【中小企業への就職は恥ずかしい?】そんなことはないと断言できる6つの理由!

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この記事では、中小企業への就職が恥ずかしくない理由や中小企業に就職するメリットについてバシッと共有していきます!

求職者のみなさん、こんにちは!

累計2000万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

(これまで7年間、ほぼ毎日、スタバにこもって1500以上の記事を書き続けてきました。就活や転職についての知識は誰にも負けない自信があります!… その代わりに友達が少なく、寂しく生きていますが笑

就活生の中には「中小企業に就職するのは恥ずかしい」「周りの人にどう思われるんだろう」と思っている人もいるのではないでしょうか?

就活中はつい就職先の知名度や規模を気にしてしまいますよね。

正直僕も学生時代はそうでした(笑)

しかし今なら自信を持って「中小企業に就職することは恥ずかしくない」と言い切れます!

むしろ就職先のネームバリューにこだわりすぎる方が、結果的にうまくいかないことも多い…。

ということで今回は、中小企業への就職が恥ずかしくない理由や中小企業に就職するメリット、中小企業を選ぶときのポイントを紹介していきます。

自分の就職先に自信を持てない人や中小企業を狙っている人はぜひ最後まで読んでくださいね。

大手企業に就職することが就職の正解ではない

最初に言っておきますが、大手企業に就職することだけが就職の成功・正解ではありません。

就活中は、受験の感覚で「難関企業に受かりたい」「同級生にすごいと思われたい」と考えがち。

確かに大手企業は待遇が良かったり社会的信用が高かったりと良いことがあります。

加えて他人の注目を浴びやすくなるため、友人関係や結婚など私生活にも関係してくると思います。

しかし大手企業に就職できても、そこでの仕事や社風が自分に合うとは限りません。

就職をすると生活の大部分を仕事が占めることになるので(時間的に)、就職先が合わないとかなり辛い思いをすることになります。

つまり、大手企業に就職する=人生の成功、幸せとは言い切れないんですよね。

大手企業を目指して努力するのは素晴らしいことだと思いますが、プライドばかり気にして自分を見失わないようにしてください。

私もいつの間にか難易度の高い企業に就職することが目標になっていました…。ネームバリューばかりに意識が向かないように気を付けます。

中小企業への就職を恥ずかしいと思わないで良い理由

中小企業に就職することに対して、恥ずかしさや劣等感を持っている人もいるかもしれません。

しかし、中小企業への就職を恥ずかしいと思う必要はまったくありません。

むしろ恥ずかしいと思い込んでいる方が恥ずかしいです!自信を持って堂々としていてください。

ではなぜ中小企業への就職を恥ずかしいと思う必要がないのか、その理由を詳しく説明していきます。

【中小企業への就職を恥ずかしいと思わないで良い理由】

  1. 日本の企業の99%は中小企業だから
  2. 中小企業から大手企業への転職も可能だから
  3. 大手企業でも歯車のような仕事で充実感に欠けることも多いから
  4. 中小企業の方が幅広い仕事を経験できることも多いから
  5. 大企業よりも条件の良い中小企業はいくらでもあるから
  6. 大企業よりも出世競争が激しくない可能性も高いから

理由① 日本の企業の99%は中小企業だから

1つ目の理由は、日本の企業のうち99%以上は中小企業だからです。

中小企業庁のデータを見てください。

出展元:中小企業庁「2021年版 中小企業白書 小規模企業白書

このグラフを見て分かるように、中小企業は全企業の99.7%を占めています。

従業員数で比較すると少し割合は減りますが、それでも約70%が中企企業。

それだけ中小企業は日本の経済や雇用、暮らしを支えている存在ということですね。

就活中は大企業にばかり目が向きがちですが、冷静に考えてみればそれは日本企業のうちほんの一部なんです。

なので、中小企業に就職することは恥ずかしいことでも何でもなくむしろ普通のことなんですよ。

中小企業の割合についてもっと詳しく知りたい人はこちらも読んでくださいね。

» 【中小企業の割合は?】日本の中小企業の割合は99%!

理由② 中小企業から大手企業への転職も可能だから

2つ目の理由は、中小企業から大手企業への転職も可能だからです。

かつて日本には「就職したら定年までその企業で働くもの」という風土があり、「転職は難しいもの」とされていました。

しかし昨今では、転職サイトのCMを見ない日はないほど転職することが一般化してきています。

転職自体のハードルが下がっているため、中小企業から大手企業への転職もしやすくなってきたんですよね。

もちろん人気企業となれば簡単には入社できませんが、中小企業勤めであっても実績や能力があれば採用してくれる可能性は十分ある。

要するに、大手企業に就職できるチャンスは新卒だけではないということ。

キャリア形成には色々なパターンがあるので、就職先が中小企業だから恥ずかしいという短絡的思考は捨てましょう!

理由③ 大手企業でも歯車のような仕事で充実感に欠けることも多いから

続いての理由は、大手企業に就職しても歯車のような仕事で充実感を持てない可能性もあるからです。

なぜ大手企業は歯車のような仕事になりやすいのかというと、組織や事業がある程度でき上がっており仕事もマニュアル化されている傾向があるから。

試行錯誤したり新しい挑戦をしたりする機会が少ないので、「言われたことを言われた通りにこなす」という仕事スタイルになりやすいんですよね。

しかも年功序列が強い企業だと上には逆らえないので、自分の意見も通りにくい。

効率や安定性においてはマニュアル化することも大切なんですが、それをつまらないと感じてしまう可能性もあるんですよ。

充実感を得られず早期退職してしまう人も少なくありません。

つまり、企業規模と仕事の充実度は比例するものではないということ。

なので、中小企業だからといって恥ずかしいと思う必要は一切ありません!

理由④ 中小企業の方が幅広い仕事を経験できることも多いから

4つ目の理由は、中小企業の方が幅広い仕事を経験できることが多いからです。

大手企業って、従業員数が大きく事業規模も大きいので仕事が縦割り分業制になっていることが多いんですよね。

たとえば、商品企画なら商品企画だけ、経理なら経理だけを担当する。

商品企画の中でさらに担当が細かく分けられていることも少なくありません。

幅広く仕事を行うというよりは決められた範囲でこなしていくというイメージですね。

一方中小企業は分業するほどの業務量も従業員数もないので、1人で幅広い仕事を担当する傾向にあります。

よって身に付けられる業務知識の幅は中小企業の方が広い。

きちんと分業できているのは組織として良いことなんですが、スキルアップの機会としては中小企業の方が選択肢が多いかもしれませんね。

理由⑤ 大企業よりも条件の良い中小企業はいくらでもあるから

中小企業が恥ずかしいと思っている理由のひとつに、「大企業より待遇面で劣っているから」というのがあるかもしれません。

確かに全体で比較すると、大企業は中小企業よりも給料や福利厚生などの条件が良い傾向があります。

ですがそれはあくまで傾向であり、実際は企業によるところが大きいんですよね。

知名度の割に給料が低い大企業もあれば好待遇の中小企業もある。

(具体的な企業名を挙げるのは控えますが)

なので条件に注目して企業を選べば中小でも良いところはいくらでもあります。

大企業の方が絶対に条件が良いというのは思い込みなので、そこで恥ずかしさや劣等感を持つ必要はないんですよ。

理由⑥ 大企業よりも出世競争が激しくない可能性も高いから

6つ目の理由は、大企業よりも出世競争が激しくない可能性が高いから。

大企業は中小企業よりも従業員数が多く、そして高倍率を勝ち抜いてきた優秀な社員も多いことから出世競争が激しくなる傾向があるんですよね。

加えて、派閥などによって自分より実績の少ない社員が先に出世するというような理不倫なケースも少なくありません。

一方中小企業は従業員数が少ないため、大企業と比べると出世しやすい傾向があります。

設立年数が浅い中小企業なら20~30代で管理職に就けることも。

よって早く出世して自分の地位を確立したい人にとっては、中小企業の方が向いているかもしれません。

「鶏口牛後」という言葉のように、大規模な組織の末端よりも小規模な組織の長になった方が良いという考え方もありますからね!

今まで何となくのイメージで中小企業は大企業より劣っていると思っていましたが、それぞれに良いところがあるんですね!

中小企業に就職するメリット

中小企業への就職は決して恥ずかしいことではなく、むしろメリットもあります。

なので人によっては大企業より中小企業の方が合っているかもしれません。

では、中小企業に就職することにはどんなメリットがあるのでしょうか?

【中小企業に就職するメリット】

  1. 幅広い業務に従事できる可能性がある
  2. 大企業よりも決まりがゆるいことも多い
  3. 同期のレベルが大企業よりも低く出世しやすい可能性もある

メリット① 幅広い業務に従事できる可能性がある

まず第一に、中小企業は幅広い業務に従事できる可能性があります。

先程も説明したように、大企業は事業規模が大きく従業員数も多いため仕事内容が細かく分けられている傾向があるんですよね。

その点中小企業は、従業員数が少ないため完全に職種ごとの分業がされていません。

たとえば営業職として入社しても経理や総務に近い業務を担当することもあります。

幅広い業務に従事できるということはそれだけ多様なスキルが身に付くということ。

なので、さまざまな仕事にチャレンジしてジェネラリストになりたい人にはぴったりの環境なんですよ。

ただし、1つの仕事にだけ集中したい人にはそれがデメリットになる可能性があるので自分がどちらのタイプなのかをしっかりと分析しておいてくださいね。

メリット② 大企業よりも決まりがゆるいことも多い

2つ目のメリットは、大企業よりも決まりがゆるい傾向にあることです。

大企業は規模が大きいため、業務の進め方や就業規則などのルールが比較的きっちり決まっているんですよね。

円滑に業務を進めるためにはそれも大切なことなんですが、逆に言えば枠に捉われやすい環境ということ。

決められたルールの中で仕事をすることが多く、現場の声も上層部に届きにくい。

一方中小企業は人数が少ないため、大企業ほどルールやマニュアルが確立していないことも多いです。

しかも意思決定までの承認スピードも速い。

よって仕事の進め方や昇進、働き方などさまざまな場面で融通や小回りが利きやすいんですよ。

なので、積極的に自分の意見を言いたい人や枠に捉われずに働きたい人には中小企業の方が向いているかもしれません。

メリット③ 同期のレベルが大企業よりも低く出世しやすい可能性もある

3つ目のメリットは、同期のレベルが大企業よりも低く出世しやすい可能性があること。

大企業は入社倍率が高いためレベルの高い人が集まりやすいです。

たとえば高学歴ですごく頭の回転が早い人とかコミュ力が異常に高い人、何でも器用にこなせる人など。

(※中小企業の社員が無能と言っているわけではありません。単純に倍率が高いとそうなる傾向があるというだけの話です。)

よってその中で出世しようと思うとかなりの努力が必要になるんですよね。

その点中小企業は、人数自体が少ないこともありそこまで出世競争は激しくありません。

企業によっては20~30代で管理職に就けることも。

なので出世のしやすさにおいては中小企業の方が有利なんですよ。

中小企業は幅広い仕事ができ出世もしやすい傾向があるんですね。メリットを踏まえて中小企業と大企業どちらが自分に合っているのかもう一度考えたいと思います!

中小企業を選ぶ上でのポイント

上記では中小企業に就職するメリットを説明しましたが、とはいえ大企業と比較すると労働環境や安定性は劣る傾向にあります。

しかし、しっかりと企業を選べば大企業と同等、またはそれ以上の就職先を見つけることも可能です!

しかも中小企業は応募者も少ない傾向があるので内定も獲得しやすい。

では、中小企業を選ぶ際はどんなことに注意すべきなのでしょうか?

次に中小企業選びで失敗しないためのポイントを3つ共有していきます。

【中小企業を選ぶ上でのポイント】

  1. 労働条件(残業時間・年間休日など)が自分の求めるレベルか確認する
  2. 事業・サービス内容に対して自分が心から魅力を感じるか自問する
  3. 内定獲得後に現場の社員さんから直接話を聞く機会を作る

①労働条件(残業時間・年間休日など)が自分の求めるレベルか確認する

中小企業に就職する際は、まず労働条件が自分の希望に合っているかをしっかり確認してください。

具体的には残業時間や年間休日数、基本給、賞与、福利厚生などですね。

中小企業は企業によって労働条件にばらつきがあり、大企業と同等またはそれ以上の企業もあればめちゃくちゃブラックな企業もあります。

よく確認せず入社すると労働条件が悪すぎて後悔することになるかもしれません。

なので、企業ホームページや求人サイト、就職四季報、口コミサイトなどあらゆる方法を使って労働条件を調べておいてください。

労働条件が自分の求めるレベルに達していない場合、いくら社風や社長の人柄に惹かれていたとしても簡単に入社を決めない方が良いと思いますよ。

②事業・サービス内容に対して自分が心から魅力を感じるか自問する

続いて、事業やサービス内容に対して心から魅力を感じるか自分自身でよく考えるようにしてください。

先程、中小企業は大企業よりも自由度が高く幅広い仕事を経験できると説明しました。

このような特徴から、中小企業は仕事に対する熱意や成長意欲が高い人に向いている環境と言えます。

そして成長意欲を維持するためには仕事内容自体に強い興味を持っていることが大切。

なので、本当にその企業の事業やサービス内容に共感しているのかどうかを改めて確認してください。

もし事業内容よりもお金や安定、自由な時間を求めているのであれば、その企業は自分に合っていないかもしれません。

③内定獲得後に現場の社員さんから直接話を聞く機会を作る

3つ目に、内定獲得後に現場の社員さんから直接話を聞く機会を作るようにしてください。

なぜこれが大切なのかというと、実際にそこで働く人でないと分からないことも多いからです。

就活中に出会う採用担当者や面接官はその企業のごく一部にしかすぎないため、そこから得られる情報には限りがあるんですよね。

加えて、実際に働くとなると職場の雰囲気や周囲との相性もかなり重要になってくる。

(特に中小企業は合わないと逃げ場がなくなってしまうので……!)

なので、ぜひ現場の社員さんから本音ベースの話を聞いて判断材料にしてください。

内定前だと冷静な判断ができないかもしれないので、内定獲得後の方ががおすすめですね。

内定を獲得したら「社員の方とお話をさせていただけませんか?」と採用担当者に聞いてみましょう。

中小企業なら内定後のお願いにも柔軟に対応してくれるところが多そうですね。直接社員さんから話を聞いてリアルな情報を集めよう!

本記事の要点まとめ

本記事では、中小企業への就職が恥ずかしくない理由や中小企業に就職するメリット、企業選びのポイントについて共有してきました。

「大企業に就職したい!」と考える就活生は多いですが、就職先が中小企業でも恥ずかしいと思う必要は一切ありません。

大企業や中小企業という括りにこだわって、無駄に周囲と比較して舞い上がったり落ち込んだりするのはやめましょう。

働く上でも同じことが言えるんですが、比較志向が強すぎると悪い意味で自分を追い詰めてしまう可能性があります。

なので、自分で選んだ道に自信を持ちまっすぐ突き進む強さを持って行きましょう!

これを読んだみなさんが、少しでも自分の進路に前向きになれますように。

▼本記事のまとめ

  • 大手企業に就職することだけが就職の正解・成功ではない。
  • 中小企業への就職が恥ずかしくない理由は、日本の99%は中小企業だから、中小企業から大企業への転職も可能だから、大企業より条件の良い中小企業もあるから、中小企業の方が合う人もいるからなど。
  • 中小企業に就職することには、幅広い業務を経験できる、大企業よりもきまりがゆるい、出世しやすい傾向があるといったメリットがある。
  • ただしひとくちに中小企業といっても色々あるので、労働条件や事業内容はしっかり確認して企業を選ぶべき。内定獲得後に社員と話す機会を作るのがベスト。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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