【無い内定はクズじゃない?】内定を取るための8施策!

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この記事では、無い内定がクズとは言えない理由と、内定がない状態から抜け出すための8つの方法をバシッと解説していきます!

求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

就活生の中には、「無い内定の自分はクズなんじゃないか」と悩んでいる人もいるかと思います。

周りが次々と内定を獲得するなか、自分だけ内定を貰えないと不安になってしまいますよね。

ですが、無い内定でもクズではありません!

どれだけ就活後半だろうが、内定は獲得することができますし、たまたま運悪く自分に合わない企業にエントリーしてしまっていることもあります。

今回の記事を読めば、内定が無くて悩んでいる状況から抜け出し前向きに取り組めるようになりますよ!

そもそも「無い内定」とは何か?

無い内定とは、内定を一つも獲得していない就活生のことを指します。

内々定とかけた言葉であり、SNSなどのネット上から発生しました。

アルファベットの頭文字をとって「NNT」と表記されることもあります。

(NNTの対義語として、ANT(内定がある)という言葉もあります。)

このような言葉が使われるのは、就活生にとって内定は一つのゴールであり内定の有無にこだわっている人が多いからです。

ちなみに、言われると不快感を持つ人が多いのでリアルで他人に対して使うのは避けた方が良いですよ。

就活生にとって内定があるかないかはとても重要ですもんね!

無い内定の就活生の割合はどのぐらいなのか?

株式会社リクルートの調査結果を見てください。

リクルート 就職プロセス調査(2022年卒)

2022年卒の大学生の内定取得率は、8月1日時点で約85%となっています。

つまり、約15%は無い内定ということです。

少数派ではありますが、就活も大詰めを迎える夏の時点で15%もの大学生が内定を獲得していないんですよね。

なので、内定が無いことで周りから取り残されている気持ちになるかもしれませんが、冷静に見れば自分だけではないんですよ。

少数派だけど内定を持っていない人もいるんですね。

無い内定がクズだと思われてしまう理由

無い内定はクズではありません。

しかし、クズ扱いするネガティブな言葉として使われることも多いのが実情です。

では、なぜ無い内定=クズだと思われているのでしょうか?

ここではその理由について詳しく解説します。

【無い内定がクズだと思われてしまう理由】

  • 全体から見ると内定がない人は少数派だから
  • 就活を本気で行っていないと勘違いされてしまうから
  • 内定がないことを自虐的に発言する人がいるから

理由① 全体から見ると内定がない人は少数派だから

先程説明したように、就活が進むにつれ内定取得率は上昇し8月には8割を超える大学生が一つ以上の内定を獲得します。

つまり、全体で見れば夏以降で無い内定の人は1~2割と少数派なんですよね。

人は自分を肯定するためにどうしても少数派を下に見てしまうものです。

要するに、単純に数が少ないから下に見られてしまうというだけなんですね。

理由② 就活を本気で行っていないと勘違いされてしまうから

内定がある人からは、「無い内定=就活を本気で頑張っていない」と思われがちです。

なぜなら、内定獲得は就活生にとって一つのゴールであり、ステータスであるから。

内定を持っている自分は優秀だと思い込んでいるので、無い内定を本気で就活をしない怠け者ということにしたいんですよね。

実際は、さまざまな理由で”まだ”内定を獲得していないだけ。

内定があってもクズな人はいるし、なくてもクズではありません。

理由③ 内定がないことを自虐的に発言する人がいるから

内定が無い自分を面白おかしく言おうと、「俺クズだから無い内定だわw」と自ら発言する人もいます。

なぜそんなことを言うのかというと、哀れみの目で見られたくないからです。

また、単純に無い内定という話題が友人同士で盛り上がるのもあると思います。

要するに、無い内定という言葉を使うことで自分の精神を保っているんですね。

自虐的に無い内定というワードを使う人がいるのも、クズだと思われている原因のひとつだと思います。

内々定=クズというのは就活生が作り上げたイメージなんですね。

無い内定がクズだと言えない理由

先程説明したように、無い内定はクズではありません。

なぜなら、就活の目標や進め方は人それぞれだからです。

ここでは、無い内定がクズだと言えない理由について詳しく解説します。

【無い内定がクズだと言えない理由】

  • 選んだ企業との相性で決まるため企業選びの精度が低いだけかもしれない
  • 就活で成功することが幸せを決めるわけじゃないから
  • 性格的に就活に不向きなだけかもしれないから
  • 倍率の高い人気企業ばかり受けてしまっただけかもしれないから
  • たった今から努力すれば内定を獲得することはできるから

理由① 選んだ企業との相性で決まるため企業選びの精度が低いだけかもしれない

就活は優秀な人ほど有利というイメージがありますが、実際は企業との相性によっても左右されます。

なぜなら、企業によって採用方針は異なり、採用を決めるのは人間の感覚だからです。

たとえば、同じくらい優秀なAさんとBさんが同じ会社を2社受けても、AさんはX社だけ内定、BさんはY社だけ内定というように、マッチする会社は違います。

要するに、内定が無いのは企業選びの方向性が合ってないだけという可能性も大いにあるんですね。

なので、企業選びの方法や軸を修正すればすぐに内定を獲得できるかもしれませんよ。

理由② 就活で成功することが幸せを決めるわけじゃないから

就活生にとって志望企業から内定を得ることは、人生の成功で最高の幸せだと思うかもしれません。

しかし、実際は就活に成功したからといって幸せになれるとは限りません。

なぜなら、志望企業に入社してもミスマッチを感じて辞める可能性があるからです。

実際に、3割程度の新卒者が入社後3年以内に退職しています。

厚生労働省の「新規学卒者の離職状況

また、仕事=就職ではないですし、仕事=人生でもありません。

極端に言えば、就職をしなくても幸せになれる方法は存在します。

要するに、今内定があるかどうかは人生のほんの通過点にすぎないんですよ。

理由③ 性格的に就活に不向きなだけかもしれないから

人間としてクズではなくても、就活に不向きな性格の人は存在します。

なぜなら、就活ではコミュニケーション能力という一部の能力を重視されることが多いからです。

厚生労働省が調査した「採用時に重視する能力」の結果を見てください。

厚生労働省「若年者の就職能力に関する実態調査

このグラフを見ると、85%以上の企業が就活生にコミュニケーション能力を求めていることが分かります。

コミュニケーションが得意な性格なら、それだけで就活に有利になるということですね。

反対に、人見知りや口下手などコミュニケーションが苦手そうに見える人は就活では苦労しがちです。

しかし、コミュニケーションが得意かどうかはその人の性格であって、人間の優劣を決めるものではありません。

要するに、人それぞれ得意・不得意があるなかで、たまたま就活に不向きな性格だったというだけです。

理由④ 倍率の高い人気企業ばかり受けてしまっただけかもしれないから

倍率の高い人気企業ばかり受けていると、優秀な人でもなかなか内定を貰えません。

これは単純に確率の問題で、たとえば倍率10倍の企業なら10社受ければ1社内定を貰える計算になります。

ところが、倍率100倍なら100社受けないと内定を貰えません。

もちろん努力や能力によって内定率を上げることは可能ですが、人気企業は優秀な学生が集まるためそれでも難しいんですよね。

(倍率100倍を超えるような人気企業は、努力や能力に加え運も大切だと思いますよ。)

なので、無い内定なのはクズだからではなく、人気企業ばかりを受けていたからかもしれません。

理由⑤ たった今から努力すれば内定を獲得することはできるから

これまでに内定を貰えていなくても、今から努力すれば内定は獲得できます。

なぜなら、就活ではこれまでの内定の有無は関係なく、適切な対策をすれば選考通過率を上げられるからです。

たとえば、既に内定を持っている学生に対して「もう内定を持っているんだね、それなら君は優秀だ!採用します!」とはならないですよね。

反対に、今内定がなくても優秀だと判断されれば内定は獲得できます。

なので、過去に内定を獲得したかどうかよりも、今から何をするかが大切なんですよ。

就活中はつい内定の有無にこだわってしまうけど、たまたま今内定を持っていないというだけなんですね!

無い内定から抜け出すための8つの対処法

無い内定はクズではないと説明しましたが、それでも早く内定は欲しいですよね。

実は、無い内定から脱却するにはコツがあるんですよ。

そこで次に無い内定から抜け出すための対処法を8つ紹介します。

【無い内定から抜け出すための対処法】

  1. なぜ内定が出ていないのか原因を洗い出す
  2. 他人と模擬面接をして内定が出ない理由を指摘してもらう
  3. 志望企業の業界や職種の視野を広げる
  4. エントリー数を増やす
  5. 志望動機や自己PRなどの重要な質問の回答の質を高める
  6. 就活エージェントを利用して支援を受ける
  7. 逆求人サイトを利用して企業側からスカウトをもらう
  8. 合同説明会に参加してみる

対処法① なぜ内定が出ていないのか原因を洗い出す

まずは、なぜこれまで内定を獲得できなかったのか原因を洗い出してください。

なぜなら、やみくもに応募しまくっても空回りして疲れるだけだからです。

たとえば、無い内定の原因としては以下のようなことが考えられます。

  • 動き出しが遅かった
  • エントリー数が少ない
  • 難関企業ばかり受けている
  • 業界を絞りすぎている
  • いつもSPIで落ちる
  • 面接で上手く答えられない
  • 企業研究・業界研究が甘かった

この中に、心あたりはありませんか?

もし原因が分かれば、「今からエントリー数を増やそう」「SPIの勉強をしよう」「面接練習をしよう」と次にやるべきことが分かるはずです。

問題点をひとつひとつ潰していくことで、これまでよりも質の良い就活ができると思いますよ。

対処法② 他人と模擬面接をして内定が出ない理由を指摘してもらう

面接がネックになっている人は、他人と模擬面接をして自分の癖や弱点を指摘してもらうのがおすすめです。

なぜなら、面接は他人にどう見られるかで合否が決まるからです。

たとえば、自分では質問に対して一生懸命答えているつもりでも、相手からは「話が長くてよくわからない」と思われているかもしれません。

そうなると評価は悪くなり、「なぜか分からないけど落ちた」という結果だけが残ります。

しかし「話が長くなりがち」という自分の癖を知っておけば、「なるべく端的に」「結論ファーストで」と意識できますよね。

ちょっとした癖を変えるだけで内定を獲得できることもあるので、面接がネックになっている人はぜひ模擬面接をやってください。

対処法③ 志望企業の業界や職種の視野を広げる

志望業界や職種を絞っている人は、企業選びの軸を一度見直すことも大切です。

なぜなら、あなたの適性と業界・職種がマッチしていない可能性があるからです。

たとえば、「若いうちから役職につきたい」と言いながら年功序列の会社を受けても、「うちには合わないな」と判断されてしまいます。

また、給料や福利厚生だけを重視して企業を選び面接を受けても、「きれいごとを言っているだけだな」と見透かされます。

要するに、言っていることややりたいことが応募先とマッチしていなければ、気合を入れて面接に臨んだところで落とされるということです。

なので、今一度就活の軸を確認し広い視野で求人をチェックしてください。

そうすれば、「意外とこの業界もいいかも」「職種を変えたら受かった」と風向きが良くなるかもしれません。

対処法④ エントリー数を増やす

早く内定を獲得するためにはエントリー数を増やすことも大切です。

なぜなら、エントリーしたからと言って面接に進めるわけではなく、まずは面接を受けるチャンスを手に入れなければならないからです。

たとえば、5社の面接を受けようと思って5社エントリーしても、書類選考に通過して面接を受けられるのは2社しかないかもしれません。

そうなると、持ち駒が減るので内定を獲得できる可能性も低くなります。

しかし10社エントリーしておけば4社の面接を受けられることになるので、内定獲得のチャンスは2倍になります。

要するに、多くエントリーして通過した中から面接を受ける会社を選ぶとより多くのチャンスを掴めるということです。

面接は時間や場所が指定されるので受けられる数に限りがありますが、エントリーはネットや書類だけでできるので努力次第で増やせます。

なので、エントリーの時点であまり絞り込みすぎない方が良いと思いますよ。

対処法⑤ 志望動機や自己PRなどの重要な質問の回答の質を高める

就活の面接では、志望動機や自己PRなどは必ずといっていいほど聞かれます。

そして、これらの質問は採用を判断する上で最も重要視されるポイントでもあります。

なので、志望動機や自己PRなど重要な質問の回答の質を高めておくだけで、面接通過率もぐっと上がると思いますよ。

逆に、聞かれるであろう一般的な質問に答えられないと、「準備不足」「やる気がない」と判断される可能性が高いです。

突然の質問に答えるのが難しくても、重要な質問の回答だけ用意しておけば面接は怖くないですよ。

対処法⑥ 就活エージェントを利用して支援を受ける

自分だけで就活を進める自信がない人は、就活エージェントを利用するのがおすすめ。

就活エージェントとは、人材会社が提供する無料の就活生サービスです。

登録すると求人紹介や選考対策、選考の日程調整などさまざまなサポートを受けられます。

就活のプロが就活生ひとりひとりに合った対応をしてくれるので、効率良く就活を進められるんですよ。

非公開求人や特別フローの紹介、選考後のフィードバックなど他にはないサポートをしてくれるのも魅力ですね。

僕が今、就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」と「キャリアチケット」をまずは2つ利用して、担当者の質を確かめますね。

これ以外にも僕がおすすめの就活エージェントをランキング化しておいたので、合わせて参考にしてください。

» おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選!】

対処法⑦ 逆求人サイトを利用して企業側からスカウトをもらう

逆求人サイトとは、サイトに登録してプロフィールを入力するだけで企業からオファーが届くという仕組みのサービスです。

逆求人サイトを利用すると、オファーを受けられる以外にも以下のようなメリットがあります。

  • 自分がどのような企業に注目されているのか分かる
  • 今まで考えていなかった企業を知れる
  • 別の職種・業界に視野を広げるチャンスになる
  • 自己PRの精度を高められる
  • オファーを待つだけなので他の就活準備も平行して進められる

要するに、企業側から自分がどう見られているかを知り、視野を広げるチャンスになるということですね。

ただし、きちんとプロフィールを入力しないと的外れなオファーばかり届いてしまうため、ある程度就活の軸が決まってから利用した方が良いと思いますよ。

利用すべき大手の逆求人サイト

ちなみに就活生が利用すべきは、新卒向けの大手逆求人サイトです。

小規模の逆求人サイトだと、利用企業数が少なくて、せっかく登録したのにスカウトが全然来ないという事態になりかねません。それだと圧倒的に効率が悪い。

よって利用企業数が多く、アクティブに活用している企業も多い大手サイトがおすすめです。

僕が今就活生なら「Offerbox(オファーボックス) 」と「キミスカ」を2サイト併用します。

どちらも利用企業数が多く、就活後半の内定獲得にも大きな期待をすることができますから。

対処法⑧ 合同説明会に参加してみる

合同説明会には、リクナビやマイナビが行う大規模なものと数十人が参加する小規模なものがあります。

より早く内定を獲得するためには、大規模よりも小規模な合同説明会がおすすめです。

なぜなら、小規模合同説明会は参加企業数・学生数が少なく企業と濃く関われるからです。

その場でエントリーしたり面接を受けたりすることもできるため、よりダイレクトに内定獲得につながりますよ。

(大規模な合同説明会は多くの会社を一気に見れるというメリットがありますが、内定に直結することはないんですよね。)

おすすめはミーツカンパニーの合同説明会

小規模合同説明会の中でも特におすすめなのが「ミーツカンパニー」です。

全国32箇所で開催されているので地方学生も参加できますし、最大8社しか参加しないため企業と採用担当者とじっくり話せるんですよ。

書類選考がない特別ルートにも紹介してくれるので、早期内定を目指す人はぜひ利用を検討してみてください。

就活の方法を自分で工夫するという方法もあるし、就活生向けの支援サービスを使うことも可能なんですね!

無い内定のまま就活を終了するとどうなるのか?【末路はやばいの?】

無い内定はクズではないと説明しましたが、「とはいえ、やっぱり内定がないとヤバいんでしょ?」「このままだとどうなるの?」と不安に思う人もいますよね。

実は、内定が無いまま就活を終了してもいくつかの選択肢があります。

そこで次に、無い内定のまま就活を終了した末路について説明します。

これを知っておくだけで少しだけ心が落ち着くかもしれませんよ。

【無い内定のまま就活を終了した場合の選択肢】

  • 就職留年して来年度また新卒として就活する
  • 留年して海外に留学する
  • 一度卒業して既卒として就活する
  • 卒業後長期インターンを経由して就職する
  • 大学院に進学する
  • フリーターになる
  • 個人事業主としてフリーで活動する
  • ニートになる

選択肢① 就職留年して来年度また新卒として就活する

一つめの選択肢は、大学を卒業せずに1年就職留年して来年度また新卒として就活することです。

自由な時間が1年増えるので、将来について考え直したりじっくり就活の準備をしたりすることができます。

「どうしても行きたい企業がある」「反省点を踏まえて来年は頑張りたい」という場合におすすめですね。

ただし、そのまま卒業するよりも余分にお金がかかる点に注意してください。

選択肢② 留年して海外に留学する

同じく卒業せずに留年し、その期間を利用して海外に留学するという選択肢もあります。

就職までの期間は通常の留年と変わりませんが、留学経験や語学力が就活の強みになるというメリットがあります。

グローバル化が進む昨今では留学経験や語学力を評価する企業も多いので、より就活を有利に進めることができるかもしれません。

ただし、海外留学は強い目的意識を持っていなければただの旅行になってしまう可能性があります。

留学するなら何を学びたいのか、何を経験したいのかをはっきりさせておくことが大切だと思いますよ。

選択肢③ 一度卒業して既卒として就活する

一度大学を卒業し既卒として就活をするという方法もあります。

この場合、留年のように余分に学費を払うことなく自由な時間を確保できるというメリットがあります。

また、既卒であっても新卒枠で受け付けてくれる企業もあるので、新卒と同じような方法で就活を進められます。

ただし、既卒に対してマイナスなイメージを持つ人も多く、新卒のライバルと競わなければならないので不利になることは否定できません。

なので、不利な立場になっても頑張れる人に向いている方法だと思います。

選択肢④ 卒業後長期インターンを経由して就職する

個人的に最もおすすめなのは、卒業後に長期インターンを経由して就職することです。

長期インターンとは、3~6ヵ月以上就業経験をするインターンのことで、ベンチャー企業やスタートアップ企業で多く実施されています。

長期インターンのメリットは、社会で通用するスキルを身に付けながら本当にやりたいことを見つけられることです。

企業によっては給料を支払われたりそのまま就職することも可能なんですよ。

また、長期インターンをしながら既卒として就活をして、ホワイト企業からの内定を狙うという選択肢もあります。

長期インターンで得たスキルや価値観をアピールすれば、就活も有利に進められると思いますよ。

ちなみにこの方法を選択した場合、インターン先がベンチャー企業や中小企業になりがちです。

よってバリバリ仕事して成果を出していきたいというタイプの人にはこの方法は向いていますが、比較的ゆるく仕事していきたいという人は、留年して来年度就活か、または既卒での就活が良いでしょう。

選択肢⑤ 大学院に進学する

可能であれば、大学院に進学するのもアリです。

大学院に進学すれば、高い専門性を身に付けられ「大学院卒」の称号を得られるため、将来の選択肢が増えます。

たとえば、理系の研究開発職などは大学院卒を応募条件としている企業も多いですよね。

ただし、大学院に進学すると多額の学費が必要になります。

また、大学院卒は初任給も高いため学部卒よりも採用基準が厳しくなることが予想されます。

なので、単に就職できなかったからという理由で進学するのはあまりおすすめできません。

選択肢⑥ フリーターになる

大学を卒業し、フリーターとしてアルバイトや日雇いで生計を立てるという選択肢もあります。

この場合、比較的自由に職種を選択でき時間にもゆとりを持てます。

デメリットとしては、経済的に不安定なことや就職する際に不利になることなどが挙げられます。

フリーターになるのは簡単ですが、その後の選択肢が限られてしまうことを理解しておいてくださいね。

選択肢⑦ 個人事業主としてフリーで活動する

個人事業主とは、会社や組織に所属しないで個人でお金を稼ぐ人のことです。

(フリーランスとも言いますね。)

仕事内容や働く時間、場所を自分で決められるので、就業規則に縛られない自由な生活を送れます。

また、成功すれば高収入が期待できるのも個人事業主のメリットですね。

ただし、人脈もスキルもない新卒がすぐに成功するのは簡単ではありません。

働く時間が自由とはいえ軌道に乗るまでは長時間労働になりますし、有給や福利厚生もありませんからね。

なので、リスクを背負ってでも努力していきたいという覚悟がない人にはおすすめできません。

フリーランスとしておすすめは「ライター」です

ちなみに僕個人がおすすめするフリーランスの職業はライター一択ですね。

今、動画編集を仕事にするフリーランスが増えていますが、単価が低すぎる。動画1本編集して3000〜5000円とかなので生計を立てるのに非効率です。

また動画編集は実績を積んでもなかなか高単価の案件を受けることができません。なぜなら高単価の動画編集となると企業が競合になってくるからです。

これらの理由により、まず動画編集はおすすめしません。

では何がおすすめかと言うと、1番はライターですね。僕もライター出身ですが、文章を書くことって嫌いな人が多いんですよね。

更に言うと、動画編集は差が出なくても、文章って個人によって質が大きく変わります。

「人によって質が変わる=極めれば唯一無二の人材になれる」ということですし、文章に関しては企業でもそこで雇っているライターのレベルによって質が変わるので、実績を積めば個人でも勝負することができます。

ですが文章を書くことが嫌いという人も多いですよね。その場合は、他にもデザイナーやプログラマーが現実的な選択肢として出てくるでしょう。

何事もフリーランスになる場合は、徹底的にその職について学び、小さく実績とスキルを積み上げていくことが重要です。

選択肢⑧ ニートになる

無い内定のまま大学を卒業し何もしなければニートになります。

ニートでも生活していけるような家庭環境で、幸せに暮らしていけるなら問題ありません。

しかし、多くの人はそうではないので、何かしらの手段でお金を稼がなければなりません。

ですが、ニートから就職しようと思っても正社員の選択肢はぐっと少なくなるのが実情です。

限られた求人から応募可能なものを探すか、アルバイトや個人事業主としてお金を稼ぐか、玉の輿のような奇跡を狙うしか方法はありません。

ニート=クズと言っているわけではありませんが、一度ニートになると後で苦労することになると理解しておいてくださいね。

就活終了後の選択肢を知っておけば、これからの就活にも冷静に取り組めそうですね!

無い内定についてよくある質問

最後に、無い内定についてよくある質問にお答えします。

ここまでの解説で疑問点が残っている人はぜひ参考にしてくださいね。

質問① 秋採用や冬採用の時期で無い内定でも挽回できますか?

もう就活も後半になってしまいました。俗に言う、秋採用・冬採用の時期です。こんな就活後半で内定がない場合でも内定を獲得することはできますか?挽回できますか?

無い内定の人が秋採用や冬採用で挽回することは可能です。

なぜなら、秋採用や冬採用を実施する企業は非常に多くあるからです。

「でも、これまで内定を貰えなかったような人はもう無理じゃない?」と思うかもしれません。

ですが、秋~冬は参加する学生数が少なく企業側も採用人数を確保しようと焦っているので、むしろ受かりやすいという考え方もあるんですよね。

選考期間も短い傾向にあるので、早期内定獲得を狙うことも可能ですよ。

なので、これまでダメだったからといって諦める必要はありません。

秋採用や冬採用についてもっと詳しく知りたい人はこちらも参考にしてくださいね。

» 秋採用とは?|秋採用の定義と動き方を解説!

» 【冬採用とは何か?】冬採用の就活スケジュールや動き方を解説!

質問② 無い内定のまま卒業する人は実際いるのでしょうか?

内定がないまま大学を卒業する人って実際にいるのでしょうか?

文部科学省の「令和2年度大学等卒業者の就職状況調査(令和3年4月1日現在)」によると、新卒の就職率は以下のようになっています。

文部科学省 令和2年度大学等卒業者の就職状況調査(令和3年4月1日現在)

大卒の就職率は96%なので、内定が無いまま卒業した人の割合は4%ということになります。

なお、この調査は就職希望者が対象なので進学や留学を希望する人は含まれません。

就活生は全国に40万人以上いるので、4%ということは1万6000人程度は内定がないまま卒業したということですね。

これを見ると、内定がないまま卒業するのはさほど珍しいことではないことが分かりますよね。

質問③ 会社説明会に行かないで内定を獲得できるような手段はありますか?

会社説明会に行くのが面倒です。会社説明会に行かないで、スムーズに内定を獲得できるような手段はありませんか?

会社説明会に行かないで内定を獲得することは可能です。

というのも、就活エージェントや逆求人サイトなどのサービスを利用すれば、エージェントや企業が求人を紹介してくれるからです。

企業情報や募集要項なども紹介時に知れるので、説明会に行かなくても問題ないんですよね。

ただし、多くの企業が会社説明会を行っているのが実情で、参加しなければ参加した就活生に差を付けられてしまうというデメリットもあります。

(説明会参加が応募条件になっている企業もあります!)

なので、必ずしも行く必要はないですが志望度が高い企業なら参加した方が安心だと思いますよ。

質問④ 無い内定で死ぬほどメンタルが落ち気力がない場合はどうすれば良いですか?

内定がない状態が続いており、メンタルが落ち込んでしまっています。何もやる気が起きないのですが、どうすれば良いでしょうか?

無い内定で何もやる気が起きないときは、就活エージェントに登録してサポートを受けるのがおすすめです。

就活エージェントなら就活生ひとりひとりに担当アドバイザーがつき、面談をもとに求人紹介や選考対策を行ってくれます。

「内定がなくて辛い」「就職する意味が分からない」といった相談にも乗ってくれるので、気落ちしているときでも無理なく利用できますよ。

ただし、体調に異変を来たすほど落ち込んでいるときは無理をせず休養をとるか病院に行ってくださいね。

就活エージェントについて詳しく知りたい人はこちらも読んでくださいね。

≫ 就活エージェントとは?どんなサービスなのかを詳しく解説!

質問⑤ 高学歴なのに無い内定はクズですか?

私は学歴だけは高いです。いわゆる高学歴なのですが、内定がありません。高学歴なのに無い内定はクズでしょうか?

高学歴で無い内定でもクズではありません。

なぜなら、先程説明したように就活は企業との相性によるところも大きいからです。

言ってしまえば運もあると思うので、高学歴だから内定を獲得できるはずということはないんですよ。

(人気企業の場合は特にそうですね。)

もし内定が無くて焦っているのであれば、就活エージェントや逆求人サイトなどを使うと効率良く就活を進められますよ。

高学歴であることに自信を持って、前向きに取り組めばきっとうまくいくと思います。

質問⑥ 無い内定なので大学卒業間近で休学することは可能ですか?

無い内定なのですが、もう就活が後半です。大学卒業間近に休学をすることは可能なのでしょうか?

無い内定で大学を休学することは可能ですが、休学届を受け付けてくれる期間に申し出るようにしてください。

多くの大学では休学の1~2ヵ月前を設定しているので、あまり卒業間近だと休学できなくなってしまいます。

なので、休学を考えているなら早めに大学に問い合わせて休学に必要な手続きや期間を確認した方が良いと思いますよ。

質問⑦ 公務員試験に落ちてから無い内定です。来年の公務員試験を受けた方が良いと思いますか?

公務員試験に落ちてしまい民間への就職に切り替えました。しかし内定が1つもない状態です。この場合は来年また公務員試験を受けた方が良いと思いますか?

公務員試験に落ちて就活をしても無い内定の場合、来年の公務員試験を受けるのはもちろんOKです。

なぜなら、公務員試験は就職浪人したからといって不利になるわけではないからです。

来年の試験まで時間に余裕があるので、しっかり勉強すれば合格する可能性は十分あります。

ただし、自治体や職種によっては採用人数が少ないので、来年受かるとは限りません。

また、年齢制限がある場合も多いため挑戦できる回数には限りがあります。

なので、長期インターンや民間併願など他の選択肢も含めて納得できる進路を決めてくださいね。

無い内定で絶望する必要はなくても、今後の対策方法や進路の選択肢を考えておくことが大切なんですね!

本記事の要点まとめ

今回は「無い内定はクズなのか」という就活生の悩みに対して、回答してきました。

そもそも「クズ」なんてのは、その人の主観で決めるものであり、人生何をもって勝ち組なのか、負け組なのか、幸せなのか、不幸せなのか定義はありません。

どれだけ就活で成功しようが、本人が幸せを感じていないなら不幸せですよね。

どれだけ就活で失敗しようが、そこから立て直し、満足した人生を送れるなら幸せだと言えます。

長い人生の中で、ある1点だけを見て「クズか」と考える必要はないんですよね。

かの有名な画家であるゴッホも、作品が評価されたのは彼の死後であり、当時のゴッホの周りの人は「クズだな」と思っていたかもしれません。

それだけ1点、1時期を見て人を評価することは的はずれなことです。

今回の記事が、今の現状を前向きにとらえ、ポジティブな行動に繋がる手助けになれば嬉しい限りです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

以上!就活ブロガーの就活マン(@shukatu_man)でした!

▼本記事の要点まとめ

  • 無い内定はクズじゃない。
  • 内定の有無は、自分がエントリーした企業との相性、その企業が本年度求めている人材像によっても異なり、また企業によって倍率は全く異なる。そういった数々の要因によって内定が出る出ないは決まってくるので、内定がないだけで一概に自分を責める必要はない。
  • 内定がないことをただ悩むだけでは何も変わらない。具体的な行動に移すべきである。効果的な行動としては「今まで内定が出ていない原因を考えてみる」「中小・中堅企業にも目を向ける(視野を広げる)」「エントリー企業数を増やす」あたりが最も重要なので、まずはこの3つの行動から取るようにすべき。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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