【お祈りメールの返信で嫌味はあり?】リスクと代替案を共有!

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【この記事の要点を先に紹介!】

  • お祈りメールとは不採用通知のこと
  • お祈りメールに嫌味な返信をするのはメリットがない
  • お祈りメールに対して嫌味な返信をすると社会人になってからデメリットが生じる可能性が十分にある
  • 嫌味を送りたい気持ちは留めるのが1番

この記事では、お祈りメールに嫌味な返信をするリスクと代替案をバシッと共有します!

求職者のみなさん、こんにちは!

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それでは本題に入っていきますね!

企業からお祈りメール(=不採用通知メール)を受け取ると、ものすごくヘコみますよね…。

選考対策に力を入れた企業ほど、たった1通のメールで「なかったこと」にされてしまうのは受け入れがたいはずです。

そんなとき、「お祈りメールに返信して、嫌味の1つでも言ってやりたい!」と思ったことはありませんか?

たとえば、こんな感じのフレーズをメールに忍び込ませるなど…。

  • 私を採用しなかったことを後悔なさるかもしれません
  • 採用ご担当者様は人材を見抜く目をお持ちでないように思われます
  • 社員の皆さまはさぞかし優秀でいらっしゃるのでしょう

でも、ちょっとだけ待ってください!

お祈りメールに返信して嫌味を言うのは絶対にやめたほうが良いです。

不採用にされた挙げ句、そっけないメールを送られて腹立たしいのは分かりますが、わざわざ嫌味なメールを送るのはマジでやめておくべきです。

なぜ嫌味な返信をするべきじゃないのか、詳しく解説していきますね。

お祈りメールの返信で嫌味を言うのは絶対にやめるべき

なぜお祈りメールに嫌味な返信をしてはいけないのか?

「メールを受け取る相手に対して失礼だから」というのは当然ですが、実は人事の心証を悪くすることで思わぬデメリットを被ることがあるんです。

嫌味なメールを送ったことで何が起こるのか、具体的に解説していきますね。

企業の人事担当者同士は繋がっていることがある

お祈りメールに返信して嫌味を言ってやろう!と思っている人は、おそらくこう考えていますよね?

どうせ落ちた企業なんだし、嫌味を言ったって何の影響もないのでは?

でも実は、全く影響がないとも言い切れないんです。

なぜなら、企業の人事担当者は他社の人事担当者と繋がりを持っていることがあるからです。

人事が深く関わっている労務関連の法律って、わりと頻繁に改正されています。

最新情報を得るために、社外のセミナーや勉強会に参加する人事担当者は少なくありません。

セミナーや勉強会の会場で他社の人事担当者と名刺交換をしたり、情報交換を兼ねて会食したりするのって、そうめずらしいことじゃないんですよね。

つまり、企業の人事担当者同士が連絡を取り合っていることだって十分に考えられるわけです。

ふとしたときに「そういえば、最近嫌味なメールを送ってきた就活生がいて…」といった話題が出ないとも限りません。

こうやって、「要注意」の就活生を繋がりのある人事担当者同士で共有することは十分に考えられるでしょう。

もし、嫌味なメールを送った企業の人事担当者と、これから選考を受ける企業の人事が繋がっているとしたら…。

考えるだけでも恐ろしいですよね…!

社会人になってからその企業が取引先になることがある

就活の選考では「嫌味メール」の影響を受けなかったとしても、それで安心できるわけではありません。

どこかの企業に入社して働き始めてから、嫌味な返信をした企業が偶然にも取引先になることだってあり得るんです。

世の中にはたくさんの企業があるんだし、そんな偶然はめったにないのでは…?

いえいえ、実際に起こり得ることなんですよ!

就活でエントリーする企業って、わりと同じ業界だったりするじゃないですか。

世間一般にはあまり知られていないだけで、意外なところで企業と企業の繋がりってあるんです。

一見すると無関係のように思える企業が、実は取引先だったってこともあり得るんですね。

もし嫌味なメールを送った企業が重要な取引先で、「あのときメールで嫌味を言ってきたあいつか!」と覚えられていたとしたら、どうなります?

おそらく、最初から信用してもらえないでしょうね…。

下手をすると、過去の行いが上司の耳に入るかもしれませんし、あなたの今後のキャリアにも悪影響を与える可能性だってあります。

たった1通のメールですが、将来にまで影響を及ぼしかねないんですね。

メリットが自己満足以外に1つもない

お祈りメールに返信するのは、完全に「誰得」です。

他社の選考に悪影響を及ぼすかもしれず、社会人になってから評判を下げる原因になる可能性もあるなど、失うものが非常に大きい。

一方で、嫌味な返信をしたことで得られるものって何があるんでしょう?

強いて挙げるとすれば、「その一瞬だけの自己満足」ぐらいですね。

マジで誰も得をしませんし、得られるものより失うもののほうがはるかに多いんです。

しかも、嫌味な返信をしたらスカッとするかと言えば、実際はそうでもないと思いますよ。

選考に落ちた事実は変わらないわけですし、次の選考に向けて「頑張ろう!」という前向きな気持ちにもなれません。

メールを受け取った相手に不快な思いをさせ、信用をなくす上に、前向きな気持ちも取り戻せない。

良いことが1つもないんですよね。

嫌味な返信をするのは、一瞬の自己満足のためだけの虚しい行為です。

これほどまでにデメリットだらけなんですから、絶対にやめておきましょう!

たしかに、嫌味な返信をしても誰も得しませんね…。

社会人になってからのキャリアにも影響するかもしれないなんて怖すぎ!ちょっと嫌味を言おうかと思っていたけど、やめておくことにします!

お祈りメールの返信は嫌味よりも「内定辞退が生じたらぜひ」という粘り

ここまで読んで、「それでも嫌味なメールを送りたい」という人はまずいないと思います。

むしろ、嫌味なメールを送るのに費やす時間とエネルギーをもっと建設的なことに使いましょう!

僕のおすすめは、「内定辞退が生じたらぜひ」といった「粘り」を見せることです。

でも、不採用通知が届いているのに、まだ粘ることに意味ってあるんでしょうか…?

意味はありますよ!

なぜそう言えるのか、理由を説明しますね。

ギリギリの不採用だった場合に内定辞退枠での採用はありえる

一度不採用になった企業でも、内定辞退が出ることで採用に返り咲くことがあります。

採用・不採用は「1か0か」ではなくて、グラデーションになっているんですね。

中には「できれば採用したいけれど、どうしても採用枠に入らず悩んだ末に不採用にした」みたいな人だって出てくるわけです。

もしかしたら、あなたに届いたお祈りメールは「本当は採用したかったけれど」という見えない前置きが付いているかもしれません。

(もちろん、お祈りメールでわざわざ「本当は採用したい」などと書かないことが多いのですが。)

そこへ「もし内定辞退が生じたら」というメールを返信しておくことで、本当に内定辞退が出た場合に採用を検討してもらえる可能性があるわけです。

嫌味な返信をしてしまったら、もうその時点で採用される可能性はなくなってしまうでしょう。

チャンスを自分の手で潰してしまわないためにも、良い方向に転んだ場合の返信をしておくのがおすすめです!

就活は営業と一緒で粘り強さをアピールできる人が強い

就活は一種の営業です。

みなさんは自分の能力や強みを売り込む営業マンだと思ってください。

営業でよくあることなのですが、1度断られてすぐに諦めてしまうようだと全然売れません。

その場で断ったお客様でも、実は「ちょっと考えてみてもいいかも」と思っていることって多いんです。

意外と、もう1度アタックしてみたら話を聞いてもらえて成約することだってあるんですよね。

就活も同じです。

企業側もそのように判断する可能性がありますので、粘り強さをアピールするつもりで返信メールを送ってみましょう。

断られても諦めずに売り込んでくる姿勢を評価されて、採用に返り咲く可能性だってゼロじゃありません!

お祈りメールの返信テンプレ(内定辞退が生じたらぜひver)

お祈りメールへの返信で「内定辞退が生じたらぜひ」とお願いするなら、熱意の伝わる文面にすることが大切です。

誤字や誤変換がないように、必ずよく見直してから送りましょう。

返信する文面を直接入力するよりも、まずメモ帳などに下書きを作成してじっくり読み返した後にコピペする方法がおすすめです。

お祈りメールへの返信テンプレを共有しますので、ぜひ活用してくださいね!

▼返信テンプレ

件名:選考結果のご共有ありがとうございます|◯◯大学【名前】

◯◯株式会社

人事部 採用担当 ◯◯様

お世話になっております。

貴社の選考を受けさせて頂きました、◯◯大学の◯◯と申します。

この度は、不採用の通知を頂く結果となってしまいました。

私の力不足で、貴重なお時間を頂いたにも関わらず申し訳ございません。

しかしながら、貴社への志望度の高さは不採用になった今でも変わりません。

もし内定辞退者が発生するなどして、少しでも採用を考えて頂けるチャンスが訪れた際は、ぜひご連絡頂けると幸いです。

貴社に入社後、誰よりも精一杯、目の前の仕事に打ち込む決意でおります。

不躾なお願いではございますが、ご連絡をお待ちしております。

◯◯大学

◯◯学部 ◯◯学科

◯◯ ◯◯(名前)

◯◯◯@◯◯(メールアドレス)

◯◯-◯◯-◯◯(電話番号)

お祈りメールが来たときに嫌味を言いたい気持ちを押さえる方法【3選】

お祈りメールを受け取ったとき、「どうしても嫌味を言いたくなってしまう」という時もあると思います。

もし嫌味な返信をしたくてたまらなくなったら、どうすればいいのでしょうか。

僕がおすすめする3つの対処法を共有しますので、ぜひ実践してみてください!

①一旦時間を置く

まずおすすめしたいのは、「その場ですぐに返信しないこと」です。

一旦時間を置くことで、気持ちを整理してみましょう。

僕自身もそうでしたが、お祈りメールを受け取って気持ちが萎えている時って、いきなりポジティブになろうとしてもなかなか難しいんです。

モヤモヤした気持ちを抱えたままメールを返信すると、つい余計なことまで書いてしまいます。

僕の場合、手応えがあった企業からお祈りメールを受け取った当日は、1日何も手に付きませんでした。

そういうときは、無理に対処しようとせず時間が解決するのを待ったほうが良いです。

時間が経つにつれて徐々に冷静さを取り戻していき、「嫌味なメールを返したらいろいろまずいことが起こりそうだ」と正常な判断ができるようになります。

一般的に、メールの返信は早いほど印象が良いと言われていますよね。

でも、お祈りメールを受け取って動揺しているときに限っては早ければ良いというものでもありません。

勢いに任せてメールを返信することがないよう、一旦時間を置くのは大前提と考えてください。

②追加で1社エントリー企業を増やす

次におすすめしたいのが、持ち駒が1社減ったら1社増やす方法です。

お祈りメールのダメージが大きいのは、内定獲得のための持ち駒が減ってしまうからです。

内定をもらえる確率が確実に下がってしまうわけですから、気持ちの余裕がなくなってしまうんですね。

それなら、減った分の持ち駒で自分で補うように行動すればいいんです!

具体的には、新たに1社エントリーして持ち駒を回復させましょう。

エントリー先を増やす方法としては、就活エージェントの活用をおすすめします。

就活エージェントに登録すると専任のアドバイザーが付くので、就活サイトなどに掲載されていない非公開求人も含めて紹介してもらえるからです。

とくに僕がおすすめしているのは「ミーツカンパニー就活サポート」と「irodasSALON(イロダスサロン)」です。

他にも、僕が実際に使ってみて自信を持っておすすめできると感じた就活エージェントを次の記事でまとめています。

こちらも必ず読んでおいてくださいね!

» おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選!】

③散歩に行く

なかなか気持ちが落ち着かないときは、一旦就活から離れてみるのも1つの方法です。

スマホを自宅に置いて、半日ほど散歩に出かけてみましょう。

人って同じことを続けていると、徐々に思考が凝り固まってしまいます。

普段とは環境を変えてみると、思い悩んでいたことが案外悩むほどのことでもなかったと気づく場合もあるんですね。

少し体を動かしてリフレッシュすることで、「そもそも何のために嫌味なメールを送ろうとしていたんだっけ?」と我に返るはずですよ。

ちなみに、スマホを置いて行くのは大事なポイントです。

せっかく散歩をしていても、スマホの通知が気になっていたらリラックスできませんからね。

就活は長期戦ですので、半日やそこら就活から離れたって大きな影響はありません。

思い切ってリフレッシュするための時間を確保することも、体勢を立て直す上で大切な対策ですよ!

嫌味な返信をするぐらいなら、その時間を別のことに使ったほうが良さそうだね!

どうしてもモヤモヤが収まらなかったら、近所の公園にでも散歩に行ってみようかな。

【基礎知識】そもそもお祈りメールとは何か?

さて、最後にそもそもお祈りメールとは何かをおさらいしておきますね。

お祈りメールとは、不採用通知メールのことです。

メールの末尾に「あなたの今後のご活躍をお祈り申し上げます」と書かれていることが多いので、通称「お祈りメール」と呼ばれるようになりました。

お祈りメールの特徴として、文面が事務的でそっけないことが挙げられます。

せっかく頑張って選考を受けたのに、そっけないメールで「終わり」にされてしまうことが就活生の心をえぐってくるわけです。

なぜそっけないメールになってしまうかと言うと、あらかじめ用意しておいたテンプレを使い回しているからですね。

応募者が多い企業ほど、不採用通知を送る件数も膨大になります。

1人1人の就活生にイチからメールを作成している時間はないので、テンプレ文の宛名だけを変えて送信しているわけです。

裏を返せば、お祈りメールを受け取っているのはあなただけではないってことです。

多くの内定を獲得する就活生は、その分多くのお祈りメールも受け取っています。

僕は最終的に22社から内定を獲得しましたが、お祈りメールを受け取った企業だって山ほどあります。

大事なことは、お祈りメールにあなたの人間性を否定する意図は全くないってことです。

就活には「合う・合わない」といった適性も深く関わっているので、たまたまその企業が自分には合わなかったというだけのことなんです。

お祈りメールを受け取ってモヤモヤしている人は、「ただのテンプレ文」「この企業が自分に合わなかっただけ」と割り切りましょう!

お祈りメールについては、次の記事でも詳しく解説しています。

こちらも必ず読んでおいてくださいね!

» 【お祈りメールとは?】不採用通知の意味と知りたいポイントまとめ

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

本記事では、お祈りメールに返信して嫌味を言うことのリスクと代替案を共有してきました。

お祈りメールは、何度受け取っても慣れないものですよね。

今回この記事を書いたのも、「頑張って選考を受けたのに落としやがって…」という気持ちが僕自身とてもよく分かるからです。

でも、嫌味なメールを送ったところで誰も得をしないし、むしろ失うものが非常に多いことは今回共有してきた通りです。

くれぐれも、勢いに任せて嫌味な返信をしてしまうことのないように注意してくださいね!

この記事が皆さんの就活の参考になれば、とても嬉しいです!

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

以上!就活ブロガーの就活マン(@shukatu_man)でした!

▼本記事の要点まとめ

  • お祈りメールに嫌味な返信をするのは絶対にやめておくべき。
  • 嫌味な返信をするぐらいなら、「内定辞退が生じたらぜひ」という粘りを見せるほうがずっとおすすめ。
  • どうしても嫌味な返信をしたい気持ちを抑えられない時は、一旦時間を置いたり気分転換に散歩をしたり、気持ちを落ち着けるべし。
  • 持ち駒が1社減ったら1社増やすぐらいの気持ちでいたほうが、気持ちの面でも安定する。
  • そもそもお祈りメールはただのテンプレ文なので「人間性を否定された」など、大げさに受け取らないことが大切。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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