【平均残業時間はあてにならない?】信頼性について解説!

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。

「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」

こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!

全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

今回は求人や就職四季報に記載されている「平均残業時間」について、その時間はあてにならないのかどうか解説していきます。

企業を選ぶ上で、残業時間はとにかく重要ですよね!

例えば、残業が0か2時間あるか、それだけで平日の生き方が変わってきます。

平均残業時間は実態を反映しているのかどうか、実際に求人サイトを運営している僕が丁寧に解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね!

平均残業時間をそのまま鵜呑みにして良いのか気になります!

結論から言うと、職種や配属部署、個人の能力によって同じ会社でも残業時間が異なる!だから平均残業時間は鵜呑みにせず、あくまで参考にすることが重要だよ!

平均残業時間はあてにならないのか?

なぜなら平均残業時間はあくまで「平均」なので、同じ会社でも残業が0時間の人もいれば、20時間の人もいるんですよね。

実際に僕が食品メーカーに勤めていた頃、僕は残業を毎日1時間以上しませんでした。

ですが、先輩社員で毎日3時間ぐらい残業する人がいたんですよね。

(僕は「残業代目当てか?」と思ってその先輩を見ていましたが。)

A社の平均残業時間が40時間、B社の平均残業時間が10時間だとした場合。

たしかにA社にも残業をしない人もいるかもしれないですが、その割合は低いと分かります。

一方で、B社にも残業を40時間する人もいるかもしれない。

ですが、多くの人が残業をしない会社だと分かりますよね。

よって残業をしたくない人は、当然ですが平均残業時間が短い企業に入社すべきです。

加えて、平均残業時間について考えるポイントを3つ整理しておきましょう。

【平均残業時間について考えるポイント】

  • 平均残業時間はあくまで「平均」である
  • 同じ会社でも職種や配属部署によって残業時間は異なる
  • 同じ部署でも人によって残業時間は異なる

①平均残業時間はあくまで「平均」である

まず平均残業時間はあくまで平均であることを把握しましょう。

また「全社の平均なのか」「その職種の平均なのか」など、どの範囲を対象とした平均残業時間なのか明記されていないことが多いので、可能であれば入社前に自分が配属する部署の平均残業時間を把握すると良いですよ。

例えば、全社の平均残業時間が10時間でも、営業職に限っては平均残業時間が30時間ということもあります。

②同じ会社でも職種や配属部署によって残業時間は異なる

実際に、僕が入社した食品メーカーでも、事務職の方はほぼ全員が定時で帰っていました。

ですが、営業職の場合は定時で帰る人は少数派で、最低でも1時間は残業する人が多かったんですよね。

このように会社全体では平均残業時間が短くても、ある職種や部署では平均残業時間が長い可能性もあるので、先に伝えたとおり入社前に確認しておきましょう。

③同じ部署でも人によって残業時間は異なる

最後に、残業に関しては個人の能力や仕事によっても大きく異なります。

例えば、僕の配属した部署では、僕は残業をほとんどしなかったのですが、上司は残業してました。

同じ部署でも「個人の仕事の早さ」や「業務量」によって、残業時間は当然異なる。

また入社後も自分の残業時間は変化するものだと覚えておいてくださいね!

なるほど!たしかに平均残業時間はあくまで平均なので、実態を完全に反映はできないですが、その会社が全体的に残業が多いか少ないのかの指標には確実になりますよね。

そうなんだよ!残業が嫌な人は、最初から平均残業時間が長い会社は避けるべきだよ!

平均残業時間を確認する方法

【平均残業時間を確認する方法】

  • 求人サイトで確認する
  • 企業の採用ページの求人情報で確認する
  • 就職四季報で確認する

①求人サイトで確認する

まずは求人サイトを活用する方法です!

求人サイトには、企業が公開している募集要項や条件が掲載されており、そこに平均残業時間が記載されていることがあります。

求人サイトで確認する方法が便利なのは、多くの企業の情報を短時間で比較できること。

また掲載情報は企業が自ら提供しているため、公式なデータが多いので信頼性が高いと言えます。

また絞り込み機能を活用すれば、残業時間が少ない企業だけを一覧で確認することも可能!

具体的な例を挙げると、大手求人サイトでは検索条件として「残業時間」や「働き方」に関する項目があり、それを選択するだけで、自分に合った企業を探すことができるのも便利ですよね。

ただし、求人サイトの情報は更新頻度や正確性にばらつきがある場合もあるため、複数のサイトを併用することが重要です!

②企業の採用ページの求人情報で確認する

次に、平均残業時間を企業の公式採用ページで確認することもできます。

公式採用ページには、求人サイトには掲載されていない詳細な情報が記載されていることがあるんですよね。

例えば、具体的な部署ごとの働き方や、社員の声、福利厚生についての詳しい説明が掲載されています。

具体的には「完全週休二日制で、月平均残業時間10時間以内」という記載がある場合、その企業が労働時間を重要視していることが分かります。

③就職四季報で確認する

最後に、平均残業時間は就職四季報を利用して確認することもできます!

就職四季報は、多くの企業の詳細情報が一覧になっているため、比較するのに非常に便利。

残業時間だけでなく、給与、離職率、福利厚生など、多角的に企業を評価するための情報が揃っています!

就職四季報に記載されている平均残業時間

また就職四季報の掲載情報は編集部によって調査・確認されているため、信頼性が高いのも良い。

例えば「残業時間月平均15時間」という具体的な数値が記載されていれば、その企業の実態をある程度把握できます。

この就職四季報は企業の労働条件を調べるのに圧倒的に便利で、僕が就活生の時もフル活用してました。

大手版と、優良中堅・中小企業版の両方を持っておくことをおすすめします!

余談ですが、この就職四季報は就活生におすすめの本としても紹介しています。

その他、僕が本気で就活生におすすめする本をまとめた記事も書いているので、ぜひ合わせて参考にしてくださいね!

» 【おすすめの就活本15選】これだけ読めば良い本を厳選!

なるほど!企業の平均残業時間は、これらの方法で確認できるんですね!

平均残業時間を確認しないまま、入社してしまう人も多い。絶対に確認しておこう!

平均残業時間の信頼性を高めるために口コミサイトも併用すべき

ここまで解説したとおり、平均残業時間を調べる際には、求人サイトや公式採用ページ、就職四季報を活用する方法が一般的です。

しかし、それらの情報だけではカバーしきれない場合もあります!

そんなときに役立つのが、口コミサイトです。

ここでは、口コミサイトを併用することで平均残業時間の信頼性を高める方法を解説します。

また、口コミサイトを利用する際の注意点についても触れていきますので、参考にしてくださいね!

口コミサイトを活用するメリット

口コミサイトを利用することで、求人情報や採用ページに載っていないリアルな声を知ることができます。

口コミサイトは企業に勤めていた、もしくは現在勤めている社員の生の声が反映されているので、より実態に近い情報が得られる貴重な情報源なんですよね。

また求人サイトや採用ページに書かれている公式な情報よりも、現場の実態を知る手がかりにもなります。

具体的には「残業時間ゼロを推進している企業」の口コミを見てみると、「管理部門では実際に定時退社が基本だけれど、営業部門では繁忙期に20時間以上残業がある」など詳しい実態が見えてくることがあります。

このように、公式情報だけでは見えてこない実態を把握するのに口コミサイトは非常に有効ですよ!

口コミサイトを利用する際の注意点

一方で、口コミサイトを利用する際には注意も必要です。

例えば、過去に退職した社員が恨みや不満から極端なコメントを残しているケースもあります。

そのため、口コミサイトの情報をそのまま鵜呑みにするのは危険。

「残業時間が非常に長い」と書かれている企業の口コミを複数確認した場合、全てがネガティブな意見であれば、その信憑性を疑った方が良いでしょう。

逆に、ポジティブな意見とネガティブな意見がバランスよく存在する場合、その情報は比較的信頼できる可能性が高いですね。

また、投稿日時にも注目してください!

何年も前の口コミは、現在の状況と異なる場合があります。

そのため、できるだけ最新の投稿を参考にすると良いでしょう。

口コミサイトを効果的に活用する方法

次に、口コミサイトをより効果的に活用するには、複数のサイトを利用し、情報を総合的に比較することが重要です。

例えば、1つのサイトだけでなく、複数のサイトで同じ企業の情報を確認することで、偏りを減らすことができます。

また特定の部署や職種に絞った口コミを探すと、より具体的な情報が得られる場合があるので、広く口コミに目を通すこともポイントです。

更に僕が口コミを見る上で大事にしているのが、複数の意見の中から共通点を探すこと。

「残業時間が多い」というコメントが複数の投稿に共通している場合、その企業の残業が多い可能性が高いんですよね。

反対に、意見が分かれている場合は、部署や勤務地によって状況が異なる可能性があります!

このように1つの口コミだけを参考にするのではなく、共通する口コミを見つけ出して、その口コミの信頼性を自分の中で高めていくことがポイントとなります。

ここまで紹介した口コミサイトですが、おすすめの口コミサイトは別記事でまとめてます。

利用している口コミサイトがない場合は、合わせて参考にしてくださいね!

» 【最新】就活口コミサイトおすすめ10選!各サイトを徹底比較!

なるほど!口コミサイトを合わせて利用することで、「平均残業時間はあてにならない!」という心配を払拭するのに役立てることができるんですね。

口コミサイトの情報の信憑性も確実ではないけど、共通する口コミが見られる場合は、信憑性の高いその企業の実態に関する情報が得られるからね!

最終的な残業時間の確認はOB訪問がベスト

ここでは、OB訪問がなぜベストな方法なのか、その理由と具体的な進め方を詳しく解説します!

OB訪問がベストな理由

OB訪問が残業時間の確認に最適な理由は、実際に働いている人の生の声を直接聞けるから。これに尽きます。

求人情報や口コミサイトでは、企業全体の平均的なデータや主観的な意見が多く、部署ごとの細かい実態までは分かりにくい。

しかし、OB訪問では特定の部署や職種の具体的な働き方について詳しく聞くことができます。

例えば、「この部署では、定時退社が基本だけれど年度末は繁忙期で月30時間ほどの残業が発生する」という具体的な情報を得られる可能性があります。

このように、OB訪問では他の情報源では得られない、現場に即したリアルな状況を確認できるのが大きなメリットですね。

OB訪問で残業時間を確認する具体的な方法

OB訪問で残業時間を確認する際には、以下のような流れで進めると効果的。

【OB訪問の具体的な進め方】

  1. OB訪問のアポイントを取る
  2. 質問内容を事前に準備する
  3. 実際に話を聞く
  4. 得た情報を他のデータと比較する

ちなみにOB訪問のやり方ですが、僕はそもそも入社の最終決定のためにすべきだと考えているので、特に内定を獲得した企業に対して行うのが有効だと考えています。

内定を獲得したら、企業と就活生の立場は逆転するので、人事に現場の社員さんと話す機会をくださいとお願いしてOB訪問すると良いですよ!

OB訪問の注意点

またOB訪問をする際には、いくつか注意点があります。

まず、相手の時間をいただいているという意識を持つことが大切!

訪問時間は30分から1時間程度に設定し、質問は事前に準備して簡潔にまとめてください。

また、相手の話を鵜呑みにせず、他の情報源と照らし合わせて総合的に判断することも重要。

例えば、OBが現在働いている部署は残業が少なくても、他の部署では状況が異なる場合があります。

そのため、「他の部署ではどのような働き方が一般的ですか?」といった質問を追加してください。

さらに、OB訪問では積極的に自分の志望動機や働き方の希望も伝えることで、より具体的なアドバイスをもらえることがあります。

「私はワークライフバランスを重視しているのですが、この企業でそのような働き方は可能ですか?」と聞くことで、より現実的な情報が得られるので自分の希望・理想も積極的に伝えてみてください。

内定獲得後にこそ、本当にその会社に就職すべきか徹底的に調査すべきです!現場の社員さんと話す機会を作ってもらって、入社後のミスマッチを極力排除しましょう!

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

本記事では、平均残業時間を正確に確認し、信頼性を高めるための方法について詳しく解説しました。

ここで紹介した内容を活用すれば、より良い企業選びができるようになるはずです。

これからもこのホワイト企業ナビでは、就職活動に役立つ本質的な情報をお届けしていきます!

少しでもこの記事が参考になったと思ったら、ぜひホワイト企業ナビをブックマークしてくださいね。

以上!就活マンでした!

【本記事の要点まとめ】

  • 求人サイトでは平均残業時間が公式情報として確認でき、絞り込み機能で希望条件に合った企業を探しやすい。
  • 企業の公式採用ページでは、より詳細で正確な残業時間情報や職場の雰囲気を確認できる。
  • 就職四季報を活用すれば、企業の平均残業時間やその他の労働環境について信頼性の高いデータが得られる。
  • 口コミサイトを併用することで、現場社員のリアルな声を基に残業時間の実態を知ることができる。
  • 口コミサイトを利用する際は、主観的な意見や偏りに注意し、複数サイトで情報を比較することが重要。
  • 最終的には、OB訪問を通じて部署ごとの残業時間や働き方について直接確認するのが最も信頼性が高い。
  • OB訪問では、質問内容を事前に準備し、得られた情報を他のデータと照らし合わせることが大切。
  • これらの方法を組み合わせることで、残業時間の正確性を高め、企業選びの失敗を防ぐことができる。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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