電子材料メーカーのリーディングカンパニー

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、株式会社弘輝の事業内容についてご紹介します。

同社はソルダーペースト（クリーム状のはんだ）やフラックス（還元剤）、やに入りはんだ等の開発・製造・販売を行う電子材料メーカーです。

はんだとは、電子機器の内部で電子部品と基板を接続するためになくてはならないものであり、電子機器を動かす血管のような役割を担っています。

同社が手掛けるはんだ材料は、家電やコンピューター、スマートフォンのほか、自動車や交通インフラ、医療、通信などあらゆる分野の電子機器に利用されており、人々の日々の生活に欠かせない製品です。

また、鉛フリーはんだ付け接合技術のプロ集団である同社は、日本国内のほか、アメリカやドイツ、中国など海外に技術サポートを行っており、はんだ材料メーカーのリーディングカンパニーとしてグローバルに事業を展開しています。

【売上の80%が海外】はんだ材料で世界トップクラスのシェア

同社は電子産業界の世界的発展に伴い、他社に先駆け世界各国に販売代理店網を形成するなど、創業当初から海外での事業展開に注力してきました。

その結果、今では業界内世界トップ5というはんだ材料における世界トップクラスのシェアを持つほか、売上の80%以上が海外となるなど、グローバル企業として業界内での確固たる地位を確立しています。

近年の電子産業界の驚異的な革新によって、世界的にIT革命などが推進される中、ヨーロッパを中心に世界的なブランド力を持つ同社の製品は世界中で活躍しており、今後さらに成長が期待される企業です。

景気に左右されにくい安定業界で右肩上がりの売上を実現

はんだ材料をはじめとした電子材料は、コンピューターやスマートフォン、自動車など人々の生活に欠かせない製品に使用されるため、景気に左右されず、安定した需要があります。

実際、コロナ禍による巣ごもり需要を受けて、同社の製品に対する需要も高まったことで右肩上がりの売上を達成するなど、不景気に対する強さも証明されています。

こうした安定性に加え、電気自動車やスマートフォンなど、デジタル技術の進化に応じて、さらにニーズも高まるなど、今後拡大することが確実視されているのが、はんだ材料などの電子材料業界です。

このような安定性と将来性を兼ね備えた業界において、世界的なブランド力や確固たる地位を築いている同社は、盤石の基盤を有しているといえますね。

垣根のない交流が盛んな組織

同社では社員旅行やBBQなど社内イベントを積極的に開催しているほか、共通の趣味を持つ社員同士で休日に集まるなど、垣根のない交流が盛んに行われています。

また、従業員数は140名程度と規模が大きすぎないため、部署や役職に関係なく、さまざまな社員と顔見知りになりやすいのも、同社の特徴の一つです。

上記のとおり、業務内外を通じた垣根のない交流に加え、さまざまな社員と顔見知りになりやすい環境があることが、普段の業務のやりやすさにもつながっているとのことでした。

【月平均残業時間7.5時間】ワークライフバランスの意識が高い

全社的に残業管理を徹底していることに加え、残業手当も1分単位で支給するなど、全体としてワークライフバランスの意識が高いのが弘輝という組織です。

同社製品への需要の高まり等によって、忙しくなる時期もあるそうですが、上長が率先して早く帰るなど社内には帰りやすい雰囲気が醸成されており、全社の月平均残業時間は7.5時間という少なさになっています。

このほか、有給休暇についても会社の指定日や推奨日はなく、自由に取得できるそうです。
一点、年末年始休暇はありますが、取引の多くを占める海外企業にはお盆の概念がないため、同社にはお盆休みがない点は注意しておいてほしいとのことでした。
（お盆期間に有給休暇を取得して休むことは可能）

世界中で活用されている製品の開発を担う仕事

今回募集している開発職は、ソルダペースト（クリーム状はんだ）、液状フラックス、実装用接着剤、はんだ合金といった同社製品の基礎研究や開発を行っているほか、不良解析などのサポートを担当している職種です。

新製品の処方作りから、試作品作成、製品の信頼性確認のために市場で想定される環境下での検証データ取りを行い、その結果から最適なパフォーマンスを得られるものを抽出し、新規開発製品として次の工程に引き渡します。

研究開発部門では化学系の学部出身の方が多く働いていますが、物理や機械系出身の社員も活躍しており、幅広く受け入れているとのことでした。

ゼロから専門知識や技術を教育するので未経験でも安心

入社から約3ヶ月間が新入社員研修期間となります。
まずビジネスマナーなど社会人の基礎となる部分を学び、その後は座学と実習を合わせた技術研修を受講します。

技術研修は技術系社員に合わせたプログラムとなっており、はんだや同社製品の知識などをゼロから学ぶことができるとともに、研究開発以外の部門を回る期間も用意されています。

研修が終わると、適性を見て各開発部門に配属され、まずは先輩と一緒にOJT形式で製品の開発や改良を行うなど、アシスタントとして先輩のサポートがメイン業務となります。

このほか、外部研修機関における技術研修やオンライン研修、資格取得支援制度（会社指定の資格を取得した場合の費用負担等）など、自己研鑽のための各種サポート制度も導入されています。

常に製品開発に携わることができる環境

新卒で最初から開発業務に携わることができるのは、他社にはなかなかない環境です。
同社では他部署の研修等を受ける機会もあるそうですが、いずれも開発につながる内容となるため、常に製品開発に携わることができます。

また、開発職として製品開発のスペシャリストを目指すだけでなく、希望すれば、将来的にマネジメントにも携われるなど、幅広い選択肢の中から自分のキャリアを歩むことができるのも、同社で働くメリットの一つです。

このほか、売上げの大半が海外となっていることから、世界150の国に対して仕事ができる点、自分が作ったものが世界中で使われているというやりがいを感じられる点は、同社ならではの魅力だと編集部は感じました。

弘輝で働くうえで理解しておいてほしいこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、合わない人の特徴などについても隠さずお伝えしています。

同社の開発職として働く場合、最低限のコミュニケーション力が求められます。
開発職と聞くと、研究室で黙々と仕事をするイメージを持つ人もいるでしょうが、実際は周囲とのコミュニケーションが必要となる仕事です。

決して、人並み以上の活発なコミュニケーション能力を求めているわけではありません。
先輩や同僚からのアドバイス、他部署との連携、業務に必要な情報収集などを行うために必要な”最低限のコミュニケーション力”を求めているとのことでした。

編集部が考える弘輝のホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた株式会社弘輝のホワイトポイントは以下の2点です。

①安定性と将来性を兼ね備えた企業
電子材料業界の安定性と将来性については、先ほどお伝えしました。
その業界の中で確固たる地位を築き、国内だけでなく世界的なブランド力やトップシェアを持つ同社の安定性や将来性は、まさにホワイトポイントだと感じました。

②ワークライフバランスに対する意識の高さ
残業や休暇に対する取り組みを見ていてもわかるとおり、全社的にワークライフバランスに対する意識が高く、社員の働きやすい環境づくりに注力している点は、同社が持つホワイトポイントの一つだと感じました。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「世界を相手に仕事がしたい人」「製品開発に携わり続けたい人」「世界中で使われる製品を作りたい人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。