【半導体業界へ就職はやめとけ?】就職するリスクやデメリットを解説!

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(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

近年、「半導体不足」という言葉を至るところで聞きましたよね。

そんな需要の高い半導体ですが、一部で半導体業界への就職はやめとけと言われることがあります。

そこで本記事では、半導体業界に就職するデメリットと、反対に就職するメリットを詳しく解説していきます。

半導体業界に少しでも興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね!

知り合いが半導体業界の企業で働いているのですが、高給で働きやすいみたいですよ!

待遇は企業や職種によっても大きく異なるよ!半導体業界がやめとけと言われる理由を確認していこう。

半導体企業への就職はやめとけと言われる理由【5選】

まずは本題から入っていきましょう。

なぜネットでは「半導体 やめとけ」と言われることがあるのか?

半導体企業への就職はやめとけと言われている理由として、代表的な理由は以下の5つです。

【半導体はやめとけと言われている理由】

  • 製品によって将来性がないから
  • 海外の企業が強いから
  • 工場での勤務は単調な作業が続くから
  • 工場での技術職は夜勤もあって忙しいから
  • 営業職はノルマがあって忙しいから

①製品によっては将来性がないから

半導体企業への就職はやめとけと言われている理由1つ目は「製品によって将来性がないから」です。

最近は、半導体 オワコンという言葉を聞くことも多いと思います。

そんな半導体業界の将来性についてささやかれているのが2024年問題。

2024年問題は、世界的な半導体不足が終息すると一転して供給過剰に陥る可能性があるという問題を指します。

この問題が現実になれば、一部の半導体製品(半導体メモリなど)の低価格を招き、メーカーの収益性は悪化。

そう言った懸念から、半導体企業への就職はやめとけと言われています。

②海外の企業が強いから

半導体企業への就職はやめとけと言われている理由2つ目は「海外の企業が強いから」です。

もともと、30年以上前までの日本は半導体大国と言われていました。

半導体生産の1988年の世界シェアは日本が50%以上。

しかし、2019年には世界シェアの10%にまで減少してしまいました。

結果、インテルやサムスン・TSMCなどの海外企業が強いことから、日本の半導体企業への就職はやめとけと言われています。

③工場での技術職は単調な作業が続くから

半導体企業への就職はやめとけと言われている理由3つ目は「工場での技術職は単調な作業が続くから」です。

と言うのも、半導体工場では、良し悪しはありますが、一人一人に与えられる製造工程が細かく分けられています。

そのため、工場での技術職は単調な作業が続く傾向が高く、単調な作業の繰り返し。

結果、半導体企業への就職はやめとけという口コミにつながっています。

④工場での技術職は夜勤もあって忙しいから

半導体企業への就職はやめとけと言われている理由4つ目は「工場での技術職は夜勤もあって忙しいから」です。

半導体企業の工場にもよりますが、24時間稼働する工場も少なくはありません。

その中で、納期に間に合わせるために夜な夜な作業をおこなう必要があるケースも存在します。

結果、激務の疲れと生活リズムの乱れが生じるという理由から半導体企業への就職はやめとけと言われています。

⑤営業職はノルマがあって忙しいから

半導体企業への就職はやめとけと言われている理由5つ目は「営業職はノルマがあって忙しいから」です。

こちらは、半導体業界にかぎらずとも言えますが、ノルマがあるのは就職をやめとけと言われている理由の一つ。

半導体企業の営業職の方で過酷なノルマが課せられているケースもゼロではありません。

結果、半導体企業はノルマがあるから就職はやめとけと言われています。

確かに半導体の製品によっては将来性がないからオワコンっていうウワサは聞いたことがありました!

そうだよね!でも半導体企業は就職することで様々なメリットがあるから、その辺りも解説していくね!

半導体企業に就職するメリット【3選】

ではさっそく、半導体企業に就職するメリットを紹介していきます。

半導体企業を目指すうえで、どういったメリットがあるのか事前に確認するのは必須。

ぜひ、半導体企業への就職を検討している方は、チェックしてみてください。

【半導体企業に就職するメリット】

  • 企業によっては年収や労働条件が非常に良い
  • 半導体は将来的に需要の高さが予測される
  • 競合の参入障壁が高く安定性が高い

メリット① 企業によっては年収や労働条件が非常に良い

半導体企業に就職するメリット1つ目は「企業によっては年収や労働条件が非常に良い」です。

記事後半で10社紹介しますが、半導体業界は、年収や労働条件が良いホワイト企業は多く存在。

もともと、日本が半導体大国だったときは、過酷な労働環境の企業も少なくなかったです。

しかし、半導体業界の中でも材料や制御装置は日本がトップクラス。

そんな半導体業界の中で確かな技術力を持っている企業は、社員への還元を重要視しています。

結果、日本の半導体企業は、年収や労働条件が良い狙い目の企業と言われています。

メリット② 半導体は将来的にも需要の高さが予想される

半導体企業に就職するメリット2つ目は「半導体は将来的にも需要の高さが予想される」です。

先ほど、世界的な半導体不足が終息すると一転して供給過剰に陥る可能性があるという2024年問題を紹介しました。

確かに、半導体業界には「シリコンサイクル」と呼ばれる「買い替え需要」による景気の波があるのも事実。

しかし、今後も新スマホや自動車・遠隔医療・IOT機器など半導体が必要なケースは多く出てきます。

そのため、半導体は将来的にも需要が高くなる可能性が高いとも言われており、就職メリットとして挙げられています。

メリット③ 競合の参入障壁が高く安定性が高い

半導体企業に就職するメリット3つ目は「競合の参入障壁が高く安定性が高い」です。

とくに、日本トップクラスである材料や制御装置を取り扱う企業は、競合の参入障壁が高いと言われています。

特殊な技術を持っていることも多く、新規の競合が現れにくく安定性が高いのが特徴。

以上のことから、半導体企業への就職メリットはあると言われることが多い業界です。

なるほど!確かに半導体って聞くと専門的な技術も必要だし参入障壁は高そうですね!

記事後半で紹介するけど、日本の半導体企業の中には、世界シェアトップクラスの企業もあるから要注目だよ!

半導体企業が向いている人の特徴【3選】

ここまで半導体業界に就職するメリットとデメリットを解説してきました。

その上で、半導体業界はやめとくべきなのか?

結論、それはメリットとデメリットを考慮した上でメリットの方が大きいと判断した人には向いています。

反対にデメリットの方が大きいと判断した人には向いていない業界だと言えます。

では具体的にどんな人が半導体業界に向いているのか?

以下の3つの特徴を持つ人は、半導体業界に向いていると僕は考えています。

【半導体企業への就職が向いている人の特徴】

  • とにかく給与を稼ぎたい人
  • 多くの市場で需要のある職に就きたい人
  • コミュニケーション能力が高い人

特徴① とにかく給与を稼ぎたい人

半導体企業が向いている人の特徴1つ目は「とにかく給与を稼ぎたい人」です。

半導体は、主に機械メーカー・化学メーカー・電機メーカーに分けられるのですが、ほとんどがBtoB企業。

また、世界でもトップシェアを誇るような企業も多く、給与が高い企業も少なくありません。

そのため、とにかく稼ぎたいという人には、半導体企業の就職に向いている可能性が高いです。

特徴② 多くの市場で需要のある職に就きたい人

半導体企業が向いている人の特徴2つ目は「多くの市場で需要のある職に就きたい人」です。

半導体は、自動車関連・産業用ロボット・遠隔医療・仮想空間技術(ARやVR)・次世代通信規格5G・ディープラーニングなど、多くの市場で需要があります。

そんな半導体業界は、今後も多くの市場で必要とされる中心業界とのウワサも。

もちろん、2024年問題の可能性も少ないくないですが、需要が完全になくなる業界とは考えにくいのは事実。

そのため、現時点含め、多くの市場で需要のある職に就きたい人は、半導体企業の就職に向いている可能性が高いです。

特徴③ コミュニケーション能力が高い人

半導体企業が向いている人の特徴3つ目は「コミュニケーション能力が高い人」です。

半導体企業にかぎった話ではないですが、仮に工場勤務であってもコミュニケーションスキルは仕事を進めるのに必須。

とくに、専門的な技術を使った製品を説明する営業職となれば、間違いなくコミュニケーション能力が必要になってきます。

そのため、コミュニケーション能力に自身のある方は、半導体企業の就職に向いている可能性が高いです。

なるほど!半導体企業って意外と稼げる企業が多いんだったら就職を目指してみようと思います。

確かに半導体企業はおすすめだよ!でも2つだけ半導体企業への就職を目指す前に知っておきたい注意点があるから紹介しておくね。

半導体企業に就職する際の注意点【2選】

では続けて、半導体企業に就職する際の注意点2つを紹介します。

半導体企業の魅力はもちろんありますが、まったく注意点のない半導体企業はありません。

そこで、半導体企業に就職する際には注意しておきたいポイント2つをまとめて紹介していきます。

【半導体企業に就職する際の注意点】

  • 工場勤務は単純作業が多い
  • 市場の変動を受けやすい

①工場勤務は単純作業が多い

半導体企業に就職する際の注意点1つ目は「工場勤務は単純作業が多い」です。

半導体企業の就職はやめとけと言われている理由でも紹介した通り、工場勤務は単調な作業のケースも多いのが特徴。

半導体の製造までの工程は細かく分かれているので、思考停止でできる工場作業も少なくありません。

そのため、半導体工場を目指す場合は、単純作業が多くなるケースも考えておく必要があります。

①市場の変動を受けやすい

半導体企業に就職する際の注意点2つ目は「市場の変動を受けやすい」です。

何度か紹介した2024年問題の通り、半導体企業は市場の変動を受けやすい特徴があります。

実際、新型コロナウイルスの期間は、PC・ダブレット・スマートフォンのニーズが高く半導体不足となりました。

そんな、PCやスマートフォン・ダブレットの需要は徐々に落ち着いてきています。

ですが、電気自動車(EV)、運転支援・自動運転車などの車載半導体市場は伸びる可能性大。

このように、市場の変動を受けやすいのは半導体企業の大きな特徴であり注意点と言えます。

なるほど!確かに半導体業界は市場の変動を受けやすいのは納得しました。

そうなの!半導体企業に就職するときは今後の市場予測も視野に入れた企業選びも大切だよ!

半導体業界のホワイト企業の探し方【3選】

では続けて、半導体業界のホワイト企業を見極める方法3つを紹介します。

多くの半導体業界に属する企業がある中で、自分の気になった企業がホワイトなのか見極める力は必須。

だからこそ、当記事で半導体業界の中でもホワイトな企業を見極める方法は確認しておきましょう。

【ホワイト企業を見極める方法】

  • 需要の高い半導体製品を取り扱っているかチェックする
  • 有給休暇取得率をチェックする
  • 厳しいノルマが決められていないかチェックする

①需要の高い半導体製品を取り扱っているかチェックする

半導体業界のホワイト企業を見極める方法1つ目は「需要の高い半導体製品を取り扱っているかチェックする」です。

先ほど、半導体業界は市場の変動を受けやすいと紹介しました。

もちろん、市場の影響を受けやすいのは事実であり、コロナ禍の影響も半導体業界はしっかり受けました。

そのため、今後の市場を予測して、需要の高い半導体製品を取り扱っている企業かチェックするのは重要。

例えば、電気自動車(EV)、運転支援・自動運転車などの車載半導体市場は伸びる可能性大。

この辺りも視野に入れながら、需要の高い半導体製品を扱っている企業を選ぶようにしましょう。

②有給休暇の取得率をチェックする

半導体業界のホワイト企業を見極める方法2つ目は「有給休暇の取得率をチェックする」です。

次の章で紹介する、半導体業界のホワイト企業10社についても、すべての企業で有給休暇の取得率を載せました。

例えば、ミヨシ電子は、就職四季報2024の調査によると、社員の有給平均取得率は16.1日。

さすがに、高水準すぎるのでここまで取得率の高い企業を探すのは難しいですが、目安は年間8.0日以上取れる企業かチェックしましょう。

有休取得できる職場なのか見極める一つの材料になるので事前にチェックするのがおすすめですよ。

» 【ホワイト企業の年間休日は?】120日が基準は本当なのか?

③厳しいノルマが決められていないかチェックする

半導体業界のホワイト企業を見極める方法3つ目は「厳しいノルマが決められていないかチェックする」です。

冒頭でお伝えした通り、半導体業界の営業職はノルマがある企業も存在します。

そのため、ノルマが支店単位か個人なのかやノルマによる罰則や基準の高さは事前にチェックが必須。

なお、ノルマの有無を入社前に確認するのは難しいですが、例えば、OB・OG訪問を活用して聞いておきましょう。

また、企業の口コミや評判を確認できる以下サイトの活用もおすすめです。

【おすすめ口コミ・評判サイト】

  • OpenWork:1500万件以上の社員のリアルな口コミが無料で閲覧可能
  • ライトハウス:年間5000万ユーザーが利用する日本最大の口コミプラットフォーム

半導体業界にかぎらず、仕事に対してノルマが定められていることは多いですが、そのノルマが個人か全体かで大きく違います。

また、ひどい企業だと、ノルマ未達で給料減額といった企業も存在します。

そのため、上記のような口コミサイトを活用しつつ、厳しいノルマがないかを確認しておきましょう。

なお、その他、ホワイト企業の特徴を詳しく解説した記事を別で書いているので、合わせて読んでくださいね!

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社?

半導体業界のホワイト企業【10選】

前章で、半導体業界のホワイト企業の探し方3つを紹介しました。

半導体業界にかぎらず、営業ノルマの厳しい企業や労働環境の劣悪な企業は多く存在します。

今回は、そんな企業をのぞいた半導体業界の中でもホワイトな企業10社を紹介。

【ホワイトな半導体企業】

  • 株式会社オーク製作所
  • レーザーテック
  • 日本電子材料
  • テクノクオーツ
  • 株式会社テラプローブ
  • 株式会社リード
  • ミヨシ電子
  • 双信電機
  • HIOKI
  • 株式会社テセック

なお、今回の本文内で紹介する平均残業時間や平均年収などの情報は、「就職四季報2024年版」を参考にしています。

①株式会社オーク製作所

企業名株式会社オーク製作所
企業概要株式会社オーク製作所は、電子回路基盤・半導体・液晶装置用の紫外線放電ランプ・オソン発生装置・露光装置などを製造し販売する企業。
従業員数486(単体)
資本金5億8,800万円
平均年収624万円
有休取得平均10.8日/年
平均残業時間7.4時間/月

ホワイトな半導体業界の企業1社目は「株式会社オーク製作所」です。

株式会社オーク製作所は、最先端の技術力に定評のあり企業。

中国・韓国・台湾主体に輸出比率は8割、ネットワーク関連投資増でダイレクト露光装置が恒常となっています。

なお、有給取得平均は10.8日/年と高く、平均年収も600万円を超える優良企業です。

②レーザーテック

企業名レーザーテック
企業概要レーザーテックは、半導体のマスク欠陥検査装置とレーザー顕微鏡が柱の企業。
ウエハ検査装置やEUVマスクブランクス検査装置などの新領域に展開中。
従業員数374(単体)
資本金9億3,100万円
平均年収1,448万円(総合職)
有休取得平均12.2日/年
平均残業時間43.3時間/月

ホワイトな半導体業界の企業2社目は「レーザーテック」です。

なお、半導体デバイスを製造する元となるガラス基板であるマスクブランクス検査装置はシェア100%の企業。

平均残業時間が43.3時間と多いですが、平均年収は1,448万円と高水準。

給与をしっかりもらいたい方におすすめの半導体企業となっています。

③日本電子材料

企業名日本電子材料
企業概要日本電子材料は、半導体ウエハ検査用部品のブローブカードで世界最大手の企業。
なお、ブローブカードは、半導体集積回路メーカーの仕様に合わせて設計・製造する特注品。
従業員数660(単体)
資本金30億3,600万円
平均年収441万円
有休取得平均13.6日/年
平均残業時間13.0時間/月

ホワイトな半導体業界の企業3社目は「日本電子材料」です。

日本電子材料は、半導体集積回路の製造工程における、半導体試験装置で使用される接続治具のブローブカード世界最大手の企業。

国内のほか、米国・中国・台湾など海外にも製造拠点がある企業となっています。

なお、有給取得平均は13.6日/年と高水準。

平均残業時間も13.0時間/月と働きやすい環境が整っている1社と言えます。

④テクノクオーツ

企業名テクノクオーツ
企業概要テクノクオーツは、半導体製造装置用の高純度石英ガラスや結晶シリコンパーツの製造が主力の企業。
セル・テドラーバッグなどの理化学機器、シリコン加工、産業用加熱機器なども手がける。
従業員数278(単体)
資本金8億2,900万円
平均年収580万円
有休取得平均9.0日/年
平均残業時間26.1時間/月

ホワイトな半導体業界の企業4社目は「テクノクオーツ」です。

テクノクオーツは、半導体製造装置用の高純度石英ガラスや結晶シリコンパーツの製造が主力の東証スタンダート上場企業。

応用新製品の開発にも注力しており、ジーエルサイエンスの子会社となっています。

なお、平均年収は580万円と従業員規模に対して高水準。

有給取得平均も9.0日/年と高く、働きやすい環境も整っているおすすめの1社です。

⑤株式会社テラプローブ

企業名株式会社テラプローブ
企業概要株式会社テラプローブは、半導体製造工程におけるメモリー・システムLSIのテスト受託サービスを提供する企業。
CPU・SoCなどロジック製品やDRAMなどメモリ製品向けが柱。
従業員数224(単体)
資本金11億8,230万円
平均年収620万円
有休取得平均11.0日/年
平均残業時間20.8時間/月

ホワイトな半導体業界の企業5社目は「株式会社テラプローブ」です。

株式会社テラプローブは、九州事業所で自動車産業向け認証を取得し、車載半導体のテスト受託を強化。

海外は、台湾に子会社を持っており、海外展開も注力している企業。

有給取得平均11.0日/年・平均年収620万円と高水準であり、半導体業界の中でもおすすめの1社となっています。

⑥株式会社リード

企業名株式会社リード
企業概要株式会社リードは、磁気ヘッドや半導体の加工向け超精密ダイヤモンド工具を製造・販売する企業。
HDD用磁気ヘッド加工用では世界シェア首位クラス。
従業員数193(単体)
資本金6,000万円
平均年収
有休取得平均11.0日/年
平均残業時間33.7時間/月

ホワイトな半導体業界の企業6社目は「株式会社リード」です。

株式会社リードは、HDD用磁気ヘッド加工で世界首位クラスの企業としても有名な企業。

コンサルから開発・導入・サポートまでトータルサポート。

平均年収の公表はないですが、有給取得平均11.0日/年や企業の実績を見ても優良企業の1社と言えます。

⑦ミヨシ電子

企業名ミヨシ電子
企業概要ミヨシ電子は、三菱電機の持分法適用会社。
高周波モジュールデバイス・半導体センサー製品などの電子デバイスと小電力無線機器・ハンディターミナルなどの情報通信機器の開発・製造が主力の企業。
従業員数178(単体)
資本金4億円
平均年収549万円
有休取得平均16.1日/年
平均残業時間17.3時間/月

ホワイトな半導体業界の企業7社目は「ミヨシ電子」です。

ミヨシ電子は、医療・車載市場へのアプローチも強化している企業。

有給取得平均は16.1日/年と高水準であり、休暇のとりやすい環境が整っているおすすめの1社となっています。

⑧双信電機

企業名双信電機
企業概要双信電機は、電子部品の中堅メーカー。
大容量・高電圧のノイズ除去フィルター・コンデンサーに強みがあり、半導体製造装置・工作機械・医療機器・車載電装品など産業機器用と情報通信インフラや情報通信端末などの情報通信機用の2本柱。
従業員数394(単体)
資本金4億2,560万円
平均年収546万円
有休取得平均15.6日/年
平均残業時間15.3時間/月

ホワイトな半導体業界の企業8社目は「双信電機」です。

双信電機は、半導体製造装置・工作機械・医療機器・車載電装品など産業機器用と情報通信インフラや情報通信端末などの情報通信機用の2つが事業の柱。

有給取得平均15.6日/年と高水準であり、平均残業時間も15.3時間/月とワークライフバランスの取りやすい企業となっています。

⑨HIOKI

企業名HIOKI
企業概要HIOKIは、各種テスラーなど電気計測器の中堅メーカー。
自動試験装置・記録装置・電子計測器・現場計測器の4分野であり、自動試験は半導体製造用からスマホなどの回路測定・計測器はEVバッテリー検査装置など。
従業員数756(単体)
資本金3億2,999万円
平均年収923万円
有休取得平均12.6日/年
平均残業時間13.4時間/月

ホワイトな半導体業界の企業9社目は「HIOKI」です。

HIOKIは、各種テスラーなど電気計測器の中堅メーカーであり、東証プライム上場企業。

4分野の事業の中でも、自動試験は半導体製造用からスマホなどの回路測定・計測器はEVバッテリー検査装置を取り扱っています。

なお、平均年収は923万円と高水準。

有給取得平均も12.6日/年と多く、労働環境も整っているおすすめの1社となっています。

⑩株式会社テセック

企業名株式会社テセック
企業概要株式会社テセックは、半導体検査装置専業メーカー。
半導体デバイス選別処理装置であるハンドラの製造で国内上位の企業。
従業員数186(単体)
資本金25億2,100万円
平均年収651万円
有休取得平均11.4日/年
平均残業時間7.9時間/月

ホワイトな半導体業界の企業10社目は「株式会社テセック」です。

株式会社テセックは、半導体デバイス選別処理装置であるハンドラの製造で国内上位の企業。

デバイスの電気特性を測定するテスター(測定装置)は個別半導体用で世界首位クラスになっています。

そんな、株式会社テセックの有給取得平均は11.4日/年と多く、平均残業時間も7.9時間/月の働きやすい職場環境の整った1社です。

日本の半導体企業の中には世界トップクラスの企業も存在するんですね!

そうなの!日本企業の技術力がないと製造できない製品も多いのが日本の半導体業界の大きな特徴だよ!

【補足】そもそも半導体業界とは?

では最後に半導体業界とは何かについて簡単に紹介して終わりたいと思います。

半導体業界は、半導体の製造や開発を担う企業や、販売を担う企業が集まっている業界を指します。

業界には、半導体そのものを製造する「半導体メーカー」と、半導体を作るために必要な装置を製造する「半導体製造装置メーカー」・半導体の買い付け販売をする「半導体商社」が存在。

すべて半導体業界には欠かせない役割を担っています。

そんな半導体業界全体は、今後も需要は拡大する可能性が高いです。

とくに、2023年以降の車載半導体市場は、自動車の半導体搭載量が増加するため、長期的には明るくなる見通し。

IOT・AI・5G・ビッグデータ活用など、世界中でデジタル社会への移行が進んでいるため、中長期的な視点から見て半導体の需要は高いものと推察されます。

なお、総務省調査によると日本の半導体業界の出荷額は、2018年から減少していたものの2021年から増加に転じ、2022年には1兆145億円(前年比36.9%増)と増加。

2024年問題もささやかれてはいますが、まだまだ将来性の期待できる業界となっています。

本記事の要点まとめ

今回は、半導体への就職はやめとけと言われている理由を中心に紹介しました。

【半導体はやめとけと言われている理由】

  • 製品によって将来性がないから
  • 海外の企業が強いから
  • 工場での勤務は単調な作業が続くから
  • 工場での技術職は夜勤もあって忙しいから
  • 営業職はノルマがあって忙しいから

上記の通り、半導体業界は、製品によっての将来性や働き方の部分でやめとけと言われることも多い業界。

しかし、日本の半導体企業の中には、世界シェアトップクラスの企業も多く存在します。

例えば、日本電子材料は、半導体ウエハ検査用部品のブローブカードで世界最大手の企業。

このように、日本の技術を証明する優良企業が半導体業界にはまだまだあります。

だからこそ、半導体業界への就職をやめるのはもったいないのも事実。

ぜひ、今回紹介したホワイトな半導体企業10社も参考にしながら、半導体業界の就職をすべきか検討してみてください。

【本記事の要点まとめ】

  • 半導体企業の中でも工場勤務はおすすめしない声が多い
  • 工半導体企業は、自動車・IOT・AIなど今後も伸びる可能性は十分にある業界
  • 半導体業界多くの市場で需要のある職に就きたい方におすすめ
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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