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それでは本題に入っていきますね!
今回は面接練習のやりすぎは逆効果なのか、そもそも何回ぐらい練習すれば良いのか、ズバッと解説していきたいと思います!
たしかに面接練習するとなっても、明確にやりきったと言えるゴールがないので、何回すれば面接対策が完了するのか悩むところですよね。
この記事を通して、面接練習のゴール設定から具体的なやり方、そして本題である練習回数まで全て解説していくので、これから面接練習する方はぜひ参考にしてくださいね!
ちゃんと面接練習する回数や、そもそも何で面接練習するのかというゴール設定を意識しないと、面接練習はただ「やるだけ」になってしまいそうですね。
目次
面接練習は何回すべきか?
面接練習する回数について、「◯回しましょう」という正解はありません。
他のサイトの記事を読むと、「週に◯回、◯時間やりましょう」と書かれていましたが、それは曖昧すぎる目安です。
そもそも面接練習をする場合、「なぜ面接練習をするのか」というゴールを設定する必要があります。
そして極端な話、そのゴールを達成できるのであれば、1回でも10回でも何回でも良い。
大事なのは「何回やるか」ではなく、「ゴールを達成できるかどうか」です。
(結構どのサイトの記事もこの視点がなかったので、曖昧で適当な回数を提示しているだけに思えますね)
面接練習で達成すべきゴールについて
面接練習を何回すべきかという質問に対しては、「ゴールを達成できる回数だけやる」が結論です。
そうなると大切なことは、ゴールの設定ですよね。
僕が考えるに、面接練習で達成すべきは以下の3つです。
【面接練習で設定すべきゴール】
- 相手に伝わりやすい回答ができるようになるため
- 頻出質問に対する回答を1度言語化しておくため
- 面接に慣れるため
それぞれのゴールについて簡単に解説していきます。
相手に伝わりやすい回答ができるようになるため
まず面接で最も大切なことは、回答の分かりやすさであり、面接官からの質問に対して、結論から簡潔にわかりやすく答える必要があります。
面接練習でも録画して自分の回答を聞くことで、分かりやすいかどうか判断することができて、改善に繋げることができます。
頻出質問に対する回答を1度言語化しておくため
次に頻出質問に対して、回答を1度言語化しておくことで、本番で答えやすくなります。
例えば、自己PRなんて私生活の中で言語化する機会はないですよね。
1度も言語化したことのない話をいきなり話すのは非常にハードルが高いので、面接練習を通して1度言語化しておくことが重要です。
面接に慣れるため
最後、面接練習のゴールとなるのが、面接に慣れること。
特に社会人に練習相手になってもらえる場合は、その場数を踏むことで圧倒的に面接に慣れることができますよね。
これら3つのゴール、目的を達成することができれば、面接練習を終えても良いでしょう。
反対に100回練習しても、これら3つのゴールを達成できていないのであれば、練習のやり方を改善して練習を続けるべきです。
僕は1問に対して15分を5回ほど面接練習した
ここで面接練習の回数の具体例として、僕の実体験の話をしますね。
僕が就活生の時は、1問に対して15分ほどの面接練習を5回ほどしていました。
例えば、自己PRなら、自己PRの回答を動画に撮って、それを人事の立場に立って聞いて改善点をノートにメモする。
そしてもう一度回答をして動画を確認し、改善できているかを見る。
これで15分ほどかかります。
この練習を自己PRに関して、5回ほどやることで、かなり自己PRの回答に慣れることができました。
更に先に紹介した3つのゴールも達成することができましたね。
1点だけ、「面接の場に慣れる」という点では、一人で練習しても難しいので、相手がいない場合は就活エージェントなどに依頼して面接練習をしてもらうことをおすすめします。
面接練習する相手がいない場合の対処法に関しては、ここで話すと長くなるので、別記事でまとめておきました。こちらを参考にしてください。
» 【面接練習する相手がいない】相手の探し方や1人でする方法を解説!
なるほど!面接練習は◯回やれば良いという決まりがあるのではなく、あくまで設定したゴールを達成できる回数分やるべきということですね。
個人によって設定したゴールを達成するまでに必要な面接練習の回数は異なるから、「◯回すべき」という断定を鵜呑みにするのは危険だね。
面接練習のやりすぎは逆効果になるのか?
ここまで面接練習の回数について解説していきました。
次によくある質問が「面接練習をやりすぎるのは逆効果か?」という質問です。
これに対する結論ですが、「セリフとして覚える練習になっている」という場合においては、逆効果になることがあるので注意してください。
そもそも面接は、回答をセリフとして覚えて発表するような「劇」や「プレゼン」ではありません。
あくまで面接は企業の人事との「コミュニケーション」です。
この前提を押さえておかないと、面接練習がセリフを覚える作業になってしまって、練習すればするほど面接で話す時に「覚えてきた内容をただ発表しているだけ」と面接官に受け取られてしまいます。
(この場合、特にコミュニケーション能力を見ている企業からはマイナス評価される可能性が高いので注意が必要です)
セリフとして覚えようとすると練習しなかった質問をされるとパニックになる
更にセリフとして回答を覚えようとすると、どうしても面接練習しなかった質問をされた時に回答に困るという事態に陥りやすくなります。
「うわ!その質問の回答は考えていなかった、どうしよう」とパニックになるんですよね。
以上のことから、面接の回答をセリフとして覚えようとする面接練習をしている場合は、そもそもその練習の仕方がNGだし、やればやるほど逆効果になる可能性もあります。
ですが、あくまで面接練習の目的を先に紹介した3つのゴールとして設定し、セリフを覚える練習ではなく、「相手に伝わりやすい回答ができるようになるための練習」、「頻出質問に対する回答を1度言語化しておくための練習(これは言語化したものをセリフとして覚えるのではなく、質問に対する回答を考えてみること自体に軸を置くもの)」、「面接に慣れるための練習」とするなら、練習をやりすぎても逆効果になる心配はあまりありません。
なるほど!たしかに回答をセリフとして覚えようとして面接練習をやりすぎると、回答がセリフっぽくなったり、練習してなかった質問をされた時にパニックになりそうですね。
あくまで面接練習はセリフを覚えるのではなく、相手に伝わりやすい回答ができるように自分の回答を録画して見て分析したり、自己理解を深めるための練習であるべきなんだね!
面接練習の具体的なやり方
ここまで面接練習の回数について解説してきました。
次に気になるのが、具体的な面接練習のやり方ですよね。
面接練習のやり方に関しては、2パターンあり、練習相手がいる場合と一人でやる場合に分かれます。
練習相手がいる場合の面接練習のやり方
まずは友人など、就活生同士で面接練習する場合のやり方です。
(練習相手は練習しない場合は、Aさんだけが練習し、Bさんは人事役に徹します)
【練習相手がいる場合の面接練習のやり方】
- Aさんが人事役となりBさんに1問質問する
- 反対にBさんが人事役となりAさんに1問質問する
- お互いの回答に対するフィードバックをそれぞれおこなう(良い点・改善点をそれぞれ伝えてあげると良い)
- 同じ流れで2問目に進んで繰り返していく
ポイントとしては、お互いが回答を終えた後にそれぞれフィードバックすることです。
回答ごとにフィードバックをすると、そのフィードバックの内容にもう片方が引っ張れる可能性があるので、クリアな状態で回答するために回答をそれぞれ終えた後にフィードバックすることをおすすめします。
また面接練習する場合に重要なことは、何を質問するか、つまりは練習する質問の選定にあります。
面接練習すべき質問としては、やはり出題頻度の高い質問であり、それら頻出質問を下記の記事でまとめておきました。
それぞれの質問ごとに人事の質問意図や回答のポイントまで踏み込んで解説しているので、面接練習のお供に活用してみてくださいね!
» 【面接練習ですべき質問30選】面接練習のやり方やポイントも解説!
一人で面接練習する場合のやり方
次に面接練習を一人でする場合のやり方です。
まずおすすめなのは、自分の回答風景をスマホなどで録画することですね。
後で自分の回答を人事視点で見て、改善点を考えることが重要なので、必ず録画しましょう。
その上で、以下の4ステップで一人で面接練習をするのが有効です。
【一人で面接練習する場合のやり方】
- 練習する質問を決定する
- その質問の人事の質問意図を考える
- 実際に回答してみる
- 回答を人事目線で振り返って改善点を考える
こちらに関して、一人で面接練習するやり方を更に詳しく解説した記事も書きました。
マイナビが提供する模擬面接シュミレーターや面接練習におすすめのYoutube動画も紹介しているので、面接練習を一人でする人は合わせて参考にしてください。
» 【面接練習を一人でやる方法6選】効果的なやり方やコツを解説!
面接練習は相手がいなくても、一人でも行うことができるんですね!
面接練習は面接の何日前から始めるべきか?
面接練習の具体的なやり方を押さえた上で、いざ面接練習をする場合に、本番の面接の何日前から始めるべきか気になりますよね。
それに対する結論として、あくまで僕の考えになりますが、面接本番の前日に面接練習をすべきでないと考えていて、面接練習はするタイミングはなるべく早くが良いと考えています。
まず面接本番の前日にすべきでない理由は、面接前日に練習すると先の章でも解説したように、回答をセリフとして覚えようという意識が働きがちです。
「明日面接だからセリフとして覚えよう」という考えは、中学生の時のテスト前日に回答を丸暗記しようとするのに似ています。
何度も言うように、面接はコミュニケーションなので、回答を覚えることはしない方が良いです。(あくまで結論と理由をざっくりとして言語化して押さえておくに留めるべきです)
次に面接練習はなるべく早くから取り組むべきに関しては、面接練習の目的がそもそも相手に伝わやすい回答ができるようになったり、面接の場に慣れることにあるので、早いうちからそれらを達成しておいた方が良いですよね。
もちろん大学1年生の時に練習して、大学4年の面接本番までやらないというのは、さすがに面接本番まで間が空きすぎなので、面接本番の1ヶ月前には着手しておくぐらいの目安でいると良いですよ。
始めるべきタイミングについて、更に詳しくは別記事で書いたので、ぜひ参考にしてくださいね!
» 【就活の面接練習はいつからすべき?】最適な開始時期を解説!
たしかに面接本番の前日に練習すると、セリフを丸暗記しようとしがちですね…!
面接練習に関してその他よくある質問
この章では、ここまで解説しきれなかった面接練習に関する質問に回答していきます。
質問① 面接練習におすすめのアプリやサービスはありますか?
面接練習におすすめのアプリやサービスをまとめました。
個人的に自分が今就活生なら、以下のサービスを利用しますね。
【面接練習におすすめのサービスやアプリ】
- マイナビ「模擬面接シュミレーター」
(面接官からの質問が動画で流れるタイプの面接練習サービス) - ソクミー
(就活生同士で面接練習できるサービス) - ビズリーチ・キャンパス
(OB訪問特化アプリで高学歴者のみ利用可能で先輩に模擬面接を頼める)
その他、面接練習に使えるアプリをまとめた記事も別で書きました。
面接練習アプリが知りたいという方は、合わせて確認してみてくださいね!
» 【面接練習のおすすめアプリ10選】就活や受験に最適なのはこれ!
質問② 面接練習は誰に頼むべきですか?
面接練習は、「面接に場馴れする」という目的が重要なので、可能であれば社会人にお願いしたいところです。
また関係性もそこまで親しくない方が、実際の面接と近い雰囲気が出るのでおすすめです。
よって面接練習を頼む相手として、おすすめは上から順に下記のとおりですね。
- 就活エージェントやOB訪問相手
- 大学のキャリアセンター職員
- 社会人の先輩
- 友人
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
面接練習の回数について、どのサイトを見ても感覚的な数字が書かれているだけだったので、「目的を達成するための回数」という情報を伝えるためにこの記事を書きました。
面接練習の目的を設定せずに、ただやみくもに回数をこなすだけを避けることに、この記事が役立ったなら嬉しく思います。
これからも就活に関して、本質的に価値ある情報をこのホワイト企業ナビで発信していくので、気に入ってくれた方は今後も読んでもらえると嬉しいです!
【本記事の要点まとめ】
- 面接練習は何回やるべきという正解はない
- 面接練習は「何回やるか」ではなく、「ゴールを達成できるかどうか」が重要である
- 面接練習のゴール(行う目的)は「相手に伝わりやすい回答ができるようになるため」「頻出質問に対する回答を1度言語化しておくため」「面接に慣れるため」だと考えている
- 就活マン(筆者)は1問に対して15分を5回ほど面接練習して頻出質問に関して対策と自己理解を進めた