね。

ここでは、無い内定のまま就活後半までいった場合の末路を紹介します。

これを知っておくだけで、先の見えない就活への不安が少し軽減され気持ちが楽になりますよ。

【無い内定のまま就活後半までいった場合の末路】

  • 最後までエントリーを続けて内定獲得を目指している
  • 今年の就活を諦めて就職留年することにする
  • 今年の就活を諦めて1度休学する
  • 今年の就活を諦めて留学することにする

①最後までエントリーを続けて内定獲得を目指している

多くの人が内定を獲得する春〜夏の時期に内定を獲得できなかったとしても、まだ諦める必要はありません。

なぜなら、秋採用や冬採用を行っている企業も多く存在するからです。

たとえば、マイナビでは10月時点で約5000件、12月時点で1800件程度の応募可能求人が掲載されています。

採用活動がピークを迎える5〜6月と比べると少ないですが、それでもこれだけ選択肢があると思えば少し安心できませんか?

また、就活後半は優秀なライバルが減り企業側も焦っていることから適切な対処をすれば受かりやすいと考えることもできます。

なので、これまで無い内定でもエントリ―し続ければ志望企業から内定を獲得できる可能性は十分あるんですよ。

②今年の就活を諦めて就職留年することにする

最後まで内定を獲得できなかった場合、今年の就活を諦めて1年就職留年するという選択肢もあります。

就職留年するメリットは、来年度また新卒として就活できること。

自由な時間が1年増えるので、将来についてじっくり考えたり業界研究をしたりと入念な就活準備をしたうえでまた就活に臨めます。

今年ダメだった企業に再チャレンジすることも可能ですよ。

ただし、そのまま卒業するよりも1年分余計にお金がかかるのはデメリットですね。

なので、どうしても行きたい企業がある人や経済的に可能な人におすすめの方法です。

③今年の就活を諦めて1度休学する

今年の就活を諦めて1度休学し、来年新卒として就活をすることも可能です。

休学するメリットは、就職留年よりも費用を抑えながらまた新卒就活にチャレンジできること。

休学期間を利用してインターンに参加したり資格の勉強をしたりすることも可能なので、より入念な就活準備ができます。

ただし、休学すると就活時に企業から休学理由や休学中の過ごし方について突っ込まれる可能性が高いです。

休学したからといって選考に不利になるわけではありませんが、うまく答えられなければマイナスな印象を与えるかもしれません。

また、休学費用や申請時期、キャリアセンターの利用可否などは大学によって異なるため、休学を考えている人は早めに確認しておいてくださいね。

④今年の就活を諦めて留学することにする

今年の就活を諦めて留年または休学し、海外に留学するのも選択肢のひとつです。

留学することのメリットは、語学力や海外経験が就活に有利になること。

たとえば、海外進出を積極的に進めている企業や実務で語学を使う企業なら、留学経験を評価してくれる可能性が高いです。

ただし、海外留学は目的意識を持っていないとただの観光旅行になってしまいます。そうなると次に就活するときも同じような失敗をするかもしれません。

また、留学費用や新型コロナウイルスによる渡航制限などの現実的にクリアしなければならない問題もあります。

なので、強い目的意識を持って取り組める人でなければあまりおすすめできませんね。

現実的には卒業まで内定獲得を目指しつつ、ダメだった場合の選択肢も検討しておくのが良さそうですね。

無い内定のまま卒業した場合の末路

上記では卒業前の選択肢を紹介しましたが、現実問題として留年や休学が難しい人もいると思います。

そこで次に、無い内定のまま卒業したらどうなるのか?について解説します。

ただし、これが全てではないのであくまでも良くある選択肢として考えておいてくださいね。

【無い内定のまま卒業した場合の末路】

  • 既卒として就活して就職する
  • フリーターになる
  • ニートになる
  • 個人事業主になる
  • 起業する
  • 専業主婦(主夫)になる

①既卒として就活して就職する

1つ目の選択肢は、無い内定のまま卒業し来年既卒として就活することです。

この場合留年や休学のように大学にお金を支払う必要がなく、しっかり時間をかけて就活に臨めます。

昨今では既卒でも新卒枠で受け付けてくれる企業もあるので、新卒と同じように就活を進められますよ。

内定を獲得できれば結果的には「1年遅れただけ」となるので、将来的な不安も少なくなるでしょう。

ただし、卒業前に内定を貰えなかった理由や既卒である理由について突っ込まれる可能性があるので、そこはしっかり対策をしておくべきです。

また、中には既卒に対してマイナスなイメージを持っている人もいるので新卒と比べると不利になる可能性もあります。

なので、多少不利になっても頑張れる人や安定した人生を送りたい人におすすめの方法と言えますね。

②フリーターになる

大学を卒業しフリーター(アルバイトや日雇い)として生計を立てていくという選択肢もあります。

フリーターになることのメリットは、比較的自由に職種を選択できることと時間にゆとりを持てることです。

アルバイトなどの非正規雇用は正社員ほど採用基準が厳しくないので、やりたい仕事にチャレンジしやすいんですよね。

また、働く時間も自分で決められるので正社員のように週5日・1日8時間働かなければならないということもありません。

ただし、正社員と比べると経済的に不安定で就職する際に不利になる可能性もあります。

要するに、フリーターになるのは簡単でもその後の選択肢は限られてくるということですね。

③ニートになる

無い内定のまま卒業し、何もしなければニートになります。

ニートでも問題なく暮らしていけるならそれでも良いのですが、多くの人はそうではないですよね。

また、一度ニートになってしまうと就活がぐっと難しくなるのが現実です。

なので、「何もしたくないからとりあえずニートでいいや」「ニートになってから考えよう」と甘く考えるのはNG。

もしニートを回避したいと思うならアルバイトをするなりインターンに参加するなり何かしら方法をとってくださいね。

④個人事業主になる

個人事業主とは、会社や組織に属せず個人でお金を稼ぐ人で、フリーランスとも言います。

昨今では個人事業主として働く人も増えているので、それも選択肢のひとつですね。

個人事業主になれば仕事内容や働く時間を自分で決められるので自由な生活ができます。

また会社員のように給与水準が決まっているわけではないので、頑張り次第で収入は青天井です。

ただし、個人事業主として成功するのは簡単なことではありません。

(スキルも人脈もない新卒ならなおさら難しいです)

自由に働けるとはいえ労働時間は長くなりがちですし、有給や福利厚生などもありません。

なので、リスクを背負ってでも働き続けたいという強い意志がない人にはおすすめできませんね。

⑤起業する

就職せずに起業するのも選択肢のひとつです。

起業とは新しい事業を立ち上げ運営していくこと。

個人事業主との明確な違いはありませんが、一般的には「企業から業務を請け負って働く」ことを個人事業主、「自ら価値やサービスを提供すること」を起業と言う場合が多いです。

起業すると、個人事業主と同じように仕事内容や働き方を自由に決められます。

ただし、こちらも資金面や収入面でリスクがあるので軽い気持ちで起業するのは危険です。

起業するのであれば、学生の間に「学生起業家」として活動するか社会人を経験してから起業するのがおすすめですよ。

⑥専業主婦(主夫)になる

養ってくれる人と結婚して専業主婦(主夫)になるという方法もあります。

ただしこの方法、個人的にはあまりおすすめできませんね。

なぜなら、一生働かなくても満足に暮らしていけるほど裕福な人と結婚できる確率は極めて低いからです。

確かに世の中に専業主婦(主夫)は多く存在しますが、それはさまざまな理由で結果的に専業主婦(主夫)になっただけ。

最初から相手に頼るつもりで結婚相手を探すのは現実的ではありません。

また、社会人経験なく専業主婦(主夫)になるといざ就職しようと思ったときに大変難しくなります。

なので、就職できないからという理由で専業主婦(主夫)を目指すのはやめた方が良いと思いますよ。

就職以外にもさまざまな選択肢があるんですね。でも、それぞれデメリットもあるから慎重に考えないといけませんね。

無い内定の状態を抜け出す秘訣は「エントリー数増加×選考突破率の上昇」

ここまで無い内定の末路について説明してきましたが、個人的には卒業まで内定獲得を目指すのがベストだと思います。

なぜなら、スキルがなくても正社員になれるのは新卒の特権であり、今努力すれば内定を獲得できる可能性があるからです。

そこで次に、無い内定の状態を抜け出すための秘策を説明します。

結論から言うと、最も大切なのはエントリ―数を増やし選考突破率の上昇を目指すこと。

就活というのは適性によって合否が決まるので「試行回数×評価度」の方程式を意識すれば内定獲得率はぐっと上昇するんですよ。

では、具体的にどんな方法をとれば良いのでしょうか?

エントリー数を増やす

無い内定から抜け出すには、まずエントリー数を増やしてください。

なぜなら、就活は相性や運などの要素も重要であり、ある程度の数をこなすことも大切だから。

たとえば、ものすごく行きたい企業があって対策をしたとしても、タイミングや面接官との相性によって”たまたま”落ちてしまう可能性は十分あります。

一方、まだ出会っていないだけであなたの性格や価値観を高く評価してくれる企業も存在します。

就活は自分に合う企業を探す旅なので、できるだけ多くのチャンスを掴んだ方が成功率は上がるんですよね。

特に就活後半は求人数も限られてくるので、いかに多くエントリ―できるかが重要になってくるんですよ。

選考突破率の上昇を図る

エントリー数を確保すると同時に、選考突破率の上昇を図ることも大切です。

「そんなこと分かっているけど、具体的に何をすればいいの?」と思いますよね。

そんなときは、すぐに志望動機を作成することと面接で志望度の高さを示すことに注力してください。

特に就活後半は企業側も焦っているので、この2点を押さえるだけでも内定獲得にぐっと近づきますよ。

すぐに志望動機を作成する

選考突破率を上げたいなら、エントリ―したらすぐに志望動機を作成してください。

なぜなら、エントリ―直後は最もその企業に対する思いが強いからです。

考えてみてください。

多くの求人からエントリ―する企業を決めたとき、そこで働く自分ややりたい仕事を具体的にイメージしてきますよね。

しかし時間が経つとその熱は冷めてしまいます。

なので、質の高い志望動機を作成するにはエントリ―直後がベストなんですよ。

企業側も焦っている就活後半は特に志望動機が重視される傾向があるので、質の高い志望動機を作成できれば評価はぐっと良くなりますよ。

面接で志望度の高さを示す

選考突破率アップのためには、面接で志望動機の高さを示すことも大切です。

なぜなら、先程も説明したように就活後半は企業側も焦っているので「内定を出したら入社してくれるのか」が採用の決め手となるから。

逆に言えば、面接で志望度が高いと判断されれば割とすぐに内定を出してくれるということです。

志望度の高さを示すには以下の方法がおすすめです。

  • 内定が出たら就活を終了しますと断言する
  • 質の高い逆質問をする
  • 面接後はすぐにお礼のメールを送る

すべての質問に完璧に答えるのは難しくても、この方法ならできそうじゃないですか?

面接で緊張してしまう人や頭が真っ白になってしまう人は、ぜひこの方法を実践してくださいね。

エントリー数を増やしその後すぐに志望動機を作成する、面接では志望度の高さを示すことが大切なんですね。これならできそうな気がします!

無い内定の人が取るべき企業の探し方

無い内定から抜け出すためにはエントリー数を増やすことが大切だと説明しました。

では、エントリー数を増やすためには具体的にどうすれば良いのでしょうか?

ここではエントリー数を増やすためにやるべき3つの方法を紹介するので、ぜひ実践してくださいね。

①逆求人サイトを利用してスカウト経由での内定を狙う

逆求人サイトとは、企業から就活生に「応募してみませんか?」とオファーがくる就活サービスです。

志望業界や強み、条件などを登録しておくと、あなたに興味を持った企業からサイト経由で連絡がくるという仕組みです。

一般的に就活では就活生側から企業にコンタクトを取ることが多いので、それに対して「逆求人」と呼ばれているんですね。

逆求人サイトを使うメリットは、登録したら待つだけなので時間を有効活用できることです。

また、自分にはなかった視点でマッチする企業に出会えるのでその分選択肢が広がります。

自分で求人を探すことなく企業とのつながりを作れるので、焦りがちな就活後半にぴったりなんですよ。

逆求人サイトで特におすすめなのは、「OfferBox(オファーボックス)」と「キミスカ」です。

どちらも大手で利用企業数が多いので、両方登録しておくと効率良くエントリー数を増やせますよ。

②就活エージェントから自分に合った求人を紹介してもらう

就活エージェントとは、企業選びから内定後までをまるごとサポートしてくれる就活生向けの無料サービスです。

なぜ就活エージェントがおすすめなのかというと、面談をもとに担当社が就活生ひとりひとりに合う求人を厳選してくれるからです。

非公開求人や特別選考フローを紹介してもらえることもあり、この場合は一般求人よりもライバルが少ないため内定を獲得しやすいという特徴があります。

自分で求人を探す手間を省きながらマッチする企業に出会えるため、とても効率が良いんですよね。

また、「内定が無くて焦ってる」「どうすればいいか分からない」といった相談にも乗ってくれるため精神的な支えにもなりますよ。

なので、無い内定の人ほど就活エージェントは使うべきだと思いますよ。

ちなみに、就活エージェントの中で特におすすめなのは「ミーツカンパニー就活サポート」と「irodasSALON(イロダスサロン)」です。

この2社は保有求人数が多く利用者の満足度も高いので、効率的にエントリー数を増やせますよ。

この他にもおすすめの就活エージェントを知りたい人はこちらも読んでくださいね。

» おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選!】

③大手求人サイトで大量にエントリーを増やす

エントリ―数を増やすなら、マイナビやリクナビなどの大手求人サイトも利用してください。

なぜなら、大手求人サイトは手軽に多くの求人を比較でき、かつ簡単にエントリーできるからです。

就活に焦っている時期はつい「こうでなければならない」とこだわりが強くなったり、逆に「もうどこでもいいや」とやげやりになったりしがちです。

そんなとき多くの求人を見て比較すれば、「こっちの企業の方が自分にあってそう」「今まで考えたことなかったけどこの業界も良さそう」と柔軟に視野を広げることができます。

また、大手求人サイトなら登録したESを使ってまとめてエントリ―することも可能です。

なので、就活の軸を考え直し多くのチャンスを掴むために大手求人サイトもチェックしてくださいね。

無い内定から抜け出す方法についてもっと知りたい人はこちらも読んでくださいね。

» 無い内定はクズじゃない?【抜け出すための8つの対処法】

大手求人サイトを見つつ逆求人サイトや就活エージェントも使うのが一番効率的ということですね。

無い内定の状態に陥ってしまう就活生の特徴

内定の有無で人生の幸せは決まらないとはいえ、できれば無い内定にはなりたくないですよね。

実は、無い内定の状態になる就活生にはいくつか共通点があるんですよ。

そこで次に、就活で落ちまくって無い内定になる就活生の特徴を5つ紹介します。

逆にこの特徴に当てはまらないようにしておけば、無い内定を回避できる可能性が高くなりますよ。

【無い内定の状態に陥ってしまう就活生の特徴】

  1. 大手の人気企業ばかりを受けている
  2. そもそものエントリー数が少ない
  3. 自己分析が甘くて自己理解が浅い
  4. 企業研究が適当で志望動機が浅い
  5. 面接で決定的な印象の悪さがある

特徴① 大手の人気企業ばかりを受けている

無い内定になる就活生にすごく多いのが、大手の人気企業ばかり受けているパターン。

有名企業に憧れる気持ちはよく分かります。しかし大手の人気企業は倍率が大変高く、数百倍になることも珍しくありません。

ESや筆記試験の段階で落ちてしまうことも当たり前で、実際に内定を獲得できるのは一握りの人だけです。

なので、大手の人気企業ばかりを受けていると優秀な人でも簡単に無い内定になってしまうんですよ。

志を高く持ちチャレンジするのは良いことなんですが、ダメだった場合のことや他の選択肢も視野に入れておくべきだと思います。

要するに、大手の人気企業にチャレンジするならそもそも難しいところに挑んでいるという自覚を持った方が良いということですね。

特徴② そもそものエントリー数が少ない

エントリー数が少ないことも無い内定になる原因のひとつです。

なぜエントリー数が少ないと無い内定になりやすいのかというと、就活では努力したからといって必ず内定を獲得できるとは限らないからです。

就活は本人の努力に加え、適性や企業との相性、運などさまざま要素が合わさって結果につながります。

受験のように「勉強ができる=点数が高い=合格」と一筋縄ではいきません。

つまり、どんなに優秀な人でも落ちる可能性はあるし、内定を獲得できるかどうかは誰にも分からないということです。

なので、「この企業なら受かるだろう」「これくらいでいいや」と最初からエントリー数を絞ってしまうのはかなり危険なんですよね。

多ければ何でも良いというわけではありませんが、自分のスケジュールや体力が許す限りたくさんエントリ―した方が無い内定になるリスクを減らせますよ。

エントリー数の平均はどれくらい?

多くエントリ―すべきとはいえ、「どれくらいが適切なんだろう?」と思いますよね。

そこで新卒就活における平均エントリー数を見てみましょう。

参考元:キャリタスの就職活動モニター調査

卒業前年の3月時点での平均エントリー数は20社程度、今後エントリ―予定の企業は約10社となっています。

文理別に見ると、理系より文系の方が多くエントリ―している傾向があります。

なので、エントリー数について迷っている人は20~30社を目安にすると良いですね。

ただし、研究が忙しい人(特に理系や大学院生)や地域を絞って就活したい人など個人によって状況は異なるので、あくまで目安として理解しておいてくださいね。

特徴③ 自己分析が甘くて自己理解が浅い

自己分析が甘くて自己理解が浅いことも無い内定になりやすい人の特徴のひとつです。

というのも、就活では企業選びやES、面接などあらゆる場面で自己理解が直結してくるからです。

たとえば、自分の強みや志向を理解できていなければマッチする企業も分からず適当にエントリ―する企業を選ぶことになります。

そうするとESや面接で「なぜこの企業を選んだのか」「入社したらどう活躍できるのか」を企業に伝えることはできません。

また、採用担当者から見れば「あぁ、この子は自己分析をしていない適当な性格なんだな」とすぐに分かってしまいます。

なので、自己分析をせずになんとなく就活をしていると落ちまくって無い内定になる可能性が高くなるんですよ。

特徴④ 企業研究が適当で志望動機が浅い

4つ目の特徴は、企業研究が適当で志望動機が浅いことです。

自分が採用担当者だとしてイメージしてください。

自社を志望していると言っておきながら、企業理解が浅かったりありきたりな志望動機を書いていたりする就活生を採用したいと思いますか?

「適当に受けにきただけじゃん」「やる気なさそう」と感じますよね。

逆に、業界や企業の特色を踏まえた深い志望動機なら前向きな印象を受けるでしょう。

要するに、志望動機は「企業研究をしっかりできているか」「その上で入社後は何をしたいのか」を示す重要な判断材料になるんですよね。

なので、ここを軽視して適当な志望動機で挑むと落ちまくる可能性が高くなるんですよ。

特徴⑤ 面接で決定的な印象の悪さがある

面接で決定的な印象の悪さがあることも無い内定になる人の特徴と言えます。

なぜなら、人間はどうしても第一印象や雰囲気で判断してしまう生き物だからです。

特に面接は数十分と時間が限られているため、第一印象が大切になってきます。

たとえば、以下のような人は要注意です。

  • 緊張すると声が小さくなってしまう
  • 無意識に「えーっと」「あのー」と言ってしまう
  • 集中すると表情が暗くなる
  • 姿勢が悪く自信なさげに見える
  • 服装や髪型などの身だしなみが悪い
  • 質問に対しての回答が回りくどい(結論から言わない)

このような人は面接で話す内容に関わらず悪い印象を与えがちです。

なので、無い内定にならないためにはまず見た目や表情、話し方なども気を付けてくださいね。

就活で落ちまくる人の特徴について知りたい人はこちらも読んでくださいね。

» 【要注意】就活で落ちまくる人に共通する10の特徴と改善策!

エントリ―時に絞りすぎたり選考対策が甘かったりすると無い内定になりやすいんですね。僕も気を付けます。

無い内定の末路に関してよくある質問

最後に、無い内定の末路に関してよくある質問にお答えします。

無い内定で追い詰められている人や将来に不安を抱えている人はぜひ読んで、自分の就活を立て直す参考にしてくださいね。

質問① 無い内定の末路は死ぬしかないですか?辛いです

周りが順調に内定を獲得していく中、自分だけ取り残されると辛いですよね。ですが、無い内定のまま卒業しても死ぬ必要はありません。

なぜなら、新卒就活で早く内定を獲得する=人生の幸せではないからです。

たとえば、第一志望の企業に入社できたとしてもそこの仕事内容や人間関係が悪ければ幸せとは言えません。

もっといえば、仕事は人生のすべてではなく趣味や家族など幸せになる方法はいくらでもあります。

要するに、今無い内定なのは長い人生のほんの一部にすぎないんですよね。

就活中はつい内定の有無にこだわってしまいがちですが、今はたまたまうまくいっていないだけ。

なので、「無い内定だから死ぬしかない」と自分を責めなくても大丈夫です。

ちなみに、死にたいと思うほど追い詰められているのであれば心身に異常が起きている可能性があります。

信頼できる人に相談したり休養をとったりしてまずは健康を優先してくださいね。

質問② 無い内定の末にニートになったら人生終わりですか?

無い内定の末にニートになっても人生終わりではありません。

なぜなら、一度ニートになってもやり直せる方法はいくらでもあるからです。

たとえば、卒業後3年以内であれば新卒扱いで採用してくれる企業も多く存在します。

また、働く方法は正社員だけでなくアルバイトやフリーランスなどもあります。

確かにストレートで就職できれば何かとメリットがありますが、就活生が思っている以上に生きる方法はたくさんあるんですよ。

なので、「ニートになったら終わり」と悲観的に考えるよりも「ニートになっても何とかなるけど、とりあえず今やれることをやろう」と少しだけ楽観視してみてくださいね。

質問③ 無い内定の状態から本当に逆転することはできるんですか?

今無い内定だったとしても、逆転することは十分可能です。

というのも、就活では「内定を持っているかどうか」は採用基準にならないからです。

たとえば、内定を複数持っている就活生に対してそれだけの理由で「君は優秀だね!採用!!」とはなりません。

逆に内定が1つもなくても企業に必要とされれば内定は獲得できます。

要するに、今内定があるかどうかはこれからの就活にそれほど重要ではないんですよね。

また、就活後半になると企業側も焦り始めるので志望度の高さを示せば比較的受かりやすくなります。

なので、無い内定の状態から逆転することはそれほど難しいことではないんですよ!

質問④ 無い内定の状態での就活に焦りを感じます、どうすれば?

就活後半で無い内定の状態になると「この先どうなるんだろう?」「なんで自分はダメなんだろう」と焦りを感じますよね。

そんなときは、とにかくエントリー数を増やすことと志望動機の質を高めることに注力してください。

なぜなら、就活後半は選考フローがシンプルになるため志望度の高さをアピールできれば内定にぐっと近づけるからです。

そして、選択肢を増やしておけばその可能性はもっと高まるからです。

エントリー数を増やすには求人サイトをこまめにチェックするだけでなく、逆求人サイトや就活エージェントなどの就活サービスも活用するのがおすすめ。

志望動機はエントリ―したらすぐに作成すると熱が伝わりやすいですよ。

この2点を意識するだけで就活の風向きが変わることがあるので、焦りを感じたときはぜひ実践してくださいね。

質問⑤ 就活だけで人生は決まりますか?

断言しますが、就活だけで人生が決まるものではありません。

なぜなら、就活で早期に内定を獲得できたからといってその後の人生がうまくいくとは限らないからです。

実際に、厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、例年新卒者の3割程度は入社後3年以内に退職しています。

就活がうまくいき社会人になれたとしても、何かしらの不満や事情で辞めてしまう人も少なくないんですよね。

なので、就活がうまくいったからといってその後の人生が安泰というわけではないんですよ。

また、「仕事=就職」「仕事=人生」ではありません。

就活に失敗しても、仕事が楽しくなくても、幸せになれる方法は存在します。

就活は長い人生の中のほんの一部なので、それが全てだと思い込むのはやめましょう。

就活は進路選択の大事な時期である一方で、長い人生で考えると通過点に過ぎないということですね。内定の有無で過度に落ち込んだり舞い上がったりしたいようにしたいです。

本記事の要点まとめ

この記事では、無い内定の末路や無い内定から抜け出す方法について解説してきました。

内定が無いと「自分はダメな人間なんだ」「もう人生終わりだ」と悲観的になってしまいますよね。

しかし、今無い内定だからといって不幸になるとは限りませんし、内定を持っている就活生だって今度どんな不幸が訪れるか分かりません。

大切なのは、これから何をするか、いかに悲観的にならずに行動できるかです。

無い内定から抜け出したいなら、まずは逆求人サイトや就活エージェントなども活用しエントリー数を増やし、選考突破率の上昇を図ってください。

内定獲得というと難しく思う人もいるかもしれませんが、やるべきことは意外とシンプルなので今から行動すれば大丈夫なんですよ。

これを読んだみなさんが、少しでも前向きに現状を捉え行動できる手助けになれば嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

以上!就活ブロガーの就活マン(@shukatu_man)でした!

▼本記事の要点まとめ

  • 内定式が行われる10月1日時点の無い内定の割合は1割程度。
  • 無い内定の末路には、就職留年や休学、卒業して既卒就活、留学、フリーター、フリーランス、ニートなどがある。
  • 無い内定の状態を抜け出す秘訣は「エントリー数増加×選考突破率の上昇」。就活エージェントや逆求人サイトを活用すると効率的に進められる。
  • 人気企業ばかり受けている人やエントリー数が少ない人は優秀でも無い内定になりやすい。
  • 無い内定は人生のほんの通過点にすぎないので、悲観する必要はない。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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