就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
就活でどの企業も興味ない!どの業界も興味がない!という就活生は多いと思います。
実際に僕が大学生の時、農学部だったので漠然と「食品業界かな〜」と考えていたのですが、明確に志望企業や志望業界はありませんでした。
そもそも就活生になって、いきなり志望業界や志望企業を決めろって言われてもしんどいですよね。
(業界とか教えてもらえる機会ないのに、ふざけんな!って思ってました。)
そこでこの記事では、志望企業や志望業界がない人向けの対処法を紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
私も志望企業だけでなく、そもそも志望業界さえありません!
それが普通だと思うよ!志望業界がある人に話を聞いても、意外と「なんとなく」って人が多いからね。就活でどこも興味がない時の対処法を一緒に見ていこう!
目次
就活でどこも興味がない場合の対処法
就活でどこも興味がない人はどうすれば良いのか?
僕が考えるに、そもそもどこも興味がない状態で自己分析をしたり、求人サイトを見ても難しい。
そこで志望業界や志望企業がない人は、「労働条件」や「事業内容」に絞って、「この会社良さそうだな」と思う企業にエントリーしていくことが有効だと僕は考えています。
【就活でどこも興味がない場合の対処法】
- 労働条件で志望企業を探していく
- 1社ごとに事業内容を見て志望企業を探していく
①労働条件で志望企業を探していく
まず第一に、就活でどこも興味がない人でも「残業時間は短い方が良い」「休日は多い方が良い」と考えている人は多いと思います。
僕は今31歳なのですが、同級生を見ていると、やっぱり残業が長くて休日が少ない人はきつそう。
反対に「仕事にはあまり興味ないけど、残業が短くて休日も多いから良い」と話す同級生は多いです。
どこも興味がなくても、労働条件だけはしっかりと見るべきです。
この記事を掲載しているホワイト企業ナビは、月平均の残業時間が25時間以内かつ、年間休日120日以上の求人だけを掲載してるので、ぜひチェックしてみてください。
就活のプロから労働条件の良い企業を紹介してもらう
加えて労働条件が良い企業を探すのにおすすめなのが、就活エージェントからの紹介です。
就活エージェントは担当者が付いて、企業の紹介から選考対策を無料でおこなってくれるサービス。
(求人を出している企業側からお金を取っているので、就活側は無料で利用できる仕組みです!)
就活エージェントは企業紹介のプロなので、担当者に「残業時間が月20時間以内で土日休みの企業だけ紹介して欲しい」と伝えることで、労働条件の良い企業を紹介してもらうことができます。
中でもおすすめは紹介実績が圧倒的かつ、オンライン面談にも対応している大手の「ミーツカンパニー就活サポート」です。
※中小の就活エージェントを利用すると、紹介先が全然ない場合があって、労働条件が悪い企業を無理に紹介してくることがあるので大手を利用しましょう!
また「労働条件が良い」の基準が分からないという人は、下記の記事にてホワイト企業の特徴を丁寧に解説しているので、合わせて参考にしてくださいね。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社?
「どこも興味ないから適当にエントリーするぞ!」としてしまうと、残業がめちゃくちゃ長いブラック企業にエントリーしてしまうことがある。
どこも興味がない人こそ、労働条件は絶対に見るようにして欲しい!
特に残業時間と休日数は本当に重要!!!!
②1社ごとに事業内容を見て志望企業を探していく
次に就活でどこも興味がない人におすすめなのが、1社ごとに事業内容を見ていくことです。
例えば、志望業界がなくても、「スタバは興味があるな」とか1社単位なら気になるってありますよね。
実際のところ、例えば食品業界と言っても企業によって事業内容・仕事内容は大きく異なります。
よって1社ずつ見ていって、「この会社の事業は面白いな」という企業に出会ったら、そこにエントリーしていくのも有効。
でもマイナビやリクナビで大量の求人を1つずつ見ていくのは大変。
そこでおすすめなのが、逆求人サイトの活用です。
自分を評価してくれる企業だけピンポイントで深堀りしていく
逆求人サイト、通称スカウトサイトとは、就活生がプロフィールを登録。
そのプロフィールを読んだ、企業の人事担当者が気になる就活生にスカウトを送る仕組みです。
就活生側は1度プロフィールを登録すれば、あとはスカウトを待つだけなので、本当に楽で良い。
僕ならこの逆求人サイトに登録して、スカウトを送ってくれた企業を調べ、「この会社の事業内容は良いな」「この会社の仕事は興味あるぞ」と思った企業のスカウトを受けて選考に進みます。
この方法なら、たとえどこも興味がない状態でも、スカウトを待つだけで就活を進めることができるので良いですよね。
逆求人サイトについては、このホワイト企業ナビも登録するとスカウトが届きます。
加えて、おすすめが大手の「キミスカ」です!
キミスカはスカウトに種類があるので、企業の本気度が高いゴールドとシルバーだけに対応していくという立ち回りができるのが最強ですね。
(逆求人サイトによっては、一括で色んな就活生にスカウトを送れるサイトもあるので、こうした本気度が高いスカウトだけが分かるのは本当に良い!)
就活でどこも興味がない場合、以上の2通りの方法で企業を探すのがベストだと思います。
そうやって企業を探していくと、「こういう職種が自分は向いているかも」「この業界は興味があるかもしれない」と自分の志向が見えてくることがありますからね。
行動する中で自己理解を深めていくことも、また就活の醍醐味だと僕は考えています!
次の章からは少しでも企業や業界に対して興味が持てるようにするための情報を共有していきますね。
たしかにこれらの方法なら、志望業界や志望企業がなくても、企業探しを進めることができますね!両方試してみます!
今志望企業がなくても、労働条件に対する希望もあるだろうし、企業によって興味が湧くことはあるからね。そこを押さえながら探していこう!
就活でどこも興味がない人におすすめの本【2選】
就活でどこも興味がない場合、先に紹介した2つの方法が最もおすすめです!
加えて、僕が今就活生で「どこも興味がない」となった場合に、この本は手に取るべきだという本があります。
それが業界地図と就職四季報です。
①業界地図
まず業界地図とは、東洋経済新報社が発行している本で業界について最も分かりやすく、網羅的に解説されています。
ネットでも業界について解説されているのですが、ネットよりも業界地図の方が圧倒的にまとまりが良くて、図解も多くて読みやすいのが特徴。
この業界地図を読むことで、「どの業界も興味ない」という状況から、「この業界は面白そう」「この業界は将来伸びそうだからこの業界に就職しておいた方が良さそうだな」と思考が格上げされていきます。
僕もそうだったのですが、そもそも就活生はどんな業界が世の中にあるか理解していない人がほとんどです。
その中で志望業界がある人は、昔から車が好きだったとか、食べることが好きだとかそういう理由で志望業界を決めています。
もっと視野を広げることで、将来性のある業界、利益率が高くて残業が短いのに給料が高い業界に出会う機会が生まれる。
「どの業界も興味がない」という人こそ、視野を広げる柔軟性を持っています。
ぜひこの本を通して、どんな業界があるのか、自分が気になる業界はあるかを確認してみましょう!
②就職四季報
次に就活でどこも興味がない人におすすめの本が、就職四季報です。
この就職四季報も先に紹介した業界地図と同様、東洋経済新報社が発行しています。
就職四季報は、企業選びに参考になる情報がぎゅっと詰まった図鑑のようなもの。
下記のサンプル画像のとおり、これだけ小さい枠の中でその企業の平均残業時間、離職率、有給取得日数、平均年収が載っています。
更に僕が就職四季報で参考にしていたのが、「エントリーシートの平均通過率」と「求める人材」です。
これらの情報をネットで得るとなると相当に手間がかかるのですが、この就職四季報を見れば一撃。
先の章でも話したとおりで、就活でどこも興味がない人こそ、労働条件を見るべきです。
この就職四季報を使えば、労働条件が良い企業を簡単に探すことができるので、ぜひ手にしてくださいね!
(僕が就活生の時は、この就職四季報で自分が求める労働条件の企業があれば、都度ふせんを貼ってました。そして1社落ちたら、その中から1社追加で受けることで持ち駒を減らさない工夫をしてましたよ!)
ちなみに、こうした就活に役立つおすすめの本は別記事で更に詳しく解説しています。
就活をより効率的に進めるために、ぜひ合わせて参考にしてくださいね。
本は適当に買うのではなく、利用する目的をはっきりさせてから買うべきです!
正直、就職コーナーに置いてある本を適当に買った結果、9割が参考になりませんでした。
本当に役立つ本だけ厳選して、効率的に活用することが重要です!!
就活でどこも興味がない就活生が多い理由
ここまで就活でどこも興味がない場合の対処法を紹介していきました。
ですが、そもそも就活でどこも興味がない人は多いのが現状です。
実際に大学生に話を聞くと「志望業界はなんとなくしか決まってない」と答える人が多い。
なぜこれほどどこも興味がないと考える就活生が多いのか?
考えられる理由は大きく3つあります。
【就活でどこも興味がないという就活生が多い理由】
- 業界について教えてもらう機会がないから
- 実生活で企業との関わりを感じることがないから
- 新卒一括採用だから
理由① 業界について教えてもらう機会がないから
就活でどこも興味がないという就活生が多い理由として、第一に業界について教えてもらう機会がないことが挙げられると思います。
大学で就活に関する説明を受ける機会はありましたが、業界についての理解を深められるような機会はありませんでした。
つまり就活生が業界について理解するためには、自分で調べるか、もともと気になる業界があって調べるかしか方法がありません。
僕は大学がもっと業界や企業選びに関する学びを提供するべきだと考えていますが、それができる人材はいないので難しい。
結局自分で業界について調べる他ありません。
理由② 実生活で企業との関わりを感じることがないから
次に、就活でどこも興味がないという就活生が多い理由として、実生活で企業との関わりを感じることがない点が挙げられると思います。
僕が新卒で入社したカゴメ株式会社は、倍率が500倍を超えると言われています。
なぜそれだけの数のエントリーがあるかと言うと、カゴメの商品に実生活で関わる人が多いからです。
食品業界の企業が、就活生に人気なのはその安定性以上に、知名度の高さが原因なんですよね。
大学生のほとんどは、「会社名を挙げてください」と聞いても20社ぐらいしか名前が挙がりません。
日本には企業が360万社あり、東証プライム上場企業だけでも1600社以上もあります。
それなのに20社ぐらいしか名前が挙がらない。
それほどまでに実生活で企業との関わりを感じる機会が少ないのです。
何かしらの形でサービスは受けているけど、企業名まで把握できない。把握しようと思わない。
このように実生活で関わりを感じないからこそ、「どの企業に入社したいかなんて分からない」となってしまう。
これは当然のことだと僕は考えています。
理由③ 新卒一括採用だから
最後に、就活でどこも興味がない就活生が多い原因は、日本の就活が一括採用だからだと考えています。
一括採用とは、大学3年生の3月から本格的に就活が解禁され、そこから一斉に就活を始める人が出る。
一方で、アメリカは通年採用が基本です。
通年採用とは1年中、企業が募集をかけている状態なので、大学生は常に「良い会社がないか」と探します。
日本の場合は一括採用なので、就活生が動き出すスピードが遅い。
「就活が本格化したら動き出そう」と考えている就活生が多いがゆえに、就活の準備作業とも言える業界研究や企業研究をギリギリまでしない、する気が起きないのだと予想できます。
もちろん以上の3点がすべての原因ではないですが、これらの理由は大きいと思います。
特に「業界について教えてもらう機会がないから」という原因は大きいかと。
就活でどこも興味がないという就活生は、自分を責めずに、こうした原因があることを押さえておきましょう。
今から行動すれば良いだけですからね!!
なるほど!たしかに業界や企業選びについて、大学3年生までに学ぶ機会ってないですよね。
そうなんだよ…!だから就活でいきなり「志望企業は?」と聞かれても、ないのが当然だと僕は思う。
だからこそ、どこも興味がない状態からいかに志望企業を探していくのか、それを把握することが重要なんだよね。
就活でどこも興味がない就活生が注意すべきこと
次にこの章にて、就活でどこも興味がない就活生が注意して欲しいことを話していきます!
以下の3点だけは注意しないと、内定が出なかったり、新卒で入社してもすぐに辞める羽目になります。
必ず押さえておいてくださいね。
【就活でどこも興味がない就活生が注意すべきこと】
- 適当に企業を選ばない
- 知っている大手企業ばかりに絞り過ぎない
- 内定獲得後の企業研究をおろそかにしない
注意点① 適当に企業を選ばない
まず注意すべきが、適当に企業を選ばないことです。
どこも興味がない人の最悪な立ち回りとしては、「どこも興味がないから適当に企業を選ぼう」と考えてしまうことです。
その結果、入社してみたら「毎日23時まで残業だ」「初任給だけ高くて昇給が全くない」「休日が少なすぎる」などが分かってすぐに辞めるという事態に陥ってしまいます。
この記事の最初の章で話したとおりで、志望企業がない人ほど、僕は残業時間が短くて休日が多い企業を狙うべきだと考えています。
残業が短くて休日が多ければ、たとえ転職活動するとなってもその時間を取れたりと余裕が出ます。
(仕事がそこまで好きじゃなくても、残業が短ければ、就業時間後のプライベートの時間を楽しむこともできますからね。)
こうした理由を押さえた上で、適当に企業を選ぶのだけは避けてください!
注意点② 知っている大手企業ばかりに絞り過ぎない
次に、就活でどこも興味がない人は、知っている大手企業ばかりエントリーしないことが重要です。
「志望企業がないから、とりあえず大手を受けよう」と考えて、大手企業に絞り過ぎると、1社も内定が出ずに最後に追い込まれて適当な会社を受けてしまうという事態になりかねない。
大手企業を受けることは良い。
ですが、同時に中小企業や中堅企業、倍率が低い大手企業もしっかりと視野に入れましょう。
「知名度が低くて倍率は低いけど労働条件が良い企業」はいくらでもあります。
この会社なら入社しても良いなと思える企業の内々定を持った状態の方が、余裕を持って倍率の高い大手を受けることができるので、人気の大手企業ばかりに絞りすぎないようにしましょう。
注意点③ 内定獲得後の企業研究をおろそかにしない
最後に、就活でどこも興味がない人は、就活に対して少し消極的な人も多いはずです。
「適当に内定を取って終わらせて、早く卒業旅行に行きたい」と考える人もいるでしょう。
ですが、内定獲得後にこそ注力すべきだと僕は考えています。
なぜなら、内定獲得後に「本当にこの会社に入社すべきか?」を丁寧に調査することで、入社後のミスマッチを極限まで下げることができるからです。
具体的に言うと、内定が出た会社に対してこそOB訪問すべきです。
自分が希望する職種の現役の社員さんに話を聞く機会を、人事に頼んで作ってもらいましょう。
そこで仮に「時期によっては残業がすごい多いよ」という情報を聞いて、それが受け入れがたいものだったら、就活を継続することができますよね。
入社してしまったら、辞める労力、転職する労力は本当に大きい。
就活生のうちにできるだけ入社後のミスマッチを減らす努力をすべきです。
新卒というカードを有利に使うためにも、内定獲得後にこそOB訪問をしたり、口コミサイトで調べるようにしましょう。
なるほど!たしかにこれら3点を押さえておかないと後悔しそうです!
志望企業がない、志望業界もないという就活生は絶対にこの3点だけでも
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
僕が大学生になった時のことを思い出すと、そもそも「業界」という言葉も知らなかったぐらいです。
それなのに就活が始まってから、いきなり20社エントリーしましょうと言われても困りますよね。
この記事を通して、少しでも打開策が見つかったら嬉しいです。
これからもこのホワイト企業ナビでは、僕自身が「この記事なら読みたいな」と思える本質的な情報を、丁寧に書いていきます。
少しでも気に入ってくれた方は、「ホワイト企業ナビ記事一覧」をブックマークしてくれると嬉しいです!
以上、就活マンでした!!
【本記事の要点まとめ】
- 就活でどこも興味がないという人は、「労働条件で志望企業を探していく」「1社ごとに事業内容を見て志望企業を探していく」という方法で企業接点を取りにいくのがおすすめ。
- 就活でどこも興味がないという就活生におすすめの本は「業界地図」と「就職四季報」であり、これらによって業界理解と、効率的な企業情報の取得を可能にしていく。
- 就活でどこも興味がないと思うのは当たり前で、理由としては、「業界について教えてもらう機会がないから」「実生活で企業との関わりを感じることがないから」「新卒一括採用だから」などが挙げられる。
- 就活でどこも興味がない就活生が押さえるべき注意点としては、「適当に企業を選ばない」「知っている大手企業ばかりに絞り過ぎない」「内定獲得後の企業研究をおろそかにしない」が挙げられる。