【隠れ優良企業の探し方7選】働きやすい企業と出会う方法!

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。

「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」

こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!

全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

就職先を決める時に「長く勤められる企業を見極めたい!」と思うのは当然ですよね。

でも、有名なホワイト企業は競争倍率が高くて、内定を獲得できるのはほんの一握りの学生だけ。

そこで注目するべきは、実は魅力的な条件が揃う隠れ優良企業なんです。

本記事では、世間の知名度は低いけれど優良な企業の探し方7選を共有します!

最後まで読むと、隠れ優良企業の特徴や隠れ優良企業が多い業界が文系・理系別でわかりますよ。

企業選びに悩んでいる就活生はぜひ参考にしてみてください。

隠れ優良企業の探し方【7選】

そもそも隠れ優良企業は大々的に採用広告を出していないため、大手求人サイトやテレビ広告では見つけられません。

さらにほとんどの場合選考ルートが限られていることもあり、他の就活生にはない視点が必要なんです。

隠れ優良企業が見つかる、おすすめの探し方を7選紹介しますね!

【隠れ優良企業の探し方】

  1. ホワイト企業ナビを利用する
  2. 就活エージェントから紹介してもらう
  3. 逆求人サイトでオファーをもらう
  4. 大学キャリアセンターで紹介してもらう
  5. 就職四季報を活用する
  6. 各賞を受賞している企業を参考にする
  7. 口コミサイトを参考にする

方法① ホワイト企業ナビを利用する

隠れ優良企業の情報なら、自社サイト「ホワイト企業ナビ」にお任せください!

大手求人サイトとの最大の違いは、掲載する求人情報に条件を設けていることです。

ホワイト企業ナビは編集者が1社ごとにヒアリングを行って、独自に設けている条件をクリアしている企業だけを厳選しています。

掲載条件とは下記の3つです。

【ホワイト企業ナビの掲載条件】

  • 年間休日数が120日以上
  • 残業時間が月25時間未満
  • 早期離職率(入社後3年以内の離職率)が30%未満*

早期離職率(入社後3年以内の離職率)が30%未満*

ほかにも利用するメリットは下記の通りで、就活の差別化を図れます。

【ホワイト企業ナビを利用するメリット】

  • 量ではなく質重視のため、就活の失敗を回避できる
  • 登録者限定の就活資料を取得できる
  • 非公開マッチングイベントや就活講座に参加できる

優良企業を紹介している記事の一例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

【優良企業の穴場はどこ?】残業時間10時間以内の穴場企業100選!

【優良中小企業100選】中小企業の優良企業の探し方も解説!

(* 設立後3年未満の会社の離職率は「設立から掲載時までの離職率が30%未満」)

方法② 就活エージェントから紹介してもらう

僕はこれまで5年に渡って、就活ブログを運営してきました。

その中でほぼ全ての就活エージェントを見てきたのですが、利用する時は必ず「保有している求人が多い大手のサービス」かつ「実績と評判の良いサービス」を選ぶようにしてください!

僕がこれまで見てきた50以上の就活エージェントの中で、特におすすめは「ミーツカンパニー就活サポート」です!

僕が今就活生なら、まずはミーツカンパニー就活サポートの初回面談を受けて、他に2つほど可能であれば就活エージェントを利用して担当者を厳選するようにします。

就活エージェントは、本当に担当者さんの質で決まるので「担当者の厳選」は必ず行うようにしてください!

(逆に親身になってくれて、選考支援の質が高い担当者さんが付いてくれると、就活において最強の無料サービスだと僕は思ってます!)

ミーツカンパニー就活サポート

ミーツカンパニー就活サポート」は、人材会社大手のDYMが提供する就活エージェントです。

保有求人数が多く、かつ紹介してもらえる求人の質が高いのが特徴。(担当者さんに話を聞いたのですが、紹介する求人をそもそも厳選しているようです)

またオンライン面談にも対応しているので、気軽に利用できるのも嬉しいと個人的に最もおすすめしています!

その他の就活エージェントに関して、僕のおすすめを「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」にてランキング化しておきました!

ほぼ全てのサービスが、オンラインで初回面談を受けられるので、気になる就活エージェントはどんどん利用して、信頼できる担当者さんに付いてもらいましょう!

(初回面談を受けて微妙だと思った場合は、すぐに切ってしまうのが重要です!!)

方法③ 逆求人サイトでオファーをもらう

マイナビやリクナビ以上に登録が必須のサイトになってきた逆求人サイト

プロフィールを登録しておくだけで、自分と適性の高い企業からのスカウトが届くので、圧倒的に就活を効率化することができます。

ですが、どれでも登録すれば良いという話ではなく、利用企業数が多く、かつ利用しやすい逆求人サイトを厳選して利用すべきなんですよね。

そこでこれまで全ての逆求人サイトを見てきた僕が考えるに、現状以下の2サイトを併用するのがベストだと考えています。

キミスカ

キミスカ」も利用企業数が多く、非常に使いやすい逆求人サイトです。

現状、逆求人サイトの中で僕が最もおすすめするサイトですね!

隠れ優良企業や業界シェアの高い中小企業も利用しており、「キミスカ経由で知れてよかった企業」との出会いが生まれる場所です。

オファーボックス

オファーボックス」は、就活専門の逆求人サイトとしてNo.1の利用企業数を誇ります。

東証一部上場や、知名度は低いけど働きやすい大企業からのスカウトも届くので、まず最初に登録しておくべきサイトですね。

登録後はとにかくプロフィールの質にこだわってください。

正直、逆求人サイトのプロフィール作成には1日使い切っても全然問題ない。むしろそうすべきだと僕は思っています。

キミスカとオファーボックスの2サイトは同時に登録し、プロフィールはどちらか一方のものをコピペするのが効率的です!

ちなみに逆求人サイトは1つでも多くのサイトに登録しておいて、1つでも多くスカウトを獲得するのが効率的だと僕は考えています。理想としては3サイト以上登録しておきたい。

そこでこの2つ以外のおすすめサイトをまとめたので、参考にしてくださいね。

» 【最新】新卒向け逆求人サイトおすすめ15選|スカウトサイトの選び方を解説!

方法④ 大学キャリアセンターで紹介してもらう

企業との協力体制が成立している大学キャリアセンターは、優良の中小企業・地元企業の宝庫です。

地域やその大学に特化した求人が探せるから、有名企業のように100倍以上の競争倍率で苦労する心配はありません。

何より学校指定であればブラック企業に当たる確率はかなり低く、安心して紹介してもらえるのがメリットです。

ただ、キャリアセンターには就活生の内定率を上げるという役割があります。

選択肢の幅を狭めると内定率が下がるので、評判がよくない企業や採用数が悪い企業でも安易に切り捨てることはできません。

つまり、大学キャリアセンターから紹介される企業は全て優良とは言い切れないんです。

隠れ優良企業に高確率で出会えるものの、企業研究の結果や口コミなどと併せて慎重に判断する必要があるでしょう。

方法⑤ 就職四季報を活用する

『就職四季報』は客観的視点から見た企業の情報が詳細に載っていて、優良企業を見つける手段として有効です。

たとえば、「新卒入社3年後離職率」「有給消化年平均」「女性採用数」など、一歩踏み込んだ情報が掲載されています。

数値データからジェンダー平等やライフ・ワーク・バランスに対する意識の高さなどを読み取ることで、企業の社風や取り組みがわかりますよ。

より多くの選択肢を求める場合は、『会社四季報・未上場会社版』を選びましょう。

約13,000もの未上場企業が掲載されていて、大手求人サイトでは見つけられない優良な中小企業を知ることができます。

就活で会社四季報・未上場会社版を利用する学生は少ないため、差別化が図れますね。

ただし、四季報シリーズは掲載企業数が多い分、企業を絞るのが面倒なのがデメリットです。

志望業界がすでに決定している人に適した探し方と言えるでしょう。

※参考:東洋経済STORE

『就職四季報 総合版』

『会社四季報・未上場会社版』

方法⑥ 各賞を受賞している企業を参考にする

コーポレートサイトの採用情報や自社紹介には、魅力的なことが書いてあって当然です。

隠れ優良企業を探すときは受賞している企業を参考にしてみましょう。

企業の取り組みやビジネスモデルを知れるほか、企業のイメージを掴みやすくなります。

【行政主催の表彰制度の一例】

  • 女性が輝く先進企業表彰|内閣府男女共同参画局(参考URL
  • 製品安全対策優良企業表彰|経済産業省(参考URL

【民間主催の表彰制度の一例】

  • 新・ダイバーシティ経営企業100選|経済産業省(参考URL
  • 革新ビジネスアワード|革新ビジネスアワード実行委員会(参考URL
  • グッドカンパニー大賞|公益社団法人 中小企業研究センター(参考URL
  • グッドデザイン賞|公益財団法人日本デザイン振興会(参考URL

方法⑦ 口コミサイトを参考にする

口コミサイトは元従業員による評価から内部事情が分かって、優良企業を探す参考になります。

たとえば口コミサイトでは下記のような内容がわかりますよ。

【口コミの評価項目】

  • 総合評価
  • 会社の成長性・将来性
  • 事業の独自性
  • 実力主義活気のある風土
  • 仕事を通じた社会貢献
  • 20代の社会貢献 
  • 人間関係の納得度ほか

一口に口コミサイトと言っても、転職向けやキャリア向けなどもあり多種多様です。

その中でも就活に役立つ、学生必見のおすすめの口コミサイトを4つ紹介しますね!

大手優良企業の探し方では、隠れ優良企業は見つからないんですね。

うん。隠れ優良企業は広告を出さないから、他の視点から探す必要があるのね。

ホワイト企業に就職する方法

ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。

内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。

要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。

就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。

(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)

では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?

おすすめの手段を3つ共有しますね。

①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す

ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。

ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。

このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。

ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!

求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。

②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう

次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。

就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。

また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。

この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。

実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。

【担当者に伝えた内容】

  • 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」

就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。

利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。

ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。

③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする

最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。

逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。

逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。

スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。

利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。

以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。

またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。

そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。

ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?

とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。

企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。

そもそも隠れ優良企業とは

そもそも隠れ優良企業がどんな企業を指すのか、いまいち分からない人もいるかもしれません。

隠れ優良企業には5つの共通した特徴があるんです。

特徴を知れば、企業研究を重ねていくうちに優良企業を見分けやすくなりますよ。

数値データを参考に、隠れ優良企業に共通する特徴を紹介します。

【隠れ優良企業に共通する特徴】

  1. 3年後離職率が30%以下
  2. 残業時間が月25時間未満
  3. 年間休日数が120日以上
  4. 給与や福利厚生が充実している
  5. 女性も働きやすい環境

特徴① 3年後離職率が30%以下

早期離職率が30%以下の企業は、職場環境や人間関係が良好な隠れ優良企業と言えます。

厚生労働省が実施した「新卒離職率」の調査によると、大学新卒生の早期離職率(入社から3年後離職率)の平均は31.2%(※1)。

そして、若者の早期離職の原因は「仕事上のストレスが大きい」(27.2%)「給与に不満」(26.6%)「労働時間が長い」(21.8%)が上位に入ります(※2)。

優良企業は頻繁なコミュニケーションや適切な人材配置、メンター制度の導入など社員のケアを怠りません。

そのため、不満を抱えることなく長く務めることができるんです。

ちなみに、離職率の低さに加えて平均勤続年数が20年以上を超える企業は、より優良な企業の可能性が高いですね。

※1:厚生労働省|『新規学卒就職者の離職状況を公表します』

※2:厚生労働省|『若者の離職理由』

特徴② 残業時間が月25時間未満

隠れ優良企業は健康の確保やワーク・ライフ・バランスの実現に取り組んでいるため、残業時間が月25時間未満です。

残業時間が長いほどブラック企業の可能性が高く、月45時間超えの勤務は心身に支障をきたすとされています。

オープンワーク株式会社が行った調査『OpenWork 残業と有休10年の変化』では、2021年の月間平均残業時間が24時間という結果が出ました。

労働基準法第36条(別名:サブロク協定)で定められた、労働時間は原則1日8時間・1週40時間以内の範囲を大きく超えることはありません。

隠れ優良企業ほど、NO残業デーを設けたり業務の効率化を図ったりと、積極的に定時に帰れる環境を作って社員の健康と生活を守っています。

※参考:HR Pro|『2012~2021年の10年間で「平均残業時間」や「有休消化率」は大幅改善か。調査データからわかる働き方改革の成果とは』

特徴③ 年間休日数が120日以上

年間休日数が120日以上は、優良企業の特徴の一つです。

【年間休日120日の内訳例】

  • 土日休み(計105日)
  • 祝日休み(15日前後)
  • お盆・年末年始が1日以上休み

120日以上あれば、プライベート時間がしっかりと確保できますよね。

厚生労働省の『令和2年就労条件総合調査の概況』の調査によると、平均年間休日数は116日で、最も多いのは100〜109日(32.7%)。

8時間勤務の最低基準が105日なので、100〜109日は良いとは言えません。

【年間休日105日の例】

  • 日曜祝日は休める場合、隔週土曜は出勤
  • 土日完全休みの場合、お盆時期や年末年始休暇がない など

120日を超えるケースは大手や公務員に限らず、中小企業やベンチャーにも見受けられるのでチェックしてみましょう。

※参考:厚生労働省|『令和2年就労条件総合調査』

特徴④ 給与や福利厚生が充実している

隠れ優良企業は経営が安定的なので、年収が高くて福利厚生が充実しています。

よく「給与は低いけど人間関係は良いから良い会社」と考える人もいますが、給与や福利厚生が手厚くないと満足のいく生活は送れません。

国税庁の調査によると、勤続年数1〜4年の平均年収は316万円です(※)。

業種・業界や勤務地域によっても差はあるけれど、平均以上だと優良企業と言えるでしょう。

また、法律で定められた「法定福利厚生」のほかに、企業独自の福利厚生・社内制度である「法定外福利厚生」が充実しているのも隠れ優良企業の特徴です。

【福利厚生の一例】

健康保険病気や事故、出産などの際に、医療給付や手当金が支給される
介護保険要介護と診断された場合に給付金が支給される
厚生年金保険企業に属する人は加入が義務づけられている。65歳から受給可能
失業保険退職した際に失業手当が受給できる。就職支援や教育訓練講座のサポートも受けられる
労災保険業務に起因する事故やケガ、障害、死亡が生じた際に保険料が支払われる。通勤中も保険対象

【法定外福利厚生の一例】

リフレッシュ休暇社員のストレス緩和・疲労回復を目的とした休暇制度。企業によって付与日数や条件は様々
妊活休暇仕事と不妊治療を両立させるための制度。治療や通院に専念する環境を与える目的がある。有効回数は月1回や年5回などのケースがある。
バースデー休暇本人の誕生月に1回休暇がとれる制度。ほかにも、彼氏や奥さん、子どもの誕生日に休暇を取得できる企業もある。
住宅ローン補助家賃や住宅ローンなど、住宅にかかる費用の一部を補助する制度。社員寮を用意する企業もある。
通勤手当ガソリン代補助、実費を全額会社が負担する など

※参考:国税庁|『令和元年 民間給与実態統計調査』

特徴⑤ 女性も働きやすい環境

隠れ優良企業は、女性も長く働ける環境を積極的に作っています。

女性が働きやすい職場環境作りを行う隠れ優良企業の特徴は下記の4つです。

  • 産休・育休、生理休暇などの制度が充実している
  • 育児中の女性が活躍する事例がある
  • 管理職に女性がいる
  • 勤務時間の融通が利く

女性は男性に比べてライフステージの変化を受けやすく、結婚や出産を機にキャリア形成を諦めてしまう人は少なくありません。

結婚や出産・育児・介護などを含む個人的理由で離職する割合を見ると、男性が8.5%に比べて女性は11.9%と高い傾向です。

女性のライフステージを考慮した制度や柔軟な対応ができる企業は、女性の働き方に理解がある優良企業と言えるでしょう。

※参考:厚生労働省|『離職理由別離職の状況』

給与や待遇面はもちろん、働きやすい環境かどうかも大切なポイントですね。

【文理別】隠れ優良企業が多い業界

文系・理系によって専門性が違うため、隠れ優良企業が多い業界も異なります。

どのような業界が多いのか文系・理系ごとに解説します。

分野別に業界を知ると自分に合った隠れ優良企業が探しやすくなりますよ。

①文系で隠れ優良企業が多い業界

文系は理系に比べると高い専門性は問われません。

「マーケティング力」「コミュニケーション力」「プレゼン力」を生かせる業界が多いのが特徴です。

【隠れ優良企業が多い業界の一例】

金融業界規模が大きく堅実な業界で優良企業が多い。顧客との人間関係の構築や取引先拡大を担う金融営業は、コミュニケーション能力が必須のため文系に多い業界。
総合商社業界商社業界は他の業界よりも資源が豊富で給与水準が高い。ヒアリング力や交渉力が必要なため文系に多い業界。
コンサルティング業界ワークライフバランスへの取り組みや女性コンサルの採用に積極的な優良企業が多い。コンサルティング業界は文系の特徴である幅広い知識や好奇心、高い思考力がある人材を求めている
メーカー業界残業時間が少なく有給取得率が高い優良企業が多い傾向。ものづくりに限らず、広報や営業といった文系のキャリアパスも多い。

②理系で隠れ優良企業が多い業界

理系は高い専門性が求められます。

「技術力」「ロジカルシンキング」「処理能力」が活かせる業界が多いのが特徴です。

【隠れ優良企業が多い業界の一例】

医療業界平均年収が1000万円を超える企業は珍しくない。高度な技術と深い専門知識が必要で医薬品メーカーや医師、医療機器卸など幅広い
IT業界将来性があり柔軟な働き方ができる業界。ハードウェア、ソフトウェア、通信ネットワークまで活躍できる場は様々。
エネルギー業界ライフラインを扱うエネルギー業界は安定性があり、地方の優良企業も多い。技術面のスキルやポテンシャルが求められる
化学業界日本の化学業界は有名企業以外にも高い世界シェアを誇る企業がいくつもある。理系ならではの製造技術・開発力が求められる業界。

文系・理系ごとに狙いやすい業界を知ると、企業選びが楽になりますね。

隠れ優良企業を探す際の注意点

有名企業よりも競争倍率が低いものの、気を抜いてはいけません。

隠れ企業を探す際の注意点を3つ紹介します。

エントリーに進む前に注意点を意識して、慎重に判断しましょう。

【隠れ優良企業を探す際の注意点】

  1. 隠れていない場合は倍率が高くなることもある
  2. 入社難易度も考えて他の企業にもエントリーしておく
  3. 優良企業=自分に合うとは限らない

注意点① 隠れていない場合は倍率が高くなることもある

隠れ優良企業を見つけたつもりが、実は大手企業だったというケースは少なくありません。

たとえば、大手求人サイトに掲載されている企業は隠れていません。

多くの就活生の目に留まっているため、求人倍率が高くなるのは当然です。

「自分が知らない企業=隠れ優良企業」という認識でいると、単に有名な優良企業に挑むことになってしまいます。

注意点② 入社難易度も考えて他の企業にもエントリーしておく

競争倍率だけでみると、隠れ優良企業は受かりやすいと思ってしまいますよね。

たしかにライバルが少ない分入社できる確率は上がりますが、難易度が低いわけではありません。

優良企業は離職率が低い分採用枠が少なかったり、労働条件がいい分就活生に求める条件もそれなりに高い可能性も考えられます。

1社に絞らずに他の企業にもエントリーをしてリスクを回避しましょう。

注意点③ 優良企業=自分に合うとは限らない

どんなに条件が良い隠れ優良企業を見つけたとしても、自分に合うとは限りません。

たとえば、商圏が広い企業や職種によっては中小企業でも転勤の可能性があります。

また、優良企業は安定的なので保守的でスピード感がない、年功序列で昇格まで時間がかかるなどのデメリットがあるかもしれません。

自分が期待する条件やキャリアプランと合っているか判断してみてくださいね。

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

隠れ優良企業は大手求人サイトを利用しない方法で見つけることができます。

競争倍率が低い分採用される確率が高まるので、「同じ会社で長く働きたい!」と考えていたら隠れ優良企業を探してみてくださいね!

▼本記事の要点

  • 隠れ優良企業の探す方法は7つ!「 ホワイト企業ナビの利用」「 就活エージェント・逆求人サイトの利用」「大学キャリアセンターからの紹介」「就職四季報の活用」「受賞を見る」「口コミサイトを参考にする」
  • 隠れ優良企業とは離職率が低く、残業や年間休日、給与・福利厚生が充実している企業。また、 女性が働きやすい環境もポイント
  • 文系で隠れ優良企業が多い業界は「金融」「総合商社」「コンサル」「メーカー」
  • 理系で隠れ優良企業が多い業界は「医療」「IT」「エネルギー」「化学」
  • 探す時の注意点は3つ。「隠れていない企業は倍率が高くなる」「複数の企業にエントリーする」「自分に合うとは限らない」
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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