【働きやすい会社とは?】共通する13の特徴や取り組み事例!

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本記事では働きやすい会社の特徴や、実際に企業が行っている取り組み事例についてわかりやすく解説します。

就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

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それでは本題に入っていきますね!

ホワイト企業は「社員が働きやすい環境が整っている会社」と言われますが、「そもそも働きやすいってどういうことなんだろう?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

働きやすさは人によって感じ方が異なりますが、一般的に「働きやすい会社」と言われる会社には、共通する特徴があります。

そこで今回は、就活生が知っておきたい働きやすい会社の特徴を徹底紹介!

特徴を把握しておけば、気になっている会社が働きやすい会社なのか見極められます。

働きやすい会社を見つける方法も紹介しますので、ぜひ就活に役立ててみてください。

働きやすい会社とは?共通する特徴【13選】

「就職するなら働きやすい会社がいいなぁ」と思っている人は多いはず。

でも、まだ社会人の経験がない学生にとって、働きやすい会社かどうかを見極めるのは難しいですよね。

働きやすい会社と言われている会社には、共通する13の特徴があります。

これから紹介する特徴をいくつか満たしている会社であれば、働きやすい会社とみなすことができるでしょう。

ただ、働きやすい会社の条件は人によって異なります。

特徴を見ながら「自分はどの特徴を持っている会社を希望するのか」を考えてみると、自分に合った会社が見つかりやすくなりますよ。

では、さっそく13の特徴を見ていきましょう。

【働きやすい会社の13の特徴】

  1. 社員の定着率が高い
  2. 社員が生き生きと働けるので業績も良い
  3. リモートワークやフレックスタイムなど柔軟な働き方ができる
  4. 良好な人間関係が構築されている
  5. 休暇数や福利厚生が充実している
  6. 平均残業時間が少ない
  7. 教育や研修制度が充実している
  8. 人事評価や業績評価が適正で分かりやすい
  9. 法令遵守やコンプライアンスの意識が高い
  10. 社員の声が反映される組織風土がある
  11. 前例踏襲にこだわらず変化に対応できる
  12. 出産・育児・介護等に対する理解がある
  13. 有給休暇取得率が高い

特徴① 社員の定着率が高い

社員の定着率が高いということは、在籍している社員が会社の環境や待遇に満足している会社ということです。

定着率が高い会社は、それぞれ独自の取り組みを行い、社員のモチベーションを高める努力をしています。

一定期間の社員の定着率は「期間後の社員数÷期間開始時の社員数×100」で計算できます。

定着率を公表している企業もありますが、定着率の代わりに離職率を公表している企業も多いので、そちらもチェックしてみましょう。

厚生労働省が行った調査によると、令和2年の全雇用形態の離職率平均は14.2%でした。

参照:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概況

産業別では以下のようになっています。

産業離職率
鉱業 採石業 砂利採取業5.6%
建設業9.5%
製造業9.4%
電気 ガス 熱供給 水道業10.0%
情報通信業9.2%
運輸業 郵便業13.3%
卸売業 小売業13.1%
金融業 保険業7.7%
不動産業 物品賃貸業14.8%
学術研究 専門・技術サービス業10.3%
宿泊業 飲食サービス業26.9%
生活関連サービス業 娯楽業18.4%
教育 学習支援業15.6%
医療 福祉14.2%
複合サービス事業7.8%
サービス業(他に分類されないもの)19.3%

参照:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概況

志望する会社が決まっているなら各業界の平均離職率に比べて、その会社の離職率が低いのか高いのかを調べてみましょう。

離職率が低い業界を狙うのもおすすめです。

また、定着率を測るもう一つのものさしとして、新卒社員の3年後離職率があります。

引用:厚生労働省「​​新規学卒就職者の離職状況を公表します

これによると、大卒新卒者の平均離職率は31.2%でした。

気になる企業があれば離職率が平均以下かどうかを調べて、新入社員が定着している会社かどうかも確認しましょう。

特徴② 社員が生き生きと働けるので業績も良い

働きやすい会社は、社員がホワイトな労働環境と満足できる待遇が用意されているため、社員の仕事に対するモチベーションが高いです。

モチベーション高く生き生きと働く社員が多いと、会社の業績も比例してアップします。

業績がよければ、給与が減ったり、ボーナスがカットされたりする心配もありません。

業績がアップすると待遇がさらに良くなる好循環が生まれ、さらに社員が業務にコミットでき、経営が安定していることも働きやすい会社の特徴です。

特徴③ リモートワークやフレックスタイムなど柔軟な働き方ができる

2007年に国が「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」を定めました。

ワーク・ライフバランスは、仕事とプライベートのバランスが取れている充実した生き方のことです。

働きやすい会社は社員のワーク・ライフバランスを実現させることに力を入れており、リモートワークやフレックスタイムなど、柔軟な働き方ができる制度を導入しているところが多くあります。

働く場所や働く時間が自由に選べれば、育児や介護などの理由で、仕事がしたくてもできなかった人が働き続けられます。

育児・介護がない人でも、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるので、住みたいところに住んだり、副業に挑戦したりと、仕事もプライベートも充実した生活が送れるのです。

特徴④ 良好な人間関係が構築されている

ストレスの少ない良好な人間関係が構築されていることも、働きやすい会社の特徴です。

どれだけ高待遇でプライベートを充実させられる環境でも、人間関係に問題があると気持ちよく働くことはできません。

中小企業の労働者を対象にした同僚がどんな理由で退職することが多いかという調査では、「人間関係がつらい」が24.4%となっており、人間関係が良好ではなく仕事をやめてしまう人が多いことがわかります。

参照:厚生労働省「働きやすい調査報告書

また、首都圏在住20歳~59歳の会社員・公務員を対象にした「働きやすい職場とはどんな職場か」というアンケートでは、33.0%の人が「人間関係や社内の雰囲気が良好」と回答し、最も多い結果が出ています。

参照:ヨム〜ノ「【調査】7割の社会人が、今の職場は「働きやすい」と回答!「働きやすい」職場とは?

このように、働きやすい会社には良好な人間関係が必要不可欠です。

社員同士がコミュニケーションを取りやすい環境づくりや、交流の機会を設けている会社も多くあります。

特徴⑤ 休暇数や福利厚生が充実している

働きやすい会社は年間休日数や休暇が多く、福利厚生の内容も充実していることが多いです。

令和3年度の労働者一人当たりの平均年間休日数は116.1日ですが、働きやすい会社の場合、年間休日数を120日以上に設定していることが多く、中には130日を超える休日数の企業もあります。

参照:厚生労働省「令和3年就労条件総合調査

年間休日数が116日前後の場合、週休2日だとしても土曜出勤があったり、長期休暇がなかったりして、プライベートの時間を十分に確保することができません。

週休2日で祝日5日程度、夏季休暇・長期休暇がそれぞれ5日程度休むには、年間休日数が120日程度必要です。

また、休暇を充実させているのも、働きやすい会社の特徴。

休暇には労働基準法や育児介護休業法で定められている法定休暇と、会社が独自で設定している特別休暇があります。

【法定休暇の例】

  • 有給休暇
  • 産前産後休暇
  • 育児休暇
  • 介護休暇

【特別休暇の例】

  • 夏季休暇
  • 年末年始休暇
  • バースデー休暇
  • リフレッシュ休暇
  • アニバーサリー休暇
  • 慶弔休暇

働きやすい会社は法定休暇を法定日数以上に設定したり、独自の休暇制度を豊富に取り入れたりしている企業が多いです。

会社が社員やその家族の生活の質を高めるために導入している福利厚生の充実も、働きやすい会社には欠かせません。

福利厚生は法定福利厚生と法定外福利厚生がありますが、働きやすい会社は法定福利厚生に加えて、会社独自の法定外福利厚生を充実させています。

カフェテリアプランや契約保養所、社員食堂、旅行補助など、法定外福利厚生には会社の個性が出るので、どんな福利厚生を導入しているかもチェックしてみましょう。

特徴⑥ 平均残業時間が少ない

月の平均残業時間が少ないことも、働きやすい会社に欠かせない特徴です。

いくら社内の人間関係が良好で、給与や福利厚生などが充実していても、日々長時間の残業を強いられるようでは、平日のプライベートが確保できません。

2021年度に行われた調査では、月の平均残業時間の平均は24時間でした。

引用:Openwork「10年間で日本の働き方はどう変わったのか

24時間程度の残業なら1日あたり1時間程度の残業なので、仕事が終わった後に食事を楽しんだり、副業に取り組んだり、家族との時間を過ごしたりという余裕が持てますよね。

働きやすい会社の平均残業時間が何時間かという明確な数値はありませんが、平均以下の残業時間であれば働きやすい会社と言えます。

企業の多くは月の平均残業時間を提示していますから、忘れずに確認してみましょう。

また、口コミサイトをチェックして「残業を強いられることはないか」など、残業の実態を調べてみることも大切です。

特徴⑦ 教育や研修制度が充実している

働きやすい会社は、社員一人ひとりの成長を促進するために、教育や研修制度を充実させていることが多いです。

業務で必要な知識やスキル習得のための講座受講補助や、資格の取得補助などを導入している企業や、社内で英会話や中国語会話などを開講している企業もあります。

指定の資格を取得した社員に報奨金を出している企業も少なくありません。

また、入社時の研修はもちろん、在籍年数が長い社員に対しても定期的な研修を実施している企業が多いです。

社員の成長に必要な研修を現場に丸投げせず、研修プログラムをしっかり組んで実践している企業は、人を育てることの重要さをしっかり理解している企業と言えます。

学びの場を提供してくれたり、サポートしてくれたりする会社で働く社員は、モチベーションが高く働く人が多く、それが企業としての成長にも繋がっていきます。

特徴⑧ 人事評価や業績評価が適正で分かりやすい

人事評価や業績評価が適正でわかりやすいかどうかは、仕事に対するモチベーションに大きく影響します。

反対に上司の好き嫌いが評価に影響したり、何で評価されているのかわからなかったりすれば、不満を抱くようになってしまいますよね。

働きやすい会社は、評価の基準を明確にし、全社員に周知させていることが多いです。

また、定期的に上司と一対一の面談を導入するなどして、正当な人事評価・業績評価ができるような取り組みをしている企業も増えてきています。

人事評価制度や業績評価制度は求人票に書かれていることもありますが、口コミサイトやOB・OG訪問を活用するなどして、社員が評価制度にどのような印象を持っているのかをチェックしてみましょう。

特徴⑨ 法令遵守やコンプライアンスの意識が高い

法令遵守やコンプライアンスの意識が高く、徹底している企業も働きやすい会社の特徴です。

「法令遵守やコンプライアンスの意識を持つことは当たり前じゃないの?」と思うかもしれませんが、残念ながらそれができていない企業は少なくありません。

労働基準法や就業規則などを守っているだけでなく、法定基準を上回る休日数や福利厚生の充実などを図っている会社は、社員のことをきちんと考えている会社です。

法令遵守ができておらず、コンプライアンスへの意識が低い会社は、ブラック企業体質でパワハラやセクハラが横行していることもあります。

企業がどのような取り組みを行っているのか、ホームページや口コミサイトで調べたり、OB・OG訪問で聞いてみたりしましょう。

特徴⑩ 社員の声が反映される組織風土がある

世代を問わず社員の声が反映される組織風土があり、風通しがいいことも働きやすい会社に欠かせない特徴の一つ。

上司と部下という関係であってもフラットな人間関係を維持できており、自由に意見を伝えることができます。

若手の意見が採用されて、商品・サービスの開発が進められることも多いです。

また、その意見が反映されて新たな制度が取り入れられたり、制度の見直しが行われたりということも頻繁に行われています。

上司との面談や部署での定期的なミーティングなどで意見交換を行う、上司との関係に壁がない、社員が声を挙げやすいシステムが導入されているかなどを調べてみましょう。

フリーアドレス制やコミュニケーションツールの導入、コミュニケーションの場として活用できる社内カフェテリアの設置をしている企業なども、社員の声が反映される組織風土を持っていることが多いです。

こういった組織風土を持っている会社だと、意見交換が活発にでき、一人で悩みを抱え込んでしまうことも少ないので、心身ともに健康な状態で仕事ができます。

特徴⑪ 前例踏襲にこだわらず変化に対応できる

伝統を守り、継承していくことも大切ですが、これまでのやり方にこだわっていてはスムーズに業務ができないこともあります。

働きやすい会社は前例踏襲に固執せず、時代の変化に対応できる柔軟さを持っているのも特徴です。

今は多様性が重視される時代ですが、変化に対応できる会社は、社員同士がお互いの働き方に理解を示せる環境が整っているので、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できます。

人事評価制度なども時代に合わせて見直しを行うことが多く、社員が不満を持ちにくいため、企業としても成長しやすいです。

また、新しい挑戦を積極的に行う会社が多く「前例はないけれどやってみよう」という前向きなマインドを持った企業が多くあります。

特徴⑫ 出産・育児・介護等に対する理解がある

出産・育児・介護等のための制度を導入し、誰もが家庭とキャリアを両立できる取り組みは、国を挙げて対策が進められていることの一つです。

働きやすい会社は、出産・育児・介護等への理解が当たり前のようにあるため、それらを理由にキャリアを諦める必要がありません。

妊娠中の通院休暇や、育児・介護を理由とした時短勤務や在宅勤務などを導入している会社、育児・介護に関わる費用補助がある会社、育児・介護休業後の復職率が高い会社は、出産・育児・介護等に対する理解がある会社と言えるでしょう。

ホワイト企業と呼ばれる企業の多くが、ライフステージが変化してもキャリアを継続するための取り組みを行っています。

ホームページや口コミサイト等でどのような取り組みが行われているかをチェックしてみましょう。

また、こういった会社は、男性の育休取得率も高いことが多いです。

特徴⑬ 有給休暇取得率が高い

有給休暇が年間何日付与されるかも気になるポイントですが、それよりもチェックしたいのが有給取得率の高さです。

令和3年度に実施された調査によると有給休暇取得率の平均は56.6%となっています。

参照:厚生労働省「令和3年就労条件総合調査 結果の概況

過去10年を見ると取得率は年々上昇していますが、決して高い取得率とは言えません。

いくら付与される有給休暇が多くても、取得できなければ意味がありませんよね。

働きやすい会社は、計画年休制度や連続休暇の推奨などを行い、有給を取りやすい環境を整えている会社が多いです。

また、こういった制度を導入していなくても、全社員が有給を取りやすい雰囲気ができあがっている企業も少なくありません。

企業が公表している有給休暇取得率や、口コミサイトをチェックして、有給休暇が取りやすい会社かどうかを調べてみましょう。

確かにこの特徴を持っている会社なら、いい環境で働けそうだよね。

全てを満たしている会社を見つけるのは難しいから、重視したい条件をいくつかピックアップしてみるのがおすすめだよ。

働きやすい会社が実践している取り組み例

働きやすい会社の特徴を紹介しましたが、働きやすい会社は独自の取り組みを行って、社員が満足できる職場環境を実現しています。

具体的な事例を紹介するので、実際にどんな取り組みが行われているのか知っておきましょう。

サントリーホールディングス株式会社

「エンプロイヤーブランド・リサーチ ~いま最も働きたい企業 2019」で、総合1位に輝いたサントリーホールディングス株式会社

ワーク・ライフバランスの実現に力を入れており、フレックスタイムやテレワーク勤務を推奨し、約9割の社員がテレワークを利用しています。

また、働き改革促進のため、2017年に「働き方改革ナレッジサイト―変えてみなはれ―」を新設し、社員の働き方改革への意識を高める取り組みを実施。

パソコンの使用時間を管理できるシステムを導入し、長時間労働の抑制に努めています。

さまざまな取り組みを行っている会社ですが、特に育児・介護に関する制度が充実しているのも特徴です。

法定以上の休業制度や時短勤務制度を導入し、出産・育児・介護を理由に退職した社員の再雇用を促す「ジョブリターン制度」も導入しています。

性別で雇用や待遇を差別することなく、能力とやる気がある社員を積極登用しているのもサントリーホールディングス株式会社の特徴。

係長職の女性比率は26.6%、管理職は13.0%、役員は2.2%という比較的高い数値となっています。

参照:サントリーホールディングス株式会社「女性活躍促進に関する公開データ

味の素株式会社

味の素株式会社は、サントリーホールディングス株式会社に次いで、「エンプロイヤーブランド・リサーチ ~いま最も働きたい企業 2019」の総合2位に選ばれた会社です。

2018年に味の素グループ健康宣言を制定し、社員が健康で生き生きと活躍できる環境づくりに力を注いでいます。

各社員の健康に関する取り組みを視覚化する「MyHealthチャレンジ~健診戦」や、健康アドバイスアプリ「カロママプラス」を導入し、社員のセルフケアをサポート。

また、社員食堂では健康促進を意識したメニューを提供している他、社内・社外に相談窓口を設置し、メンタルヘルス回復プログラムを取り入れています。

2008年に「味の素グループ ワークライフバランスビジョン」を策定して以降、働き方改革にも力を入れていて、2017年にはテレワーク実施場所の条件や回数制限を緩和した「どこでもオフィス」を導入しました。

また、コアタイムのないフレックスタイム制度を導入して、社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方を実現。

就業時間は16時半で、毎週水曜日はノー残業デーとして17時に一斉消灯を行っています。

株式会社ぐるなび

出社とリモートワークでの勤務を併用するハイブリッドな働き方を促進している株式会社ぐるなび

オフィス面積を50%削減し、2021年度からは自宅から本社まで120km以上離れている社員のために、遠隔通勤制度を導入しました。

これによって地方に移住した社員も多く、働く場所にとらわれない働き方を実現しています。

また「新しい働き方手当」という名目で、在宅勤務手当を導入し、リモートワークでの社員負担を軽減しているのも株式会社ぐるなびが行っている取り組みの一つです。

一風変わった取り組みとしては、社内コミュニケーションの活発化を目的として、ウォーキングミーティングを導入しています。

皇居周りをウォーキングしながらミーティングをすることで、社員同士のフラットな関係の構築を促進。

オフィスでは生まれない斬新なアイデア誕生や、社員の健康促進にも一役買っています。

株式会社トライバルメディアハウス

多くの企業が有給休暇取得を促す取り組みを行っていますが、中でも株式会社トライバルメディアハウスの「浮世離れ休暇」は、他にはないユニークさがあります。

この制度は、勤続5年を迎えた社員に1ヶ月の連続有給休暇を付与するものです。

数日の休暇ではできない体験を促す制度で、世界中を旅する社員や、免許の取得に時間を費やす社員がいます。

5年間会社に貢献してくれた社員に、次なるステージに向かうための時間を過ごして欲しいという思いで誕生した制度です。

社員同士の交流を深めるためにサシのみ費用を負担する「サシのみ制度」、社員の発案で生まれたありがとうを伝え合う「ありがとう便」などもあります。

また、「革新的なアイデアを生むために刺激的な体験をして欲しい」として誕生した年1回バンジージャンプやパラグライダーを体験する費用を負担する制度は、なかなか他の企業にはない制度です。

半期に一回表彰を行う「Tribal Award」など、社員のモチベーションを高めるためのオリジナリティ溢れる取り組みを多数導入しています。

サイボウズ株式会社

「100人いたら100通りの働き方があって良い」と考えているサイボウズ株式会社は、「新・働き方宣言制度」を導入しています。

これは、社員一人ひとりが自分のライフスタイルに合った働き方を自分で決めて宣言し、実行するという制度です。

働く時間や働く場所に加えて、出張や残業が可能かどうかなどを自由に決めて、その通りに働くことができます。

また自分の働き方宣言と異なる働き方を単発で行う「ウルトラワーク」で、効率的に働けるように促しているのも特徴です。

2014年からは子連れ出勤制度を導入し、子どもの預け先がない時や、子どもが学童に行きたがらない時など、緊急時の受け皿としてキャリアと家庭の両立をサポートしています。

誕生日の社員を中心とした食事会に補助を出す制度や、5人以上のミーティングなどに飲食費を補助する制度、部署をまたぐ10人以上で行う単発イベントに費用補助を出す制度など、社員交流を活発化させる制度も充実。

キャリアチェンジやキャリアアップを目的として他部署に体験入部できる「大人の体験入部制度」は、海外の拠点にも体験入部できます。

面白い取り組みをしている企業がたくさんあるんだね!

働きやすさへの取り組みは企業の個性が出るポイントだよ。気になっている企業があれば、独自の取り組みがないか調べてみよう。

働きやすい会社を見つける方法

働きやすい会社の特徴を13個紹介しましたが、たくさんある企業の中からその特徴を持った企業を見つけるのはなかなか大変ですよね。

そこで僕が就活中に実践した働きやすい会社を見つける方法や、おすすめの方法を紹介します。

参考にして、自分にとって働きやすい会社を見つけてみてくださいね。

【働きやすい会社を見つける方法】

  1. ホワイト企業ナビを利用する
  2. 条件を満たす企業を就活エージェントに紹介してもらう
  3. 逆求人サイトにて条件に見合う企業のオファーを待つ
  4. 大手求人サイトの検索機能で絞り込む

方法① ホワイト企業ナビを利用する

働きやすい会社=ホワイト企業です。

ホワイト企業ナビは独自の基準を設けて、ホワイト企業求人のみを厳選して掲載しています。

【ホワイト企業ナビの求人掲載基準】

  • 月の平均残業時間が25時間未満
  • 3年後離職率が30%未満
  • 年間休日数が120日以上

どれもホワイト企業の条件として欠かせない条件ですから、ホワイト企業ナビを利用すればブラック企業に遭遇してしまう心配がありません。

各社の求人ページでは、企業理念や企業の想い、求める人物像に加えて、企業が行っている取り組みなども詳しく紹介しています。

一般的に知名度が高くないものの、ホワイトな職場環境を整えている隠れ優良企業求人も豊富です。

利用している人だけが閲覧できる就活資料の公開や、非公開のマッチングイベントなども行っているので、ぜひ利用してみてください。

ホワイト企業ナビでは、充実した社会人生活を送るために就活生が知っておきたい情報も多数公開しています。

ホワイト企業とは?【ホワイト企業の意味や特徴を解説】

【ホワイト企業の見分け方】求人票や面接におけるチェックポイントを共有!

方法② 条件を満たす企業を就活エージェントに紹介してもらう

僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。

その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!

僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」です!

僕が今就活生なら、まずはミーツカンパニー就活サポートの初回面談を受けて、他に2つほど可能であれば就活エージェントを利用して担当者を厳選するようにします。

就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!

(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)

ミーツカンパニー就活サポート

ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。

保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)

またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!

その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!

ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!

(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)

方法③ 逆求人サイトにて条件に見合う企業のオファーを待つ

マイナビやリクナビ以上に登録が必須のサイトになってきた逆求人サイト

プロフィールを登録しておくだけで、自分と適性の高い企業からのスカウトが届くので、圧倒的に就活を効率化することができます。

ですが、どれでも登録すれば良いという話ではなく、利用企業数が多く、かつ利用しやすい逆求人サイトを厳選して利用すべきなんですよね。

そこでこれまで全ての逆求人サイトを見てきた僕が考えるに、現状以下の2サイトを併用するのがベストだと考えています。

キミスカ

キミスカ」も利用企業数が多く、非常に使いやすい逆求人サイトです。

現状、逆求人サイトの中で僕が最もおすすめするサイトですね!

隠れ優良企業や業界シェアの高い中小企業も利用しており、「キミスカ経由で知れてよかった企業」との出会いが生まれる場所です。

オファーボックス

オファーボックス」は、就活専門の逆求人サイトとしてNo.1の利用企業数を誇ります。

東証一部上場や、知名度は低いけど働きやすい大企業からのスカウトも届くので、まず最初に登録しておくべきサイトですね。

登録後はとにかくプロフィールの質にこだわってください。

正直、逆求人サイトのプロフィール作成には1日使い切っても全然問題ない。むしろそうすべきだと僕は思っています。

キミスカとオファーボックスの2サイトは同時に登録し、プロフィールはどちらか一方のものをコピペするのが効率的です!

ちなみに逆求人サイトは1つでも多くのサイトに登録しておいて、1つでも多くスカウトを獲得するのが効率的だと僕は考えています。理想としては3サイト以上登録しておきたい。

そこでこの2つ以外のおすすめサイトをまとめたので、参考にしてくださいね。

» 【最新】新卒向け逆求人サイトおすすめ15選|スカウトサイトの選び方を解説!

方法④ 大手求人サイトの検索機能で絞り込む

マイナビやリクナビなどの大手求人サイトは検索機能が充実しており、詳細を絞って企業求人を検索できます。

待遇や福利厚生、採用データから希望するものを選ぶんで検索できるので、自分が希望する条件を細かく設定して検索してみましょう。

効率よく希望する条件にマッチする企業を見つけるためには、自分がどんな特徴を持った企業に就職したいのかを明確にする必要があります。

今回紹介した特徴を全て満たしている企業を見つけることはなかなか難しいですが、優先順位をつけて、絶対に譲れない条件を洗い出してみてください。

自分の中で明確な条件が決まれば検索もしやすいですし、志望する企業選びもスムーズにできます。

一つの方法で探すんじゃなく、いろんな方法を組み合わせて探してみると、働きやすい会社が見つけやすくなるよ。

さっそくこの4つの方法を参考にして企業探しをしてみるよ!

認定制度を参考に働きやすい会社を見分けるのもおすすめ

働きやすい会社かどうかを見分けるためには、国などが定めている認定制度に目を向けてみるのもおすすめです。

代表的な認定制度には子育てサポート企業を対象とした「くるみん認定」や、女性活躍促進基準を満たした「えるぼし認定」、健康経営を実践している企業を対象とした「健康経営優良法人」などがあります。

引用:厚生労働省「くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて

引用:厚生労働省「女性活躍推進企業認定 えるぼし・プラチナえるぼし認定

引用:経済産業省「健康経営優良法人認定制度

こういった認定を取得している企業は、一定の基準を満たしている働きやすい企業です。

その他にも、このような認定制度があります。

【働きやすい会社を見極める認定制度】

  • 健康経営銘柄
  • 安全衛生優良企業・ホワイトマーク
  • 働きやすく生産性の高い企業・職場表彰
  • ユースエール認定
  • 新・ダイバーシティ経営企業100選

自治体が制定している認定制度もあるので、就職したい街に独自の認定制度がないかどうかも調べてみましょう。

それぞれの制度がどんな基準を設けているのかもチェックすれば、自分が理想とする働き方ができるかどうかを判断する目安にもなります。

こんなにいろんな認定制度があるんだね!

認定を受けている企業一覧から、企業探しをしてみるのも一つの方法だよね。

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

新卒でどんな会社に入社するかは、その後の人生を大きく左右します。

充実した社会人生活を送るためには、今回紹介した特徴をできるだけ多く満たす働きやすい会社への就職を目指しましょう。

人それぞれ働きやすさへの感じ方は異なりますから、自分にとってどんな会社が働きやすいと感じるのかもしっかり考えてみてくださいね!

▼本記事のまとめ

  • 働きやすい会社の特徴は13個。求人情報や企業のホームページ、口コミサイトなどで気になる企業が特徴に当てはまっているかを調べよう。
  • 働きやすい環境づくりのための独自の取り組みを行っている企業も多いので、どんな取り組みがあるか実例を知ることも重要。
  • 働きやすい会社を見つけるなら「ホワイト企業ナビ」「就活エージェント」「逆求人サイト」「大手求人サイトの検索機能」を活用しよう。
  • 国や自治体が制定している認定を取得しているかどうかも、働きやすい会社かどうか見極める重要ポイント。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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