エンジニアによって立ち上げられた独立系のシステム開発会社

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、日本総合システム株式会社の事業内容をご紹介します。

同社は1979年、旧通産省・工業技術院の国家プロジェクトに携わっていたエンジニアのメンバーが集って立ち上げられた”親会社を持たない独立系のシステム開発会社”です。

流通業界トップシェアを誇る「StoreManager」など特定の業界に特化したオリジナルパッケージソフトの開発・販売に加え、ソフトウェアの設計・開発（システム受託開発）など、独立系の強みを生かしながら多様なフィールドで事業を展開しています。

世界初もある！トップシェアを持つパッケージ開発が最大の武器

同社最大の武器は”オリジナルパッケージソフトの開発”です。
流通業界向け棚割パッケージソフト「StoreManage」は導入企業数が1200社を超え、流通業界で圧倒的なシェアを持つほか、トータル海図編集システム「ChartKing」は海上保安庁でも採用されるなど、その実績は申し分ありません。

このように同社が手掛けるパッケージソフトは業界トップシェアの導入ライセンス数を誇るもの、世界初となるものもあるなど、各業界で高いシェアや信頼を勝ち取っており、発売から20年以上たった今でも安定的な売上を生み出しています。

また、受託開発事業は金融や流通、製造など取引している業界の幅が広く、特定業界に売上を依存していないため、景気の波に左右されにくいビジネスモデルとなっています。

「パッケージソフトの開発における高い技術力や商品力」と「独立系の自由度の高さを生かした取引業界の幅広さによる不景気にも強い安定経営」の両方を実現している企業です。

面白いと感じた案件に果敢に挑戦する”エンジニアが主役の会社”

同社は親会社を持たない独立系の会社なので、案件を選ぶ自由度が他社に比べても高く、実際に自分たちが面白いと感じた案件に積極的に挑戦しているそうです。

ゼロからイチを作り出すような開発ほど燃えるエンジニアが多く在籍するなど、挑戦する風土が根付いているからこそ、世界初や業界初のシステムを生み出すことができるんですね。

同社はエンジニアによって作られた会社であり、常にエンジニアが主役の会社です。
技術力を高め、エンジニアとして一流を目指すのであれば、これほど最適な環境は他にないだろうと編集部は感じました。

社員全員が顔見知りになれるようなちょうど良い規模感

同社の従業員数は249名（2023年4月現在）であり、大きすぎず小さすぎないため、社員全員が顔見知りになれるなど、ちょうど良い規模感となっているそうです。

また、オフィスもオープンスペースで物理的な仕切りがなく、他部署と関わる機会も多いほか、部活動も活発に行われるなど、社員同士の交流機会も豊富にあるとのこと。

上司や役員を役職名ではなく「さん付け」で呼ぶなど、立場や役職に関わらずコミュニケーションが取りやすい雰囲気となっていることも、新卒で入る方にとっては大きな安心材料の一つになるかと思います。

このほか、同社では転勤がないため、同じ場所で長く働き続けられることも社員同士が繋がりやすい要因となっています。

創業時からフレックスタイム制を導入するなど柔軟に働ける環境

同社では1979年の設立時からフレックスタイム制度（コアタイム10:00〜15:00）を導入しており、今でも多くの社員が制度を利用しながら柔軟に働いています。

また、各案件における必要人員や労働負荷、業務難易度など仕事の見積もりに対する見極めの精度が高いため、社員に過度な負荷がかかることはなく、基本的に業務時間内に仕事を終えることで残業を抑制しているとのこと。

このほか、東京労働局より子育てサポート企業として「くるみんマーク」、女性活躍推進の取り組みに関する優良企業として「えるぼしマーク」を取得するなど、子育てや女性活躍に対する取り組みも評価されています。

多様なキャリアが広がるシステムエンジニアの仕事

同社のシステムエンジニアが手掛けているのは、受託ソフトウェアの設計・開発や自社パッケージソフトの開発です。

取り扱うプログラミング言語やツールは案件毎に異なるため、まずは先輩のサポートを受けながら設計書に基づいてプログラムを作る作業やシステムのテストを行う工程で利用者の視点を学ぶことからスタートします。

将来的にはチーム運営やマネジメントを行うプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといったポジションのほか、一人の技術者としてエンジニアを極めるスペシャリストの道もあるなど、自分次第で多様なキャリアの選択肢が広がっています。

文系でも安心！ゼロからエンジニアを育成する独自の研修制度

同社ではゼロからエンジニアを育成するための独自の研修制度を構築しており、14ヶ月におよぶ新人研修を受けることで、プロのエンジニアとしてスタートを切ることができます。

まず入社前の6ヶ月間は通信教育という形で、タイピングや基礎プログラミング研修といった事前課題を通じてエンジニアの基礎を学びます。

次に4月の入社から約半年間はプログラミング演習やIT基礎技術研修、ビジネスマナーなどを集合教育で学んだ後、各部署に配属されます。
配属後の約2ヶ月間はOJT期間となり、先輩の指導を受けながら実際のプロジェクトで実務経験を積みます。

また、同社では入社前の段階からチューター制度を導入しており、1年上の先輩社員と定期的に連絡を取りながら、課題評価やフィードバックといったサポートを受けることができるため、新入社員にとっては非常に心強い存在ですよね。

同社はエンジニアが作った会社であり、技術力を最大の武器としているため、エンジニアに求めるレベルも非常に高く、研修も決して楽な内容ではありません。
しかし、同社のエンジニアの35%が文系出身であり、ゼロからでもプロのエンジニアとして活躍できているのは、これだけ高水準の研修があるからにほかなりません。

エンジニアの成長に投資は惜しまないので一流を目指せる

日本総合システムはエンジニアの成長に投資を惜しまない組織です。
エンジニアが主役という考え方のもと、先ほどお伝えした新入社員教育を含め、これだけエンジニアに投資しているのは、エンジニアが作った会社ならではの社風があるからこそ。

この社風は社員にも浸透しており、各社員の意欲も非常に高くなっているそうです。
会社が強制するわけではなく、社員それぞれが自発的に声を掛け合いながら勉強会を開催していることからも、モチベーションの高さがうかがえますよね。

また、会社が程よい規模感だからこそ、仕事を任せてもらえる年齢も他社に比べて低くなっており、若手のうちから難易度の高い案件や責任ある業務を経験できることも、成長スピードの早さにつながっているとのことでした。

日本総合システムで働く上で理解しておくべきこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、合わない人の特徴等についても隠さずお伝えしています。

まず、同社が手掛けるのは開発が中心であり、システムを作ることがメインとなるため、お客様への提案など主に上流工程を求めている人には合わない業務内容です。

また、特に経験のない新入社員の場合、わからないことは自ら質問するなど「コミュニケーションを自発的に取れる人」でないとミスマッチとなる可能性があります。

何より、エンジニアが取り扱う技術や知識は常にアップデートされており、日々学ぶことが必要となることから、根本的に開発やシステムを作ることに興味がある人でなければ向かない仕事である点は、事前に理解しておいてほしいとのことでした。

編集部が考える日本総合システムのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた日本総合システム株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①企業としての抜群の安定感
同社が持つ技術力や商品力の高さはこれまでの実績によって証明されています。
また、独立系の自由度を生かした”特定業界に依存しないビジネスモデル”によって、不景気にも強い経営を実現するなど、同社が持つ企業としての安定感はまさにホワイトポイントだと感じました。

②エンジニアとしてこの上ない環境
新入社員教育といった教育体制の充実度、在籍する社員のモチベーションの高さなど、エンジニアとして成長していく上で、これほど恵まれた環境は他にないと思います。
「エンジニアによって作られた、エンジニアが主役の会社」にしか実現できないこの環境は、間違いなく同社ならではのホワイトポイントです。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「ゼロからプロのエンジニアを目指したい人」「高いレベルでエンジニアとして成長していきたい人」「開発やシステム作りに興味がある人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。