【お祈りメールのテンプレ】10パターンの例文を共有します!

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求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

今回はお祈りメールのテンプレを共有していきます!

就活生にとっては、お祈りメールがどんな形で届くのか知るきっかけになるかなと。

また企業の採用担当者の方には、お祈りメールを考える参考にしてもらえればと思います!

たしかにお祈りメールとはどんな内容のメールが届くのか気になります!

そもそもお祈りメールとは?

はじめに「お祈りメール」とはそもそも何なのかを軽く振り返っておきますね。

お祈りメールとは「不採用通知メール」の通称です。

たいてい、メールの最後のほうに「あなたの今後のご活躍をお祈り申し上げます」と書かれているので、お祈りメールと呼ばれるようになりました。

お祈りメールにはいろいろなパターンがあるんですが、共通しているのは「落ちました」と伝えていることです。

どんな言い回しで伝えられても、落ちたのはショックなことなんですけどね…。

そして、お祈りメールが何より恐ろしいのは「気持ちが萎える」ってことです。

なぜ従来のお祈りメールは受け手の気持ちを最低レベルまで萎えさせるのか?

本当に、お祈りメールを受け取ると気持ちが萎えに萎えてしまいます。

なぜなのか?

それは、お祈りメールの文面がいかにも「テンプレ」感ありありだからです。

頑張って選考対策をした企業ほど、「こんなそっけないメール1通で終わりにされてしまうとは…」と、気持ちが果てしなく萎えるんですね。

実際、お祈りメールの大半はテンプレです。

人事は忙しいので、大勢の不採用者に1通1通メールを送る時間はないんですね。

あと、テンプレからコピペしないと誤入力などミスの原因にもなりがちです。

なので、多くの企業はお祈りメールのテンプレを用意しておき、テンプレをコピペして不採用者に送信しているわけです。

…ということは、よくあるお祈りメールのテンプレを前もって知っておくと、多少は耐性がつきそうですよね。

いくつかのパターンでお祈りメールのテンプレを用意しましたので、ぜひ参考にしてください!

たしかにどんなお祈りメールが届くのか、テンプレをある程度把握しておけば「ああ、こういう感じで届くものだよね」とうまくスルーできそうです。

お祈りメールのテンプレート:基本

まずは、オーソドックスなパターンのお祈りメールを紹介しますね。

ドライ・事務的・そっけないの3拍子がそろっているやつですw

さっそく見ていきましょう!

パターン①

件名:【選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

株式会社〇〇採用担当の〇〇と申します。

このたびは、多くの企業から弊社へご応募頂き、誠にありがとうございました。

厳正なる選考の結果、誠に残念ではございますが今回は採用を見送らせて頂くこととなりました。

ご期待に沿えず大変恐縮ではございますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

〇〇様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

普通オブ普通、ごく一般的なお祈りメールです。

「不採用」といったストレートな言葉は使わず、「採用を見送る」などと遠回しに表現しているのが特徴的です。

企業によっては、「お預かりした応募書類につきましては、弊社にて責任を持って破棄させていただきます」などの文言が入っていることもありますね。

メールアドレスなどの個人情報が記載されている書類なので、ちゃんと対応してますよと伝えているわけです。

いずれにしても「そっけない」の一言ですね…。

いかにも「テンプレ感」のあるお祈りメールです。

パターン②

件名:【書類選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

株式会社〇〇の採用担当でございます。

このたびは、数ある企業の中から弊社へご応募頂き誠にありがとうございました。

社内にて慎重に検討した結果、今回は貴意に沿いかねる結果となりました。

あしからずご了承くださいますようお願いいたします。

〇〇様の今後のご健勝ならびにご活躍を心からお祈り申し上げます。

「貴意」「あしからず」のように、日常会話ではほぼ使わない表現が入っているのもお祈りメールの特徴です。

ふだんの会話で「あしからず」なんて言ったら、聞き返されるレベルですよねw

ちなみに「健勝」というのは、「元気ですこやか」っていう意味らしいです。

お祈りメールのせいで「元気ですこやか」ではなくなる人が大半なので、一体何が「ご健勝」なのやら…。

使っている表現は堅苦しいのですが、言っていること自体はパターン①と全く同じですね。

パターン③

件名:【〇次選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

株式会社〇〇の採用担当でございます。

先日はお忙しい中、弊社の採用面接にお越しいただき誠にありがとうございました。

慎重に選考を進めた結果、誠に遺憾ではございますが、今回は採用を見送らせて頂くこととなりました。

何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

末筆となりましたが、今後〇〇様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

「誠に遺憾ではございますが…」って表現も、お祈りメールでよく使われる表現です。

「遺憾」は「思い通りにいかず残念」って意味なのですが、残念に思うぐらいなら採用してよ!と普通は思いますよね…。

面接を受けてから受け取るメールの場合、このように「〇次選考結果のご連絡」と表題に書かれていることもあります。

メールの表題だけを見ると、「次の選考の案内かな?」と思うので、メールを開いて読むとますます気持ちが萎えるわけです。

これもお祈りメールあるあるですね…。

パターン④

件名:【〇次選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

先般は弊社の面接にお越し頂き、誠にありがとうございました。

慎重に選考を進めた結果、誠に残念ながら今回は貴意に添いかねる結果となりました。

ご足労頂きながら不本意な結果となり、大変恐縮ではございますが何卒ご了承いただければ幸いです。

末筆ながら、貴殿の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

お祈りメールの中には、やけにへりくだった文面のものもあります。

上のテンプレはその典型で、「ご足労頂きながら」「大変恐縮ですが」と、ずいぶん丁寧な表現が使われています。

言っていること自体はこれまでのパターンと少しも違わないので、いずれにしても「落ちました」と伝えているわけです。

人によっては、文面が丁寧なだけに逆に腹立たしく思うかもしれません。

「そんなに申し訳ないと思うなら、次の面接にも呼んでくれればいいのに!」と思いますよね。

そこは平常心を保ちましょう。

テンプレですから、何か特別な意味が込められているわけじゃないんです。

以上4パターンが、よくある基本のお祈りメールです。

お祈りメールはメンタルをやられやすいのですが、こうやってツッコミを入れてみると若干ダメージが和らぎます。

「よくあるパターンのテンプレだな」ぐらいに捉えれば、腹が立つことも減っていくはずです!

本当にどれもそっけない文面ですね…。でも、4パターン立て続けに読んだら少し慣れてきたかもしれないです。

お祈りメールのテンプレート:面白い

企業によっては、ちょっと個性的なお祈りメールを送ってくるところもあります。

お祈りメールは就活を続けている限り必ず受け取ることになるので、「こういうパターンもあるのか」と面白がって読んでみる余裕も必要ですよ!

というわけで、面白いパターンのお祈りメールのテンプレを紹介してみますね。

パターン①

件名:【選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

株式会社〇〇採用担当の〇〇と申します。

先日は、当社採用選考にお越し頂き、誠にありがとうございました。

今回のご応募に関しまして、慎重に選考を行いました結果、

誠に残念ながら貴意に添いかねる結果となりました。

何卒ご了承頂けますようお願いいたします。

なお、採用不合格理由についての個別のお問い合わせは控えさせて頂いております。

大変申し訳ございませんが、あしからずご理解頂きますようお願いいたします。

このたびは弊社に興味をお持ちいただき、ありがとうございました。

末筆ながら、〇〇様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

お祈りメールに対して「不採用の理由を教えて欲しい」といった問い合わせが過去にいくつもあったんでしょうか…?

先手を打って「問い合わせには応じられない」と念押ししています。

このお祈りメール、企業側が「問い合わせを控えさせて頂いております」と書いているのがちょっと面白いと思いませんか?

問い合わせを控えなくちゃならないのは就活生のほうなので、本来は立場が逆ですよね。

「きっと、よっぽど問い合わせて欲しくなんだろうなぁ…」と思ってしまうテンプレ文でした。

パターン②

件名:【選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

株式会社〇〇人事部の〇〇と申します。先日は、弊社の新卒採用に参加していただき誠にありがとうございました。

採用担当チームで検討を重ねました結果、〇〇様は弊社にはマッチングしないという結論に達しました。

何卒、ご了承いただけますようお願い申し上げます。

今回の選考では上記の結果となりましたが、〇〇様は優れたポテンシャルをお持ちの方とお見受けしております。

これからの就職活動にも、ぜひ全力で取り組んでください。

もしも何か就職活動における質問等がございましたら、遠慮なくご質問いただけましたら幸いです。

弊社といたしましても、答えられる範囲でサポートさせていただきます。

末筆となりましたが、〇〇様のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げております。

パターン①とは真逆で、就活に関する質問を何でも受け付けてくれるという親切な企業です。

「サポートさせていただきます」と書かれているので、一瞬「就活エージェントから送られてきたメール?」と思ってしまいますよね。

不採用にされた企業に「就活についていろいろ教えてもらおう!」と考える人はあまりいないと思うのですが…。

おそらくですが、企業なりに就活生を気遣ってくれているんだと思います。

一方的に不採用通知を送るんじゃなく「サポートするよ」と一応伝えておくという点では、人間味が感じられますね。

そっけない文面が多い中、少しほっこりするお祈りメールです。

パターン③

件名:【選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

株式会社〇〇の〇〇と申します。先日は、弊社の面接にお越し頂き、誠にありがとうございました。

採用チームで十分に話し合った結果、〇〇様の期待に沿えない可能性があると判断し、

今回は採用を見送ることにいたしました。

ただ弊社といたしましては、〇〇様は下記の通りさまざまな能力をバランスよく備えた人材として高く評価しております。

・ポジティブ志向
・高い自己成長意欲
・共感力

バランス感覚が優れているのは大変素晴らしい強みです。

今回の選考で不採用となったことは、単に弊社と合わなかったと受け止めていただけますと幸いに存じます。

とくに強く心に残っているのは、エントリーシートの自己紹介を切り絵で作ってくださったことです。

採用チーム一同、大変感動いたしました。

きっと〇〇様は、将来さまざまな場面で活躍していく人材になっていかれると確信しております。

これからの人生を、ぜひ〇〇様らしく歩んでいっていただきたいと、心よりお祈りしております。

〇〇様のご活躍を、陰ながら応援しています。

ものすごく褒めてくれていますね!

しかも「単に弊社と合わなかっただけ」と、フォローまでしてくれています。

こういうお祈りメールだったら、受け取ってもそんなに悪い気はしないと思いませんか?

(結局、不採用だったわけなので悔しいことは悔しいはずですが…。)

文面から察するに、一応テンプレ文は用意してあるけれども、就活生ごとに少しずつ内容を変えていると推測できます。

手間と時間をかけて、1人1人に送っているんですね!

素晴らしい企業だと思います。

「陰ながら応援しています」と一言添えられていると、引き続き就活を頑張ろう!と思えそうですね。

面白いお祈りメールの返しに関しては「【お祈りメールの面白い返し方は?】面白い返信をするリスクも解説」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ気になる方は合わせて読んでみてください!

お祈りメールと言っても、ガチガチのテンプレ文を送ってくる企業ばかりじゃないんですね!

お祈りメールのテンプレート:英語

外資系企業から届くお祈りメールは、英語で書かれていることがあります。

英語で書かれたお祈りメールの例を挙げてみますね。

パターン①

Subject: The results of the employment interview

Dear 〇〇

Thank you for having our employment interview the other day.

We would like to let you know the result.

After completing a careful review of your application and supporting credentials, it is hard to say you are the person that we choose.

We hope for your further success.

Best Regards,

〇〇

(日本語訳)

件名:採用面接の結果について

拝啓 〇〇様

先日は採用試験をお受け頂き、ありがとうございました。

選考結果をお知らせいたします。

応募書類と添付書類を慎重に検討しました結果、

残念ながら採用を見送らせていただきました。

あなたのさらなるご活躍を期待しています。

よろしくお願いいたします。

〇〇

英語で書かれていますが、基本的な内容は日本語のお祈りメールとほぼ同じです。

ただ、hopeは「望む」とか「期待する」って意味なので、お祈りとはちょっと違いますね。

企業によっては「The result: rejection.(選考結果:不採用)」とストレートに書かれていることもあります。

人によっては、こっちのほうが直球すぎてキツいと感じる人もいるかもしれません。

個人的には、日本の企業もこのくらいシンプルに要件を書いてもいいんじゃないかと思いますけどね…。

お祈りメールのテンプレート:その他

さて、ここまでに紹介してきたお祈りメールには当てはまらないパターンも紹介してみたいと思います。

個人的には「こういう不採用通知なら、そこまでヘコまないかな…」と思える例です。

パターン①

件名:【選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

先日は弊社の採用選考にお越しいただき、誠にありがとうございました。

今回の求人募集には予想を上回る大きな反響があり、弊社としても大変ありがたく思っております。

面談後、ご提出いただきました応募書類をもとに十分に検討させていただきました。

その結果、弊社では〇〇様のご希望に沿うような環境をご用意することが難しいと判断したため

誠に残念ではございますが採用を見送らせていただきたく存じます。

メールにて大変恐縮ではございますが結果のご報告とさせていただきます。

末筆ながら、〇〇様の今後のご活躍をお祈りしております。

企業が応募者に対して「希望に沿う環境を用意する」というスタンスが良いですね!

就活と聞くと「企業が学生を選ぶ」ってイメージが強いのですが、実際は就活生も企業を選んでいるわけです。

お祈りメールが届いたとしても「たまたまその企業に合わなかった」だけであって、人格まで否定しているわけじゃありません。

なので、「今回はマッチングしませんでした」というスタンスで書かれている不採用通知なら好感が持てると思うんです。

不採用通知に限らず、こういった「就活生の目線に合わせた対応」をしてくれる企業は、きっと職場の雰囲気も良いんだろうな、と思いますね。

パターン②

件名:【選考結果のご連絡】株式会社〇〇

〇〇様

株式会社〇〇の採用担当でございます。

先日はお忙しい中、弊社の採用面接にご足労いただき誠にありがとうございました。

慎重に検討いたしました結果、残念ながら今回はご希望に沿えないこととなりました。

悪しからずご了承のほどお願い申し上げます。

しかし、今後弊社が業務を拡大してまいりますと、

現在とは違った新たな人材のニーズが生まれてくる可能性は十分にございます。

その際に、もしご意志がございましたら、改めてご応募を検討いただけましたら幸甚に存じます。

最後になりましたが、〇〇様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

今回はたまたま適したポジションがなかったけれども、今後はチャンスがあるかも!と伝えています。

お祈りメールには基本的に返信しなくて良いのですが、こういうケースではあえて返信してみるのも1つの手です。

もし本当に志望度の高い企業だったら、数年後に中途採用枠で応募すれば本当に採用される可能性があるかもしれません。

人事の印象に強く残れば、数年後まで覚えていてくれることだって十分にあるでしょう。

辞退者が出て繰り上げ採用になる可能性もゼロではないので、お祈りメールで印象が良い企業には丁寧な返信をするのもアリですよ!

お祈りメールへの返信テンプレも共有

お祈りメールに返信したほうが良いケースとして、次の3つが挙げられます。

  • 繋がりの深い人事からお祈りメールが届いた場合
  • 辞退者が出たら採用を再検討して欲しい場合
  • 同じ企業に再応募を検討している場合

とくに2つめと3つめのパターンについて、お祈りメールへの返信テンプレを共有しますね。

返信テンプレ①

1つめは、辞退者が出た場合に採用を再検討してほしい場合に活用できるテンプレです。

不採用通知を受け取ってもその企業への志望度の高さが変わっていないこと、もし採用してもらえるなら熱心に仕事に打ち込むことを伝えましょう!

【返信テンプレ】

件名:選考結果のご共有ありがとうございます|◯◯大学【名前】

◯◯株式会社

人事部 採用担当 ◯◯様

お世話になっております。

貴社の選考を受けさせて頂きました、◯◯大学の◯◯と申します。

この度は、不採用の通知を頂く結果となってしまいました。

私の力不足で、貴重なお時間を頂いたにも関わらず申し訳ございません。

しかしながら、貴社への志望度の高さは不採用になった今でも変わりません。

もし内定辞退者が発生するなどして、少しでも採用を考えて頂けるチャンスが訪れた際は、ぜひご連絡頂けると幸いです。

貴社に入社後、誰よりも精一杯、目の前の仕事に打ち込む決意でおります。

不躾なお願いではございますが、ご連絡をお待ちしております。

◯◯大学

◯◯学部 ◯◯学科

◯◯ ◯◯(名前)

◯◯◯@◯◯(メールアドレス)

◯◯-◯◯-◯◯(電話番号)

返信テンプレ②

2つめは、同じ企業への再応募を検討している場合に活用できるテンプレです。

適性がないと判断されたなど、決定的な不採用の理由がもしあれば、再応募しても同じ結果になる可能性があります。

ダメ元で、再応募して受かる見込みがないかどうかも聞いてみましょう。

企業から必ず返信があるとは限りませんが、何か有益なヒントが得られたらラッキーですよね。

熱意や志望度の高さを伝えることもできるので、次のような返信をしてみましょう。

【返信テンプレ】

件名:選考結果のご共有ありがとうございます|◯◯大学【名前】

◯◯株式会社

人事部 採用担当 ◯◯様

お世話になっております。

貴社の選考を受けさせて頂きました、◯◯大学の◯◯と申します。

この度は、不採用の通知を頂く結果となってしまいました。

私の力不足で、貴重なお時間を頂いたにも関わらず申し訳ございません。

正直なところ、このように不採用の通知を頂いても、貴社への入社意欲が収まりそうにありません。

来年度、また貴社の選考に挑戦させて頂きたいとも考えております。

性格的な不適性があり、来年受けても受かる見込みはないのか、少しでもヒントを頂けると幸いです。

不躾なお願いではございますが、ご連絡をお待ちしております。

◯◯大学

◯◯学部 ◯◯学科

◯◯ ◯◯(名前)

◯◯◯@◯◯(メールアドレス)

◯◯-◯◯-◯◯(電話番号)

次の記事では、お祈りメールから粘って再応募できるのか?を詳しく解説しています。

こちらも必ず読んでおいてくださいね!

» 【お祈りメールへの返信で再応募は可能?】粘ることはできるか!?

中には心のこもった不採用通知を送ってくれる企業もあるんだ…。

不採用者にも配慮が行き届いている企業なら、きっと働きやすいんだろうなって思うよね!どうしても入社したかった企業には、思い切って返信してみようかな。

ホワイト企業に就職する方法

ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。

内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。

要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。

就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。

(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)

では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?

おすすめの手段を3つ共有しますね。

①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す

ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。

ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。

このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。

ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!

求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。

②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう

次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。

就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。

また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。

この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。

実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。

【担当者に伝えた内容】

  • 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」

就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。

利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。

ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。

③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする

最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。

逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。

逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。

スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。

利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。

以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。

またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。

そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。

ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?

とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。

企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。

お祈りメールに関するよくある質問

お祈りメールについて、多くの就活生が抱いていると思われる疑問をQ&A形式でまとめました。

お祈りメールのことでモヤモヤとした気持ちを抱えている人は、ぜひ疑問を解決するのに役立ててくださいね!

【お祈りメールに関するよくある質問】

  • なぜお祈りメールはテンプレばかりなのですか?
  • テンプレのお祈りメールが来て反撃したいほど苛立つのですが
  • お祈りメールへの返信はテンプレではなく自分の言葉で書いても良いですか?
  • お祈りメールへのむかつく気持ちの抑え方は?
  • お祈りメールの返信で逆転することは可能でしょうか?

質問① なぜお祈りメールはテンプレばかりなのですか?

お祈りメールって、どうしてそろいもそろって同じようなテンプレなんでしょうか?不愉快なんですけど…。

多くの企業がテンプレのお祈りメールを送る理由としては、大きく2つが考えられます。

1つは、シンプルに「送る件数が非常に多い」からです。

大手企業ともなると大量の応募者が殺到しますので、不採用者も大勢出てしまいます。

企業によっては何百人規模になることもあるでしょう。

1人1人にメールを考えて書いていたら、人事の仕事は終わらなくなってしまうでしょう。

応募者としても選考結果は早く知りたいはずなので、やむを得ず効率を優先していると考えられます。

もう1つの理由は、間違いがないようにするためです。

みなさんにも経験があると思うのですが、メールで誤変換とか誤入力ってわりとやりがちなんですよね。

不採用通知は選考結果を知らせるための重要なメールですので、もしミスがあったら応募者に対して失礼です。

そこで、ミスが起きないようあらかじめテンプレを用意しているわけです。

いかにもテンプレっぽいメールは受け取る側としては気分の良いものではないのですが、企業側にもこうした事情があることは理解しておきましょう。

質問② テンプレのお祈りメールが来て反撃したいほど苛立つのですが

いかにもテンプレ感ありありのメールが届いて、すごく苛立ってます。何か反撃する方法はないでしょうか?

お祈りメールにネガティブな返信をするのは、絶対にやめたほうが良いです。

理由はシンプルで、誰も得をしないからです。

ときどきSNSなどで「お祈りメールにお祈り返しをしたい」などと言っている人を見かけることがありますが、嫌味を言ったところで何も変わりません。

それどころか、人事の心証を悪くすると先々思わぬところで悪影響が生じることだってあります。

たとえばですが、他の企業の人事と個人的に知り合いだったり、入社した企業の取引先だったりする可能性だってゼロじゃないんです。

結果的に自分自身の評判を落とすことはあっても、お祈りメールに反撃してメリットは1つもありません。

腹が立つのは分かりますが、気持ちを切り替えて次のエントリー先を探すほうがずっと建設的ですよ!

お祈りメールに返信で嫌味を言うリスクと代替案については、次の記事で詳しく解説しています。

こちらもぜひ読んでおいてくださいね!

» 【お祈りメールの返信で嫌味を言いたい!】リスクと代替案を共有します!

質問③ お祈りメールへの返信はテンプレではなく自分の言葉で書いても良いですか?

すごくお世話になった人事担当者の方なので、テンプレじゃなく自分の言葉で返信したいです。これって失礼にあたるんでしょうか…?

もちろん、自分の言葉で書いて構いません。

メールを受け取る人事としても、ありきたりなテンプレよりもずっと心に残ると思いますよ。

とくに最終選考まで残った企業やインターンからお世話になった企業なら、自分の言葉で思いを伝えて全然OKです。

ただ、あくまでもビジネスメールなので、友達に送るような文面では失礼にあたります。

最低限のマナーを守る意味でも、念のためにテンプレを参考にしておくと良いですよ!

質問④ お祈りメールへのむかつく気持ちの抑え方は?

お祈りメールは誰しもむかつくし、とんでもなくストレスがかかります。

僕が就活生の時は、まずはお祈りメールは人格否定や能力否定ではなく、適性が合わなかっただけと捉え方を変えるようにしていました。(実際にそのとおりですし)

その次に、温泉に行ってリラックスし、1社落ちたら1社エントリーをすることで常に持ち駒をキープすることでメンタルを安定させていましたね。

更に詳しくは別記事でまとめているので、「お祈りメールへのむかつく気持ちが抑えられない!」という方は、必ず読んでください。

» 【お祈りメールはむかつく?】ストレスの解消法を共有!

質問⑤ お祈りメールの返信で逆転することは可能でしょうか?

お祈りメールに対して返信することで、逆転的に選考が進むパターンですが、まず大企業の場合はほとんどないと考えて良いでしょう。

特に志望者の多い人気企業の場合は、1度不採用にした人を、再度選考することはほぼありません。

一方で、社員数が数人〜数十人規模の中小企業やベンチャー企業の場合、お祈りメールに「どうしてもチャンスが欲しい」として志望度の高さを伝えることで、逆転することはゼロではないと言えます。

特に社長が権限を持っているケースで、その社長とメールでやり取りができるような場合は可能性はありますよね。

ですが、基本的には逆転は難しいと押さえておき、不採用になったらその企業との適性が低いと考え、他の企業の選考に注力することをおすすめします。

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

本記事では、お祈りメールのよくあるテンプレ文について、いろいろなパターンを共有してきました。

お祈りメールを受け取ると本当にヘコみますが、こうしてテンプレをまとめ読みすると「そういうものなんだな」と実感が湧いたのではないでしょうか?

就活を続けている限り、お祈りメールは必ず受け取る場面が出てきます。

お祈りメールが届いたことを深刻に捉えたり、テンプレっぽいことに腹を立てたりするのは精神衛生的に良くありません。

人によっては、お祈りメールをコレクションして楽しんでいる人もいるぐらいです。

「いろんなお祈りメールがあるんだな」と、余裕を持って捉えてみるのも1つの手ですね!

この記事が皆さんの就活の参考になれば、とても嬉しいです!

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

▼本記事の要点まとめ

  • お祈りメールとは、「不採用通知」のことであり、名前の由来は「あなたの今後の活躍をお祈り申し上げます」という不採用通知の文末から来ている言葉である。
  • お祈りメールはテンプレ文で送ってくる企業が多い。
  • 言い回しや表現は少しずつ違うものの、テンプレのお祈り文は基本的にほぼ同じ形式。
  • 中には個性的な文面や、就活生ごとに用意した文面のお祈りメールを送ってくる企業もある。
  • 志望度が高い企業やどうしても入社したかった企業なら、お祈りメールに返信して粘ってみるのもアリ。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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