【就活で倍率が高い企業ランキング】平均や低倍率企業の探し方も合わせて共有!

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それでは本題に入っていきますね!

就職の難易度を示す倍率。

企業選びの参考として業界・企業の倍率を把握するのは、就活を効率的に進めるために重要ですね。

人気企業だと1000倍以上になることも珍しくないですが、具体的にどの企業がどのくらいの倍率なのかわかる学生は少ないのではないでしょうか?

この記事では、就活で倍率が高い企業ランキング1〜100位をまとめました!

その他、倍率が高い企業に共通する特徴や平均倍率、低倍率企業の探し方なども合わせて共有します。

「倍率が高い企業を知りたい」「人気企業を受けるか悩んでいる」という就活生はぜひチェックしてみてくださいね。

就活の選考倍率の平均

選考倍率とは、選考のエントリー者数を内定者数で割った数字です。

採用枠に対してエントリー者数が多いほど倍率は高くなり、企業の規模によっても倍率の平均値が変わります。

たとえば、大企業は採用枠を広く設けているケースが多いですが、その分エントリー者数もかなり多くなるので倍率が高くなる傾向があるんです。

▼規模別|選考倍率の平均値

規模平均倍率傾向
大企業・大手25倍大企業への就職を希望する就活生は多いため応募が殺到します。採用枠を広く設ける企業がある一方で、離職率が低く十分な人員が確保できているため採用人数を減らす企業もあります。超人気企業の倍率は数千・数百倍にも上りますが、25倍程度が一つの目安になっている平均値と言えるでしょう。 ※参考:シキホー|倍率が25倍以下で平均年収が高い100社
中堅企業10倍就職四季報の優良中堅企業版を参考にすると、平均倍率は10倍程度です。倍率が高い企業でも30~40倍程度で、大企業ほど高くはありません。中には注目度が高い企業やグローバルニッチトップ企業もあるため、倍率が低いからといって難易度が低いとは言えません。
中小企業1~3倍日本の企業の9割が中小企業のため、企業や業界によって倍率の高さが大きく変わります。中には中堅企業のように10倍以上の倍率になる企業もありますが、応募者数が求人数に満たない企業も少なくないので倍率は1〜3倍程度と言えます。 ※参考:中小企業庁|『第1部 令和2年度(2020年度)の小規模事業者の動向』

なお、リクルートワークス研究所によると、従業員規模が5000人以上の企業を志望する学生は、2022年と比較して18.1%と大幅に増加しています。

一方で、300〜999人の企業志望者数は1.1%減少しました。

この結果を見る限り、大企業や大手有名企業の倍率が年々高くなる可能性があることが分かりますね。

※参考:リクルートワークス研究所|『第39回 ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)』

就活において「倍率が低い」と言える基準は?

倍率の平均と合わせて、「どのぐらいの倍率なら倍率が低いと言えるのか」と気になりますよね!

一概には言えないですが、東証プライム上場企業であれば、10倍以下であれば倍率が低いと言えるでしょう。

また中小企業であれば、平均の3倍以下であれば倍率が低い企業だと判断できますね。

倍率に関しては毎年変動があるのと、企業単位でも毎年大きく変わることがあるので、あくまで参考程度に留めるようにしてください。

就活で選考倍率が高い企業ランキング

東洋経済新報社が運営する就活サイト「シキホー」のデータをもとに、新卒就活で総合職(技術系以外)の倍率が高い企業トップ100社をまとめました。

人気企業を知ると企業選びの幅が広がるので、ぜひチェックしてみましょう!

順位企業名業界倍率
1位ノバレーゼブライダル1107.3倍
2位雪印メグミルク食品・水産482.3倍
3位東宝レジャー420.2倍
4位松竹レジャー316.5倍
5位講談社出版308.2倍
6位ぴあエンタメ294.9倍
7位ハウス食品食品・水産291.6倍
8位ピジョンその他メーカー288.5倍
9位亀田製菓食品・水産272.7倍
10位味の素冷凍食品食品・水産267.3倍
11位ミルボン化粧品246.9倍
12位東映レジャー215.0倍
13位豊島商社・卸売業213.2倍
14位帝人フロンティア商社・卸売業209.0倍
15位鳥居薬品医薬品202.9倍
16位明治大学人材・教育194.8倍
17位ファンケル化粧品193.3倍
18位豊島マシナリー商社・卸売業183.0倍
19位丸紅エネルギー商社・卸売業180.6倍
20位総合メディカル家電量販・薬品・HC180.0倍
21位ダイセル化学179.2倍
22位WOWOWメディア・映像・音楽176.6倍
23位東レ化学167.7倍
24位伊藤忠丸紅鉄鋼商社・卸売業166.4倍
25位愛知製鋼鉄鋼160.0倍
26位日本化薬化学155.0倍
27位アサヒグループ食品食品・水産154.4倍
28位アストモスエネルギー電力・ガス146.7倍
29位ADEKA化学144.4倍
30位デサントジャパンスポーツ143.6倍
31位NSユナイテッド開運海運・空運142.5倍
32位セイコーホールディングス電子部品・機器141.5倍
33位マクセル電子部品・機器141.3倍
34位立命館人材・教育133.8倍
35位ワコール衣料・繊維133.3倍
36位スタイレム瀧定大阪商社・卸売業131.4倍
37位医学書院出版128.5倍
38位バンダイナムコエンターテインメントゲーム128.3倍
39位理研ビタミン食品・水産126.6倍
40位クレハ化学125.6倍
41位東京商工会議所総合経済団体125.0倍
42位KADOKAWA出版122.0倍
43位オルガノ機械121.0倍
44位井村屋グループ食品・水産119.2倍
45位松井建設建設114.5倍
46位クラレ化学112.2倍
47位高砂香料工業化学110.8倍
48位サッポロビール食品・水産110.6倍
49位JSR化学110.3倍
50位東洋大学人材・教育110.3倍
51位東急百貨店百貨店109.5倍
52位象印マホービン電気・事務機器109.2倍
53位ジェーシービーカード・信販・リース109.1倍
54位中電シーティーアイシステム・ソフト109.0倍
55位飯野海運海運・空輸108.4倍
56位掘場製作所電機・事務機器108.3倍
57位クラボウ衣料・繊維108.0倍
58位リンテック化学107.3倍
59位電通PRコンサルティング広告105.1倍
60位サンリオ卸売104.7倍
61位ロート製薬医薬品103.6倍
62位岡山放送放送101.0倍
63位トーハン卸売業100.3倍
64位三井海洋開発機械100.0倍
65位ユニチカ化学98.7倍
66位三越伊勢丹百貨店97.9倍
67位大同特殊鋼鉄鋼97.2倍
68位花王グループカスタマーマーケティング卸売業96.1倍
69位蝶理商社・卸売業94.8倍
70位参天製薬医薬品93.8倍
71位AOI Pro.広告88.8倍
72位日清製粉グループ食品・水産87.3倍
73位マルハニチロ食品・水産84.9倍
74位エフピコ化学84.1倍
75位伊藤忠丸紅住商テクノスチール商社・卸売業83.7倍
76位共立代理店82.7倍
77位西日本新聞社新聞80.5倍
78位グンゼ衣料・繊維80.2倍
79位日本触媒化学79.2倍
80位HEXEL Works建設79.0倍
81位阪和興業商社・卸売業78.6倍
82位積水化学工業化学77.6倍
83位兼松商社・卸売業76.8倍
84位三井化学化学76.7倍
85位栗本鐵工所鉄鋼75.1倍
86位サンゲツ商社・卸売業75.1倍
87位日本ゼオン化学74.5倍
88位CBC卸売業72.9倍
89位伊藤忠建材商社・卸売業72.2倍
90位ホシザキ機械71.5倍
91位東北新社広告71.3倍
92位トクヤマ化学70.9倍
93位FUJI機械70.0倍
94位三愛オブリ(旧社名:三愛石油)商社・卸売業68.5倍
95位クレディセゾン信販・カード・リース68.5倍
96位東海理化自動車部品67.8倍
97位東京精密電子部品・機器67.6倍
98位東海カーボンガラス・土石67.5倍
99位日立金属鉄鋼67.3倍
100位オーエスジー機械66.6倍

※参考:シキホー|『倍率が高い100社』

選考倍率が高い企業は、複数の事業展開や海外進出に積極的な印象を持ちました。

たしかに!活躍できるフィールドが多いのも、人気の理由の一つに挙げられますね。

就活で選考倍率が低い企業を見つける方法

倍率が高い企業は難易度も上がるので、倍率が低い企業にも目を向けることが就活をスムーズに進める得策です。

でも、選考倍率が低い企業には、「労働環境が悪そう」「ハードそう」といったネガティブな印象を持ってしまいますよね。

実は探し方を工夫するだけで、倍率が低いのに大手並みに好待遇な超穴場企業を見つけることができるんです。

ここでは、就活で選考倍率が低い企業を見つける方法を4選紹介します!

【就活で選考倍率が低い企業を見つける方法】

  1. 就活エージェントに非公開求人を紹介してもらう
  2. 逆求人サイトで企業側からオファーをもらう
  3. 大学キャリアセンターで穴場求人を紹介してもらう
  4. 就職四季報で企業の倍率を確認する

方法① 就活エージェントに非公開求人を紹介してもらう

僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。

その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!

僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」と「LHH就活エージェント」の2つです!

僕が今就活生なら、まずはこの2サービスの初回面談を受けて、担当者を厳選して支援を受けるようにします。

就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!

(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)

ミーツカンパニー就活サポート

ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。

保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)

またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!

LHH就活エージェント

LHH就活エージェント」は人材業界大手のアデコ株式会社が運営するエージェント!

「量より質」をコンセプトとしており、支援の質が高い点が評価できます。

実際に利用した人の評判を見ても、支援が丁寧という声が多い就活エージェントですね。

ここで紹介した2つのエージェント以外にもおすすめはあります。

その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!

ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!

(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)

方法② 逆求人サイトで企業側からオファーをもらう

マイナビやリクナビ以上に登録が必須のサイトになってきた逆求人サイト

プロフィールを登録しておくだけで、自分と適性の高い企業からのスカウトが届くので、圧倒的に就活を効率化することができます。

ですが、どれでも登録すれば良いという話ではなく、利用企業数が多く、かつ利用しやすい逆求人サイトを厳選して利用すべきなんですよね。

そこでこれまで全ての逆求人サイトを見てきた僕が考えるに、現状以下の2サイトを併用するのがベストだと考えています。

キミスカ

キミスカ」も利用企業数が多く、非常に使いやすい逆求人サイトです。

現状、逆求人サイトの中で僕が最もおすすめするサイトですね!

隠れ優良企業や業界シェアの高い中小企業も利用しており、「キミスカ経由で知れてよかった企業」との出会いが生まれる場所です。

オファーボックス

オファーボックス」は、就活専門の逆求人サイトとしてNo.1の利用企業数を誇ります。

東証一部上場や、知名度は低いけど働きやすい大企業からのスカウトも届くので、まず最初に登録しておくべきサイトですね。

登録後はとにかくプロフィールの質にこだわってください。

正直、逆求人サイトのプロフィール作成には1日使い切っても全然問題ない。むしろそうすべきだと僕は思っています。

キミスカとオファーボックスの2サイトは同時に登録し、プロフィールはどちらか一方のものをコピペするのが効率的です!

ちなみに逆求人サイトは1つでも多くのサイトに登録しておいて、1つでも多くスカウトを獲得するのが効率的だと僕は考えています。理想としては3サイト以上登録しておきたい。

そこでこの2つ以外のおすすめサイトをまとめたので、参考にしてくださいね。

» 【最新】新卒向け逆求人サイトおすすめ15選|スカウトサイトの選び方を解説!

方法③ 大学キャリアセンターで穴場求人を紹介してもらう

大学キャリアセンターは、企業と連携して情報共有を行っているのが最大の強みです。

求人サイトには出ていない地域密着型の企業や大学限定の求人など、他では手に入らない情報が揃います。

しかも学校からの紹介なので、ブラック企業に当たる確率が低いので安心。

大学キャリアセンターは企業担当者と定期的に連絡を取り合い、就活状況や過去の就職実績を共有しているので大学の質や学生の特徴を理解しています。

そのため、質の悪い企業に当たる心配がなく、企業とのミスマッチも起こりにくいんです。

地元の中小企業やベンチャーを視野に入れて、穴場求人を見つけてみてくださいね。

方法④ 就職四季報で企業の倍率を確認する

就職四季報の総合版には、各企業の内定倍率が掲載されています。

企業ページの「試験情報」に「倍率(応募/内定)」の項目があり、職種ごとに倍率が載っているのでぜひチェックしてみてください。

ただし、倍率を非公開にしている企業もあり、全ての企業を把握できるわけではありません。

また、四季報は5種類ありますが、倍率が載っているのは総合版と女子版のみです。

優良・中堅企業版、インターンシップ版、プラスワンには項目がないので注意が必要です。

掲載がない場合は、採用実績・採用実績校・男女別採用数などの採用情報をチェックして、難易度の高さを確認しましょう。

さらに、下記3つのポイントをチェックすると、倍率が低い企業が見つかりやすくなるので試してみてくださいね。

  • 知名度が低い中小企業
  • 大量採用を行っていて内定者数が多い
  • 知度が低いマイナーな製品・サービスを扱っている

選考倍率が高い企業は落ちる確率の方が高いから、マイナー企業も調べておく必要がありますね。

大手求人サイトは大企業の求人がメインなので、就活エージェントや逆求人サイトを利用するといった工夫が大事ですね。

就活で選考倍率が高い企業に共通する特徴

就活で選考倍率が高くなる理由はさまざまで、その年だけ選考倍率が跳ね上がる企業もまれに見受けられます。

ただ、選考倍率ランキングの常連となっている企業には共通した特徴があるんです。

ここでは、選考倍率が高い企業に共通する特徴を4つ紹介します。

【就活で選考倍率が高い企業に共通する特徴】

  1. 知名度や人気が高い
  2. 募集人数が少ない
  3. 人気企業ランキングなどで上位に位置している
  4. 口コミサイトでの評判が良い

特徴① 知名度や人気が高い

有名企業の魅力は何といっても高いブランド力です。

「見栄を張りたい」「親の期待に応えたい」などの理由から、知名度や人気が高い企業を意識する学生は多いため倍率が上がります。

知名度や人気が高い企業とは、テレビやネット広告が多い企業、普段の生活で頻繁に見かけるメーカーなどが多いです。

下記の東洋経済オンラインによる「広告宣伝費が多い企業ランキング」(※1)の一部を見ても、倍率が高い企業のランクインが目立ちます。

※1 引用:東洋経済オンライン|『「広告宣伝費」が多いトップ300社ランキング』

たとえば、広告宣伝費1位のソニーグループは採用人数301名に対して、プレエントリー候補リスト登録人数が58190名という超難関企業です(※2)。

あくまでプレエントリー候補の登録人数ですが、非常に注目度が高いことが分かりますね。

※2:リクナビ2023|『ソニーグループ』

(リクナビ上での企業情報公開日〜2022年9月11日の期間のデータ)

特徴② 募集人数が少ない

「知名度が高い大企業=大量採用」とは限りません。

知名度が高い人気企業でありながら採用枠が狭いと、倍率は一気に数千倍にまで上ります。

たとえば、ノバレーゼの倍率が跳ね上がったのは、コロナウイルスの打撃で募集人数を減らしたことも原因の一つです。

元々ノバレーゼは有名企業で、内定者数を縮小しても応募者数は例年並みだったため倍率が高くなりました。

また、募集人数が少ない人気企業には下記のような特徴があります。

  • 定着率が高い企業
  • 大手デベロッパー企業

不動産最大手のデベロッパーは、商業施設やレジャー施設といった大規模な建設まで手掛けるスケールの大きな仕事です。

基本的に総合職採用のみで募集人数が少ないため、大手のデベロッパーは難関な業界の一つとも言われていますね。

特徴③ 人気企業ランキングなどで上位に位置している

企業選びの参考となる情報の1つに、人気企業ランキングがあります。

ランクインするのは、知名度の高さはもちろん、給与や福利厚生が良いなど魅力的な条件が揃う企業・業界が多いですね。

※引用:楽天みん就|『2022年卒 新卒就職人気企業ランキング│総合ランキング』

ちなみに、人気企業ランキングで上位にくる頻度が高い業界は下記の4つです。

  • 食品メーカー
  • 商社
  • マスコミ(テレビ、出版、新聞、広告)
  • エンタメ(映画、音楽、ゲーム)

待遇面が良い企業の他、生活の中で接点が多く認知度が高い企業も、人気企業ランキングの上位に位置しているのが特徴と言えますね。

特徴④ 口コミサイトでの評判が良い

口コミサイトの評判が良い企業は、比例して倍率が高い傾向にあります。

「就活会議」「OpenWork」などの大手口コミサイトでは、「給与水準」「成長性・将来性」「ブランドイメージ」など、項目ごとに評判が分かります。

また、コーポレートサイトや大手求人サイトのような企業PRが目的ではありません。

客観的な情報は信憑性が高いので、評判が良い企業ほど「企業選びに失敗するリスクがない」という安心感で倍率が高くなります。

※引用:OpenWork|『総合評価ランキング』

ネットやテレビ広告を何年も持続的に出している企業は、安定的なイメージもあって魅力を感じやすいです。

知名度が高い企業に憧れを持つ人は多そうですね。ブランド力の影響は大きいことが分かります。

就活で倍率が高い企業を受けるメリットとデメリット

就活で倍率が高い企業を受けることに対して、「無謀な挑戦」とネガティブな感情を持っている学生も少なくありません。

反対に有名企業に特化して、難易度の高い企業を狙う学生もいるでしょう。

倍率の参考の仕方は人それぞれですが、倍率が高い企業を受けるメリットとデメリットを知っておきましょう。

メリット① 難易度の高い選考経験によって成長する

倍率が高い企業には、Sランクレベルの大学の学生も数多く集まります。

つまり、人気企業の選考のハードルは必然的に上がるということ。

たとえば、ビジネススキルを測定するために、プレゼン選考やテーマに沿った自由作文などの課題選考を設ける企業も少なくありません。

また、面接では理論的思考だけでなく、疑問から本質を知るための批判的思考や、自由な発想を生む水平思考を測るような想定外の質問をされる場合もあります。

難易度が高いですが多角的な気づきが得られるため、選考経験が大きな成長につながります。

メリット② 優秀な就活生との繋がりが生まれる

就活は情報戦のため、量よりも質が大切です。

倍率が高い企業を受ける学生は、就活に対する意識が強い傾向にあります。

そのため、優秀な就活生と繋がると選考情報や対策法の共有はもちろん、質の高い有益な情報が得られるんです。

自分にはない視点や思考に気づけるので、自己分析と企業研究の精度を高めたり、就活軸を固めたりする良い機会になりますよ。

また、「環境が変われば人生が変わる」の言葉に例えるのは大げさかもしれませんが、優秀な就活生の存在が良い刺激となって就活への意識が強くなります。

デメリット① 落ちる確率が高いのでモチベーション低下につながる

就活を成功させるには、知識や能力だけでなく自信も必要です。

倍率が高い企業に落ち続けるとモチベーションが低下して、本番で本来の力が発揮できません。

経団連が人事を対象に行った「新卒採用に関するアンケート調査」では、選考で特に重視した点は「コミュニケーション能力(82.4%)」と「主体性(64.3%)」が上位という結果に*。

自信がない様子は「主体性がなさそう」「コミュニケーションが苦手そう」といったネガティブイメージを持たれる大きな原因です。

「落ちる→モチベーション低下→自信喪失→落ちる」という負のループが続くと、難易度が低い企業にすら受からなくなってしまいます。

「縁がなかった」「次は頑張ろう」と切り替えて、モチベーションを維持してくださいね。

*参考:一般社団法人 日本経済団体連合会|『2018年度 新卒採用に関するアンケート調査』

デメリット② 人気があるというだけで受けるとミスマッチになる可能性がある

そもそも「人気がある企業=自分にとって良い環境」とは限りません。

見栄や世間体を優先して企業を選ぶと、自分のキャリアプランやライフスタイルにミスマッチが起こって、働くことが苦痛になってしまいます。

就活のゴールは有名企業への就職ではなく、キャリアビジョンを実現すること。

知名度や人気度よりも、自分に合う環境かどうかを重視して選んでください。

本記事の要点まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

倍率ランキングに入る企業は、知名度が高い大手や日常的によく見かける企業が目立ちますね。

就活倍率が高い企業ほど難易度が上がりますが、選考は有益な経験となって就活に還元できるので積極的に挑戦するのもありですね。

ただ、倍率は人気や難易度の目安であって、自分にマッチングするとは限りません。

キャリアビジョンを実現できる企業かどうかが大事なので、最後は自分の就活軸でしっかりと見極めてくださいね!

  • 就活の選考倍率の平均※規模別などで倍率の平均を解説
  • 就活で選考倍率が低い企業を見つける方法は、就活エージェントと逆求人サイトの利用がおすすめ。マイナー企業が探せる大学キャリアセンターや就職四季報を使うのも手。
  • 就活で選考倍率が高い企業の3つの特徴は、「人気・知名度が高い」「人気企業ランキングに選ばれている」「口コミサイトでの評判が良い」
  • 就活で倍率が高い企業を受けると、経験値が積めたり優秀な学生と出会えたりして成長できる。デメリットは、落ち続けるとモチベーションが低下すること。人気で選んでミスマッチになる可能性もある。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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