就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
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それでは本題に入っていきますね!
今回はインフラ業界への就職について解説していきます。
ネットで見ると、一部から「インフラ業界への就職はやめとけ」と言われているんですよね。
インフラ業界は安定性が高く、働きやすいイメージがあるので意外に思いました。
そこでこの記事を通して、なぜインフラ業界への就職はやめとけと言われるのか徹底調査していきます。
インフラ業界に少しでも興味のある人はぜひ参考にしてくださいね!
インフラ業界を志望しているので、インフラ業界に就職するデメリットやリスクが気になります!
どんな業界にも就職するデメリットがあるからね。
大事なことはメリットとデメリットの両方を把握した上で、「じゃあ自分には向いているか」を考えること。この記事では向いている人の特徴と、向いていない人の特徴まで解説していくよ!
目次
インフラ業界はやめとけと言われる理由【7選】
早速、本題である「なぜインフラ業界はやめとけ」と言われるのか解説します。
僕が調査した限り、インフラ業界に就職するのを否定する理由は大きく7つあります。
【インフラ業界はやめとけと言われる理由】
- 24時間365日対応が必要な仕事だから
- トラブル対応の仕事が多いから
- 体力的にきつい仕事も多いから
- 仕事によっては単純作業だから
- 旧態依然として上下関係が厳しい企業も多いから
- 企業によっては転勤が多いから
- 年収1000万円以上の高い年収が得られる見込みは薄いから
デメリット① 24時間365日対応が必要な仕事だから
まずインフラ業界はやめとけと言われる理由が、インフラ業界の企業の仕事が24時間365日対応の場合が多いからです。
24時間365日対応の何が厳しいかと言うと、それゆえにシフト制や休日出勤、夜勤などが生じる可能性が高いんですよね。
一般的な土日休みの企業は、取引先も土日休みなので自然と土日休みになります。(休日や夜間も工場が動いている企業の技術職は例外ですが。)
一方で、インフラは土日に停止することがないので、常に社員が対応しないといけないため、休日出勤や夜勤が多いという声がデメリットとして見られました。
デメリット② トラブル対応の仕事が多いから
次に、インフラ業界はやめとけと言われる理由が、トラブル対応の仕事が多いという意見です。
たしかにインフラはいつトラブルが生じるか分かりません。
実際にインフラ業界の企業に勤める人の声の中には、「休日や夜間にもトラブルで呼び出されることがある」という声がありました。
特にIT系のインフラエンジニアは、トラブルの発生確率が高いことが予想されるため、インフラエンジニアになる際はこうしたトラブル対応が常にあることを肝に銘じておく必要がありますね。
今日も休日対応している仲間がいます。当たり前のように繋がるネットワーク、片系障害でも動き続けるサーバー、ストレージ等。派手さはありませんがストレスなく普通に使えるシステムは、夜間休日に頑張るインフラエンジニアの支えがあってこそ成り立っています。休日出勤の方、対応おつかれさまです。
— ひでまる@IT (@pmtanoshii) March 20, 2021
デメリット③ 体力的にきつい仕事も多いから
次にインフラ業界はやめとけと言われる理由が、仕事によって体力的にきついからです。
ガスや電気、鉄道などのインフラの場合は、実際に現地で作業をする人は相当に体力的なきつさがあることは容易に想像がつきますよね。
またIT系のインフラエンジニアも体力的なきつさがあります。
IT系とは言え、パソコンを前に座り仕事を集中して続けるのが本当にきつい。
実際に下記のように40代に入ってから、システムエンジニアが体力的にきついという声がありました。
40代に入って、肉体的な体力の衰えがあって、インフラエンジニアがきつい
— Manami Taira (@mana_cat) July 14, 2023
分かる。分かりすぎる・・・ #ljstudy
デメリット④ 仕事によっては単純作業だから
次に、インフラ業界はやめとけと言われる理由が、仕事によっては単純作業が続くからです。
特に僕のように単純作業が大嫌いな人にとって、これは最大のデメリットになると思います。
たしかに考えてみれば、例えば、ガス会社のガスの開栓作業や点検作業は同じ業務の繰り返し。
IT系のインフラエンジニアの場合も、開発会社などのシステムエンジニアに比べれば単純作業になりがちですよね。
この仕事の単純性に対して、飽き性の人や同じ作業を繰り返すのが嫌いな人は向いていない仕事も多いので注意が必要です。
デメリット⑤ 旧態依然として上下関係が厳しい企業も多いから
次にインフラ業界はやめとけと言われる理由が、旧態依然としている企業が多く、それゆえに上下関係の厳しさや昔ながらのルールに縛られている企業が多いという点が見られました。
旧態依然としているがゆえに、福利厚生が充実していたり、年功序列で勤続年数が上がる度にしっかりと給料が上がるなどの良い面もあるのですが、一方でデメリットもあるということですね。
ちなみに僕は「発想力」が強みで、何か新しいことを発案することが好きなのですが、そういう発案を若手がしても突っぱねられたり、そもそも発案が不要な企業が多いとインフラ業界に対して僕は予想しています。
このあたりも旧態依然としていることのメリットが大きいか、デメリットが大きいか考える必要がありますね。
デメリット⑥ 企業によっては転勤が多いから
次にインフラ業界はやめとけと言われる理由が、企業によって転勤が多いことが挙げられます。
もちろん企業によって異なりますが、インフラ業界の企業の人の口コミを見ると「転勤が多くて困る」という声も多数見られます。
転勤が多いと独身の時は良いのですが、結婚して子供ができたりすれば、相当なデメリットになりますよね。
このあたりも自分のライフプランと相談しつつ、就職先が転勤が多いかどうか確かめる必要がありそうです。
ノルマという概念がないインフラ業界でまったり定年までつまらん仕事をし続けるライフプランの筈が生涯勉強漬け×ノルマ地獄×転勤地獄のこのような末路を辿ってしまったのはなにゆえであるか。
— かるあ (@woxianget_nt3) January 20, 2019
責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。
デメリット⑦ 年収1000万円以上の高い年収が得られる見込みは薄いから
最後にインフラ業界はやめとけと言われる理由が、年収1000万円以上の高い年収が得られる見込みが薄いことです。
インフラ業界は安定性は高いものの、不動産業界やIT業界のように若くから年収1000万円を目指せるような業界ではありません。
インフラ業界のトップ企業である日本郵便株式会社の年収を口コミサイトのOpenWorkで見ると、1432人の回答者の平均年収は425万円。
営業職で最大1200万円の年収だと回答している人はいますが、中央値は429万円です。
インフラ業界の利益率や企業体質を見るに、「若いうちから高い年収を狙いたい」「年収1000万円以上を狙いたい」という給料の高さを重要視する人には向いていない業界かもしれません。
なるほど!インフラ業界は企業によっては、トラブル対応が多かったり、休日出勤や夜間勤務があったりと大変なんですね。
社会のインフラを整備する人の影の努力があって僕らの生活は成り立っているから、本当に感謝しないといけないと思う!就職するならこうした背景も理解した上で企業を選ぶことが重要だね。
インフラ業界に就職するメリット【7選】
ここまでインフラ業界に就職するデメリットを解説してきました。
一方で、インフラ業界に就職するメリットもあります。
僕が調査した結果、インフラ業界の企業に就職するメリットは以下の7点です。
【インフラ業界に就職するメリット】
- 業界の安定性が高い
- 社会貢献性が高い
- ホワイト企業が多い
- 福利厚生が充実している企業が多い
- 年功序列で右肩上がりで給料が上がる企業が多い
- 社会的信用度が高い
- 高い専門性が身につく
メリット① 業界の安定性が高い
まずインフラ業界に就職するメリットは、業界の安定性が高いことです。
それゆえに企業の倒産リスクや、売上が突然下がるリスクの低さがありますね。
就職ジャーナルの調査データによると、「インフラ業界のどのような点に魅力を感じて志望したか」という質問の回答のトップは「業界の安定感」でした。
たしかに不景気によって業界全体が衰退してしまう業界だと、本当に働きにくいと思います。
リアルな話をすると、業界全体が落ちているのに「前年比の減少は許さない」と上司から言われる。それに対して「いやいや、業界全体が落ちてるんだから仕方ないだろ」となるわけです。
この点、業界の安定性が高いとこうした状況になりにくいため、安心感を持って働くことができますね。
メリット② 社会貢献性が高い
次にインフラ業界に就職するメリットは、社会貢献性が高いことです。
インフラが整っていないことには、この社会は回っていきません。
僕はこうして情報発信や求人サイトを運営していますが、この「社会貢献性」は非常に意識しています。
就活生や転職者に正しい情報を伝えて、自分に合った良い行動が取れる人が増えれば、その分その人のパフォーマンスが上がって社会に貢献しますよね。
また良い会社を求人サイトを使って知名度を高め、その企業が更に飛躍していけば、それは間接的に社会貢献に繋がります。
なぜ僕がこうした社会貢献性を意識しているかと言うと、長い人生を考えた時に社会に貢献している感覚が持てる仕事かどうかで心の豊かさが変わると思うからです。
これは別に綺麗事ではなくて、自己満足かもしれません。
ですが、人生は自己満足をいかに高められるかも重要ですよね。自己満足こそが自分の幸福感をつかさどると考えています。
このような理由から、社会貢献性が高い仕事をすることには大きなメリットがあると思いますし、その点でインフラ業界の企業は社会貢献性が非常に高いと言えるでしょう。
メリット③ ホワイト企業が多い
次にインフラ業界に就職するメリットとしては、インフラ業界にはホワイト企業が多いことが挙げられます。
なぜインフラ業界にはホワイト企業が多いかと言うと、理由は大きく2つあります。
まず先に解説した業界の安定性です。
業界が安定していて、企業の売上見込みがたっているからこそ、社員に給料や福利厚生をしっかりと与えることができます。
「来年売上がどうなるか分からない」という企業は、社員に還元して固定費を上げるのはリスクになります。
次にインフラ業界にホワイト企業が多い理由としては、新規の参入障壁の高さにあるでしょう。
あなたが起業を考えたとして、インフラ業界で起業しようと思わないですよね。
老舗のインフラ企業は固定の取引先があり、長期で信頼関係を築いているケースが多い。
そこに「うちは安いから変えてください」と新規の企業が参入しても難しいでしょう。
こうした業界の安定性と、新規の参入障壁の高さゆえに、インフラ業界にはホワイト企業が多いことが予想できるのです。
メリット④ 福利厚生が充実している企業が多い
次にインフラ業界に就職するメリットは、福利厚生が充実している企業が多いことです。
これは先に挙げたホワイト企業が多い理由に近いですね。
業界が安定していて、新規の参入障壁が高いからこそ、社員に対して十分な福利厚生を与えて「社員が辞めないようにする」という戦略を取る企業が多いと予想できます。
僕が求人サイトで見たところ、インフラ業界の企業は「住宅手当」や「社員寮」などの住宅関連の福利厚生が充実している企業が多いですね。
住宅手当や社員寮の充実は、手取りにダイレクトに影響するので非常に大切な福利厚生です。
そこが整っている企業は魅力的ですよね。
メリット⑤ 年功序列で右肩上がりで給料が上がる企業が多い
次にインフラ業界に就職するメリットが、年功序列でしっかりと年数を重ねるごとに右肩上がりで給料が上がる企業が多いことです。
これも先の業界の安定性や新規の参入障壁の高さに由来してきます。
デメリットで伝えた通り、若いうちから年収1000万円を狙うことは難しいですが、一方で年功序列で徐々に給料が上がっていく安定感が魅力です。
このあたり、何を好むかは個人の価値観次第なので、自分が年功序列で徐々に年収が上がることをメリットと感じる場合はインフラ業界は向いているかもしれません。
メリット⑥ 社会的信用度が高い
次にインフラ業界に就職するメリットが、社会的信用度の高さです。
インフラ業界は業界が安定しており、かつ社会貢献性が高い業界なので、そこで働く社員の社会的信用度も高くなります。
これはプライベートでの対人関係においてもそうですが、他に大事なのが住宅ローンなどの銀行融資を受ける際にも重要になってきます。
僕のような自営業者は本当に銀行などからの信用が低いんですよね。
個人事業主の時は、ワンちゃんを買う時のローンも通らなかったほどです。
その点、インフラ業界の企業の社員はローン関係が通りやすい可能性が高く、それは人生において大きなメリットになります。
メリット⑦ 高い専門性が身につく
最後にインフラ業界に就職するメリットが、高い専門性が身につくことです。
これは企業や職種によっても異なりますが、例えば、ガス・電力・水道・鉄道など、その業界で働いていないと身につかない専門的なスキルや知識があると容易に分かりますよね。
そうした高い専門性が身につくと、業界内での転職がしやすかったり、現職でも必要とされやすくなるといったメリットがあります。
一方で、高い専門性が必要なので勉強が大変という声も見られました。
ですが、勉強が大変というのはまさに他人との違いを作り、武器を作ることなので、大きなメリットだと僕は感じますね。
こうして見ると、インフラ業界はデメリット以上にメリットも大きな業界だと分かりますね。
細かいメリットとデメリットは企業ごとに異なるけど、インフラ業界全体で見た時に業界の安定性は様々なメリットに繋がることが分かるね。
インフラ業界への就職が向いている人の特徴
ここまでインフラ業界に就職するメリットとデメリットを解説しました。
企業によって異なる部分が大きいので、一概には言えない話ではありますが、少しでも参考になれば嬉しいです。
そして、この章からはメリットとデメリットを踏まえて「じゃあ結局のところ、インフラ業界に向いている人と向いていない人はどんな人なのか?」という質問に答えていきます。
まずこの章ではインフラ業界に向いている人の特徴から、僕なりに考察していきますね。
【インフラ業界への就職が向いている人の特徴】
- 安定志向な人
- 完全土日休みじゃなくても良い人
- トラブル対応が得意な人
- コツコツ積み上げることが好きな人
向いている人① 安定志向な人
まずインフラ業界が向いているのは、安定志向な人ですね。
インフラ業界の最大の魅力は、やはり業界の安定性です。
それゆえに不況になっても仕事がなくなるリスクが少なかったり、いきなり給料が下がったり、福利厚生がなくなるという心配も薄い。
そんな安定性の高さに魅力を感じる人に向いている業界だと僕は考えています。
向いている人② 完全土日休みじゃなくても良い人
次に、インフラ業界に向いているのは完全土日休みじゃないくても良い人です。
インフラ業界に就職するデメリットでも伝えましたが、インフラ業界の企業の多くは完全土日休みでない場合があります。
よって「友達と休みを合わせたいから土日休みじゃないと困る」という人は、インフラ業界に向いていないか、またはインフラ業界の中でも土日休みの企業や職種を選択する必要があります。
(ちなみに「友達と休みが合わない」という理由で転職する人を、僕は何人も見てきているので、土日休みかどうかは非常に大事です。一方で、僕のように一人行動が多い人は、平日の方がどこも空いているので良かったりします。)
向いている人③ トラブル対応が得意な人
次にインフラ業界が向いている人としては、トラブル対応が得意な人ですね。
インフラ業界の中でも、特にIT系のシステムエンジニアなどはトラブル対応が多いため、トラブル対応が入っても苦に思わないタイプの人が向いていると言えます。
IT系だけでなく、ガスや電力、水道などのインフラもトラブルが発生しやすいため、トラブル対応が苦手な人は就職する前にそのあたりは会社説明会などで確認しておくことが重要です。
向いている人④ コツコツ積み上げることが好きな人
最後に、インフラ業界が向いている人は、コツコツ積み上げることが好きな人ですね。
インフラ業界について調べていると、専門性の高さと、最新技術がどんどん出てくるがゆえに、常に勉強が欠かせない業界だと分かります。
勉強もコツコツ積み上げる事が重要ですし、業界的にも年功序列でコツコツと年収を上げていく企業が多いので、総合的に考えると、この「コツコツが好き」という人はインフラ業界が向いている可能性がありますね。
こうした特徴がある人はインフラ業界の企業に向いている可能性が高いということですね。
インフラ業界への就職が向いていない人の特徴
次に、インフラ業界が向いていない人の特徴も考えていきましょう。
特にインフラ業界に就職するデメリットを踏まえると、インフラ業界に就職するのが向いていない人の特徴は以下のとおりです。
【インフラ業界への就職が向いていない人の特徴】
- 土日休みが絶対に取りたい人
- 休日出勤や夜間勤務をしたくない人
- 単純作業が嫌いな人
- コツコツ勉強するのが嫌いな人
- 若いうちから高い年収や役職を狙いたい人
向いていない人① 土日休みが絶対に取りたい人
まずインフラ業界が向いていない人は、土日休みが絶対に取りたいという人です。
インフラ業界の企業の中には、シフト制や土日休みではない企業も多いため、土日休みが絶対に取りたい人に向いていない可能性が高いんですよね。
よって、土日休みが絶対に取りたいけどインフラ業界を志望する場合は、完全週休二日制の土日休みの企業をピンポイントで探す必要があります。
向いていない人② 休日出勤や夜間勤務をしたくない人
次にインフラ業界が向いていない人は、休日出勤や夜間勤務をしたくない人ですね。
デメリットでも伝えた通りで、インフラ業界の企業の中には休日出勤や夜間勤務が生じる企業も数多くあります。
特にIT系のインフラエンジニアでは顕著に見られる声なので、休日出勤や夜間勤務などの突発的な勤務が苦手な人には向いていない可能性が高いでしょう。
企業分析の際にチェックする必要がありますね。
向いていない人③ 単純作業が嫌いな人
次にインフラ業界が向いていない人は、単純作業が嫌いな人です。
これは企業や職種によって異なりますが、インフラ業界の仕事は基本的には「維持」にあるので、どうしても創造的な仕事よりかは、単純な作業になります。
それゆえに仕事内容が単純化しやすいため、単純作業が嫌いな人には向いていない業界だと僕は考えていますし、想像力を働かせることが好きな人にはおすすめしない業界です。
向いていない人④ コツコツ勉強するのが嫌いな人
次にインフラ業界が向いていない人は、コツコツ勉強するのが嫌いな人です。
途中でも解説したとおりで、インフラ業界の仕事は専門性が高い仕事が多いため、常に勉強する必要があります。
よって「勉強しないでゆるゆる生活したい」という人には向いていない業界だと言えるでしょう。
向いていない人⑤ 若いうちから高い年収や役職を狙いたい人
最後にインフラ業界が向いていない人は、若いうちから高い年収や役職をつけたいと考えている人です。
インフラ業界の企業は年功序列の企業が多く、またビジネスモデルや専門性の観点からも若手がいきなり先輩社員の何倍、何十倍もの売上をあげるのが難しい業界だと言えるでしょう。
安定性は高いですが、それゆえに圧倒的に高い年収や早くからの出世が狙いにくいため、若いうちからガツガツキャリアアップしていきたい人には向いていません。
こうして向いていない人の特徴を見ると、まさに僕が当てはまるので、インフラ業界を志望するかどうか再度考えてみようと思います。
「業界への憧れ」よりも、長く楽しく働くためにはやっぱり「適性」の方が大切だから、自分と適性の高い業界かどうかは考え抜くべきだよ!
インフラ業界のホワイト企業の探し方
ここまでインフラ業界への就職はやめとけと言われる理由から、反対にインフラ業界のメリット、向いている人の特徴まで解説してきました。
インフラ業界を志望する人の多くは、インフラ業界の安定性やホワイト企業が多い点に魅力を感じている人が多いと考えています。
そこでこの章では、この記事を掲載するホワイト企業ナビを運営する僕なりに、インフラ業界のホワイト企業の探し方を共有していきますね。
基本的に就活なら求人サイトと逆求人サイト、転職なら転職エージェントをメインに企業を探すと思いますが、ホワイト企業の探し方を一覧化するとこれだけの数があります。
【ホワイト企業の探し方一覧】
- ホワイト企業に特化した求人サイトから探す
- 大手求人サイトで検索条件を絞って探す
- 就職四季報から探す
- 口コミサイトの評判から探す
- 逆求人サイト経由で探す
- 就活エージェントから紹介してもらう
- 政府からの評価を得ている企業から探す
- 民間企業からの評価を得ている企業から探す
- リファラル経由で探す
- 新聞や経済誌経由で探す
中でもインフラ業界のホワイト企業を探すのに特におすすめの探し方
中でも、インフラ業界のホワイト企業を探す方法として、現実的におすすめなのは「大手求人サイトで検索条件を絞って探す方法」ですね。
一般的な就活では、逆求人サイト(プロフィールを登録することで企業側からスカウトが届くサイト)もおすすめなのですが、インフラ業界で逆求人サイトを利用する企業が少ない点が懸念です。
他にも少し面倒ではありますが、インフラ業界の企業を1社1社、口コミサイトで評価を見て社員さんからの評価が高い企業を詳しく調べていくやり方もおすすめできます。
次に、エージェント系に関しては、就活エージェントはインフラ業界の企業の紹介先が少ない可能性が高いのでおすすめしません。
一方で、転職エージェントの場合は、インフラ業界の企業も転職エージェントに求人を出していることが多いのでおすすめできますね。
まとめると、就活や転職でインフラ業界のホワイト企業を探す方法として、僕が考える最適解は以下のとおりです。
【就活でインフラ業界のホワイト企業を探すおすすめの方法】
- 大手求人サイトで検索条件を絞って探す
- 口コミサイトの評判から探す
【転職でインフラ業界のホワイト企業を探すおすすめの方法】
- 大手求人サイトで検索条件を絞って探す
- 転職エージェントを利用して紹介してもらう
ちなみに転職エージェントに関しては、様々な転職エージェントがありますが、インフラ業界を志望するなら保有求人数の多い大手サービスをおすすめしますね。(dodaやリクルートエージェントあたりが大手でまずは利用するのが良いかなと!)
小規模の転職エージェントだと、そもそもインフラ業界の企業の求人を保有していないがゆえに、「インフラ業界よりもこの業界の方がおすすめですよ」と無理に他を紹介されることが多いので注意してください。(※嫌なものは嫌だとはっきりと伝えましょう!)
上記のホワイト企業の探し方について、それぞれの詳しい解説は別記事でまとめているので、「ホワイト企業の探し方に詳しくなりたい」という方は合わせて参考にしてくださいね。
» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?
また僕なりにインフラ業界のホワイト企業がどの企業なのか、調査した記事も書きました。
具体的な企業例が知りたい方は、合わせて読んでくださいね!
» 【インフラ業界のホワイト企業10選】インフラ優良企業はどこ?
インフラ業界の企業数は、IT業界などに比べると少ないからこそ、インフラ業界の企業の求人がしっかりと集まっているサイトやサービスを利用することが重要なんですね!
【補足】インフラ業界の概要や年収
この章では、補足としてインフラ業界の概要や平均年収を共有していきます。
インフラ業界の概要
まずそもそもインフラ業界とは何かと言うと、社会のインフラを供給したり整備したりする業界のことを指します。
インフラ業界の中でも代表的な業界は以下のとおりです。
【インフラ業界の中の代表的な業界】
- 電力業界
- 水道業界
- ガス業界
- 石油業界
- 通信業界
- 鉄道業界
- 航空業界
- 高速道路業界
こうした業界が1つでもなくなれば、社会は回らないですよね。
本当に人々の生活の支えになるような業界がインフラ業界です。
インフラ業界の平均年収
国税庁が発表した業種別の平均給与を見ると、インフラ業界を示す「運輸通信公共事業」の平均給与は551万円でした。
このデータを見ると、数ある業界の中でもインフラ業界の平均給与は3番目と高いですね。(1位は化学業界、2位は金融保険・不動産業界でした。)
また全体の平均給与は467万円なので、そこと比較してもインフラ業界は約84万円も平均年収が高い業界だと言えます。
(デメリットで話したように、年収1000万円を若いうちから狙えるような業界ではないですが、このように平均年収の水準が高いことが安定性の面でもメリットだと分かりますよね。)
インフラ業界は業界の安定性もあり、平均年収が全体平均よりも高い業界なんですね!
インフラ業界志望者からよくある質問
この章では、インフラ業界に関してよくある質問に回答していきます。
少しでも多くの疑問を解消していきましょう!
質問① インフラ業界の志望動機の書き方は?
インフラ業界を志望しているのですが、志望動機を考えるのが難しいです。特に生活する中で、その企業との接点がない場合にどんな志望動機を書けば良いでしょうか?
インフラ業界は、BtoB企業が多いがゆえに、生活の中での接点がない企業が多いため、志望動機を考えるのが難しいですよね。
またインフラ業界の企業を志望する理由として、業界の安定性や残業の短さなどの労働環境の良さを志望動機とすると、あまり企業側から良い印象になりません。
そこで僕がおすすめする志望動機の考え方は、その企業のホームページを読み込んで「共感」を探すことです。
その企業がなぜその事業を行うのか、どんなビジョンを持つのか、どんな歴史を持つのか、様々な情報を読み込む中で1つ、「これは良いな」と思える共感ポイントを探してください。
他にもおすすめの志望動機の考え方は、同業他社との「違い」を探すことです。
例えば、鉄道業界の企業であれば、その企業は他の鉄道会社とどんな違いがあるのか探します。
それを見つけた上で、「その違いがあるから同業他社ではなく、御社が良いのだ」と志望動機を語ることができますよね。
このように「共感」できるポイントを探すのと、同業他社との「違い」を探すことは志望動機を考える上でマストです。
エントリーシートや面接で語ることで評価もされるので、必ず時間をかけて押さえておきましょう。
質問② インフラ業界の就職難易度は高い?
インフラ業界の大手企業の就職難易度は高いですか?
インフラ業界の中でも、知名度が高い企業の就職難易度は高いと言われています。
例えば、ガス業界なら大阪ガスや東邦ガスなどの知名度が高い企業は、採用人数が意外と少ないので倍率が高くなります。
またインフラ業界の大企業は、東大や京大などの超高学歴層も志望することが多いので、それだけ内定を獲得するのが難しいことが予想されますね。
質問③ インフラ業界は文系向けですか?
インフラ業界は理系向けの企業が多いと思うのですが、文系でも就職することはできるでしょうか?
インフラ業界の企業は理系向けというイメージがありますが、文理不問の企業が多いです。
最近ではインフラエンジニアなどのエンジニアも文系を募集している企業もあり、理系と文系特化で募集をかける企業が少ない印象がありますね。
よって文系でも問題なくインフラ業界を志望し、内定を獲得することができます。
質問④ インフラ業界への転職はやめとけ?
他業界からインフラ業界への転職についてどう思いますか?おすすめできますか?
インフラ業界への転職ですが、この記事で書いたメリットに対して魅力を感じ、かつデメリットに対しては「そこまでデメリットだと思わないな」と感じることができれば、非常に向いていると思います。
一方で、この記事で解説したようにインフラ業界の企業は年功序列の企業が多いので、40代や50代で他業界からインフラ業界に転職するのは難しかったり、良い待遇を受けられない可能性があるので、個人的にはおすすめしませんね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
「インフラ業界はやめとけ」と言われる理由を把握した上で、反対にインフラ業界に就職する魅力も把握できたと思います。
結局のところ、ある業界がおすすめかどうかは個人の適性によって決まります。
業界のメリットとデメリットの両面を把握した上で、自分に向いている業界かどうか判断することが重要で、そのための最終確認にOB訪問をしたり、口コミサイトを読み込んだりするのが良いですよね。
まずは入門的な話として、この記事を通してインフラ業界についての理解が深まったら嬉しく思います。
今後もこのホワイト企業ナビでは、「自分が就活生や転職者だとして、本当に読みたいと思える記事」を書き続けていきます。
少しでも良いなと思った方は、ホワイト企業ナビをブックマークしてくれると嬉しいです!
以上!就活マンでした!
【本記事の要点まとめ】
- インフラ業界とは、社会のインフラを供給したり整備したりする業界のことを指す。
- インフラ業界への就職はやめとけと言われる理由としては、「24時間365日対応が必要な仕事だから」「トラブル対応の仕事が多いから」「体力的にきつい仕事も多いから」「仕事によっては単純作業だから」「旧態依然として上下関係が厳しい企業も多いから」「企業によっては転勤が多いから」「年収1000万円以上の高い年収が得られる見込みは薄いから」などが挙げられる。
- 一方で、インフラ業界の企業に就職するメリットとして、「業界の安定性が高い」「社会貢献性が高い」「ホワイト企業が多い」「福利厚生が充実している企業が多い」「年功序列で右肩上がりで給料が上がる企業が多い」「社会的信用度が高い」「高い専門性が身につく」などが挙げられる。
- これらのメリットとデメリットを考慮すると、インフラ業界が向いている人の特徴として、「安定志向な人」「完全土日休みじゃなくても良い人」「トラブル対応が得意な人」「コツコツ積み上げることが好きな人」だと僕は考えている。
- 一方で、インフラ業界が向いていない人の特徴としては、「土日休みが絶対に取りたい人」「休日出勤や夜間勤務をしたくない人」「単純作業が嫌いな人」「コツコツ勉強するのが嫌いな人」「若いうちから高い年収や役職を狙いたい人」であり、特に単純作業が嫌いな人や年功序列で若いうちから高い年収や役職が狙えないのが嫌な人にはおすすめできない業界だと言える。