この記事では、穴場の優良企業はどこなのか、具体的な100社をバシッと共有します!
就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
「就職するなら優良企業を選びたい。」
おそらく、就活を進めるにあたって誰もが考えていることですよね。
でも、優良企業と言われている企業の多くは有名企業で、就職人気ランキングの常連だったりします。
みんな知っているような有名な企業だと、選考の倍率も恐ろしく高くなりがち。
そこで、あまり知られていない「穴場」の優良企業をピックアップしてみました。
穴場な優良企業を見分けるためのポイントも紹介しているので、ぜひ企業探しに役立ててくださいね!
目次
知名度の低い”穴場な優良企業”は実は多い!
穴場と言っても、優良企業のほとんどは知名度が高いのでは…?
たしかに、優良企業=知名度の高い人気企業というイメージはありますよね。
まだ多くの就活生が気づいていない、穴場の優良企業は本当にあるのでしょうか?
結論から言うと「知名度の低い穴場な優良企業」は実はたくさんあります!
なぜ優良企業なのに知られていないかと言えば、次のような理由があるのです。
- B to B企業のため一般消費者にあまり知られていない
- 大手企業のグループ会社で親会社に注目が集まりやすい
- メディアへの露出が少ない
- 大量採用をしていない
- 大手求人サイトに求人情報を掲載していない(=非公開求人がメイン)
つまり、穴場な優良企業とは「シンプルに知られていないだけで、存在を知れば応募先候補に十分なり得る企業」のことを指します。
有名企業と言われるような大企業は、日本国内の企業のうちわずか0.3%程度に過ぎません。
残り99.7%は「知られていない企業」の可能性があるわけですから、「隠れ優良企業」が数多くあるのは当然と言えば当然。
この99.7%の中から「隠れ優良企業」をいかに探し出すかがカギを握っているわけです。
穴場な優良企業のおすすめの探し方
さて、次に「穴場な優良企業をいかに探し出すか」を共有していきますね。
すでに有名で多くの就活生が知っているような企業は「穴場」とは言えません。
穴場な優良企業を探し出すには、他の就活生とは一味違った工夫が必要です。
具体的には、次に挙げる工夫を加えることで穴場な優良企業に出会える確率を高めていきましょう!
【就活】就活エージェントから紹介してもらう
穴場な優良企業を探すおすすめの方法1つめは、就活エージェントから紹介してもらうことです。
優良企業なのに多くの就活生が知らないのは、大々的に求人を出していないケースも多いことも理由の1つ。
こうした企業はどれだけ頑張って探しても、就活生が個人的な努力で探し当てることはできません。
一方、就活エージェントは「あまり知られていないけど、実はすごく良い企業」の情報をキャッチしています。
希望条件を伝えて就活エージェントに登録しておくことで、穴場な優良企業を紹介してもらえる確率が高まりますよ!
僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。
その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!
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就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!
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(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)
【転職】転職エージェントから紹介してもらう
転職希望者の場合は、転職エージェントから紹介してもらいましょう。
中途採用は新卒採用と違い、通年採用を実施している企業も少なくありません。
つまり、「良い人材が見つかり次第、採用を随時検討する」というスタンスの企業も多い。
だからと言って1年中ずっと求人を掲載し続けていたら、転職サイトへの求人掲載料だけで膨大な金額になってしまいます。
しかも、掲載料を支払い続けたとしても、求める人材を採用できる保証はありません。
転職サイトは「掲載料」で成り立っているビジネスなので、人材を採用できなかったとしても掲載料は返金されないのです。
そこで多くの企業が「転職エージェント」を活用しています。
転職エージェントは成功報酬型のビジネスのため、人材を紹介されて入社が決定するまで報酬は発生しない。
大量採用・大量離職を望んでおらず、採用に対して慎重なスタンスの企業の中には、転職エージェント経由でしか応募を受け付けていないケースもあります。
つまり、希望する条件の企業を転職エージェント経由で紹介してもらうことが、優良企業と出会える確率を高めてくれるわけです。
【一覧】残業時間10時間以内の穴場な優良企業100社
では、穴場な優良企業には具体的にどんなところがあるのか、一挙に紹介していきますね!
優良企業には決まった定義がないのですが、社員の負担を軽減する工夫を積み重ねているような企業は「社員を大切にする企業」と言えると思います。
そこで、ここでは残業10時間以内の企業に絞って、穴場の100社を一覧にしてみました。
企業名 | 業界 | 平均残業時間/月 |
---|---|---|
株式会社ヴァンドームヤマダ | 専門商社 | 3.5時間 |
オー・ジー株式会社 | 専門商社 | 4.8時間 |
ソーダニッカ株式会社 | 専門商社 | 5.0時間 |
興和株式会社 | 総合商社 | 5.9時間 |
CBC株式会社 | 専門商社 | 7.0時間 |
萬世電機株式会社 | 専門商社 | 7.0時間 |
明和産業株式会社 | 専門商社 | 7.1時間 |
日本酒類販売株式会社 | 専門商社 | 7.1時間 |
岩谷産業株式会社 | 専門商社 | 8.5時間 |
カメイ株式会社 | 総合商社 | 8.9時間 |
因幡電機産業株式会社 | 専門商社 | 9.9時間 |
株式会社北國銀行 | 金融 | 3.0時間 |
株式会社荘内銀行 | 金融 | 6.6時間 |
株式会社岩手銀行 | 金融 | 9.1時間 |
SMK株式会社 | 電子部品メーカー | 3.4時間 |
オリエンタルモーター株式会社 | 電子部品メーカー | 4.3時間 |
新家工業株式会社 | 電子部品メーカー | 5.0時間 |
株式会社三ッ星 | 電子部品メーカー | 7.0時間 |
サンケン電気株式会社 | 電子部品メーカー | 8.4時間 |
ミネベアミツミ株式会社 | 電子部品メーカー | 8.9時間 |
新電元工業株式会社 | 電子部品メーカー | 9.2時間 |
ウシオ電機株式会社 | 電子部品メーカー | 9.4時間 |
ミライアル株式会社 | 電子部品メーカー | 10.0時間 |
三和テッキ株式会社 | 電子部品メーカー | 10.0時間 |
大電株式会社 | 電子部品メーカー | 10.0時間 |
オーナンバ株式会社 | 電子部品メーカー | 10.0時間 |
サンデンホールディングス株式会社 | 自動車部品メーカー | 9.9時間 |
株式会社エフテック | 自動車部品メーカー | 10.0時間 |
ペガサスミシン製造株式会社 | 機械メーカー | 1.3時間 |
鉱研工業株式会社 | 機械メーカー | 4.0時間 |
前澤給装工業 | 機械メーカー | 4.0時間 |
SMC株式会社 | 機械メーカー | 7.8時間 |
NTN株式会社 | 機械メーカー | 8.7時間 |
オイレス工業株式会社 | 機械メーカー | 9.6時間 |
三木プーリ株式会社 | 機械メーカー | 9.9時間 |
THK株式会社 | 機械メーカー | 10.0時間 |
株式会社椿本チエイン | 機械メーカー | 10.0時間 |
日本化学工業株式会社 | 機械メーカー | 10.0時間 |
日本パワーファスニング株式会社 | 建材メーカー | 6.0時間 |
カネコ種苗株式会社 | 農林メーカー | 6.4時間 |
株式会社サカタのタネ | 農林メーカー | 9.2時間 |
フィード・ワン株式会社 | 水産メーカー | 8.9時間 |
日本ケミファ株式会社 | 医薬品メーカー | 2.0時間 |
日本新薬株式会社 | 医薬品メーカー | 4.7時間 |
田辺三菱製薬株式会社 | 医薬品メーカー | 9.0時間 |
アグロカネショウ株式会社 | 化学メーカー | 1.1時間 |
株式会社ニッピ | 化学メーカー | 2.4時間 |
菊水化学工業株式会社 | 化学メーカー | 3.2時間 |
弘進ゴム株式会社 | 化学メーカー | 3.4時間 |
三洋化成工業株式会社 | 化学メーカー | 4.1時間 |
ミヨシ油脂株式会社 | 化学メーカー | 5.0時間 |
株式会社JCU | 化学メーカー | 6.0時間 |
ケミプロ化成株式会社 | 化学メーカー | 6.4時間 |
日本曹達株式会社 | 化学メーカー | 7.3時間 |
リンテック株式会社 | 化学メーカー | 7.7時間 |
東洋インキSCホールディングス株式会社 | 化学メーカー | 7.7時間 |
大日精化工業株式会社 | 化学メーカー | 7.8時間 |
アキレス株式会社 | 化学メーカー | 8.0時間 |
川研ファインケミカル | 化学メーカー | 8.0時間 |
ヤスハラケミカル株式会社 | 化学メーカー | 8.4時間 |
ユニチカ株式会社 | 化学メーカー | 8.5時間 |
ラサ工業株式会社 | 化学メーカー | 9.0時間 |
日本乳化剤株式会社 | 化学メーカー | 9.0時間 |
東洋紡株式会社 | 化学メーカー | 9.4時間 |
東亞合成株式会社 | 化学メーカー | 9.7時間 |
堺化学工業株式会社 | 化学メーカー | 9.7時間 |
株式会社エフピコ | 化学メーカー | 9.9時間 |
日本農薬株式会社 | 化学メーカー | 10.0時間 |
セントラル硝子株式会社 | ガラスメーカー | 8.1時間 |
日本コークス工業株式会社 | 土石メーカー | 8.3時間 |
日鉄鉱業株式会社 | 土石メーカー | 8.5時間 |
東邦亜鉛株式会社 | 非鉄メーカー | 8.6時間 |
株式会社ヤマシナ | 金属製品メーカー | 0.8時間 |
サンコーテクノ株式会社 | 金属製品メーカー | 1.4時間 |
古河機械金属株式会社 | 非鉄メーカー | 9.0時間 |
アサヒプリテック株式会社 | 非鉄メーカー | 10.0時間 |
株式会社フジックス | 繊維製品 | 0.9時間 |
日本フエルト株式会社 | 繊維製品 | 1.2時間 |
グンゼ株式会社 | 繊維製品 | 4.5時間 |
株式会社ラピーヌ | 繊維製品 | 4.5時間 |
ヤマトインターナショナル株式会社 | 繊維製品 | 5.0時間 |
東海染工株式会社 | 繊維製品 | 5.9時間 |
サトーホールディングス株式会社 | システム | 6.5時間 |
日鉄ソリューションズ株式会社 | システム | 9.2時間 |
株式会社カオナビ | ソフトウェア | 5.2時間 |
株式会社ソルクシーズ | ソフトウェア | 9.0時間 |
アイサンテクノロジー株式会社 | 情報・通信 | 0.2時間 |
西部ガス株式会社 | インフラ | 9.0時間 |
東邦アセチレン株式会社 | インフラ | 9.1時間 |
株式会社新出光 | エネルギー | 5.9時間 |
三井松島ホールディングス株式会社 | エネルギー | 10.0時間 |
西華産業株式会社 | 卸売 | 4.3時間 |
藤久株式会社 | 小売 | 1.0時間 |
株式会社エフ・ジェー・ネクスト | 不動産 | 1.5時間 |
株式会社シンシア | 産業廃棄物処理 | 2.0時間 |
中道リース | リース | 10.0時間 |
相鉄ホールディングス株式会社 | 運送 | 4.2時間 |
ロングライフホールディングス株式会社 | 福祉介護 | 2.1時間 |
株式会社ケア21 | 福祉介護 | 5.0時間 |
株式会社ジェイグループホールディングス | その他 | 2.5時間 |
いろいろな業界に、こんなに多くの穴場な優良企業があるんだ!
本気で探せば、多くの就活生が気づいていない穴場な優良企業はまだまだ見つかりそうだね!
穴場な優良企業を見分けるポイント【8選】
穴場な優良企業は、多くの就活生が気づいていない・見つけていないからこそ「穴場」といえます。
こうした企業を見分けるには、他の就活生が意識していないような見分け方のコツを知り、実践していくことが大切。
そこで、穴場な優良企業を見分けるために必要な8つのポイントを共有します。
企業研究を進める際には、次のポイントを必ずチェックしてくださいね!
【穴場な優良企業を見分ける8つのポイント】
- 成長業界または今後もニーズのある業界かどうか
- 競合優位性のある企業かどうか
- 残業時間が月25時間以内かどうか
- 年間休日数が120日以上あるかどうか
- 3年後離職率が3割未満かどうか
- 平均年収が業界水準よりも高いかどうか
- “本当に有用な”福利厚生が充実しているかどうか
- 口コミサイトでの評価が全体的に良いかどうか
ポイント① 成長業界または今後もニーズのある業界かどうか
業界全体が成長しているか・今後もニーズが衰えそうにない業界かどうかは、穴場な優良企業を見分ける際の重要なポイントです。
着実に成長している業界には、無理なく業績を伸ばしている企業が多い傾向がある。
逆に業界全体が衰退傾向にあると、どれほど社員が個人的に頑張っていても「そもそもニーズが縮小している」「業界全体がオワコン」といった状況になりかねません。
たとえば、デジタルカメラの部品を長年製造し続けている企業があったとしたら、優良企業の可能性が高いと思いますか?
僕なら、「デジタルカメラ以外に今後の需要が見込めそうな部品も手掛けているか?」を重視します。
高性能なデジタルカメラを使うプロのフォトグラファーは今でもいますが、最近だと一般の人はたいていスマホで写真を撮りますよね?
デジタルカメラのニーズは縮小傾向にあるので、そこだけが事業の柱になっている企業はリスクが高い可能性がある。
でも、その技術を応用してスマホのカメラ部品を製造してるのなら、今後もニーズは衰えないでしょう。
このように、今後もニーズが見込める業界かどうかを判断していくことが優良企業を見分ける上で役立つのです。
ポイント② 競合優位性のある企業かどうか
業界内で競合優位性のある企業かどうかも、優良企業を見分ける上で重要なポイントの1つ。
競合優位性とは、ライバル企業に簡単に負けることのない独自の強みと考えてください。
たとえば、「他社製品よりも安い」ことが売りの企業は、近い将来ライバル企業に負ける可能性がある。
より安くて性能の良い製品を他社が市場に投入したら、その企業の製品を選ぶ理由がなくなってしまうからです。
一方で、「高い技術力がある」「ビジネスモデルに独自性がある」といった企業なら、他社が簡単にマネすることはできないでしょう。
安定的な経営を続けられる可能性が高いので、優良企業であり続ける確率も高いというわけです。
ポイント③ 残業時間が月25時間以内かどうか
残業時間が25時間以内に収まっているかどうかも、必ずチェックしておきましょう。
なぜ25時間かと言うと、平均的な残業時間がだいたいこのぐらいだからです。
週休2日の企業なら、1ヶ月の勤務日数は20日前後になるはず。
1日1時間ほど残業する程度なら、残業時間は月25時間以内に収まるでしょう。
大前提として、残業は努力と工夫で減らせるものです。
業務の効率化に本気で取り組んでいる企業なら、長時間労働が常態化するようなことはありません。
残業が異様に多い企業は残業を美化しているか、そもそも無理な仕事量を強いられているか、仕事ができない人が集まっているか、このどれかのパターンに該当します。
いずれにしても優良企業とは程遠いので、残業時間をチェックしておくことが優良企業を見分ける上で役立つというわけです。
ポイント④ 年間休日数が120日以上あるかどうか
優良企業を見分ける際には、年間休日数も必ずチェックしましょう。
年間休日が120日以上あるかどうかがポイントです。
土日祝+年末年始などの長期休暇を含めると、120日以上の休日数になります。
逆の見方をすると、年間休日数が120日を切っていれば「完全週休2日ではない」「長期休暇がほとんどない」のどちらか、もしくは両方に該当している可能性が高い。
経営者にとって、目先の利益を追求するなら社員に休日を与えるのは「損」になります。
正社員は月給制で雇うので、月間の出勤日が多くても少なくても同じ額の給料を払わなくてはいけない。
それなら、より多く出勤してもらう(=休日数を減らす)ほうが「お得」なわけです。
でも、社員に仕事だけじゃなくプライベートも充実させてもらい、より生産性の高い仕事をしてもらいたいなら、休日数を確保したほうが良いのは明白でしょう。
社員を大切にしている優良企業なら、こうしたことは十分に理解しています。
社員を大切にできているかどうかが、年間休日数に表れているわけですね。
ポイント⑤ 3年後離職率が3割未満かどうか
3年後離職率が3割未満かどうかも確認しておきましょう。
3年後離職率とは、新卒が入社して3年後に離職した割合を表す数値です。
「3年3割」という言葉があるように、だいたい3割が平均的な離職率と言われています。
逆に、離職率が3割を大きく上回っているようなら、その企業には「辞めたくなる何か」があると思ってください。
皆さんもそうだと思いますが、就活にものすごいエネルギーを費やして、ようやく希望していた企業に入社するわけです。
にも関わらず、たった3年のうちに大勢の人が辞めてしまうような企業は何かがおかしい。
離職率が低い職場だと、3年後離職率が0%という場合もあります。
0%ということは、誰も辞めていないってことですね。
「この企業で働き続けたい」と感じる理由があるから、誰も辞めていない可能性が高い。
離職率は嘘をつけない数字なので、離職率が異様に高い企業は公表したがらない傾向があることも覚えておいてください。
3年後離職率は「就職四季報」にも掲載されているので、必ずチェックしてくださいね!
ポイント⑥ 平均年収が業界水準よりも高いかどうか
社員の平均年収が業界水準よりも高いかどうかも、優良企業を見分ける際の要チェックポイント。
年収の水準は業界ごとに差があるので、業界内の主要な企業の平均年収を調べておくと判断しやすいでしょう。
社員の給料は企業にとって「コスト」です。
極端な話、企業としてものすごく儲かっていたとしても、コストをケチっている企業であれば給料が一切上がらないこともあり得ます。
社員にどれだけの給料を支払うかは、経営者が判断して決めることです。
自社が今後も業績を着実に伸ばしていけるという自信がある企業ほど、業界水準よりも給与水準を高く設定する傾向がある。
つまり、平均年収が業界水準よりも高ければ、これからまだまだ伸びていく優良企業の可能性が高いわけです。
ポイント⑦ “本当に有用な”福利厚生が充実しているかどうか
福利厚生の充実度は、優良企業を見分けるための重要な判断基準の1つ。
中でも「本当に有用な」福利厚生が充実しているかどうかをチェックしましょう!
有用だと明確に判断できるのは、住宅手当・家族手当・通勤手当などの「お金が支払われる」制度ですね。
こうした制度は「法定外福利厚生」と呼ばれ、本来なら一切支給しなくても何の問題もないのです。
それでもあえて各種手当を支給する制度を整えているわけですから、社員の生活面のことをしっかりと考えている企業だと分かります。
逆に、必ずしも有用ではない福利厚生もあるので注意してくださいね。
たとえば「社内イベント多数」とだけ書かれている場合、偉い人たちに気を遣ってばかりの飲み会に強制参加という意味のこともあります。
新入社員にとっては福利厚生どころか、時間・お金・体力・メンタルを消耗することになってしまう。
福利厚生の有無だけではなく、本当に有用な福利厚生が充実しているかをチェックしてくださいね!
ポイント⑧ 口コミサイトでの評価が全体的に良いかどうか
口コミサイトで評価が全体的に良いかどうかも見ておきましょう。
口コミサイトは、実際にその企業で働いたことのある方々が書いています。
企業側が「自社をどう見せたいか」に影響されることなく、生の情報を得られるわけです。
ポイントは、複数の口コミサイトを見ておくことですね。
複数の口コミサイトに同じ人が何度も投稿しているとは考えにくいので、複数のサイトで評価が高ければ本当に優良企業の可能性が高い。
僕がおすすめしている口コミサイトは次の3つです。
どれも無料で利用できるので、気になる企業名を各サイトで調べてみましょう!
▼おすすめの口コミサイト
- ワンキャリア:就活生向け。企業の口コミだけでなく、選考情報も確認できる
- ライトハウス:日本最大級の口コミサイトで、サイトも見やすいので個人的にベスト
- オープンワーク:こちらも口コミサイト大手で、ライトハウスと併用するのがおすすめ
- 転職会議:約20万社の口コミが掲載されている大手口コミサイト
このほかにも、優良企業の特徴について次の記事で詳しく解説しています。
穴場な優良企業を見分ける際にも役立つポイントをまとめてあるので、ぜひ読んでみてくさい!
» 【優良企業の特徴10選】優良企業だと判断するための特徴を解説!
反対に避けるべきブラック企業の特徴は?
優良企業とは反対に、入社を避けるべきブラック企業の特徴についても知っておきましょう。
穴場な優良企業を探していると、新卒採用に関する情報が少ない企業にも遭遇するはず。
限られた情報の中で、もし次の特徴に当てはまる点が複数あるようなら警戒しておくべきでしょう。
- 残業時間があまりに長い
- 離職率が非常に高く定着率が低い
- 年間休日数が少なすぎる
- 有給消化率があまりに低い
- 給料が業界平均よりもあまりに低い
- パワハラやセクハラが横行している
- 残業代が出ない
- 上司や役員のパワーが強く逆らえない社風
- 最低限度の福利厚生しかない
- あまりに厳しいノルマを課している
- 飲み会や社員旅行への参加を強制させられる
- やる気やモチベーションといった精神論ばかり語る
- 労働組合がない
- 産休や育休が取りにくい(取らせない社風)
- 一方的な賃金カットが多発する
- 就業規則が定められていないなどのずさんな管理
- 退職を認めない
なぜこうした特徴のある企業を避けたほうが良いかと言うと、シンプルに「消耗する」からです。
残業が異様に長くて休日数も少なく、パワハラが横行している上に給料も低い職場では、意欲的に働き続けるほうが難しいでしょう。
もう皆さん分かると思いますが、優良企業に入社するかブラック企業に入社するかによって、社会人生活に雲泥の差と言ってもいいほどの大差がつきます。
本人に能力があるかどうかの問題でなく、就業環境があまりにも違い過ぎるわけです。
間違ってブラック企業に入ってしまわないためにも、穴場な優良企業の見分け方をしっかりと理解しておくことが大切。
ここまでで紹介してきた見分け方を実践して、穴場な優良企業をバシッと探し当てましょう!
ブラック企業の特徴については、次の記事で詳しく解説しているのでこちらも必ず読んでおいてくださいね!
» 【ブラック企業とは?】ブラック企業の17の特徴と避ける方法
ブラック企業、恐ろしすぎ…。こういう企業に入社してしまわないためにも、優良企業の見分け方を知っておくことは大事だね!
ホワイト企業に就職する方法
ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。
内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。
要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。
就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。
(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)
では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?
おすすめの手段を3つ共有しますね。
①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す
ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。
ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。
このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。
ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!
求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。
②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう
次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。
就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。
また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。
この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。
実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。
【担当者に伝えた内容】
- 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」
就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。
利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。
「ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。
③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする
最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。
逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。
逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。
スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。
利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。
以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。
またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。
そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。
ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。
企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。
穴場な優良企業に関するよくある質問
穴場な優良企業について、多くの人が疑問に感じる点をQ&Aにまとめました。疑問点や不明点を解決して、スッキリした状態で穴場な優良企業を探しましょう!
質問① 穴場な優良企業なら受かりやすいですか?
穴場な優良企業なら、人気の優良企業よりも応募者は少ないですよね?人気企業よりも受かりやすいでしょうか?
結論から言うと、人気企業と比べて受かりやすいです。
人気企業には何万人という就活生が殺到するので、書類選考を通過して面接に漕ぎ着けるだけでも一苦労。
人気の優良企業に10社応募して、10社ともES落ちってこともザラにあります。
それと比べると、穴場な優良企業は応募者数が限られているので面接に進みやすいでしょう。
ただし、他の企業と同じようにしっかり面接対策をしてくださいね!
穴場な優良企業だから、必ず受かるとは限りません。
自己分析や企業研究、選考対策を十分にした上で、万全の体勢で臨みましょう!
質問② 穴場な優良企業はなぜ穴場なのでしょうか?
優良企業なのに、どうして「穴場」なのか不思議な感じがします。なぜ穴場なのでしょう?
一般消費者にあまり知られていない企業だからです。
たとえば、B to B企業だったり、大手企業のグループ会社だったりすると、あまり表立って商品が話題になることがありません。
あと、大量採用をしていない企業や、大手求人サイトに求人を掲載していない企業も就活生の知名度が低くなりがちです。
つまり、シンプルに「知られていない」だけで、十分に優良企業と言える会社のことも多い。
日本国内の企業のうち、大企業はわずか0.3%に過ぎません。
残り99.7%の中に、就活生からあまり知られていない優良企業が隠れている可能性は十分にあるわけです。
質問③ 穴場な優良企業の倍率はどのぐらい?
穴場な優良企業の倍率ってどのぐらいになりますか?
業界や企業規模にもよるので、「倍率は〇倍ぐらい」と一概には言えません。
ただ、人気の優良企業だと採用予定人数が100人前後だったとしても、数万人規模の応募者が集まることはめずらしくありません。
倍率にして軽く100倍は超えることになりますね。
一方、穴場な優良企業であれば採用予定人数が少なかったとしても、応募者数が限られている。
企業によっては10倍を下回ることもあるでしょう。
人気の優良企業と比べれば、はるかに倍率が低くなるケースがほとんどですね。
(だからこそ「穴場」というわけです!)
質問④ 穴場ではない有名な優良企業は受かりにくい?
穴場というわけではなく、誰でも社名を知っているような有名な優良企業だと受かりにくいでしょうか?
応募者数の多さや倍率の高さから考えると、「穴場な優良企業よりも受かりにくい」と言わざるを得ません。
有名な優良企業だと、単に応募者が多いだけではなく、「その企業にどうしても入社したい」と考えている就活生が一定数います。
その企業向けに特化した選考対策を講じている人も多いので、選考のレベルも高くなりがちです。
そういった企業は、就活生を「選びたい放題」の状態になる。
つまり、「あなたを選んでくれる確率」はどうしても低くなりやすいわけです。
その点、穴場な優良企業なら応募者自体が限られているので、一人一人の応募者のことをしっかり見てくれるでしょう。
「全落ち」を防ぐためにも、穴場な優良企業を探して応募先に加えておくことが重要です。
質問⑤ 中小企業で穴場の優良企業はありますか?
優良企業と聞くと大手のイメージがあるのですが、中小企業にも穴場の優良企業はあるのでしょうか?
もちろんあります。
中小企業は資金や売上規模の面では大手企業に劣りますが、堅実な事業を長年続けている優良企業もたくさんありますよ。
むしろ、大手企業よりも情報が少ない分、穴場を探すという意味で中小企業は「宝の山」ですね。
非上場企業の場合は有価証券報告書を確認できないため、「就職四季報 優良・中堅企業版」や口コミサイトの評判をリサーチする必要があります。
その一手間を惜しまず企業研究に取り組むことで、中小の優良企業が見つかる可能性が高まりますよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうござました!
本記事では、穴場な優良企業100選と併せて穴場な優良企業を探すポイントを共有してきました。
穴場な優良企業を探し当てるのは、有名な優良企業を探すより手間も時間もかかります。
正直、そこまで必死になって探そうとしない就活生も多いのではないかと思います。
だからこそ、皆さんには知る人ぞ知る優良企業を見つけて、内定獲得のチャンスを広げてほしい。
そんな思いでこの記事を書きました。
日本には本当に多くの企業があります。
まだ知られていないだけで優良企業はたくさんありますので、今回紹介したポイントを実践して、ぜひ穴場な優良企業を見つけてくださいね!
みなさんの就活が有意義なものになることを、心から願っています。
▼本記事のまとめ
- 知名度の低い「穴場な優良企業」は実は多いので、その気になれば見つけることができる。
- 穴場な優良企業を発掘するには、有名な優良企業を探すのとは一味違った工夫が必要。
- 残業10時間以内という条件で探した場合にも、就活生からあまり知られていない企業が数多く見つかる。
- 穴場な優良企業を探す際には、見分けるポイントをしっかりと押さえて基準を満たしている企業をピックアップすることが重要。
- 穴場と言ってもブラック企業に入社してしまうと社会人生活を棒に振ることにもなりかねないので、ブラック企業の特徴も押さえておくべし。